このレポートは以下のような環境配慮をして印刷・製本しています。 ①この冊子は適切に管理された森林から生まれた「FSC認証紙」を 使用しています。
②製版工程では、使用後に廃材となるフィルムを使用しない、 ダイレクト刷版「CTP(Computer to Plate)」を用いています。 ③印刷工程では、VOC(揮発性有機化合物)の発生が少なく 生分解性や脱墨性に優れた大豆インキを使用しています。
「CSRレポート2009」は、第三者機関による審査を 受けており、その結果としてサステナビリティ報告 審査・登録マークの付与が認められました。これは、 サステナビリティ情報の信頼性に関して、サステナ
〒530-8565 大阪市北区西天満2-4-4(堂島関電ビル) ホームページアドレス http://www.sekisui.co.jp/
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Corporate Social Responsibility Report
CSRレポート
2009
トップメッセージ
中期計画(2006∼2008年度)の総括
新中期計画(2009∼2013年度)の概要
各カンパニーの
CSR
●住宅カンパニー
●
環境・ライフラインカンパニー
●
高機能プラスチックスカンパニー
CSRマネジメント
CSR経営の実践
環境での際立ち
新環境中期計画「環境トップランナープラン・SHINKA!」 「環境トップランナープラン・パート1」の総括と
「環境トップランナープラン・SHINKA!」の目標 「環境トップランナープラン」主要項目①
環境貢献製品の拡大
「環境トップランナープラン」主要項目② 地球温暖化防止
「環境トップランナープラン」主要項目③ 資源の有効活用
環境経営の基盤 化学物質管理 環境リスクの低減
CS品質での際立ち
CS品質経営の新中期計画とマネジメントシステム 基盤品質の強化
「魅力品質」を生み出すために
人材での際立ち
人材新中期ビジョン 学び自ら成長する風土 自ら手をあげ挑戦する場 成長とコミットメント多様な人材が活躍する職場/働きがいのある職場
CSR経営の基盤
コンプライアンス リスクマネジメント 情報開示と対話 社会貢献・自然保護活動データ編
第三者審査 沿革・編集後記 本レポートの主な報告対象期間である2008年度は、積
水化学グループの中期経営計画およびそれと連動した CSR経営に関する中期計画の最終年度にあたります。本 レポートでは、2008年度までの中期計画の総括と、 2009年度からの新しい中期計画の考え方について整理 して報告するページを設けました。
積水化学グループは、事業特性の異なる3つのカンパ ニーに分かれて事業を営んでおり、CSRに関する課題や 取り組みもカンパニーごとに異なっています。そこで、各カ ンパニーの事業特性と主要なCSRの取り組みについて報 告するページを設けました。
CSRに関する情報開示に対しては、多様なステークホル ダーから要請が高まりつつあるとともに、情報の質と読み やすさが求められています。これをふまえ、環境省「環境報 告ガイドライン(2007年版)」、GRI「Sustainability Reporting Guidelines v3 (“G3”)」を参考にしながら、積 水化学グループの活動に照らして、重要な項目に絞って報 告しています。継続的に取り組んでいる項目については、本 レポートでは関連ページの下部に簡潔に記載するに留める ほか、Webサイトで紹介しています。
一方、定量的なデータについては、巻末にデータ編を設 けてできる限り開示しました。さらに、開示情報の信頼性を 担保するために、第三者審査を受けています。
このように、誌面構成にあたっては一定の網羅性を確保 しながらも読みやすい誌面づくりを心がけました。
なお、本レポートと財務関連情報を報告する「アニュアル レポート」によって、積水化学グループの事業活動に関する 情報開示を進めていきます。
「CS品質」「人材」)と3つの“誠実さ”(「コンプライアン
ス」「リスクマネジメント」「情報開示と対話」)に即して各
章を構成しています。
CSRに関する中期計画の総括と、新しい中期計 画の概要について報告しています
カンパニーごとの事業特性とCSRの取り組みに ついて報告しています
報告事項の重要度に応じて、本レポート(冊子)で は、重要な項目に絞って報告しています
免責事項
本レポートには「積水化学工業(株)とその関係会社」の過去と現在の事実だけでなく、発 行時点における計画や見通し、経営計画や経営方針に基づいた将来予測が含まれます。 今後の諸与件の変化によって、将来の事業活動の結果や事象がこの予測とは異なったも のとなる可能性があります。また、記載の表やグラフの数値は四捨五入等して表記してあ るため、合計値と異なる場合があるほか、対象範囲の拡大、算出方法の見直しおよび環境 負荷係数の改定にともない、一部過年度データを修正している項目があります。読者の 皆様には以上をご了解いただきますようお願いします。
本レポートの報告対象範囲
対象組織:事業活動の主要をなす事業所を中心とした積水化学グルー プの活動を基本としています。
対象期間:2008年4月∼2009年3月
(取り組み事例については、2009年5月までの取り組みも含めています) 第三者審査対象範囲
本レポートに掲載している情報について、算定方法の 妥当性、算定結果の正確性について第三者審査を受け ており、その対象となる情報については、各項目に審査 済みであることを示す検証マークを記載しています。
検証
会社概要
(2009年3月31日現在)設立年月日 資本金 代表者
1947年3月3日 1,000億237万円 根岸 修史(代表取締役社長)
売上高 営業利益 当期純利益 従業員数
9,342億円 (連結) 335億円 (連結) 10億円 (連結) 19,742人 (連結) 国内子会社
海外子会社 関連会社 合計
117社 77社 16社 210社
(うち連結子会社 150社)
多様な製品を開発・提供しています
住宅分野で
エレクトロニクス/IT分野で
インフラ分野で ●上下水道・電力・ガス・
通信用配管
●雨水貯留浸透システム
●管路更生
自動車分野で ●合わせガラス用中間膜 ●車輌用成型部品 ●発泡ポリプロピレン内装材
医療分野で ●真空採血管
●テープ医薬品、診断薬
●医療機器
輸送・物流分野で
●包装用テープ・フィルム
●接着剤
●プラスチックコンテナ
建築分野で
●建築材料・設備
(雨とい、屋根材)
●浴室ユニット
●セキスイハイムシリーズ (鉄骨ユニット住宅)
●ツーユーシリーズ (2×4ユニット住宅)
●グランツーユーシリーズ (2×6ユニット住宅)
●レトアシリーズ(集合住宅)
●リフォーム
●再築システム
●超純水用配管材
●帯電防止/
電磁波シールドプラスチックプレート
●半導体・回路・基板保護・固定用テープ
●ディスプレイ材料
積水化学グループの事業概要
1トップメッセージ
3中期計画(2006∼2008年度)の総括
7新中期計画(2009∼2013年度)の概要
9各カンパニーのCSR
●
住宅カンパニー
11●
環境・ライフラインカンパニー
13●
高機能プラスチックスカンパニー
