生産性向上特別措置法案 生産性革命法 及び産業競争力強化法等の一部を改正する法律案の概要 (別添1) .背 景
.生産性向上特別措置法案 おける主 措置事項
制定の趣旨
○近年 情報技術分野 急速 技術革新 進展 産業構造及び国際的 競争条件 変化等 対応 我 国産業 生産性 向上を短期間 実現 た 革新的 技術や を用いた事業活動 生産性向上 関 施策等を 集中的 一体的 講 必要
○ た 新 い経済政策 生産性革命 集中投資期間 年間 合わ 革新的事業活動実行計画 施策 基本方針 目標 内容 期間等を を策定 実施 中小企業者 生産性 向上を図
○IoT AI等 新た 情報技術 社会実装 世界規模 加速 い を進 産業 新陳代謝を活性化 更 生産性向上を図 いく
我 国産業 競争力強化 鍵
○ を実現 た 新た 情報技術を活用 た を実施 た 規制面 対応 企業間 共有 連携 た 環境整備 ベン 投資や事業再編 促進 中小企業 生産性向上 後押 必要
○中小企業 生産性革命 実現 た 市町村 認定を受 た中小企業 設備投資を支援 地方 税法 い 固定資産税 減免等
(
導 入 促 進 指 針 の 策 定)
国
(
導 入 促 進 基 本 計 画 の 策 定)
市 町 村 長 *
(
先 端 設 備 等 導 入 計 画 の 作 成)
事 業 者
申請
認定 協議
同意
補助 金融支援等
地方税法 い 固定資産税 減免※
中小企業の生産性向上のための設備投資の促進
※ 併 く 商業 サ 補助金 等 予算措置を拡充 重点支援 国 市町村
一体 中小企業 生産性 向上を強力 後押
※ 固定資産税 課税標準を 年間 ~ / 市町村 条例 定 割合 軽減
基準財政収入額 減少額 い 市町村 条 例 定 割合を用い 算定
<対象:以下を満た 設備投資>
市町村 導入促進基本計画 基 計画認定を受 導入 労働生産性 年平均 %以上向上
企業 収益向上 直接 等
*特別区 を含
プロ ェク 型 規制のサン ボック
○革新的 技術や 実証計画 い 主務大臣 革新的事業活動評価委員会 意見を聴いた上 認定
○参加者や期間を限定 等 既存 規 制 わ く実証 行え 環境を整備 ※必要 応 規制 特例措置を講
事 業 者
主務大臣
事業所管 + 規制所管
内閣総理大臣
※基本方針 策定
計画申請
意見を聴く
任命
評 価 委 員 会 内閣総理大臣を
通 勧告
認定
一 元 的 窓 口
○ を収集 共有 連携 事業者 取組 い
IoT投資 対 減税措置等を講
※ IoT設備投資 ンサ 等)を行 た場合
特別償却30%又 税額控除3% 賃上 を伴う場合 5% を措置
タの共有 連携のためのIoT投資の減税等
例 タ共有 地図
事 業 者 国 、 独 法 等
デ ー タ 共 有 事 業 者
自 動 走 行 、 災 害 支 援 等 新 た な サ ー ビ ス
衛星 データ
気象 データ
協調領域 集約 共有 →革新的事業 創出 社会課題 解決
例 タ連携 生産管理
共通生産管理 構築 企業横断的 総合管理 実現 →生産性 向上 競争力強化
共通生産管理 EDI 受発注
生産管理等 共通化
工場 工場 工場
生産 ン ンサ 工程管理
○協調領域 を収集 共有 事業者
共有事業者 あ 一定 ベ ュ 対策 確認 た事業者 い 国や独法等 対
提供を要請 手続を創設
※具体的 活用さ 分野 コ ン
重点5分野 あ 自動走行 サ
く 素材 プ ン ン
保安 等を想定
報告徴収
<主務大臣>
●基本方針適合性 法令適合性等を確認
●評価委員会 意見を踏 え 実証計画を認定
●実証後 規制 見直 を検討
.産業競争力強化法等の一部を改正する法律案 おける主 措置事項
中小企業 小規模事業者関連措置 改正の趣旨
○産業 新陳代謝を活性化 我 国産業 持続的 発展を図 た 業種を超えた事業再編や事業 組 換え 経営資源集中 係 支援 競争力 源 泉た 情報 適切 管理 促進 研究開発成果 事業化や新事業 創出 ベ ョン 促進 情報技術 発達 対応 た経営手法 導入支援 円滑 事業承継 及び企業再生 係 支援 中小企業倒産防止共済制度 拡充 連鎖倒産 防止 た 措置等を講
中小企業 小規模事業者関連措置 事業承継や創業の促進による新陳代謝の加速化
再編による事業承継加速化
○再編統合 事業承継を後押 た 経営力向上計画 対象 M
&A等 再編統合を新た 追加
中小企業等経営強化法改正
事業所管大臣
事業者 経営力向上計画 計画策定
申請 認定
支援措置
登録免許税 不動産 取得税 軽減 各種許認可 承継
親族外承継時の資金ニ への対応
○親族外承継 増加 対応 た 代表者 就任 た者 加え 代表者 未就任 後継予定 者 金融支援 対象 追加 中小企業経営承継円滑化法改正
時代に対応した経営支援体制の基盤強化
○上記 改正 合わ 必要 措置を講 た 【独立行政法人中小企業基盤整備機構法 の一部改正を実施
創業の普及啓発による次世代の担い手確保
○創業関心者 少 い いう課題 解消 た 市町村 策定 創業支援事業 計画 対象 創業 普及啓発 取組を追加 産業競争力強化法改正
○中小企業 IT導入を促進 た ITベン 等を情報処理支援
機関 認定 IT やIT
ベン を見え 化
中小企業等経営強化法改正
経済産業大臣
情報処理支援機関
ITベン 等
申請 認定
中小企業者
経営革新等 支援機関
経営課題 応 た 提供
活用
経営基盤強化のための支援能力確保
○中小企業 た 経営支援能力 維持 確保 観点 経営革新等支援機 関 認定制度 更新制等を導入 中小企業等経営強化法改正
IT導入の加速化のための支援体制整備
IT化に対応した フ ィネッ の整備
○中小企業 IT活用 高 を見据え 連鎖倒産防止 た 共済金貸付事由
電子記録債権 係 取引停止を追加 中小企業倒産防止共済法改正 その他の措置
事業再生 Rの改善
事業再生 円滑化を図 た 事業再生
ADR 法的整理 移行 た場合
事業 継続 不可欠 商取引債権 保 護さ 予見可能性を高 規定を創設
大学ファン の支援対象拡大
ベ ョン促進 た 大学 ン 支援対象を 自大学 連携 ベン
限 他大学や企業 連携等 大学発ベン 拡大
新事業特例 ク レーソ ー 解消制度の拡充
利便性向上 た 事業所管大臣
情報提供等や 規制所管大臣 法令 解釈時 理由開示 公表を規定
○株式を対価 M&Aを利用 や く た 対価 株式を取得
株主 対 課税繰延や 有 利発行規制 適用除外等 会社 法 特例措置を講
○議決権 / 以上 株式を保有 者 他 株主 対 株式売 渡請求を行う 特例措置 を講 通常 9/ 以上 ○特定 事業を資本関係 無い別会
