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一括 だて復興・再生ニュース 福島県伊達市ホームページ

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Academic year: 2018

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(1)

[編集・発行]伊達市放射能対策課 〒960-0692 伊達市保原町字舟橋180 本庁舎3階 ☎575-1003

 かねて市民の皆さんから、側溝の泥上げについての要望があります。

 側溝の泥上げは、町内会の皆さんがクリーンアップ作戦と同時に自主的に行う部分と、機械を使って市が行う部分と があり、いずれも上げた泥は市がしかるべく処理するのが例年の段取りになっていました。 しかし、一昨年の放射能災 害時以後、上げた泥の置き場(仮置き場)が確保できず、実施できないままになっており、生活雑排水の流れが悪くなっ て、環境衛生や除染の観点からも、市としてもできるだけ早く実施したいと考えながらも、なかなか実施できずにきた ところです。

 一方、A、Bエリアの除染については仮置き場が確保できたところから着手してきましたが、今般、Aエリアについて は完了し、Bエリアについても必要な仮置き場が確保されたことから、すべての工区で着手済となりました。

 このように、仮置き場については市民の皆さんの理解が進み、それに伴って除染も進捗していますが、これまで確保 されたA、Bエリアの仮置き場は、基本的に当該町内・地区専用という制限的な合意となっています。 しかし、Cエリア では、線量が低く廃棄物の量が少なくなることから、広範囲に一箇所の共用仮置き場で対応するのが現実的です。 ま た市街地については適当な仮置き場の確保がなかなか難しい状況にあることから、仮置き場が確保されるまでは当面、

「仮」仮置き場ということで進めることにしております。

 側溝についても、対象が市街地に多く、かつ現在100キロメートル程度が計画されており、1地区毎に仮置き場を確 保することは現実的ではないことから、広範な共用の仮置き場が是非必要です。

 つまり、他地域の廃棄物も受け入れることができる仮置き場の確保を前提としつつ、近日中に「側溝の泥上げ」を発 注する予定ですが、その進捗は「共用仮置き場」の確保にかかっています。

 このことについて、市民の皆さんの更なるご理解を得たいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 伊達市長 仁志田 昇司

5

●平成25年8月22日発行

第 号

育まれる友情

保原と横浜の小学校交流会開催

だて 復興・再生

最前線

側溝の泥上げと仮置き場について

側溝の泥上げと仮置き場について

 夏休みも真っ盛りの8月3日から5日にかけて、「保原と横浜の小学校交流会」が開催されました。 同会は、伊達市保原町 内各小学校と横浜市立矢向小学校・新鶴見小学校の交流活動を通して、お互いの地域への理解と親睦を深めることを目的 に、隔年で児童の派遣と受け入れを行っているものです。 平成23年は震災の影響で実施できませんでしたが、昨年より再 開。 今年は、横浜市から児童24名を迎え入れ、保原町内

各小学校の児童17名宅にホームステイしたほか、桃狩り、 会津若松市でのフィールドワークなどを楽しみました。  子どもたちは「(昨年の交流会で知り合った)友達に再 会できてうれしい」「桃が甘くておいしかった」などと笑 顔で話しました。

お互いに自己紹介する児童たち。 桃狩りを楽しむ児童たち。

(2)

住まいの復興給付金

住まいの復興給付金準備事務局コールセンター ☎0570-200-246

○プロフィール

1951年2月10日生まれ(東京都) 1974年 東京教育大学理学部(物理)卒業 2007年∼ NPO法人放射線安全フォーラム理事 2012年10月∼ 伊達市放射能対策課の市政アド

バイザーとして委嘱

医療関係で放射線に携わってき た経験を生かし、アドバイスいた だいています。

○著書

「放射線物理学」オーム社(2nd ed. 2008)

「放射線放射能がよく分かる本」オーム社(2011)

