Date City Report since 2011.3.11
【第2段階】
平成23年7月1日~平成23年9月30日
市は放射能対策として、二つの大きな独
自策を打ち出す。
一つは、放射線量の高い住宅の表土を除
去すること。いわゆる「除染」である。
十分な放射線量測定器を確保して市内の
詳細な放射線量の把握を行うとともに、効
果的な除染方法を確立するために各種の除
染実証実験を開始した。
もう一つは、市民の健康不安を解消する
ための健康対策を行うことである。市内の
園児・児童・生徒約8,000人に対し積算線
量計を配付するなど市民の健康を考えた
様々な施策を開始した。
どちらもプロジェクトチームを発足させ
て専門家からの指導・助言を仰ぎながらの
スタートとなった。
平成23年6月7日1面
2 5 3 6 4
1 専門家の協力を 得て効果のある 除染方法を見つ けるぞ!
今、我々が実際に体の外か ら、中から浴びている被ば く量を調べ・伝えて、その 不安を解消するぞ!
しかし、『除染』っ て、一体何をど う行えばいいん だ!
しかし、こうしている間も 見えない放射能による健康 不安が市民の間で高まって いるぞ!
まずは地上に降 り積もった放射 能を取り除かな くてはならない ぞ!
放射能に汚染さ れた伊達市に住 む市民の健康を 守る「対策」を 講じるぞ!
見えない敵 放射能との闘い
ポ イ ン ト
第2章いのちを守れ◦109
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]平成23
7/1㊎
◦放射能対策の担当として市民生活部長に放射能対策政策監の併任辞令を発令 する◦市政アドバイザー(放射能対策)として、元原子力安全委員長代理の田中俊 一氏に委嘱状を交付する
7/2㊏
◦保原町富成小学校では、田中俊一アドバ イザー指導のもと、 土の法面、アスファ ルト、プールなどの 除染の実証実験を行 った(17日まで)。保 護者もボランティア として参加した(3 日まで)
7/4㊊
◦市は、月舘町月舘・相葭地区を対象とし た特定避難勧奨地点 に関する説明会を月 舘総合支所ふるさと ふれあいホールで開 催する
7/6㊌
◦市 政 ア ド バ イ ザ ー(健康管理)として、 福島医科大学放射線 医学講座教授の宍戸 文男氏に委嘱状を交 付する
7/8㊎
◦市は、東京電力に対し、福島第一原子力 発電所事故による経 済的な損害、市民の 安心安全確保のため の諸費用についての 補償を、迅速かつ確 実に対応することを 求める要望書を提出 する
◦政府の原子力災害現 地対策本部による特 定避難勧奨地点(霊 山町石田・坂ノ上、 八木平地区)に関す
る説明会が、りょうぜん紅彩館で開催される
◦県は、「ふくしまの子どもを守る緊急プロジェクト」推進会議を開催し、「ふ くしま」の子どもを守る緊急宣言を行う
平成23年7月4日20面
H23.7.8 東電副社長来庁
平成23年 7 月 1 日㊎ → 7 月 8 日㊎
Date City Report since 2011.3.11
平成23
7/8㊎
◦県は、震災により子どもたちの活動環境が制限さ れている中で、夏休み等に心身のリフレッシュを 図るため、県内で自然体験交流活動を行う各団体 主 催 の 事 業 に 対 して、宿泊費や交通費 等を補助する「ふく しまっ子夏の体験活 動応援補助事業」を 実施すると発表する
(9月30日まで)
7/9㊏
◦県は、南相馬市内の畜産農家が東京都に 出荷した肉牛11頭か ら食品衛生法上の暫 定規制値を超える放 射性セシウムが検出 され、8日に同市全 域で食肉用として飼 育している牛の出荷、 移動を自粛するよう 市や関係団体に要請 したと発表する
7/11㊊
第83回災害対策本部会議・7月8日現在の「特 定避難勧奨地点」意 向調査集計内容を発 表した(対象世帯113 世帯の内、避難希望 世帯76世帯、避難を 希望しない世帯24世 帯、未確認世帯13世 帯)
・放射能健康管理対策 プロジェクトチーム より、健康管理対策 の事業概要が発表さ れる
「放射能除染対策プロジェクトチーム」➡122頁へ
7/12㊋
◦コープふくしまは、NPO法人放射線安全フォーラムの協力を得て、県内の自 治体等が行う居住地域の除染活動を手伝う放射能除染ボランティアの募集を 始める7/14㊍
◦県は、先月下旬から今月7日にかけて行った環境放射線モニタリングの民有 林調査の結果を発表し、霊山町石田、下小国、月舘町月舘を含む比較的空間 線量率が高かった箇所について、1㎞メッシュに細分化しての再調査の実施 と、一般の方は不必要に森林内に立ち入らないよう注意を促す平成23年7月10日28面 平成23年7月9日26面
第2章いのちを守れ◦111
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]7/15㊎
◦市教育委員会は、学校給食について当分の間、保護者の希望により児童・生 徒に弁当を持たせることを認める◦原発事故に伴い損害を受けた関係団体及び地方自治体相互の連絡調整を図 り、損害の賠償等が迅速かつ十分に行われるようにするため、福島県原子力 損害対策協議会が設置され、本市も協議会会員となる
7/16㊏
◦江田五月環境相が伊達地方衛生処理組合を訪れ、放射性セシウムが付着した 可能性のある災害廃棄物(木質がれき)の焼却処分が同施設で可能であるとの 判断を示す◦富成小学校で、除染ボランティアも参加しての除染作業が行われる(17日ま で)。なお、細野豪志原発事故担当相も視察に訪れ、本市の先駆的な除染の 取り組み状況等について確認する
「除染ボランティア」➡126頁へ
7/18㊊
◦特定避難勧奨地点に設定され一時避難を希望した人を対象にした個別相談会 を霊山中央公民館で開催した7/19㊋
◦政府の原子力災害対策本部は、県内において飼養されている牛について、当 分の間、県外への移動(12月齢未満を除く)及びと畜場への出荷を差し控える よう県に指示する◦政府の原子力災害対策本部は、本市と本宮市で産出される施設栽培の原木シ イタケの出荷制限を県に指示する
