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長野市景観計画の概要 ~みんなで創る長野市の景観~

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(1)

 長野市では、昭和63年に「長野市都市景観形成基本計画」を策定して以来、良好な景観形成 に取り組んできました。長野市景観計画は、景観法第8条に基づき、第四次長野市総合計画、長 野市都市計画マスタープランに即した景観に関する総合的な行動計画として、長野市の独自 性、他都市にはない優位性を活かし、市民・事業者・行政のパートナーシップによる地域の特性を 活かした良好な景観の形成をより一層推進することをめざしています。

 市民が快適で文化的な生活環境のもとに地域への愛着と誇りを持って生活し、長野市を訪れ る人に、来て良かった、また来てみたいと思っていただける魅力的な『選ばれる都市“ながの”』を 創るため、長野市景観計画を策定しました。

~みんなで創る長野市の景観~

~みんなで創る長野市の景観~

長野市景観計画の概要

長野市景観計画の概要

(2)

 長野市では、周辺の山地と一体となった景観形成が必要であることから、長野市全域を景観計画区域と します。

 四方の山々と清らかな流れによって形づくられている長野市には、四季折々の豊かな自然の懐に築かれ た暮らしの景観と、市民の心の拠り所となっている歴史的・文化的な景観があります。

 本計画は、先人たちが自然環境と適切な関係を結びながら育んできたこれらの景観を「大切にすべき景 観」として示し、わたくしたちの人為的な活動も長野市の景観を形づくっていることを認識して、市民、事業 者、行政との協働と連携によって守り育んで、後世に引き継ぎます。

 どこにいても『山のみどり』が実感 でき、山々の懐に抱かれた生活があ り、清らかな流れは果樹園、水田など 開放感のある景観を生み出し、雄大 な北アルプスや北信五岳など、長野 市域を超えた大きな景観構造の中 にいることを感じさせてくれます。

《 大 切 に す べき景 観 》

景 観 計 画 の 区 域

盆地を取り巻く山々と河川がかたちづくった──自然的な景観

 国宝善光寺と門前町、松代の城 下町、戸隠神社と宿坊の街並みは、 先人たちが築き、守ってきた長野市 民の財産です。そして、その他の地 域にも、かけがえのない歴史的・文 化的な景観があります。

時を超えて育まれてきた──歴史的・文化的な景観

 県都長野市には、商業・業務機 能や文化施設などが集積し、良好な 住宅地があり、都市に集う市民が生 き生きと活動できる魅力を持った都

市の景観があります。

いきいきとした活動が営まれる──都市的な景観

盆地を取り巻く山々 ブナの原生林

国宝善光寺 山寺常山邸

街の玄関口 賑わいのある歴史的な街並み

1

 大切にすべき景観を守り、これに調和した景観を形成するためのわたくしたちの行動指針として、6つの 方針を定めます。

良好な景観の形成に関する方針

景 観 形 成 の 理 念

2

 自然地域の奥深い緑の環境を保護し、市民が自然に 親しめる場所をつくります。美しい水田や果樹園による景 観を守ります。市街地内の貴重な緑である社寺林を大切 にし、道路などの公共空間と敷地内の緑化を進めます。

豊かな緑を展開する 方針

 河川、湖沼と一体となった自然環境を保全し、開放的 な景観が身近に感じられるようにします。

 市街地内を流れる中小河川は、水質の保持に努め、 親しみの持てる水辺環境とするための整備を進めます。

魅力ある水景観を創出する 方針

 眺望ポイントの整備や眺望景観の背景となる風景を 乱さないことに配慮した建築活動などを行い、より美しい 市街地景観が眺望できるようにします。

美しい眺望景観を誘導する 方針

 時間をかけてつくられ守られてきた歴史や祭りなどの地 区固有の文化を象徴している資源を守り、それぞれの地 区ごとのコミュニティ形成に活用して、これらと調和した 個性ある街並みをつくり、次の世代に引き継ぎます。

歴史と文化を象徴する景観を継承する 方針

 商店街や業務地街では、安全で快適な歩行者空間を 形成します。建築物の外壁面、看板類を整えて、親しみ のある賑わい空間を形成します。

にぎわい空間を演出する 方針

 景観協定・建築協定や地区計画などによる地区固有 のルールづくりを推進し、良好な住宅地景観を形成します。  新しく宅地をつくるときは駐車場と植栽空間が確保で きる敷地とすることで、緑の多い居住環境を形成します。

おちついた住環境を創造する 方針

(3)

 長野市では、周辺の山地と一体となった景観形成が必要であることから、長野市全域を景観計画区域と します。

 四方の山々と清らかな流れによって形づくられている長野市には、四季折々の豊かな自然の懐に築かれ た暮らしの景観と、市民の心の拠り所となっている歴史的・文化的な景観があります。

 本計画は、先人たちが自然環境と適切な関係を結びながら育んできたこれらの景観を「大切にすべき景 観」として示し、わたくしたちの人為的な活動も長野市の景観を形づくっていることを認識して、市民、事業 者、行政との協働と連携によって守り育んで、後世に引き継ぎます。

 どこにいても『山のみどり』が実感 でき、山々の懐に抱かれた生活があ り、清らかな流れは果樹園、水田など 開放感のある景観を生み出し、雄大 な北アルプスや北信五岳など、長野 市域を超えた大きな景観構造の中 にいることを感じさせてくれます。