社へ 切 出 ン を円滑 化 た 株主総会決議を省 略可能 会社法 特例措置や 税制上 要件緩和措置を講
会社法の特例措置等 技術等の情報の管理措置に係る認証
○事業者 技術等 情報 管理措 置 漏えい防止 措置 係 認 証を行う機関 認定制度を創設 情報 適切 管理を促進
認証を行う機関
企業
認定
企業 企業
技術等の情報の漏えい防止のための 基準への適合の認証
事業所管大臣及び経済産業大臣
認証機関に対する支援措置
IPA 中小機構 協力
中小企業信用保険法 特例
○長期 大規模 成長投資を中心 引 続 供給を行え う措置
投資機能 強化
- 産業革新投資機構 名称変更 -明確 ョン設定
政府 投資基準 を策定 第四次産業
革命 社会実装等 ョン明確化
-投資 適 た ン 実現
投資機関 役割 明確化や事後評価
徹底等 適切 規律 現場 迅
速 柔軟 意思決定を両立 期限 見直 平成45年度
既存投資案件 期限を延長 分 管理
政府 株式 / 以上を保有 出資を
主た 業務 会社 株式を機構 保有
規定等を設
株式会社産業革新機構の 組織 運営の見直し
<対象となるデータの例>
• 自動走行車両向けに提供する三次元地図データ • POSシステムで収集した商品毎の売上データ
• 化学物質等の素材の技術情報を要約したデータ
• 船主、オペレーター、造船所、機器メーカー等の関連企業がそれぞれ
収集し、共有している船舶運行データ
不正競争防止法等の一部を改正する法律案【不競法等】の概要 (別添2)
1.背 景
○第四次産業革命の下、IoTやAIなどの情報技術の革新が進み、企業の競争力は、データやその活用に移り変わりつつある。こうした中、ビッグデータ等と産業とのつながりにより
新たな付加価値が創出される産業社会(コネクテッド・インダストリーズ)への対応が、我が国産業の喫緊の課題となっている。
○このため、データを安心・安全に利活用できる事業環境の整備や、知的財産や標準においてビッグデータ等の情報技術に対応した制度の導入が必要である。
3.措置事項の概要
○書類提出命令に際して、裁判所が証拠書類の必要 性を非公開手続(インカメラ)で判断できるようにする とともに、第三者の技術専門家が当該手続に関与で きるようにする。【特許法、商標法等】
(3)中小企業の特許料等の半減等
○ID・パスワード等の管理を施した上で事業として提供され
るデータの不正取得・使用等を新たに不正競争行為に 位置づけ、これに対する差止請求権等の民事上の救済 措置を設ける。【不正競争防止法】
(1)データの不正取得等に対する差止めの創設等
○暗号等の技術的制限手段の効果を妨げる「プロテクト 破り」を可能とする機器の提供等だけでなく、役務の提 供等も不正競争行為に追加する。【不正競争防止法】 2.法律の概要
ビッグデータ等のデータの不正取得・使用等に対する差止めの創設、JISの対象へのデータ、サービス等の追加、中小企業の特許料等の一律半減等の措置を講ずる。
○これまで一部の中小企業が対象だった特許料等の半 減措置を、全ての中小企業に拡充する。 【特許法、 国際出願法】
○弁理士が、その名称と責務の下で、データの利活用や企業等による規格(JIS等)の案の作成に関して知財の観点から支援する業務を行えるようにする。【弁理士法】
データ提供事業者
ビッグデータ
機械データ
気象データ
部素材・物質等の データ
横領・背任
同意なく使用・提供
I D・パスワード
暗号化 専用回線
差止め
差止め
差止め 複製・提供が容易 →被害の拡大が急速 →未然の防止、救済が必要
分析・管理 提供 収集
不正アクセス・詐欺
アクセス権がない者による データ取得・使用・提供
不正データ 使用・提供
不正が介在したことを 知って使用・提供
※特許特会を収支相償とするため、全ユーザーを対象に、減収見込み額見合 いの料金の引上げを行う予定。
【対象】
赤字企業、研究開発型企業など
個別法で対象が限定 全ての中小企業
約40万円(軽減前) 約20万円
※10年間権利を維持する平均的なケース
改正後 現行
【手続】
煩雑
(証明書類の作成・提出) (証明書類不要)簡素化
【料金(国内出願)】
(制度を利用する中小企業は 全体の1/3程度の利用にとどまる。)
約20万円(軽減前) 約10万円
※特許庁及びWIPOに支払う国際出願関連手数料
【料金(国際出願)】
(2)JISの対象へのデータ、サービス等の追加等
○標準化の対象にデータ、サービス等を追加し、「日本 工業規格(JIS)」を「日本産業規格(JIS)」に、法律
名を「産業標準化法」に改める。【工業標準化法】
○JISの制定手続について、専門知識等を有する民間機
関を認定し、その機関が作成したJIS案について審議
会への付議を不要とする。 【工業標準化法】
○認証を受けずにJISマークの表示を行った法人等に対
する罰金刑の上限を1億円に引き上げる(現行は自
然人と同額の上限100万円)。 【工業標準化法】
業界団体等
(JIS案作成) 主務大臣 (主務大臣JIS制定) 認定機関
(JIS案作成)
申
出 付議
審議会 (JISC)
答 申
主務大臣 (JIS制定)
申出
審議会への付議は不要
新たに 創設する
手続 従来の
手続
改正
改正 JIS
鉱工業品等
JIS
データ、 サービス等
鉱工業品等
<想定例>
スマート工場向けの
ビッグデータの仕様
小口保冷配送サー
ビスの内容
生産性向上特別措置法案
産業競争力強化法等の一部を改正する法律案
について
平成
30
年3月
経済産業省
第四次産業革命による新しい技術の社会実装に伴う付加価値構造の大きな変革が必至だが、我 が国の対応には遅れ。各国が積極的な産業政策を打ち出す中、我が国産業の国際競争力がこれ 以上毀損しないよう、施策強化が急務
第四次産業革命の進展
コア技術:AI、IoT、ビックデータ、ロボット
短期間に破壊的な変化 データが付加価値の源泉
プラットフォーマーが付加価値 を総取り
SWF*等が
新事業・技術に 集中投資 競争環境
の変化
必要な対応 共有を円滑化データの集約・ 異業種間の連携・経営資源の集中 の社会実装を容易化新技術・事業の早期 リスクマネー供給
主な措置・ 改正事項
• 株対価M&A計画
認定(税制)
• 事業再編促進(会
社法特例)
• 事業再生ADRの
改善
• 産業革新機構の
見直し
• 大学ファンドの拡充
• 技術等の情報の
管理措置に係る 認証
コネクテッド・インダストリーズの実現
• データの共有・
連携のための IoT投資の 減税等
生産性向上特別措置法制定・産業競争力強化法等改正の背景
地域・ 中小企業の 変化への対応
•中小企業の設備
