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施設の管理運営に関する基本協定書(案)(修正版) 入札説明書等の質問及び回答等について/沖縄県

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(1)

沖縄県大型MICE施設の管理運営に関する基本協定書

沖縄県(以下「甲」という。)と[●](以下「乙」という。)は、次のとおり、沖縄県大型MI CE施設(沖縄県西原町宇東崎 22 番 1号ほか)(以下「本施設」という。)の管理運営に係る基 本協定(以下「本協定」という。)を締結する。

第1章 総 則

(趣旨)

第1条 本協定は、沖縄県大型MICE施設の設置及び管理に関する条例(平成●年沖縄県条例 第●号)(以下「条例」という。)第●条の規定により甲が指定管理者に指定した乙が行う本施 設の管理に関し、必要な事項を定めるものとする。

(年度協定)

第1条の2 年度協定は、本施設の管理業務の各年度の業務内容及び実施の対価として支払われ る指定管理料に関する事項を定めるものとする。

2 甲と乙は各年度の開始までに年度協定を締結するものとし、年度協定の書式は別紙1に定め るとおりとする。

(指定管理者の指定の意義)

第2条 甲及び乙は、本施設の管理に関して甲が乙を指定管理者として指定することの意義は、 乙の能力を活用し、本施設の効果的かつ効率的な管理運営を行うことにより、条例第1条に規 定する本施設の設置目的を達成することにあることを確認する。

(公共性の尊重)

第3条 乙は、本施設の設置目的、指定管理者の指定の意義及び指定管理者が行う本施設の管理 業務(以下「本業務」という。)の実施にあたって求められる公共性を十分に理解し、その趣 旨を尊重するものとする。

2 乙は、第1項の趣旨に鑑み、本業務の実施にあたって関連団体や他の団体、又は地域と連携 するものとする。

(業務の意義)

第4条 乙は、本施設の設置目的を達成するため、本業務を実施するにあたり、次の事項を遵守 するものとする。

(1) 施設利用者に対する公正かつ公平な取扱い

(2)

(3) 施設利用者の立場に配慮した利便性の向上

(4) 施設の効用を最大限に発揮した効果的・効率的な運営

(信義誠実の原則)

第5条 甲及び乙は、互いに協力し信義を重んじ、対等な関係に立って本協定を誠実に履行しな ければならない。

(用語の定義)

第6条 本協定で用いる用語の定義は、別紙2のとおりとする。

(施設の概要)

第7条 本業務の対象となる物件(以下「管理物件」という。)は、管理施設と管理物品からな る。管理施設及び管理物品の内容は、別紙3のとおりとする。

2 乙は、善良なる管理者の注意を持って管理物件を管理しなければならない。

(指定期間)

第8条 指定期間は、平成●年●月●日から平成44 年3月31 日までとする。

2 本業務に係る会計年度は、毎年4月1日(ただし初年度は●月●日)から翌年3月31 日ま でとする。

(他業の禁止)

第9条 乙は、次条第1項各号に掲げる業務及びこれに付随する業務以外の業務を行ってはなら ない。ただし、事前に甲の承諾を得た場合はこの限りではない。

第2章 本業務の範囲と実施条件

(本業務の範囲)

第10条 条例第4条に規定する本業務の範囲は、次のとおりとする。

(1) 本施設の設置の目的を達成するために甲が必要と認める事業の実施に関する業務 (2) 利用の許可に関する業務、利用の許可の取消し等に関する業務、原状回復命令に関する業

務その他の利用の許可に関する業務

(3) 利用料金の収受に関する業務、利用料金の減免に関する業務、利用料金の返還に関する業 務その他の利用料金の収受に関する業務

(4) 本施設の施設及び附属設備の維持及び修繕に関する業務

(3)

(甲が行う一般的業務の範囲)

第11条 甲の業務は、指定管理事業を実施するにあたって必要となる業務とする。その細目は、 条例、本協定、入札説明書等に定めるとおりとする。

(業務実施条件)

第12条 乙が本業務を実施するにあたって満たさなければならない条件は、条例、本協定、要 求水準書等に示すとおりである。

(業務範囲及び業務実施条件の変更)

第13条 甲または乙は、必要と認める場合は、相手方に対する通知をもって第 10条で定めた本 業務の範囲及び第 12 条で定めた業務実施条件の変更を求めることができる。

2 甲または乙は、前項の通知を受けた場合は、協議に応じなければならない。

3 業務範囲または業務実施条件の変更及びそれに伴う指定管理料の変更等については、前項の 協議において決定するものとする。

第3章 本業務の実施

(本業務の実施)

第14条 乙は、関係法令、条例、本協定及び年度協定のほか、要求水準書等及び計画書に従っ て本業務を実施するものとする。

2 乙が本業務を実施するに当たり、前項の規程、文書等の間に矛盾がある場合は、前項に規定 する順にその解釈が優先するものとする。

(モニタリング等の実施)

第15条 乙は、本業務に関し、利用者等の意見や要望を把握するため、定期的にアンケート調 査等のモニタリング等を実施し、その後の管理運営業務に当該意見等を反映させ、利用者等サ ービスの水準を確保するよう努めるものとする。

2 乙は、前項により実施したモニタリング等の結果について、甲に報告するものとする。

(利用規程の作成)

