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つくば市情報化基本計画

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(1)

つくば市情報化基本計画

平成22年10月

(2)

は じ め に

つくば市は,情報化に関する施策の基本的な方向を定めるため,平成 11 年 3 月に旧茎崎町と「つ

くば市・茎崎町地域情報化基本構想」を策定しました。次いで,つくば市が取組むべきIT推進

に関する主要な施策の方向を示した「つくば市IT推進プラン」を平成 13 年 10 月策定しました。

その後,「つくば市IT推進プラン」の改訂を重ねながら,各種情報化施策を積極的に進めて

まいりました。補助事業等を活用し,平成 14・15 年度の2ヶ年で,概ねすべての公共施設をネッ

トワーク化し,この情報通信基盤を活用して,電子申請・届出システム,電子入札システム,公

共施設予約システム,図書館情報システム,学校間TV会議システム,小中学校学習支援システ

ムなどを導入してきました。

そして,平成 22 年5月,永年の懸案であったつくば市新庁舎が開庁しました。昭和 62 年の合

併以来続いてきた分散庁舎を解消するものであり,平成 22 年は「新たなつくばの幕開けの年」と

なりました。

この新庁舎開庁と合わせ,「つくば市IT推進プラン」の後継計画として,今後5年間に取り

組むべき情報化政策の基本的方向性や情報化施策を示す,「つくば市情報化基本計画」を策定い

たしました。

新庁舎は,高度な情報通信基盤を備えており,今後これを活用し,複雑多様化する市民のニー

ズに的確に応え,質の高い行政サービスを提供するとともに,行政事務の電子化を推進し行財政

運営の効率化を進め,電子市役所の実現を目指してまいります。また,合わせてICTを活用し,

地域の活性化に取り組んでまいります。

(3)

第1章 計画の位置づけと期間. . . .1

1 計画の位置づけ . . . .1

2 計画の期間 . . . .1

第2章 情報化の動向 . . . .2

1 国の動向 . . . .2

2 茨城県の動向 . . . .4

3 情報通信技術の利用動向 . . . .5

(1)インターネットの利用状況. . . 5

(2)ブロードバンドの利用状況. . . 6

(3)携帯インターネットの利用状況 . . . .7

(4)地上デジタルテレビジョン放送 . . . .7

4 今後の情報化の動向 . . . .8

第3章 つくば市の情報化の現状. . . 10

1 つくば市における現状と市民ニーズ . . . .10

(1)市民アンケートの実施. . . 10

(2)市民アンケート調査結果による現状 . . . .10

2 つくば市がこれまでに取り組んだ情報化施策 . . . 13

第4章 情報化施策推進の視点. . . .16

第5章 今後のつくば市における情報化施策 . . . .18

1 市民満足度の向上のための施策. . . 18

(1)行政窓口と申請手続等の多様化 . . . .18

(2)質の高い情報環境と情報共有のための情報化施策 . . . .21

(3)健やかな人を育む情報教育. . . 23

2 業務の高度化及び効率化のための施策 . . . .24

(1)効率的で高度な情報システム . . . .24

(2)効率的でセキュリティが高い情報通信基盤 . . . .28

第6章 着実な計画推進のために . . . .29

1 計画推進のための体制 . . . .29

(1)関係機関との連携. . . .29

(2)本市の推進体制. . . .29

2 計画の進行管理 . . . .30

資料:用語の解説 . . . 31

(4)

第1章

計画の位置づけと期間

計画の位置づけ

つくば市を取り巻く大きな環境の変化に着実に対応していくとともに,つくばエクスプレスを

都市発展の大きな原動力としてさらなる飛躍を目指し,平成 17 年3月,第3次つくば市総合計画

を策定しました。

平成 17 年8月,本市中心部まで待望のつくばエクスプレスが開業し,本市は新たなステージを

迎えました。以降,筑波研究学園地区及びつくばエクスプレス沿線開発地区の都市基盤とつくば

エクスプレスの交通基盤の上に,内外に求心力のあるまちづくりを進めるため,本市はつくば市

ならではの質の高い市民生活の環境づくりを目指してきました。

この間,情報化の推進にあたって,つくば市IT推進プランを策定し,各種情報化施策を積極

的に進めてきました。このIT推進プランは,計画期間が平成 20 年度まででしたが,庁舎が平成

22 年5月に開庁すること,第3次つくば市総合計画・前期基本計画を見直して,後期基本計画が

平成 22 年度から開始されることを踏まえ,これにあわせ平成 22 年度から開始するつくば市情報

化基本計画を策定しました。

つくば市情報化基本計画は,第3次つくば市総合計画の目指す都市像と取組の指針に沿って,

本市における情報化に関する政策を総合的に推進するための基本的方向性や具体的な施策などを

示すものです。

計画の期間

本計画は,平成 22 年度から平成 26 年度までの5ヶ年の計画で,第3次つくば市総合計画・後

期基本計画の計画期間との整合を図っています。

なお,本計画策定後においても,本市を取り巻く情勢の変化,とりわけ情報化に関する社会情

(5)

第2章

情報化の動向

国の動向

平成 13 年( 2001年) 1月,高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を迅速かつ重点

的に推進するため,内閣に「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」を設

置しました。

そして,すべての国民が情報通信技術を活用し,その恩恵を最大限に享受できる社会の実現を

するため「e- J apan 戦略」が策定されました。市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮でき

る環境を整備し,5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指しました。高速インターネ

ットを 3, 000 万世帯に,超高速インターネットを 1, 000 万世帯にという利用可能環境整備の目標

は達成され,実利用数でも DSL(デジタル加入者線)

1

が 700 万世帯以上に普及し,その月額利用

料金は世界で最も安い水準になりました。

我が国の I T 戦略と電子自治体推進指針の展開

新電子自治体推進指針

1

DS L :電話線を使い高速なデータ通信を行なう技術。電話の音声を伝えるのには使わない高い周波数

(6)