◦プールの除染実証実験を実施し、水質の安全が確認された富成小学校でプー ル開きが行われた
7/21㊍
◦市は、行政区長や町内会長を対象とした「除染に関する学習会」(市政アド バイザーの田中俊一氏による放射線・除染に関する講演)を、霊山中央公民館、 梁川農村環境改善センター、月舘ふれあいホール(22日)、伊達福祉センター(22日)、保原市民センター(25日)で開催する
7/22㊎
◦特定避難勧奨地点に設定された下小国地区の民家3軒の除染実証実験を行う「除染実証実験」➡124頁へ
7/24㊐
◦県民健康管理調査検討委員会が県民健康管理調査の概要を発表し、事故発生 時、18歳以下だった子ども36万人に対し甲状腺検査を行うことなどを盛り込む7/25㊊
◦長野県東日本大震災支援県民本部主催の「信州サマーキャンプ」が長野市・ 千曲市・東御市・阿智村で開催され、伊達市の小学5,6年生が招待される 1期 7月25日~29日2期 8月1日~5日
「子どもリフレッシュ事業」➡130頁へ
7/26㊋
◦県は、今月15日から20日にかけて行った環境放射線モニタリング民有林(76 地点)の再調査の結果を発表し、森林内で毎時3.8μSvを超えた福島市・南相 馬市各1地点、伊達市10地点(保原町柱田1、霊山町下小国2・石田4、月 舘町月舘1・布川2)について、一般の方は不必要に森林内に立ち入らない よう注意を促す平成23年 7 月 8 日㊎ → 7 月 26 日㊋
Date City Report since 2011.3.11
平成23
7/26㊋
◦市は、筑波大学アイソトープ総合センターの末木啓介 准教授を講師に、積算線量計の配付に関する事前研修 会を開催する7/27㊌
◦原子力災害現地対策本部と県災害対策本部は、特定避 難勧奨地点のある霊山町石田地区、小国地区、月舘町 月舘・相葭地区内の宅地等(489地点)で、環境放射線 モニタリング詳細調査を実施する(29日まで)7/28㊍
◦小学生、中学生に対して積算線量計(ガラスバッジ)を 配付する(8月2日まで)7/29㊎
◦妊婦、乳幼児、未就学児に対して積算線 量計が配付する(30 日まで)
8/1㊊
◦幼稚園、保育園児に対して積算線量計を配付する
8/2㊋
◦県は、子どもたちが生活空間として過ごす時 間が多い通学路、公園等における放射性物質 による放射線量の低減を図るため、町内会、 PTA、ボランティア等により、側溝の清掃 や草刈りなどを行う場合、その活動を支援す る「線量低減化活動支援事業」を始める「線量低減化事業」➡128頁へ
8/3㊌
◦県災害対策本部は、保原 町高成田地区、富沢地区、 柱田地区で、自動車走行 サーベイによるモニタリ ング調査を行う平成
23年 7月 29日 26面平成 23年 7月 27日 19面
H23.8.6 勇気もらった勝 利。夏の甲子園1回戦 聖光 学院高校(阪神甲子園球場) 写真提供:福島民報社
H23.7.29 全国に伊達市の元気を発信。夏季巡回 ラジオ体操・みんなの体操会(梁川中学校体育館)
第2章いのちを守れ◦113
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]8/9㊋
第91回災害対策本部会議・特定避難勧奨地点の設 定世帯で市内に一時避難 し、1学期に在籍してい た小中学校(幼稚園)に引 き続き通う児童、生徒(園 児)に対し、通学(タクシ ー等)の支援を2学期か ら開始することとした
「通学支援」➡99頁へ
8/14㊐
◦原子力災害現地対策本部 と県災害対策本部は、保 原町高成田・富沢・柱田 地区(491地点)で、環境 放射線モニタリング詳細 調 査 を 実 施 す る(15日、 16日、23日)8/19㊎
◦第1回伊達市詳細環境放射線量測定 を行う(21日まで)8/24㊌
◦環境省、日本原子力研究開発機構(JAEA)、政府の原子力災害対策本 部の職員で構成する「除染推進チー ム」が福島市に発足する。チームは、 市町村の除染計画策定の支援、除染 モデル事業の企画・実施、高線量 地域の除染実施計画策定の3点を柱 に、県内の除染に取り組む
◦県は、平成23年産米の放射性物質の 検査及び稲わらの取り扱いについ て、県内約10万戸の全稲作農家へ直 接チラシを郵送して周知する
「コメ(H23年度)」➡168頁へ
8/25㊍
◦政府の原子力災害対策本部は、福島、 岩手、栃木県全域の肉牛について、県外への移動及びと畜場への出荷制限を一部 解除する
◦飯舘村からの要請に基づき、川俣町に避難している飯舘村小中学校の給食事 業について、保原給食センターでの調理受託が始まる(平成25年5月に福島 市飯野町に仮設の学校給食センターが完成するまで)
8/26㊎
◦国は、県、市町村、地域住民と連携しつつ、迅速かつ効果的な除染を推進す るため、今後2年間に目指すべき当面の目標、作業方針について取りまとめ た「除染に関する緊急実施基本方針」を示す「国の除染実施方針」➡122頁へ
平成23年8月25日3面 H23.8.8 「福島の子どもたちとともに」川崎市民の 会の支援で実現した『川崎サマースクール』(写真 提供:「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会)
平成23年 7 月 26 日㊋ → 8 月 26 日㊎
Date City Report since 2011.3.11
平成23
8/27㊏
◦菅直人首相が佐藤雄平知事との会談で、放射 性廃棄物の中間貯蔵施設を県内に設置した いとの意向を表明する8/28㊐
◦市は、これまでの実証実験の報告、9月から 実施する特定避難勧奨地点に設定された住 宅の除染作業内容と、廃棄物の仮置きについ て理解・協力を得るための説明会を、霊山町 小国地区を対象に開く8/29㊊
◦県は、「警戒区域」「計画的避難区域」及び「緊 急時避難準備区域」等の農用地土壌における 放射性物資の測定結果(6月23日~8月5日 測定分)を発表し、本市では測定地点となっ た特定避難勧奨地点周辺の11カ所のうち、霊山町 下小国地区の畑で最大 8,468Bq/ ㎏ が 検 出 さ れ たが、調査圃場で栽培さ れた農産物については、 検出限界値未満か暫定規 制値を大幅に下回ったこ とが分かる