第16条 乙は、要求水準書等及び計画書に従って、施設の利用に関する規程を作成するものと する。

(利用許可等の行政手続)

(4)

業務に関する手続きを行うものとする。

(開業準備)

第18条 乙は、指定開始日に先立ち、本業務の実施に必要な資格者及び人材を確保し、必要な 研修等を行わなければならない。

(第三者による実施)

第19条 乙は本業務の全てを一括して第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。 2 乙は、事前に甲の承諾を得た場合を除いて、本業務の一部を第三者に委託し、又は請け負わ

せてはならない。ただし、本業務の軽微な部分を委託し又は請け負わせようとするときは、甲 に対して予め通知をすれば足りる。

3 乙が本業務の一部を第三者に実施させる場合は、すべて乙の責任において行うものとし、本 業務に関して、乙が使用する第三者の責めに帰すべき事由により生じた損害及び増加費用につ いては、すべて乙が負担するものとする。

(管理物件の修繕等)

第20条 別紙3に示す管理物件のうち、管理施設の改築、増築、移設については、甲の責任に おいて実施するものとする。

2 管理物件の修繕については、乙が自己の費用と責任において実施するものとする。 3 乙が、自己の責任において、計画書に記載のない模様替え若しくは本施設に重大な影響を及

ぼす修繕を行う場合、事前に甲に対してその内容その他必要な事項を通知し、かつ、甲の事前 の承認を得なければならない。

4 第 1項及び第 2 項に定めるもののほか、本施設の管理上必要な修繕に関する特別な事情が生 じたときは、甲乙協議のうえ、実施するものとする。

(緊急時の対応)

第21条 乙は、緊急事態等の発生に対応できるよう、緊急事態等時に必要かつ十分な資機材等 の用意を行うものとする。

2 乙は、消防法(昭和 23年法律第 186 号)及びその他関係法令に基づき緊急事態等を想定し た危機管理体制の整備及び危機管理マニュアルを作成し、甲に提出するものとする。 3 乙は、消防署等関係機関からの危機管理マニュアル改善の助言や指導があった場合は、直ち

に改善し、改善後のマニュアルを、甲に提出するものとする。

(5)

示により、優先して避難者等を受け入れることとする。

(緊急事態等の予防対策)

第22条 乙は、危険及び破損箇所の早期発見に努め、発見した場合は、迅速に適切な措置をす るものとする。乙は、甲に対し、措置後速やかに措置内容を報告するものとする。

2 乙は、緊急事態等を想定した訓練を定期的に行い、危機管理マニュアルを点検整備すること とする。

(情報管理)

第23条 乙又は本業務の全部又は一部に従事する者は、本業務の実施によって知り得た秘密及 び甲の行政事務等で一般に公開されていない事項を外部へ漏らし、又は他の目的に使用しては ならない。指定期間が満了し、若しくは指定を取り消された後においても同様とする。

2 乙は、個人情報の保護に関する法律(平成15 年5月 30 日法律第57 号)及び沖縄県個人情 報保護条例(平成 17 年条例第2号)の規定に基づき、本業務の実施に関して知り得た個人情 報の漏洩、滅失及びき損等の事故の防止その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を 講じなければならない。

(労働者の安全の確保等)

第24条 乙は、労働安全衛生法(昭和47 年法律第57号)及びその他関係法令に従って、本業 務を実施するため管理施設において就労する労働者の安全と健康に配慮し、快適な職場環境の 形成を推進するほか、作業行動の安全を図って、労働災害の発生を防止するものとする。 2 乙は、雇用した労働者に対して、労働基準法(昭和22年法律第 49 号)及び最低賃金法(昭

和34年法律第 137号)等労働関係法令等に定める労働条件、最低賃金等を確保するものとす る。

(暴力団の利用の排除)

第25条 乙は本施設の利用許可に関して、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平 成3年法律第77 号。以下「暴力団対策法」という。)第2条第2号に規定する暴力団(以下「暴 力団」という。)の活動に利用される疑いのある場合には、甲と協議の上、適切に事務を処理 しなければならない。

(暴力団員からの不当介入に対する通報及び報告の義務)

(6)

ない。

第4章 管理物品の扱い

(甲による管理物品の貸与等)

第27条 甲は、別紙3に示す管理物品を、指定期間中無償で乙に貸与する。 2 乙は、指定期間中、管理物品を常に良好な状態に保つものとする。

3 管理物品が経年劣化等により本業務実施の用に供することができなくなった場合、甲は、乙 との協議により、必要に応じて当該管理物品を購入又は調達するものとする。

4 乙は、故意又は過失により管理物品を毀損滅失したときは、甲との協議により、必要に応じ て甲に対しこれを弁償又は当該管理物品と同等の機能及び価値を有する物品を購入又は調達 しなければならない。

5 乙は、第1項に定めるもののほか、甲との協議により、物品を購入又は調達し、本業務等実 施のために供することができるものとする。

6 乙は、管理物品が経年劣化等により廃棄する必要が生じた場合は、甲に報告し指示を仰ぐも のとする。

7 乙は、毎年度終了後 30日以内に、年度末時点の管理物品の一覧表を作成し甲に提出しなけ ればならない。

8 第4項及び第5項の規定により乙が購入又は調達した物品の所有権は、甲に帰属するものと する。但し、第60条の規定により実施する自主事業のために乙が購入又は調達した物品の所 有権は、乙に帰属するものとする。

