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全文

(1)

時の状況成分と頻度の修飾成分との

共起と語順について

玉 全

o

.

はじめに

時の状況成分と頻度の修飾成分との語順について、先行研究では、 11寺の状況成分が頻

度の修飾成分の前に出現する 1、 ま た は 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 は 包 み 包 み 込

まれる関係である 2と指摘されている。しかし、次のような頻度の修飾成分が時の状況

成分の前に出現する文の許容度は高いと思われる。

( 1 ) 彼は、ど

2

皇 7時に起きる。

頻度の修鮪i成分の前後に出現する時の状況成分は、如何なる性質を持っているか、こ れまでの先行研究では、まだ論及されていない。時の状況成分と頻度の修飾成分との共 起と語順について、考察する余地が残っていると思われる。

本稿の目的は、コーパス用例調査によって時の状況成分と頻度の修飾成分との共起実

態を考察し、アンケート調査によってこの二つの成分の共起と語)1領について検討すーるこ

とにある。

ここでは、本稿での用語について説明しておきたい。 11寺の状況成分とは、事態が発

生・成立する時の状況を説明する成分で、従来「時点の高I j 詞j か、「時の名詞

J

、111寺の

修 飾 成 分j と呼ばれるものである。例えば、「昔、最近、子供のころ、

3

日前に、この

時期、 1981 年以来、 2003 年 9月から、朝、夕方、 8 時に、…j な ど 。 副 詞 的 修 飾 成 分

には、事態が時間車111において繰り返し発生する回数的なあり方を表すものがある。その

中には、時間判lにおいて繰り返す事態の限数性を表すものがあり、例えば、「一度、一

回、三度、五回、何度、何回、…j など、従来、このような副詞は、

1

)

変数の誕詞

J

( 仁

田 2002)、 或 は 「 度 数 の 修 飾 成 分

J

(矢津 2000. 2007) と呼ばれている。これに対して、

頻度の副詞は、時間車111において存在する事態の多寡性を表すもの3で、頻度の修飾成分

と呼ばれている。例えば、

I P

つも、常に、しばしば、時々、たまに、…

J

など。

本 稿 で い う 「 共 起j は、「たぶん・ーでしょう

J

のような陳述副詞とモダリティ形式と

の共起や、「めったに… な

pJ

の よ う な 副 詞 と 否 定 形 式 と の 共 起 と 異 な っ て 、 一 方 が あ

れば、もう一方が必ず呼応するという意味で、の共起で、はない。本稿でいう共起は、二つ

(2)

-の 成 分 が 共 に 碍 ー -の 事 態 ( 述 語 動 認 ) を 修 飾 す る と い う 意 味 で の 共 起 で あ る 。 本 稿 の 呂 的 の 一 つ は 、 ど う い う 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 ( 頻 度 の 副 詩 ) の 前 後 に 出 現 で き るか、或はできないかを検討することである。

本稿でいう「諮1)原

J

は、二つの成分の相対的な前後関係であって、二つの成分の問に、

他 の 成 分 が 入 っ て も か ま わ な p。 だ が 、 考 察 の 便 宜 の た め に 、 二 つ の 成 分 の 間 に 出 現 す

る 可 能 な 成 分 を 抜 い て 考 察 す る 。 本 稿 の も う 一 つ の 呂 的 は 、 こ の 二 つ の 成 分 の 語 順 が 文 の許容度への影響や、また、頻度の修飾成分が文の許容度への影響を考察する。

1 . 先行研究

野田 ( 1984) は 、 副 詞 的 成 分 の 語1I霞について、次のように指摘している。

陳述の部詞

1

-1

時点の副読

1

- 1

時相の副誠一│ 能動者の副詞

1

-

1

対 象 物 の 副 詞 ト 陸 藍

( もう、とっくに) ( ときどき、毎年 ( 3日 間 次 第 に 、 急 に )

(野田 1984,pp. 80 セ@ 82) 野田( 1984) での「時点の部認」は

J

来 年Jf 昔 Jf 2、3 目前Jf 9 時にj などのような副詞で、 仁田 ( 2002) で の 「 時 の 状 況 成 分j に 相 当 す る 。 上 の 指 擁 か ら み れ ば 、 頻 度 の 修 飾 成 分 は、時の状況成分の後に出現する。

また、野田 ( 2006) では、「副詞的成分は、基本的に、 f モダリティの副詞的成分ーテ

ン ス の 副 詞 的 成 分 " ア ス ペ ク ト の 副 詞 的 成 分 - 動 作 者 の 副 詩 的 成 分 時 対 象 物 の 部 詞 的 成

分j の順序になる。」と指摘されている。 1寺の状況成分は、ここの「テンスの副詞的成分1

J

に 、 頻 度 の 修 飾 成 分 は 、 こ こ の 「 ア ス ペ ク ト の 副 詞 的 成 分j に 、 そ れ ぞ れ 属 す る と 忠 わ れる。

野田 ( 1984) と野田 ( 2006) は 、 い ず れ も 、 大 ま か に 副 詞 的 成 分 の 語 順 に つ い て 論 及

している。が、

u

寺の状況成分( 即ち、時点の邸詞) と頻度の修飾成分( 却ち、頻度の酎

Iセ )0 例 え ば 、 上 の (1) に お い て は 、 頻

度 の 副 詞 f pつもj が 時 の 状 況 成 分 f 711寺にj の 前 に 出 現 す る 場 合 も あ る 。 こ の 場 合 に

ついて、野田は触れていなかった。

仁田 ( 2002) は 、 副 認 的 成 分 の 、 包 み 包 み 込 ま れ る 関 係 と そ れ ら の 作 用 域 の 大 小 関 係 を大まかに指摘した。

[11寺の状況成分[ 頻度の剖謁 [1時間関係の副認{ 様態の副詞]

J]]

f二田 ( 2002, p. 41)

(3)

-仁田 ( 2002) では、部詞的成分の諾1)僚について司足首されていないが、その包摂関係か ら見れば、時の状況成分が頻度の部認の前に出現するといえる。

また、仁田 ( 2002,p. 203) では、「時の状況成分が頻度の高11誌を包み込むためには、

時の状況成分が、ある頻度性で、生じる事態が存在しうる時間i隔を有していなければなら

ない。

J

と指摘されている。言い換えれば、頻度の副認の前に現れる

n

寺の状況成分が必

ず時間! 揺を持たなくてはいけないわけである。しかし、次のような時開i隔を持たないil寺

の状況成分が頻度の部認と共起しでも文の許容度が低くないといえる。

( 2) こ の 道 路 は 、 嬰 旦 費 三 豊 生 渋 滞 し て い る 。

(2) における時の状況成分「朝 9 時に」は、時間i掘がないが、その後に「時々」とい

う頻度の修飾成分と共に、述語動詞を修飾していても、 (2) という文が自然であると忠

われる。

先行研究では、時の状況成分が頻度の修飾成分の前に出現するという傾向が指摘され

ている。これは、研究者が内省によって捉えられた結論であるが、実際に、頻度の修部I i

成分の後に出現で、きない時の状況成分もあれば、頻度の修飾成分の前にも後にも出現で、 きない時の状況成分もあると思われる。

(3) a

0

太 郎 は 、 去 年 堕 生 図 醤 館 に 行 っ て い た 。

b

x

太郎は、時々 去年図書館に行っていた。

(4

)