8/30㊋
◦「平成23年3月11日に発 生した東北地方太平洋沖 地震に伴う原子力発電所 の事故により放出された 放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」 が成立する
◦市在住の妊婦及び0歳児から中学 生へのガラスバッジについて、1 回目の回収(測定期間:8月の1 カ月間)と、2回目の配付(測定期 間:9月から11月までの3カ月間) を行う。また、特定避難勧奨地点 対象者1,439人への配付(測定期間: 9月から11月までの3カ月間)も 行う
平成23年 8月24日3面
平成
23年 8月 28日 1面 H23.8.28 ももの里マラソン大会
第2章いのちを守れ◦115
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]8/31㊌
◦市は、霊山町下小国地区で農地 の除染実証実験を行う「果樹(農地)除染」➡174頁へ
9/3㊏
◦伊達東グラウンドにある飯舘村 民126戸の仮設 住宅において、 本市・飯舘村・筑波大・筑波大 付属病院などは連携して、仮設 住宅で慣れない避難生活を送る 避難住民を健康面でサポートす る「仮設住宅健康づくり支援プ ロジェクト事業」をスタートさ せる9/6㊋
◦政府の原子力災害対策本部は、 マツタケなどの菌根性のキノコ 類のうち野生のものについて、棚 倉町には摂取・出荷制限、古殿 町には出荷制限を県に指示する9/12㊊
◦県は、県民健康管理調査の先行 実施地域である「川俣町(山木屋地区)、浪江町及び飯舘村」の住民3,373人を対 象に実施(6月27日~8月31日)したホールボデ ィカウンターによる内部被ばく検査の結果につい て、全員が健康に影響が及ぶ数値ではなかったと 発表する
9/14㊌
◦政府の原子力災害現地対策本部と県災害対策本部 は、保原町富成、柱沢両地区の放射線量の詳細調 査結果について、富成地区の富沢の2地点で特定 避難勧奨地点設定の目安となる高さ1m地点で毎時 3.0μSv以上だったと発表する9/15㊍
◦県教育委員会は、今月末までとしていた「ふくしまっ子体験活動応援事業」 の実施期間を来年3月末まで延長すると発表する。また、新たにこれまでの 子ども会やスポーツ少年団などが企画する野外体験活動やスポーツ交流イベ ントなどへの支援に加えて、「移動教室・体験活動応援補助事業」として、 県内の小中学校等が取り組む総合学習や学校行事も補助の対象とする◦政府の原子力災害対策本部は、棚倉町、古殿町を対象としていた野生キノコ の出荷停止を、本市を含む県内43市町村に拡大する
9/20㊋
◦政府の原子力災害対策本部は、本市と南相馬市のクリから、食品衛生法上の暫 定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、県に出荷制限を指示する9/23㊎
◦県は、収穫前のコメの予備調査で、二本松市のコメから食品衛生法上の暫定 規制値と同じ500Bq/㎏の放射性セシウムが検出されたと発表する平成23年8月30日22面
平成23年9月15日30面
平成23年 8 月 27 日㊏ → 9 月 23 日㊎
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since 2011.3.11
市内の環境放射線量、詳細に測定
原発事故発生当初、伊達市には放射線量測定 器がなく、平成23年3月17日に福島県が保原本 庁舎を測定地点として放射線量測定を初めて 行った。数値は毎時7.35μSvを確認した。 その後、3月24日に県より放射線量測定器の 貸与を受け、市職員による市内の放射線量測定 が始まり、災害対策号、市ホームページを通し て市民に周知してきた。
23年7月16日からは、市職員が行ってきた放 射線量測定を現在の「NPO法人環境ワーキン ググループ伊達」に委託するとともに、県の緊 急雇用事業「絆づくり応援事業」を活用して、 2人のスタッフを新たに配置し、観測地点を増 やして市内各地の詳細なモニタリング調査を行 うなど測定体制を強化していった。
そして、今後の除染計画や健康管理計画を策 定するにあたって、市全体の放射線量を把握す るため、23年8月19日から3日間かけて市全域 を対象にした放射線量の一斉測定を行い、「伊
達市一斉放射線量測定マップ」を作成した。 市全域の放射線量の一斉測定は、これまでに 約4カ月おきに実施され、放射能対策の基本と なる放射線量の把握に努めている。
平成24年10月からは、市内の町内会集会所など 市民の身近な施設281カ所についても、1週間に 1回の割合で放射線量の測定を行っている
環境ワーキンググループ伊達 による放射線量の測定
「環境放射線量測定値」➡300頁へ
第2章いのちを守れ◦117
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]※福島県ホームページより引用
放射能測定については、福島県も、23年4 月からこれまでに6回にわたって、県内の広 域的な線量率の分布状況を示す「県環境放射 線モニタリング・メッシュ調査」を実施する など、県内各施設の環境放射線モニタリング 調査を継続的に行っている。
調査期間
測定地点数(割合)
平均値 μSv/h 0.1μSv/h
未満 0.1〜0.2μSv/h 0.2〜1.0μSv/h 1.0μSv/h以上 合計 第1回調査
(H23.4.12〜16) (4.0%)71 (15.2%)270 (58.5%)1,042 (22.3%)396 1,779 0.67 第6回調査
(H25.5.13〜6.5) (15.5%)425 (50.7%)1,393 (33.1%)909 (0.7%)20 2,747 0.21
福島県放射能測定マップ
福島県放射能測定マップ
第1回
第6回
伊達市一斉放射線量測定マップ
1000 1000
1 50 000
2000 3000 4000m
500 0
1
1
11
1
1
1
1
1
1
1
