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研究資料 東西しらかわ地区小中学校事務研究会

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Academic year: 2018

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(1)

実務に役立つ

会計事務Q&A

◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇

西 白 河 地 区 小 中 学 校 事 務 研 究 協 議 会

◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇

(2)

実 務 に 役 立 つ 会 計 事 務 Q & A 「 も く じ 」

第一 章 会計 の予 算から 決算 、監 査まで

ペー ジ

Q 1. 会計予算 書の作 成はどう すればい いです か ・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・ 1 Q 2. 帳簿の正 しい記 入や訂正 はどうす ればい いですか ・・ ・・・・ ・・・ ・・・ 2 Q 3. 会計簿の ページ が変わる 時はどう すれば いいです か ・ ・・・・ ・・・ ・・・ 3 Q 4. 予算を流 用した いときは どうすれ ばいい ですか ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・ 4 Q 5. 決算など で会計 簿を締め る時はど うすれ ばいいで すか ・・・・ ・・・ ・・5~ 6 Q 6. 決算書の 作成は どうすれ ばいいで すか ・・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・7~ 8 Q 7. 学級会計 報告書 はどのよ うな形式 がいい ですか ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・ 9 Q 8. 会計監査 のポイ ントはな んですか ・・ ・・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ 10~1 1 Q 9. 監査報告 書の作 成はどう すればい いです か ・・ ・・・ ・・・・ ・・・ 12~1 3

第二 章 会計 に関 する知 識

Q1 0. 学校には どのよ うな会計 がありま すか ・・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・1 4 Q1 1. 予算の原 則を教 えてくだ さい ・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ 15~1 6 Q1 2. 物品を購 入した い時はど うすれば いいで すか ・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・1 7 Q1 3. 通帳と帳 簿は、 一致して いなけれ ばなら ないので すか ・・・・ ・・・ ・・・1 8 Q1 4. 会計簿の 保存年 数は何年 ですか ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・1 9 Q1 5. 口座振替 で支払 った場合 やレシー トの場 合、別に 領収書 が必要で すか ・・・2 0 Q1 6. 学校徴収 金滞納 者には、 どのよう な督促 方法があ ります か ・・ ・・・ 21~2 4 Q1 7. 学習旅行 当日に 欠席した 児童生徒 への返 金はどう なりま すか ・ ・・・ ・・・2 5 Q1 8. 年度末残 高は、 どの程度 が望まし いです か・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・2 6 Q1 9. 会費を値 上げし たいとき の予算書 は、ど うすれば いいで すか・・ ・・・ ・・・2 7 Q2 0. 金融機関 でかか る手数料 はいくら ですか ・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・2 8 Q2 1. 領収書の 金額の 頭に「金」「¥ 」をつけ るのはど うして ですか ・・・ ・・・ 29 Q2 2. 印紙の消 印は割 印でなけ ればなら ないで すか ・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・3 0 Q2 3. 注文して いない 物品が届 いた場合 、どう すればい いです か ・・ ・・・ ・・・3 1

(3)

1 会計予算書の作成はどうすれば

いいですか

A

【例 】

平 成○ 年 度 □□ □ 予算 書 (案 )

予 算・決 算書には

収入総額 150,00 0円

「 額」を 用いる

支出総額 1 50,000円

差引残額 0円

1,収入 の部 ( 単位:円)

本年度当初 予算額 前年度 当初予算額

4,000 200円×680人 13 6,000 140,00 0

2,000

雑収入 雑収入 1 4,000 12,000

2,000

15 0,000 152,00 0

2,支出の部 (単位 :円)

本年度当初 予算額 前年度 当初予算額

会議費 役 員会費 4 0,000 35,00 0 5,000 各種 会議費

事務費 消 耗品費 1 5,000 15,000 印刷 用紙等

5,000 5,000 郵便 切手代

教 養部費 2 0,000 20,000 講師 謝礼

専門部費 厚 生部費 1 5,000 15,000 薬品 代

広 報部費 3 0,000 35,000 5,000 広報 誌代

図書費 1 5,000 15,000 資料 図書代

2,000

1 0,000 12,000

2,000

15 0,000 152,00 0

上記のと おり提案いたし ます。 平成□年 ○○月○○日

◇◇◇◇学校 ◇◇長

「雑費 」と 「予備費 」の 違い

新規 に項目を 設ける ほどのこ ともなく 、金額 的にも重 要でな いものを 処理す る項目。 雑費・・・

1 )予算 外の支出 、又は 予算超過 の支出 に充てる ため計上 するも の。 予備 費・・

(2)規 約に基 づく組織(総会、役員会 等)が否 決した 費途に充 てること はでき ない。

(3) 原則とし て予備 費から直 接支出は できな い。

-1-

「高」 は現金出納 簿の 差 引 残 高 の 欄 で 用 い る

(4)

2 帳簿の正しい記入や訂正は

どうすればいいですか

A

, 、 。

1 文 字や数字 は行間の 1/2 から1/ 3くら いの大き さで 下 の行線に つけて書 きます

【 例】 月日 摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額

0 0 0 0 №

4 1 ○○費 □□用品

, 、 (,) 。 、

2 金額欄 の数字は 3位 ごとに コンマ で区切る 但し 位取り のけい線 がある 時は そ の必要 はありま せん。

【 例】 五 十万円 ・・・5 00,0 00円 二千 万円・ ・・20 ,00 0,00 0円

3, 文字や数 字を間 違った時 は、文字 はその 誤った文 字だけ を訂正し 数字は たとえ1 字の 誤 りでも、 その全 部を訂正 します。

訂正の方 法は、 訂正部分 に『赤の複線』を引き、 その上 部に正し い文字 または数 字を 記 入し、『訂正印』を 押 します。

残 10,000円

【 例】文 字の訂正 数字の 訂正

額 17 000 円

印 印

赤の複線

* その 他の訂 正方法と して、誤 記した ことを明 らかに 示す「見え消し」という 方法 もあり ます。 誤記の訂 正はその 責任を 明らかに するた め、訂正 者が押 印します 。

決 13,565円

【 例】

印 印

予 算 1 3,5 56円

4, 帳簿記入 を簡単 にし、見 やすくす るため に次の記 号を用 います。

¥(円 ) @(a t,代価 の単位 ) @ ¥(単 価) △(マ イナス)

5, 収入や支 出に減 額訂正が ある場合 は次の ようにし ます。

【 例】 収 入 金 額 支 出 金 額

(1) 会費を多 く集め た

ので返金 した。 △ 1 0 0 0 0

(2) 遠足を欠 席した の

で業者か ら返金 さ △ 6 0 0 0 №

れた。

-2-

(5)

3 会計簿のページ が変わる時は

どうすればいいですか

A

ペー ジが 変わ る時 に、「 次ペ ージ へ」「次 葉へ 」と 2種 類の 記入 方法 があ りま す。 どち らを 使用し ても構い ません が、年間 を通して 統一し た方が適 当です 。

また 、 変 わっ た 次 のペ ー ジ には 「 前 ペー ジ よ り」「 前 葉よ り 」 とあ り ま す が、 こ ちら も年 間を通 して統一 した使 用が望ま しいです 。