a X ャャSセ ゥ

b X 太却は、時々 去年 3月 2 7日午前11時限欝館に行った。

(5) a

0

花子は、土曜日に いつも寅い物に行く。

b

0

花子は、いつも 土曜日に買い物に行く。

( 3a) においては、時の状況成分「去年」が頻度の修飾成分 11時々」の前に現れ、文が

自然であるが、( 3b) においては、「去年j が「時々」の後に位誼し、文が成立しない。 ( 4a) と( 4b)に お い て は 、 時 の 状 況 成 分

f

去 年3 月 27日午前1111寺に

J

が、頻度の修館i成 分

11時々j の前にも後にも現れてはいけない。 ( 5a) と( 5b) においては、時の状況成分{ 土 躍自にj が頻度の修

%

s

成 分

I P

つもj の前にも後にも現れても文の許容度が高い。

本稿は、コーパスにおいての時の状況成分と頻度の修部I i 成分の共起する実態の誠査

や、日本人母語話者にアンケート調査によって、実態を明らかにして、このこつの成分

の共起と語順について考察する。

(4)

-2. コ ー パ ス 調 査 か ら 見 た 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 共 起 と 語 願

本 稿 は 次 の よ う な 資 料 で コ ー パ ス 用 例 調 査 を 行 っ た 。 ① r CD長OM版 新 潮 文 庫 の100冊以新潮社版、 1995年) ② 新 聞 デ ー タ ペ ー ス :

r

朝 日 新 開J HQ YXU Q セ 1991年12月)

f毎 日新開J HQ YYY Q セ 2003年12月)

コー パ ス 調 査 は、

f p

つも 、 常 に 、 絶 え ず 、 頻 繁 に 、 し ょ っ ち ゅ う 、 し き り に 、 し ば し ば 、 た び た び 、 時 々 、 時 折 、 た ま に 、 ま れ に 、 め っ た に

J

4を サ ン プ ル と し て 、 用 例 を検索した。『新潟j文 庫j か ら 取 っ た 用 例 を 全 て 採 取 し 、 新 開 の 用 例5は 、 任 意 の500 例ずつを選び、用例を集めた。

2. 1. 時 の 状 況 成 分 の 類 型

時 の 状 況 成 分 は 、 事 態 が 発 生 ・ 成 立 す る 時 の 状 況 を 説 明 す る 成 分 で あ る 。 H寺の状況成 分には、時間車111に釘付- けられている時点を表すものがある。例えば、「昔

J f

子 供 の こ ろj 「去年Jf昨日Jf 2008年5月31日午後3時にJ な ど は 、 発 話 時 よ り 時 間 軸 の 上 に 定 め ら れ て い て 、 発 話 時 の 前 後 に 繰 り 返 す こ と が で き な い 時 点 、 で 、 こ の よ う な 時 の 状 況 成 分 は

「十定的なI1寺の状況成分」と呼ぶ。

これに対して、[ 夏Jf2月にJf日i曜日にJf夕 方J f午 後311寺にj な ど は 、 時間車fhの上に 定めら れ て い な い 、 発 話H寺の前 後 に 繰 り 返 す こ と が で き る 時 点 で 、 こ の よ う な 時 の 状 況 成 分 は 、 「 一 定 的 な 時 の 状 況 成 分j と 呼 ぶ 。 一 つ の 時 点 詞 が 定 的 で あ る か 不 定 的 で あ る かは、人間の常識や文脈から判断できる。

ま た 、 時 の 状 況 成 分 に は 、 時 間l隔 が あ る も の と 時 間 幅 が な い も の が あ る 。 時 間jI届とい う の は 、 時 間 の 長 さ の こ と で あ る 。 時 間 │ 隔 が あ る 時 の 状 況 成 分 は 、 動 作 の 達 成 量 を 修 飾 で き る が 、 時 間l隔 が な い 時 の 状 況 成 分 は 、 動 作 の 達 成 量 を 修 飾 で き な い と い う テ ス ト

で、時間lt 認があるかどうかは、判定できる。 H寺閲幅がない時の名詞の後に「からJ fまで」 な ど の 格 助 詞 や 「 以 来J f 以 後J な ど の 名 詞 が 付 い た 場 合 、 時 間 │ 隔 を 表 す 時 の 状 況 成 分 になる。

(6) a X 太 郎 は 311寺に 5 キロ 走った。

b

0

太 郎 は 3時から 5キロ 走った。

c

0

太 郎 は 朝 5キ ロ 走 っ た 。

(6

)

においては、九時に

J

は 、 動 作 の 達 成 量f5キ ロ 走 っ た

J

を修飾できないのに対して、 f3時からJ f朝j は、それを修飾できる。このテストから見れば、 f3時にj は 、 時 間1幅 がない、 f3時から

J

f

i

lV:1J は、 H寺問IPMがある。

定 的 で あ る か ど う か 、 時 間 │隔 が あ る か ど う か 、 と い う こ つ の 素 性 を 組 み あ わ せ て 理 屈

から考えれば、 11寺の状況成分は、次のような類型があるわけである。

(5)

-A

r

定的、かつ、時間幅があるlf寺の状況成分j

B

r

定 的 、 か つ 、 時 間 幅 が な いlt寺の状況成分j

c

r

不 定 的 、 か つ 、 時 間i隔がある11寺の状況成分j

D

r

不 定 的 、 か つ 、 時 間 幅 が な い 時 の 状 況 成 分j

これらは、併をあげてみれば、次の表1になる。

表1 時 の 状 況 成 分 の 類 型

十時間! 揺

÷ 定的 A

f

列: 昔、子供のころ、 1989年に、去年、最近 一定的 C 例: 誕夏、 2丹末、 日陸自 (に)、

生日に、朝

一 一

一 時 間i蹄

B 例 : 2005年7月10日午前9 U寺に

D

f

Y

lj: 10

n

寺lこ、タプj 611寺に

原 理 的 に い え ば 、 時 間l隔を持つ時の状況成分は、「十定的j にしても、{ 一定的j にし

i￞セj V ャ

発生することが可能で、ある。逆に、

n

寺問! 隔を持っていない時の状況成分は、「十定的j

の場合、時間制iに お い て 一 点 で あ る た め 、 事 態 が 繰 り 返 し 発 生 す る こ と が 不 可 能 で あ る

が、「一定的

J

の 場 合 、 時 間 軸 に お い て 一 点 で は な く 、 幾 つ か の 点 が あ る の で 、 事 態 が それらの点において繰り返し発生・出現で、きることが可能である。したがって、上の時

の状況成分には、 A、C、Dの類は、頻度の修飾成分と共起することが可能で、あるが、 B

の 類 は 、 頻 度 の 修 飾 成 分 と 共 起 す る こ と が で き な い と い え る 。 原 理 的 に は 、 こ の よ う に

推 論 し て い る が 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 が 共 起 す る 実 態 が ど う な る か は 、 コ ー

ノfス用例調査とアンケート調査によって考察しなければ分からない。

2. 2. 時 の 状 況 成 分 → 頻 度 の 修 飾 成 分

野田 ( 1984,2006) と仁田 ( 2002) は 、 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に 出 現 す