15CSRマネジメント
17CSR経営の実践
1
環境での際立ち
新環境中期計画「環境トップランナープラン・SHINKA!」 20
「環境トップランナープラン・パート1」の総括と
「環境トップランナープラン・SHINKA!」の目標 21
「環境トップランナープラン」主要項目①
環境貢献製品の拡大 23
「環境トップランナープラン」主要項目②
地球温暖化防止 25
「環境トップランナープラン」主要項目③
資源の有効活用 27
環境経営の基盤 29
化学物質管理 31
環境リスクの低減 32
2
CS品質での際立ち
CS品質経営の新中期計画とマネジメントシステム 34
基盤品質の強化 35
「魅力品質」を生み出すために 39
3
人材での際立ち
人材新中期ビジョン 44
学び自ら成長する風土 45
自ら手をあげ挑戦する場 46
成長とコミットメント 47
多様な人材が活躍する職場/働きがいのある職場 48
CSR経営の基盤
コンプライアンス 55
リスクマネジメント 57
情報開示と対話 59
社会貢献・自然保護活動 61
データ編 65
第三者審査 79
沿革・編集後記 80
本レポートの主な報告対象期間である2008年度は、積 水化学グループの中期経営計画およびそれと連動した CSR経営に関する中期計画の最終年度にあたります。本 レポートでは、2008年度までの中期計画の総括と、 2009年度からの新しい中期計画の考え方について整理 して報告するページを設けました。
積水化学グループは、事業特性の異なる3つのカンパ ニーに分かれて事業を営んでおり、CSRに関する課題や 取り組みもカンパニーごとに異なっています。そこで、各カ ンパニーの事業特性と主要なCSRの取り組みについて報 告するページを設けました。
CSRに関する情報開示に対しては、多様なステークホル ダーから要請が高まりつつあるとともに、情報の質と読み やすさが求められています。これをふまえ、環境省「環境報 告ガイドライン(2007年版)」、GRI「Sustainability Reporting Guidelines v3 (“G3”)」を参考にしながら、積 水化学グループの活動に照らして、重要な項目に絞って報 告しています。継続的に取り組んでいる項目については、本 レポートでは関連ページの下部に簡潔に記載するに留める ほか、Webサイトで紹介しています。
一方、定量的なデータについては、巻末にデータ編を設 けてできる限り開示しました。さらに、開示情報の信頼性を 担保するために、第三者審査を受けています。
このように、誌面構成にあたっては一定の網羅性を確保 しながらも読みやすい誌面づくりを心がけました。
なお、本レポートと財務関連情報を報告する「アニュアル レポート」によって、積水化学グループの事業活動に関する 情報開示を進めていきます。
本レポートでは、企業の社会的責任(CSR)に対する積水
化学グループの考え方である3つの“際立ち”(「環境」
「CS品質」「人材」)と3つの“誠実さ”(「コンプライアン
ス」「リスクマネジメント」「情報開示と対話」)に即して各
章を構成しています。
CSRに関する中期計画の総括と、新しい中期計 画の概要について報告しています
カンパニーごとの事業特性とCSRの取り組みに ついて報告しています
報告事項の重要度に応じて、本レポート(冊子)で は、重要な項目に絞って報告しています
免責事項
本レポートには「積水化学工業(株)とその関係会社」の過去と現在の事実だけでなく、発 行時点における計画や見通し、経営計画や経営方針に基づいた将来予測が含まれます。 今後の諸与件の変化によって、将来の事業活動の結果や事象がこの予測とは異なったも のとなる可能性があります。また、記載の表やグラフの数値は四捨五入等して表記してあ るため、合計値と異なる場合があるほか、対象範囲の拡大、算出方法の見直しおよび環境 負荷係数の改定にともない、一部過年度データを修正している項目があります。読者の 皆様には以上をご了解いただきますようお願いします。
本レポートの報告対象範囲
対象組織:事業活動の主要をなす事業所を中心とした積水化学グルー プの活動を基本としています。
対象期間:2008年4月∼2009年3月 第三者審査対象範囲
本レポートに掲載している情報について、算定方法の 妥当性、算定結果の正確性について第三者審査を受け ており、その対象となる情報については、各項目に審査 済みであることを示す検証マークを記載しています。
検証
積水化学グループの事業概要
会社概要
(2009年3月31日現在)設立年月日 資本金 代表者
1947年3月3日 1,000億237万円 根岸 修史(代表取締役社長)
売上高 営業利益 当期純利益 従業員数
9,342億円 (連結) 335億円 (連結) 10億円 (連結) 19,742人 (連結) 国内子会社
海外子会社 関連会社 合計
117社 77社 16社 210社
(うち連結子会社 150社)
暮らしや産業のさまざまな用途で使用される
多様な製品を開発・提供しています
住宅分野で
エレクトロニクス/IT分野で
インフラ分野で ●上下水道・電力・ガス・
通信用配管
●雨水貯留浸透システム
●管路更生
自動車分野で ●合わせガラス用中間膜 ●車輌用成型部品 ●発泡ポリプロピレン内装材
医療分野で ●真空採血管
●テープ医薬品、診断薬
●医療機器
輸送・物流分野で
●包装用テープ・フィルム
●接着剤
●プラスチックコンテナ
建築分野で
●建築材料・設備
(雨とい、屋根材)
●浴室ユニット
編集方針
●セキスイハイムシリーズ (鉄骨ユニット住宅)
●ツーユーシリーズ (2×4ユニット住宅)
●グランツーユーシリーズ (2×6ユニット住宅)
●レトアシリーズ(集合住宅)
●リフォーム
●再築システム
●超純水用配管材
●帯電防止/
電磁波シールドプラスチックプレート
●半導体・回路・基板保護・固定用テープ
危機が拡大するなか、地球温暖化など環境問題は言う までもなく、社会的課題も多様化しつつあると思います。 例えば私どもの事業の一分野である社会インフラの面か ら見ても、途上国においてはインフラが十分に整備されて いない一方、先進国では老朽化したインフラの更新が問 題となっています。このように日本だけでなく世界に目を 向けると、解決しなければならない問題がまだ多くありま す。積水化学グループは創業以来、社会の要請に応える製 品を開発し、事業を興し、常に社会に価値を提供し続けて きました。それこそが、まさに事業活動を通じた社会への 貢献であり、CSRそのものであると考えています。
2009年度から新中期経営計画「GS21-SHINKA!」 をスタートさせています。経営計画は事業の成功を目指 すものですが、CSR経営は、いわば企業における人格であ り、企業経営の質であると考えています。事業の成長と革 新とともに、経営の重要な柱と位置づけ、これまでの取り 組みをさらに進化させ、社会から期待され信頼される企業 となることを目指します。
この新中期経営計画では、フロンティア精神で市場の革 新を図る、モノづくりの革新を深めメーカーとしてよりよ い品質と価値ある製品づくりを行う、そしてそれらを成し 遂げる“人”、すなわち従業員一人ひとりが際立ち、活躍す ること、これらを各カンパニーの成長と共に取り組み、事 業の成長と革新を図ります。