投資に対する固 定資産税の減免
(税制)
•事業承継・創業
の促進、経営支 援体制の強化
特別措置法 の措置事項
*ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF):
政府が国有資産を投資・運用するファンド。
• 「規制のサンドボックス」
制度の創設
• 新事業特例・グレーゾーン
解消制度の拡充
生産性向上特別措置法案関係
(1)プロジェクト型「規制のサンドボックス」
(2)データの共有・連携のための
IoT
投資の減税等
(3)中小企業の設備投資に対する固定資産税の減免
「規制のサンドボックス」制度
規制当局
新しい技術等がよくわからない。
適用の前例がなく、担当レベルでは判断できない。
リスクの程度がわからない。
この計画は問題なさそうだが、認めると同様の要望を断れない。
→事業者に資料やデータの提出を求める。
→検討過程で追加的なデータを求めたり、方針が変わる。
→長期間回答を保留する。
→審議会で検討し、すぐには結論を出さない。
→その間「規制適用の可能性」を留保。
事業者
どの規制が関係あるかわからない。
規制に反しない方法がわからない。
実証できないのでデータがとれない(提出できない)。
→法令違反を恐れて実証に踏み切れない。
→見通しが立たず日本では諦める。
現在の状況
新しい技術・ビジネスモデル:付加価値の創出には早期の社会実証が不可欠。
→FinTechの分野では、既に8ヵ国(英国、香港、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、UAE、豪州)が規制
のサンドボックス制度を創設。英国、シンガポール、UAEでは具体的な実証例も出始めている。
内閣官房に窓口を設け、一元的に計画を受け付け。
一元的窓口が、事業者に伴走して支援。
実証により弊害なくできる旨のデータを取得し、
規制改革につなげられる仕組み。
「規制のサンドボックス」制度
※「新事業特例」や「グレーゾーン解消制度」では、
規制当局の判断の根拠が必ずしも示されない。 ← 今回の法改正で措置。
規制当局と規制の適用について議論する仕組みがない。
評価委員会で新しい技術等について議論・意
見。
規制当局による遅滞ない回答を規定。
参加者等の同意を得て、時間を区切って実証。
第2条、第8条~第20条、第31条~第35条関係
新技術等実証*計画 の提出
「規制のサンドボックス」制度 具体的スキーム
事業者 主務大臣事業所管
+ 規制所管
委員任命
基本方針適合性、法令適合性等を確認
評価委員会の意見を踏まえ、実証計画を認定
実証後、規制の見直しを検討 ※参加者等から同意を取得。
※国は実証に必要な資金調達支援(債務保証等)。
意見を聴く
実証計画の認定
評価委員会 内閣総理大臣を
通じて勧告
一元的窓口
内閣総理大臣
※基本方針の案の策定、閣議決定
*新技術等実証の定義:新技術等の実用化の可能性について行う実証であり、新技術等を実用化するための 規制の在り方を含めた課題についての分析及びその結果の検討を行うもの。
報告徴収
第2条、第8条~第20条、 第31条~第35条関係
全
国
一
律
の
規
制
改
革
【窓口】 事業所管
大臣
グレーゾーン解消制度
(「実施可能」との法令解釈を明確化)
規制改革 推進会議
国家戦略 特区 諮問会議
国家戦略特区
(地域限定で実証のための事業) 自治体からの提案
+
個別分野毎の法令改正
(参考)各規制改革スキームの関係
現在の制度 新しい枠組み
規制の特例措置(新事業特例) (企業限定で新事業)
企業からの提案、個別分野毎の法令改正 (認定計画にのみ適用)
全
国
一
律
の
規
制
改
革
グレーゾーン解消制度
(「実施可能」との法令解釈を明確化)
規制改革 推進会議
国家戦略 特区 諮問会議
国家戦略特区
(地域限定で実証のための事業) 自治体からの提案
+
個別分野毎の法令改正
一元的な 相談窓口
<プロジェクト型サンドボックス制度>
実証データの取得
(革新的な技術やビジネスモデルの実証)
企業からの提案 +
●規制法令に違反しないことを確認して実証
●必要に応じて規制の特例を措置
<地域限定型サンドボックス制度> 新技術等実証
規制の特例措置
(企業限定で新事業)
企業からの提案、個別分野毎の法令改正 (認定計画にのみ適用)
我が国のデータ利活用の現状と課題
我が国では、
データの利活用が進んでおらず
、
諸外国に比べて遅れをとって
いる
状況
。
また、利活用の状況としても、わが国企業では
付加価値拡大等の高度な
データ利活用を行えていない状態
。
諸外国比較(データの利活用状況)
欧米諸国に比べてデータを利活用している企 業が少ない。
(出典)総務省「安心・安全なデータ流通・利活用に関する調査研究」
(平成29年)から経済産業省作成
16.4%
41.0%
31.7%
35.4%
28.4%
40.4% 25.3%
20.1% 19.2%
22.9%
10.5% 8.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本 米国 ドイツ
活用予定なし 活用を検討 ある程度活用 既に積極的に活用
我が国企業におけるデータの利活用状況
(出典)総務省「IoT時代におけるICT産業の構造分析とICTによる経済成長への
多面的な貢献の検証に関する調査研究」(平成28年)から経済産業省作成
データの収集・蓄積
データ分析による現状把握
データ分析による予測
(業績・実績・在庫管理等)
データ分析の結果を活用した 対応の迅速化やオペレーション等 業務効率の向上
データ分析の結果に基づく新たな ビジネスモデルによる付加価値の拡大
いずれも行っていない
分からない
高度なデータ利活用
データ活用の推進に向けた施策
IoTの進展により流通量が爆発的に増えているデータについて、産業における競争力強化や社会
課題解決に向けた利活用を促進するため、協調領域におけるデータの収集・活用等を行う民間 事業者の取組を、セキュリティ確保等を要件として主務大臣が認定し支援。
第2条、第21条~第35条関係
中小企業の設備投資に対する固定資産税の減免
中小企業の「生産性革命」の実現のため、生産性向上のための設備を導入する中小企業の計画 を認定(固定資産税の減免等)。
「生産性革命」の実現に向けて、厳しい経営環境の下でも投資などにチャレンジする中小企業を強 力に後押しするため、「ものづくり・商業・サービス補助金」等の予算措置を拡充・重点支援する。
補助事業 概要 30予算規模当初案・
29補正案
ものづくり・ 商業・サービス
補助金
中小企業のロボット導入など生産性 の大幅な向上を図る中小企業の設
