数学参考書リスト ( 現 1 年生向け )
03/15/2013川嶋 このリストは,主に
1)受験で数学を使う人
2)是が非でも良い評定が欲しいので,『アドバンス』『Focus Up』以外の参考書もやりたい 3)教科書や『アドバンス』ではよくわからないからもっとかみ砕いた説明が欲しい
といった人を対象にしています.同じようなレイアウトの本でも,内容・レベルや対象者(高1・高2生 対象か受験生対象か)が全く異なる場合も少なくないので,購入しようとする際はよく考えて選んでく ださい.
網羅系(総合参考書)
[1] 『チャート式』シリーズ,数研出版 (赤・青・黄・白のレベル別4種類) [2] 藤田宏編著『理解しやすい数学I+A』[新課程版],文英堂,1800円+税
[3] 山下元『MY BEST よくわかる数学I・A』[新課程用],学研教育出版,1600円+税 [4] 長岡亮介『総合的研究 数学I+A』旺文社,1700円+税
いわゆる“ 網羅系参考書 ”は,『Focus Up』のようなもの.演習書としても解法事典としても使えるの で大変重宝する.『Focus Up』が合わなければ[1]—[3]のいずれかから選べばよく,無理に1冊買い足す 必要はない.なお,[1]『チャート式』のどれかを買おうと考えている人は,意外と違いがあるので,購 入前に相談に来て欲しい(見本もあります).
[4]は,教科書よりも理論的な部分を大変詳細に解説している.教科書的な説明では飽き足らない人, 疑問がある人は是非一読を勧める.
演習書
[5] 『数学I・A基礎問題精講』(四訂版),旺文社,1100円+税
[6] 『大学入試頻出定型問題 数学I+Aの完全マスター』(新課程版),文英堂,1100円+税 [7] 『Z会数学基礎問題集 数学I・Aチェック&リピート』(改訂第2版),Z会出版,1000円+税 [8] 『実戦力判定問題集 数学I・A』(新課程版),学研教育出版,680円+税
[9] 『チョイス新標準問題集 数学I・A』(三訂版),河合出版,900円(税込) [※旧課程版]
いずれも入試レベルをターゲットにした演習書であるが,レベル・構成は本によって千差万別. [5]は教科書∼入試基礎レベルに絞った,精選された本である.『Focus Up』をダイジェストしたもの, と考えても良い.『Focus』を1冊やり直すのが大変だと思ったらこれを用いるのも手.
[6]は[5]よりもレベルも分量も高めだが,到達点は入試標準レベルより少し手前.しかし解説も詳し めな良書.
[7]は私大入試の単発問題を集めたもので,これぞ“ 入試の基礎 ”というべき問題が載っている.右 ページにヒントや公式がまとまっており,問題の着眼点を実戦的に学ぶこともできる.少し量が多いが, 私大・看護志望の場合はこれを最終目標にしてもよいくらいの良書.この3月に改訂されたばかり. 以上,[5]・[6]・[7]はレベル的には重なりがあるものの,レイアウト・問題数・解説の仕方に大きな違 いがあるので,購入しようと思う人は,どれが良いかを実際に手にとって確かめ,較べて選んで欲しい (これらは川嶋のところに全部あります.お気軽にご連絡を).
[8]は学研模試の過去問で構成されており,レベル的に取り組みやすい.また分量も抑えめなので,(春 休みなど)短期間で集中して終える,などという用途にも向く(挫折しにくい).
[9]は入試基礎∼標準レベルの問題集.淡々と問題が並んでいるが,予備校のテキストレベルと合って いるため,標準的な演習が可能.しかしレイアウト・解説を含めて淡泊なので,自習に使うには厳しい と感じる人もいるかもしれない.さらに,まだ新課程に対応していないのが残念.(「整数の性質」,「図 形の性質」の一部,「データの分析」が含まれていない.)
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この類の参考書は,今後随時出版・改訂されると予想される(現在,ちょうどカリキュラムの境目の時 期なので).新刊情報にも目を向けて欲しい(下記「水野の数学参考書レビュー」が役に立つ).なお, 本格的な受験演習のレベルの本はここでは掲載していない(個々のレベル・目標・用途・使用時期によっ てオススメが異なる)ので,個別に相談に来て欲しい.
ピンポイント本
[10] 広瀬和之『合格る計算 数学I・A・II・B』文英堂[※旧課程版] [11] 『坂田アキラの2次関数が面白いほど分かる本』中経出版
[12] 『坂田アキラの三角比・平面図形が面白いほど分かる本』中経出版 [13] 『坂田アキラの確率が面白いほど分かる本』中経出版
[14] 『佐々木隆宏の整数問題が面白いほど分かる本』中経出版
これらは,予備校の講義を起こしたような参考書で,苦手な単元や授業で聴き逃した箇所を補強する のに大変便利である.
[10]は計算テクニックと練習のための参考書だが,ただ闇雲に計算練習をさせるドリルとは一線を画 す.この本は,盲点・弱点になりがちなポイントや知っておくとよい計算の工夫,計算する際に注意す べき点が具体的に指摘されている,大変有意義な参考書.これも旧課程版なので,まだ新課程に対応し ていないが,計算問題中心なので,それを差し引いても使いたい,便利な本.なかなかこういうコンセ プトの本は少ない.
[11]—[14]は数学I・Aの各分野を基礎から丁寧に解説した本だが,これだけで入試レベルには及ばな
い.授業で分かりにくかった部分や,苦手分野についてを復習するのに向いている.
その他
他にも参考になる本はたくさんあるので,ぜひ書店で手にとって自分の目で見て欲しい.私が持って いるものや数学準備室にあるものについては,見せてあげることもできます.さらに,現代ではWebsite も充実している.
・水野の数学参考書レビュー http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/ ・T.Kawashima’s Homepage https://sites.google.com/site/tecchan0420/
とくに前者には非常に多くの有益な情報が出ているので,インターネット環境がある人はぜひ一度見て みて欲しい.私のHPは,上記以外の参考書の情報を随時更新していく予定です.
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