新中期経営計画の策定と併せ、社是、企業理念から経営 戦略に至る体系を“Our Principle”として新たに整理する とともに、中長期で積水化学グループが目指す姿に向け、 全従業員とベクトルをあわせ活動していくためグループビ ジョンを決めました。このグループビジョンには、積水化学
信頼を得て、CSR経営の進化を図っています
新中期経営計画でもCSRは経営の
重点課題ととらえて取り組みます
中長期で目指す姿を明確にするため
理念体系を整理しました
グループの念(おも)いが込められており、グループの一 人ひとりがこの念いを実現し、信頼され期待される企業グ ループを目指していきたいと考えています。
CSR経営において重要と考えていることは、事業活動を 通じて社会に貢献することです。積水化学グループは、創 業当時から、樹脂パイプ、発泡樹脂素材、管路更生、ユニット 住宅など、社会のニーズに先駆け社会に貢献する製品・事 業を提供し続けてきており、それは創業の精神、DNAでも
社
企業理念
グループビジョン
経営 略 中期経営計画
積水化学グループの理念体系 “Our Principle”
CS品質での際立ち 環境での際立ち
人材での際立ち
情報開示と対
コンプライアンス
エコロジーと エコノミーの両立
従業員一人ひとりの 意識向上
お客様からの 信頼を獲得
リスクマネジメント
未然防止の徹底と 発生後のリスクの軽減 ステークホルダーの声を
企業活動に反映 自ら手をあげ挑戦
3つの“ 実さ”
3つの“際立 ”
●地球温暖化の防止 ●生態系の保全 ●資源の有効活用、廃棄物の削減 ●水質・大気・土壌の汚染防止 社会からの
社会からの
●企業不 事の発生防止 ●情報セキュリティの確保 ●公正な取引の徹底 ●災害対策 社会からの
社会からの
●製品安全の確保 ● 装表示問題防止 ●技術・技能伝承 ●ワーク・ライフ・バランスの
実現
●女性の職域拡大 ●働きやすい職場づくり
住宅 カンパニー
高機能 プラスチックス
カンパニー 環境・
ライフライン カンパニー
課題やステークホルダーの皆さまからの期待や要望はよ り多岐にわたってきているなか、真摯に耳を傾け、取り組 みに反映させ、期待に応えられるようCSR経営の進化を 図っています。
積水化学グループでは、それまでの取り組みを括り直 し、2005年度から本格的にCSR経営に取り組み始め ましたが、「環境」「CS品質」「人材」の3つの“際立ち”と、 「コンプライアンス」「リスクマネジメント」「情報開示と対
話」の3つの“誠実さ”を柱としています。
積水化学グループのCSR経営の特徴は、3つの“際立 ち”に“人”が入っていることです。企業において人は主役
これまでの4年間で-この3つの際立ち、3つの誠実 さという考え方が認知され、各部署で取り組みが進んで います。環境貢献製品という新たな概念ができ、モノづく り革新やお客様の声を活かしたモノづくりの取り組みが 進み、さらにはカンパニーの業績評価にCSRの評価が組 み込まれるなど、事業活動の中においてCSRがしっかりと 取り組まれるようになってきました。また人を伸ばし、同時 に働きやすい職場づくりも着実に進んできました。
一方、まだ十分に対応できていない課題も残されてい ます。ひとつめとして、事業活動のグローバル展開が急速
●お客様のニーズを高度に実現
●お客様に最高のサービスを提供 ●お客様のニーズを高度に実現
●お客様に最高のサービスを提供
●取引先、協力会社との パートナーシップの深化 ●フェアな取引による共存共栄 ●持続的な価値成長
●クリアーでタイムリーな情報開示
●取引先、協力会社との パートナーシップの深化 ●フェアな取引による共存共栄 ●持続的な価値成長
●クリアーでタイムリーな情報開示
●自ら手をあげ挑戦する 風土の充実
●成果主義の徹底
●製品そのもので社会や 地球環境に貢献 ●よき企業市民として
地域社会と調和 ●自ら手をあげ挑戦する
風土の充実 ●成果主義の徹底
●製品そのもので社会や 地球環境に貢献 ●よき企業市民として
地域社会と調和
従業員
地 社会・
地球環境
取
お客様
株主
従業員
地 社会・
地球環境
取
お客様
株主
見えてきた課題を真摯に受け止め
解決していきます
CSR経営の成果が着実に形になっています
に進むなか、世界各地の事業所でのCSR経営を進めて いくことです。世界各地で価値観や風習も異なるなか、日 本と同じやり方では難しいと考えていますが、積水化学グ ループの考え方を理解したうえで、その地域にあったやり 方でCSRへの取り組みを進めていってもらおうとしていま す。2009年3月には、海外関係会社の社長を集め、CSR 経営について議論をする場を設けましたが、世界各地にお ける取り組みの現状がわかると同時に、今後各地で展開 するためのきっかけとなったと思っています。もうひとつ の課題がサプライチェーンとの連携です。住宅カンパニー や環境・ライフラインカンパニーの事業では、積水化学の ブランドをお客様に届けることに関わる多くのサプライ チェーンの方々の協力があって初めて良い製品・サービス を届けることができます。その方々にも、積水化学グルー プのCSR経営を理解して頂き、ともに取り組みを向上さ せることで、社会からの信頼をより確実なものとしていか なければならないと考えています。これらは短期間に対応 できるものではなく、着実に取り組みを進めていきます。
また、残念ながら過去に起こした独占禁止法違反に関わ る問題で公正取引委員会からの調査・命令を受けました。 これに対しては、このような嫌疑をかけられる行為を二度 と行わないようにするために、社外の弁護士も入れた調査 を行い、事業者団体での活動制限や競合他社との接触の 禁止などを行うと共に、再発防止に向けた従業員のコンプ ライアンス意識の向上を促しています。コンプライアンス がCSR経営の重要な基盤であることを常に念頭に置きな がら、これらの取り組みを継続していきます。
CSRの取り組みは、目標設定しそれを達成して終わりと いうものではありません。社会の変化や事業内容の変化 に対応して、取り組みを進化させていくことが重要と考え ています。現在の経済状況のなか、経営も厳しい舵取りが 求められていますが、今こそCSR経営を進化させること
が必要です。経営の基盤 をより強固なものにし、 社会の期待に応えられる 企業づくりを進めていき たいと考えています。こ れまでの取り組みの成果
や課題を踏まえ、CSR経営を進化させるために、新しい中 期経営計画のなかで、社会への「貢献」と社会からの「信 頼」をCSR経営の重点課題としています。世界中の人々 や未来に対し、製品や事業を通じて社会的課題の解決にさ らに貢献していくとともに、従業員一人ひとりが社会との 関わりを意識し、企業のなかだけでなく社会でも活躍する ことで、従業員も企業も成長が図れます。また、地球環境 保全、メーカーとしてのモノの品質確保や責任ある供給、 コンプライアンスなどについては、これまで以上に向上を 図り、社会から信頼される誠実な経営を行っていきます。
