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学部 マクロ経済学 I Masumi Kawade Site x107uma

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Academic year: 2018

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マクロ経済学 I 第 7 講 講義ノート 1/ 2

7 財市場の理解:政府支出、輸出・輸入と総需要

7.0 今回のアウトライン

A. 政府支出、輸出入の収支の意味と総需要のモデルについて理解する B. ISバランスとは何かを理解して簡単な計算を理解する

7.1 政府支出とモデル化

A. 政府支出は政府消費と公共投資で構成され、意図的に動く B. 政府支出は基本的にモデル化せず、固定しつつ操作

7.2 輸出入の位置づけ

A. 輸出入は規模が徐々に大きくなり目立たずとも存在感を増す存在 1. 輸入は国内状況や為替、海外商品の魅力などの海外動向に依存

B. 輸出 X と輸入 M は別個だが、純輸出 (NX: Net Export) とまとめることも N X (純輸出) = X(輸出) − M(輸入) (7.1)

C. (1) は輸出から輸入を引いた純輸出 NX = X − M D. N X >0ならば貿易・サービス収支黒字、NX < 0 ならば赤字

7.3 総需要

A. 民間消費を C、民間投資を I、政府支出を G、輸出を X、輸入を M とすると、

(2) というマクロ的な関係が成立

GDE = C + I + G + X − M (7.2)

B. 総需要 GDE が (総) 所得 Y で購入されたと考えた、所得と総需要の関係式

Y = C + I + G + X − M (7.3)

1. 7.2式と 7.3 式の違いは、前者が定義式、後者が関係式 2. 7.3式は今後頻繁に使われる (理由は次回)

Ver. 3.2 Masumi Kawade, 2017

(2)

マクロ経済学 I 第 7 講 講義ノート 2/ 2

7.4 IS バランス

A. 7.3式を使って、国全体の貯蓄 (S) を S = Y − C − G と表し、貿易・サービス 収支 X − M は(3) Af になるので、Af = X − Mと表現する

Y − C − G= I + X − M S= Y − C − G (7.4) S = I + X − M Af = X − M (7.5) SP + SG= I + Af ⇐S = SP(民間貯蓄) + SG(政府貯蓄) (7.6) SP = I − SG+ Af ⇐SGは政府貯蓄=財政黒字 (7.7) SP = I + B + Af ⇐ −SG = Bは財政赤字 (7.8) B. 国内民間貯蓄は (国内) 民間投資、財政赤字、海外資産のどれかに配分される

C. この関係を(4) (ISバランス) と呼ぶ

7.5 確認問題

7.5.1 次の文章の正誤について答えなさい A. 政府支出とは公共投資のみを指す

B. 輸出が輸入を上回ると貿易・サービス収支は黒字になる

C. 民間貯蓄が財政赤字、海外資産だけに配分されることを IS バランスという

7.5.2 貯蓄投資バランスを示す (7.6) 式を参考にして、以下の問いに答えなさい A. 民間貯蓄 Sp = 70、民間投資 I = 50、財政赤字 B = 30 の時、貿易・サービス

収支はいくらか

B. 民間投資 I = 50、財政赤字 B = 30、貿易・サービス収支 X − M = −20 の時、 民間貯蓄はいくらか

Ver. 3.2 Masumi Kawade, 2017

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