《 大 切 に す べき景 観 》

景 観 計 画 の 区 域

盆地を取り巻く山々と河川がかたちづくった──自然的な景観

 国宝善光寺と門前町、松代の城 下町、戸隠神社と宿坊の街並みは、 先人たちが築き、守ってきた長野市 民の財産です。そして、その他の地 域にも、かけがえのない歴史的・文 化的な景観があります。

時を超えて育まれてきた──歴史的・文化的な景観

 県都長野市には、商業・業務機 能や文化施設などが集積し、良好な 住宅地があり、都市に集う市民が生 き生きと活動できる魅力を持った都

市の景観があります。

いきいきとした活動が営まれる──都市的な景観

盆地を取り巻く山々 ブナの原生林

国宝善光寺 山寺常山邸

街の玄関口 賑わいのある歴史的な街並み

 大切にすべき景観を守り、これに調和した景観を形成するためのわたくしたちの行動指針として、6つの 方針を定めます。

良好な景観の形成に関する方針

3

景 観 形 成 の 理 念

 自然地域の奥深い緑の環境を保護し、市民が自然に 親しめる場所をつくります。美しい水田や果樹園による景 観を守ります。市街地内の貴重な緑である社寺林を大切 にし、道路などの公共空間と敷地内の緑化を進めます。

豊かな緑を展開する 方針

1

 河川、湖沼と一体となった自然環境を保全し、開放的 な景観が身近に感じられるようにします。

 市街地内を流れる中小河川は、水質の保持に努め、 親しみの持てる水辺環境とするための整備を進めます。

魅力ある水景観を創出する 方針

2

 眺望ポイントの整備や眺望景観の背景となる風景を 乱さないことに配慮した建築活動などを行い、より美しい 市街地景観が眺望できるようにします。

美しい眺望景観を誘導する 方針

3

 時間をかけてつくられ守られてきた歴史や祭りなどの地 区固有の文化を象徴している資源を守り、それぞれの地 区ごとのコミュニティ形成に活用して、これらと調和した 個性ある街並みをつくり、次の世代に引き継ぎます。

歴史と文化を象徴する景観を継承する 方針

4

 商店街や業務地街では、安全で快適な歩行者空間を 形成します。建築物の外壁面、看板類を整えて、親しみ のある賑わい空間を形成します。

にぎわい空間を演出する 方針

5

 景観協定・建築協定や地区計画などによる地区固有 のルールづくりを推進し、良好な住宅地景観を形成します。  新しく宅地をつくるときは駐車場と植栽空間が確保で きる敷地とすることで、緑の多い居住環境を形成します。

おちついた住環境を創造する 方針

6

(4)

鬼無里地区

中条御山里地区 信州新町久米路峡地区

善光寺周辺地区 戸隠地区

松代地区  市民は、自らが景観を形成する主体であり、身近な地区の景観資源を守り、活かす活動や、近隣住民が協力しあ

って独自のルールをつくって地区景観を育むなどの活動に取り組みます。

 市は、市民の景観に対する関心や熱意をさまざまな仕組みによって育み、支援する総合的な展開を図ります。

 歴史的・文化的景観を有する地区、豊かな自然環境との共生が図られた地区、街の玄関口である地区、身近な 市民生活の中に個性ある景観を有している地区では、それぞれの地区ごとに特色ある良好な景観形成を促進しま す。

◆市民活動を支援する施策

 善光寺周辺地区、松代地区、戸隠地区、鬼無里地区、信州新町久米路峡地区、中条御山里地区の6地 区を『特色のある景観形成を特に推進する地区』とし、特色ある良好な景観形成を推進します。

地元と協議し、景観地

区・準景観地区の指定

をめざします。

●文化財保護法や自然公

園法、森林法などの施

策を有効に活用します。

●景観地区・準景観地区

などの指定に対する合

意形成に時間を要する

場合には、景観計画に

「景観計画推進地区」と

して位置づけ、きめ細か

な地区別ルールを設けま

す。

◆特色のある景観形成を特に推進する地区

 自然景観、地域全体を俯瞰できる眺望景観、旧街道沿いの景観、暮らしの中の文化的景観、街の玄関口の 商業地景観など、それぞれの景観資源をその周辺環境とともに保全し、活用します。これらの地区では、取り組み に応じて、景観地区・準景観地区・景観計画推進地区に位置づけていくこととします。

◆その他の地区における特色のある景観形成

◆景観計画推進地区

市民が主体の景観形成

重要な場所における特色のある景観形成

●景観形成市民団体の育成と支援

 市が指定する景観整備機構(NPO法人、公益法人)が地域景観形成に関わる住民に向けた専門的情 報の提供やコーディネート、景観重要建造物等の管理や指定の提案、景観計画の提案等に加えて、これら を通じた人材育成を行い、住民主体の持続的な取り組みを支援します。

 一定の区域で良好な景観を形成するための自主的活動をする市民で構成された団体を認定し、認定団体 に対して景観計画・地区計画の提案、景観協定などの締結を促すために技術的支援や経費の一部助成を 行います。

●景観整備機構による支援

 優れた景観の形成に寄与している建築物や街並み、景観の向上に努力している団体等を表彰することを 通じて、市民の景観に対する意識を高め、市民によるより良い景観の創造を推進します。

