データベース
第 4 回 ER モデル: データの整理の仕
方
鈴木幸市
今日の内容
ER モデル
データの整理の仕方
リレーショナルデータベース以外にも使える
データの持つ性質を使って整理していく
リレーショナルデータベースを設計するのに使える
ER モデルとは
構造を分析したいデータを、エンティティ(実体)・リレーション
シップ(関係)・アトリビュート(属性)という概念を用いて表し
た図式。データベースの設計によく利用される。
ASCII.jp デジタル用語辞典
データモデリング手法の 1 つで、モデル化対象(実世界)を“実
体”とその“関連”からなるものとして定義、構造化して、静的な
概念データモデルを記述する。一般にデータベース設計に用いられ
@IT 情報マネジメント用語事典
E: Entity
( 実体 ) R: Relationship
( 関連 )
Entity-Relationship モデルあるいは 実体関連モデルともいう データそのもの データの間の意味的関係
ER モデルの構成要素
実体 (Entity)
データを管理する「対象」
学生、会社、顧客、商品、売上、等々
属性 (Attribute)
実体を詳細に記述する実体の特性
学籍番号、氏名、商品名、会社名、等々
関連 (Relationship)
実体の間の論理的、意味的な関係
学生は大学に「属する」
商品は会社が「販売する」等々
何を「実体」にして、何を「属性」にして、どのように「関連」 をつけるかはアプリケーションによって自由に選んでよい。(ア プリケーションの要求にこたえられる限り )
ER 図による整理
ER : Entity( 実体 ) Relationship ( 関連 )
テーブルとその間の関係を書き出す手法
データベース設計時のデータ項目の整理に有用
データそのもの データ間の関係、 使われ方
ER 図の基本形
実際の情報間の関係は次のようになる
上記は多対多の例
多対多の関係はリレーショナルデータベースにマッピングしにくい
多対多の関係を1 対多や1 対 1 の組み合わせに変換する
実際によく使うのは 1 対多 と 1対1