第5章 業務実施に係る甲の確認事項

(業務計画書)

第28条 乙は、指定開始日の6か月前までに、次に掲げる内容を記載した業務計画書及び業務 計画書に付随する書類を甲に届け出て、業務開始までに県の承諾を得なければならない。 (1) 運営業務

ア 運営業務基本方針 イ 実施体制

ウ 収入増・経費節減への取り組み方針 (2) 維持管理業務

(7)

(年度業務計画書)

第28条の2 乙は、毎年度、年度開始の30日前までに次に掲げる内容を記載した年度業務計 画書に、本業務に関する収支計画書を添付して、甲の承諾を得なければならない。

(1) 前条各号に掲げる内容 (2) その他、甲が指定する事項

2 甲及び乙は、年度業務計画書を変更しようとするときは、甲と乙の協議により決定するもの とする。

(業務記録)

第29条 乙は、日常・定期的に行う業務に加え、施設の利用状況、事故・苦情等の内容と対応、 料金の収納状況等について、業務記録を作成するものとする。

(業務報告)

第30条 乙は、次に掲げる第1号から第5号について、毎月10 日までに、前月の状況を甲に報 告するものとする。ただし、第6号については随時とする。

(1) 利用状況 (2) 減免許可状況 (3) 時間外使用許可状況 (4) 維持管理業務状況 (5) 収支状況

(8)

(事業報告書)

第31条 乙は、当該年度の本業務に関し、次の各号に示す事項を記載した「半期業務報告書」 を年度上半期の翌月10 日までに、また、年度終了後 30日以内に、「年度業務報告書」及び直 近の財務諸表を提出しなければならない。

(1) 本業務の実施状況に関する事項 (2) 本業務に係る収支状況

(3) 本施設の利用状況に関する事項

(4) 前3号に掲げるもののほか、甲が必要と認める事項

2 乙は、甲が第 53 条乃至第55条に基づいて年度途中において乙に対する指定管理者の指定を 取り消した場合には、指定が取り消された日から30日以内に当該年度の当該日までの間の事 業報告書を提出しなければならない。

(甲による業務実施状況の確認)

第32条 甲は前条により乙が提出した事業報告書の内容について別紙4の方法により、定期評 価を行うものとする。

2 甲は、年度業務計画書及び要求水準書等に適合した本業務の遂行を確保するため、別紙4の 方法により、本業務の各業務につき随時評価を行うものとする。

3 甲は、第1項における確認のほか、乙による業務実施状況等を確認することを目的として、 随時、管理物件へ立ち入ることができる。また、甲は、乙に対して本施設の本業務について、 随時その説明を求め、あわせて甲が必要とする書類の提出を請求することができる。また、本 業務の実施状況を甲は自ら立会いの上確認することができる。

4 乙は、前項に規定する管理運営状況その他についての説明及び甲の行う確認作業に最大限の 協力を行わなければならない。

5 乙は、何らかの事由で本業務に関し、仕様及び水準を満たしていない状況が生じ、かつ、こ れを指定管理者自らが認識した場合、その理由及び状況並びに対応方針等を直ちに甲に対して 報告・説明をしなければならない。

6 甲は、必要に応じて、本施設について施設利用者へのヒアリングを行うことができる。 7 甲は、説明要求及び説明の実施、立会いの実施を理由として、本施設の維持管理及び運営業

務の全部又は一部に支障等がおきた場合についても、乙との関係において何らの責任を負うも のではない。

(甲による業務の改善要求)

第33条 前条による確認の結果、乙による本業務の遂行が計画書及び要求水準書等の仕様・水 準を満たさないと甲が判断した場合には、甲は、別紙4にしたがって、乙に対して業務の改善 を要求するものとする。

(9)

(監査)

第34条 乙は、地方自治法第 199条第7項、第252 条の 37 第4項、第252 条の42第1項及び 沖縄県外部監査契約に基づく監査に関する条例(平成 11年沖縄条例第2号)に基づき、本業 務に係る出納関連の事務について、監査委員、包括外部監査人、個別外部監査人による監査の 要求がある場合、応じなければならない。

第6章 指定管理料及び利用料金

(指定管理料の支払い等)

第35条 甲は、本業務実施の対価として、乙に対して指定管理料を支払う。

2 甲が乙に対して支払う指定管理料は約12年間で○○円以内とし、各年度の指定管理料につ いては、別途年度協定書に定めるものとする。ただし、各年度の指定管理料については、必要 に応じて別紙5第2項による改定を行う。

3 本協定に従い乙が実施する業務の実施により生じる収益(第 37 条の利用料金収入を含む。) は乙に帰属するが、乙は、その収益の一部を別紙5第3項に基づき甲に納付するものとする。

(指定管理料の変更)

第36条 甲又は乙は、別紙5第1項で規定する指定管理料の額を変更すべき特別な事情が生じ た場合には、相手方に対して通知をもって指定管理料の変更を申し出ることができるものとす る。

2 甲又は乙は、前項の申出を受けた場合は、協議に応じなければならない。 3 変更の要否や変更金額等にいては、前項の協議により決定するものとする。

(利用料金収入の取扱い)

第37条 乙は、本施設に係る利用料金を当該乙の収入として、収受することができる。

(利用料金の減免)