 また、都市デザインフォーラム、景観賞表彰作品めぐりなどを通じて、広く市民の景観に対する意識を醸成 していきます。

●長野市景観賞による市民意識の啓発

 地域生活の歴史に関係が深い建築物や、道路などの公共空間から見えるランドマーク的な樹木などを景 観重要建造物又は景観重要樹木に指定し、地区ごとの景観を形成する拠りどころとします。また保全のため の技術的支援や経費の一部助成を行います。

 ※景観重要建造物、景観重要樹木の指定方針…裏表紙

●景観重要建造物、景観重要樹木の保全

 住民の合意により、景観協定、街づくり協定、建築協定などによる地区独自のルールをつくり、良好な景観 の形成を図ります。市は積極的に協定の締結を促進します。

●景観協定等の締結

〈特色のある景観形成を特に推進する地区の位置図〉  市民、事業者、行政が景観計画の理念を共有してそれぞれの責務を果たし、景観計画を実現するため

の行動計画として、3つの取り組みを定めます。

景観を守り育むための3つの取り組み

4

市民が主体の

景観形成

…P.3

重要な場所における

特色のある景観形成

…P.4~7

調和を基本とした

市域全体の

良好な景観の維持

…P.8~10

 6つの『特色のある景観形成を特に推進する地区』のうち、善光寺周辺地区の一部と松代地区の一部を「景 観計画推進地区」として指定し、地区別の景観形成基準などを定めました。

 一定規模を超える建築行為等をしようとするときは、あらかじめ市長に、行為の内容・場所・設計又は施行方法 や着手予定日などを届け出る必要があります。

 ※大門町南景観計画推進地区…P.5~6、松代町景観計画推進地区…P.7

(5)

鬼無里地区

中条御山里地区 信州新町久米路峡地区

善光寺周辺地区 戸隠地区

松代地区  市民は、自らが景観を形成する主体であり、身近な地区の景観資源を守り、活かす活動や、近隣住民が協力しあ

って独自のルールをつくって地区景観を育むなどの活動に取り組みます。

 市は、市民の景観に対する関心や熱意をさまざまな仕組みによって育み、支援する総合的な展開を図ります。

 歴史的・文化的景観を有する地区、豊かな自然環境との共生が図られた地区、街の玄関口である地区、身近な 市民生活の中に個性ある景観を有している地区では、それぞれの地区ごとに特色ある良好な景観形成を促進しま す。

◆市民活動を支援する施策

 善光寺周辺地区、松代地区、戸隠地区、鬼無里地区、信州新町久米路峡地区、中条御山里地区の6地 区を『特色のある景観形成を特に推進する地区』とし、特色ある良好な景観形成を推進します。

●地元と協議し、景観地

区・準景観地区の指定

をめざします。

●文化財保護法や自然公

園法、森林法などの施

策を有効に活用します。

●景観地区・準景観地区

などの指定に対する合

意形成に時間を要する

場合には、景観計画に

「景観計画推進地区」と

して位置づけ、きめ細か

な地区別ルールを設けま

す。

◆特色のある景観形成を特に推進する地区

 自然景観、地域全体を俯瞰できる眺望景観、旧街道沿いの景観、暮らしの中の文化的景観、街の玄関口の 商業地景観など、それぞれの景観資源をその周辺環境とともに保全し、活用します。これらの地区では、取り組み に応じて、景観地区・準景観地区・景観計画推進地区に位置づけていくこととします。

◆その他の地区における特色のある景観形成

◆景観計画推進地区

市民が主体の景観形成

重要な場所における特色のある景観形成

●景観形成市民団体の育成と支援

 市が指定する景観整備機構(NPO法人、公益法人)が地域景観形成に関わる住民に向けた専門的情 報の提供やコーディネート、景観重要建造物等の管理や指定の提案、景観計画の提案等に加えて、これら を通じた人材育成を行い、住民主体の持続的な取り組みを支援します。

 一定の区域で良好な景観を形成するための自主的活動をする市民で構成された団体を認定し、認定団体 に対して景観計画・地区計画の提案、景観協定などの締結を促すために技術的支援や経費の一部助成を 行います。

●景観整備機構による支援

 優れた景観の形成に寄与している建築物や街並み、景観の向上に努力している団体等を表彰することを 通じて、市民の景観に対する意識を高め、市民によるより良い景観の創造を推進します。

 また、都市デザインフォーラム、景観賞表彰作品めぐりなどを通じて、広く市民の景観に対する意識を醸成 していきます。

●長野市景観賞による市民意識の啓発

 地域生活の歴史に関係が深い建築物や、道路などの公共空間から見えるランドマーク的な樹木などを景 観重要建造物又は景観重要樹木に指定し、地区ごとの景観を形成する拠りどころとします。また保全のため の技術的支援や経費の一部助成を行います。

 ※景観重要建造物、景観重要樹木の指定方針…裏表紙

●景観重要建造物、景観重要樹木の保全

 住民の合意により、景観協定、街づくり協定、建築協定などによる地区独自のルールをつくり、良好な景観 の形成を図ります。市は積極的に協定の締結を促進します。

●景観協定等の締結

〈特色のある景観形成を特に推進する地区の位置図〉  市民、事業者、行政が景観計画の理念を共有してそれぞれの責務を果たし、景観計画を実現するため

の行動計画として、3つの取り組みを定めます。

景観を守り育むための3つの取り組み

市民が主体の

景観形成

…P.3

重要な場所における

特色のある景観形成

…P.4~7

調和を基本とした

市域全体の

良好な景観の維持

…P.8~10

 6つの『特色のある景観形成を特に推進する地区』のうち、善光寺周辺地区の一部と松代地区の一部を「景 観計画推進地区」として指定し、地区別の景観形成基準などを定めました。