1 ページ 目

【記入例】

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

2 8 0 0 0 2 8 0 0 0

4 1 前 年度繰越 金

1 5 0 0 0 0 1 7 8 0 0 0

4 8

1 0 0 0 0 1 6 8 0 0 0

4 15 ○費 □ □用品 1

□費 □ □用品 № 0

4 30 1 5 5 0 0 8 2 0 0 0 0

3 5 0 0 0 0 1 5 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 次 ページへ

そのページの収入金額の合計 支払金額の合計 朱線

2 ページ 目

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

3 5 0 0 0 0 1 5 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 前 ページよ り

◇費 △ △用品 № 0

5 12 1 2 0 0 0 9 1 8 8 0 0

前ページの「次ページへ」の段をそのまま記入する

-3-

(6)

4 予算を流用した いときは

どうすればいいですか

A

本 来、流用 は行う べきでは ないので すが、 年度途中 でどう しても項 目の予 算が不足 した 場合 、その会 計の長 に承認を 得てから 、同一 項目内で 予算を 流用する か、予 備費から 充当 する 方法が望 ましい です。

た だし、い ったん 減額流用 した項目 が不足 したから といっ て、もう 一度流 用し直す こと はで きません 。

こ こでは、 同一項 目内での 流用する 例を示 しました 。

【記 入例】

◎ 専門部費 の中の 「教養部 費」から 「広報 部費」へ 5,0 00円を 流用し 、写真現 像代 を支払っ た。

<教養 部費>

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

2 0 0 0 0 2 0 0 0 0

4 1 教 養部費

8 5 0 0

広報部 費へ流用 5 0 0 0 3 5 0 0

2 12

支出する月日にあわせて流用する

<広報 部費>

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

4 0 0 0 0 4 0 0 0 0

4 1 広 報部費

1 2

5 0 0 0 5 0 1 2

2 12 教養部費より流用

5 0 1 2

2 12 写 真現像代 №○

-4-

(7)

5 決算などで会計簿を締める時は

どうすればいいですか

【例1】学期毎に会計報告をし、年度末残高が0になる場合

A

<学期末>

朱書

1 0 0 0 0 2 5 0 0 0 0

7 21 ○費 □ □用品 №○

3 7 5 0 0 0 1 2 5 0 0 0 2 5 0 0 0 0 第 1学期 計

2 5 0 0 0 0 2 学期へ繰 越

朱書

数字は黒書 朱の二重線 ページの最終行になるように揃える

<学期始>

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

0 0 0 0 0 0 0 0

1 1学期よ り 2 5 2 5

<年度末>

2 0 0 0 0

3 31 ◇費 □ □用品 №○

朱線

8 5 5 0 0 0 8 5 5 0 0 0 合 計

朱書

数字は黒書 収入金額」の合計 朱の二重線

* 「

ページの最終行になるように揃える 支払金額」の合計金額 差引残高」の金額

朱 線を引 く理由

学期末・ 年度末 で締める 時に合 計欄をペ ージの最 終行に するため 、最終 記載内容 と合計欄 の間が空 欄の時 に何も記 載がな いという 意味で、 斜めの 朱線を引 きます 。

-5-

(8)

【例2】年度末にだけ会計報告をし、繰越金がある場合

<学期末>

1 0 0 0 0 2 5 0 0 0 0

7 21 ○費 □ □用品 №○

朱線

3 7 5 0 0 0 1 2 5 0 0 0 2 5 0 0 0 0 第 1学期計

朱書

数字は黒書 朱の二重線 ページの最終行になるように揃える

1学期計をそのまま転記する

<学期始>

摘 要 収 入 金 額 支 出 金 額 差 引 残 高

月日

5 0 0 0 0 0 0 0

1 1学期よ り 3 7 1 2 5 0 0 0 2 5

<年度末>

2 0 0 0 0 1 5 0 0 0

3 31 ◇費 □ □用品 №○

朱線

8 5 5 0 0 0 8 4 0 0 0 0 1 5 0 0 0 第 3学期計

1 5 0 0 0 次 年度へ繰 越

8 5 5 0 0 0 8 5 5 0 0 0

○ 年度合計 朱書

数字は黒書 収入金額」の合計 朱の二重線

* 「

支払金額」の合計と「差引残高」の合計金額 差引残高」の金額

「 「

ページの最終行になるように揃える

【例3】年度末だけ会計報告をし、繰越金がない場合

<年度末>

2 0 0 0 0

3 31 ◇費 □ □用品 №○

朱線

8 5 5 0 0 0 8 5 5 0 0 0

○ 年度合計 朱書 数字は黒書

収入金額」の合計 差引残高」の金額 朱の二重線

「 ページの最終行になるように揃える

支払金額」の合計金額

-6-

(9)

6 決算書の作成はどうすればいいですか

平成 ○年 度 □ □ □決 算書

A

【例1 】

収入 総額 22 5,35 0円 支出 総額 20 5,00 0円

差引 残額 20 ,35 0円 ( 次年度へ 繰越)

1, 収入の 部 ( 単位:円 )

項 目 予 算 現 額 収 入 済 額 付 記

5 0 0 × 4 0 0 人 会 費 会 費 20 0,00 0 2 00,0 00 雑収 入 繰越金 2 5,00 0 25,0 00

雑収入 0 3 50 3 5 0 預 金利息

3 5 0 合 計 22 5,00 0 2 25,3 50

2, 支出の 部 予備費からの充当 ( 単位:円 )

項 目 支 出 済額 不用額 付 記

当初予算額 補正予算額 流用充当額

会議 費 役 員会費 3 5 , 0 0 0 0 3 , 0 0 0 3 8 , 0 0 0 3 8 , 0 0 0 0 各 種会議費 事務 費 消 耗品費 4 5 , 0 0 0 0 0 4 5 , 0 0 0 4 3 , 0 0 0 2 , 0 0 0 印 刷用紙等 通 信 費 1 0 , 0 0 0 0 0 1 0 , 0 0 0 1 0 , 0 0 0 0 郵 便切手代

教 養部費 講 師謝礼

同一項 2 0 , 0 0 0 0 △ 5 , 0 0 0 1 5 , 0 0 0 1 0 , 0 0 0 5 , 0 0 0

専門 部費 厚 生部費 薬 品代

目内で 4 0 , 0 0 0 0 0 4 0 , 0 0 0 3 9 , 0 0 0 1 , 0 0 0

広 報部費 広 報誌代

の流用 5 0 , 0 0 0 0 5 , 0 0 0 5 5 , 0 0 0 5 5 , 0 0 0 0

図書 費 図 書 費 資 料図書代

が望ま 1 0 , 0 0 0 0 0 1 0 , 0 0 0 1 0 , 0 0 0 0 1 5 , 0 0 0 3 5 0 △ 3 , 0 0 0 1 2 , 3 5 0 0 1 2 , 3 5 0

しい

2 2 5 , 0 0 0 3 5 0 0 2 2 5 , 3 5 0 2 0 5 , 0 0 0 2 0 , 3 5 0

合 計

上記の とおり報 告いた します。

平成 □年○○ 月○○ 日 総会な どに配付 する要 項には、

「印 」マーク だけで 可 報告年月日

◇◇◇ ◇学校◇ ◇長 ○ ○ ○ ○ 印

「流用」と「補正」の違い

あ る支 出費 目に 充 てら れた 経費 の支 出を 抑制 し、 その 財源 を他 の支 出費 目の 増額 に 流 用・ ・・

充 てること 。予算 執行上の 処理を予 算の補 正を伴わ ないで 行うこと 。 予算 成立後 に生じた 事由に より、予 算の変更 を行う こと。

補正・・・

補正 予算の議 決の手 続きは、 本予算 の時と同 じ。

-7-

(10)

【 例2】

平成 ○年 度 □ □□ 決 算書

収入 総額 22 5,35 0円 支出 総額 20 5,00 0円

差引 残額 20 ,35 0円 ( 次年度へ 繰越)