ると指摘している。本稿のコーパス用例調査によって、 11寺の状況成分→頻度の修部TI成 分

という語1)領の用例は、次のようなものが取り上げられる。

(7) 子供のころからいつも犬を飼っていた。 (f毎自新開 j 2001年01月 16日)

(8) 母は昔、いつもこの足踏みミシンをかけていた。

(f毎 日 新 開

J

2000年05丹05日)

(9) 高校時代、しょっちゅう停学になって迷惑をかけた。

Hイ iセ j 2001年08月 17日) (10) 調査を始めた 1981年 以 来 、 常 に5 0 %前後で首位をしめてきた。

(f 毎 日 新 開

J

2001年10月 20日)

(6)

-(1

1

)

同 市 に よ る と 、 便 受

t

:

:

:

男 の 自 宅 前 の 市 道 を 大 型 車 両 が 盤 整ζ 通過し、接触事 故で軒先が壊されたのをきっかけに、脅迫が始まった。

( f 毎日新聞 j

2001

0

9

04

日)

(1

2

)

姉の成田きんさんが

1

2

3

日に亡くなると、元気だったぎんさんも体調を崩

し、 2月l末からたびたび呼吸倒難に陥るようになった。

(

r

毎日新聞 j

2000

0

4

0

1

日)

HQSI ヲ セTN

ジがあって、うれしかった。

(

r

毎日新開j

2000

0

2

04

日)

(1

4

)

土日は ど

2

生野外訓練に行ったり、奉仕活動したりする。

( w毎日新聞 j

2000

1

1

0

6

日)

(1

5

)

r

急に変化する状態ではないので、毎日行ってはいません。火限日と金曜日に

診 に 行 く こ と に し て い ま す 。 そ れ に 、 更 畏 良 史 ま 賞 、 主 主ζ 室 、 行 く こ と が あります

J

( 松本清張

f

点 と 線j )

(1

6

)

ι

はど

2

生家を出た。

(u

毎日新聞 j

2001

0

9

0

3

日)

上の用例には、

(7

)

セ@

(1

2

)

における時の状況成分は、

2

.

1 . 節で述べた

A

r

定的、かつ、 時間i協がある時の状況成分

J

類のもので、( 13) セ@

(1

5

)

における時の状況成分は、

c

r

不 定的、かつ、時間i隔がある時の状況成分j 類、のものである。

(1

6

)

における時の状況成分

は、 D イ iiiセ ェ

B

イ iijセ j

パス用例調査によると、頻度の修飾成分の前に出現する時の状況成分を整理すれば、次 の表 2 のようになる。

表2 頻度の修飾成分の前に出現する時の状況成分

用170数

A

115

5

5.02%

O

B

O

O

D

1

0.48%

2

0

9

100%

; 朝 合

C

93

44. 50%

O

合 計

出 現 可 能 性 ×

表 2 から分かるように、頻度の{ 喜朗i成分の前に現れる時の状況成分は、定的なもので

も不定的なものでも構わないが、時間i揺を持っているもの

(A

C

の 類 ) の ほ う が 圧 倒

的に多い。これに対して、 B

r

定的、かつ、時間l隔がない持の状況成分j の用例がない。

D類の時間│隔がない時の状況成分の用例があるが、ただし、

(1

6

)

という

1

例しかない。

(1

6

)

においては

J

午前

9

時にj が「はj によって取り立てて

rp

つもj の前に位置させて、 本来は

rp

つも午前9時に家を出たj という語)1僚であると思われる。

(7)

2. 3. 類 度 の 修 飾 成 分 → 時 の 状 況 成 分

2. 2. 節 で 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に 出 現 す る 時 の 状 況 成 分 の 実 態 が 分 か っ た 。 こ れ に 対 し て 、 今 回の コ ー パ ス 用 例 調 査 に よ る と 、 頻 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る

u

寺の状況成分の 用例も採取できた。しかし、 f pつも

J

fH寺々

J

f時 折

J

fた ま に 」 と い う 頻 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る 用 例 は 見 つ か っ た も の の 、 こ れ 以 外 の 頻 度 の 修 鎮i成 分 の 後 に 出 現 す る 時 の

状況成分の用例が採取できなかった。

( 17) 27日 午 後 日 時 ご ろ fゴフンj と 声 が 漏 れ 、 家 族 は [ い つ も 午 前1時ごろから 大 声 で し ゃ べ り 始 め て に ぎ や か に な る の で 、 今 日 も 準 織 か ね え 」 な ど と 冗 談 めかしながら心配していたという。

(

i

毎 日 新 聞 2001年 02月 29日)

( 18) Sセ

(r朝日新 11器

J

1988年 02月 16Iヨ) ( 19) た だ 鼠 を と る の が 上 手 で 、 と き ど き 夜 中 に す ご い 音 を た て て 、 梁 の 上 で 鼠 を お さ え て つ つ き 殺 し て い ま し た 。 ( 竹 山 道 雄

f

ビルマの主主琴J ) ( 20) 鮎 太 に は 何 よ り そ の 都 市 が 郷 里 の 伊 豆 の 天 城 山 の 麓 の 村 に 近 い と い う こ と が

気に入っていた。控室

ι

f

ぎなど、小学校時代を過し た郷里の部落の土を踏むことが出来たらどんなに素晴らしいだろうと思った。 ( 井上端

f

あすなろ物語. 1 ) ( 21) 向、つも 11時半ぐらいにニッポン放送に入るんです。

(

r

毎日新! 制 2000年

1

1

月 01

1

:

1)

( 17) に お け る 「 午 前1時ごろからj や ( 18) の f 3月の上旬にj、(19) に お け る 「 夜 中によ ( 20) に お け る 「 日 曜 、 祭 旺 と 休 み の 続 くIJ寺j は、 L吋とれも、 C類の11寺の状況成 分で、頻度の修飾成分の後に現れる。 ( 21) における

f

l 1P寺半ぐらいに」のようなD類 の 時 の 状 況 成 分 で あ るO 今 回 の コ ー パ ス 用 例 調 査 で は 、 頻 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 現 れ る11寺

の 状 況 成 分 の 用 例 は 、 合 計 で13例しかない。 ( 21) の よ う なD類 の 時 の 状 況 成 分 が 頻

度の修館i成分の後に出現する用例は、 1 例しかないので、例外としておく。

3

鎮 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る 時 の 状 況 成 分

用 例 数

A

O

O

R

U

A

U

A

U

C

12

92. 31 %

O

合 計

割合

D

1

7. 69%

13

100%

出 現 可 能 性 × ×

表2 と表3を 比 べ て 、 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に 出 現 す る 用 例 は 、 そ の

後 に 出 現 す る 用 例 よ り 圧 倒 的 に 多 い ( 209例 / 13例) ょうである。 B類 は 頻 度 の 修 飾

a b jスヲセ

(8)

-る用例がなL

c また、時の状況成分が頻度の修鏑成分の後に出現する用例は、

f p

つもj fu寺々J f時折J fたまに! といった頻度の修飾成分の場合に眼られているが、時の状況成

分がこれ以外の頻度の修館i成分と共起で‘ きるかどうかは、まだ判断できない。コーパス

の中には時の状況成分と「常にJ fしょっちゅうJ などの頻度の修飾成分と共起する用例

がないが、日本人母語話者は、実際にそのように使用するかどうか、日本人母語話者を

調査対象とするアンケート調査が行われる必要がある。

3

.