 一定規模を超える建築行為等をしようとするときは、あらかじめ市長に、行為の内容・場所・設計又は施行方法 や着手予定日などを届け出る必要があります。

 ※大門町南景観計画推進地区…P.5~6、松代町景観計画推進地区…P.7

(6)

道路中心 官民境界 壁面の後退

建物の建てられる 範囲

目の高さ 1.6m 9m

7m 10

6 15m

10m

0 25 50 100 m

↑至善光寺

↓至長野駅

大門町南景観計画推進地区 N

大門

楽茶れんが館 善光寺郵便局

〈景観重要建造物〉

藤屋旅館

大門西

東町

大門南

〈景観重要建造物〉

中澤時計本店 P

P 406

①江戸時代・明治時代・大正時代にか けて建築された和風の商家や洋館な どの外観を保持し、その連担や融合に よって形成されている街並みを活かす ように沿道建物の意匠を整備する。  ◇新築・増改築・外観や店先の改修・

看板の改修などを行う場合には、状 況に応じた改修を行う。

②品位を感じさせると同時に活気と賑わ いのある個性的な店先を創出する。  ◇落ちつきのある街並みを活かすため、

歩道に接する店先においては商店と しての個性を感じさせる工夫をする。

③地区住民主導の景観形成体制を確 立する。

 ◇景観形成市民団体の認定を受けた

「大門蔵部」などの活動を中心に、ま ちづくりや景観形成に関する意識を 向上させることによって、地区住民に よる主体的な景観形成及び維持体 制を確立する。

大門町南景観計画推進地区

◆届出対象行為 ◆地区景観形成基準

建築物

工作物

新設 増築 改築 移転 外観変更 色彩変更

装飾塔・記念塔類 等 擁壁・垣・さく・塀類 等

電気供給・通信施設 新築・増築・改築・移転

外観変更・色彩変更 行為の種類

◆地区景観形成方針 ◆大門町南景観計画推進地区の範囲

地区景観形成方針

届出を要する規模 行為の種別・事項 内      容

床面積の合計が10㎡を超えるもの

外壁面の変更に係る面積15㎡を超えるもの 高さ5mを超えるもの

高さ5m又は表示面積3㎡を超えるもの 高さ1.5m又は長さ5mを超えるもの 築造面積10㎡を超えるもの 高さ15mを超えるもの 面積が1,000㎡又は

法面若しくは擁壁の高さが1.5mを超えるもの 堆積の高さが3m又は

その用に供される面積が100㎡を超えるもの

店先部分には、できるだけ軒下外部空間をつくる。

日除けは暖簾やすだれなど、伝統的な意匠や表現のものを用いる。 配管類や室外機などは沿道から見えないように工夫する。

道路に面してショーウィンドウの設置につとめる。

シャッターを設ける場合は、シースルー型等内部を見通すことができるものを用いる。

車庫は中央通りに面して設けない。但し、道路境界線から後退している場合を除く。 住宅の場合、できるだけ後退し、植裁スペースをとること。商店の場合、規定しない。 店先や空地部分を緑化したり花木を飾る。

路外駐車場は、塀などによって沿道から見えないように工夫する。 自動販売機は設置しない。

大規模行為景観形成基準のとおり 建築物 形態意匠の制限配置 屋根形態

外壁、窓、軒裏 等

色彩

車庫の位置 道路からの距離

その他の行為 電気供給・通信施設

高さの制限

外構 開発行為・土地の形質の変更

土石の採取・鉱物の掘採 屋外における再生資源の堆積

煙突、鉄柱・木柱類、高架水槽・物見塔 類、遊戯施設 等

切妻で中央通りに対して平入りを原則とし、和瓦などの日本的な素材を使い、屋根勾 配は大門町の街並み景観に調和したものとする。ただし、既存の伝統的外観イメージ を継承する場合にはこの限りではない。

外壁、軒裏は大壁造りなどの伝統的な意匠を継承したものとする。素材は漆喰などを 利用する。

窓などの開口部は、原則として木製又は和風カラーサッシュとして、格子を取り付ける か格子戸とする。

外壁の色は、白、灰、茶、黒とすること。 屋根の色は、黒、灰とすること。

新築または増改築の場合、階数を3階以下にする。

新築または増改築の場合、最高の高さを15メートル以下にする。

建物の壁面やガラス面・シャッター面などに文字を記入したりイラストを描いたり張紙を したりしない。

新築または増改築の場合、道路境界線から10メートル以内の建築物の形態は、その 部分から前面道路の中心線までの水平距離の10分の6に1.6メートルを加えた斜線 内とする。ただし、既存の伝統的外観イメージを継承する場合にはこの限りではない。

最高の高さを20メートル以下とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害 の防止のために高さが義務づけられたもの又は市長がデザイン専門部会の意見を聴 いた上で景観上支障がないと認めるものはこの限りでない。

プラント類・自動車車庫、飼料石油等貯 蔵施設、ごみ処理場等処理施設 等

(7)

