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ファイルキャビネット 浦野ゼミ×早稲田祭

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Academic year: 2018

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(1)

下北沢事例プレゼン台本

1P [ 表 紙]

それではこれから、下北沢の事例紹介をはじめさせて頂きます。

この事例紹介を通じて、「立場によって、街の理想像は不思議と食い違ってしまう事」を 御理解いただければ、と思います。同じように「良い街を作りたい」と思っているのに、 「良い街」の形は違うというのが、面白い部分ではないでしょうか。

<クリック>

2P街並み まずは、下北沢の街並みから見て行きましょう。 ○現在の街並み

その前に、下北沢に来た事のある方はいらっしゃいますか?

来た事のある方はお分かりかと思いますが、下北沢は、こういった写真のように、時間帯 にも寄りますが、大変人で混雑する街です。

平日の午後や休日は、車が一台通ると、そこはもう通行止め状態になる感じです。 そんな時はもう通行人はクルマにメンチ切って、運転手も通行人にメンチ切ってます。 基本そんな街です。

昔、お風呂場で排水溝にミニカー流しちゃった時とかあるじゃないですか。 あんな感じですね。詰まり具合とか。

○南口の事

戦後、戦災から逃れたことにより発達した闇市から急速に発展した南口は、「本多劇場」 というキーワードを得て、若者たちが集まる街になりました。商店街にもそれに合わせ てファーストフードやカラオケの大手チェーンが参入し、街が賑わいを得た一方で、伝 統と特色を持ったお店がほとんどなくなってしまっています。

一方北口は、昔から頑固に住宅街との関係を続けてきた側面があります。お店も、駅前の 方には古着屋があったりしますが、少し離れると定食屋があったり、インテリアを売っ ていたりと、落ち着いた一面が見られます。特徴的な店舗があるのは北口の方ですが、南 口に比べてお客は若干少なく、知名度が低いことが悩みです。

南と北の差が大きい下北沢の街ですが、共通しているのが、みんなでイベントやお祭り が出来る空間、「公共空間」が少ない事です。これを改善する為に、下北沢では再開発が行 われています。次は、この再開発をテーマに、住民がどのように街のことを考えているか を整理して行きます。

<クリック>

3 P   計 画

これが、現在の街並みです。

ここに、大きな道路と駅前広場を作ろうと言うのが再開発計画なのですが……

(2)

下北沢事例プレゼン台本

<クリック⇒計画道路が表示される>

(反応を見る!)

このように、北口を中心に建物が多く取り壊されて、道路が通ることになります。 赤い部分は、補助54号線という、街を通過する道路です。

そして青い部分は、新しく出来る駅前広場です。

<クリック:道路写真が表示される>

現在の下北沢は、こういった人4人分くらいが並んで精一杯の4m道路ばかりです。 が、再開発で出来るこの赤い補助54号線は、26m道路です。20人並んでもおつりが来 ます。

このように大きな変化をするわけですが、この道路の計画には、先程も述べた交通事情 や、来街者で人が多いために緊急車両が通行できないという事情が背景にあります。 道路について、街の景観を破壊すると言った反対運動も起きましたが、この件も既に住 民と区の間では和解が済んでいます。

では現在、住民がどのように考えているか、ですが……

<クリック:街の意見の表示>

このような意見が、街の意見です。

北口では、地価が上がることをプラスと捉えたり、法律により建替えが出来なかったか ら早くやって欲しいという意見、

南口では、新しく出来る「広場」空間のイベント利用への期待、南口が開発の影響を受け ずに取り残されるのではないかという意見などが出ています。

このように、街は大きく動き出しましたが、この中で大きな争点となっているのが、再開 発によって広がる駅前広場という広大な空間を、どのように活用するかという点です。 次はまとめも兼ねて、下北沢地域の、この「公共空間」についての考えをまとめます。

<クリック>

(3)

下北沢事例プレゼン台本

4P関係図 これが、再開発の構図です。

左側、北口商店街では、特徴のある店舗が多い商店街であり、公共空間を利用して、これ らの魅力をアピールしたいと考えています。

北口は再開発の範囲となり、立ち退きにより商店数も減少します。大通りにより景観が 変化し、ビル建設も誘発されるなか、どのようにこれまでの魅力を残していくか、が重要 なテーマになっています。

右側、南口商店街は一方、収益は十分に潤っていますが、チェーン店が多く、商店街とし てほとんど活動が出来ない事が課題です。それでも南口商店街は、さらに人を呼び込み、 街にもっと活気をもたらすことに集中しています。

防災や交通といった課題を自力で解決する必要もある南口ですが、難しい話は置いてお くとして、要は防災や交通の解決は、商店街で出来ることに限界があります。そこで南口 商店街は、街に来る人に街を好きになってもらい、街の外の協力者を増やすことで、地域 活動を行おうとしているというわけです。

最後に中央、行政ですが、まずは再開発計画の推進がテーマに挙げられます。

街に関して、行政としては、現在の混雑状況に不安を感じており、緑道や公園など、ゆと りある空間を作って、人の通行をスムーズにしておきたいと言う意図があります。ちな みに再開発計画自体が、そもそもそのように街にゆとりをもたせようというものです。

このように、下北沢では「街にどうなって欲しいか」を、自分達の立場なりに考え、街の今 後を考えてそれぞれが動き出した結果、公共空間の利用について、意見がぶつかる状況 になっています。

再開発により、今の「ざわついた下北沢」はもう少しでなくなるかもしれません。今度下 北沢に来た際には、今のうちにあの街を、じっくり歩いてまわって頂ければ幸いです。

御清聴ありがとうございました。

<クリック>

参照

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