ア ン ケ ー ト 調 査

筆者は、f I 寺の状況成分と頻度の修飾成分と共起する例文を 104例作成して、 52例 ず

っこつのアンケート用紙に分けて、 2009年6月に、それぞれ42人、 35人の筑波大学在

HRP IH TP セWP I

を対象とし、アンケート調査を行った。被験者に時の状況成分と頻度の修飾成分と共起

する文の許容度を自然

( 0)

、やや不自然( ム) 、不自然

( x)

という三段階で判定して

もらった。

3. 1. アンケート調査結果

本稿では、

O

、ム、× という三段階をそれぞれ、 2点、 1点、 0点 に 数 量 化 し て 、 次 の ( i ) 、( ii ) の 計 算 式 で 平 均 値 を 算 出 す るO 平均髄は、

2

点 を 基 準 と し 、 平 均 値 fO

セ@ 0. 66J を「不自然な文j 、 平 均 値 f O. 67セ@ 1.32J を「やや不自然な文」、平均値 f1.32

セ@ 2. 00J を[ 自然な文j という基準で判断する。

( j ) 平均値=

1( 0

の人数X2) +( ムの人数X l ) + (Xの人数

x

O)! -: -42人 (ii ) 平均値

=

1

( 0

の人数X2) 十( ムの人数

x

l) + ( Xの人数X O)! -: -35人

アンケート調査の結果は、表4-1 表4-2表4 -3表4 -4で示す。これらの表においては、

O

、ム、× がそれぞれ

f

自然」、「やや不自然」、「不自然」を表し、それぞれのパーセン

テージを示す。また、平均値によって、例文の許容度を判断する。

表 4- 1 アンケート鵠査結果 : A 類の時の状況成分の場合

番号 {列 文 O ζ 2三 × 平 均 値 判 定

1 太郎は、去年いつも図欝館へ行っていた。 51.43 % 42. 86% 5. 71 % 1.46 O

2 太郎は、いつも去年間警館へ行っていた。 8. 57% 48. 57% 42. 86% 0. 65 ×

3 太郎は、去年常にi盟番館へ行っていた。 54. 29% 28. 57% 17. 14% 1. 37 O

4 太郎は、常に去年図欝館へ行っていた。 4. 77% 33. 33 % 61.9 0 % 0.43 ×

5 太郎は、去年たひ守たび図醤館へ行っていた。 80. 95% 11.90 % 7. 15% 1.74 O

(9)
(10)
(11)
(12)
(13)

-傾 向4

D類の時の状況成分は頻度の修飾成分の前に出現できる。

D類の時の状況成分は頻度の修飾成分の後に出現できる。

3. 2. 分 析

3.1. 節のアンケート結果によって、全体的に 、 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 後

SN QN Qセ T RN R

表3と合わせてみれば 、 次の表5になる。

表5 コ ー パ ス 鵠 査 結 果 と ア ン ケ ー ト 結 果 の 比 較

調 査 A B C D

A

tコ

コーパス 調査

O

×

O

?

時の状況成分→頻度の修飾成分

アンケート調査

O

×

O

O

コー パス調査 × ×

O

?

頻度の修飾成分→時の状況成分

アンケート調査 × ×

O

O

.1 .

-表 5 か ら 分 か る よ う に 、 コ ー パ ス用例調査の結果とアン ケート調 査 の 結 果 と 比 較 すれ

ば、

A

B

C

類 の 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と 共 起 す る 傾 向 が 同 じ で あ る 。 問 題

になるのは、D類の場合である。D類の時の状況成分は、2. 節でのコーパス調査において、

頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 後 に 出 現 す る 場 合 、 い ず、れも、 1例 し か な い の で 、 例 外 と し て 扱 わ

れているが、 3.1 . 節のアンケート調査においては、頻度の修飾成分の前にも後にも出現

できると判定している 。 このずれは、次の節で分析してみる。

3. 2.1. 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 共 起

この節では、 2.2. 節と 2.3. 節 の コ ー パ ス 用 例 調 査 の 結 果 と 3.1. 節で述べたアンケート 調 査 の 結 果 に 基 づ い て 、 時 の 状 況 成 分 の 類 型 ご と に 、 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 後 に 出 現 し 共 起できるかどうかを分析する。

まず、 1寺の状況成分の意味的特徴について分析してみる。1 2. 1 . 節で述べたように、

A

類の時の状況成分は、

r+

定 的

J

r

+時間中高」という特性を持っているので、時間iliUI上に

H佐 ー の 時 間 柄 に 釘 付 け て い て 、 こ の 時 間l隔が繰り返すことができない、つまり、

f

繰り 返しの │隠

J

があるが 、「繰り返し性j がない。 B類の

u

寺の状況成分は、「十定的

Jr

一時間i偏

J

という特性を持ち、時間iliUI上に唯一の点に釘付ーけて、この点が繰り返しもできない、つ

まり、

f

繰 り 返 し のl隔」も、「繰り返し' 性」もない。 C類は、「一定的

J

r

十時間l幅j とい う特性を持ち、時間qilll上 に こ の 時 間l隔が繰り返している、つまり、「繰り返しの幅

J

も「繰 り返レ性j も具有している。 D類は、「一定的

J

r

一 時 間 幅j という特性を持ち、時間中IIJ

上に無数の点として繰り返している、つまり、「繰り返しの│幅j がないが、「繰り返レ性j

(14)

-を持っている。この4類は、図式すれば、それぞれ次の図l のようになる。

図1

A類

n

8綴

〉 〉

t ) t

2 時 間il4lJ t ) 11寺 間 軸

C類

n

D 類

〉 〉

t ) t2 t3 t

1 t5 t6 時I1!J軸 t1 t

2 t3 t4 時 間 車ld

図1 で示すように、 A類の時の状況成分は、「繰り返しの特

J

( t 1→t 2) を持ち、頻

HRRI ェ ヲ イ ￞セj

いて、事態が繰り返し、文が「去年というH寺問i掘に図書館へ行くコトがいつも/ たびた

び/ しばしばあるj という意味になり、文の許容度が高い。これに対して、 A 類の時の

状況成分が頻度の修飾成分の後に現れるならば、 「去年j という時の状況成分の 「一繰

り返し性

J

は、

f p

つ も / 常 に / た び た び / し ば し ば 」 と い う 頻 度 の 修 飾 成 分 の

f +

り返し性j と矛盾している。また、意味からみれば、「去年図書館へ行ったコトがいつ

も/ たびたび/ しばしばある」という意味になってしまい、当然、常識から判断しでも

成り立たない。したがって、 A類の時の状況成分は、頻度の修飾成分の後に出現するこ

とができない。

( 22)