おばあちゃんの

野菜も食べよう

おばあちゃんの

野菜も食べよう

市政アドバイザー

多田 順一郎

市政アドバイザー

多田 順一郎さん

復 興 再 生 コ ラ ム  おばあちゃんが丹精込めて育てた野菜を、お子さんには食べさせないという ご家庭の話をよく耳にします。 妊娠中は県産品を食べなかった、という妊婦さん の話を聞いたこともあります。 お母さんが、子供の健康を気遣い、少しでも不安 なことは避けたいとお考えになる気持ちは、痛いほどよく分かります。おばあ ちゃんは寂しかったでしょうけれど、お母さんもどれ程おばあちゃんに申し訳な いと思われたことでしょうか。

 原発事故以来、内部被ばくを心配させる情報が溢れ出し、中には、福島の農作 物を毒と決めつける有名大学教授の心無い非難までありました。 それらの情報 は、主に反原発運動家の流したデマだったのですが、責任ある立場の人たちがき ちんと反論してこなかったため、今でも影響を受けている方を見かけます。 デマ の多くは、冷静に考えれば誰でも誤りを見破れるようなものです。 たとえば、「内 部被ばくは放射線を体の中から受けるので、外部被ばくより危険だ」という主張 は、細胞には自分の受けた放射線が体の中から来たか外から来たか分かるはず がないことに思い当たれば、間違いだと分かるでしょう。 内部被ばくも外部被ば くもシーベルト単位で表した量が同じならば、体の受ける影響も同じです。  覚えておいて戴きたいことは、1ミリシーベルトの内部被ばくを受けるには、 食品に含まれるセシウムを合わせて約6万ベクレルも食べなければならないこ とです。 それには、1kgあたり50ベクレルの食品であれば、1,200kg食べなくて はなりません。 昨年度の伊達市で採れた野菜は、ほとんどが1kgあたり50ベク レル以下の値でしたので、普通に食べ続けても、1年間の内部被ばくは1ミリ シーベルトよりはるかに小さなものになります。 しかも、日本の土壌は、セシウム をしっかり捉まえて根から吸収され難くする粘土がたくさん入っていますから、 農産物に含まれる放射性セシウムは、これからどんどん減ってゆくでしょう。 こ れは、日本の畑の土に1960年代の大気圏内核実験で降下したセシウム137が当 時の五分の一くらい残っているのに、そこからとれた玄麦の濃度が千分の一く らいになっていることからも明らかです。

 東京から来た私たちは、福島県の野菜のおいしさに驚かされます。 おばあ ちゃんの愛情がこもった野菜は栄養も満点です。 ぜひお子さんに食べさせてあ げましょう。

●日時/

9

11

日(水)

10

30

●場所/

保原中央公民館 大会議室

住まいの復興給付金説明会

申込 不要

 東日本大震災で被害を受けた住宅の所有者が、新たに住宅を建築・購入する場合や被災住宅を補修する場合に給 付金を支給します。

●対象期間/消費税率が引き上げられる日の6カ月前以降

 詳しくは、ホームページ(http://fukko-kyufu.jp)をご覧いただくか説明会にお越しください。

(3)

ガラスバッジによる年間測定結果(速報)について

 市全体での1年間の被ばく線量の平均は、 0 . 9ミリシ ー ベ ルトとなりました 。 1ミリ シーベルト未満が66.4%と最も多く、次い で1∼5ミリシーベルト未満が33.5%となり ました。

●市の平均、 0.9 ミリシーベルト

 年間被ばく線量の平均値では、特定避難勧奨地点の指定を受けた地区で2.0∼2.8ミリシーベルトとなりました。 それ以外の地区では梁川地区の0.6ミリシーベルトから月舘地区の1.3ミリシーベルトとなりました。

 3ヵ月間の実効線量の推移では、特定避難勧奨地点の指定を受けた地区全体で、約4割の減少が確認できました。 これは、自然減衰等だけでなく、除染による効果も考えられます。