1 ,収入 の部 (単位: 円)

項 目 予 算 額 決 算 額 増 減 付 記

繰 越 金 2 5,0 00 25, 000 0

5 0 0 × 4 0 0 人

会 費 20 0,0 00 200, 000 0

雑 収 入 0 350 3 50 預金 利息

合 計 22 5,0 00 225, 350 3 50

2 ,支出の 部 (単位: 円)

項 目 予 算 額 決 算 額 増 減 付 記

会 議 費 役 員会費 3 5,00 0 38,0 00 3,0 00 各種 会議費 事 務 費 消 耗品費 4 5,00 0 43,0 00 △ 2, 000 印刷 用紙等 通 信 費 1 0,00 0 10,0 00 0 郵便 切手代 専門 部費 教 養部費 2 0,00 0 10,0 00 △ 10, 000 講師 謝礼

厚 生部費 4 0,00 0 39,0 00 △ 1, 000 薬品 代 広 報部費 5 0,00 0 55,0 00 5,0 00 広報 誌代 図 書 費 図 書 費 1 0,00 0 10,0 00 0 資料 図書代

予 備 費 1 5,00 0 0 △ 15, 000 合 計 22 5,00 0 2 05,0 00 △ 20, 000

上 記の と おり 報告 い たし ま す。 平成□ 年○ ○月○ ○日

◇◇◇ ◇学校 ◇◇長 ○ ○ ○ ○

*「補正 「流用・充当」が行われない場合は、その項目を省略することができます。」

-8-

(11)

7 学級 会 計報 告書 はど の よう な形 式が

いいですか

A

【 例】

平 成○年 度 第 ○学年 ○組 学 級 会 計 報 告 書

収 入 総 額 76, 812 円 支 出 総 額 76, 812 円

差 引 残 額 0 円

1,収 入の部 ( 単位:円 )

項 目 金 額 付 記

学 級 費 7 6,80 0 200円 ×32 人×12 ヶ月

雑 収 入 1 2 預金利息

合 計 7 6,81 2

2,支 出の部 (単 位:円 )

項 目 金 額 付 記

学級経 営費 3 5,96 2 マ ジック 、更紙、 上質紙 、のり 色 画用紙 、模造紙 、セロ テープ 教 材 費 3 9,95 0 原 稿用紙 、画用紙 、版画 用インク

工 作用ニ ス 学級備 品費 90 0 テ ープカ ッター代

合 計 7 6,81 2

上 記のとお り報告 いたしま す。 平成 ○年○ 月○日

○ ○○○学 校長 ○ ○ ○ ○ 西

○ 年○組担 任 ○ ○ ○ ○ 白

総会 等で報 告しない ものは 、原本に 押 印して から印刷 をする 。

*残額があった場合には、その処理の仕方を明記する。

-9-

(12)

8 会計監査のポイントはなんですか

会計 監査の ポイン トは次 のとお りです 。

A

会計監 査は、

(1 )決 算後 (学 期末 ・年 度末 など)、す みや かに 行い ます。

(2 )次の帳 簿の準 備をしま す。

○ 会計簿 ○貯金( 預金) 通帳 ○ 領収書 (証)綴

○予 算書 ○ 決算書 ○規約 ○その他 関係書 類

(3 )予算書 や規約 通り、適 正に執行 してい るかを確 認しま す。

(4 )収入が 適正で あるか確 認します 。

(5 )購入時 期や支 払時期が 適正であ るかを 確認しま す。

(6 )別紙の 【監査 のポイン ト】を参 考にす すめます 。

( 7) 監査報告書は、監査の方法に従って行った監査結果を文書にしたものですが、通常は おおむね次のような事項について行われます。

( 1)監 査を行っ た日時

( 2)監 査に当た った監査 委員の 氏名

( 3)監 査の対象

( 4)監 査結果の 概要

( 5)監 査結果に 対する意 見

-10-

(13)

~ 監査マ ニュ アル より~

【監査 のポイン ト】

<会 計簿 につい て>

1 年月日 順に記入 してあ るか 2 計算ミ スなどの 間違い はないか 3 訂正の 際は、訂 正印を 使用して いるか 4 繰越金 と、通帳 残高が 一致して いるか 5 貯金利 息の記載 漏れが ないか

6 領収書 番号の金 額と、 領収書の 金額があ ってい るか 7 保護者 へ返金し た際の 受領書が あるか

8 差引残 高は合っ ている か

9 各ペー ジごとの 集計が 行われ、 次ページ に繰り 越されて いるか 正しく 帳簿を 締めいて いるか

10

会計簿 、通帳 、物品購 入・支 出伺書の 内容が一 致して いるか 11

<領 収書 につい て>

1 領 収書が正 しい宛 名になっ ている か(「○ ○学校」「○○ 学校PTA」など ) 2 領 収書の「 日付」「金額」「但し 書き」「発行者 名(印)」に漏 れがな いか 3 「 領収書」 と表記 されてい るか

4 物 品購入・ 支出伺 書の職員 押印欄 に漏れが ないか 5 納 品・請求 ・領収 書が一致 してい るか

6 立 替払いを した場 合は、清 算日と 清算者( 立替を した者) の押印が されて いるか

<通 帳に ついて >

1 通 帳から払 い戻し た後、す みやか に支払い をして いるか 2 通 帳と会計 簿の内 容が合っ ている か

(複数件を一度に払戻をしても、会計簿の支出項目ごとの合計金額が一致していれば問題ない)

< 通帳> <会 計簿>

21.1.19 1,200

年月日 入金 払戻 残高 ノ ート代

21.1.19 3,000 2,000 21.1.19 教 材代 800 21.1.19 フ ァイル代 1,000 合 計3,000

<決 算書 につい て>

1 「 収入金額」「支 出金額」「残額 」が、会 計簿よ り正確に 転記さ れている か 2 「 収入内訳」「支 出内訳 」が、会 計簿より 正確に 転記され ている か

3 「 決算報告 月日」「監査 内容」「 決算報告 者名」 が明記さ れ、「 印」が押 印され ているか

<監 査が 終了し たら ・・・>

監査 で、適正 である と認めら れた場 合は、会 計簿に 「監査結 果」を記 入し、「署名」「押印 」を します 。また、 決算書 にも「押 印」し 、以上で 監査終 了となり ます。

-11-

(14)

9 監 査 報 告書 の 作 成は ど うす れ ば いい

ですか

監査報告書は、監査の方法に従って行った監査結果を文書にしたものですが、通常は

A

お おむね次 のよう な事項に ついて行 われま す。

( 1)監 査を行っ た日時

( 2)監 査に当た った監査 委員の 氏名

( 3)監 査の対象

( 4)監 査結果の 概要

( 5)監 査結果に 対する意 見

監査報告 書は[資 料1][ 資料2]を 参考に 作成しま す。

[資料1 ]

監 査 報 告 書

今回実 施した監 査の結 果を、次 のとおり 報告し ます。 記

1,監 査の期日 平成○年 ○月○日 2,監 査の対象 平成○年 度○○○ ○会計 3,監 査の内容 (1)予 算の執行 状況

(2)証 拠書類の 整理状 況及び記 帳状況

(3)現 金の出納 状況及 び保管状 況 4,監 査の結果 (1)予 算の執行 状況に ついて良 好であ る

(2)証 書類の整 理状況 及び記帳 状況に ついて証 書 類 の整理は 、良好 であり、 記帳は 正確であ る。

(3)現 金の出納 状況及 び保管状 況につ いて良好 である

平成○ 年○月○ 日

監査委員 ○ ○ ○ ○ 印

監査委員 ○ ○ ○ ○ 印

総会な どに配付 する要 項には

「印」 マークだ けで可 。

-12-

(15)