備投資を支援 1,000億円
持続化 補助金
小規模事業者が、商工会・商工会 議所と経営計画を作成し、販路開拓
等の取組を支援 100億円
サポイン 補助金
中小企業が大学・公設試等と連携し て行う研究開発、試作品開発及び
販路開拓を支援 130億円
IT導入
補助金 中小企業のス業務の効率化や売上向上を支援IT導入により、バックオフィ 500億円
制度の概要 補助事業の一覧
( 導
入
促
進
指
針
の
策
定
)
国
( 導
入
促
進
基
本
計
画
の
策
定
)
市
町
村
*
( 先
端
設
備
等
導
入
計
画
の
作
成
)
事
業
者
申請
認定 協議
同意
補助、金融支援等
地方税法において 固定資産税の減免
*
特
別
区
を
含
む
第36条~第42条関係
3つの歪み 結果
①過小投資
民間投資を拡大し、設備の 新陳代謝を図り、イノベー ションを強化
○設備投資の拡大:63兆円(平成24年度)
→ 当初目標としていた年間約70兆円を達成。
○産業革新機構による支援:
支援決定金額 累計1兆479億円(平成29年12月末時点)
○ベンチャー投資の拡大:
認定VCファンド組成規模 累計約310億円(平成29年12月末時点)
○市町村の創業支援事業計画の認定:
1,741自治体中1,379自治体が計画認定(平成29年12月末時点)
△R&D型ベンチャーへの投資案件及びユニコーン・ベンチャー等への大型 の投資案件が少ない。
②過剰規制
萎縮せず新事業にチャレン ジできる仕組みを創る
○企業単位での規制改革:企業実証特例制度11件、
グレーゾーン解消制度116件(平成29年12月末時点)
△必要なデータが十分に集められないため、規制官庁が規制改革に踏み 切れず、イノベーションの成果の早期社会実装が困難。
③過当競争
収益力を飛躍的に高め世 界で勝ち抜く製造業その他 我が国産業を復活させる
○事業再編計画の認定:
事業再編43件、特定事業再編5件(平成29年8月末時点)
○過剰供給構造に関する調査を実施・公表(石油、石化、硝子)
△不採算部門を抱え続けており、大胆かつ機動的な事業再編は道半ば。
(参考)産業競争力強化法(平成25年)の施行状況
産業競争力強化法等の一部改正関係
産業革新機構について
2009年7月、我が国のオープンイノベーションを目的に設立。ベンチャー、事業再編、海外展開支援 等を行う。設立後、約350件(約1兆円)の支援決定。
322 11 16
2,298
5,412 2,769
ベンチャー(※)
海外展開
事業再編
計1兆479億円
ベンチャー(※)
事業再編海外展開
計349件
※LP出資を通じた投資案件を含む
8,076
18,860
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000
累積投資額 推定Value
2.3倍
<
Performance予測
(2017年8月末時点) 億
円
2,730
6,496
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000
実投資額 回収額
2.4倍
<
Exit実績(LP出資等除く)
(2017年12月末時点:41件)
億 円
支援決定数(件)
(2017年12月末時点)
支援決定金額(億円)
(2017年12月末時点)
産業革新機構は非IT関連のシード・アーリー期の投資や、規模の大きな投資等、民間VCの投資が手
薄な分野へ投資を行っている。
出所: 産業革新機構HP、一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンターより作成
産業革新機構のベンチャー投資の特徴
一件あたり投資金額 (億円)
13.6
1.1
0 5 10 15
産業革新機構 日本VC全体
国内VCと産業革新機構のステージ別・業界別投資金額の割合(2015年度) 非IT関連
IT関連
数字は全体(100%)に占める割合(%)
( 革新機構除く
)
日本全体
革新機構
シード アーリー レイター
※LP投資を除く
VC投資規模
産業革新機構は、日本の
VC
投資の約
2
割を担っており、リーマンショック後のリスクマネー
供給の収縮期において量的な下支えとなった。
近年ベンチャー投資の額は増加しているものの、対
GDP
比では
0.02
%程度であり、米
国の
0.33
%と比較すると大きく見劣り。
▼ ベンチャー投資のGDPに対する比率(2015年) ▼ 未上場ベンチャーの資金調達の増加
出所:Entrepreneurship at a Glance 2016
(%ofGDP)
0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 0.3 0.35 0.4 0.45
Seed/start-up/early stage Later stage venture
0.38%
0.33%
0.17%
0.03% 0.03% 0.03% 0.02%
0.002% 1,472
1,259 1,209
726 689 807 630 782
1,364 1,658
2,099
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
調達金額(億円)
© 2016 Japan Venture Research Co., LTD.
計8,755億円
うち産業革新機構支援決定額
2,054億円
リーマンショック
4.0 4.4
4.8 5.2
6.1
7.1 7.2
0.0 3.0 6.0 9.0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
産業革新機構設立後の環境変化
ソブリン・ウェルス・ファンド(
SWF
)
(例:中国投資有限責任公司(CIC)、シンガポール政府投資公社(GIC)、アブダビ投資庁(ADIA))
ソブリン・ウェルス・ファンド(
SWF
)の運用資産は、
2009
年から
2015
年にかけて、
新興国の外貨準備金の増加等を背景に、約
4
兆ドルから約
7
兆ドルに増加。
SWF
は、これまでの安定的な運用から、
将来的な自国産業の育成・振興等の観点か
ら、プライベート・エクイティや企業買収等へと資金を振り分け
だしている。
ソブリン・ウェルス・ファンドの運用資産残高
(出典)Sovereign Wealth Fund Institute, Morgan Stanley Research
(兆ドル)
(出典)SSGA research using Sovereign Wealth Centre data set.