これまでのCFOとしての経験からも投資家が中期の視 点を持ち、企業経営における中長期の戦略に興味を持っ てきていることを実感しています。企業が安定して成長 すること、それには常に成長する風土が必要であり、CSR 経営はその役割を担っています。新しい中期経営計画の ステージに入り、業績を向上させることはもちろん重要で すが、中長期的な視点からも社会から信頼され、将来にわ たって成長を続ける企業であり続けたいと考えています。 また今般、あらためてCSR経営に取り組むことを明言す る意味を込め、国連グローバル・コンパクトへの支持を表 明しました。積水化学グループが一丸となって、日本国内 にとどまらずグローバルにCSRに取り組み、社会の課題を 解決し、社会に貢献するとともに、社会からの信頼を高め、 CSR経営を進化させていきます。
社会への「貢献」と社会からの「信頼」で
CSR経営を進化させます
2006 2008 (%)
14.7
2007 15.3
(年度) 1990 2008
(千トン-CO2)
331
2006 309
2007 301
280
(年度)
(億円)
(年度)
(%)
(年度)
17.4
「2010年度までに40%に拡大する」という目標を掲 げてきましたが、2008年 度は17%に留まりました。 グラフ1
グラフ4 グラフ2
グラフ1
活動項目
環境での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
● 売上高比率 17%(1,623億円)
● 新規製品の開発・上市、既存製品の拡大が課題
● 15%削減
● 排出量減だけでなく、原単位も向上 ● CO2削減設備投資促進策が累計43件
● 48%削減
● モノづくり革新による改善が貢献
● 2.1倍
● 環境貢献製品の売上伸長が大きく寄与し、
2年前倒しで目標達成
● 手をあげる制度が充実(採用∼退職)
● リーダーとしての志とリテラシー教育の継続的実施
(「際塾」「変革塾」)
● 自ら手をあげ挑戦する人材を増やすことが課題
● キャリアアドバイザー資格取得
23人、社内講座70人
● グループ内各部署でキャリア支援できる体制(人員
増加)が必要
● リーダー層への教育・啓発 ● 社内起業家育成「志塾」の創設
● 女性採用比率35%(2008年度実績)
● 次世代育成に向けた施策の充実とグループ展開が必要
● 長時間労働削減のための在社時間管理
● コンプライアンス啓発活動の拡充
● コンプライアンス問題再発防止の徹底が必要 ● グループ全体でのコンプライアンス意識の浸透が急務
● 危機管理要領の改訂、 積水化学グループ全体およびカンパニーのリスクの把握 ● 海外を含めた積水化学グループ全体としての危機管理体制の構築が課題
● 社外からの評価の向上
● 各部署での実行を推進したが、浸透、展開が不十分 ● 重要品質問題、外部損失費が低減するが目標に未達
● 開発・設計段階での未然防止強化、モノづくり段階で
の日常管理強化が課題
● “魅力品質”創出に着手(魅力品質選定制度、創塾) ● 社会に先駆けた新たな価値の創出が課題
● 徐々にお客様志向の理念が浸透
● お客様の期待値向上にあわせた取り組みが必要 ● 継続的なお客様の声の収集と活用
● お客様を感動へ導く“魅力品質”創出
● 従業員一人ひとりがお客様志向となる
風土を醸成するための仕組みづくり
活動項目
人材での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
CSR経営が着実に成果をあげています
環境貢献製品売上高比率
17
%
生産工場での削減に向けた 積極的な取り組みや、CO2
排出量削減設備投資促進 策などによって、目標を上 回る成果をおさめました。 グラフ2
CO2排出量(生産段階)
15
%削減
製品に関する苦情・クレー ム対応の費用である「外部 損失費」は、モノづくり革新 の取り組みによって着実に 改善しました。
グラフ3
外部損失費の改善
億円
「女性活躍推進」の取り組 みを進めたことで、新卒の 「女性採用比率」は、目標の
30%を上回りました。 グラフ4
新卒女性採用数比率
%
グラフ3活動項目
CS品質での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
モノづくり革新
● 重要品質問題発生の低減
● 外部損失費
お客様の声の徹底活用
CS風土革新
活動項目
3つの“誠実さ”
成果と今後に向けた課題
コンプライアンス
リスクマネジメント
情報開示と対話 チャレンジの場づくり
学び自ら挑戦する風土
成果主義の磨き上げ
多様な働き方に応える
安心して働ける職場づくり
● グループを牽引するリーダーづくり
● 新事業を創出する人材づくり
● 女性活躍推進(女性採用比率向上)と
次世代育成策展開
● ワーク・ライフ・バランスの推進
● 発生量 2008年度目標 50%削減
2010年度目標 67%削減 (1998年度比)
● 2008年度 1.5倍 (2004年度比) ● 2010年度 2倍 (2004年度比) ● 総排出量 2008年度目標 10%削減
2010年度目標 10%削減 (1990年度比) ● 売上高比率 2008年度目標 25%
2010年度目標 40%
廃棄物発生量の削減
エコバリューインデックス CO2排出量の削減
環境貢献製品の売上拡大 ● グループ内公募(人材・研修)
● 公募型研修を通じたビジネスリー ダー育成
● キャリア開発のためのアドバイザー 育成(アドバイザー100人を養成)
売上高比
(1990年度比)
検証 検証 検証 検証
2010年度までに達成すべき目標を定めた環境中期ビジョン「環境 トップランナープラン」のもと、活動を進めてきました。2008年度 は、独自の環境経営指標「セキスイエコバリューインデックス」と CO2排出量の削減について、2010年度の目標を計画よりも早く
達成しました。環境貢献製品については、売上高は伸びているもの の、グループの総売上高に占める比率は目標に達しませんでした。 目標達成に向けて、現有の環境貢献製品の売上拡大を図るととも に、新たな環境貢献製品の創出を図っていきます。
積水化学グループ内での人材公募や研修公募、社内起業家育成な ど、従業員一人ひとりの成長と自己実現に向けた制度や仕組みを充 実させました。また、従業員の多様な働き方を支援する取り組みも
進めました。これらを2009年度からの新しい中期計画に継承し、 引き続き「際立つ人材」の育成、多様な人材が活き活きと働ける職 場づくりを目指していきます。
「モノの品質」の革新を通じてお客様の満足を追求するという「CS品 質経営」の考え方がグループ全体に浸透し、クレーム件数の減少、外 部損失費の低減などの成果につながってきました。また、お客様の声
を活かしたモノづくりや、お客様志向の風土なども着実に定着してき ました。この状況をふまえ、2008年度以降はお客様を感動へ導く 「魅力品質」の創出という新たなテーマを掲げて活動しています。
コンプライアンスについては従業員への継続的な意識啓発、リスク マネジメントについては「危機管理要領」の改訂など、CSR経営の 基盤強化につながる取り組みを進めてきました。また情報開示とス