1
1
伊達市一斉放射線量測定マップ
(平成 23 年 8 月 19 日〜 21 日実施)
〔作成:平成 23 年 9 月〕
問い合わせ先:伊達市災害対策本部 環境防災課(024-575-1003)
伊達市では、平成 23 年 8 月 19 日〜 21 日に、市内全域の放 射線量を測定しました。測定の結果、南西部及び南東部の中山間 地で比較的線量が高く、北東部では低い傾向にあります。 今回作成した線量マップは、今後の除染対策健康管理対策の基 礎資料と管理指標として使用し、年 3 回程度同様の調査を実施し ます。
■調査地点数 734 地点
■測定に用いた機種 簡易環境放射線モニタ PA-1000 Radi (ホリバ社製)
■測定方法及び地図への表記
市域を 1km メッシュ(市街地は 500m メッシュ)に分け、 メッシュごとに 2 地点を選定・測定し、高い方の値を採用。 主に道路路肩の地表から 1 mの高さで測定した。
※ 今 回 測 定 の 最 高 値 は、6.15 μ Sv/h( 飯 舘 村 境 ) 最 低 値 は 0.26 μ Sv/h(梁川町白根)です。
※ 全体的には線量が低減傾向にありますが、地形や降雨の影響に より増加する箇所がみられます。
※ コンクリートやアスファルトの上では線量が低く、田畑、山林、 草地など土壌のところは高い傾向にあります。
/ 11
1 /
1 1 / 1
1 / 1
/ 1
/ 1
/ 1
/ 1
〔凡例と測定高さ 1m の測定値分布〕 N
S
第1回 平成23年8月19日〜21日実施
第2回 平成23年12月9日〜11日
市 全 体(265.10 ㎢) を、1㎞メッシュ(市 街地については500m メッシュ)に区分し た700ヵ所以上の定点 について測定を行い、 その結果をマップに 作成して各家庭に配 布している。
第3回 平成24年3月23日〜25日
第4回 平成24年7月26日〜28日
第2章いのちを守れ◦119
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]第9回 平成26年3月11日〜15日
第8回 平成25年11月13日〜15日 第5回
平成24年11月7日〜9日
第6回 平成25年3月13日〜15日
第7回 平成25年7月3日〜5日
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放射線量測定器、モニタリングポスト設置
原発事故による放射性物質の拡散を受けて、 市民からは「自分の家も放射線量測定を行って ほしい」「測定機器はどこで買えるのか」といっ た問い合わせが数多く寄せられた。しかし、「測 定機器がほしい」という需要に応えられる供給 数は全く無く、個人はもちろん、市町村も入手 できない状況であった。
測定機器の不足によって、住民が地域の正確 な放射線量を知ることができなかったため、放 射能に対する住民の不安や不信感がますます広 がっていた。
原発事故直後、直ちに発注した測定機器が伊 達市に入ってきたのは、事故から約3カ月後の 平成23年6月2日であった。この時、簡易測定 器17台が納入され、早速、各総合支所に配置し、 6月6日より町内会、婦人会などの市民団体に 貸し出しし、地域の放射線量の測定が開始され た。
翌月には、放射線量測定器8台と簡易測定器 70台が納入され、部署ごとに管轄する学校、幼 稚園・保育所、公園、文化、観光施設等の放射
線測定が始まった。
24年3月には、市民自らが身近な生活環境の 放射線量を把握できるように携帯型放射線量測 定器「DOSEe」を町内会に貸与した。
平成24年6月21日に、ライオンズクラブ国際協 会332-D地区ガバナーから、ソーラー発電放射 線モニタリングシステム(放射線量を24時間測定 して電光表示する装置)6台が寄贈され、阿武隈 急行梁川駅、保原駅、JR東北本線伊達駅前公園、 やながわ希望の森公園・産業伝承館、伊達福祉 センター、霊山総合福祉センターに設置された
(写真の測定値は、設置当時のもの)
放射線量測定公開システム
平成23年6月3日に、アルファ通信から放射線量 測定公開システム「安心生活」が無償貸与され、 保原本庁舎玄関前に設置された。これに合わせ て、伊達市の放射線量がテレビのテロップに流れ る(写真の測定値は、設置当時のもの)
第2章いのちを守れ◦121
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階] リアルタイム線量測定システム文科省は、子どもが活動する施設の線量を把握するため、県 内の学校や公園等にリアルタイム線量測定システム2,700台
(伊達市には88台)を設置し、平成24年2月より、空間線量率 の平均値、トレンドグラフをホームページで公開している
可搬型モニタリングポスト
文科省は、可搬型モニタリングポストを県内全市町村 に545台(伊達市は15台)設置した。10分ごとの空間放射 線量率、月ごとの積算線量を自動で測定し、その結果 を平成24年4月2日からホームページで公開している URL http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/
※リアルタイム線量測定システムと同じ地図上で表示 されている
市で購入した可搬型の放射線量測定器
測 定 機 器
周囲の1時間あたりの放射線量と積算放射線 量の両方を測定することが可能である
測定機器名 Naiシンチレーション式
サーベイメータ(TCS-172B) 環境放射線モニタPA-1000Radi
(ラディ) 高機能積算線量計ドーズ・イー
(DOSEe)
販 売 会 社 日立アロカメディカル 堀場製作所 富士電機
測 定 線 種 γ(ガンマ)線 γ(ガンマ)線 γ(ガンマ)線およびX(エックス)線 検 出 器 φ25.4×25.4㎜NaI(Tl)
シンチレーション検出器 固体シンチレータ<CsI(Tl)> シリコン半導体検出器
測定範囲 線量率 バックグラウンド~30μSv/h 0.001~9.999μSv/h 0.01~999.9μSv/h