道路中心 官民境界 壁面の後退

建物の建てられる 範囲

目の高さ 1.6m 9m

7m 10

6 15m

10m

0 25 50 100 m

↑至善光寺

↓至長野駅

大門町南景観計画推進地区 N

大門

楽茶れんが館 善光寺郵便局

〈景観重要建造物〉

藤屋旅館

大門西

東町

大門南

〈景観重要建造物〉

中澤時計本店 P

P

①江戸時代・明治時代・大正時代にか けて建築された和風の商家や洋館な どの外観を保持し、その連担や融合に よって形成されている街並みを活かす ように沿道建物の意匠を整備する。  ◇新築・増改築・外観や店先の改修・

看板の改修などを行う場合には、状 況に応じた改修を行う。

②品位を感じさせると同時に活気と賑わ いのある個性的な店先を創出する。  ◇落ちつきのある街並みを活かすため、

歩道に接する店先においては商店と しての個性を感じさせる工夫をする。

③地区住民主導の景観形成体制を確 立する。

 ◇景観形成市民団体の認定を受けた

「大門蔵部」などの活動を中心に、ま ちづくりや景観形成に関する意識を 向上させることによって、地区住民に よる主体的な景観形成及び維持体

制を確立する。

大門町南景観計画推進地区

◆届出対象行為 ◆地区景観形成基準

建築物

工作物

新設 増築 改築 移転 外観変更 色彩変更

装飾塔・記念塔類 等 擁壁・垣・さく・塀類 等

電気供給・通信施設 新築・増築・改築・移転

外観変更・色彩変更 行為の種類

◆地区景観形成方針 ◆大門町南景観計画推進地区の範囲

地区景観形成方針

届出を要する規模 行為の種別・事項 内      容

床面積の合計が10㎡を超えるもの

外壁面の変更に係る面積15㎡を超えるもの 高さ5mを超えるもの

高さ5m又は表示面積3㎡を超えるもの 高さ1.5m又は長さ5mを超えるもの 築造面積10㎡を超えるもの 高さ15mを超えるもの 面積が1,000㎡又は

法面若しくは擁壁の高さが1.5mを超えるもの 堆積の高さが3m又は

その用に供される面積が100㎡を超えるもの

店先部分には、できるだけ軒下外部空間をつくる。

日除けは暖簾やすだれなど、伝統的な意匠や表現のものを用いる。 配管類や室外機などは沿道から見えないように工夫する。

道路に面してショーウィンドウの設置につとめる。

シャッターを設ける場合は、シースルー型等内部を見通すことができるものを用いる。

車庫は中央通りに面して設けない。但し、道路境界線から後退している場合を除く。 住宅の場合、できるだけ後退し、植裁スペースをとること。商店の場合、規定しない。 店先や空地部分を緑化したり花木を飾る。

路外駐車場は、塀などによって沿道から見えないように工夫する。 自動販売機は設置しない。

大規模行為景観形成基準のとおり 建築物 形態意匠の制限配置 屋根形態

外壁、窓、軒裏 等

色彩

車庫の位置 道路からの距離

その他の行為 電気供給・通信施設

高さの制限

外構 開発行為・土地の形質の変更

土石の採取・鉱物の掘採 屋外における再生資源の堆積

煙突、鉄柱・木柱類、高架水槽・物見塔 類、遊戯施設 等

切妻で中央通りに対して平入りを原則とし、和瓦などの日本的な素材を使い、屋根勾 配は大門町の街並み景観に調和したものとする。ただし、既存の伝統的外観イメージ を継承する場合にはこの限りではない。

外壁、軒裏は大壁造りなどの伝統的な意匠を継承したものとする。素材は漆喰などを 利用する。

窓などの開口部は、原則として木製又は和風カラーサッシュとして、格子を取り付ける か格子戸とする。

外壁の色は、白、灰、茶、黒とすること。 屋根の色は、黒、灰とすること。

新築または増改築の場合、階数を3階以下にする。

新築または増改築の場合、最高の高さを15メートル以下にする。

建物の壁面やガラス面・シャッター面などに文字を記入したりイラストを描いたり張紙を したりしない。

新築または増改築の場合、道路境界線から10メートル以内の建築物の形態は、その 部分から前面道路の中心線までの水平距離の10分の6に1.6メートルを加えた斜線 内とする。ただし、既存の伝統的外観イメージを継承する場合にはこの限りではない。

最高の高さを20メートル以下とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害 の防止のために高さが義務づけられたもの又は市長がデザイン専門部会の意見を聴 いた上で景観上支障がないと認めるものはこの限りでない。

プラント類・自動車車庫、飼料石油等貯 蔵施設、ごみ処理場等処理施設 等

(8)

松代町景観計画推進地区 商業・業務地

0 100 500 1,000m

N

N

0 1 5 10km

商業・業務地 沿道等複合市街地 工業地

住宅地 郊外地 山地 主な道路

調和を基本とした市域全体の良好な景観の維持

1,000 長野IC

まつしろ

荒神町 中町

紺屋町 象山神社 松代城跡

真田宝物館 真田邸 長国寺

文武学校 上信越自動車道

旧長野電鉄屋代線 至更埴IC

  曲   川

403

403

青垣公園 松代支所

山寺常山邸

〈景観重要建造物〉 八田邸

「ゆったりと歴史の流れる城下町」

 武家屋敷、町家、門と塀、土蔵、鈎曲り、泉水路、寺院神社など特徴のある景観資源を活かした歴史的街並み を保全し、城下町の景観にふさわしい、ゆとりと潤いのある住環境の整備・改善を図る。