平成 15 年( 2003年) 7月には「e- J apan 戦略Ⅱ」を策定し,これまでに整備された超高速ネッ

トワーク基盤を踏み台に,情報通信技術の利活用へとその達成目標をステップアップさせました。

「e- J apan 戦略Ⅱ」では具体的に,国民にとって身近で重要な7つの分野,医療,食,生活,中

小企業金融,知,就労・労働,行政サービスを先導的取り組みとして定め,分野ごとに具体的な達

成目標を掲げました。

平成 18 年( 2006 年)には,「IT新改革戦略」を策定し,「構造改革による飛躍」,「利用者・生

活者重視」,「国際貢献・国際競争力強化」の三つの基本理念を掲げました。我が国が目指すべき

姿として,「いつでも,どこでも,何でも,誰でも」使えるユビキタスなネットワーク社会を実現

し,それによって世界最高のインフラ・潜在的な活用能力・技術環境を有する最先端IT国家で

あり続けることを目標としています。

この戦略を実行することで,世界に先駆けて 2010 年度にはITによる改革を完成し,持続的発

展が可能な自律的で,誰もが主体的に社会の活動に参加できる協働型のIT社会に変貌すると宣

言しています。

平成 19 年( 2007 年) 3月には,総務省が,電子自治体推進の方向性を提示するため,平成 22 年

( 2010 年) 度までに利便・効率・活力を実感できる電子自治体を実現することを目標とし,住民視

点と費用対効果の視点に立って取り組むとする「新電子自治体推進指針」を策定しました。今後

重点的に取り組む事項として,行政サービスの高度化,行政の簡素化・効率化,I CT を活用した

地域の課題解決を掲げています。

平成 21 年( 2009 年)7月,IT分野における中長期的な政策目標を掲げた「i - J apan 戦略 2015」

を策定されました。「i - J apan 戦略 2015」では「電子政府・電子自治体」「医療・健康」「教育・人

財」の3分野を軸に,平成 27 年( 2015 年) までに政府が実現すべき I T 施策を提示しました。年金

や医療,福祉,転居手続きなど公共サービスに関わる個人情報を,ネット上で一元管理ができる

「国民電子私書箱」(仮称)

2

を平成 25 年( 2013 年) 度までに創設することや,少子高齢化に伴う医

師不足の解消を目的とした遠隔医療の拡大,医療情報の I D 基盤「日本版 EHR(仮称)

3

」の実現な

どを掲げています。

2

国民電子私書箱:希望すれば,国民(及び企業)の一人ひとりに対し,電子空間上でも安心して年金

記録等の個人の情報を入手し,管理できる専用の口座(国民電子私書箱)を提供し,幅広い分野で便 利なワンストップの行政サービスが受けられるようにする構想。

3

(7)

茨城県の動向

茨城県においても,茨城県IT戦略推進指針及び茨城県IT戦略推進アクションプランを策定

し,県民生活,産業活動,行政運営へのIT活用を積極的に推進しています。

平成 15 年に茨城県のIT戦略の基本インフラである高速・大容量の情報通信基盤「いばらきブ

ロードバンドネットワーク(IBBN)

4

」の運用を開始し,この基盤を活用した「いばらきスポ

ーツ施設予約システム」や,「いばらき電子申請・届出サービス」,「教育情報ネットワーク」,「生

涯学習情報提供システム」,「図書館情報ネットワーク」,「原子力防災情報ネットワーク」など,

県民生活の向上につながる行政サービスを積極的に展開し,情報化に努めているところです。

今後のIT施策については,“ 県民一人一人がうれしいと実感できる情報交流社会の実現” を目

標に,「情報通信基盤等のハード整備からその利活用への転換」,「県行政の視点から市町村行政,

県民の視点への転換」の2つの視点を基に“ 茨城らしい” IT施策の展開を目指しています。

茨城県IT戦略推進の重点推進施策

茨城県IT戦略推進指針(平成 18 年2月 17 日策定)

4

いばらきブロードバンドネットワーク(IBBN):茨城県が中心となって整備した 2. 4Gbps の性能を備えた超

(8)

情報通信技術の利用動向

(1)インターネットの利用状況

インターネット,携帯電話などの普及が進み,様々な情報通信サービスが市場に現れ,通信速

度の高速化,ICTの用途の多様化が進んでいます。

総務省の通信利用動向調査(平成 20 年)によると,過去1年間に,インターネットを利用した

ことがある人は,平成 19 年より 280 万人増加して 9, 091 万人(対前年比 3. 2%増),人口普及率

は 75. 3%(前年から 2. 3 ポイント増)となりました。また,個人がインターネットを利用する際

に使用する端末については,モバイル端末での利用者が 7, 506万人(対前年比 3. 0%増),パソコ

ンからの利用者は 8, 255 万人(対前年比 5. 7%増)となりました。今後も,インターネットの利用

者数は増加してくと思われます。

インターネット利用者数及び人口普及率の推移

(9)

(2)ブロードバンドの利用状況

近年では,ブロードバンド(DSL,ケーブルインターネット,FTTH

5

,無線等)の整備と利用が

急速に進み,日本のブロードバンド通信環境は世界最高水準に達しつつあります。

平成 20 年末のブロードバンド回線の契約数は,3, 011 万契約(対前年比 6. 4%増)に達しました。

そのうち,DSL契約数は 1, 159 万契約で対前年比11. 7%減と減少傾向にある一方,FTTH 契約数は

対前年比 27. 3%増の 1, 442 万契約と増加しており,ブロードバンド契約数に占める FTTH の割合は

47%を超えました。契約純増数の推移を見ると,DSL は純減傾向が続いている一方,FTTH は平成

16 年以降,一貫して純増となっており,FTTH がブロードバンド契約の増加をけん引しているとい

えます。

ブロードバンド契約数の推移

総務省「ブロードバンドサービスの契約数等(平成 20 年 12 月末)」

5

F T T H:光ファイバーによる家庭向けのデータ通信サービス。超高速インターネットが利用できます。

(10)

(3)携帯インターネットの利用状況

携帯インターネット利用率(PHS を含む)について世代別にみると,60 歳未満の世代において

は,6∼12 歳の世代を除いて6割以上の利用率となっていますが,60 歳以上の世代においては利

用率が5割以下であり,いまだ世代間格差が存在しています。

世代別携帯インターネット利用状況

総務省「平成 20 年通信利用動向調査」

(4)地上デジタルテレビジョン放送

平成 23 年7月に,地上テレビジョン放送の完全デジタル移行(地上アナログテレビ放送の停波)

が予定されています。

平成 19 年9月,関係省庁の緊密な連携を図り,デジタル放送への円滑な移行を推進するため,

デジタル放送への移行完了のための関係省庁連絡会議が設置されました。

平成 20 年7月には,地上デジタル放送への移行完了のためのアクションプラン 2008 骨子を策

定,関係省庁が連携し,地上デジタル放送への移行完了のため政府を挙げた取組を推進していま

す。

デジタル放送は,従来のアナログ放送よりも電波障害に強く,高音質な音声や多チャンネル放

(11)