[資料 2-1 ]

平成○ 年度 第 ○学 年○ 組 学 級 会 計 報 告 書

収 入 総 額 7 6,81 2円 支 出 総 額 7 6,81 2円

差 引 残 額 0円

1,収 入の部 (単 位:円 )

項 目 金 額 付 記

学 級 費 7 6,80 0 200円 ×32 人×12 ヶ月

2,支 出の部 (単 位:円 )

項 目 金 額 付 記

学級経 営費 3 5,96 2 マ ジック 、更紙、 上質紙 、のり

合 計 7 6,81 2

報告年月 日 上 記のとお り報告 いたしま す。

平成○ 年○月 ○日

○ ○○○学 校長 ○ ○ ○ ○ 印

○ 年 ○ 組 担 任 ○ ○ ○ ○ 印 監査年月 日

平 成○年○ 月○日 会計監査 の結果、 証拠書 類が整い 、経理 が適正で あるこ とを 認め ます。

平 成○年○ 月○日

監査 委員 ○ ○ ○ ○ 印 監査 委員 ○ ○ ○ ○ 印 報 告年月 日

[資料 2-2 ]

平成 ○年 度 □ □ □ 決 算 書

収入 総額 22 5,35 0円 支出 総額 20 5,00 0円

差引 残額 20 ,35 0円 ( 次年度へ 繰越)

1 ,収入 の部 (単位: 円)

項 目 予 算 額 決 算 額 増 減 付 記

繰 越 金 2 5,00 0 25,0 00 0

2 ,支出の 部 (単位: 円)

項 目 予 算 額 決 算 額 増 減 付 記

会 議 費 役 員会費 35 ,00 0 3 8,0 00 3,0 00 各種 会議費

合 計 225 ,00 0 20 5,00 0 △ 20,0 00 報告年月 日

上 記のとお り報告 いたしま す。 平成○ 年○月 ○日

○ ○○○学 校長 ○ ○ ○ ○ 印 監査年月 日

平 成○年 ○月 ○日 会計 監査 の結果 、証 拠書 類が 整い、 経理 が適正 であ ること を 認 めます。

平 成○年○ 月○日

監査 委員 ○ ○ ○ ○ 印 監査 委員 ○ ○ ○ ○ 印 報告年 月日

-13-

(16)

10 学校にはどのような会計が

ありますか

学校で 取り扱っ ている 会計には いろい ろありま すが、大 きく分 けて次の 3つに 分類

A

す ることが できま す。

・・ ・ 学校 の教育活 動、運 営のため に、公 立学校の 設置者 である地 方公 公費会 計

(公金会 計) 共団体 または、 法・規 則に基づ いて、 国・都道 府県が 支出する 経費 で営ま れる会計 。

・ ・ とく に法や規 則によ って学校 におけ る会計と して義 務づけら れた 準公金 会計

もので なく、補 助金と の関係で 公的監 査の対象 となる 会計。

( 給食会 計の よう に、 学校 が実施 する 事業 の会 計の ため に、公 費会 計に 準じた取 り扱いが されま す。)

・・ ・ 公費 ではなく 、また 法や規則 にもよ らず、学 校が運 営上必要 な金 私費会 計

額を保 護者から 便宜的 に徴収し て、営 まれる会 計。

さらに、 それぞ れの会計 を細かく 分類し てみると 次の図 のように なりま す。

公費会計 教職員の給与・旅費等の 会計 学校運営費会計(市町村 会計)

準公金会計 法定徴収金(独立行政法人日本ス ポ ーツ 振興セ ンター 法」で定める共済 掛金の 徴収及び納入会 計、災害給付金の請求・支払 い等の事務) 給食会計(就学援助費な どの公的補助金が支出され るため)

私費会計 学校徴収金 校外活動(遠 足、小学校の修学旅行等)

教材費(テス ト・ドリル、家庭科等の実習 費等 学年・学級費

( 学年や学級の活動として公費 の不足分の充当)

団体活動費 生徒会会計

PTA 会計 体育文化後援 会会計 同窓会会計等

団体積立金 卒業対策費・ 進路対策費

中学校の修学 旅行の経費(多額のため)

私的団体の会計 職員クラブ費 等

-14-

(17)

11 予算の原則を教えてください

A

団 体会計で は必ず 予算を調 整します が、そ れは会長 の権限 で作られ るもの です。学 校徴 収金 のように 、団体 会計でな く、ある 要件に 必要な限 定され た会計で あって も、購入 等に 必要 な単価、 金額の 見積を正 確に計測 して、 収入(予 算)を たてるこ とが大 切です。

ま た、作成 された 予算は、 市町村は 議会が 、団体で は総会 等で議決 して決 定されま す。 校内 徴収金に ついて は、学年 費や一部 の担当 者の分担 のもの であって も、校 長または 校内 全体 で決定又 は承認 している ことが必 要です 。

(地方自治法第210条)

【総計 予算主 義の原則 】

一切 の 収入 支出 を予 算 に上 げる こと 。つ ま り、 予算 に上 がっ てい ない 集金 をし ては な らない し、支出 をして もならな い。

(地方自治法第209条)

【単一 予算主 義の原則 】

一年に 一度の予 算編成 のときに 、あらゆ る収入 支出を予 算に包 含するこ と。

【個別 費目主 義の原則 】

予算 は、 慎重 に分 類さ れ、 支出 に はそ の目 的が 明記 され れば 予算 が見 やす く、 監督 も しやす く、何よ り予算 が明瞭に なるとい うこと 。

(地方自治法第216条)

【予算 統一の 原則】

予算 の種 類に よっ て手 続き や編 成責 任者 が 違っ たり せず 、予 算全 体に 統一 性が あり 秩 序だっ ているこ と。

(地方自治法第208条)

【会計 年度独 立の原則 】

支出 すべ き経 費の 財源 は、 その 年 度の 収入 で賄 うべ きで 、ま たそ の年 度で 支出 すべ き 経費を 他の年度 で支出 すべきで ないこと 。

(地方自治法第211条)

【事前 議決の 原則】

他 の規 定や 活 動の 計画 と同 様に 、予 算に つ いて も総 会な どの 議決 を経 て初 めて 効力 が 生じる こと。

(地方自治法第219条第2項、地方自治法第243条の3)

【予算 公開の 原則】

予算や 財務に関 するこ とを住民 や保護者 に公表 すること 。

-15-

(18)

地方自治法

第2 08条

普 通 地方 公共 団体 の 会計 年度 は 、毎 年4月 1日に 始ま り 、翌 年3月 31日に 終わ る もの とす る。

② 各会計 年度 におけ る歳 出は、 その 年度 の歳入 をも って、 これに あてな ければ ならな い。

第2 09条

普通地 方公共 団体の 会計は 、一般 会計及 び特 別会計 とする 。

② 特別会 計は 、普通 地方 公共団 体が 特定の 事業 を行 う場合 その他 特定の 歳入 をもっ て特 定 の歳出 に充 て一般 の歳 入歳出 と区 分し て経理 する 必要が ある場 合にお いて 、条例 でこ れを 設置す ること ができ る。