第38条 乙は、本施設に係る利用料金を減額し、又は免除する規定を作成しなければならない。 2 乙は、前項の規定を作成若しくは変更した場合、甲の承認を得なければならない。

3 乙は、前項で承認された規定に基づき、利用料金を減額し、又は免除することができる。

(利用料金の決定及び見直し)

第39条 利用料金は、乙が、条例に規定する利用料金の範囲内において定めるものとする。 2 乙は、前項の規定により利用料金を定めようとするときは、あらかじめ甲の承認を受けなけ

(10)

(施設の利用不能等による利用料金収入の減少)

第40条 甲が行う修繕等により管理物件の全部又は一部が使用できなくなったと認められた場 合、乙は、使用できなくなった管理物件の範囲において本協定に定める義務を免れるものとす る。

2 甲は、前項による使用できなくなった管理物件について、乙に対し、予算の範囲内において、 利用料金の収入の減少予想額と管理に係る支出予想額の差額を支払うものとする。

3 算定方法については、甲乙協議し、決定するものとする。

第7章 損害賠償及び不可抗力

(損害賠償等)

第41条 乙は、故意又は過失により管理物件を損傷し、又は滅失したときは、それによって生 じた損害を甲に賠償しなければならない。ただし、甲が特別の事情があると認めたときは、甲 は、その全部又は一部を免除することができるものとする。

2 本施設で開催予定のイベントの遅延及び中止、イベント中の事故対応等から生ずる損害及び 追加費用について、甲は責任を負わない。ただし、甲の責めに帰すべき事由によるものについ ては、その限りではない。

(施設利用者等への賠償)

第42条 本業務の実施において、施設利用者、来場者又は第三者に損害が生じた場合、乙はそ の損害を賠償しなければならない。ただし、その損害が甲の責めに帰すべき事由又は甲乙双方 の責めに帰すことができない事由による場合は、その限りではない。

2 甲は、乙の責めに帰すべき事由により発生した損害について施設利用者又は第三者に対して 賠償した場合は、乙に対して、賠償した金額及びその他賠償に伴い発生した費用を求償するこ とができるものとする。

(保険)

第43条 本業務の実施にあたり、甲は火災保険を付保しなければならない。

2 本業務の実施にあたり、乙が付保しなければならない保険は、別紙6のとおりである。なお、 乙はその他必要な保険を付保することができる。

(法令の変更時の対応)

(11)

2 乙に本業務に直接関係する法令変更で且つ当該増加費用又は損害の額が重大である場合は、 甲は乙と協議を行いその一部又は全部を負担することができる。

(不可抗力発生時の対応)

第45条 不可抗力が発生した場合、乙は、不可抗力の影響を早期に除去すべく早急に対応措置 をとり、不可抗力により発生する損害・損失及び増加費用を最小限にするよう努力しなければ ならない。

(不可抗力によって発生した費用等の負担)

第46条 不可抗力の発生に起因して乙に損害・損失や増加費用が発生した場合は、乙はその内 容や程度の詳細を記載した書面をもって甲に通知するものとする。

2 甲は、前項の通知を受け取った場合は、損害状況の確認を行った上で甲と乙の協議を行い、 不可抗力の判定や費用負担等を決定するものとする。

3 不可抗力の発生に起因して乙に損害・損失や増加費用が発生した場合は、当該費用について は合理性の認められる範囲で甲が負担するものとする。ただし、台風等による短期間の施設利 用不能により発生した損害・損失を除く。なお、乙が付保した保険によりてん補された金額相 当分については、甲の負担に含まないものとする。

4 不可抗力の発生に起因して甲に損害・損失や増加費用が発生した場合は、当該費用について は甲が負担するものとする。

(不可抗力による一部の業務実施の免除)

第47条 前条第2項に定める協議の結果、不可抗力の発生により本業務の一部の実施ができな くなったと認められた場合は、乙は不可抗力により影響を受ける限度において本協定に定める 義務を免れるものとする。

2 乙が不可抗力により業務の一部を実施できなかった場合、甲は、乙との協議の上、乙が当該 業務を実施できなかったことにより免れた費用分を指定管理料から減額することができるも のとする。

3 乙は、前項の規程により指定管理料を減額された場合は、必要に応じて甲の請求により指定 管理料の全部又は一部を返還しなければならない。

第8章 指定期間の満了

(業務の引継ぎ等)

第48条 乙は、本協定の終了に際し、甲又は甲が指定するものに対し、要求水準書等に従い、 本業務の引継ぎ等を行わなければならない。

(12)

による管理施設の視察を申し出ることができるものとする。

3 乙は、甲から前項の申出を受けた場合は、合理的な理由のある場合を除いてその申出に応じ なければならない。

(原状復帰義務)

第49条 乙は、本協定の終了までに、指定開始日の原状を基準として管理物件を原状に回復し、 甲に対して管理物件を空け渡さなければならない。原状回復のために負担した費用は乙が負担 するものとする。

2 前項の規定にかかわらず、甲が認めた場合には、乙は管理物件の原状回復は行わずに、別途 甲が定める状態で甲に対して管理物件を空け渡すことができるものとする。

(管理物品の引継ぎ等)

第50条 本協定の終了に際し、管理物品の引継ぎについては、次のとおりとする。

(1) 管理物品については、乙は、甲又は甲が指定する者に対して引き継がなければならない。 (2) 前号以外の物品については、原則として乙が自己の責任で撤去・撤収するものとする。た