3 ヵ間の実効線量の推移で約 4 割減少

健康福祉部健康推進課 外部被ばく検査事業担当 ☎573-0538

 ガラスバッジ測定の第4期目(4月∼6月)が終了し、1年間の外部被ばく線量の 実測値が確定しましたので、その速報値についてお知らせします。

地 区 測定数(人)

3ヵ月間の実効線量の推移

1 ]特定避難勧奨地点の指定を受けた地区

保原町富成 833

霊山町小国、石田坂ノ上・八木平 971

(7∼9月)

0.8 0.7

(10∼12月)

0.6 0.5

(1∼3月)

0.5 0.4

(4∼6月)

0.5 0.4

▲0.3

▲0.3

年間 被ばく線量の

平均値

2.3 2.0

月舘町相葭 21 1.0 0.6 0.6 0.6 ▲0.4 2.8

全 体 1,825 0.8 0.6 0.5 0.5 ▲0.3 2.2

地 区 測定数(人)

3ヵ月間の実効線量の推移

[単位:ミリシーベルト(mSV)] ガラスバッジ

[単位:ミリシーベルト(mSV)]

2 ]それ以外の地区

伊 達 7,188

保 原 14,431

(7∼9月)

0.2 0.2

(10∼12月)

0.2 0.3

(1∼3月)

0.2 0.2

(4∼6月)

0.2 0.2

①第1期 ②第2期 ③第3期 ④第4期 測定数(人) 区 分

[対象者] 41,820

市全体 41,820 0.9

①第1期 ②第2期 ③第3期 ④第4期

①−④

①−④ 第1期と第4期

の比較

第1期と第4期 の比較

梁 川 11,041 0.1 0.1 0.1 0.1 ―

霊 山 4,678 0.3 0.3 0.3 0.2 ▲0.1

月 舘 2,657 0.3 0.3 0.3 0.3 ―

全 体 39,995 0.2 0.2 0.2 0.2 ―

年間 被ばく線量の

平均値

0.7 1.0 0.6 1.1 1.3 0.8

 年間実効線量の結果をみますと、比較的線量の高かった避難勧奨地点の指定を受けた3つの地区で、3ヶ月ごと の実測値で減少を示し、放射線のリスクはより少ない方向に向かっていることが確認できました。

 これらの実測データから、伊達市に居住する市民の皆さんが、放射線による人体への影響を受けることは考えに くいと思われます。

市政アドバイザー宍戸文男さん (福島県立医科大学放射線医学講座教授)からの見解

年間被ばく線量の平均値

[単位:ミリシーベルト(mSV)]

(第1期∼第4期まで継続して測定し、7/15までに回収された人)

(4)

生活圏除染業務の進捗について

生活圏除染業務の進捗について (8月6日現在)

霊山町小国 425 425 100.00 霊山町石田東部・月舘町東部 118 118 100.00 保原町富成 449 449 100.00

工 区 対象戸数

※霊山町石田東部・月舘町東部の宅地除染作業完了戸数には、除染作業不能となった5戸を含む。 除染済戸数 進捗率(%)

伊達 18 18

箱崎 9 9

伏黒 7 7

梁川 26 24 2 粟野 23 21 2

堰本 19 19

白根 12 12

山舟生 12 12

地 区 行政区数町内会・ 1次モニタリング終了 実施中 2次モニタリング・除染

富野 13 13

五十沢 13 13

東大枝 7 7

大田 25 25

保原 34 34

大石 11 11

泉原 1 1

230 226 4

保原町柱沢 545 545 100.00 霊山町掛田 1,018 1,018 100.00

2,555 2,555 100.00

工 区 対象戸数 除染済戸数 進捗率(%)

地 区 地 域

地 域 地 域 地 区

世帯数 確保 箇所数

仮置き場 業務発注 除染作業

面積(㎡)

