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ばれいしょのジャガイモシストセンチュウ防除対策には抵抗性品種「キタアカリ」の作付が有効である

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Academic year: 2018

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(1)

項| ば れ い し ょ の ジ ャ ガ イ モ シ ス ト セ ン チ ュ ウ 防 除 対 策 に は 抵 抗 性 品 種 「 キ タ ア カ リj

の 作 付 が 有 効 で あ る

ば れ い し ょ 栽 培 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼ す ジ ャ ガ イ モ シ ス ト セ ン チ ュ ウ の 発 生 が 平 成

15年 に 本 県 で 初 確 認 さ れ 、 平 成17年 ま で に7市 町 村86地 点 に 及 ん で い る 。 本 種 は シ ね ら い | ス ト の 含 ま れ る 土 壌 を 介 し て 、 容 易 に 未 発 生 地 に 伝 搬 す る た め 、 ま ん 延 防 止 対 策 を 基 本 と し た 防 除 法 の 確 立 が 急 務 で あ っ た 。 そ こ で 、 抵 抗 性 品 種 の 線 虫 密 度 低 減 効 果 と 被 害 防 止 技 術 を 検 討 し た と こ ろ 、 抵 抗 性 品 種 「 キ タ ア カ リ 」 の 利 用 が 本 線 虫 防 除 に 有 効 で あ る こ と が 確 認 さ れ た の で 参 考 に 供 す る 。

1 抵 抗 性 品 種 「 キ タ ア カ リ 」 の 線 虫 密 度 低 減 効 果

(1) キ タ ア カ リ を 作 付 け す る と 、 圃 場 の 線 虫 密 度 は 植 付 前 の 2割 程 度 と な り 、 大 幅に低下する。

I

( 2) キ タ ア カ リ の 線 虫 密 度 低 減 効 果 は 、 植 付 前 線 虫 密 度 の 高 低 に よ ら ず 一 定 で あ る。

( 3)高密度圃場(健全卵数/乾土l g詮100個)でキタアカリを2 ∼3年連作すると、 導

線 虫 密 度 が 低 密 度 ( 健 全 卵 数 / 乾 土l g < 10個)まで低下する 。

2 抵 抗 性 品 種 「 キ タ ア カ リ j の 耐 虫 性 と 被 害 回 避

I

( 1) 線 虫 発 生 圃 場 で は 線 虫 が 根 を 加 害 す る こ と に よ り 地 上 部 の 生 育 が 遅 延 し 、 い も 数 及 び い も 重 が 減 少 す る が 、 そ の 程 度 は 植 付 前 線 虫 密 度 と 品 種 の 耐 虫 性 に よ って決まる。

I

( 2) 低 ∼ 中 密 度 圃 場 で は 、 キ タ ア カ リ は 感 受 性 品 種 の 男 爵 薯 よ り 耐 虫 性 が 強 く 、 薬 剤 防 除 を 行 わ な く て も ほ と ん ど 減 収 し な い 。

( 3) 高 密 度 圃 場 で は キ タ ア カ リ で も 大 幅 に 減 収 し 、 被 害 を 回 避 す る た め に 薬 剤 防 内

除 が 必 要 と な る 。 な お 、 効 果 の 確 認 さ れ て い る 薬 剤 は ネ マ ト リ ン エ ー ス 粒 剤20

k g / l Oa及 び バ イ デ ー ト L 粒斉I J 30kg/ 10aの植付前全面土壌混和である。

πそ,

期待自れる効果 | ジ ャ ガ イ モ シ ス ト セ ン チ ュ ウ 発 生 圃 場 の 線 虫 密 度 が 低 下 し 、 ま ん 延 防 止 に 効 果 が あ る と と も に 、 ば れ い し ょ の 安 定 生 産 に 寄 与 す る 。

1 本 資 料 は 平 成

1

9

年 3 月 1 日 現 在 の 登 録 内 容 に 基 づ い て 作 成 し た 。

2 農 薬 を 使 用 す る 場 合 は 、 必 ず 最 新 の 「 農 薬 登 録 情 報 」 (

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af f . go. j p/

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/)を確認すること。

利用上の注意事項

I

3 ジ ャ ガ イ モ シ ス ト セ ン チ ュ ウ 発 生 圃 場 で 作 業 す る 場 合 は 、 シ ス ト の 含 ま れ る 土 壌 が 未 発 生 地 に 拡 散 し な い よ う に 、 耕 作 機 械 等 の 洗 浄 や 収 穫 物 に 付 着 し た 土 壌 の 管理を徹底して行う。

4 種 い も は 植 物 検 疫 所 の 検 査 に 合 格 し た も の を 使 用 す る 。

5 感 受 性 品 種 の 野 良 生 え が あ る と 抵 抗 性 品 種 の 線 虫 密 度 低 減 効 果 が 低 下 す る こ と が あ る の で 、 野 良 生 え に シ ス ト が 着 生 す る 5月末までに抜き取る。

担 当 部 署 | 青 森 県 農 林 総 合 研 究 セ ン タ ー 病 害 虫 防 除 室 (担当者名)| (木村勇司)

対 象 地 域 | 県 下 全 域

発 表 文 献 等 | 平 成16∼18年 度 青 森 県 農 林 総 合 研 究 セ ン タ ー 試 験 成 績 概 要 集

つ−−

U

A

(2)

{根拠となった主要な試験結果}

キタア力リ作付

( 1482)

100 _,_ -

-f島

1000

度 卵 数 / 乾

g 男爵薯作付

キタア力リ作付

’h、、

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10→ 守 .

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X 1 0 0 ︵ % ︶ 80 60 40

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20十一一一一一一 層

H18 H18

槽 付 収 穫 時

H17 H17

棺 付 収 穫

H16 H16

植 付 収 穫

a

a

H

U

l

1000

植 付 前 鳩 虫 密 度 ( 卵 数 / 乾 土1g ) 100

10

キ タ ア カ リ 連 作 圏 場 で の 線 虫 密 度 の 推 移

(平成 16∼18年青森農林総研)

(注)凶の縦軸は常用対数回盛

図 2

キ タ ア カ リ 及 び 男 爵 薯 作 付 後 の 線 虫 密 度 の 増 減

(平成 16∼18年青森農林総研) 図1

100

n

u

U

l

キヲア力リ

男 爵 薯

0

いも数

いも霊

80

60

40

低 密 度 [ 中密度 ! 高 密 度

O z − − − − − − − − − − 80

40

収60

20 20

10 4

1000 100

n

u

植付前線虫密度(卵数/乾土1g)

10 4 1 1000

100 10

無 防 除 で キ タ ア 力 リ 及 び 男 爵 薯 を 作 付 し た 場 合 の 植 付 前 線 虫 密 度 と 減 収 率 の 関 係 ( 平 成16∼18年青森農林総研)

(注)減収率=100 [無防除区の全いも重(または全いも数) 薬 剤 防 除 区 の 全 い も 重 ( ま た は 全 い も 数 ) × 100]、ただし値が 0以 下 に な る 場 合 は 減 収 率Oとした 。な お 、 薬 剤 防 除 区 は ネ マ ト リ ン エ ー ス 粒 剤20kg/ 10aまたはパイデートL粒 剤30kg/ 10aの植付前全面土壌混和を行い、 減 収 し な い と 仮 定 し た 。

4

A

A

A

参照

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