だし、甲と乙の協議において両者が合意した場合、乙は、甲又は甲が指定する者に対して引き 継ぐことができるものとする。

(利用料金収入の経過措置)

第51条 指定管理終了(指定の取消しを含む。)前に許可した指定期間終了後に利用する会議等 の施設利用料金のうち30%については、乙が収納することとする。ただし、終了3ヶ月前以降 に許可した指定期間終了後利用(引き続き2日以上利用する場合は、その最初の日を起算日と する。)の会議等の施設利用料金については、指定終了日の翌日より新たな指定管理者又は甲 の収入とする。

第9章 指定期間満了以前の指定の取消し

(事業継続が困難になった場合の取扱い)

第52条 乙は、事業の継続が困難となった場合又はその恐れが生じた場合には、速やかに甲に 報告するものとする。

2 甲は、乙の責めに帰すべき事由により管理が困難になった場合又はその恐れが生じた場合に は、管理の業務又は経理の状況に関し報告を求め、実地について調査し、又は必要な指示をす ることができる。

(甲による指定の取消し)

(13)

は期間を定めて本業務の全部又は一部の停止を命ずることができるものとする。

(1) 指定管理者の倒産又は指定管理者の財務状況が著しく悪化するなど指定管理者による管理 を継続することができないと認められる場合

(2) 社会的信用を損なうなど指定管理者としてふさわしくないと認められる場合

(3) 指定管理期間中に入札説明書「Ⅱ-4.入札参加者の資格等」の条件を満たさなくなった 場合(該当した場合)

(4) 乙が本協定内容を履行せず、又はこれらに違反した場合 (5) 暴力団であると認められるとき。

(6) 役員等(役員、代表者、理事等、その他経営又は運営に実質的に関与している者をいう。 以下「役員等」という。)が暴力団員であると認められるとき。

(7) 役員等が、業務に関し、暴力団員であることを知りながら当該者を使用し、又は雇用して いると認められるとき。

(8) 暴力団又は暴力団員がその経営又は運営に実質的に関与していると認められるとき。 (9) 役員等が、自己、その属する法人等(法人その他の団体をいう。)若しくは第三者の利益

を図り、又は第三者に損害を加えることを目的として、暴力団又は暴力団員を利用していると 認められるとき。

(10) 役員等が、いかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員に対して、金銭、 物品その他財産上の利益を与え、又は便宜を供与する等直接的又は積極的に暴力団の維持若し くは運営に協力し、又は関与していると認められるとき。

(11) 役員等が、業務に関し、暴力団又は暴力団員が経営又は運営に実質的に関与していると 認められる業者であることを知りながら、これを利用していると認められるとき。

(12) 前各号に掲げるもののほか、役員等が暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関 係を有していると認められるとき。

(13) 第26 条に規定する暴力団員からの不当介入に対する通報及び報告義務を履行しなかった とき。

(14) その他、甲が必要と認める場合

2 甲は、前項に基づいて指定の取消しを行おうとする際には、事前にその旨を乙に通知した上 で、次の事項について乙と協議を行わなければならない。

(1) 指定取消しの要否

(2) 乙による改善策の提示と指定取り消しまでの猶予期間の設定 (3) その他必要な事項

3 第1項の規定による取消し、又は本業務の全部若しくは一部の停止によって、甲に発生する 損害・損失や増加費用は、乙がその賠償の責めを負うこととする。

4 第1項の規定による取消し、又は本業務の全部若しくは一部の停止によって、乙に損害・損 失や増加費用が発生しても、甲はその賠償の責めを負わない。

(14)

の停止を命じられたときは、甲の請求により指定管理料の全部又は一部を返還しなければなら ない。

(乙による指定の取消しの申出)

第54条 乙は次のいずれかに該当する場合は、甲に対して指定の取消しを申し出ることができ るものとする。

(1) 甲が本協定内容を履行せず、又はこれらに違反した場合 (2) 甲の責めに帰すべき事由により乙が損害又は損失を被った場合 (3) その他、乙が必要と認める場合

2 甲は、前項の申出を受けた場合、乙との協議を経てその処置を決定するものとする。

(不可抗力による指定の取消し)

第55条 甲又は乙は、不可抗力の発生により、本業務の継続等が困難と判断した場合は、相手 方に対して指定取消しの協議を求めることができるものとする。

2 協議の結果、やむを得ないと判断された場合、甲は指定の取消しを行うものとする。 3 前項における取消しによって乙に発生する損害・損失及び増加費用は、合理性が認められる

範囲で甲が負担することを原則として甲と乙の協議により決定するものとする。

4 乙は、第2項の規定により指定を取り消されたときは、甲の請求により指定管理料の全部又 は一部を返還しなければならない。

(指定期間終了時の取扱い)

第56条 第48条から第 51条の規定は、第 53 条から第55条の規定により本協定が終了した場 合に、これを準用する。ただし、甲乙が合意した場合はこの限りではない。

第10章 その他

(権利・義務の譲渡の禁止)

第57条 乙は、本協定によって生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は継承させてはなら ない。ただし、事前に甲の承諾を得た場合はこの限りではない。

(公租公課の負担)

第58条 本協定及びこれに基づき締結される合意に関連して生じる公租公課はすべて乙の負担 とする。

(運営協議会の設置)

(15)