第2 10条

一会 計年 度に おけ る一 切の 収入 及 び支 出は 、す べて これ を歳 入歳 出予 算に 編入 しな け れば ならな い。

第2 11条 第1 項

普 通地方 公共 団体 の長は 、毎会 計年度 予算 を調整 し、年 度開始 前に、 議会の 議決を うけ なけれ ばなら ない。・ ・・・

第 216 条

歳 入歳 出予 算 は、 歳入 にあ って は、 その 性質 に 従っ て款 を大 別し 、か つ、 各款 中に お い てこ れ を 項に 区 分し 、 歳出 に あ って は 、そ の 目 的に 従 って こ れを 款項 に 区分 し なけ れ ば ならな い。

第 219 条第 2項

普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 は 、 前 項の 規 定 に よ り 予 算 の送 付 を 受 け た 場 合 にお い て 、 再 議 その他 の措 置を講 ずる 必要が ない と認め ると きは 、直ち にこれ を都道 府県 にあっ ては 総 務大臣 、市 町村に あっ ては都 道府 県知 事に報 告し 、かつ 、その 要領を 住民 に公表 しな けれ ばなら ない。

第2 43条 の3

普通 地 方公 共 団体 の 長は 、 条例 の定 め ると こ ろに よ り、 毎年 2回 以上 歳 入歳 出 予算 の 執行状 況並 びに財 産、 地方債 及び 一時借 入金 の現 在高そ の他財 政に関 する事 項を住 民に 公表し なけれ ばなら ない 。

-16-

(19)

12 物品を購入したいときは

どうすればいいですか

物品を 購入 する 場合 、ま ず、事 前承 認を 得る こと が必要 です 。そ の場 合 「業 者名」

A

「品 名」「 金額」「使用目 的」など の項目 の入った 伺票を 使用する こともあ ります 。 購 入にあた っては 、業者に かたより がない ようにし 、規格 ・品質が 同じな らば、安 価 価 の業者に 発注し ます。特 に備品や 設備に ついては 、信用 できる業 者であ り、アフ タ ー サービス まで考 慮し、業 者を選定 します 。

【基本的なながれ】

○ ○が 支出項 納 品

ほ しい 伺 目残高 承 認 発 注 支払 い

確 認 検 収

※ 支出伺書 の見本 です。自 校の「 支出伺書 」をお使 いくだ さい。

-17-

(20)

13 通帳と帳簿は、一致して

いなければならないのですか

そん なこと はあり ませ ん。

A

。 、 。

現金 の出し入 れは帳 簿で管理 します 通 帳は あ くまで補 助的な もの(お財 布がわ り)です たと えば、一 度に5 件の支払 いがあっ た場合 、通帳か らはま とめてお ろし、 帳簿で1 件 ごとに 記帳して もかま いません 。

※ 監 査 の ポ イ ン ト ~ 通 帳 ~

○ 通 帳 か ら 払 い 戻 し た 後 、 す み や か に 支 払 を し て い る か 。

○ 通 帳 と 会 計 簿 の 内 容 が 合 っ て い る か。( 複 数 件 を 一 度 に 払 戻 を し て も 、 会 計 簿 の 支 出 項 目 ご と の 合 計 金 額 が 一 致 し て い れ ば 問 題 は な い )

( 通 帳 ) ( 会 計 簿 )

.2.3 500

年 月 日 入 金 払 戻 残 高 21 ノ ー ト 代

3,000 40,000 .2.3 1,000

21.2.3 21 フ ァ イ ル 代

.2.3 1,500

21 切 手 代 合 計 3,000

通 常 は 、 通 帳 か ら 払 い 戻 し し た ら 即 日 払 い と い う こ と が 原 則 で す の で 、 通 帳 か ら

、 。

払 い 戻 し た ら す ぐ に 領 収 書 が 手 元 に 来 る よ う 計 画 し て 払 い 戻 し す る こ と が 大 切 で す

( 現 金 の 紛 失 、 盗 難 等 の 防 止 の た め )

し か し 、 な ん ら か の 事 情 で 通 帳 か ら 払 い 戻 し た 日 に 支 払 え ず 、 領 収 書 に 日 付 の 違 い が で き た 場 合 、 帳 簿 に は 領 収 書 の 日 付 を 記 入 し ま す 。 ま た 、 立 替 払 い を し た 場 合 は 、 通 帳 か ら 払 い 戻 し て 立 替 を し た 者 ( 清 算 者 ) に 支 払 っ た 日 ( 清 算 日 ) を 領 収 書 に 記 入 し ま す 。

領 収 書

平成201212

○○小学 校 様

金額 ¥5,0 00※ 但し、用紙 代として

立替 払いを した場合 は 上 記の金額正 に領収致 しました。

○○商店 印 清算 日の記 入と清算 者 の押 印をす る

清算日 ○月○ 日 印

-18-

(21)

14 会計簿の保存年数は何年ですか

5 年間保 存しま す。

A

会計簿・ 領収書 綴等の保 存年数は 会計に よって異 なりま すが、学 校にお いては決 算し

。 ( )

て から5年 間保存 するのが 一般的で す 会計 簿・予算 書・決 算書等と 一緒に領 収書 証 綴 も保存し ておく のが原則 です。

学校教育法施行規則第28条より

学校に おいて備 えなけ ればなら ない表簿 は、概 ね次のと おりと する。 1 学校 に関係の ある法 令

2 学則 、日課表 、教科 用図書配 当表、学 校医執 務記録簿 、学校 歯科医執 務記録簿 、 学校 薬剤師執 務記録 簿及び学 校日誌

3 職員 の名簿、 履歴書 、出勤簿 並びに担 任学級 、担任の 教科又 は科目及 び時間表 4 指導 要録、そ の写し 及び抄本 並びに出 席簿及 び健康診 断に関 する表簿

5 入学 者の選抜 及び成 績考査に 関する表 簿

、 、 、

6 資産 原簿 出納 簿及び経 費の予 算決算に ついて の帳簿並 びに図 書機械器 具 標本 模型 等の教具 の目録 《1台( 1組)1 0万円 以上》

7 往復 文書処理 簿

○ 前項 の表簿は 、別に 定めるも ののほか 、5年 間保存し なけれ ばならな い。 ただし 、指導要 録及び その写し のうち入 学、卒 業時の学 籍に関 する記録 について は、そ の保存期 間は、 20年間 とする。

(商法 では商 業帳・営 業に関す る重要 書類を1 0年間保 存する よう義務 づけて います。)

-19-

(22)

15 口座振替で支払った場合やレシート

の場合、別に領収書が必要ですか

どちら の場 合もあ らため て領収 書を徴 しなく ても大 丈夫で す。

A

金 融機関が 発行し た振替通 知書等の 書類が 領収書の かわり になりま す。

学校の 会計で多 く見られる ことですが 、振替処 理をして支 払いを行 った場合、 業者(債 権 者)か ら領収書 を送付し てきた 場合は構 いませ んが、こ ちらか らあらた めて領収 書を要 求する必要はありません。金融機関が発行する振替通知書で十分です。

万一、 このこと で業者と のトラ ブルが発 生した 場合は、金 融機関と 業者との問 題となり ます。

ただし、<JA しらかわ>の「振替連動出金票」で振替を行った場合は、金融機関から の振替通知書が発行されません。このような場合は、業者から領収書を徴しましょう。

領収書に関するメモ

領収 書は、以 下の内 容を備え ているこ とが絶 対条件で す。

( 1) 領収の 意思表示

( 2) 領収金 額(鮮明 であるこ と)