テークホルダーとの対話にも努め、社外からの評価も向上しつつあ ります。今後とも社会からの信頼に応えるよう、ゆるぎないCSR経 営の基盤確立への取り組みを進めていきます。
(%)
(年度)
(千トン-CO2)
(年度) 2006 2008
(億円)
3
2007 8
14
(年度) 2007 2008
(%)
26
35
(年度) 「2010年度までに40%に
拡大する」という目標を掲 げてきましたが、2008年 度は17%に留まりました。 グラフ1
グラフ4 グラフ2
グラフ1
活動項目
環境での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
● 売上高比率 17%(1,623億円)
● 新規製品の開発・上市、既存製品の拡大が課題
● 15%削減
● 排出量減だけでなく、原単位も向上 ● CO2削減設備投資促進策が累計43件
● 48%削減
● モノづくり革新による改善が貢献
● 2.1倍
● 環境貢献製品の売上伸長が大きく寄与し、
2年前倒しで目標達成
● 手をあげる制度が充実(採用∼退職)
● リーダーとしての志とリテラシー教育の継続的実施
(「際塾」「変革塾」)
● 自ら手をあげ挑戦する人材を増やすことが課題
● キャリアアドバイザー資格取得
23人、社内講座70人
● グループ内各部署でキャリア支援できる体制(人員
増加)が必要
● リーダー層への教育・啓発 ● 社内起業家育成「志塾」の創設
● 女性採用比率35%(2008年度実績)
● 次世代育成に向けた施策の充実とグループ展開が必要
● 長時間労働削減のための在社時間管理
● コンプライアンス啓発活動の拡充
● コンプライアンス問題再発防止の徹底が必要 ● グループ全体でのコンプライアンス意識の浸透が急務
● 危機管理要領の改訂、 積水化学グループ全体およびカンパニーのリスクの把握 ● 海外を含めた積水化学グループ全体としての危機管理体制の構築が課題
● 社外からの評価の向上
● 各部署での実行を推進したが、浸透、展開が不十分 ● 重要品質問題、外部損失費が低減するが目標に未達
● 開発・設計段階での未然防止強化、モノづくり段階で
の日常管理強化が課題
●
“魅力品質”創出に着手(魅力品質選定制度、創塾)
● 社会に先駆けた新たな価値の創出が課題
● 徐々にお客様志向の理念が浸透
● お客様の期待値向上にあわせた取り組みが必要 ● 継続的なお客様の声の収集と活用
● お客様を感動へ導く“魅力品質”創出
● 従業員一人ひとりがお客様志向となる
風土を醸成するための仕組みづくり
活動項目
人材での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
3つの“際立ち”と3つの“誠実さ”で
CSR経営が着実に成果をあげています
中期計画
(2006∼2008年度)の総括
環境貢献製品売上高比率
%
生産工場での削減に向けた 積極的な取り組みや、CO2
排出量削減設備投資促進 策などによって、目標を上 回る成果をおさめました。 グラフ2
CO2排出量(生産段階)
%削減
製品に関する苦情・クレー ム対応の費用である「外部 損失費」は、モノづくり革新 の取り組みによって着実に 改善しました。
グラフ3
外部損失費の改善
14
億円
「女性活躍推進」の取り組 みを進めたことで、新卒の 「女性採用比率」は、目標の
30%を上回りました。 グラフ4
新卒女性採用数比率
35%
グラフ3活動項目
CS品質での際立ち
主要実施項目と目標 成果と今後に向けた課題
モノづくり革新
● 重要品質問題発生の低減
● 外部損失費
お客様の声の徹底活用
CS風土革新
活動項目
3つの“誠実さ”
成果と今後に向けた課題
コンプライアンス
リスクマネジメント
情報開示と対話 チャレンジの場づくり
学び自ら挑戦する風土
成果主義の磨き上げ
多様な働き方に応える
安心して働ける職場づくり
● グループを牽引するリーダーづくり
● 新事業を創出する人材づくり
● 女性活躍推進(女性採用比率向上)と
次世代育成策展開
● ワーク・ライフ・バランスの推進
● 発生量 2008年度目標 50%削減
2010年度目標 67%削減 (1998年度比)
● 2008年度 1.5倍 (2004年度比) ● 2010年度 2倍 (2004年度比) ● 総排出量 2008年度目標 10%削減
2010年度目標 10%削減 (1990年度比) ● 売上高比率 2008年度目標 25%
2010年度目標 40%
廃棄物発生量の削減
エコバリューインデックス CO2排出量の削減
環境貢献製品の売上拡大 ● グループ内公募(人材・研修)
● 公募型研修を通じたビジネスリー ダー育成
● キャリア開発のためのアドバイザー 育成(アドバイザー100人を養成)
売上高比
(1990年度比)
検証 検証 検証 検証
2010年度までに達成すべき目標を定めた環境中期ビジョン「環境 トップランナープラン」のもと、活動を進めてきました。2008年度 は、独自の環境経営指標「セキスイエコバリューインデックス」と CO2排出量の削減について、2010年度の目標を計画よりも早く
達成しました。環境貢献製品については、売上高は伸びているもの の、グループの総売上高に占める比率は目標に達しませんでした。 目標達成に向けて、現有の環境貢献製品の売上拡大を図るととも に、新たな環境貢献製品の創出を図っていきます。
積水化学グループ内での人材公募や研修公募、社内起業家育成な ど、従業員一人ひとりの成長と自己実現に向けた制度や仕組みを充 実させました。また、従業員の多様な働き方を支援する取り組みも
進めました。これらを2009年度からの新しい中期計画に継承し、 引き続き「際立つ人材」の育成、多様な人材が活き活きと働ける職 場づくりを目指していきます。
「モノの品質」の革新を通じてお客様の満足を追求するという「CS品 質経営」の考え方がグループ全体に浸透し、クレーム件数の減少、外 部損失費の低減などの成果につながってきました。また、お客様の声
を活かしたモノづくりや、お客様志向の風土なども着実に定着してき ました。この状況をふまえ、2008年度以降はお客様を感動へ導く 「魅力品質」の創出という新たなテーマを掲げて活動しています。
コンプライアンスについては従業員への継続的な意識啓発、リスク マネジメントについては「危機管理要領」の改訂など、CSR経営の 基盤強化につながる取り組みを進めてきました。また情報開示とス
社会への『貢献』
社会からの『信頼』
CS品質での 際立ち 人材での
際立ち
環境での際立ち
積水化学グループでは、企業としての社会的責任(CSR)を果たしていくために必要な要件を
「環境」「CS品質」「人材」という3つの“際立ち”と、
「コンプライアンス」「リスクマネジメント」「情報開示と対話」という
3つの“誠実さ”と定め、取り組みを進めてきました。
2008年度までの成果をふまえて、2009年度からの新中期経営計画「GS21-SHINKA!」に おけるCSRの新中期計画では、事業活動のさまざまな面で社会にとっての価値を創出する 「貢献」と、社会から信頼を得る企業、人づくりとしての「信頼」を新たな視点として取り入れ、
CSR経営を進化させていきます。
