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アーカイブ 高齢者虐待の防止と支援:実践・教育・研究

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Academic year: 2018

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(1)

標準的支援シナリオ

高齢者虐待防止アドバイザー 淑徳大学短期大学部兼任講師

(2)

当事者のタイプ別の個別支援シナリオ

1. 「介入拒否」タイプの場合 ⇒シナリオA 2. 「不平不満」タイプの場合 ⇒シナリオB 3. 「よき相談者」タイプの場合 ⇒シナリオC

4. 「パーソナリティー障害が疑われる」場合 ⇒シナリオD 5. 「問題を告知のうえ対立的に介入する」場合 ⇒シナリオE

(3)

シナリオA(介入拒否タイプ)

1) 参加性が悪い場合(問題意識が希薄、介入拒否がある等)。

2) 対応者からの問題提起はしない。T字分析の結果を活かす。   (1) 問題から離れた、小さなことを、

 リフレーミング等の技法を用い、褒めたり労ったりする。   (2) 雑談に興じ、価値観を把握する。あっさりと終了する。

3) 立ち話程度に面接時間を短く定期的何度か会って信頼関係構 築。

(4)

シナリオB(不平不満タイプ)

1) 当事者が、他者の悪口を並べたてる等、他責性が強い場合。

2) 対応者からの問題提起はしない。T字分析の結果を活かす。

  (1) 問題から離れた、小さなことを、

 リフレーミング等の技法を用い、褒めたり労ったりする。

3) 相手の観察力を褒め、「教えて下さい」の一言を付け加える。面

接終了時、他者や状況の観察をしたり、不平不満の「例外」を捜し たりする課題を出し、次回面会時に、前回の課題の結果報告から話 題にし、信頼関係を構築していく。

(5)

シナリオC(よき相談者タイプ)

1) 当事者の参加生が良い場合(問題意識や来談意志がある等) 。

(6)

シナリオD(パーソナリティー障害タイプ)

1) 精神科医等の専門家の意見を軸にして計画を立案する。

2) コミュニケーションの時間を必要最小限に留める。  長くなると、相手に振り回され易い

(7)

シナリオE(虐待告知し対立的に介入)

1) 信頼関係構築と同時に、入念な介入のシミュレーションを行 う。

(8)

シナリオの共通プロセス(その1)

(1) 初期は、洞察促進スタイルをとる。

 ①「問題は、当事者が無意識に何かに囚われ、真実がみえな いから発生する。だから、当事者自らが、囚われていたことを 洞察(無自覚のものを自覚ないし客観視)すれば、真実がみえ るようになり、問題は解消する」と考える。

(9)

シナリオの共通プロセス(その2)

(2) 中期前半は、エンパワーメント・スタイルをとる。

 ①「問題は、当事者の能力発揮が不十分(ディスエンパワー

メントの状態)だから発生する。だから、当事者をエンパワー して、その能力が十分発揮されるなら、問題は解消する」と考

える。

(10)

シナリオの共通プロセス(その3)

(3) 中期後半は、解決構築スタイルをとる。

 ①「問題発生の因果関係は不明だが、全ての出来事は時間を 軸につながっている。だから、先立つ出来事が変われば、後の 出来事も変わる」と考える。

 ②例外探しやスケーリング・クエスチョン等の技法により、 当事者が自ら実現可能な近未来像を描き、それを小さなことか ら具現化していくことで、結果的に問題が解消していくように

(11)

シナリオの共通プロセス(その4)

(4) 終結期は、認知行動変容スタイルをとる。

 ①「問題は当事者の誤った捉え方や対処の仕方によって発生 する。だから、当事者が正しい方法を学習すれば、問題は解消

する」と考える。

 ②問題を操作可能に定義し、発生と問題解決の仕組みを短く

図式化(ケースフォーミュレーション)して、当事者に対処の

(12)

おまけ

1) スーパービジョンについて

  (1) 欧米人と日本の「主体性」の違いを踏まえる。

  (2) 同業種間、クライエント責任あり、上下関係、内面的介入 あり

2) お役立ちマニュアル:日本精神科救急学会『精神科救急医療

ガイドライン (1) (総論及び興奮 攻撃・ 性への対応)』

参照

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