48 44
33 35 36 40
41 38
15 16
26 28
0 25 50 75 100
2002 2007 2012 2014
現金、債券 公開株式
プライベート・マーケット
SWFのアセットアロケーション
(%)
産業革新機構の見直し
第四次産業革命の進展
⇒オープンイノベションに対するリスクマネー供給の重要性が増大。
ソブリン・ウェルス・ファンド等世界のリスクマネー供給が変化
産業革新機構の創立以後のマーケットの変化
⇒IT関連のアーリー分野など民間で相当カバーされるようになった領域が存在。
⇒バイオ・創薬・宇宙・素材・ロボットなど長期・大規模なリスクマネー供給の必要性は増大。
産業革新機構の残りの活動期間が7年に。⇒長期案件への投資が困難に。
創
設
後
の
環
境
変
化
1.投資対象に関する運用を見直し(IT関係のアーリー・ステージについては民間VCの投資が拡大していることを
踏まえ、Connected Industries/Society5.0の実現に向けた投資を重点的に行うなど)
2.投資機能の強化を図り、「産業革新投資機構」に名称を変更するとともに、長期・大規模の成長投資
を中心に、引き続きリスクマネー供給を行えるよう措置。
投資機能の強化
①明確なミッション設定
⇒政府が策定する「投資基準」において、ミッションを明確化
②投資に適したガバナンスの実現
⇒適切な規律と現場での迅速・柔軟な意思決定を両立
-事後評価と成果主義の徹底
期限の見直し
-規律維持のため、現行案件は終期(平成37年3月31日)を変更せず
-新たに15年程度の終期で新ファン ドを立ち上げ、新規投資を行えるよう措置(平成46年3月31日まで)
他の官民ファンドの株式を機構が保有できる規定等を設ける。
見
直
し
の
主
な
ポ
イ
ン
ト
第2条、第80条~第125条関係
会社法の特例措置等(1)株式対価
M&A
の円滑化のための特例の対象拡大
株式対価M&Aは、現金を用いずに買収できるため、手元資金に余裕のない新興企業等にとって、
特に大規模買収が行いやすくなるなどの意義がある。欧米では一般的なM&Aの手法。
30年度税制改正で対象会社の株主に対する課税繰延措置が講じられるのに合わせて、現行法で
はTOB(公開買付)の場合のみを対象としている会社法特例を拡充し、TOB以外の方法(相 対取引)によるM&Aも対象に追加することで、非上場会社も含めたM&Aの円滑化を図る。
現行強化法では、会社法上の株式の有利発行規制等を適
用除外とする特例の対象は、 TOB(株式公開買付)による
買収のみ。 現行法の特例措置
改正内容 現行法上支援
対象
P社株式
T社株式
T社 B
A ・・・ Z
P社
T社 B
A
Z ・・・
P社 応募
現行法上
支援 対象外
株式対価M&Aの意義
① 大規模なM&Aが可能となる
② 株式市場で将来の成長が期待されているが、足元で資金 に余裕のない成長期の新興企業もM&Aが可能
③ 対象会社の株主も、買収後の買収会社・対象会社の成 長や業績向上による利益を享受可能
株式対価M&Aに関する会社法特例の対象にTOB以外の方
法(相対取引)による買収を追加。これにより、非上場会社 に対する株式対価での買収が円滑化される。
※なお、H30年度税制改正では、強化法上の特別事業再編計画の認定
を受けた株式対価M&Aについて、買収される対象会社の株主の譲渡
損益課税の繰延べが措置される予定。
株式対価買収のスキーム
TOB(株式公開買付)
による買収の場合
相対取引による買収の場合
改正で
支援 対象へ
TOB応募/相対取引
第2条、 第32条関係
会社法の特例措置等(2)キャッシュアウトのための株式等売渡請求制度に関する要件緩和
完全子会社化(100%化)は、一体的なグループ経営等による企業価値向上のために有効。
その実施手段として、機動的な「キャッシュアウト」のために平成26年会社法改正により創設された株
式等売渡請求制度を幅広く活用しやすくするため、強化法において、会社法上の議決権保有要件 (9/10以上)を2/3に引き下げる特例を措置。
完全子会社化(100%化)する際などに、支配株主が対象会
社の9/10以上の議決権を保有していれば、対象会社の株主総会
決議を要することなく機動的な「キャッシュアウト」(※)が可能に。
T社 A
P社
支配関係
T社 P社
完全支配関係
キャッシュ・アウト
少数株主
株式等売渡請求制度とは
現行法の特例措置
改正内容
認定事業者の株主総会決議を省略可能とする特例の対象に、株
式等売渡請求を行う場合を追加。これにより、議決権保有要件を 会社法上の「9/10以上」から「2/3以上」に引下げ。
現行強化法には、株式交換等について、認定事業者が2/3(会社
法上の本則では9/10)以上の議決権を保有している会社については、
その株主総会決議が省略可能となる会社法の特例が存在。
株式等売渡請求等によるキャッシュアウト
現行法上
支援 対象
現行法上
支援 対象外 他の再編手法
(株式交換等)の場合
株式等売渡請求の場合
改正で
支援 対象へ
(※)支配株主が、少数株主の保有する株式の全部を、少数株主の個別の 承諾を得ることなく、金銭を対価として取得すること。
第30条関係
会社法の特例措置等(3)スピンオフの円滑化のための特例の創設
「スピンオフ」(※)は、切り出された部門が、迅速・柔軟な意思決定や独自の資金調達をできるよう
になることなどにより、企業価値向上の実現が期待される、海外では一般的な事業再編手法。
会社法上、スピンオフを行うには原則として株主総会の特別決議が必要であるところ、産業競争力 強化法の認定を受けた場合は手続的負担を緩和することで、スピンオフの実施を円滑化する。
スピンオフは、以下のような効果を通じ、企業価値向上につなが
ることが期待される。
元の会社の経営者は中核事業に専念することが容易に
切り出された事業部門や子会社は、迅速・柔軟な意思決
定や独自の資金調達が可能に
H29年度税制改正により、一定の条件を満たすスピンオフにつ
いて課税繰延べを措置したことで、ニーズが高まりつつある。
会社法上、スピンオフを行うには、原則として株主総会の特別
決議が必要であり、この手続的負担が阻害要因となっている。 スピンオフの概要
改正案
スピンオフされた会社の株式が遅滞なく上場予定であること等
を要件として、株主総会特別決議を省略できることとし、金銭 配当と同様の簡易な手続によってスピンオフを実施可能とする。
(※)特定の事業部門や子会社を切り出して資本関係の無い別会社とし、経営を独立させる取組。
A社 B社
会社分割と同 時にA社がB社
株を既存株主 に現物配当
A社
B事業 一般株主
会社分割 一事業部門のスピンオフ
金銭配当を取締役会で 決定できる会社
現行法上
株主総会