今後の情報化の動向

平成 21 年7月策定の「i - J apan 戦略 2015」によると,平成 27 年( 2015 年) における電子政府・

電子自治体分野の将来ビジョン及び目標を以下のように掲げています。

2015 年までに,デジタル技術による「新たな行政改革」を進め,国民利便性の飛躍的向上,行

政事務の簡素効率化・標準化,行政の見える化を実現する。

そのため,電子政府推進体制の整備,過去の計画のフォローアップ

6

と PDCA

7

体制の確立を行う

とともに,国民が自らに係る行政情報を安心して連携させることができる基盤となる「国民電子

私書箱(仮称)」(P3 脚注 2 参照)を,広く国民・企業等の間に普及,定着させることなどにより, 顧客である国民に対し,以下に掲げる行政サービスを提供する。

1.行政窓口改革

(1)テレビやパソコン,携帯電話や窓口など自ら選択するチャネルを通じて,電子政府・電子

自治体に参加できるようにする。

(2)自宅やコンビニ等において 24 時間,必要な証明書等が手に入るようにする。

(3)デジタル技術に不慣れな高齢者等にも,行政の窓口において質の高いワンストップ行政サ

ービス

8

が提供され,ストレスなく参加できるようにする。

(4)3クリック程度の少ない画面操作で,国と地方の行政情報やサービスメニューにたどりつ

けるようにする。

(5)国民や企業が望めば,安心して金融や医療,教育等の各分野をはじめ,民間サービスと行

政サービスがシームレス

9

につながるようにする。

2.行政オフィス改革

(1)行政機関の行政オフィス相互のデータ連携により,行政機関間の情報交換をペーパーレス

化するとともに,国民にとって不要となる行政手続や添付書類を廃止する。

(2)国・地方ともに,国民・企業等の目線からシステムやサービスを徹底的に見直し,国民電

子私書箱が普及・定着し,国民が活用することにより,その事務に係るコストの3割以上の大幅

な削減が可能になる。削減コストの一部を,行政サービスの開発や改善のために,集中的に投入

する。

3.行政見える化改革

国民・企業等が自らに係る行政手続の処理状況を追跡し,自らの情報の所在を確認できる「見

える化」を徹底する。

6

フォローアップ:ある事柄を徹底させるために,あとあとまでよく面倒をみたり,追跡調査をしたりす ること。

7

P DC A:P(Pl an)・D(Do)・C(Check)・A(Ac t i on)という事業活動の「計画」「実施」「監視」「改善」

サイクルを表しています。このプロセスを繰り返すことによって,品質の維持・向上および継続的な 業務改善活動を推進するものです。

8

ワンストップ行政サービス:住民票や印鑑証明の交付,年金,福祉関係など,現在,複数個所にまたが

って提供されている関連手続きの窓口を,電子化により1ヵ所に集約する,いわば窓口サービスの総 合化をいいます。

9

(12)

現在,携帯電話等の無線通信技術によるインターネットブロードバンドサービスは,つくば市

のほぼ全域において利用できるようになっています。(対応する端末を取得しサービスに加入する

必要があります。)

また,ADSL 並みの速度で通信ができる無線通信技術,モバイル Wi MAX(ワイマックス)

10

の提供

が,つくば市においても始まっています。モバイル Wi MAX は,公称値によると下り最大 40Mbps の

速度で利用できるとなっています。

情報通信基盤は,「いつでも,どこでも,何でも,誰でも」簡単に情報にアクセスできるユビキ

タスネット社会に近づきつつあります。

今後は,高齢化・少子化問題,環境問題,交通・物流対策,治安・防犯対策,地域のコミュニ

ティ対策など社会の問題解決に,ICTが課題解決の切り札となることが期待されます。

10

モバイル WiMAX :無線を使ったブロードバンドモバイル通信規格の 1 つで,ADSL 並みの速度と料金で

(13)

第3章

つくば市の情報化の現状

つくば市における現状と市民ニーズ

(1)市民アンケートの実施

市民生活における情報通信機器などの利用状況や情報化への関心及びニーズを把握し,本市が

進めていく情報化のあり方について検討するため,アンケート調査を実施しました。

調査は,平成 21 年9月,市内に在住する満 18 歳から 65 歳までの市民を対象に,2, 000 人を抽

出し,郵送により調査票の配布・回収を行い,751 人から回答を得ました。(回答率:37. 6%)

(2)市民アンケート調査結果による現状

① インターネットの市民生活への普及

市民が,家庭や職場など日常生活の場面で

インターネットを利用する機会は多くなって

います。

今回の調査では,インターネットを利用し

ている人の割合は 80. 6%(605 人)でした。

利用機器はパソコンと携帯電話がほとんどで

あり,利用場所は,自宅及び学校・勤務先で

の利用が約 80%を占めています。

インターネットをほぼ毎日利用している人

は 72. 2%となっています。週に数回利用して

いる人を含めると 94. 2%の方が,少なくとも

週数回の頻度でインターネットを利用してい

ます。

利用目的は電子メールやホームページの閲覧が主ですが,オンラインショッピングも多いとい

えます。ほかに,ネットバンキング・株取引,音楽・動画の視聴,電子会議室,SNS

11

等にも利

用されています。インターネットは,単なる情報の収集から様々な生活場面での活用へと広がり

をみせ,市民生活に広く普及していることが分かります。

しかし,年齢が高くなるにつれてインターネットの利用率は低下しています。50 歳未満の年代

では8割を超える利用率であるのに対して,50 歳代では約7割,60 歳代では約5割と利用率が

徐々に下がってきています。

インターネットを利用しない理由は,興味がない・必要がない,そして機器の設定や操作が難

しそうとする回答が約半数を占め,個人情報の保護に不安,通信費用が高い,機器が高価である

という理由が次いでいます。

11

S NS :ソーシャル・ネットワーキング・サービス。インターネット上で,人と人とのコミュニケーシ

(14)

② インターネット接続に利用している通信回線について インターネット接続に利用している通信

回線は,光ファイバーが 37. 3%,ADSL が

30. 0%,ケーブルテレビが 18. 4%と,高速

通信回線の利用が 85. 7%を占めています。

つくば市内は,ここ5年ほどで,光ファイ

バー,ケーブルテレビの整備が進んだ結果

だと考えられます。

一方,低速な一般電話回線での利用は,

7. 6%に止まっています。高速通信回線が接

続時間の長さにかかわらず定額料金で利用

できるのに対し,一般電話回線は接続時間

が長くなるほど通信料金が高くなり,利便

性に大きな格差が生じています。市内には

まだ高速通信回線が整備されていない地区

も残されており,市民の中からは,高速通信回線の早期整備要望が求められています。

③ つくば市ホームページの認知度

本市では,ホームページを開設し,さまざまな行政情報を日々発信しています。今回の調査で,

市ホームページを利用している人の割合は約4割でした。

利用者を年齢層別にみると,18 歳から 20 歳代では約3割が利用,30 歳代と 40 歳代では約5割

前後,50 歳代が約3割,60 歳代が約2割となっています。

市ホームページを見る頻度は,月に1日が約6割,月に2∼3日が約3割弱となっています。

市ホームページを利用していない理由として,一番多かったのが,市ホームページを利用する

必要がないで 43. 9%,インターネットを利用していないが 22. 7%,市ホームページがあることを

知らないが 13. 2%でした。以上により,利用していない理由の約8割を占めています。

今後の市ホームページによる情報提供・機能に対する要望については,「道路工事情報や避難場

所などの地理情報を扱う機能の拡充」が一番多く 25. 6%,「文字の大きさや色の変更など,高齢

者や障害者が利用しやすい機能の提供」が15. 9%,「携帯電話対応の拡充」が 13. 3%と次いでい

ます。また,特に期待するものはないという意見が 22. 7%ありました。

④ 市民が必要とするつくば市の情報について

今回の調査で,市からの情報提供について市民の関心が高い分野は,関心が高い順からみると,

「各種相談窓口や申請方法の情報」,「ごみ分別や資源回収などの情報」,「税金や確定申告などに

関する情報」,「市の施設利用に関する情報」,「保険・年金に関する情報」,「イベントや催しに関

する情報」,「保健・健康に関する情報」,「福祉サービスに関する情報(子育てを含む)」となり,

(15)