松代町景観計画推進地区

大規模行為

◆届出対象行為

建築物 新築・増築・改築・移転 外観変更・色彩変更 その他の行為

行為の種類

◆地区景観形成方針

◆松代町景観計画推進地区の範囲

地区景観形成方針

周囲の街並みから突出するような 高さは避けるよう努める。

道路に面する部分は2階建て以 下を原則とする。3階以上を建設 する場合は壁面をセットバックし、 2階部分に屋根庇をつけるなど、 周囲の街並みの連続性、共通性 を持たせるように配慮する。

最高の高さを12メートル以下とす る。ただし、神社仏閣又は商業・

業務地において、市長がデザイン 専門部会の意見を聴いた上で景 観上支障がないと認めるものに ついてはこの限りでない。 最高の高さを20メートル以下とす ること。ただし、法令の規定及び 公衆に対する危害の防止のため に高さが義務づけられたもの又は 市長がデザイン専門部会の意見 を聴いた上で景観上支障がない と認めるものはこの限りでない。

大規模行為景観形成基準のと おり

◆地区景観形成基準

内   容

届出を要する規模

高さ10m又は建築面積1,000㎡を超えるもの 外壁面の変更に係る面積400㎡を超えるもの 大規模行為のとおり

◆届出対象行為

建築物

工作物

新設 増築 改築 移転 外観変更 色彩変更

新築・増築・改築・移転 外観変更・色彩変更

装飾塔・記念塔類 等 擁壁・垣・さく・塀類 等

電気供給・通信施設 開発行為・土地の形質の変更

土石の採取・鉱物の掘採 屋外における再生資源の堆積

行為の種類 届出を要する規模

高さ13m又は建築面積1,000㎡を超えるもの 外壁面の変更に係る面積400㎡を超えるもの 高さ13mを超えるもの

高さ13m又は表示面積25㎡を超えるもの 高さ3mかつ長さ30mを超えるもの

高さ13m又は築造面積1,000㎡を超えるもの 高さ20mを超えるもの

面積が3,000㎡又は法面若しくは擁壁の高さ が3mかつ長さが30mを超えるもの

堆積の高さが3m又は

その用に供される面積が1,000㎡を超えるもの 煙突、鉄柱・木柱類、高架水槽・物見塔

類、遊戯施設 等

プラント類・自動車車庫、飼料石油等貯 蔵施設、ごみ処理場等処理施設 等

建築物 高さの制限

その他の行為 電気供給・通 信施設 行為の種別・事項

商業地域近隣商業地域のうち容積率 が300%の地域

近隣商業地域のうち容積率 が200%の地域

準工業地域 ・準住居地域

第一種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地 域・第二種中高層住居専用 地域第一種住居地域・第二種住 居地域

上記に掲げる地域を除く地 域

市街化調整区域として定め られた地域

◆地域区分

地 域 区 分

  街   地

山地 郊外地

商業・業務地

沿 道 等 複合市街地

工業地域・工業専用地域 工業地

住宅地

と き

 さまざまな要素が重なり合って形成される景観のなかでも特に大規模な建築物や屋外広告物等は、周辺の景観 に対して大きな影響があるため、景観形成上重要な事項に関するルールを定めることにより、周辺の環境と調和し た景観を維持します。

 大規模な建築行為等をしようとするときは、あらかじめ市長に、行為の内容・場所・設計又は施行方法や着手予定 日などを届け出る必要があります。

(9)

松代町景観計画推進地区 商業・業務地

0 100 500 1,000m

N

N

0 1 5 10km

商業・業務地 沿道等複合市街地 工業地

住宅地 郊外地 山地 主な道路 河川

調和を基本とした市域全体の良好な景観の維持

1,000 長野IC

まつしろ

荒神町 中町

紺屋町 象山神社 松代城跡

真田宝物館 真田邸 長国寺

文武学校 上信越自動車道

旧長野電鉄屋代線 至更埴IC

  曲   川

青垣公園 松代支所

山寺常山邸

〈景観重要建造物〉 八田邸

「ゆったりと歴史の流れる城下町」

 武家屋敷、町家、門と塀、土蔵、鈎曲り、泉水路、寺院神社など特徴のある景観資源を活かした歴史的街並み を保全し、城下町の景観にふさわしい、ゆとりと潤いのある住環境の整備・改善を図る。

松代町景観計画推進地区

大規模行為

◆届出対象行為

建築物 新築・増築・改築・移転 外観変更・色彩変更 その他の行為

行為の種類

◆地区景観形成方針

◆松代町景観計画推進地区の範囲

地区景観形成方針

周囲の街並みから突出するような 高さは避けるよう努める。

道路に面する部分は2階建て以 下を原則とする。3階以上を建設 する場合は壁面をセットバックし、 2階部分に屋根庇をつけるなど、 周囲の街並みの連続性、共通性 を持たせるように配慮する。