0

太郎は、去年 jpつも/ 常に/ たびたび/ しばしば! 図書館へ行ってい た。

( 23)

x

太郎は、 jpつも/ 常に/ たびたび/ しばしば│ 去年図書館へ行っていた。

次に、 B類の n寺の状況成分は、時間軸上にl唯一 の点 (t

J) だけで、「繰り返しの幅j

も「繰り返し性

J

がないので、繰り返しを表す頻度の修飾成分の性質と矛盾している。

従って、 B類の11寺の状況成分は頻度の修飾成分の前にも後にも現れる可能性がない。

( 24)

x

私は、去年 3 月 27日 午 前 日 時 に い = つ も / 常 に / たびたび、/ しばしば

/ しょっちゅうj 花見に行った。

( 25)

x

私は、

l p

つも/ 常に/ たびたび、/ しばしば/ しょっちゅう│ 去 年 3 月

27日午前111] 寺に花見に行った。

そして、 C類の時の状況成分は、時間判i上において、「繰り返しのl幅( tl→ら)

J

と「繰 り返レ性 (t

1→も,エ Zャ セ エウ@ →4,..• )

J

を持っている。 C類は、頻度の修飾成分の前に

出現すれば、 ( 26) のように、 f 5月の下旬にj という時間中高において、「雨が降るコトが

(15)

-いつも/ しょっちゅう/ 時々/ たまにあるj という意味になり、頻度の修師成分の後に 現れると、 ( 27) のように、[ 毎年、 5月 の 下 旬 に と い う 時 間 憾 に お い て 雨 が 降 る コ ト が

いつも/ しょっちゅう/ 時々/ たまにあるj という意味になり、いずれも、文の許容度

が高い。

( 26)

0

この地方では5月の下旬に

! p

つも/ しょっちゅう/ 1時々/ たまに│雨 が降る。

( 27)

0

この地方では jpつも/ しょっちゅう/ 時々/ たまに

I

5 月の下旬に雨 が降る。

D類、の時の状況成分は、「繰り返しの幅

J

がないが、「繰り返し性

J

を持っているo D

類は、頻度の修室Oi成分の前後に出現すれば、 ( 28) と ( 29) 、 ( 30) と ( 31) のように、文の許

容度が変わるが、不定の[ 朝 6 時に

J

や「朝 911寺lこj が時間車IJl

J::.

に繰り返している。動

作「起きるj がこれらの点に「繰り返し開始するj ことや、「渋滞しているj 状態がこ

れらの点に「繰り返し現れる

J

ことが成立できるので、全体的に克て、文の許容度が高

い。面白いことに、述語動詞の性質によって、文の許容度が異なっている。 D類の時の

状況成分が頻度の修飾成分の前に現れると、述語動誌は動作動詞

(

f

起きる

J

)

である場

合( 例 ( 28) ) 、文の許容度がより低いが、述語動詩は状態動部

(

f

渋滞する」である場合 ( 例 ( 30) ) 、文の許容疫が高い。逆に、 D類 が 頻 度 の 鯵 飾 成 分 の 後 に 出 現 す るn寺、述語 動 詞 は 動 作 動 詞 で あ る 場 合 ( 例 ( 29)) 、許容度が高いが、述語動詞は状態動訴である場

合 ( 例 ( 31) ) 、文の許容度が高い。したがって、語順や述語動詞の性質によって、文の

許容度が違ってくるが、全体的には、 D類のI l 寺の状況成分が頻度の修飾成分の前後に出

現することができると言えるO

( 28) 太郎は、朝 611寺に

10

いつも/ ム常に/ ムしばしば/ ムたびたび

/ 0 1

時 々 /

ムたまに│起きる。

( 29) 太郎は、 QPセ@ ¥つも

/

0

常に

/

0

しばしば

/

0

たびたび

/

0

時々

/

0

たまに

i

朝6時に起きる。

( 30) こ の 道 路 は 、 朝9時に

10

いつも

/

0

常に

/

0

た び た び

/

0

しばしば

/

0

時々

/

0

たまにj 渋滞している。

( 31) この道路は、

10

いつも

/

0

常 に / ム た び た び

/

0

しばしば

/

0

時々/ ムた まに

i

朝9時に渋滞している。

表5で示すように、コーパス用例調査とアンケート調査では、 D類の時の状況成分が

頻度の修飾成分と共起で、きるかどうかについては、ずれがある。

f

新 瀬 文 庫j と新樹に

よるコーパス用例調査には、 D類が頻度の修飾成分と共起する用例が極めて少ない。一

方、アンケート鵡査によると、 D類が頻度の修飾成分と共起できるという結果が見られ

(16)

-る 。 こ の ず れ が 起 こ -る 原 因 は 、 文 体 の 差 、 つ ま り 、 書 き 言 葉 と 話 し 言 葉 の 差 の た め で あ

ると考えられるG なぜ、小説や新聞などの書き

は、今後の課題として残しておくことにする。

は、このような用例が少ないのか

こ の 節 で は 、 コ ー パ ス 用 例 謂 査 と ア ン ケ ー ト 調 査 の 結 架 に 基 づ い て 、 持 の 状 況 成 分 の

類 型 ご と の 意 味 的 特 徴 か ら 、 全 体 的 に 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 共 起 に つ い

て分析した。I l 寺の状況成分と頻度の修飾成分との共起の実態をまとめてみると、次のよ

うになるO

i

i寺の状況成分と頻度の修飾成分との共起

時の状況成分A 類は額度の修飾成分の前に出現し共起できるが、頻度の鯵飾成分の後に

出現しない。 B類は、鎮度の修飾成分と共起できない。 C類と D類は、頻度の修飾成分

の前後に現れ、共起できる。

ここからみれば、野EEl ( 1984, 2006) に お け る 、 時 点 の 副 詞 (11寺の状況成分に杷当する) が 頻 度 の 副 詞 ( 待 相 の 副 詞 の 一 部 ) の 前 に 出 現 す る と い う 指 摘 は 、 た だ 本 稿 のA類と

C類の時の状況成分が頻度の副詞の前に現れる場合だけを検討したにすぎず、 C類とD

類が頻度の副詞の後に現れる場合は考察されていない。

仁田 ( 2002) では、頻度の高

u

認が時の状況成分に包まれていると指摘されているが、

C類のようなI l 寺の状況成分をく循環型〉と呼ばれ、「頻度の副認に包み込まれて出現し

ているj と補説している。しかし、仁田 ( 2002) では、 D類 が 頻 度 の 副 認 の 前 後 に 出 現 す る 現 象 が 考 え ら れ て い な い 。 ま た 、 仁 田 ( 2002) で は 、 頻 度 の 副 認 の 前 に 出 現 す る 時

の状況成分は、時間i揺を有していなければならないと述べているO しかし、上に述べた

ように、話し言葉では、 D類 の よ う な 時 間i隔 を 有 し て い な い 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 副 詞 の前にも後にも

l:H

現 す る こ と が で き る 。 従 っ て 、 本 稿 は 、 先 行 研 究 に お い て の こ の 不 十

分なところを補ったといえるだろうO

3. 2. 2. 時 の 状 況 成 分 と 娯 度 の 修 飾 成 分 と の 語j鞍

3. 2.1 .節では、 11寺 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 共 起 に つ い て 分 析 し た 。 こ の 節 で は、時の状況成分と頻度の修飾成分との語順について検討してみたい。