( 3) 領収の 内訳(品 名・規格 ・数量 ・単価) の明示

( 4) 領収の 年月日

( 5) 領収者 の住所・ 氏名・印 (法人 印・代表 者印ま たは個人 印)

※ 領 収金額が 税別3 万円以上 100万 円以下 の場合に は、2 00円の 収入印紙 を 貼っ て消印さ れてい るか確認 します。

レシ ートも 領収書 になり ます 。

デ パート・ スーパ ーなどの 大型店舗 ではレ シートに よる領 収が慣習 になっ て、領収 書と して 認める場 合が多 くなりま した。日 付・店 名・単価 別に印 字され明 確に読 みとれれ ば領 収書 として使 用でき ます。

こ の場合、 当該レ シートを 領収書綴 等の台 紙に貼付 し、上 記(1) ~(5 )の不足 する 部分 を補充追 記して おきまし ょう。金 額が高 額の場合 には領 収書をも らい、 レシート は小 額の 場合に限 定して おきまし ょう。

ま た、感熱 紙レシ ートの場 合は時間 の経過 とともに 印字が 消えてし まいま す。長期 保存 した い場合は コピー をとって おくなど 保管方 法には十 分注意 が必要で す。

-20-

(23)

1 6 学 校 徴 収金 滞 納 者に は 、ど の よ うな

督促方法がありますか

学校 徴収金 を未納あ るいは 滞納をし ている ときは、 保護者 宛に督促 をします 。

A

1,担任 又は集 金担当者 から直接 保護者 へ電話連 絡を行 います。

2,それ でも納 入しない 保護者へ は、校 長名で文 書(督 促状)を 作成し 、直接郵 便で 送付し ます。

3,経済 的事情 でどうし ても納入 できな い保護者 につい ては、就 学援助 制度の適 用を 受ける ように 勧めます 。

4,経済 的事情 がなく未 納を続け る保護 者には、 法的措 置も考え 「内容 証明郵便 」で 督促状 を郵送 します。

学 校徴 収金 が納 入で きな いの は保 護者 の責 任 なの で、 児童 ・生 徒へ の必 要以 上な 催促 はし ないよ う十分配 慮する 必要があ ります。

【督 促状】・・・最 初の督 促例

平成○ 年○月 28日

○ ○ ○ ○ 様

○○学 校長 ○ ○ ○ ○

未 納諸会費 の納入 について

諸会費 の納入に つきま して確認 したとこ ろ、ま だ納入さ れてお りません でした。 つきま しては、 下記の とおり納 入をお願 いしま す。

記 1, 納入金額

4月分 5,0 00円 5月分 5,0 00円 計 10,0 00円

2, 納入期限 6月○日 (金) まで

担任・ ○銀行 △支店等 3, 納 入 先 ○○学校 事務室 学 校に応じ て

-21-

(24)

【督 促状】・・・再 度の督 促例

平成 ○年○月 28日

○ ○ ○ ○ 様

○○学 校長 ○ ○ ○ ○

未 納諸会費 の納入 について (督促 )

諸会費 の納入に つきま して、く り返し納 入をお 願いして まいり ましたが 、未だに 納 入され ておりま せん。

つきま しては、 下記に 納入予定 日を記入 し、至 急学校へ ご提出 ください 。

記 1, 納入金額

4 月分 5 ,00 0円 5 月分 5 ,00 0円 6 月分 5 ,00 0円 7 月分 5 ,00 0円 計 20 ,00 0円

2, 納 入 先 ○○ 学校事務 室

なお、 ○月○日 までに 諸会費の 納入がな かった 場合、又 は納入 予定日の 回答がな か った場 合には、 ご来校 いただく か、ご家 庭を訪 問して納 入でき ない事情 をお聞き す る予定 です。

キ リ ト リ

○ ○学校 長様

未 納諸会費 の納入期 日の回 答につい て

、 。

私が未 納してい る諸会 費 20,00 0円に ついて 下 記の期 日までに 納入し ます

納 入する期 日 平成 年 月 日

納 入方法 持参 ○○ 銀行へ 納入

その他 ( )

保護者 氏名 印

-22-

金 額 が多 い とき に は、 支 払 計 画書 を 提出 し ても ら う方法もあります。

(25)

【法 的措置】

支 払督 促と 少 額訴 訟が 考え られ ます が、 どち らも 債 務者 が異 議を 申し 立て ると 通常 訴訟 に移 行 するため 、教育 委員会等 と合議 をする必 要があり ます。

1,支 払督促

① 特 徴

・ 通 常の訴訟 手続き と異なり 、申立書 の内容 が整って いれば 、書類だ けの簡 便な手続 きに よっ て、裁判 におけ る判決を 受けた場 合と同 一の効果 を簡易 迅速に得 ること のできる 制度

・ 相 手方の住 所地を 管轄する 簡易裁判 所の裁 判所書記 官に申 し立てる 。

・ 金 銭の支払 又は有 価証券若 しくは代 替物の 引き渡し を求め る場合に 限る。

・ 書 類審査の みなの で、訴訟 の場合の ように 審理のた めに裁 判所に行 く必要 がない。

・ 手 数料が訴 訟の場 合の半額 。

・ 債 務者が支 払督促 に対し異 議を申し 立てる と、請求 額に応 じ、地方 裁判所 又は簡易 裁判 所の 民事訴訟 の手続 きに移行 する。

② 支払督 促の流れ

③ 必要な 書類 申立 書 申立 手数料

郵便 切手(相 手方に 書類を送 るために 使用) 添付 書類等

当 事者が法 人の場 合は、登 記事項証 明書1 通

-23-

訴訟額等 手数料 10万円まで 500円 20万円まで 1,000円 30万円 1,500円 40万円 2,000円 50万円 2,500円 60万円 3,000円 70万円 3,500円 80万円 4,000円 90万円 4,500円 100万円 5,000円

申立人 (債権者) 相手方 (債務者)

支払督促申立書提出 申立書の受理、審査

支払督促受領

支払督促発付通知受領

仮執行宣言申立書提出

(注 )

仮執行宣言付

支払督促受領

支払督促発付

仮執行宣言発付

異議があ れば 受領後 2 週間以内に

異議申立書提出

仮執行宣言付 支払督促受領

申立書の受理、審査

30

異議があ れば 受領後 2 週間以内に

異議申立書提出

(26)

2,少 額訴訟

① 特 徴

・ 1 回の期日 で審理 を終えて 判決をす ること を原則と する。

・ 6 0万円以 下の金 銭の支払 いを求め る場合 に限り、 利用す ることが できる 。

・ 原 告の言い 分が認 められる 場合でも 、分割 払、支払 猶予、 遅延損害 金免除 の判決が され るこ とがある 。

・ 訴 訟の途中 で話し 合いによ り解決( 和解) すること もでき る。

・ 判 決書又は 和解の 内容が記 載された 和解調 書に基づ き、強 制執行を 申し立 てること がで きる 。

・ 少 額訴訟の 判決に 対する不 服申立は 、異議 の申立に 限られ 、控訴は できな い。

② 少額訴 訟の流れ

③ 必要な 書類

・訴 状

・申立 手数料

・郵便 切手(相 手方に 書類を送 るために 使用)

・添付 書類等

当 事者が法 人の場 合は、登 記事項証 明書1 通 訴 状副本 相手方 の人数分

-2 4-

訴訟額等 手数料 10万円まで 1,000円 20万円まで 2,000円 30万円 3,000円 40万円 4,000円 50万円 5,000円 60万円 6,000円 70万円 7,000円 80万円 8,000円 90万円 9,000円 100万円 10 ,000円