最高の高さを12メートル以下とす る。ただし、神社仏閣又は商業・

業務地において、市長がデザイン 専門部会の意見を聴いた上で景 観上支障がないと認めるものに ついてはこの限りでない。 最高の高さを20メートル以下とす ること。ただし、法令の規定及び 公衆に対する危害の防止のため に高さが義務づけられたもの又は 市長がデザイン専門部会の意見 を聴いた上で景観上支障がない と認めるものはこの限りでない。

大規模行為景観形成基準のと おり

◆地区景観形成基準

内   容

届出を要する規模

高さ10m又は建築面積1,000㎡を超えるもの 外壁面の変更に係る面積400㎡を超えるもの 大規模行為のとおり

◆届出対象行為

建築物

工作物

新設 増築 改築 移転 外観変更 色彩変更

新築・増築・改築・移転 外観変更・色彩変更

装飾塔・記念塔類 等 擁壁・垣・さく・塀類 等

電気供給・通信施設 開発行為・土地の形質の変更

土石の採取・鉱物の掘採 屋外における再生資源の堆積

行為の種類 届出を要する規模

高さ13m又は建築面積1,000㎡を超えるもの 外壁面の変更に係る面積400㎡を超えるもの 高さ13mを超えるもの

高さ13m又は表示面積25㎡を超えるもの 高さ3mかつ長さ30mを超えるもの

高さ13m又は築造面積1,000㎡を超えるもの 高さ20mを超えるもの

面積が3,000㎡又は法面若しくは擁壁の高さ が3mかつ長さが30mを超えるもの

堆積の高さが3m又は

その用に供される面積が1,000㎡を超えるもの 煙突、鉄柱・木柱類、高架水槽・物見塔

類、遊戯施設 等

プラント類・自動車車庫、飼料石油等貯 蔵施設、ごみ処理場等処理施設 等

建築物 高さの制限

その他の行為 電気供給・通 信施設 行為の種別・事項

商業地域近隣商業地域のうち容積率 が300%の地域

近隣商業地域のうち容積率 が200%の地域

準工業地域 ・準住居地域

第一種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地 域・第二種中高層住居専用 地域第一種住居地域・第二種住 居地域

上記に掲げる地域を除く地 域

市街化調整区域として定め られた地域

◆地域区分

地 域 区 分

  街   地

山地 郊外地

商業・業務地

沿 道 等 複合市街地

工業地域・工業専用地域 工業地

住宅地

と き

 さまざまな要素が重なり合って形成される景観のなかでも特に大規模な建築物や屋外広告物等は、周辺の景観 に対して大きな影響があるため、景観形成上重要な事項に関するルールを定めることにより、周辺の環境と調和し た景観を維持します。

 大規模な建築行為等をしようとするときは、あらかじめ市長に、行為の内容・場所・設計又は施行方法や着手予定 日などを届け出る必要があります。

(10)

別図-1

■大規模行為の届出の手順

◆大規模行為景観形成基準

電気供給・ 通信施設

電気供給・ 通信施設

壁面の位置の制限

敷地の緑化

開発行為土地の形質の変更

土石の採取 鉱物の掘採 屋外における  再生資源の堆積

電気供給・ 通信施設 材 料 色 彩 形 態

建築物 建築物

地域のもつ特性をふまえ、周辺の街並み又は山並みの景観に調和した規模及び意匠とすること。

上部を小さくするなど、安定感のある印象をあたえる形態とするよう努めること。 市    街    地

亜鉛メッキの場合は曝露処理もしくは低光沢処理を施し、その他の場合は落ちついた色を基調とすること。

周辺の幹線道路などから眺望したときに、空が背景となる場合は明度を高く、山が背景となる場合は明度を低くするよう努めること。 地域の景観を特徴づける素材の活用に努めること。

建築物周辺の緑化を充実させ、特に接道部を重点的に緑化することにより周辺への圧迫感や威圧感の軽減に努めること。 生垣などにより緑化を図り、門、塀等を設ける場合は、その外側へ植栽を行うよう努めること。

駐車場、自転車置場及び物置等を設置する場合には、周辺の植栽に努めること。

「長野市緑を豊かにする条例」の基準に適合すること。

法面、擁壁については、周辺の景観との調和を考慮した形態・材料とし、周辺を含めた緑化に努めること。 良好な樹林、樹木、河川及び水辺等は極力保全するよう努めること。

採取の位置、方法を工夫するとともに、敷地内自然緑地の活用及び緑化により、周辺の道路等から見えにくくなるよう配慮すること。 採取終了後は、「長野市緑を豊かにする条例」の基準に適合すること。

積み上げにあたっては、高さを極力低くするとともに、整然と積み上げること。

周辺の景観となじみ、かつ長期間にわたって良好な景観を維持できるよう、耐久性及び耐侯性に優れた材料を用いるよう努めること。

周辺の街並みの景観と調和するよう努めること。

使用する色数をできるだけ少なくするよう努め、色彩相互の調和に 十分配慮すること。又、低層部は明るく開放的な色彩とすること。

善光寺周辺地区で別図-1に示す区域は、最高の高さを15メートル以下とすること。ただし、神社仏閣についてはこの限りでない。

圧迫感を軽減させるため極力道路及び隣接地から後退し、街 並みの連続性にも配慮し、ゆとりをもたらす沿道空間を確保す るよう努めること。

使用する色数は少なくし、色彩相互の調和に十分配慮すること。 屋根形態、壁面及び低層部

分等の意匠に十分配慮して、 周辺の街並みと調和するよう 努めること。

高さは、周辺の街並みの連続 性、共通性を持たせるように 配慮し、著しく突出させないこ と。また、高層なものについて は、周辺に圧迫感を与えない ように、空地や植栽を設けるよ う努めること。