2013年度を目標とする新環境中期計画「環境トップランナープラン・SHINKA!」を策定し、環境貢献製品の売上拡大、温室効果ガス排出量 および廃棄物の削減など事業活動における環境負荷のさらなる低減、生物多様性への配慮を重点課題に掲げました。この計画のもと、事業 を通じた環境への貢献を徹底し、環境先進企業として社会をリードする取り組みを進めます。
従業員一人ひとりの成長と自己実現を積極的に支援するとともに、働きやすいだけでなく、働きがいのある「人が活きる」職場づくりを目指し ます。
また事業のグローバル展開が加速していることをふまえて、グローバルに活躍できる人材の確保・育成も重点分野として取り組みを進め ます。
コンプライアンス、リスクマネジメントの取り組みを進め、また適切で誠実な情報開示と社会との対話を続けていくことで、社会から信頼され る企業を目指します。
「基盤品質※1」の強化と「魅力品質※2」の創出という2つの柱で、CS品質経営の取り組みを進め、指名され続ける品質を目指します。 ※1基盤品質:当然備わっているべき価値(機能・性能)
※2魅力品質:社会にさきがけて創出する新たな価値
達成状況と自己評価
CSR経営を進化させていきます
取り組みの考え方
環境での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目標
事業、製品を通じた「貢献」 “人”の活躍を通じた「貢献」 ●
●
社会から信頼される 誠実な経営
●
取り組みの考え方
CS品質での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目標
取り組みの考え方
人材での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目指すレベル
学び自ら成長する風土
自ら手をあげ挑戦する場
成長とコミットメント
グローバル人材の確保と育成
製品を通じた貢献 ● 環境貢献製品の売上拡大
● 温室効果ガス排出量の削減
● 廃棄物削減
● ゼロエミッションの拡大
● 生物多様性保全の取り組み 事業活動での環境負荷の低減
生物多様性への配慮
基盤品質の際立ち
● 重要品質問題の撲滅
● 外部損失費の削減
● 魅力ある製品を生み出す人材の育成
● 魅力ある製品の発信 魅力品質の際立ち
多様な人材が活躍する職場/ 働きがいのある職場
取り組みの考え方
3つの基盤
2013年度の目指すレベル
コンプライアンス
リスクマネジメント
情報開示と対話 ● 売上高比率 40%
● 全事業領域で削減を図る
生産事業所 20%削減(1990年度比) オフィス 10% 削減
輸送 5%削減
● 全事業領域で削減を図る
生産事業所:原単位40%削減(2007年度比) オフィス:コピー用紙の削減20%
住宅新築現場:セキスイハイム45%、 ツーユーホーム63%削減
住宅解体・増改築工事:ゼロエミッション率50%以上
● 事業活動や商品・サービスによる生態系への影響(負 荷)を最小化する
● 自然保護活動や森林保全活動により生態系の保全に 貢献する
● 重要品質問題の発生ゼロ
● 外部損失比半減(23億円削減)(2008年度比)
● 若手企画・開発者向けの教育の強化により際立つ製品 (技術)を創出できる人材の育成
● 社外の視点を取り入れ、現有または新規製品(技術)の 魅力を再発見するとともに、製品(技術)の価値を社会 にわかりやすく伝える仕組みの構築
● 一人ひとりが得意技(専門領域)を持ち、活躍している
● 一人ひとりが自立的なキャリア開発を行っている
● 一人ひとりが日々の業務の中で成長を実感し、上司は
それを支援している
● 一人ひとりが多様な価値観を認めながら、活き活き
と活躍している
● 一人ひとりが、世界各地で活躍している ● プロフェッショナル人材の育成
● キャリア教育の展開
● 一人ひとりの意識醸成 ● 人材公募、研修公募の充実
● 成長を重視した評価制度 ● 入社3年間育成プログラムの実施
● ワーク・ライフ・バランス施策の推進 ● 多様な人材が活躍できる環境づくり
● グローバル人材の拡充
● コンプライアンス意識のいっそうの浸透
● グローバル拠点におけるコンプライアンスの浸透
● 海外危機管理体制の確立
● 積水化学グループ全体でのマネジメント体制の構築
● 社外への的確な情報開示とさまざまなステークホルダーとの対話の継続
● 従業員一人ひとりへの浸透と各部署の特性に応じたCSRの取り組み
社会への『貢献』
社会からの『信頼』
CS品質での 際立ち 人材での
際立ち
環境での際立ち
積水化学グループでは、企業としての社会的責任(CSR)を果たしていくために必要な要件を
「環境」「CS品質」「人材」という3つの“際立ち”と、
「コンプライアンス」「リスクマネジメント」「情報開示と対話」という
3つの“誠実さ”と定め、取り組みを進めてきました。
2008年度までの成果をふまえて、2009年度からの新中期経営計画「GS21-SHINKA!」に おけるCSRの新中期計画では、事業活動のさまざまな面で社会にとっての価値を創出する 「貢献」と、社会から信頼を得る企業、人づくりとしての「信頼」を新たな視点として取り入れ、
CSR経営を進化させていきます。
2013年度を目標とする新環境中期計画「環境トップランナープラン・SHINKA!」を策定し、環境貢献製品の売上拡大、温室効果ガス排出量 および廃棄物の削減など事業活動における環境負荷のさらなる低減、生物多様性への配慮を重点課題に掲げました。この計画のもと、事業 を通じた環境への貢献を徹底し、環境先進企業として社会をリードする取り組みを進めます。
従業員一人ひとりの成長と自己実現を積極的に支援するとともに、働きやすいだけでなく、働きがいのある「人が活きる」職場づくりを目指し ます。
また事業のグローバル展開が加速していることをふまえて、グローバルに活躍できる人材の確保・育成も重点分野として取り組みを進め ます。
コンプライアンス、リスクマネジメントの取り組みを進め、また適切で誠実な情報開示と社会との対話を続けていくことで、社会から信頼され る企業を目指します。
「基盤品質※1」の強化と「魅力品質※2」の創出という2つの柱で、CS品質経営の取り組みを進め、指名され続ける品質を目指します。 ※1基盤品質:当然備わっているべき価値(機能・性能)
※2魅力品質:社会にさきがけて創出する新たな価値
新中期計画
(2009∼2013年度)の概要
達成状況と自己評価
社会への「貢献」
と社会からの「信頼」
という新たな視点をもって
CSR経営を進化させていきます
取り組みの考え方
環境での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目標
事業、製品を通じた「貢献」 “人”の活躍を通じた「貢献」 ●
●
社会から信頼される 誠実な経営
●
取り組みの考え方
CS品質での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目標
取り組みの考え方
人材での際立ち
重点取り組み項目 2013年度の目指すレベル
学び自ら成長する風土
自ら手をあげ挑戦する場
成長とコミットメント
グローバル人材の確保と育成
製品を通じた貢献 ● 環境貢献製品の売上拡大