前節で分析したように、 A類の時の状況成分は頻度の修会話成分と共起で、きるが、頻度

の修部I i 成分の前にしか現れない。 B類 の 持 の 状 況 成 分 は 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に も 後 に も 出 現 で き な い の で 、 話I}闘が問題にならない。 C類、 D類 は 、 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に も 後

に も 出 現 で き る 。 し か し 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 語 順 は 、 文 の 許 容 度 を ど う 影 響 す る か 、 ま た 、 頻 度 の 修 飾 成 分 は 文 の 許 容 度 を ど う 影 響 す る か 。 こ の 節 で は 、 こ

れらの問題- について、分析してみる。

(17)

-3. 2. 2.1 . 時の状況成分と頻度の修 飾 成 分vの語顕が文の許容度への影響

まず、

i

司じ文において、時の状況成分と頻度の修飾成分との諮/ 1国が文の許容j直への影

響 について見てみよう。表4 -3、表4 -4は、それぞれ時の状況成分C類と D類が頻度の 修飾成分と共起する場合の文の許容度を示している。表の中には隣接する奇数番号の例

Hセ 41と例42、例43と例 44、 それぞれ、

対になっている) 。時の状況成分と頻度の修飾成分との語版による頻度の修飾成分ごと

に文の許容度の差を比較すると、次の表6 のようになる。なお 、 文 の許容度の差は、次

のように計算する。

許容度の差時の状況成分→頻度の修飾成分の文の許容度) ー

( 頻度の穆飾成分→時の状況成分の許容度)

例 え ば 、 例 41 と例 42 の許容度の差は、1 . 9 - 1. 86

=

+

0. 04。表4 - 3 と表4 - 4 に基づいて、

計算すれば、語順による文の許容度の差は、次の表6になる。

表6 語j頓による文の許容度の差

類型 頻度の修飾成分 例文一例文 許容度の差 類型 頻度の修飾成分 例文一例文 許容度の差

いつも 41 - 42 十0. 04 いつも 61 - 62 十0.17

常に 43 - 44 - 0. 29 常に 63 - 64 十0. 37

しょっちゅう 45 - 46 十0.32 しばしば 65 - 66

+

0.17

1

1寺々 47 - 48 十0.31 たびたび 67 - 68 十0. 63

たまに 49 - 50 十0.32 [1寺々 69 - 70 十0.15

C類 C類

いつも 51 - 52 - 0.11 いつも 71 - 72 十0. 07

たびたび 53 - 54 十0. 02 たびたび 73 - 74 - 0. 24

しばしば 55 - 56 十0.14 常に 75 - 76 - 0. 09

時々 57 - 58 十0.34 しばしば 77ー78 - 0. 06

たまに 59 - 60 十0. 10 11寺々 79 - 80

+

0. 52

いつも 81 - 82 - 0. 54 いつも 93 - 94 - 0. 10

常に 83 - 84 - 0. 71 常に 95 - 96 - 0. 13

しばしば 85 - 86 - 0. 75 たびたび 97 - 98 十0. 71

D類

たびたび

D類

しばしば

87 - 88 - 0.47 99 - 1 0 0 - 0. 31

時々 89 - 90 - 0.48 時々 101 - 102 - 0. 24

たまに 91 - 92 - 1. 17 たまに 103 - 104

+

0. 52

表6から分かるように、 C類の時の状況成分が頻度の修飾成分の前後に出現する文の

許容度の差は、「十j のほうが多い。ここから、 C類 の 時 の 状 況 成 分 は 頻 度 の 修 飾 成 分

(18)

-の前に出現しやすいという傾向が見られる。

また、 I Pつもj の例文の許容度の差は、十0. 04、 - 0. 10、 +0. 17、 +0. 07 で、「し ば し ばj の 例 文 の 許 容 度 の 差 は 、 十0. 14、 +0. 17、 - 0. 06で 、 許 容 度 の 差 が よ り 小 さ いので、 I Pつも

J

と「しばしばj がC類 の 時 の 状 況 成 分 と 共 起 す る 場 合 、 語I}援の文の

許容度への影響があまりない、郎ち語) 1 民が均衡であるという傾向が見られる。これに対

して、 C類の時の状況成分と共起する場合の「常に

JI

たびたび

JI

時々

JI

たまに

J

におい ては、例文の許容度の差が大きい( 許容度の差の平均値は、それぞれ、0.25、0. 30、0. 33、

0. 22) ので、時の状況成分とこれらの修飾成分と共起する場合、語) 1債の文の許容度への

影響が大きい、良i J ちC類 の 時 の 状 況 成 分 が こ れ ら の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に 出 現 す る の が優勢で、あるという傾向が見られる。

D類の11寺の状況成分が頻度の修飾成分の前後に出現する文の許容度の差は、

I - J

ほうが多い。 D類の時の状況成分が頻度の修飾成分の後に出現しやすいという傾向が見

られる。また、

I P

つも

J I

常に

J I

しばしば

J r

たびたび

J r

時々

J r

たまに

J

といった頻度の

修飾成分が動作動詞の述語を修飾する持、

D

類の時の状況成分との語1)慣による許容度の

差がかなり大きいので、これらの修飾成分が時の状況成分と共起する時、時の状況成分 の前に現れるのが優勢であるといえるだろう。

3. 2. 2. 2. 頻度の修飾成分が文の許容度への影響

この節では、同じ語I}慎の同じ文において、頻度の修飾成分の違いによって、文の許容

度への影響について検討してみる。まず、時の状況成分が頻度の修飾成分の前に出現す る場合を分析する。

A類 の 時 の 状 況 成 分 の 例 文 は 、 例1,3, 7, 9, 11, 13は、一つの組で、表4 -1によって、

頻度の修飾成分による文の許容度の差が、

t

r

、つもj の例文の許容度を基準とすれば、

次の表7になる。表の中において、頻度の副詞の前の数字は、例文の番号を表し、数値

は、 I Pつもj の例文の許容度との差を表す( 以下問) 。

表7

7.しょっちゅう

- 0. 28

表7 から分かるように、

I P

つ も 」 の 例 文 と 「 常 にj の例文の許容度の差が小さく、

L、ずれも{ たびたび

JI

しょっちゅう

JI

しばしば

JI

時々

JI

たまにj の例文の許容度より低 い。それに対して、

f

たびたび

J r

しょっちゅう

J I

しばしば

J r

時々

J I

たまにj の例文の許

容度は高く、これら 5つの聞の許容度の差が小さい。ここから、 A類の時の状況成分の

後に出現する頻度の修飾成分を、

I P

つも

Jr

常 に 」 の 類 と 「 た び た び

JI

しょっちゅう

Jr

し ばしば

JI

時々

JI

たまに

J

の類に分けることができるようである。

B類の i時の状況成分については頻度の修飾成分と共起できないので、ここでは、この

(19)

-セ

'

