2016.7.7. 出題:加藤賢悟 宿題 10
• 提出期限:7/14の講義終了時.
問題
1. X1, . . . , Xn∼ P o(λ) i.i.d. (λ > 0)とする.bλ = Xとおく.このとき, H0 : λ = λ0 vs. H1 : λ ̸= λ0
という検定問題に対して,
√n|bλ − λ0|
√λ0 > zα/2⇒ reject
という検定は近似的にサイズαをもつのであった(zα/2= Φ−1(1 − α/2)).この検定の 受容域を反転させてλに対して近似的に水準(1 − α)のCIを構成せよ.
2. (問題1の続き). デルタ法を認めて,√n(g(bλ) − g(λ))→ N(0, 1)d となるような関数gを 1つ求めよ.この結果を利用して,λに対して近似的に水準(1 − α)のCIを構成せよ. 3. X ∼ Ga(k, ν)とする.ただし,kは正の整数であって,ν > 0とする.このとき, 2X/ν ∼ χ2(2k)を示せ.この関係を利用して,Ga(k, ν)の(1 − α)分位点をχ2(2k)の (1 − α)分位点χ2α(2k)を用いて表せ.
4. (問題1の続き). λ ∼ Ga(k, ν)という事前分布を入れる.ここで,kは正の整数であっ て,ν > 0とする.ζbαをλの事後分布の(1 − α)分位点としたとき,ζbαをχ2の分位点 を用いて表せ.
5. Xn∼ Bin(n, θ), θ ∈ (0, 1)とし,g(θ) = θ(1−θ)に対して水準(1−α)のCIを構成するこ とを考える.θのMLEをθ = Xb n/nとおいたとき,デルタ法を認めて,√n(g(bθ)−g(θ)) の極限分布を求めよ.これにもとづいてg(θ)に対する近似的に水準(1 − α)のCIを構 成せよ.
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