設置することができる。詳細については、別途作成する設置要綱にて定める。なお、設置要綱 の内容については甲と乙の協議により決定するものとする。

2 甲と乙は協議の上、前項の運営協議会に、関連する企業、団体、外部有識者又は市民等を参 加させることができるものとする。

(自主収益事業)

第60条 乙は、本施設の設置目的に合致し、かつ本業務の実施を妨げない範囲において提案書 に従い、自己の責任により、自主収益事業を実施しなければならない。

2 乙は、自主収益事業を実施するに当たって、甲に対して業務計画書を提出し、事前に甲の承 諾を得なくてはならない。その際、甲と乙は必要に応じて協議を行うものとする。

3 甲と乙は、自主収益事業を実施するに当たって、別途の自主収益事業の実施条件等を定める ことができるものとする。

(目的外使用許可)

第61条 乙は、自主事業として施設の一部をレストラン、自動販売機、公衆電話の設置等で利 用する場合は、行政財産の目的外使用許可の申請を行うものとする。なお、甲は本施設内にお いて携帯電話の基地局等、第三者からの申請による公益上必要となる行政財産の目的外使用の 許可を行うことができるものとする。

2 甲は、乙から申請を受けた場合は、関係法令等に基づき、審査等を行うものとする。

(本業務の実施に係る指定管理者の口座)

第62条 乙は、本業務の実施に係る支出及び収入を適切に管理することを目的として、本業務 に固有の銀行口座を開設し、その適切な運用を図るものとする。

2 乙は、前項の銀行口座に第 60 条の規定に定める自主収益事業も含めることができるものと する。

(許認可、届出等)

第63条 本協定上の義務を履行するために必要な一切の許認可は、乙がその責任及び費用負担 において取得・維持し、また、必要な一切の届出についても指定管理者がその責任及び費用負 担において提出しなければならない。ただし甲の協力が必要な場合は、甲は乙に協力するもの とする。

2 乙は、前項の許認可等の申請を行った場合には、甲に報告を行う。

3 甲は、乙からの要請がある場合は、乙による許認可の取得、届出及びその維持等に必要な資 料の提供その他について協力する。

(16)

場合は、第 45 条から第47 条の規定に従う。

(乙の誓約)

第64条 乙は、甲に対して、次に掲げる事項の実施を約する。 (1) 本店を沖縄県内に置くこと。

(2) 甲の事前の承諾なしに新株を発行しないこと。

(3) 甲の事前の承諾なしに、事業者の定款の変更、資本金額の減少、重要な資産の譲渡、解散、 合併、事業譲渡、会社分割、株式交換、株式移転又はその他組織変更を行わないこと。 (4) 代表者、役員又は商号に変更があった場合、直ちに甲に通知すること。

(5) 甲の事前の承諾なしに、他の株式会社の株式を取得しないこと。

(6) 甲の事前の承諾なしに、他の合名会社、合資会社又は合同会社の社員とならないこと。

(請求、通知等の様式その他)

第65条 本協定に関する甲乙間の請求、通知、申出、報告、承諾及び解除は、本協定に特別の 定めがある場合を除き、書面により行わなければならない。

2 本協定の履行に関して、甲乙間で用いる言語、通貨は、日本語、日本円とする。

3 本協定の履行に関して甲乙間で用いる単位は、本協定に特別の定めがある場合を除き、日本 の標準時及び計量法(平成4年法律第 51 号)の定めるところによる。

(協定の変更)

第66条 本業務に関し、本業務の前提条件や内容が変更したとき又は特別な事情が生じたとき は、甲と乙の協議の上、本協定の規定を変更することができるものとする。

(解釈)

第67条 甲が本協定の規定に基づき書類の受領、通知又は立会いを行い、又は説明若しくは報 告を求めたことをもって、甲が乙の責任において行うべき業務の全部又は一部について責任を 負担するものと解釈してはならない。

(疑義についての協議)

第68条 本協定の各条項等の解釈について疑義を生じたとき又は本協定に特別の定めのない事 項については、甲と乙の協議の上、これを定めるものとする。

(裁判管轄)

第69条 本契約に関する紛争は、那覇地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。

(17)

平成●年●月●日

所在地 那覇市泉崎1丁目2番2号 名 称 沖縄県

代表者 知事 翁長 雄志

(18)

別紙1 (第1条の2関係) 年度協定

平成●年度 沖縄県大型MICE施設 管理運営に関する年度協定書

沖縄県(以下「甲」という。)と[●](以下「乙」という。)とは、平成[●]年[●]月[●]日 に、沖縄県大型MICE施設(以下「本施設」という。)の管理に関して締結した沖縄県大型 MICE施設管理運営に関する基本協定書(以下「基本協定書」という。)に基づき、本施設 の管理運営に関する平成●年度の年度協定(以下「年度協定」という。)を締結する。

(年度協定の目的)

第1条 年度協定は、本施設の管理業務(以下「本業務」という。)の各年度の業務内容及び本 業務の実施の対価として支払われる指定管理料を定めることを目的とするものである。

(平成●年度の業務内容)

第2条 甲及び乙は、平成●年度の業務内容は、基本協定書第10条、第14条から第 27 条、第 28条及び第28 条の2に基づく業務計画書に定めるとおりであることを確認する。

(平成●年度の指定管理料)