⑤ つくば市が行う情報化への取組について

今後,市民サービスを向上させると思われる,つくば市が行う情報化への取組・施策について

は,「インターネットによる申請・届出などの手続きの充実」,「健康・医療に関する情報提供」,

「子育て,高齢者向け,その他福祉サービス関係の情報提供」,「税,手数料などの支払いが,自

宅からいつでもできるサービスの提供」,「文化・スポーツ情報の提供」,「情報の安全対策の充実

(個人情報保護,情報セキュリティ対策など)」の順に多く,以上で約7割の回答を占めています。

⑥ ケーブルテレビについて

「ご自宅では,ケーブルテレビが接続可能である地域ですか」の質問に対しては,「はい」接続

可能な方が約 60%,「いいえ」接続不可である方が 17%となりました。

「わからない」と答えた方が 19%ありました。「わからない」と答えた方のなかにも,ケーブル

テレビが接続可能である世帯はあるかと思われます。

ケーブルテレビが接続可能である世帯のうち,55. 8%がケーブルテレビに加入しています。また,

加入していない世帯の理由として,「アンテナ受信で充分だから」及び「費用が高いから」の割合

が約8割を占めています。

ケーブルテレビが接続不可である方に対して,「ケーブルテレビが整備されれば加入しますか」

という問に対して,53. 9%の方が加入すると答えています。

⑦ 地上デジタル放送について

「地上デジタル放送について内容を知っている」と答えた方は,88. 7%となっています。

「わからない」と答えた方は 9%でした。

51. 7%の方が既に地上デジタル放送に移行しています。「今後,平成 23 年 7 月までに移行したい」

(16)

つくば市がこれまでに取り組んだ情報化施策

本市は,平成 13 年 10 月,つくば市IT推進プランを策定し,「情報未来都市つくば」を実現す

るため,ICTを活用した行政手続の効率化,行政サービスの品質向上並びに自治体経営の効率

化に取り組んできました。

① 市民等への情報提供

○ つくば市ホームページ

本市は,平成9年 11 月に,市制施行 10 周年事業として,つくば市公式ホームページを開設,

市民等へ様々な情報提供を行ってきました。平成 10 年5月には,広報メールマガジンサービスを

開始,つくば市内はもとより市外にいても受け取れる電子メールにより,広報メールマガジンを

配信しています。平成 12 年には,携帯電話対応のつくば市モバイル版ホームページを開始しまし

た。平成 20 年 4 月から,新たにホームページ統合管理システムを導入し,全庁的にwebアクセ

シビリティ

12

を考慮した効率的なホームページ運営を開始しました。

○ つくば産業情報ネットワーク

平成 15 年度,つくば産業情報ネットワークを構築し,つくば市の産業支援,ビジネス情報等に

関する総合サイトとして,産業支援情報や産業立地情報等の情報を事業者等に発信してきました。

○ 茨城県域統合型GIS(いばらきデジタルまっぷ) 茨城県域統合型GIS

13

は,茨城県及び県内市町村の様々な行政情報を提供する地図情報サービス

です。平成 20 年 10 月,茨城県及び県内市町村が共同で整備したものです。

システムは,主に自治体内部業務で利用する「行政用GIS」と,住民等への情報提供に利用す る「公開用GIS」で構成されています。

○ つくば市子育て支援情報システム

安心して,子どもを生み,育てることができる環境整備の一環として,子育てに関する情報を

集約して一元的に配信するために,「つくば市子育て支援情報システム」を平成19 年度にインタ

ーネット上に構築し,運営を開始しました。平成 20 年度には,携帯電話対応の「つくば市子育て

支援情報システム」も開始しました。

② 市民等の利便性・満足度の向上を図る情報化施策

○ 公共施設予約システム

平成 12 年 4 月,つくば市情報ネットワークセンターが開所し,インターネットから公共施設の

予約ができる,公共施設予約システムが稼働しました。現在まで,教育・文化施設,体育施設及

び宿泊施設など,インターネット予約ができる施設を追加してきました。

○ 図書館情報システム

平成 12 年 5 月,図書館情報システムの運用が開始され,自宅や職場に居ながらインターネット

12

Webアクセシビリティ:ホームページを利用するすべての人が,年齢や身体的制約,利用環境等に関係 なく,ホームページで提供されている情報に問題なくアクセスし,コンテンツ(内容)や機能を利用 できることをいいます。

13

GIS :地理情報システム。地理的位置を手がかりに,位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)

(17)

により蔵書検索が可能となりました。平成 17 年度からは,システムを改修し,インターネットに

よる予約・利用状況・本のリクエストが可能となり,市民の利便性が向上しています。

○ 電子申請・届出サービス

平成 15 年7月から,電子申請・届出サービスを開始しました従来は市に対する申請・届出等は

直接窓口へ持参するか,郵送によって提出しなければなりませんでしたが,このサービスにより,

パソコンで作成した申請書を,24 時間,自宅や職場に居ながらインターネットを利用して送信す

ることが可能となり,市民の利便性向上を図っています。現在のつくば市電子申請・届出案件は,

16 業務です。平成 20年度から,簡易な申請・アンケートが可能な簡易申請システムも運用して

います。サービスは,茨城県及び県内市町村が共同で運営する「いばらき電子申請・届出サービ

ス」により行っています。

○ 電子入札システム

電子入札システムを整備し,入札制度の一部見直しを行い,平成 15 年 10 月,入札情報の告示

から入札,開札,結果公開までの一連の入札業務を,インターネットを利用した電子入札により

実施しました。以後,電子入札システムを運用し,利用者の利便性向上と,入札の透明性の確保

を図ってきました。システムは,茨城県及び参加市町村で運用する「いばらき電子入札共同利用

システム」を利用しています。

○ つくばメーリングシステム

平成 15 年 10 月から,災害通知メールサービスが稼働しました。これは,あらかじめ電子メー

ルアドレスを市ホームページから登録した市民に対して,「市内のどこでどのような災害や事故が

発生したか」という災害・事故の情報を,メールで随時配信するサービスです。メールは,パソ

コンでも携帯電話でも受け取ることが可能です。

平成 16 年 11 月から,携帯電話メール(パソコンの電子メールも可)を利用したメール送信サ

ービスを開始しました。登録時に認証コードが必要で,主に学校等の緊急連絡手段などに活用し

ています。

○ 粗大ごみ有料戸別収集受付システム

平成 17 年4月から,インターネットから粗大ごみ収集の申込みができる粗大ごみ受付システム

を開始し,市民の利便性向上を図ってきました。

○ つくばメモリアルホール斎場使用申請システム

パソコンや携帯電話からインターネットを利用し,24 時間いつでもどこからでも斎場使用申請

が可能となりました。

③ 学校の情報化

平成 14・15 年度で,市内小中学校すべてを光ファイバー専用回線で結び,ホームページや電

子メール,学校教育用グループウェア,テレビ会議システム,そして家庭学習支援システムなど

を活用しICT教育を行っています。

学校教育用グループウェアは,自分の意見や調べたこと,考えたことを分かりやすくまとめた

り,マルチメディアを活用してノートに書く感覚で表現できるプログラムです。このシステムを

活用し,体験学習やキャリア教育,国際理解教育・地域学習など学級・学校の枠を越えた協同学

(18)