積算線量 - - 0.001~99.99mSv
特 徴
ガンマ線やエックス線と反応し て微弱な光を発する物質(シンチ レータ)を使って、放射線のエネ ルギーや線量を測定する。シンチ レータの種類によって、NaI(ヨ ウ化ナトリウム)式、Csl(ヨウ化 セシウム)式などがある。国や自 治体が行う空間放射線量モニタリ ング調査で一般的に使用された。
検出器に固体シンチレータ(CsI) を搭載し、ガンマ線を簡単に精度 よく測定できるハンディタイプの 測定器。
各種団体への貸し出し用、及び学 校施設測定用として、平成23年夏 までに集中的に整備した。
高感度ガンマ線センサを内蔵し、 積算放射線量と放射線量率を同時 に測定できるハンディタイプの線 量計。
現在、各町内会へ貸与している。
「環境放射線量測定器設置箇所」➡298頁へ
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伊達市除染計画(平成23〜27年度分)
項 目 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度
4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月 特定避難勧奨地点等の除染
それ以外の民家の除染 通学路・公園等の除染
(県補助金対象) 公共施設等・その他の除染 農地(水田・畑・牧草) 森林
除去土壌等の仮置き場
随時
実証試験等を含む 実証試験等を含む
用地交渉・調査・建設 中 間 貯 蔵 施 設
放射能除染対策プロジェクトチーム発足
市は、平成23 年 6 月27日 に
「放射能除染対 策プロジェクト チーム」を設置 し、7月1日に
市政アドバイザー(放射能対策)として、元原 子力安全委員長の田中俊一氏を委嘱した。 そして、7月11日に開催された第83回災害対 策本部会議において、今後の放射能除染対策事 業の概要を示した。
基本的な方針は、市内全域の除染を行うとし、 宅地・住居の除染を最優先にする。今後、市除 染計画を策定するとともに、計画を実行するに あたって各総合支所単位で行政区長、町内会長 を対象にした説明会等を開催し、除染作業の内 容、除染で出る廃棄物の処分等について住民の 理解・コンセンサスを得ていくとした。
第94回災害対策本部会議では、市の除染実施 計画書(第1版)についての説明があった。 市としては、国・県の対応を待たずに、いち 早く計画の骨子を固め「伊達市除染計画(第1 版)」の案を策定。その後、8月30日に「放射
性物質汚染対処特措法」が成立し、この特措法 に基づき国が当面の目標を定めた「除染に関す る緊急実施基本方針」を出す予定であるので、 この方針に沿って市の計画を修正したうえで正 式に策定するとした。
その内容は、①現存被ばく状況にある本市と しては、当面の追加被ばく線量を年間積算5 mSv(毎時1μSv)以下にすること、長期的に は1mSv以下にすることを目標とする。②線 量が高い地域の住宅周辺・生活圏から優先的に 除染を行う。③除染によって出る放射性廃棄物 については、地域内へ仮置き場を設置し、将来 的には市が管理型の仮置き場を設置する─ な どである。
特に、年間積算20mSvを超える恐れがある として設定された特定避難勧奨地点のある地区 を最優先とし、業者委託(請負)方式による除 染作業を実施することとした。
政府の原子力災害対策本部は、23年8月26日、 県、市町村、地域住民と連携しつつ、迅速かつ 効果的な除染を推進するため、今後2年間に目 指すべき当面の目標、作業方針について取りま とめた「除染に関する緊急実施基本方針」を示 す。推定年間被ばく線量が20mSvを超えてい
市が事業概要を発表
伊達市除染実施計画を策定
国が「除染に関する緊急実施
基本方針」を提示
第2章いのちを守れ◦123
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]る地域(警戒区域及び計画的避難区域)につい ては、線量が高く住民が避難していることから、 国が主体的に除染を実施して推定年間被ばく線 量が20mSvを下回ることを目指す。
推定年間被ばく線量が20mSvを下回ってい る地域については、区域内に住民が居住してい るため、住民の協力を得つつ市町村において地 域の実情に合った除染計画を作成し、その計画 に基づき国がバックアップする形の除染を実施 して推定年間被ばく線量を1mSvに近づける ことを目指す。特に、子どもの生活圏(学校、 公園等)における徹底的な除染を優先し、子ど もの推定年間被ばく線量が1日も早く1mSv に近づき、さらにそれを下回ることを目指す。 8月30日には、この基本方針に基づく「放射 性物質汚染対処特措法」が成立し、国が除染を 実施する「除染特別地域」における取り組みの ほか、市町村等が除染を実施する「汚染状況重 点調査地域」が指定されることとなった。
なお、この基本方針の中で、除染によって出 る放射性廃棄物については、「当面の間は、市 町村またはコミュニティ毎に仮置き場を持つこ とが現実的」として、長期的な管理が必要な処 分場の確保やその安全性の確保については、国 が今後責任を持って行うとされた。8月27日、 菅首相は佐藤知事に、放射性廃棄物を適切に管 理・保管する「中間貯蔵施設」を県内に設置し たいとする意向を明らかにした。
10月29日には、環境省が、中間貯蔵施設の概 要を発表し、今後3年程度を目標に県内に整備 し、放射性廃棄物は貯蔵開始から30年以内に県 外で最終処分する。そして、中間貯蔵施設の設 置場所は平成24年度内に決定し、その完成まで の3年程度は、市町村や地域ごとに仮置き場を 設けて保管するとした。
国、中間貯蔵施設の概要を示す
震災・原発に負けずに戦い抜く
市 長 メ ッ セ ー ジ
平成23年 8月 18日発行
市民の健康を守るため除染は出来るだけ早 期に行うべきとの観点から、国等の対応を待 たず、伊達市として独自に対応せざるを得な いと判断したところです。