第3条 甲は、本業務の実施の対価として、指定管理料●円(うち取引に係る消費税及び地方消 費税として●円を含む。)を支払うものとする。

(注)「取引に係る消費税額及び地方消費税額」は、消費税法第28条第1項及び第29条の規定並 びに地方税法第72条の82 及び第72 条の 83 の規定に基づき算出したもので、契約金額に108 分の8を乗じて得た額。

2 甲は前項の指定管理料の支払いについては、乙の請求に基づき次に掲げる日程、割合により 行うものとする。

(1) 平成●年6月15 日をめどに指定管理料の50%以内 (2) 平成●年10月 17 日をめどに指定管理料の40%以内

3 甲は第1項の指定管理料のうち、基本協定書第 31条に規定する事業報告書の提出があり、 甲の検査を合格した後、乙の請求に基づき精算額の残額を支払うものとする。

(指定期間の満了について)

(19)

(疑義等の決定)

第5条 年度協定に定めのない事項については、基本協定書によるものとする。基本協定書にも 定めのない事項については、甲と乙の協議の上、これを定めるものとする。

本協定を証するため、本書を2通作成し、甲、乙がそれぞれ記名押印の上、各1通を保有する。

平成●年●月●日

甲(地方公共団体)

所在地 那覇市泉崎1丁目2番2号 名 称 沖縄県

代表者 知事 翁長 雄志

(20)

別紙2 (第6条関係) 用語の定義

(1) 「入札説明書等」とは、本事業の事業者募集の際に示した「入札説明書」及び関連する質 問回答のことをいう。

(2) 「計画書」とは、本協定第28 条による「業務計画書」及び第 28 条の2による「年度業務 計画書」のことをいう。

(3) 「指定開始日」とは、条例に定める指定期間の開始日のことをいう。

(4) 「指定管理料」とは、甲が乙に対して支払う本業務の実施に関する対価のことをいう。 (5) 「要求水準書等」とは、入札説明書等の付属書類で、本業務の内容、水準等を示す「要求

水準書」及び関連する質問回答のことをいう。

(6) 「自主収益事業」とは、第10 条及び第14条に規定した本業務以外の業務で、乙が自己の 責任において実施する業務のことをいう。

(7) 「提案書」とは、本事業の事業者の公募にあたり、乙が提出した提案書全体のことをいう。 (8) 「年度協定」とは、本協定に基づき、甲と乙が指定期間中に毎年締結する協定のことをい

う。

(9) 「緊急事態等」とは、大規模な災害や騒乱の発生など、治安を維持するうえで急迫した危 険が存在する状態のことをいう。

(10) 「不可抗力」とは、天災(地震、津波、落雷、暴風雨、洪水、異常降雨、土砂崩壊等)、 人災(戦争、テロ、暴動等)及びその他甲及び乙の責めに帰すことのできない事由のことをい う。なお、施設利用者数の増減は、不可抗力に含まないものとする。

(11) 「法令」とは、すべての法律、法規、条例及び正規の手続きを経て公布された行政機関 の規定のことをいう。

(12) 「利用料金」とは、条例第15条に定める施設等の利用に係る料金のことをいう。 (13) 「会議等」とは、本施設を利用して行われる会議、大会、展示会、イベント、コンサー

ト等のことをいう。

(14) 「施設利用者」とは、本施設で行われる会議等の主催者、来場者及び主催者等から委託 を受けた業者等のことをいう。

(21)

別紙3 (第7条、第20 条、第27 条関係) 管理物件

(1) 管理施設

(2) 管理物品

(22)

別紙4(第 32 条及び第33 条関係) 業務の評価

1 業務評価の方法

甲及び乙は各々の費用負担において、指定期間中、本業務に対する下記の業務評価を行う。 (1) 定期評価

甲は乙から事業報告書の提出があったときは、定期評価を行う。定期評価は、乙が作成し提 出する事業報告書の内容を確認し、乙の業務実施状況を確認する等の方法により実施する。ま た、甲は必要に応じて施設巡回、業務の検分、乙に対する説明要求及び立会い等を行い、乙の 業務実施状況を確認する。乙は甲の定期評価の実施につき甲に対して最大限の協力を行うもの とする。

(2) 随時評価

甲は、指定期間中、必要に応じて随時評価を実施する。随時評価は、乙に事前に通知した上 で乙に説明を求め、又は本施設において本業務の状況を確認することができる。乙は甲の随時 評価の実施につき甲に対して最大限の協力を行うものとする。

(3) 甲による施設利用者ヒアリング等

甲は、必要に応じて施設利用者へのヒアリングを行うことができる。

2 仕様及び水準未達の場合の措置 (1) 改善要求

甲は、本業務が仕様・水準を満たしていないと確認した場合には、乙に改善勧告を行う。 乙は、甲からの改善勧告に基づき、直ちに仕様・水準を満たしていない状態を一定期間内 に改善・復旧することを内容とする改善計画書を作成し、甲に提出する。甲は、乙の提出し た改善計画書について、仕様・水準を満たしていない状態の改善・復旧が一定期間内にでき る内容であると認めた場合には、直ちにこれを承認する。なお、甲は承認にあたって改善計 画書の変更を求めることがある。

(2) 再勧告

乙が改善計画書に示された一定期間内に業務の改善・復旧を実現することができなかった 場合、甲は再度改善勧告を行い、乙に改善計画書の再提出を要求する。乙が再提出する改善 計画書に示された一定期間内に業務を改善・復旧することができなかった場合は、甲は乙と 協議の上、担当者を変更させることができる。