テレビ会議システムは,平成 14・15 年度に整備したものです。学校間の協同学習だけでなく,

市内の研究所や博物館(昆虫館)と連携し魅力的な授業を実現しています。

小中学校学習支援システムは,平成 16 年7月から運用を開始しました。このシステムは,小学

1年から中学3年まで約1万の問題が収録され,子どもたちが学校や家庭のパソコンからインタ

ーネットを使ってアクセスし,自分のペースで楽しく学習することができます。平成21年度に

新学習指導要領に対応しました。

④ 各種庁内オンラインシステムの整備

住民情報,税情報,保険・年金などに関する情報はホストコンピュータ

14

で一元管理を行ってい

ます。一方,予算編成や予算執行など財務管理に関する情報,福祉・健康情報などはクライアン

ト・サーバシステム

15

による電算化を進めてきました。

⑤ 広域行政LANの整備

平成 14・15 年度の2ヶ年で,市庁舎及び全ての出先機関を接続させた広域行政LAN(行政情

報ネットワーク)を構築しました。電子メール等による各種事務連絡やスケジュール管理・会議

室等の予約などを効率的に処理するグループウェア

16

,予算編成や予算執行などを処理する財務会

計システムなどを広域行政LANで運用しています。

⑥ 全国的なネットワーク基盤の整備

本市は,平成 14 年度に住民基本台帳ネットワーク

17

に加入,平成 15 年度に総合行政ネットワー

ク(LGWAN)

18

に加入,また平成 16 年度に公的個人認証サービス

19

を開始し,電子自治体の

基盤となる全国的なネットワーク基盤の整備をしてきました

14

ホストコンピュータ:大規模な計算処理やネットワーク全体の管理,制御処理などを集中的に行うコン ピュータのこと。メインフレームと呼ばれる大型コンピュータを指す場合が多い。

15

クライアント・サーバシステム:複数のコンピュータを通信機器で結び,サービスを提供するサーバとサ

ービスを利用するクライアントという役割を与えて運用する仕組み。クライアントは利用者に応じて 複数台設け,サーバも提供するサービスの種類によって,複数台に分ける分散型のコンピュータシス テム。

16

グループウェア:組織内ネットワークを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり,

グループによる協調作業を支援するソフトウェアの総称。主な機能としては,電子メール機能,電子 掲示板機能,メンバー間でスケジュールを共有するスケジューラ機能などがあります。

17

住民基本台帳ネットワーク:各地方自治体が管理する住民基本台帳を電子化し,コンピュータネットワ

ークを介して共有するシステム。すべての国民の住民票に 11 桁のコード番号をつけて一元的に管理す ることにより,行政サービスの合理化の推進や住民サービスの向上を図ります。

18

総合行政ネットワーク(L GWAN):地方自治体のコンピュータネットワークを相互接続した広域ネット

ワーク。都道府県,市区町村の庁内ネットワークが接続されており,中央省庁の相互接続ネットワー クである霞ヶ関 WANにも接続されている。地方自治体間のコミュニケーションの円滑化や情報共有, 行政事務の効率化,アプリケーションの共同利用などによる重複投資の抑制などを目指しています。

19

公的個人認証サービス:インターネットを通じて安全・確実な行政手続き等を行うために,他人によ

(19)

第4章

情報化施策推進の視点

本市は,平成 13 年 10 月策定のつくば市IT推進プランにもとづき,各種情報化施策を積極的

に進めてきました。補助事業等を活用し,平成 14・15 年度の2ヶ年で,すべての公共施設をネッ

トワーク化し,この情報通信基盤を活用して,電子申請・届出システム,電子入札システム,学

校間TV会議システム,小中学校学習支援システムなどを,国等の関係機関と連携し,実証実験

としても先進的に導入してきました。こうした取り組みにより,本市はある一定の成果をあげて

きました。

しかし,システムの更改時期にあたり,対費用効果の面で規模縮小,あるいは事業を中止する

ケースもありました。これは当初にシステムを導入するにあたり,その事業規模(システム構成,

費用,効果等)が本市の求めるものに合っていなかったことが要因にあげられます。

こうした状況を踏まえ,今後の情報化施策の推進にあたっては,次の9つの視点に留意し,情

報化施策を推進します。

① 利用者重視

情報化を行う目的は,利用者の作業を軽減することであり,利用者の意見を十分にヒアリング

し,作業効率が上がるように業務を設計します。

② ICTを利用しない市民等への配慮

現在の社会はICT利用が普及していますが,ICTを利用できる環境にない市民,また,I

CTを利用しない市民に対しても,ICTにより提供しているサービスと同等のサービスが利用

できるように配慮します。

③ 費用対効果

近年の地方自治体の厳しい財政状況をふまえ,費用対効果を十分に検討し,より効率的かつ効

果的にシステムを導入します。

④ 事務事業や業務プロセスの見直し

事務事業を情報化する際には,既存の事務事業や業務プロセスを抜本的に見直し,不要な事務

は極力縮小・廃止することにより効果的な手法でICTを活用します。

⑤ 市民との協働

情報化に係る事業主体について,市単独ではなく,市民・NPOなどの関係団体,民間企業,

大学をはじめとする研究機関,その他の公共機関との連携を図りながら進めていきます。

⑥ 共同化

システム運用経費の削減や市民生活の利便性向上のために,複数の地方自治体で行う共同アウ

(20)

定住自立圏構想

20

の中心市として,ICT活用への先進的な取組を検討します。

⑦ 標準化

国内外の標準化の動向に注意しながら,可能な限り国際標準,国内標準に準拠してシステムを

設計します。地方自治体のシステムを連携させるための仕組みとして総務省が提言する地域情報

プラットフォーム

21

についても検討します。

⑧ 情報セキュリティ対策

本市における,情報セキュリティの指針である,つくば市情報セキュリティポリシーに基づい

て情報セキュリティ対策を推進します。

⑨ 環境への配慮

地球温暖化は急激に進行しており,温室効果ガスの抑制はすべての分野において緊急の課題と

なっています。ICTの分野においても,機器の選定やサービスの開発について環境に配慮しま

す。

20

定住自立圏構想:人口減少,少子高齢化の急速な進行を背景として,地方圏において, 安心して暮

らせる地域を各地に形成し,地方圏から三大都市圏への人口流出を食い止めるとともに,三大都市圏 の住民にも それぞれのライフステージやライフスタイルに応じた居住の選択肢を提供し,地方圏への 人の流れを創出するため推進していく構想です。