市の基本的考え方は、放射能の心配が無い 元の安心して住める故郷に戻すことであり、 したがって市内全域の除染に取り組むべきと 考えておりますが、山林等も含めると伊達市 も相当広範囲であり、とても一気にはできま せん。そのため、除染に当たっては市職員お よび市民総参加はもちろんとしても、専門業 者の育成、請負体制整備によって取り組んで 行く必要があると考えています。今後、田中 先生の指導により、除染経験の豊富な専門業 者を軸に除染工事の仕様書を作成、市内の土 木業者等でも作業ができる体制を構築し、除 染のスピードアップを図っていく計画でおり ます。
市全体の除染は相当の年月を要するものと
想定されることから、除染を進めるに当たっ ては、ホットスポットがある地域など、放射 線量の高い地域から順次、取り組むことを基 本として、まずは生活拠点である住宅地域を、 並行して来年の作付けに備え農地についても 取り組みます。
住宅の除染は1軒1軒状況が違うことか ら、住民の皆さんには、自宅の除染について 出来ることは自ら取り組む姿勢を持って頂く と共に、高齢者のみの世帯や屋根の除染など の危険を伴う作業、専門的知識を必要とする などの点から、基本的には業者による除染を 計画していきます。
一方、除染を行えば、必ず放射性物質を含 む廃棄物が出ます。現在、最終的な処分の目 途が立っていませんので、敷地内や地域内で の仮置き場所の確保をお願いせざるを得ませ ん。この点、ご理解とご協力を強くお願いし ます。 〈だて市政だより災害対策号・第23号より抜粋〉
Date City Report
since 2011.3.11 霊山町下小国地区の除染実証実験
平成23年7月22日
金〜24日
日❶屋根の除染
屋根は、夕立や台風などの強い雨で叩かれた ため、放射性物質は洗い流されている。今回は、 実証実験として高圧水洗浄を実施した(写真1)
❹庭の除染
( コ ン ク リ ー
トの場合)
コンクリート やアスファルト で舗装されてい る場合は、ショッ トブラストや 電 気カンナという 特殊な機械で表 面約1㎜を削り
取る(写真6・7)
❺庭の植え込みの処理
庭の植え込みの下の土も丁寧に約1㎝削り取る。置 石にコケが生えている場合は、小さな草削りで丁寧に 削り取る。庭木は、葉に放射性物質が付着しているので、 できるだけ深めに刈り込む(写真8)
❼雨どい下
雨どいから直接庭に雨水が流れている箇所は、雨 水が深く染み込んでいるため、周囲の放射線量より 線量が高くなる。雨どいの流出口から、約60㎝×60㎝
×60㎝の範囲を取り除く(写真10)
❽住宅周辺も
生け垣は、葉に放射性物質が付着しているので、でき るだけ深く刈り込む(写真11)。道路脇の草や土を丁寧に 取り除く。側溝は、堆積物(土や落ち葉など)を丁寧に 取り除く(写真12)。高圧洗浄機があれば、水はねに注意 しながら、洗い流す
❷雨どいの泥等を取り除く
雨どいには、泥や落ち葉がたまっている場合があ り、これらに屋根から洗い流された放射性物質が固 着し放射線量が高くなっている。これらの堆積物を 丁寧に取り除きビニール袋に入れる(写真2・3)
雨どいから庭に流れる箇所
生け垣の刈り込み
道路脇の清掃 屋根からセシウム
が移動してっから 線量が高いんだよ
ない 電気カンナ
ショットブラスト
6
7
縻
縵
縹 庭の植え込みの処理
8 雨どいの清掃 1階/2階
2 3
屋根洗浄
1
第2章いのちを守れ◦125
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]除染の目標 ❶
年間被ばく線量 5mSv以下(空間線 量率0.99μSv/h)
除染の仕方 ❷
セシウムを物理的に除去
実施体制 ❸
市プロジェクトチーム、(独)日本原 子力研究開発機構、民間業者、市民、 ボランティア
除染の優先順位 ❹
宅地・住居・学校などの 公共建物、農地など
山林
➡
除染の手順 ❺
雨どいの清掃 屋根洗浄 庭の表層はぎ取り
➡
庭の植え込みの処理 裏庭の表土はぎ取り 雨どいから直接流れる箇所の処理
➡
住宅周辺の処理 一時仮置き場
※手順は状況によって変わる
一時仮置き場への保管 ❻
作業で発生した放射性廃棄物(土・ 草・落ち葉など)はすべて、厚手のビ ニール袋に入れ、住宅の敷地内や地域 で決めた「一時仮置き場」で保管。仮 置き場は、ブルーシートで覆い、きれ いな土を入れた土のう袋で周りを囲 い、放射線を遮へいするなど、周囲へ の影響が小さくなるよう配慮する
❻裏庭の表土はぎ取り
住宅の裏庭、両脇も同様に行う。草が生えている 場合は、表層から約1㎝程度の深さで土ごと削り取 る。根が少し残っても大丈夫なので、深くなりすぎ ないように注意が必要。草の根についた土は、ふる い落とさず草と一緒に袋に入れる(写真9)
❾一時仮置き場へ
❸庭の除染(土の場合)
庭が土の場合は、表層を約1㎝削り取る。写真4は、 砕石が敷き詰められていたことから、約5㎝程度除 去した。放射線量が下がらない場合は重機などでよ り深くはぎ取る(写真5)
除染結果
(μSv/h) 地 点 除染前 除染後 玄 関 前 3.24 0.79 庭 先 10.40 2.96 自 宅 裏 2.59 0.70 2階寝室 1.27 0.98 裏庭の表土はぎ取り
一時仮置き
庭の表層はぎ取り
重機ではぎ取り
重機使うのは、 業者さんでねっ かでぎねーない
9 4
5
Date City Report
since 2011.3.11
広大な地域の除染作業には、専門的な知見と 合わせて、多くの人員が必要とされる。週末を 中心に県内外から除染ボランティアが本市を訪 れ、除染作業にあたった。
除染ボランティアの活動は、平成23年7月16 日、17日に富成小学校で行われた除染作業が最 初だった。市政アドバイザーの田中俊一氏の発 案で、NPO法人放射線安全フォーラムなどに 所属する専門家の協力のもと、コープふくしま が窓口となって募集した除染ボランティア68人 が参加した。
以後、23年度は、5地区で延べ475人のボラ ンティアが参加し、民家などの除染にあたった。 なお、除染ボランティアには作業を通して、市 の放射能汚染の実態を体験・理解してもらうとと もに、それぞれが情報発信することで風評被害