裁 判 所

訴えを起こす人

(原告)

訴えを起こされた人

(被告)

訴状、証拠書類提出

答弁書、証拠書類受領

追加の証拠書類、

証人の準備

・訴状の受付、審査

・審理期日指定

・訴状,期日呼出状等送達

訴状、期日呼出状、

証拠書類受領

答弁書受理

答弁書、証拠書類提出

追加の証拠書類、

証人の準備

審理は原則 1回

【裁 判所】

・双方の言い分(主張)を 聴いて、争点を整理

・証拠書類、証人等の 取り調べ

【原告】

・主張の提出(訴状等 に基 づき、言 い分 を

述べる。)

・証拠の申出

【被 告】

・主張の提出(答弁書 等に基 づき、言 い分 を述べる。)

・証拠の申出

審 理

和 解 判決

*被告の希望等により、通常の 訴訟手続に移る こともある。

(27)

17 学習旅行への返金はどうなりますか

返金 できる ものと 返金 できな いもの とあり ます。

A

・返 金できる もの・ ・・・・ 見学料等 当日の 人数で支 払うも の、写真 代等。

・返 金できな いもの ・・・・ バス代な どで人 数割で一 人分を 積算し、 当日キ ャンセル でき ないもの 。

では、全 額返金 できるよ うに 予 備費を 多く見積 もって おけばい いので はと 考 えがちで すが、 下記のよ うな問題 があり ます。

① 継続 性のな い会計な ので、残 額は できるだ け0に なるよう 配慮し なければ ならな い。

② 予備 費の 性格。( 予算 外の 支出 また は予 算超 過の 支出 に充 てる )

トラブル 防止の ために、 集金する ときに 全額返金 できな いことを 通知し ておくと よ いでしょ う。ま た、承諾 書をとっ ておく のもよい 方法で す。

-25-

(28)

1 8 年 度 末 残高 は 、 どの 程 度が 望 ま しい

ですか

A

会 計の目的 、性格 の違いを 考慮しな ければ なりませ んが、 原則とし て単年 度会計は 限り なく 差引残額 (残高 )を0に 近づける ことが 肝要です 。現実 的な目安 として 下記の例 を参 考に して下さ い。

例 1:PT A会計 等・・・ ・・収入 金額の 10%以 内 例 2:給食 会計・ ・・・・ ・・一食 あたり の単価× 人数未 満

翌年 度へ繰 り越すた めに年 度末残額 を多くす ること はよくあ りませ ん。

ま た、 年度 末残 高を 減ら すた めに 不必 要な 支 出を する こと は避 ける べき です 。恒 常的 に年 度末 残 高が 多い 場合 は 、収 入金 額・ 支出 内 容を 検討 し、 予算 の見 直し を行 う必 要が あり ます。

-26-

(29)

19 会費を値上げしたいときの予算書は 、

どうすればいいですか

現在 の会 費の 予算 書と値 上げ をし た場 合の 予算書 と、 2種 類の 予算 書を 作成す るの

A

が 望ま し いで す。 それ は 、総 会等 にお いて 可 決さ れる か否 決さ れる かわ から ない から で す。

会費を 役員会 等

値上げ 総

したい 原案作 成 ⇒ 否 決 ⇒ 現在の 会費の 予算書

⇒ ⇒

会 ⇒ 可 決 ⇒ 値上げ した予 算書

-27-

(30)

20 金融機関でかかる手数料はいくら

ですか

平成2 1年1月 現在は下 記のよ うになっ ていま す。なお 、変わ る可能性 もありま すの

A

で、 随時、金 融機関 へ確認し てくださ い。

<東 邦銀行 >

円 貨両替手 数料(持 参する 枚数・受 け取る 枚数のい ずれか 多い方を 基準とす る) 金 種 指 定 払 戻 手 数 料 ( 万 円 券 を 除 く 払 戻 枚 数 を 基 準 )

両 替 枚 数 手 数 料

1 ~ 1 0 0 無 料

1 0 1 ~ 3 0 0 1 0 5 円 3 0 1 ~ 5 0 0 2 1 0 円 5 0 1 ~ 1 0 0 0 3 1 5 円 1 0 0 1 ~ 2 0 0 0 6 3 0 円

平 成 2 0 年 8 月 1 日 ~

JA し ら か わ >

両 替 枚 数 手 数 料

1 ~ 3 0 0 無 料

3 0 1 ~ 5 0 0 2 1 0 円 5 0 1 ~ 1 0 0 0 3 1 5 円

( )

1 0 0 1 ~ 2 0 0 0 6 3 0 円 以 降 1000枚 毎 に315円 ず つ 加 算

※ 上記手数 料を適用 する場 合(ただ し学校 集金の入 金には 適用され ない)

①上記手 数料に は、消費 税5% が含まれ る ⑤ 金種指定 払戻( 万券を除 く)

②円貨両 替 ⑥ 硬貨入金

③両替す る紙幣 と硬貨の 合計枚 数としま す

④両替枚 数は、 受渡し又 は持込 で多い方 の枚数を 基準と します

<ゆ うちょ 銀行>

預金・支 出に係 る両替手 数料な し(平成 20年9 月現在 )

<常 陽銀行 >

両 替 手 数 料 ( 持 込 枚 数 ま た は 受 取 枚 数 の い ず れ か 多 い 枚 数 )

両 替 枚 数 手 数 料

1 ~ 1 0 0 無 料

1 0 1 ~ 1 0 0 0 3 1 5 円 1 0 0 1 ~ 2 0 0 0 6 3 0 円

2 0 0 1 以 上 9 4 5 円 ~ (1000枚 毎 に 315円 を 加 算 )

< 白 河 信 用 金 庫 >

手 数 料

両 替 ( 入 出 金 硬 貨 ) 枚 数

1 ~ 1 0 0 無 料

1 0 1 ~ 3 0 0 1 0 5 円 3 0 1 ~ 5 0 0 2 1 0 円 5 0 1 ~ 1 0 0 0 3 1 5 円

1 0 0 1 ~ 500枚 ご と に 105円 加 算

-28-

(31)

21 領収書の金額の頭に「金 」 「¥」を

つけるのはどうしてですか

数字 を改 ざんし たり、 追記や 削除す ること を防ぐ ためで す。

A

【領収書 の記入 例】

1 ,手書きの場合・・・ 漢数字の 頭に「金」、終 わりに「 円也」 を記入す る。

領 収 書

○ ○○学 校長 ×××× 様 №12 0

金 参 拾 壱 万 五 千 円 也

但 学 習参考書 代参拾万 円、消 費税壱万 五千円 として 収入

平成◇ ◇年◇月 ◇日 印紙

割 印 上記正 に領収い たしまし た

*** *商店 △△ △△ 印 印 消 印

* 手書 きの場 合は、改 ざんしに くい数 字を使う ことを 勧めます 。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

壱 弐 参 四 五 六 七 八 九 拾

2 ,パソ コン等で 作成し た場合

「 」、 「 」 「 」 。

算用数 字の頭に ¥ 終わり に ※ や - の終止符 をつけ る

領 収 書

○ ○○学 校長 ×××× 様 №13 1

¥ 3 0 ,4 5 0 ※

但 学習参 考書代 29,000 円、 消費税 1,450 円と して 平 成◇◇ 年◇月◇ 日

割 印 上 記正に 領収いた しました

**** 商店 △△△ △

、 、「 」「 」「 」

* 手書 き パソコ ン作成 にかかわ らず 金○○ 円也 ¥ ○○○ ※ ¥○ ○○- の三通 りの書 き方が一 般的です 。

【 証紙・ 印紙の違 い】

都道 府県単 位の財源 となる、 金銭を 支払った 証明に なる紙で す。 証紙・・・

(例 :運転 免許証の 書替え手 数料、 高校入試 の入学 検定料、 教育職 員免許状 の 再 交付手 数料など )