21

地域情報プラットフォーム:自治体が持つ情報システムをはじめとした,地域内外のあらゆる情報シス

(21)

第5章

今後のつくば市における情報化施策

本市は,第3次つくば市総合計画基本構想において,だれもがひとしく望むところの心身の健

康を基本に,市民がつくば市に愛着を持ち,安全に,安心して,安定した快適な生活を営める健

全な地域社会の実現を目指す," 健康で健全なまち・つくば" の創造を,市の将来像にしています。

情報化の取り組みとしては,複雑多様化する市民のニーズに的確に応え,質の高い行政サービ

スの提供や情報通信基盤の整備・運用による社会・経済活動の活性化を進めていくために,行政

事務全般にわたる電子化を推進し,電子市役所の実現を目指します。

市民満足度の向上のための施策

(1)行政窓口と申請手続等の多様化

ICT技術の急速な進展により,携帯電話・パソコン等によるインターネットは社会に浸透し,

さまざまな利便性をもたらすとともに,市民生活は急激に多様化しています。インターネットは

いつでも,どこでも使用できるようになりつつあり,インターネットの情報通信基盤も多様化し

ています。市民のライフスタイルに対応し,時間や場所の垣根を取り払い,いつでも,どこでも

行政サービスを受けられる電子自治体の実現を目指します。それにより市民の利便性を向上させ,

市民満足度を増進させます。

① 市民サービス向上をさせる窓口システム

市民にとって利用しやすい市役所とするため,複数の窓口や複数のフロアでまたがって行って

いた手続きの一部を,ひとつの窓口で受け付けるワンストップサービスについて検討します。情

報システムを改良し,各業務を横断的に連携できる新しい行政総合情報システムを構築し,それ

により市民サービスの向上を図ります。

本庁舎における待ち時間の短縮及び市民サ−ビスの向上を図るため,住民票等の自動交付機を

設置することを検討します。また,住民基本台帳ネットワークを適切に運営し,住民基本台帳カ

ード

22

の多目的利用についても検討します。

② 公共施設予約システム

公共施設( 主にスポーツ施設) の予約をインターネットから可能とし,利用者の利便性向上を図

っています。利用者は,パソコンや携帯電話からインターネットを通じて,つくば市公共施設予

約システムを利用することができます。今後もシステム拡充を検討し,さらに利用者の利便性の

向上を図っていきます。

③ 図書館情報システム事業

現在,中央図書館及び4公民館( 筑波・谷田部・小野川・茎崎)図書室をオンラインシステムで

22

住民基本台帳カード:住民基本台帳ネットワークの追加サービスとして開始されたもので,希望する

(22)

結び,利用者登録及び蔵書データ等を一元化管理しています。今後もシステムの見直しを行い,

市民等の利便性・満足度の向上を図っていきます。

④ 電子申請・届出サービス

電子申請・届出サービスを利用することで,市民等がパソコンで作成した申請書を 24 時間,イ

ンターネットを通じて,自宅や職場に居ながら送信することができます。時間,空間(場所)に

捕らわれず手続を行うことができ,市民等の利便性・満足度の向上を図ることができます。

今後は,電子申請・届出が可能な案件を増やすとともに,電子申請・届出手続に必要な電子証

明書

23

(I C カード)作成の促進,電子申請のさらなるインセンティブ

24

検討を進め,さらに市民等

の利便性向上を図ります。

⑤ つくばメモリアルホール斎場使用申請システム

パソコンや携帯電話からインターネットを利用し,24 時間いつでもどこからでも斎場使用申請

が可能で,斎場利用者の利便性を向上させています。

⑥ マルチペイメントの導入

納税者が市税等を支払う際に,金融機関等の窓口のほかATMや携帯電話・パソコン等を利用

して,市税等を納付できるサービスであるマルチペイメント

25

の提供を検討します。それにより,

納税者の利便性や満足度の向上を図り,収納事務の効率化や迅速化を推進します。

23

電子証明書:インターネットの電子商取引などで,個人・法人の存在,信頼性,正当性を保証する証

明書。偽造や不正利用を防ぐため,暗号などのセキュリティー技術が用いられます。

24

インセンティブ:やる気を起こさせるような刺激。値引き,奨励金などをいいます。

25

マルチペイメント:多様な方法での支払いを指します。これを達成するためのネットワークをマルチペ

(23)

【推進スケジュール】

H22 H23 H24 H25 H26

①窓口のワンストップ化 新規 調査 検討 検討

②公共施設予約システム 継続

③図書館情報システム事業 継続

④電子申請・届出サービス 継続

⑤つくばメモリアルホール斎場

使用申請システム

継続

⑥マルチペイメントの導入 新規 調査 検討 検討

新規・継続

の別

年度

情報化施策名

運 用

開発・運用

運 用

運 用

開発・運用

(24)

(2)質の高い情報環境と情報共有のための情報化施策

市民が健康的で充実した生活を送るために必要な情報を,いつでも誰もがあらゆる分野で効率

的に利用できるよう,ICT技術を積極的に活用します。

① ホームページ運営管理

市ホームページを管理・運営することにより,行政情報を的確かつ迅速に広報します。それに

より市の説明責任を果たし,市民と市政情報の共有を図ります。

また,Webアクセシビリティを確保し,だれにでも使いやすく分かりやすい,かつ必要とす

る情報を探しやすい,ユニバーサルデザインに配慮したホームページの実現を目指します。

② 茨城県域統合型GIS(いばらきデジタルまっぷ)の活用

茨城県共同利用型GIS(13P を参照)を活用した市民向けの地図型情報サイトを利用し,使い やすく理解しやすい形での高度な行政情報サービスの提供を推進します。

③ コミュニティネットワークの構築

市民活動の更なる活性化を目的として,ボランティアやNPO法人・大学・研究機関・企業等

の多様な組織が横断的に情報を共有することのできる双方向的な(ネットワーク上の)情報拠点

の構築について検討します。

④ つくば市子育て支援情報システム 安心して子育てができ,子育てしやす

い環境を整備するための一環として,子

育てに関する情報を一元的に発信し,情

報提供を充実させます。インターネット

及び紙ベースの情報発信を連動させて,

すべての子育て家庭に子どもや子育て支

援に関わる情報が届くようにしていきま

す。

⑤ 健康情報管理システム

市民の健康情報を一元化・共有化することにより,市民がどの保健センター等においても健康

相談等が一様に受けられ,窓口での母子手帳や健(検)診受診券等の発行業務等を即時可能とし,

市民の利便性を向上させ業務の効率化を図ります。

⑥ つくばメーリングシステム

(25)

⑦ つくば産業情報ネットワーク

つくば市の産業支援,ビジネス情報等に関する総合サイトとして,各種セミナー・イベント・補助金などの 産業支援情報の発信,つくば市産業振興センター,ロボットの街つくばプロジェクト,市内工業団地等の 紹介・情報発信をし,市内の産業振興を図ります。