特別決議
が必要
改正で
取締役会決 議で実施可
能に
その他の会社
現行法上
株主総会
特別決議
が必要
改正で
株主総会普 通決議で実
施可能に
第33条関係
技術等の情報の管理に係る認証機関の認定制度の創設
事業者にとって重要な技術情報の管理(守り方)について、情報セキュリティの専門家等による意 見も踏まえて、重要技術管理ガイドラインを作成し、平成29年4月に公表。
本ガイドラインについて、研究開発予算で試行的に活用するとともに、事業者向けの説明会を開催 していく中で、事業者からは、ガイドライン遵守についての認証制度創設の要望が寄せられた。
事業者の声に応え、産業競争力の強化を図るため、事業者の技術等の情報の管理措置(漏えい防 止のための措置)が一定の水準以上にあることを認証する機関に係る認定制度を創設。
技術等の情報の漏えい防止のための 基準への適合の認証 【認証機関に対する支援措置】
・IPA・中小機構による協力
・中小企業信用保険法の特例
事
業
所
管
大
臣
及
び
経
済
産
業
大
臣
認定
認
証
を
行
う
機
関
各企業
制度の概要
認証
(事業者の声の例)
取引先企業の情報管理の状況に不安(鉄鋼メーカー)
認証があれば他社の情報管理の状況確認のコストを軽減することが可能(精密機械メーカー)
公的な認証があるとガイドラインを守るインセンティブとなる(鍛造メーカー)
第2条、第67条~第79条関係
事業再生
ADR
の改善
事業再生ADRから法的整理である民事再生法や会社更生法に移行した場合、事業の継続に不可
欠な商取引債権について、保護される予見可能性を高める規定を創設。
商取引が維持されることで、債務者の事業価値の毀損を減らす可能性が高まることから、円滑な事業 再生に資することが期待される。
過剰な債務を抱える事業者の事業再生を支援する制度。
裁判所が関与しない私的整理であり、中立な専門家(特 定認証紛争解決事業者)が、金融債権者と債務者の間 を調整。
事業再生ADRの概要
改正内容
事業再生ADR手続のなかで、商取引債権について、弁済
が事業の継続に不可欠であること等を確認。
法的整理移行後に、裁判所が商取引債権の弁済等の
判断に際して、上記の確認を考慮することを義務付け。
手続きにおける
対象債権の範囲の比較
<商取引債権に関する取扱い>
改正で
考慮規定 創設
金融
債権 金融債権
事業再生ADR
(私的整理) 民事再生法・会社更生法(法的整理)
ADR不成立 の場合
金融債権のみ調整対象
商取引債権
全債権が調整対象 商取引債権
現状の問題
事業再生ADRは私的整理であることから全金融債権
者の同意が必要であり、一部でも反対があると法的整理 に移行。
その場合、信用不安から取引先が離反し債務者の事業
価値が毀損すると、事業再生が円滑に進まない可能性 が生じる。
現行法上
考慮規定 なし
事業価値
毀損の可能性 保全の可能性 事業価値
改正で
確認規定 創設
現行法上
確認規定 なし
事業価値
毀損の可能性 保全の可能性事業価値
ADR段階
事業継続に不可欠 であることを確認
法的整理段階
ADR手続における
確認を考慮
第2条、第49条~第65条関係
大学ファンドの見直し
現行の産業競争力強化法は、大学の研究成果の活用を通じてイノベーションを促進するため、国 立大学法人等が、大学ファンドを通じて大学発ベンチャーへの出資等を行うことができる制度を規 定。
同事業による支援対象は、これまで、自大学と共同研究等の連携を行っている大学発ベンチャー に限られていたが、新たに、自大学との連携に限らず、他の大学や企業との連携等を通じて事業 化を進める大学発ベンチャーも対象に加えることとする。
東京大学
協創プラットフォーム開発(株)
(IPC)
京都大学
イノベーションキャピタル(株)
(ICAP)
大阪大学
ベンチャーキャピタル(株)
(OUVC)
東北大学
ベンチャーパートナーズ(株)
(THVP)
予算額 417億円 292億円 166億円 125億円
設立済みの大学ファンド一覧
第2条、第15条~第21条関係
グレーゾーン解消制度・新事業特例制度
グレーゾーン解消制度:新たな事業を実施する前に、規制の適用の有無を確認できる制度。
新事業特例制度:企業単位で規制の特例措置を整備し、その適用を認める制度。
現行制度の課題
① 行政機関が事業者に回答する際の理由開示義務が無いため、回答趣旨が不明確でも問い合わ せができず、新事業の実施に支障。(グレーゾーン解消制度)
② 適用可能性のある規制法令を特定できない、必要情報が記載された照会書等を作成できない 等の理由により、行政機関の援助なしには制度の活用が困難。(グレーゾーン解消制度・新事業特例制度)
改正による制度の拡充 ①行政機関による回答時の理由提示と
回答公表を義務化
(グレーゾーン解消制度)
• 規制の適用関係における予見可能性を向上す ることにより、新事業を促進。
• 回答時の理由提示と公表により、他の事業者 を含めた産業全体の新事業を促進。
• 行政機関が、関係する規制法令の特定、照会 書等の作成に必要な情報提供等を行う旨を規 定し、制度の活用を促進。
②申請前の情報提供・助言等のサポート
(グレーゾーン解消制度・新事業特例制度)
第2条、第6条~第14条関係
(1)設備導入促進法人の指定制度 (現行法第2条、第61条~第74条関係)
リース契約の特性(初期費用負担を抑えることができること等)を活かして企業の競争力強化につながる先端 設備等の導入を促進するため、経済産業大臣が指定する設備導入促進法人に対して、①リース保険契約の 引受け、②リース事業者に対する情報提供、助言、指導その他の援助を行う業務を可能とする制度。
⇒利用ニーズがないため廃止。
(2)特定事業再編計画の認定制度 (現行法第2条、第26条~第27条関係)
事業の生産性を著しく向上させることを目指して、複数企業による共同の取組として、事業の切り出し・統合を 行い、新需要の開拓等に取り組む事業者の計画を認定し、支援を行う制度。
⇒直近の実績がなかったため廃止。
(4)中小企業承継事業再生計画の認定制度 (現行法第2条、第120条~第125条関係)
財務状況等が悪化した中小企業者の事業を承継し、再生を図る取り組み(いわゆる第二会社方式による 事業再生)の浸透を図るため、これらに取り組む事業者を認定し、税制・金融支援等を行う制度。
⇒第二会社方式による事業再生は浸透し、直近の実績も減少したため廃止。
廃止事項
(3)種類株を用いたキャッシュ・アウト手続に係る会社法特例 (現行法第35条関係)
TOBにより議決権の9/10以上を取得した場合、全部取得条項付種類株式を用いた完全子会社化手 続において、株主総会決議及び種類株主総会決議並びに裁判所の許可手続を不要とする特例。