の払拭に繋げてもらうことも目的としている。
県は、放射線に関する専門知識を持つ除染専 門ボランティアの参画を促進して、町内会や事 業者が行う地域での局所的除染を効率的・効果 的に進めるため、23年10月に、コープふくしま を事務局として、除染専門ボランティア派遣制 度を創設した。
◇ ◇ サポート内容
1.除染開始前に、作業者に対して除染作業に あたっての注意事項等の説明
2.除染作業現場における線量測定及び除染作 業の指導
3.放射線量測定器の使い方の指導
4.その他、放射性物質に係る質問への対応等
除染ボランティアの最初の活動と なった、平成23年7月16日に行わ れた富成小学校の除染作業
除染専門ボランティア派遣制度の創設
除染ボランティア
除染ボランティア実施一覧
実施日 H23 H24 H25 計
7.16 7.17 7.23 7.24 10.16 10.29 10.30 11.12 11.13 11.26 11.27 5.13 11.10 13回
場 所 富成小学校 霊山町下小国
(松ノ口地区) 長岡地区伊達町 (松ノ口地区)霊山町下小国 霊山町下小国(稲場地区) (相葭地区)月舘町月舘 富成小学校 (小蓋地区)保原町 対 象 校庭脇法面、
裏庭 民家 商店街歩道 民家 民家 民家 校庭脇法面、プール他 集会所 23戸 参加人数 32人 36人 13人 12人 60人 46人 64人 79人 74人 33人 26人 110人 49人 634人
第2章いのちを守れ◦127
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]派遣
県 ー 椓
除染専門ボランティア
学 験 、 係
約100人
町内会・ 事業者等
(市町村)
❷派遣希望
❺協議
除染作業の実施
❷派遣要請
❹派遣通知
「 AEA」 「日 原 機 」の
❸人選依頼
❶登録
ふくしまコープ
放射線 関 楿 日 原 機 ( AEA)
学
原 の 等
ラン ィ
通 等の
町 会等 楿 ラン ィ の 間
除染 実施
町 会 市 町 村 通 県 民間 等 その他 楯 県 楔
楿 ラン ィ の 除染
実施 の ラン ィ の 能
ー 県 の
楿 ラン ィ へ 参加 町 会等へ の 定 通
県 市町村等 の 楔
ー へ人榛
伊達・長岡地区(平成23年10月16日)
霊山町下小国・稲葉地区
(平成23年11月12~13日) 月舘町月舘・相葭地区
(平成23年11月26~27日)
Date City Report
since 2011.3.11
地域の線量低減化活動を支援
県は、線量低減化活動支援事業として、子ど もたちが生活空間として過ごす時間が多い通学 路や公園等における放射性物質による放射線量 の低減を図るため、町内会、PTA、ボランティ ア等が、側溝の清掃や草刈りなどを行う場合、 その活動に係る経費(上限50万円)等を助成し、 地域ぐるみの除染体制の確立を図った。
また、平成23年7月には、学校及び通学路な どの身近な生活空間において放射性物資による 汚染の除去のための活動を行う際に必要な事項
等を定めた手引き(第1版)を作成した。(23年 10月には、一般住宅の除染内容を追加した第2 版を作成)
市は、本事業を活用し、23年度に市内の69団 体が、24年度は28団体が地域の放射線量低減化 活動に取り組んだ。24年度は、新規実施団体に 50万円、前年度から継続実施団体に25万円、高 所作業を委託する場合は別途10万円を限度に補 助金が交付された。
本事業は、除染作業で出る放射性廃棄物の 一時保管場所を確保することなどが条件と されたが多くの団体が取り組んだ(霊山町 大石・田代地区)写真提供:大石南方部
霊山町大石・院主地区(平成24年度)写真提供:大石南方部 梁川町・内町町内会(平成23年度)写真提供:内町町内会
第2章いのちを守れ◦129
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階]放射能健康管理対策プロジェクトチーム発足
福島第一原発事故により 放射性物質が飛散し、伊達 市も、市内の一部地域の外 部被ばく線量が年間20mSv を超えると推定され特定避 難勧奨地点の設定を受ける など、市民に放射能による 健康被害への不安が広がっていることを受け て、市は対策を打ち出した。
平成23年6月27日、放射能健康管理対策プロ ジェクトチームを設置し、7月6日、市政アド バイザー(健康管理)として、福島医科大学放 射線医学講座教授の宍戸文男氏を委嘱した。
そして、7月11日に開催された第83回災害対 策本部会議において、今後の放射能健康管理対 策事業の概要を示した。
その内容は、市在住の妊婦及び0歳児から中 学生までの8,614人に対し積算線量計(ガラス バッジ)を配付して、日常生活で受ける放射線 量を約1カ月間測定してもらう。9月からは、 8月の配付対象者に加えて特定避難勧奨地点が ある地区に居住する1,439人の住民に対しても、 積算線量計を配付して、日常生活で受ける放射 線量を約3カ月間測定してもらう。
どちらの場合も、測定結果を早急に対象者へ 報告し、放射能に対する不安解消を早期に図る とともに、今後の健康管理に繋げていくため、 測定結果の分析管理について市政アドバイザー の宍戸文男氏、筑波大学に協力を依頼し、分析・ 活用・管理方法などのマニュアルを作成する。 その他、今後、実施される県民健康管理調査 との整合性を図りながら、甲状腺のエコー検査、 ホールボディカウンターによる内部被ばく検査 などの市独自の健康診査を検討していくという ものであった。
そして、7月下旬から、子どもたちへガラス バッジの配付が始まった。
宍戸文男氏
子どもらに積算線量計配付
ガラスバッジの配付(保原保健センター)
市の健康管理対策について
市長メッセージ 平成
23年 8月 4日発行
市では放射能健康管理対策として、7月27 日から8月2日にかけて妊婦や0歳から中学 生までの対象者8,614人に対し、放射線積算 線量計を配付しました。これは、積算線量計 を身に付け、正確な測定結果を確認すること により、不安の解消や今後の健康管理に役立 てるものです。