● 温室効果ガス排出量の削減
● 廃棄物削減
● ゼロエミッションの拡大
● 生物多様性保全の取り組み 事業活動での環境負荷の低減
生物多様性への配慮
基盤品質の際立ち
● 重要品質問題の撲滅
● 外部損失費の削減
● 魅力ある製品を生み出す人材の育成
● 魅力ある製品の発信 魅力品質の際立ち
多様な人材が活躍する職場/ 働きがいのある職場
取り組みの考え方
3つの基盤
2013年度の目指すレベル
コンプライアンス
リスクマネジメント
情報開示と対話 ● 売上高比率 40%
● 全事業領域で削減を図る
生産事業所 20%削減(1990年度比) オフィス 10% 削減
輸送 5%削減
● 全事業領域で削減を図る
生産事業所:原単位40%削減(2007年度比) オフィス:コピー用紙の削減20%
住宅新築現場:セキスイハイム45%、 ツーユーホーム63%削減
住宅解体・増改築工事:ゼロエミッション率50%以上
● 事業活動や商品・サービスによる生態系への影響(負 荷)を最小化する
● 自然保護活動や森林保全活動により生態系の保全に 貢献する
● 重要品質問題の発生ゼロ
● 外部損失比半減(23億円削減)(2008年度比)
● 若手企画・開発者向けの教育の強化により際立つ製品 (技術)を創出できる人材の育成
● 社外の視点を取り入れ、現有または新規製品(技術)の 魅力を再発見するとともに、製品(技術)の価値を社会 にわかりやすく伝える仕組みの構築
● 一人ひとりが得意技(専門領域)を持ち、活躍している
● 一人ひとりが自立的なキャリア開発を行っている
● 一人ひとりが日々の業務の中で成長を実感し、上司は
それを支援している
● 一人ひとりが多様な価値観を認めながら、活き活き
と活躍している
● 一人ひとりが、世界各地で活躍している ● プロフェッショナル人材の育成
● キャリア教育の展開
● 一人ひとりの意識醸成 ● 人材公募、研修公募の充実
● 成長を重視した評価制度 ● 入社3年間育成プログラムの実施
● ワーク・ライフ・バランス施策の推進 ● 多様な人材が活躍できる環境づくり
● グローバル人材の拡充
● コンプライアンス意識のいっそうの浸透
● グローバル拠点におけるコンプライアンスの浸透
● 海外危機管理体制の確立
● 積水化学グループ全体でのマネジメント体制の構築
● 社外への的確な情報開示とさまざまなステークホルダーとの対話の継続
その結果、2008年度で累積6万5千棟を超える業界No.1の販売実績を誇って おり、日本全国の住宅用太陽光発電導入件数の1/7を占めるに至っています。こ れをCO2削減効果に換算すると、年間約12万9千トンとなり、約9,200ha(東 京ディズニーランド約180個分)の森林が1年間に吸収するのと同じ効果となり ます。セキスイハイムの住宅は、太陽光発電パネルを多く設置できるフラット屋 根の特徴を活かした大容量発電と、高い断熱・気密性能などによりエネルギー消 費の抑制が可能です。環境への貢献だけでなく、年間の光熱費をゼロにできる経 済性も特徴です。
工場でのユニットの生産ライン 工場での品質検査 現場での据付
営業現場で活躍する女性従業員 CATミーティングの様子
「セキスイハイム」を生産・販売する住宅カンパニーは、住まいの80%を工場で仕上げる 「ユニット工法」の日本におけるパイオニアとして、高品質でコストパフォーマンスの高い住 まいを提供してきました。住宅事業の創業から約40年間で、お客様にお届けしたセキスイ ハイムの住宅は約45万棟に及びます。近年では、社会における環境意識の高まりに応え、 「環境」「安心」「快適」をコンセプトとした住宅の高性能化を追求してきました。「太陽光発
電システム搭載住宅」「床下蓄熱暖房」「再築システムの家」をはじめとした先進的な取り組 みが大きな注目を集めており、とくに太陽光発電システム搭載住宅の販売では、業界No.1 の実績を残しています。
また、政府の長期優良住宅の取り組みに見られるように、住宅市場は新築供給からストッ ク型の時代へと変化しつつあります。当カンパニーでは、いち早く「60年長期サポートシス テム」を構築し、点検、メンテナンス、リフォームなど、お客様を生涯サポートし続けられる体 制を構築しています。
住宅カンパニー
地球環境にやさしく、
60年以上安心して快適に
住み続けることのできる住まいの提供
「60年長期サポートシステム」により
長期優良住宅を実現
環境問題や快適な生活に対する社会的要求を背景に、長期にわたり良好な状 態で住み継がれる住宅が求められています。当カンパニーでは、工場生産ならで はの徹底した邸別品質管理を行い、業界最高レベルの耐震・耐久・断熱・気密性能 を持った住宅を提供しています。加えて、ご入居いただいた後も、点検・メンテナ ンス・リフォーム・住み替え・売却など、ライフステージの変化に応じて各種サービ スを提供する「60年長期サポートシステム」を通じて、お客様を生涯サポートし 続けられる体制を構築しています。
また、2005年から、当カンパニーおよび販売各社の経営幹部が、ご入居いた だいたお客様にお話を伺う「CAT(Customer And Top)ミーティング」を実施。 現在まで、全国で約7,000組のお客様から貴重なご意見をいただき、商品・サー ビスの改良につなげています。
CS品質 での 際立ち
住宅を購入するさいに、女性主導で決定する家庭が半数にのぼるといわれて います。さらに、キッチン、浴室、内装などのリフォームの場合は、60%以上とい われています。こうした状況のなかでお客様のニーズにお応えしていくために は、商品・サービスを提供する側にも女性ならではの視点・提案が不可欠です。こ のため、当カンパニーでは、新築の営業部門、リフォームの営業部門、インテリア 部門、商品開発部門などで、活躍する女性従業員も増加しています。今後も、女 性従業員の職域の拡大や、働きやすい環境の改善に取り組んでいきます。
新築・リフォーム営業、商品開発など
女性従業員の活躍の場を拡大
人材での 際立ち
主要製品・サービス
セキスイハイム
ツーユーホーム
集合住宅
再築システム
工場での生産から据付までの流れ
太陽光発電システムを屋根全面に搭載した「セキスイハイム」
60,000 70,000
50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0
(棟)
2002 2003 2004 2005 2006 2007
10,70014,800 20,900
30,000 39,200
47,700 54,700
60,300
67,400
1999 2000 2001 2008
セキスイハイムの太陽光発電搭載住宅の販売実績
6,800
当カンパニーでは、1998年から、他社にさきがけて、地球環境に配慮した次 世代の住宅として太陽光発電住宅の開発・販売を開始し、拡充に努めてきました。 その結果、2008年度で累積6万5千棟を超える業界No.1の販売実績を誇って おり、日本全国の住宅用太陽光発電導入件数の1/7を占めるに至っています。こ れをCO2削減効果に換算すると、年間約12万9千トンとなり、約9,200ha(東 京ディズニーランド約180個分)の森林が1年間に吸収するのと同じ効果となり ます。セキスイハイムの住宅は、太陽光発電パネルを多く設置できるフラット屋 根の特徴を活かした大容量発電と、高い断熱・気密性能などによりエネルギー消 費の抑制が可能です。環境への貢献だけでなく、年間の光熱費をゼロにできる経 済性も特徴です。