⇒平成26年の会社法改正により、会社法本則で措置済みとなったため廃止。
中小企業・小規模事業者関連措置Ⅰ
~事業承継や創業の促進による新陳代謝の加速化~
(1)再編統合による事業承継加速化
(中小企業等経営強化法改正) 中小企業の経営者の高齢化は一層深刻化しており、地域やサプライチェーンにとって 重要かつ優良な事業も、廃業リスクにさらされている。
生産性向上を支援する「経営力向上計画」について、現状は原則として自社資源を活
用したものを念頭に置いているが、M&A等による事業承継を伴うものを対象に追加 し、税制優遇や法的な許認可の引継等の支援を講じる。
○登録免許税
○不動産取得税 を軽減 ○許認可の承継の特例を措置
B社
Y事業 X事業
土地
建物 許認可
事業譲渡等
A社のX事業を
B社が引継ぎ
経営を強化
土地・建物
A
社
X事業
土地
建物 許認可
事業譲渡の場合* 通常税率 計画認定時の税率
登録免許税 2.0% 1.6%
(1/5減額相当)
不動産取得税 土地
3.0% 2.5%
(1/6減額相当)
建物 4.0% 3.3%
(1/6減額相当)
*株式の譲り受けの場合は、登録免許税・不動産取得税は非課税
承継された事業に係る許認可を承継 ⇒再編・統合に要する事務コスト・
事業上のリスク等を削減
(参考1)登録免許税・不動産取得税の特例 (参考2)許認可承継の特例
第13条、第23条~第25条関係
(2)親族外承継時の資金ニーズへの対応
(中小企業経営承継円滑化法改正) 親族外・社外後継者による事業承継が増加しており、これから承継を行おうとする中 小企業者・個人が事業承継を行う際に生じる資金ニーズに対応することが必要。
事業承継に係る金融支援(信用保証の特例、公庫による低利融資)の対象について、
現状の「事業を承継した者」に加えて「事業承継を行おうとする者」を追加。
多額に上る株式、事業用資産の取得資金の確保 等のため、①保証協会による信用保証の特例、
②公庫融資の特例を措置。
都道府県知事
事業を承継した
代表者・中小企業者
認定 申請
承継を行おうとする 中小企業者・個人※
認定 申請
<従来から支援> <支援対象に追加>
(※)承継を行おうとする中小企業者・個人 →ア)承継先の後継者検討状況
イ)株式譲渡契約書のドラフト 等を確認 経営者の在任期間別の現経営者と先代経営者との関係
(近年承継した経営者ほど親族外・社外承継が多い)
(出典)中小企業庁委託「中小企業の資金調達に関する調査」
(2015年12月、みずほ総合研究所株))(再編・加工)
親族内 親族外
42.6%
73.2% 85.3%
90.8%
25.6%
15.6% 10.0%
5.5%
31.8% 11.2%
4.6% 3.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
0~10年 10~20年 20~30年 30~40年
親族内 役員・従業員 社外後継者
(着任後年数)
第12条~第14条関係
(3)創業の普及啓発による次世代の担い手確保
(産業競争力強化法改正) 日本では、創業を希望する者が創業に至る割合は米英並みである一方、そもそも創業 に関心を持つ者が少ないことが課題。
市町村を中心に行う創業支援について、現状の創業を行おうとうする者への直接的な
創業支援に加えて、創業に関する普及啓発を行う取組を追加。
支援対象として追加する事業
創業支援の現状と課題 支援対象として追加する事業
市町村を中心に行う創業支援の枠組み(創業支援
事業計画)について、これまで計画認定自治体は 平成29年末時点で1,379市区町村(全国人口カバー
率97%)。計画に基づく支援を受けて創業した者
は約7万人(平成26-28年度)
一方でわが国は、諸外国に比べて創業無関心者の
割合が一貫して高い。
(出典)中小企業白書(2017年度)
創業への関心が低い者の割合の推移と国際比較
※ 支援措置は、計画認定を受けた自治体における事業者等が対象
(%)
第126条~第132条関係
中小企業・小規模事業者関連措置Ⅱ
~時代に対応した経営支援体制の基盤強化~
(1)経営基盤強化のための支援能力確保
(中小企業等経営強化法改正) 中小企業の経営課題が複雑化する中、直近1年間で認定支援業務を行っていない者も約3割 存在しており、経営革新等支援機関(H24~)の支援の質を維持・確保していくことが必要。
経営革新等支援機関の認定制度について、現状は一度認定を受ければ認定の効力が続くが、
認定期間に有効期間(5年)を設け、期間満了時に改めて業務遂行能力を確認する制度 (更新制)等を導入。また、法改正と併せて、経営革新等支援機関の活動実績を見える化。
註:本認定数には、商工会単会や、金融機関等の支店等の数は含まれていないが、例えば、商工会は47都道府県商工会連合会を認定することで、全商工会を認定支援機 関としての体制に含めており、また、金融機関についても同様に、本店を認定することで、各支店を認定経営革新等支援機関としての体制に含めている 。
税理士 税理士
法人 会計士公認 監査法人 弁護士 弁護士法人 商工会 会議所商工 中小企業団体中央会 中小企業診断士 民間コンサルティング会社 その他 金融機関 合計
18,555 2,368 2,189 67 1,507 96 47 384 43 603 664 449 488 27,460 認定
申請
国 認定経営革新等支援機関 中小企業等
経営状況の分析、事業計画策定及び実施に係る指導・助言 等
<認定支援機関の関与を要件とする各種支援策(例)>
・ものづくり・商業・サービス補助金 ・経営改善計画支援事業(405事業等)等
改正法案での措置
(参考)認定状況(平成29年12月) 認定革新等支援機関制度の概要
現行法 改正案
認定の有効期限
なし 5年ごと機関の支援能力を確認に認定経営革新等支援
更新制の導入
(※)上記のほか廃止の届出規定等も新たに措置
(※)既に認定を受けている経営革新等支援機関は、施行日から概ね5年以内に順次認定の有効期限がくるよう経過措置を規定
第26条~第31条関係
(2)IT導入の加速化のための支援体制整備
(中小企業等経営強化法改正) 中小企業の生産性向上のためには、会計クラウドソフト等のIT利活用の促進が不可欠 であり、そのための支援体制整備が必要。
中小企業の生産性向上に資するITツールを提供するITベンダー等を「情報処理支援
機関」として認定する制度を創設。新たに中小企業支援者に位置づけ、ITツールやIT ベンダーの見える化を推進。
中小企業のIT導入の課題 改正法案での措置
<IT導入補助金(平成28年度補正)の結果>
中小企業から「どのITツールに効果があり、
安全に利用できるか分からない」との声
商工会議所、士業等の身近な支援機関と協業