⑧ 地域防災行政無線の拡充

市民が安心して生活するため,災害予防情報の提供や災害発生時の被害情報の提供を行うほか,災 害対策本部の迅速な対応を実施するための地域防災行政無線を拡充します。

⑨ 情報通信基盤の整備促進

快適な情報通信サービスが享受できるよう,関係機関と連携しながら,光ファイバー及びケー

ブルテレビの更なる普及を推進し,市内全域のブロードバンド環境整備を目指します。

【推進スケジュール】

H22 H23 H24 H25 H26

①ホームページ運営管理 継続

②茨城県域統合型GISの活用 継続

③コミュニティネットワークの構築 新規 調査 調査 検討 検討

④つくば市子育て支援情報システム 継続

⑤健康情報管理システム 継続

⑥つくばメーリングシステム 継続

⑦つくば産業情報ネットワーク 継続

⑧地域防災行政無線の拡充 新規 運用 運用 運用

⑨情報通信基盤の整備促進 継続

新規・継続

の別

年度

情報化施策名

運 用

運用

運 用

運用

開発

運 用

運用

運 用

運用

運 用

運用

整備促進

運用

運 用

運用

追加拡充

(26)

(3)健やかな人を育む情報教育

つくば市では「教育日本一」を目指しています。その一つとして,学校ICT教育を積極的に

推進し,楽しくわかりやすい授業の実現を図っていきます。

① 小中学校学習支援ソフト

このソフトには小学1年生から中学3年生で学習する内容を収録し,学校での授業で楽しくわ

かりやすく基礎・基本を身につけるために活用しています。また,インターネットを使って家庭

でも学習できるシステムになっており,子どもたちが自分のペースで予習復習するのに活用して

います。

② 小中学校テレビ会議システム整備事業

テレビ会議システムを利用することにより,科学教育・環境教育・共同学習・遠距離学習等に

おける学習効果の向上及び,中心地区や周辺地区など,学校の立地条件に関わらず,児童生徒に

均等な教育環境の提供を図ります。

③ 小中学校校務用コンピュータ整備事業

校務用コンピュータの導入により,情報の共有,作業環境の統一を図り校務の軽減に努めると

ともに,情報セキュリティの向上に努めます。

【推進スケジュール】

H22 H23 H24 H25 H26

①小中学校学習支援ソフト 継続

②小中学校テレビ会議システム整備事業 継続

③小中学校校務用コンピュータ整備事業 継続

新規・継続

の別

年度

情報化施策名

運 用

運用

運 用

運用

運 用

(27)

業務の高度化及び効率化のための施策

(1)効率的で高度な情報システム

電子自治体推進のための情報基盤を整備します。行政内部の各種業務について,費用対効果を

勘案して電子化を図り,行財政運営の効率化・簡素化を推進し電子自治体を構築します。

① 都市計画情報システム

平成 19・20 年度において,都市計画図及び都市計画情報についてデジタル化し,窓口における

市民・事業者等への対応に活用し,インターネットによる都市計画情報の配信(ホームページ版

つくば市都市計画マップ)を行っています。

都市計画情報システム及びつくば市都市計画マップの適切な運用を図り,都市計画の最新情報

の更新・提供を随時行っていきます。

② 公園台帳電子化

公園台帳を電子化,公園に関するデータを集約し,公園の再整備や維持管理の向上を図ること

を検討します。それにより,公園の景観及び機能を維持し,市民に潤いと憩いの場を提供します。

③ 都市計画法による区域指定図の電子化

都市計画法に基づく開発許可制度により,市街化調整区域内において住宅等の建築が可能な区

域として指定した区域指定情報を電子化し,情報提供することにより市民サービスの向上と行政

(28)

④ 建築基準法指定道路台帳図作成

建築基準法に指定された道路の情報及び建築確認申請に関する情報を電子化し管理することに

より,市民への情報提供の迅速化,行政事務の効率化を図ります。電子化した情報をインターネ

ット上で公開することも検討します。

⑤ 市道道路台帳システム

道路台帳を電子化し, 地理情報システムにより境界や公共工事履歴などの道路情報を一元管理

し, 情報の検索や閲覧可能な環境を整備することで,市民に対し情報を迅速かつ正確に提供するた

め,市道道路台帳システムの導入を検討します。

⑥ 交通情報システム

公共交通利用者の利便性向上を目的とした,各路線時刻表等の事前検索や,交通結節点の情報

(案内板や総合案内システム)を,IT機能の活用を図り,交通情報システムの導入を検討しま

す。

⑦ 給水台帳管理システム

給水管台帳図のデジタル化を行い,窓口問合せ業務や給水装置管理業務全般の効率化を図りま

す。

⑧ 下水道台帳システム

公共下水道整備に伴って電子化した下水道台帳を適正に管理し,公共下水道の適正な維持管理

及び業務の効率化を図っていきます。あわせて,下水道使用者等へ資料の閲覧と提供を行います。

⑨ 生活保護システム

生活保護業務について,大量な生活保護業務の機械的な作業を簡略化し,業務を正確化,標準

化,合理化するため生活保護システムを活用します。厚生労働省と連携し,保護の動向分析を行

い,保護の適正化対策を推進します。

また,医療扶助レセプトの電子化により,紙媒体のレセプトを削減するとともに,業務の効率

化を図ります。

⑩ 戸籍システム

法定受託事務である戸籍を電算化,戸籍及び戸籍附票及び改製原戸籍・除籍について統一的管

理により,どの窓口センターにおいても,正確・迅速に戸籍等の提供ができるようにします。

今後は,外国人などの戸籍への記載不要届出データについても統一的に管理し,諸証明の提供

を図っていきます。

⑪ 電子調達の推進

電子入札システムを利用することにより,利用者の利便性向上と,入札の透明性の確保を図る

(29)

⑫ 課税資料管理システム

法人市民税,軽自動車税及び個人市民税に関する課税資料を電子化し管理することにより,保

管書庫の省スペース化,事務(課税・修正・更正等の事務)の効率化,問い合わせ等に対する市

民サービスの向上を図ります。

⑬ 各種税証明の電子公印導入

市民に交付する各種税証明を電子公印化することにより,市民等の利便性や満足度の向上を図

るとともに,印影の不備が解消します。納税証明(個人・法人)・評価証明書・各所得証明書・課

税証明書・軽自動車非課税証明書・事業所所在証明書等に電子公印を導入します。

⑭ 地方税の申告手続等の電子化

国のIT化推進政策に伴い,年金支払報告書・年金特別徴収関連データについて,eLTAX(エル

タックス)