0

C 類の時の状況成分の後に出現する頻度の修飾成分の例文は、例 41,43,45,47,49と、

例 51 ,53, 55, 57,. 59と、例 6,1 63, 65, 67, 69と、例71,73,. 75,77,79とが、それぞれ 1 つ

の組となる。表会3によって、頻度の修飾成分による文の許容度の差を、

rp

つも」の

例文の許容度を基準とすれば、次の表 8、表 9、表10、表11になる。

表 8

i ゆっ

表 9

53. たびたび 55. しばしば 57. 時々 59. たまに

0. 21 O - 0. 15 - 0. 12

表10

63. 常に

… し ば │ 町 た び た び [

69. 時々

0.42 0. 27 0. 53 0.44

表11

73. たびたび 75. 常に 77. しばしば 79. 時々

0. 67 0. 43 0. 48 0. 05

表8、表 10、表11から分かるように、

rp

つもj と{ 常にj の例文の許容度の差が大

きい。先行研究では

f

常に」と

rp

つも

J

は、' 恒常性を表すものとして、他の頻度の副

詞と分かれるが、ここから「常に

J

rp

つも j の性質や意味・用法が必ずしも向じで

Xセ QQ VY ゥー j jゥ

まに

J

の例文の許容疫がL吋2れも高く、それらの例文の許容度の差が小さいということ

が分かるので、この三つの頻度の副認は何らかの共通性を持っているかもしれなl'10 表

9、表10、表11から分かるように、「たびたび

J

の例文が他の頻度の邸認の例文の許容

度より最も低く、「たびたび」はC類、の時の状況成分の後に出現しにくいといえるO

D類のi時の状況成分の後に出現する頻度の修飾成分の例文は、例 81,83,85,87,89,91

YS YセYセ 99, 101, 103とが、それぞれ 1 つの組となる。表4- 4 によって、頻度の

修飾成分による文の許容度の差は、

i p

つも

J

の例文の許容度を基準とすれば、次の表

12、表13 になる。

(20)

-表12

表13

表12、 表13 から、

rp

つも

J

の 例 文 の 許 容 度 が 他 の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 例 文 よ り 高 い

こ と が 分 か る 。 ま た 、 表13 で 示 す 述 語 が 状 態 変 化 動 詞 で あ る 例 文 の 許 容 度 が 、 表12 で 示 す 述 語 が 動 作 動 認 で あ る 例 文 の 許 容 度 よ り 高 い 、 こ こ か ら 見 れ ば 、 頻 度 の 修 飾 成 分 が 用 い ら れ る 文 の 許 容 度 が 述 語 動 詞 の 性 質 に も 関 係 し て い る こ と が わ か る 。

引 き 続 き 、 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 錨 成 分 の 後 に 出 現 す る 場 合 を 分 析 す る 。 A類、 B 類のn寺 の 状 況 成 分 に つ い て は 頻 疫 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る こ と が で き な い た め 、 乙 こ では問題にしない。

C類の H寺 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る 例 文 は 、 例 42,44,46,48,50と、

例52,54,56,58,60と、例62,64,66, 68, 70と、例 72、74、76,78, 80と が 、 そ れ ぞ

れ1つの組をなす。表4-3によって、頻度の修飾成分による文の許容度の差は、

rp

つも

J

の例文の許容} 支を基準とすれば、次の表14 表15 表16 表17 のようになる。

表1 4

0. 52

表1 5

54. たびたび 56. しlましば

0. 34 0. 25

表16

66. し ば し ば 68. たびたび

0. 27 0. 99

表 1 7

74. たびたび 76. 常に 78. し ば し ば

0. 36 0. 27 0. 35

(21)

-表14セ@ 17 から分かるように、

i p

つも

J

の 例 文 の許 容 度 は他の頻度=の修部il成 分 の 例

文より、いずれも著しく高い。一方、「常に

J

の例文と「しょっちゅうJ r しばしば

JI

時々

J

f

たまにj の 例 文 と 比 べ る と 、 許 容 度 の 差 は 小 さ い 。 仁 田 ( 2002) では、れ、つもj と「常 に

J

が 一 類 と し て 取 り 上 げ ら れ て 、 ほ か の 頻 度 の 邸 調 と 区 別 し て い る が 、 と と の 例 文 の 許容 度 から見て 、I Pつも 」 と

f

常に

J

が異 なる 性 質 を持つ可能性が 示唆さ れる。また、 表4 -3 及 び 表15セ@ 17 から、「たびたびj の 例 文 の 許 容 度 が 、 他 の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 例 文より、著しく低いことが分かった。

f

た び た び、j の 意 味 ・ 用 法 が ほ か の 頻 度 の 修 飾 成 分と違っていると考えられる。

D類 の 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 の 後 に 出 現 す る 例 文 は 、 例82,84,86,88,90,92 と、例94,96, 98, 100, 102, 104と が 、 そ れ ぞ れ1 つ の 組 を な す 。 表 4- 4によって、頻度

の修飾成分による文の許容度の差が、 I Pつも

J

の例文の許容! 支を 基 準 とすれば、次の

表18,表19 のようになる 。

表18

表19

l 00. しばしば

0.16

表4 -4 及 び 表18、表19 から分かるように、 I Pつも j の 例 文 の 許 容 度 が ほ か の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 例 文 よ り 高 い 。 ま た 、 「 た び た びj の 例 文 の 許 容 度 が ほ か の 頻 度 の 修 飾 成 分

の例文よりいずれも低いことが分かる。

こ の 節 は 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 語IJ慎が文の許容度への影響 と、頻度の 修 飾 成 分 が 文 の 許 容 度 へ の 影 響 に つ い て 検 討 し て み た 。 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 との語JI顕について、野田( 1984,2006) や仁田 ( 2002) で の 指 摘8は単 純 す ぎ る か 、 或 は 不 十 分 で あ る と 考 え ら れ る 。 時 の 状 況 成 分 に よ っ て 、 ま た 、 頻 度 の 修 飾 成 分 に よ っ て 、 語IJ債 が 違 っ て く る 、 単 一 の 基 準 だ け で は 記 述 で き な い と 本 稿 は 主 張 し て い るo 本 節 の 考 察 を 過 し て 、 時 の 状 況 成 分 と 頻 度 の 修 飾 成 分 と の 語 順 に つ い て 、 次 の よ う に ま と め る。

ア、 A類 の 時 の 状 況 成 分 は 頻 度 の 修 飾 成 分 の 前 に だ け 出 現 す る 。B奈良の11寺の状況成分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 と 共 起 で き な い た め 、 語IJ民が問題にならない 。

(22)