したベンダーが短期間で多くのIT導入を実現
構成比
(%) (資本金百万円) 従業員数(人) 設備投資額(百万円)
情報処理・ 通信費
(百万円)
従業員一人 当たり人件
費
(百万円)
資本装備率
(百万円/
人)
大企業小売 業平均以上 中小企業
(n=383)
25.9 43.0 224.3 338.6 34.6 5.1 26.7
大企業小売 業平均以下 中小企業 (n=1,095)
74.1 42.2 350.0 97.8 17.4 2.4 15.2
中小小売業 全体 (n=1,478)
100 42.5 306.0 182.0 23.4 3.7 19.2
<高生産性企業はIT投資に積極的(小売の例)>
中小企業が使いやすいITツールの開発をITベンダーに促すと
ともに、中小企業のIT導入を通じた生産性向上を図る
第38条~第41条関係
(3)
IT
化に対応したセーフティネットの整備
(中小企業倒産防止共済法改正) 新たな決済手段である電子記録債権の活用が進展。中小企業の更なるIT活用の高まり を見据え、電子記録債権の利用に伴う中小企業のセーフティネットを整備する必要。 中小企業倒産防止共済の共済金貸付事由について、現状では対象ではない電子債権記
録機関による取引停止に係る事由を追加。
電
子
債
権
記
録
機
関
取
引
先
事
業
者
①支払不能
②取引停止処分 ③売掛金債権
回収困難
×
予め掛け金を納付することで、取引先
企業の倒産等により売掛金債権等が回 収困難となった場合に、中小機構が共 済金の貸付け(無担保・無保証人)を 行うことで連鎖倒産を防止する制度
(H28年度末在籍者:43万件)。
現行法の共済金貸付事由は、①手形交
換所の取引停止処分、②破産手続き等 の法的整理、③私的整理等。
電子記録債権法(平成19年制定)に基
づく決済手段。
発生件数:13万件(H25)
→158万件(H28)
発生金額:1兆円(H25)
→11兆円(H28)
※(株)全銀電子債権ネットワーク(でんさいネッ ト)の電子記録債権の実績。
(参考2)倒産防止共済制度の概要 (参考1)電子記録債権の状況
連鎖倒産 のおそれ
中小企業
者
共
済
契
約
者
電子債権記録機関の参加金融機関は、取引先
事業者に対する貸出取引(融資等)を停止。
現状
改正案
電子債権記録機関の取引停止処分で連鎖倒産のおそれ
電子債権記録機関の取引停止処分を倒産防止共済の貸付対象に
電
子
債
権
記
録
機
関
取
引
先
事
業
者
①支払不能
②取引停止処分 ③売掛金債権
回収困難
×
中小企業
者
共
済
契
約
者
④貸付申請
⑤共済金 貸付
中
小
機
構 連鎖倒産
のおそれ
×
取引停止処分を貸付事由に追加
(手形の取引停止処分と同様)
共済金貸付により連鎖倒産防止
第2条関係
不正競争防止法等の一部を改正する法律案
(不正競争防止法、工業標準化法、特許法等
)
の概要
平成30年2月
経済産業政策局 知的財産政策室
産業技術環境局 基準認証政策課
特許庁 制度審議室
不正競争防止法等の一部を改正する法律案のポイント
IoT、AI及びビックデータに代表される技術革新が進展
「データ」及びその「分析技術」、それらを活かした「ビジネス モデル」が新たな競争力の源泉に
様々なつながりにより新たな付加価値が創出される産業
社会 “Connected Industries” が到来
技術・データを秘匿管理する、あるいは、権利化・公開し、 標準化を目指すといった「オープン&クローズ戦略」を推進
データを安心・安全に取引・利活用できる事業環境を整備する
とともに、
知的財産や標
準においてビッグデータ等の情報技術に対応した制度を導入
する。
<主な措置事項>
•
データの不正な取得・使用等に対する差止めを可能に
•
標準化の対象にデータ、サービス等を追加
•
認証を受けずに
JIS
マークの表示を行った法人等に対する罰金刑を引上げ
•
中小企業の特許料等を一律に半減
•
知財訴訟における証拠収集の強化
背景
改正のポイント
オープン戦略
クローズ戦略
標準
知財
データ
拡大・深化拡大・深化
1-1.不正競争防止法改正の概要
ID・パスワード等の管理を施した上で提供されるデータの 不正取得・使用等を新たに「不正競争行為」に位置づけ、 これに対する差止請求権等の民事措置を設ける。
不正競争防止法は、事業者間の適正な競争を促進するため、「不正競争行為」に対する救済措置とし て、民事措置(差止請求権、損害賠償額の推定等)や刑事措置を定める法律。
今般、①データの不正取得・使用等に対する民事措置を創設するとともに、②暗号等のプロテクト技術の 効果を妨げる行為に対する規律を強化する。
① データの不正取得・使用等に対する民事措置の
創設【新規】
② 技術的制限手段の効果を妨げる行為に対する規律
の強化(「不正競争行為」の範囲の拡大)【改正】
主な「不正競争行為」
他人の著名な商品等表示の不正使用
例:三菱のスリーダイヤマークの不正使用
他人の商品形態を模倣した商品の提供
例:たまごっちの模倣品の販売
営業秘密の不正取得・使用等
例:設計図・顧客名簿の不正取得
①【新設】 データの不正取得・使用等
例:自動走行用地図データの不正取得・使用
②【改正】 技術的制限手段の効果を妨げる
装置の譲渡等
例:不正B-CASカードの提供
ドメイン名の不正取得
例:「電通」と類似する「dentsu.org」の
ドメイン名の取得
【改正事項】
映像、音等のコンテンツの視聴等
+
データの処理技術的制限手段の効果を妨げる
装置の譲渡等
+
サービスの提供等 <保護の対象の追加><効果を妨げる行為の追加>
創作性が認められる情報
例:高機能化学物質の組成情報、 写真・音楽データ
秘密として管理される 非公知な情報 例:設計図、顧客名簿
1-2.価値あるデータの流通環境整備に向けた対応の考え方
データは複製・提供が容易。不正な流通が生ずると被害は急速かつ広範囲に拡大するおそれ。
価値のあるデータであっても、①特許法・著作権法の対象とはならない、又は、②他者との共有
を前提とし「営業秘密」には該当しない場合、その不正流通を差し止めることは困難。
損害賠償請求権+差止請求権あり 現行法では損害賠償請求権のみ (民法不法行為に基づく)
悪質性の高いデータの不正取得・使用等
を不正競争防止法に基づく「不正競
争行為」と位置づけることにより、
救済措置として差止請求権等を設ける
。
【営業秘密】
(秘匿) 【特許権・著作権】(公開)
【価値あるデータ】
(共有)
他者との共有を前提に 一定の条件下で 利用可能な情報 例:自動走行用地図データ、
システムで収集した 商品毎の売上げデータ
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