国立社会保障・人口問題研究所公的研究費に係る不正防止計画
平成21年10月14日 (所長伺い定め)
1.目的及び適用範囲
(1)目 的
本 計画 は、 「国立 社 会保 障・ 人口 問題研 究 所公 的研 究費 の取扱 い に関 する 規程 」第 9条 に基 づき 、故意 又 は過 失に 限ら ず不正 を 発生 させ る要 因の実 態 を把 握し 、そ の要 因を 除去 し、 抑止機 能 のあ る環 境・ 体制の 構 築を 図る こと により 、 公的 研究 費の 適正 な運 営・ 管理 を確保 す ると とも に、 不正使 用 等を 未然 に防 止する こ とを 目的 とし 、策 定する。
公 的研 究費 の執行 に つい ては 、当 所の関 係 諸規 程、 細則 等及び 公 的研 究費 の制 度が 定める各種手続き等を遵守するとともに、本計画に沿って実施する。
(2)適用範囲
本 計画 は、 当所に お いて 公的 研究 費を用 い た研 究を 行う 場合に 適 用し 、当 該研 究を 行う 研究 者及 びその 経 理等 に従 事す る職員 等 (職 員及 び非 常勤職 員 )に 対し て適 用す る。
2.不正防止計画
(1)責任体制の明確化
①最 高管 理責 任者は 所 長と し、 当所 全体を 統 括し 、公 的研 究費の 運 営・ 管理 につ いて 最終責任を負う。
②統 括管 理責 任者は 副 所長 とし 、公 的研究 費 の運 営・ 管理 につい て 機関 全体 を統 括す る実質的な責任と権限を持つ。
③最高管理責任者は、不正を防止し、公的研究費の適正な運営・管理を図るため、統 括責 任者 が責 任をも っ て公 的研 究費 の運営 ・ 管理 が行 える よう、 適 切に リー ダー シ ップを発揮する。
(2)公的研究費に関し不正を発生させる要因の把握
公 的研 究費 の管理 、 経理 及び 受領 に関す る 事務 は総 務課 会計係 ( 以下 「会 計係 」と いう 。) が行 い、公 的 研究 費に 係る 収支簿 を 作成 し、 執行 状況を 把 握の うえ 、適 正か つ計画的に執行し、その際、不正を発生させる要因がどこにどのような形であるのか、 状況を体系的に整理し評価して、計画の具体的な実施事項に反映させる。
(3)関係者の意識向上
職員等に対し、研究交流会等を通じて、不正防止計画等の周知・徹底を図る。
(4)具体的実施事項 ①直接研究費 ⅰ)諸謝金
研 究補 助等の 従 事者 の勤 務実 態につ い ては 、出 務整 理簿等 に より 随時 確認 を行 う。
ⅱ)旅費
出張旅費について、出張内容の分かる書類等により出張の事実確認を行う。
ⅲ)調査研究費
物 品等 (備品 費 、消 耗品 費、 印刷製 本 費、 雑役 務費 等)の 発 注は 、会 計係 の審 査後に行う。
②委託費
委託業務契約が必要な場合には、事前にその内容について会計係に協議を行う。 ③立替払
や むを 得な い事由 が あり 、立 替払 いを行 う 必要 があ る場 合には 、 事前 にそ の内 容に ついて会計係に協議を行う。
(5)相談窓口
当 所の 公的 研究費 の 取扱 いに 関す る事務 処 理手 続き 及び 使用に 関 する ルー ル等 につ いて の当 所内 外から の 相談 を受 け付 ける相 談 窓口 は会 計係 が対応 し 、効 率的 な研 究遂 行のための適切な支援を行う。
(6)通報等の窓口
当 所内 外か らの公 的 研究 費の 不正 使用に 関 する 情報 の通 報窓口 は 、総 務課 長補 佐が 対応する。
(7)内部監査体制
最 高管 理責 任者は 、 公的 研究 費の 適正か つ 効率 的な 運営 ・管理 に 資す るた め、 内部 監査を実施する。
3.不正防止計画の見直し及び公表
不正を発生させる要因の把握とその分析を進めるとともに、厚生労働省・文部科学省
等からの情報提供や他の研究機関における対応等を参考にしつつ、必要に応じ、計画の 見 直しと修正を行い、当所のホームページに掲載、公表する。