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学術雑誌掲載論文等

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Academic year: 2018

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(1)

T itle

和歌山県白浜町に所在する京都大学瀬戸臨海実験所構内

でのクマゼミ(半翅目, セミ科)の一日の鳴き始め時刻の

2017年の月変化

A uthor(s )

久保田, 信

C itation

K INOK UNI (2017), 92: 17-18

Is s ue D ate

2017-12-20

UR L

http://hdl.handle.net/2433/228381

R ig ht

発行元の許可を得て登録しています.

T ype

A rticle

T extvers ion

publisher

(2)

KINOKUNI No. 92 2017. I

和歌山県白浜町に所在する京都大学瀬戸臨海実験所

構内でのクマゼミ(半麹目,セミ科)の

一日の鳴き始め時刻の2017年の月変化

Monthly change of initial time of droning of Cyptoympanafacialis

(Hemiptera, Cicadidae) in a day in the campus of the Seto Marine

Biologicalしaboratory, Kyoto University at Shirahama Town,

Wakayama Prefecture, Japan in 201ア

久保田

はじめに

南告本において主として夏季の午前中に鳴くクマゼミCηptoympana facialis (半麹日, セミ科) が, 和歌山県西牟婁郡白浜町に所在する京都大学瀬戸臨港実験所構内で, 2017年には10月中旬頃 まで鳴き声が聞けた。 今回,8月下旬から毎日最初に鳴き出す時刻を記録し, 2016年の状況(久保 田, 2016)と比較した。

材料と方法

2016年8丹228から10月中旬までの期間中, 筆者の研究室(京都大学瀬芦臨議実験所研究棟の2 階の東端の部屋)で, 晴天あるいは曇天日の早朝から正午位までの時開帯に, クマゼミの鳴き声が その日の内で最初に開けた時刻を記録した。

結果と考察

調査期間中, 鳴き始めが最も早い時刻は晴天の8月23日の6時12分で, 最も遅く鳴いた時刻は晴天 の10月38の11時25分であった。 2016年に遅鳴きの最終日となった10丹20日に鳴いた時間は11時頃 だった(久保田, 2016)ので, これは今回と同じ月で, ほほ同時刻でもあった。 しかし 今回の遅 鳴きの最終日は10月13日で, その時刻は9時16分と1.5持間以上も早かった。 一日の内で11時代とい

う遅く鳴いた自がもう一日あり, 晴天の9月30日の11時間分であった。

8月22-31日の期間中の6自捕での鳴き始め時刻は6時12分-7時55分で, 9月10-26日の期間中の7

a

間 (上述の9月初日の11時18分[遅鳴き時刻の理由は不明〕を除く) では7時40分-8時37分と遅く

なった。 後者の期間中の7時代での鳴きは9月日日のみとなった。 なお, 台風18号の影響があった9 月17日(小雨日)と18日(晴天)は, それぞれ9f寺17分と9時11分で, 上記の時間幅よりも少し遅い時 刻になって鳴いたが, これは日照と気温等の気象の影響であろう。

最終月の10月3-13日の期間中の6日間では, 8持10分-11時25分と時刻がかなりばらついた (8時

台が3日, 9時台l日, 10時台1日, 11時台1日)。 2016年の最終月の10月11-18日までの期間中の3日 間では, 鳴き始め時刻が8時55分-9時40分だったので, 2年間の記録からは10月に多少は遅く鳴く

i

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KINOKUNI No. 92 2017. I

ようになる傾向もあった。

引用文献

久保田 信.2016.和歌山県白浜町に所在する京都大学瀬戸臨海実験所構内でのクマゼミ(半麹目, セミ科) の一日の鳴き始め時刻の月変化(2016年) • KINOKUNI, (90) : 22-23.

(くぽた しん 干649-2211西牟婁郡白浜町臨海459

京都大学フィ ールド科学教育研究センタ瀬戸臨海実験所)

和歌山県産の媛小なクマゼミ(半麹目, セミ科)

Dwarf Cη

ptoympanafacialis

(Hemiptera, Cicadidae) in

Wakayama Prefecture, Japan

久保田

体長が通常6 7 cmで、日本産のセミ類では最大級であるクマゼ

Cyptotympana facial is (半麹日, セミ科)は, 関東以南に分布す

る夏季出現種であるが近年秋季になっても和歌山県白浜町では遅 鳴きが聞こえる(久保田, 2016)。

以前,本種の小型個体に佐賀県で遭遇したが,今回,和歌山県でさ らに小型個体を発見したので報告する。

2017年8月26日早朝(8時過ぎ), 和歌山県田辺市の新庄公園の田 辺市立美術館付近で クマゼミの相当小さい個体が発見された。 クマゼミしぐれも下火になった頃に発見されたこの死体は雌で, 体長30 mm,最大体幅17mm,後麹長27mmで、あった(図1)。従って,

本個体は体長が通常の半分位の大きさの奇形であろう。 なお, 佐 賀県産の個体が体長41 mm,最大体幅17mmで, 白浜町産の雌が体

N=

一一

晶・

図1 新庄公園で発見された クマゼミの媛小個体 長44 mm,最大体幅21 mmで、あったので(久保田, 2013), 本体はこれらよりもはるかに小さい。

引用文献

久保田 信.20日.佐賀県鹿島市の小型のクマゼミ(半麹目, セミ科).くろしお, (32): 30. 久保田 信2016.和歌山県白浜町に所在する京都大学瀬戸臨海実験所構内でのクマゼミ(半麹目

セミ科)の2016年の遅鳴き. KINOKUNI, (90): 15-16. (くぼた しん 干649・2211西牟婁郡白浜町臨海459

京都大学フィールド科学教育研究センタ瀬戸臨海実験所)

δ

参照

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