26

による電子データ授受に対応します。将来的には,市民・事業所等の給与支払報告書

の提出・法人市民税等の手続きを自宅・職場において電子的に可能とし,市民等の利便性及び満

足度向上を図ります。

⑮ 効率的な業務システム

本市庁舎の情報通信基盤は,高速・大容量で,かつセキュリティが高いものとなっています。

この情報通信基盤により,さまざまなシステムを運用し,確実な事務処理を行い業務の効率化を

図ります。業務端末であるパソコンは効率的に管理し,運用コストとセキュリティ対策コストを

軽減させます。

(導入システム:業務連絡やスケジュール管理を行うグループウェア,予算編成や予算執行など

を処理する財務会計システム,迅速な意思決定を実現する電子決裁システム,職員の休暇等請求・

時間外申請等管理システム,紙文書を電子化し管理・活用を図る文書電子化システム等)

26

eL T AX (エルタックス):地方税ポータルシステムの呼称で,地方税における手続き申告,申請,納税な

(30)

【推進スケジュール】

H22 H23 H24 H25 H26

①都市計画情報システム 継続

②公園台帳電子化 新規 調査 検討 準備 準備

③開発許可制度による区域指定図の電子化 継続

④建築基準法指定道路台帳図作成 継続

⑤市道道路台帳システム 新規 検討

⑥交通情報システム 新規 検討 準備

⑦給水台帳管理システム 継続

⑧下水道台帳システム 継続

⑨生活保護システム 継続

⑩戸籍システム 継続

⑪電子調達の推進 継続

⑫課税資料管理システム 継続

⑬各種税証明の電子公印導入 新規

⑭地方税の申告手続等の電子化 継続

⑮効率的な業務システム 継続

新規・継続

の別

年度

情報化施策名

運 用

開発

運 用

開発・運用

運 用

運用・拡大

運 用

運 用

運 用

運 用

運用・拡大

運 用

導入・運用

運 用

運 用

(31)

(2)効率的でセキュリティが高い情報通信基盤

ネットワーク及びシステムについて,随時見直し最適化を行い,効率的なものとします。庁内の情報セ キュリティを強化し,市民に信頼される市役所とします。

① 広域行政LAN(行政情報ネットワーク)の見直し

新庁舎完成にあわせ,最適な広域行政LAN(行政情報ネットワーク)とするべく,ネットワ

ーク構成について見直しを行い,セキュリティを確保しつつ効率的なネットワークとします。

② ITコストの最適化

庁内システムの最適化について,第三者の高度なICT知識を有するITコーディネータ

27

等に

より,情報システム調達・運用など庁内システム最適化を図ります。また,本市における情報シ

ステム調達ガイドライン整備について検討します。

③ 情報セキュリティ対策の強化

新庁舎における新たな情報システム環境・運用方法に沿うよう,つくば市情報セキュリティポ

リシーの改訂を実施します。また,業務の細部まで市情報セキュリティポリシーに沿ったセキュ

リティ対策を施すために,定期的な監査や自己点検による確認について検討します。さらに職員

研修を実施します。

【推進スケジュール】

H22 H23 H24 H25 H26

①広域行政LANの見直し 継続 見直し

②ITコストの最適化 新規 調査 検討

③情報セキュリティ対策の強化 継続 見直し

新規・継続

の別

年度

情報化施策名

運 用

運用

導入・運用

運用

運 用

運用

27

ITコーディネータ:ITコーディネータは,経済産業省推進資格で,平成 11 年に「戦略的情報化投資 活性化支援事業」の一環として創設され,経営者の立場から経営に役立つIT化を支援します。

28

情報システム調達ガイドライン:情報システムに係る開発・運用コストが増大するなかで,システムを

(32)

第6章

着実な計画推進のために

計画推進のための体制

(1)関係機関との連携

国(総務省,独立行政法人情報通信研究機構等),茨城県,茨城県市町村共同システム整備運営

協議会等関係機関と緊密に連携した取り組みを進めます。

(2)本市の推進体制

○ つくば市情報化推進会議

本市において,情報通信技術を活用して市民サービスの向上や地域の活性化等を実現するにあ

たり,重要な事項を協議するため,市長部局,教育委員会事務局,消防本部,議会事務局等の部

長等を構成員とするつくば市情報化推進会議を開催します。

電子自治体への取り組みを全市一体となり調整・推進するための機関として,本市情報化の方

向や目標を協議します。

○ つくば市情報化推進委員会

つくば市情報化推進会議の下部組織として,各部局等の情報化に係る課題を整理・検討し,情

報化推進会議に具申するため,各部の企画監等を構成員とするつくば市情報化推進委員会を開催

します。つくば市情報 化推進会議に提案すべき 案件及び同会議から付託 された案件について協

(33)

○ 専門部会の設置

つくば市情報化推進委員会の下に,特定課題について専門的に調査・検討する組織として,関

係部等の職員等で構成する専門部会を必要に応じて設置することとします。

○ 市民等と一体となった推進

今後の情報化推進の視点は,市民,利用者の視点に立った,市民満足度の向上を図るものとな

ります。

そのため地域一体となった情報化施策の取り組みを進めるため,市民,市内在学・在勤者,有

識者の中から参加を募り,情報化推進のための体制づくりについて検討します。

計画の進行管理

本市における情報化は,急速な技術進歩の動

向や,市の財政状況,国の動向などを見極めな

がら,本計画に沿ってシステムの構築など,各

種情報化施策を順次進めていきます。

情報化施策の実施にあたっては,継続的に計

画の進行管理を行うことで, その実効性を確

保します。

計画(Pl an・プラン)→ 実施(Do・ドゥ)

→ 評価(Chec k・チェック)→ 改善(Ac t i on・

アクション) のいわゆるPDCA サイクルを

確立する仕組みを取り入れ,実効性を上げてい

きます。

実施

(Do)

改善

(Ac t i on)

計画

(Pl an)

評価

(34)

資料:用語の解説

(本計画における用語の解説)

<50音順>

アウトソーシング

情報通信システムの設計・運用・保守などを,市役所外の専門業者に委託すること。

アプリケーション

ワープロ,表計算,データベース,ホームページ閲覧,電子メールの送受信など,目的に応じ

て使うソフトウェア。

インターネット

世界のコンピュータネットワークを相互に接続し,映像や音声を含めた情報の交換を可能とし

たシステム。インターネット上で情報を公開しているところがホームページ。

インフラ

インフラストラクチャーの略。基礎となる設備。この計画では,情報通信基盤をさします。

オンラインシステム

ホストコンピュータに通信回線で接続されたシステムのこと。端末からデータを入出力して業

務を遂行します。ホストコンピュータとは,ネットワークを介して別の機器やコンピュータにサ

ービスや処理能力などを提供するコンピュータのこと。

オンラインショッピング

インターネット上で,商品を紹介するインターネットページを見て,購入する商品を選択し,

決済方法を指定し,商品を購入すること。

グループウェア

企業内LANを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり,グループによる協

調作業を支援するソフトウェアの総称。主な機能としては,電子メール機能,電子会議室機能,

スケジューラ機能,文書共有機能など。

ケーブルインターネット

ケーブルインターネットとは,CATV網を利用して提供されるインターネット接続サービス。

セキュリティポリシー

参照

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