(3) 指定の停止・取り消し

(23)

指定を取り消し、又は期間を定めて本業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。

別紙5 (第35 条関係) 指定管理料の改定

1 物価変動に伴う改定

国内及び県内における賃金水準や物価水準の変動により、指定管理料が不適当となったと認めた 時は、甲又は乙は、相手方に対して対価の変更を請求することができ、相手方から請求があっ たときは、協議に応じなければならない。改定方法は、次の指標及び計算式を元に計算を行う。

(1) 改定の条件と方法

・本協定に定めた指定管理料を基準額とし、(3)に示す業務毎の指標について改定年度の物価変 動を勘案して設定した改定率を乗じ、改定を行う日以降の指定管理料に反映させる。なお、指 定管理料への反映は、前回改定が行われた時と比べて1ポイント以上の変動が認められる場合 に行う。

・改定率に小数点以下第四位未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。 ・(3)に示す各指標が廃止、改案された場合には、相互の協議を経て、甲が新たに適切な指標を

指定するものとする。

・物価変動の評価は毎年度実施するものとし、評価の基準日は各前年度の7月1日とする。なお、 改定のタイミングは一年に1回とする。

(2) 改定に用いる指標

改定にあたって使用する指標は次に示すとおりとする。指標について、提案がある場合は相互の 協議を経て適切な指標を指定するものとする。

(3) 費用項目指標

人件費 毎月勤労統計調査・賃金指数(厚生労働省)

・就業形態別・きまって支給する給与(調査全産業、一般労働者 30 人以上)を使用 光熱水費 消費者物価指数(総務省統計局)

・都市階級・地方・大都市圏・都道府県庁所在市別における沖縄の値を使用

(4) 改定における計算式

平成 N 年における改定率の算出は、下記の計算式で行う。ただし、平成 X年は前回の改定年度と する。

(24)

2 需要変動に伴う改定

本施設の需要が計画値を上回った場合には指定管理料の改定を行う。なお、収入実績が計画値よ りも増加した場合には定めた条件に応じて指定管理料を減額する一方、収入実績が計画値より も減少した場合には指定管理料の増額を行わないことを想定している。

減額の算定式については、次の計算式を基に、提案書による提案を踏まえ決定する。なお、指定 期間の初期と後期では想定需要の拡大に伴って収益構造が大きく変化することが想定される ため、黒字転換時期等の想定に応じ、年度によって異なる比率を使用することも認める。

改定額=各年度の収入の変動幅×(提案書で提案する比率)

各年度の収入の変動幅

=各年度の「料金等収入実績額」―各年度の「提案時の料金収入等見込額」

3 乙による業務実施の結果生じる収益の帰属

本協定に従い乙が実施する業務の実施により生じる収益は、原則としてその全額が乙に帰属する ものとするが、各年次の売上高営業利益のうち提案書に基づく比率を甲に納付するものとする。 なお、売上高営業利益によって異なる比率を使用することも認める。

別紙6 (第43 条関係) 乙が加入する保険

乙は、指定期間中、次の要件を満たす保険に加入しなければならない。なお、保険契約は、1年 ごとに更新するものでも可能とする(この場合、更新の都度保険証書の原本証明付き写しを甲 に提出する。)。

次に掲げる「付保の条件」は最小限度の条件であり、乙の判断に基づき更に付保範囲の広い補償 内容とすることを妨げるものではない。

1 施設所有者賠償責任保険(本施設) (1) てん補限度額(補償額)

対人補償については、1人当たり5,000 万円以上かつ1事故当たり10 億円以上とし、対物補償 については、1事故当たり 2,000万円以上とする。

(25)

本施設の所有、使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損 害とする。

(3) 免責金額 1,000円以下とする。 (4) その他

甲を追加被保者とすること。

2 昇降機賠償責任保険 (1) てん補限度額(補償額)

対人補償については、1人当たり5,000 万円以上かつ1事故当たり3億円以上とし、対物補償に ついては、1事故当たり 1,000 万円以上とする。

(2) 補償する損害

本施設内の一般用エレベーター3台の使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害賠償責任を負担 することによって被る損害とする。

(3) 免責金額 1,000円以下とする。 (4) その他

甲を追加被保者とすること。

3 受託者賠償保険

(1) てん補限度額(補償額)

対物補償については、1事故当たり2,000万円以上とする。 (2) 補償する損害

本施設を施設利用者が使用する際、施設利用者等の財物を保管・管理中に焼失、破損・紛失、盗 難又は法律上の賠償責任を負担することによって被る損害とする。

(3) 免責金額 5,000円以下とする。 (4) その他

甲を追加被保者とすること。

4 高所作業車自賠責任意保険 (1) てん補限度額(補償額)

対人補償 無制限

(26)

通院日額 10,000 円

人身傷害 無制限(被保険者搭乗中のみ) (2) 補償する損害

高所作業車の所有、使用又は本業務遂行に伴う法律上の損害賠償責任を負担することによって被 る損害とする。

参照

関連したドキュメント

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 31年2月)』(P95~96)を参照する こと。

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 27年2月)』(P90~91)を参照する こと。

■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 30年2月)』(P93~94)を参照する こと。

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