また、福島県では8月から全県民を対象に、 県民健康管理調査を30年間にわたって行いま す。甲状腺検査については、震災時0歳から
18歳の全県民を対象に10月から超音波による 検査を実施することになります。
市では、今回実施される県民健康管理調査 の内容等を精査し、市民に必要とされる健康 診断等について考えてまいります。また、子 どもたちへの心のケア対策や放射能を正しく 理解する講座、健康を維持し免疫力を高める ための食事法や、放射能対策に有効な食生活 に関する講座等も開催する予定です。
〈だて市政だより災害対策号・第21号より抜粋〉
Date City Report
since 2011.3.11
子どもたちに
笑顔が戻った
原発事故以来、放射能の心配から子どもたち は屋外での活動が制限され、登下校時も帽子・ 長袖・マスクを着用するなど、日常生活の中で、 子どもたちにはストレスがたまっていた。 そうしたことから、夏休みに、放射線の心配の ない地域の野外で思いっきり遊ばせたいという 声が保護者などからあり、市として対策を模索 していた。
平成23年夏、伊達市の子どもたちを招く計画 が長野県、さらには、福島県では「会津高原サ マーキャンプ」等も計画され、市としてこれら の計画に取り組む一方、長野県南牧村、南牧村 商工会、東京都大田区の支援を受け、独自に「星 空観察サマーキャンプ」を実施した。
また、「福島の子どもたちとともに」川崎市 民の会の支援をいただき、5歳から小学6年生 までの子どもとその保護者が川崎サマースクー ルに参加した。
市長が、東京都大田区、長野県、長野県南佐久郡南牧 村等を直接訪問して、放射能の影響の少ない地区での サマースクールの受け入れの協力依頼を行った(長野 県庁へ阿部守一知事を訪問 平成23年7月8日)写真 提供:長野県
星空観察サマーキャンプ
(8月2日〜20日の期間で2期実施)
長野県南牧村にある東京都大田区が所有する野辺山 学園を無償利用させていただき、南牧村の支援を受 けて伊達市が主催したキャンプ。牧場体験や天文台 見学等の体験活動を行い、小学1年〜4年生を含む 保護者等309人が参加した
「子どもリフレッシュ事業」➡297頁へ
第2章いのちを守れ◦131
見えない敵放射能との闘い [第
攻 め
2段階] 信州サマーキャンプ(7月25日〜8月5日の期間で2期実施)長野県東日本大震災支援県民本部が主催したキャンプ。各自治体や青年 会議所、商工会、社会福祉協議会等の支援を受けて、様々な野外体験活 動を行った。3市1村に伊達市の小学5・6年生437人が招待された
信州の高原でリフレッシュ(7月25日〜8月20日の期間で3期実施) 長野県南牧村の旅館等に宿泊し、商工会等の支援を受 けて、牧場体験や天文台見学等の体験活動を行った。 3歳から5歳の子どもとその保護者81人が参加した
会津高原サマーキャンプ(8月7日〜16日の期間で3期実施) ふくしまっ子夏の体験活動応援補助事業を活用して、南会津 町会津高原で、そば打ち体験や岩魚つかみ取り体験、渓流下 りなどを行い、小学1~6年生と保護者等249人が参加した
会津の夏リフレッシュ(8月17日〜19日) ふくしまっ子夏の体験活動応援補助事業を活用して、霊山町 小国・石田地区の小学生以下の児童とその保護者を対象に、 会津の自然や文化に触れる体験活動を行い、19人が参加した
伊達市の子どもたちにリフレッシュを
市 長 メ ッ セ ー ジ
平成23年 7月 14日発行
福島第一原発の事故による放射能の影響 で、現在、伊達市では4地区について「特定 避難勧奨地点」の設定に至っております。こ うした中で、4地区に限らず子どもを持つ親 の放射能に対する恐れは大きく、子ども達を 外で遊ばすことに不安があり、子どもを外出 させない傾向にあります。子ども達は屋外で 思いっきり遊ぶことができず、心身のストレ スが懸念されています。そのため、保護者の 皆さんから、せめてこの夏休み期間中ぐらい は放射能の影響の少ない地区で自然活動や交 流活動等を行うサマースクールに参加させ、 心身ともにリラックスさせてやりたいという 声があがっておりました。
このことについて、伊達市としても何とか 対応したいと考えておりましたところ、神奈 川県川崎市や長野県から支援の話がありまし たのでそのご厚意を受けることにし、過日御 礼かたがた、あつかましくも受け入れの更な る拡大のお願いに伺いました。東京都大田区 長、長野県南佐久郡南牧村長、同商工会長、 そして長野県知事にもお会いしました。長野 県は東日本大震災支援県民本部まで設置して 支援体制を組んでおり、知事が各市および民
間団体に協力を呼びかけているとのことでし た。
この結果、長野県内3市1村で当初小学校 5・6年生を対象に定員200名であったとこ ろを、450名ほどに拡大して頂いたほか、南 牧村の「信州の高原リフレッシュ」、定員300 名の東京都大田区立野辺山学園を無償利用さ せて頂き、南牧村の支援を受けて伊達市が主 催する「星空サマーキャンプ」など、1,500 名以上の参加募集を実現することができまし た。
この他、福島県の支援を受けて伊達市が主 催する「会津高原サマーキャンプ」や「会津 サマーキャンプ」、子どもの参加が5名以上 の団体であれば自由に利用できる県主催の
「ふくしまっ子夏の体験活動応援補助事業」 等があります。
放射線量の低い信州や南会津で、放射線を 気にすることなく、子ども達がのびのびと活 動できるサマースクールは、子ども達にとっ て心のケアとなるものと思いますので、ぜひ 参加していただきたいと思います。
〈だて市政だより災害対策号・第18号〉
長野市
阿智村
阿智村
阿智村
阿智村
千曲市
南牧村
南牧村
南牧村
南牧村
南牧村
南牧村
133 阿智村
阿智村 南会津町
阿智村
東御市
千曲市
東京・奥多摩町 千曲市
南牧村
阿智村 東御市
南会津町 東御市
東御市
阿智村 千曲市
南牧村
135 阿智村
阿智村
阿智村
長野市
阿智村 阿智村
東御市
南会津町
千曲市
千曲市
南牧村
南牧村
南牧村