-イ、 C類の時の状況成分は頻度の修飾成分の自立に出現しやすく、 D類の時の状況成分

が頻度の修飾成分の後に出現しやすい。

ウ、

I P

つも

J

と「しばしば

J

が C類 の 時 の 状 況 成 分 と 共 起 す る 場 合 、 語 I1援が前後均 衡であるO 一方、「常に

J r

たびたび

J r

時々

J r

たまにj がC類の時の状況成分と共

起する場合、 C類の時の状況成分がこれらの頻度の修飾成分の前に出現するのが

優勢であるという傾向が見られる。

エ、

I P

つも

J

C

類、

D

類 の 時 の 状 況 成 分 の 前 後 に 現 れ て も 、 文 の 許 容 度 が ほ か の

頻度の修飾成分の例文より著しく高い、「たびたびj はC類、 D類の持の状況成

分 の 前 後 に 現 れ て も 、 文 の 許 容 度 が ほ か の 頻 度 の 鯵 飾 成 分 の 例 文 よ り 著 し く 低

い。

I

P

つもj と「たびたび

J

が 、 ほ か の 頻 度 の 修 飾 成 分 と 比 べ て 、 意 味 ・ 用 法

がかなり異なっていると考えられるO

オ、

I P

つもj と「常に」が、先行研究では、一類に分類されているが、

I P

つも

J

と「常

に」が用いられる例文の許容度の差が大きく、「常に」の例文は「しょっちゅう

J

f

しばしば

Ji

時々

Jr

たまに」の例文と比べて許容度の差が小さい。

i p

つも」と「常

J

の意味・用法は異なっており、一類に分けるのは、適当ではないと考えられ

る。

4. まとめと今後の課題

本稿では、時の状況成分を定的であるかどうか、時間隔があるかどうかという基準に

よって4類型に分類し、コーパス用例調査とアンケート調査で、時の状況成分と頻度の

修飾成分との共起と語1)展について考察した。

考察した結果、時の状況成分と頻度の修飾成分との問の次のような共起の実態を明ら かにした。 A類は、頻度の修飾成分の前にだけ出現する ;B類 は 、 頻 度 の 修 飾 成 分 と 共

起できない ; C 類と D類は、頻度の修飾成分の前後に出現で、きる。

1

1寺の状況成分と頻度の修飾成分との語傾について、先行研究では、時の状況成分が頻

度の修飾成分の前に現れるという指摘がなされているが、実際にはその指摘に当てはま

らない例がある。本稿は、時の状況成分の類によって頻度の修飾成分との語IJ買が違って

いるということを明らかにした。まず、 A類の持の状況成分は、頻度の修飾成分の前に

しか出現しなl)o C 類のI l 寺の状況成分は頻度の修飾成分の前に出現しやすい。 D類 の 時 の状況成分は頻度の修飾成分の後に出現しやすい。

文の許容度から見て、

I

P

つもj の 例 文 の 許 容 度 は ほ か の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 例 文 よ り

著しく高く、「たびたび

J

の例文の許容j支は低いということが分かった。

I P

つも」と

f

びたび」は 、 それぞれ、ほかの頻度の修飾成分の意味・用法と違っている。

ただし、本稿の範囲ではまだ十分に明らかにしできなかった点もある。例えば、小説

や 新 開 記 事 と い う 文 体 に お い てD類 の 時 の 状 況 成 分 が 頻 度 の 修 飾 成 分 と 共 起 す る 用 例 が少ないが、アンケート調査によってこのような文が自然である、というずれをどう解

(23)

-釈 す る べ き か は ま だ 不 明 で あ る 。 頻 度 の 修 飾 成 分 と 時 の 状 況 成 分 と の 語11頭について、ア ン ケ ー ト 謁 査 の 例 文 の 許 容 度 だ け か ら 考 察 す る の は 、 ま だ 不 十 分 で ¥ 頻 度 の11多飾成分の 性 質 や 意 味 ・ 用 法 か ら も 考 察 す べ き で あ る 。 そ し て 、 な ぜ ア ン ケ ー ト 調 査 に 用 い ら れ る

f p

つもj の 例 文 の 許 容 度 が ほ か の 頻 度 の 鯵 飾 成 分 の 例 文 よ り 著 し く

i

惑いのか、なぜ、

j セ )0

{ 注}

野田 ( 1984) を参照されたい。

仁田 ( 2002) を参照されたい。

3. 矢 津 ( 2000) で は 、 「 あ る 事 態 が 時 間 軸 上 に お い て ど の ぐ ら い 存 在 す る か と い う 、 事 態 の 存 在 の あ り

方 を 表 す

Jr

頗 度 の 捗 飾 成 分j と呼ばれている ( p. 230)。 矢 津 ( 2007) では、これを f存 在 相 棒 飾 成 分j と呼んでp る。

4. 仁 田 ( 2002) によると、これらの副詞の他に、 fシ ジ ュ ウ 、 チ ョ ク チ ョ 夕 、 チ ョ イ チ ョ イ 、 時 タ マ 、 常 々 、 サ イ サ イ 、 折 々 、 マ マj も「頻度の副詞j で あ る が 、 い ず れ も [ 新 潮 文 庫j には用例数が100

例 以 下 、 新 賠 デ ー タ ベ ー ス に は 用 例 数 が300 例以下なので、サンプルとしていない。

5. 新 聞 の 用 例 は 、 極 め て 多 く ( 例 え ば 、

i p

つもj の用例は、 12985 倒 あ り ) 、 本 稿 は そ の 一 部 だ け に

注目して分析することにした。

6. こ こ で の 事 態 は 、 繰 り 返 す こ と が で き る 性 質 を 持 つ 事 態 で あ るo

7. 頗 度 の 穆 飾 成 分 に よ っ て 、 文 の 許 容j支 の 差 が あ る が 、 こ の 点 に つ い て は 後 半 で 分 析 す るo

8. 野 田 ( 1984,2006) では、[ l 寺の状況成分が頻度の修飾成分の前に出現すると指摘されているo 仁 田 ( 2002) では、I l 寺の状況成分が頻度の修飾成分を包み込むと見られているo

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( 1999年1 丹 - 2003年12 月)

[ 付

]

本 稿 の 内 容 は 、 授 業 に お い て 筑 波 大 学 の 矢 津 真 人 先 生 、 橋 本 修 先 生 よ り 有 益 な コ メ ン ト を い た だ き ま

した 。 筑 波 大 学 日 本 語 日 本 文 学 会 第33 回 大 会 ( 2009年9月19日) で発表する際には、田中章夫先生、

宮 城 信 先 生 な ど の 方 々 か ら 貴 重 な ご 意 見 を い た だ き ま し た 。 こ こ に 記 して、厚く感謝申し上 げたい。

ただし、言うまでもなく本稿での不備、誤りは筆者に帰せられるものである。

( ほう ぎ ょ く ぜ ん 筑 波 大 学 大 学 院 博 士 課 程 人 文 社 会 科 学 研 究 科 日本語学

西 南 大 学 外 国 語 学 院 講 師 ( 中 国 ) )

表 12 表 13 表 12、 表 13 か ら 、 rp つも J の 例 文 の 許 容 度 が 他 の 頻 度 の 修 飾 成 分 の 例 文 よ り 高 い こ と が 分 か る 。 ま た 、 表 13 で 示 す 述 語 が 状 態 変 化 動 詞 で あ る 例 文 の 許 容 度 が 、 表 12 で 示 す 述 語 が 動 作 動 認 で あ る 例 文 の 許 容 度 よ り 高 い 、 こ こ か ら 見 れ ば 、 頻 度 の 修 飾 成 分 が 用 い ら れ る 文 の 許 容
表 14 セ@ 17 から分かるように、 i p つも J の 例 文 の許 容 度 は他の頻度= の修部 i l 成 分 の 例 文より、いずれも著しく高い。一方、「常に J の例文と「しょっちゅうJ r しばしば JI 時々 J f たまに j の 例 文 と 比 べ る と 、 許 容 度 の 差 は 小 さ い 。 仁 田 ( 2002) では、れ、つも j と「常 に J が 一 類 と し て 取 り 上 げ ら れ て 、 ほ か の 頻 度 の 邸 調 と 区 別 し て い る が 、 と

参照

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