収入 印紙 のこ とです 。領 収書 ・借 用書 ・手形 等を 作成 した とき に、 収入印 紙を 印紙・・・

貼り 、印鑑 で消印さ れると印 紙税を 納めたこ とにな ります。 国庫の 財源とな る、 ある 種の租 税・手数 料となる 政府発 行の証票 です。

【 印紙税 率】

課 税 物 件 課 税 標 準 及 び 税 率

売 上代金 に係る金 銭、有 価証券の 受領書 受取 金額が3 万円未 満・・・ ・・・ ・非課税

( 領収書 ・手形・ 借用書 等) 1 00万円 以下・ ・200 円 10 0万円を 超え2 00万円 以下・ ・400 円

-29-

消 費 税 は 、 印紙 税 課 税 金 額 に は 含め な い た め 、 こ の 例 の 場合 は 印 紙 は 不 要 。 ただし 、消 費 税 額 が 明 記 され て い る 場合 に限る 。

(32)

22 印紙の消印は割印でなければならな

いですか

そんな ことは ありま せん 。

A

消 印は印紙 の再使 用を防止 すること を目的 としてい ます。

印 紙を消す 方法は 、印章だ けでなく 署名で もよいこ とにな っていま す。

【印紙 税法第 8条 第2項】

課税 文書の 作成者 は、前項 規定に より当該 課税文 書に印 紙を はり付 ける 場合 には、政 令で 定めると ころに より、当該課 税文書と 印紙の 彩紋とに かけ、判 明に印紙 を消さ な けれ ば ならな い。

印 紙税 の課 税 対象 とな る領 収書 や契 約書 等に 印紙 を はり 付け た時 には 、そ の領 収書 や契 約書 等 と印紙の 彩紋と にかけて 判明に 印紙を消 さなけれ ばなら ないとい うこと です。

判 明 に印 紙を 消 さな けれ ばな ら ない ので 、一 見し て 誰が 消印 した か明 らか にな る程 度に 印章 を押 す か署 名を し 、通 常の 方法 で は消 印を 取り 去る こ とが でき ない よう にし なけ れば なり ませ ん。(例: 鉛筆で の署名は 、簡単 に消し去 ること ができる ので不可 )

(印 紙を消す 方法)

【印紙 税法施 行令第 5条】

課税 文書 の作 成者 は 、法第 8条 第2 項 の規 定に より印紙 を消 す場 合に は、自 己又 はそ の代 理人 (法 人 の代表者 を含む。) 、使 用人そ の他の従 業者の 印章又は 署名で 消さ なけ れ ばな らな い。

印 紙を 消す 方 法は 、文 書の 作成 者又 は代 理人 、使 用 人そ の他 の従 業者 の印 章又 は署 名に よる こと に なっ てい ま す。 この よう に 、消 印す る人 はそ の 文書 の作 成者 に限 られ てお らず 、消 印は 印 章でなく ても署 名でもよ いとさ れていま す。

(共同作 成の場合 の印紙 の消印方 法)

【印紙 税法基 本通達 第64 条】

2以 上の 者が共同 して作 成した 課税 文書 には り付け た 印紙を 法第8 条≪ 印紙に よる納付 等≫第 2項 の規 定により消 す場合に は、作成 者のうち の一 の者が消すこと としても 差し支え ない。

消 印は 印紙 の 再使 用を 防止 する こと を目 的と して い るも のな ので 、複 数の 人が 共同 して 作成 した 契 約書 等に つ いて は、 双方 が 消印 して もど ちら か 1人 が消 印し ても 差し 支え あり ませ ん。

(印章の 範囲)

【印紙 税法基 本通達 第65 条】

令第 5 条 ≪印 紙 を消 す方 法 ≫に 規 定す る 「印 章 」に は 、通 常印 判 とい われ る も のの ほ か、氏 名 、名称

。 等と 表示した 日付 印、役職名 、名 称等を 表示した 印を 含むものと する

文書 に 押し た印 でな く ても 、作 成者 、代 理人 、使 用 人、 従業 員の 印章 、氏 名・ 名称 など を表 示し た 日付 印、 役 職名 ・名 称な ど を表 示し たゴ ム印 で も差 し支 えあ りま せん 。署 名は 自筆 で氏 名や 通 称、 商号 の よう なも ので も 構い ませ ん。 但し 、 印と 書く だけ や斜 線を 引く だけ では 印章 や 署名では ないの で、消印 したこ とにはな りません 。

消 印・割印 ・契 印の違 い

印 紙・ 郵便 切手 ・ 葉書 ・証 紙な どが 使用 済( 料金 支払 済) であ るこ とを 示し 、無 効 消 印 ・・ ・

化し て再使 用できな いよう にするた めに押印 、スタ ンプ、署 名する 行為。

独 立し た各 書類 の 内容 的関 連性 、時 間的 関連 性を 立証 させ るた め2 つの 書類 にま た 割 印 ・・ ・

がっ て一つ の印章を 押すこ と。

一 つの 書類 が複 数 枚に わた ると きに 、複 数枚 の連 携を 証す るた めに 二紙 間に また が 契 印 ・・ ・

って 印章を 押すこと 。

-30-

(33)

2 3 注 文 し てい な い 物品 が 届い た 場 合、

どうすればいいですか

受け取 り拒否 をして 、品物 を受け 取り ません 。

A

この際、 郵便局 などで、 受取拒否 証明書 に必要事 項を記 入し提出 すれば 、無料で 先方 へ 戻してく れます 。

つづいて 、断り の書類( 悪徳業者 の場合 は、内容 証明郵 便を利用 する) を出して おく こ ともひと つの手 です。

~無意 識に受 け取っ てしま った場 合~

売買契約 は、買 主の「買 う」とい う意思 と、売主 の「売 る」とい う意思 が合致し て成 立 します。 どちら か一方の 意思だけ では成 立しませ ん。そ こで、注 文して いないの にお くら れ てき た物 品は、「売 買契 約に 基づ かな い で送 付さ れた 商品 (訪 問販 売等 に関 する 法律 第十 八条 )に 該当 しま す。 「( ネガ テ ィブ オプ ショ ン」「押 しつ け販 売」 と言わ れる も のです。)この 場合、売 買契約 は、そも そも成立 してい ないこと になり ます。

そ の場 合、 商 品を 受け 取っ た日 から 14 日間 保管 し、(電 話で 引取 依頼 を した場 合は 7 日間)そ の間、 業者が取 引を請求 してこ なければ 、以後 、業者は 引取請 求ができ なく な ります。 したが って、そ の後は商 品を自 由に処分 できま す。もち ろん、 代金を支 払う 必 要はあり ません 。

-31-

(34)

参 考 文 献

簿 記会計 (改訂版 ) 一 橋出版株 式会社

新 商業経 済 一 橋出版株 式会社

ビ ジネス /マナー &エチ ケット 一 橋出版株 式会社 学 校での 金銭会計 と記帳 のポイン ト 学 事出版

学 校での 予算制度 と財務 のポイン ト 学 事出版

悪 質商法 被害例と 救済法 自 由国民社

参照

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