2009 年夏
第3講 激動と神々の沈黙(B.C1000前後)
☆オリエントの風土
メソポタミアとエジプト=水源に恵まれた豊かな土壌
⇅
シリアとアナトリア=大河と流域平野に恵まれない
☆印欧系諸民族
・カナン人の小都市国家群(語源はアッカド語のキナッフ<紫色の染料
>)
→西セム語系土着民の都市、砂漠の民アモリ人の山間部の拠点型都市、馬 と鉄器をもたらした北方印欧系民族の都市、フルリ人のミタンニ王国etc...
→水源地や牧草地をめぐって都市国家間での抗争が絶えない 干ばつや飢饉のときには都市を離脱して流浪することになる
・ヒクソス
→東方からエジプトに侵入した異民族の総称。(特定のある民族を指して いるわけではない)セム人、アーリア人、フルリ人の混成集団であり、約 二世紀間にわたってエジプトを占領したが、統一的な指導者の欠如やエジ プト人からの抵抗により瓦解したとされる。
・ハビル(アピル)人
→後のヘブライ人ではないかという説がある人種
→移住者、寄留者、被保護者がこのように呼ばれており、のちに民族名の 一つとして認識されるようになったという説も存在
→つまり、法的保護を持たない(都市国家での生活を離脱した)者達から 構成される一つの社会集団であったととらえるべき。
ハビル人について説明せよという問題は、過去二回出題されてます!
歴史Ⅰ(月3 本村凌二)
歴史Ⅰ(月3 本村凌二)シケプリ 第1講∼5講 1
2009 年夏
※同じような故郷離脱者集団として、集合と離散を繰り返しながら東地中 海沿岸地域に出没した「海の民」と呼ばれる人々が存在する
・「海の民」が構成されるようになった背景 ミケーネ文明の崩壊
トロイヤ王国の破壊 ヒッタイト王国の滅亡
北シリア諸国の滅亡(ex.ウガリト) ペリシテ人のパレスティナ海岸平野定住
☆アルファベットの開発
フェニキア文字をもとにして作られたと考えられている。
原カナン文字や原シナイ文字はアルファベット登場の前段階として、読み 書き能力を普及させたという役割をもつ。
☆一神教の成立(←神々の沈黙!)
・アメンホテプ4世の宗教改革
→一神教(アトン神)崇拝を正統とし、アマルナへ遷都
・ヘブライ人
出エジプト→モーセの十戒:「私の他に何ものをも神としてはならない」
・なぜ一神教が誕生したか?ー様々な仮説がある
●アルファベットの開発(文明の整序化、単純化)→読み書きの一般への 普及 →現代人の思考法への近似化(思考の合理化)→神々の声が失われ ていく
●釈 の混乱、危機、虐げられた民族、階層の怨恨→強大な力への憧憬→ 一神教
フランス語会話入門
歴史Ⅰ(月3 本村凌二)シケプリ 第1講∼第5講 2