<実験> オリガミバード・シミュレーターを利用して,種分化が起こる仕組みを理解しよう
オアシスの数が多い環境と少ない環境のそれぞれで,自然選択による小進化が積み重なると, 種分化へと繋がる可能性がある.どのような条件が揃うと種分化がおこるのだろうか.
◇オリガミバード・シミュレーターとは?
オリガミバード集団の小進化(世代を経て変化)のようすを追跡できるシミュレーションソフト(下図).
飛行距離が「長い」個体が 有利な環境
飛行距離が「短い」個体が 有利な環境
飛行距離が「中程度」の 個体が有利な環境
交配実験
異なる環境に生息する 集団の個体どうしは 交配できるのか? 飛行距離が「長い」個体が
有利な環境
飛行距離が「短い」個体が 有利な環境
飛行距離が「中程度」の 個体が有利な環境
交配実験
異なる環境に生息する 集団の個体どうしは 交配できるのか?
シミュレーションの設定
・突然変異率・個体数・世代数の値を変化させることができる.
・飛行距離は(前羽<後羽)の個体が最も長く、(前羽>後羽)の個体が最も短くなる.
(前羽=後羽)の個体はその中間の値となる.
・環境ごとに生存・繁殖に有利な形態が異なる.
オアシスの少ない環境:飛行距離の長い「前羽より後羽が大きい個体」が有利 オアシスの多い環境 :飛行距離の短い「前羽より後羽が小さい個体」が有利
・前羽サイズと後羽サイズは別の遺伝子によって決定される.
突然変異によりDNAの塩基配列に変化が起こると,羽サイズは変化する.
・交配の条件
2個体の形態が似ている場合に交尾が可能.つまり,形態が大きく異なる場合,交尾できない.
・交配と遺伝のしくみ
集団内でランダムに交配し,オスメスの遺伝子がそれぞれ子に伝わる.
◇シミュレーション実験
次の条件において,種分化は起こるかどうかをシミュレーションしてみよう.
※各条件とも2回ずつシミュレーションを行う.各シミュレーションにおいて交配実験は2回行う.
※シミュレーションの結果は結果シートに記入する.
<条件1> 個体数が多い場合 (※突然変異率0.005・個体数200・世代数30)
<条件2> 個体数が少ない場合(※突然変異率0.005・個体数10・世代数30)
<条件3> 個体数が中程度の場合(※突然変異率0.005・個体数50・世代数30)