工場でのユニットの生産ライン 工場での品質検査 現場での据付
営業現場で活躍する女性従業員 CATミーティングの様子
「セキスイハイム」を生産・販売する住宅カンパニーは、住まいの80%を工場で仕上げる 「ユニット工法」の日本におけるパイオニアとして、高品質でコストパフォーマンスの高い住 まいを提供してきました。住宅事業の創業から約40年間で、お客様にお届けしたセキスイ ハイムの住宅は約45万棟に及びます。近年では、社会における環境意識の高まりに応え、 「環境」「安心」「快適」をコンセプトとした住宅の高性能化を追求してきました。「太陽光発
電システム搭載住宅」「床下蓄熱暖房」「再築システムの家」をはじめとした先進的な取り組 みが大きな注目を集めており、とくに太陽光発電システム搭載住宅の販売では、業界No.1 の実績を残しています。
また、政府の長期優良住宅の取り組みに見られるように、住宅市場は新築供給からストッ ク型の時代へと変化しつつあります。当カンパニーでは、いち早く「60年長期サポートシス テム」を構築し、点検、メンテナンス、リフォームなど、お客様を生涯サポートし続けられる体 制を構築しています。
住宅カンパニー
地球環境にやさしく、
60年以上安心して快適に
住み続けることのできる住まいの提供
業界No.1の販売実績を誇る太陽光発電住宅で、
社会全体のCO
2
削減に貢献
「60年長期サポートシステム」により
長期優良住宅を実現
環境での 際立ち
環境問題や快適な生活に対する社会的要求を背景に、長期にわたり良好な状 態で住み継がれる住宅が求められています。当カンパニーでは、工場生産ならで はの徹底した邸別品質管理を行い、業界最高レベルの耐震・耐久・断熱・気密性能 を持った住宅を提供しています。加えて、ご入居いただいた後も、点検・メンテナ ンス・リフォーム・住み替え・売却など、ライフステージの変化に応じて各種サービ スを提供する「60年長期サポートシステム」を通じて、お客様を生涯サポートし 続けられる体制を構築しています。
また、2005年から、当カンパニーおよび販売各社の経営幹部が、ご入居いた だいたお客様にお話を伺う「CAT(Customer And Top)ミーティング」を実施。 現在まで、全国で約7,000組のお客様から貴重なご意見をいただき、商品・サー ビスの改良につなげています。
CS品質 での 際立ち
住宅を購入するさいに、女性主導で決定する家庭が半数にのぼるといわれて います。さらに、キッチン、浴室、内装などのリフォームの場合は、60%以上とい われています。こうした状況のなかでお客様のニーズにお応えしていくために は、商品・サービスを提供する側にも女性ならではの視点・提案が不可欠です。こ のため、当カンパニーでは、新築の営業部門、リフォームの営業部門、インテリア 部門、商品開発部門などで、活躍する女性従業員も増加しています。今後も、女 性従業員の職域の拡大や、働きやすい環境の改善に取り組んでいきます。
新築・リフォーム営業、商品開発など
女性従業員の活躍の場を拡大
人材での 際立ち
主要製品・サービス
セキスイハイム
ツーユーホーム
集合住宅
再築システム
工場での生産から据付までの流れ
※積水化学試算(算出条件)管渠1.7×1.5mm 30m長 土被り1m
既設管 プロファイル 嵌合ローラー 注入ノズル 裏込め材
従来工法
アスファルト 新規排水管
製管材
モルタル
更生工法
土砂など
従来工法
アスファルトなど ほぼ「 」 土砂
旧排水管
更生工法
(トン) (トン)
なものに替える「非開削工法」を導入 しており、これにより、下水道や交通を 止めることなく、短工期での工事を実 現しています。この工法では、従来工 法に比べ、投入する資源や排出される 廃棄物も大幅に削減できます。
一方、生産活動においては、積水化学グループが2007年1月から導入した「CO2排出量削減
設備投資促進策」を積極的に活用し、生産革新とあわせてCO2排出削減に取り組んでいます。
このように、当カンパニーは、事業活動を通じた環境貢献と、事業活動にともなう環境負荷の 低減の両面から、環境への取り組みを行っています。
航空機用内装材
オーストリア地下鉄線路に 使われる合成木材(FFU)
環境・ライフラインカンパニーは、社会インフラを支える上下水道や電力、ガス、通信など の管工機材、雨といやユニットバスなどの住宅関連資材、車両用内装材や合成木材などの 機能材料の3分野を中心に、事業を展開しています。
当カンパニーでは、多種の製品群を有する総合力と、診断、設計、製造、施工、アフターメ ンテナンスまで、“バリューチェーン”を自社内で構築できるという強みを活かした事業展開 を図っており、国内においては、社会インフラのストック対応、マンションリニューアルなど の建築ストックへの対応といった社会のニーズに対応しています。
また、国内で培った製品・システム化のノウハウを活かして海外でのニーズにも対応する など、グローバルな事業展開を図っています。
主要製品・サービス
世界各地で社会のニーズに応える製品の数々
更生工法(SPR)
耐火パイプ
合成木材(FFU)
高性能断熱材(フェノバボード) アゼルバイジャンの導水路工事(強化プラスチック管)
環境・ライフラインカンパニー
時代とともに変化する社会のニーズに
的確に応えながら、人々の安心と
快適を支える社会インフラを提供
技能伝承(安全道場)の様子 当カンパニーの生産事業所においては、積水化学グループ内でいち早く「マイ
スター制度」や「プロフェッサー制度」など、モノづくりに関する独自の技術認定 制度を事業所ごとに工夫して創設・運用することで、世代交替にともなう技術伝 承や各種固有技能のレベルアップに努めています。
また、設備メンテナンスを自分たちで行う自主保全活動(TPM活動)を展開し て、設備の保全・維持能力の向上を図っており、近年では、これらの活動を海外事 業所へも広げています。
モノづくり人材育成で現場力を育てる
──固有技能の伝承とレベルアップを支援
人材での 際立ち
老朽化した下水管を道路を開削することなく新たなもの に替える「更生工法」
耐震性、施工性に優れた高性能管材の施工風景
多様な事業を展開する当カンパニーでは、製品単体としてだけでなく、複数の製品 を組み合わせたシステムとして市場に提供することで、社会インフラの整備に貢献し ています。
管工機材事業においては、耐震性に優れ、震災時にも安定供給が可能な給水システ ムや、既設管のリニューアルに対応し、優れた可とう性で簡易な施工が可能な配管シ ステムなど、社会の変化に対応し新たな価値を提供しています。また、日本国内だけで なく、先進国における社会インフラのリニューアル対応や、途上国への水搬送システ ムの提供など、グローバルな規模で社会のインフラづくりに関わるニーズにお応えし ています。
「顧客価値」と「社会価値」の創造
──変化を先取りし、お客様・社会のニーズを具現化
CS品質での 際立ち