市民生活部 放射能対策課 ☎575-1003

町内会・

行政区数 終了 実施中

2次モニタリング・ 除染 1次モニタリング

伊達 霊山

月舘

保原

梁川

保原 梁川 霊山

A

エリア

B

エリア

[仮置き場]

●:確保済

[業務発注]

●:発注済

[除染作業]

●:終了

▲:作業中

[2次モニタ リング・除染]

●:終了

▲:作業中

△:準備中

C

エリア

市民生活部 環境防災課 ☎575-1228 伊達総合支所 正面駐車場 0.26 0.23 0.24 下小国中央集会所 入口※ 0.43 0.42 0.42 梁川総合支所 正面銅像前 0.21 0.20 0.20 岩代小国郵便局 国道路肩 0.30 0.29 0.28 保原本庁舎 正面駐車場※ 0.31 0.31 0.30 末坂バス停留所 県道路肩 0.58 0.55 0.58 富成郵便局 県道路肩 0.28 0.28 0.29 大木バス停留所 県道路肩 0.27 0.26 0.29 富成沼田地区石名坂 屯所入口県道路肩 0.73 0.67 0.70 月舘総合支所 駐車場 0.22 0.22 0.24 富成グリーンタウン タウン内緑道 0.46 0.44 0.50 国道399号飯舘村境 国道路肩 0.68 0.61 0.64 富成十区集会所 入口 0.78 0.74 0.79 月舘相葭公民館 県道路肩 0.72 0.72 0.69 霊山総合支所 駐車場 0.26 0.26 0.26 掛田上組集会所 市道路肩 0.42 0.41 0.43 霊山パーキング 駐車場中央※ 0.36 0.35 0.41 掛田日向前団地 集会所前 0.38 0.37 0.37 坂ノ上集会所 入口 0.53 0.51 0.50 県道臼石月舘線飯舘村境 県道路肩 1.73 1.70 1.87 八木平バス停留所 回転場中央 0.38 0.37 0.36 大柳字栃窪 市道路肩 0.68 0.71 0.71 小国ふれあいセンター 駐車場※ 0.38 0.37 0.36

市内各地域の放射線測定結果 市内各地域の放射線測定結果

測定地点

放射線測定値(市測定、※印は国測定) (単位:マイクロシーベルト/時間)

8/11 8/3 7/26 測定地点

8/11 8/3 7/26

中川 157 1 3,017

山戸田(1工区) 82 5 11,517

山戸田(2工区) 42 2 3,794

山野川 124 1 4,736

石田(1工区) 120

1 8,270

石田(2工区) 120

石田(3工区) 79

月舘(1工区) 102 1 7,214

月舘(2工区) 111

1 9,355

月舘(3工区) 57

御代田(1工区) 105 2 8,974

御代田(2工区) 122 2 7,424

御代田(3工区) 70 3 1,890

御代田(4工区) 62 1 10,711

糠田(1工区) 84

1 9,161

糠田(2工区) 109

布川(1工区) 95 3 5,477

布川(2工区) 63 1 7,154

上手渡 55 2 2,517

下手渡 90 1 4,554

上保原(1工区) 173 1 46,219

上保原(2工区) 531

上保原(3工区) 420 1 20,426

上保原(4工区) 446

八幡台・村岡 77 2 3,334

3,496 32 175,766

参照

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■実 施 日: 2014年5月~2017年3月. ■実施場所:

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※1 13市町村とは、飯舘村,いわき市,大熊町,葛尾村, 川内村,川俣町,田村市,富岡町,浪江町,楢葉町, 広野町, 双葉町, 南相馬市.

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2013年3月29日 第3回原子力改革監視委員会 参考資料 1.

東京電力(株)福島第一原子力発電所(以下「福島第一原子力発電所」と いう。)については、 「東京電力(株)福島第一原子力発電所

原子力災害からの福島の復興・再生を加速させ、一日も早い住民 の方々の生活再建や地域の再生を可能にしていくため、政府は、平 成 27