高さは、周辺の街並みの連続性、共通性を持たせるように配慮すること。 高さは、極力抑え、周辺の田 園景観との調和に努めるとと もに、背景の山並みの眺望 に留意するよう努めること。

高さは、周辺の樹林の高さ以 下を原則とし、樹高以上とす る場合には、周辺の自然景観 や背景の山並みと調和するよ うに努めること。

自然の地形や樹木、水辺等を 生かしながら、周辺の景観に 配慮するとともに、稜線を分 断する等眺望に著しい支障を 与えないような配慮とするよう 努めること。

屋根形態、壁面等の意匠に十分配慮して、周辺の街並み又は山並みと調和するよう努めること。 屋根は原則として勾配屋根と し、勾配は、周辺や背景の山 並みとの調和に努めること。

行為の種別・事項 郊外地 山 地

商業・業務地 沿道等複合市街地 工業地 住宅地

高層又は長大な壁面となる場合には、特に建築物等の上部及び正面のデザイン等の工夫により、圧迫感や威圧感を軽減するよう な意匠・形態とするよう努めること。 全体を統一感のある形態意匠とし、同一敷地内の複数の建築物等についても、景観上の共通性、類似性を取り込んだまとまりの あるものとするよう努めること。

高さが30メートル以下の鉄塔の構造は鋼管タイプとするよう努めること。やむをえずアングルトラスタイプを使用する場合は理由書(合成 写真等により完成イメージ図を添付)を提出すること。

できるだけ落ちついた色を基調 とし、周辺の街並み又は山並みの景観と調和するよう努めること。

大規模な法面、擁壁を極力生じないよう、できるだけ現地形に沿った変更とし、やむを得ない場合でも、法面、擁壁の規模を抑え、緩 やかな勾配とするよう努めること。

敷地内に駐車場と一定規模以上の緑地を確保するために、敷地の最低面積は200㎡以上とすること。ただし、市街地は周辺の土 地利用状況を考慮して、150㎡以上とすることができる。

周辺から見えにくくなるよう、道路等から極力離れた位置とし、併せて敷地の周辺への植栽及び塀の設置等によって遮へいに努め ること。

けばけばしい色彩となることを避けるために、日本工業規格のZ8721に定める色相、明度及び彩度の三属性(マンセル値)による 橙(YR)の色相においては彩度6以下、黄(Y)及び赤(R)の色 相においては彩度4以下、その他の色相においては彩度3以下を基調とすること。

善光寺周辺地区で別図-1に示す区域は、最高の高さを20メートル以下とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害の 防止により高さが義務づけられたもの又は市長がデザイン専門 部会の意見を聴いた上で景観上支障がないと認めるものはこの限りでない。

最高の高さを30メートル以下 とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害の防止 のために高さが義務づけられ たもの又は市長がデザイン専門部会の意見を聴いた上で景観 上支障がないと認めるものは この限りでない。

敷地内や敷地周辺に良好な樹木や水辺等がある場合、あるいは特徴ある景観や山並みへの良好な眺望が得られる場合には、こ れらを生かせる配置とするよう 努めること。

道路及び隣接地からの後退幅を十分にとり、広がりのある空間 と緑地帯を確保するよう努めること。

屋上設備等は、壁面の立ち上げ、ルーバー等の覆いにより外部から見えないよう工夫すること。また、屋外階段、配管等は、形態、材料、 色彩により建築物本体との調和を図るよう努めること。

計  画

届  出

(着手の制限の解除)

適合通知

着  手

事前相談 30日前まで着手の

  築   確   認   等

大門町南景観計画推進地区 景観計画による高さの制限区域 風致地区

第一種低層住居専用地域 0 50 250 500m

堀切沢

横沢町 善光寺西

城山公園西

城山公園 善光寺北

善光寺

三門

桜枝町 仁王門 信州大学教育学部

若松町

図書館前

大門西 大門

大門南

東町

善光寺下駅

西宮神社

助言・指導

勧告・命令

N

(11)

別図-1

■大規模行為の届出の手順

◆大規模行為景観形成基準

電気供給・ 通信施設

電気供給・ 通信施設

壁面の位置の制限

敷地の緑化

開発行為土地の形質の変更

土石の採取 鉱物の掘採 屋外における  再生資源の堆積

電気供給・ 通信施設 材 料 色 彩 形 態

建築物 建築物

地域のもつ特性をふまえ、周辺の街並み又は山並みの景観に調和した規模及び意匠とすること。

上部を小さくするなど、安定感のある印象をあたえる形態とするよう努めること。 市    街    地

亜鉛メッキの場合は曝露処理もしくは低光沢処理を施し、その他の場合は落ちついた色を基調とすること。

周辺の幹線道路などから眺望したときに、空が背景となる場合は明度を高く、山が背景となる場合は明度を低くするよう努めること。 地域の景観を特徴づける素材の活用に努めること。

建築物周辺の緑化を充実させ、特に接道部を重点的に緑化することにより周辺への圧迫感や威圧感の軽減に努めること。 生垣などにより緑化を図り、門、塀等を設ける場合は、その外側へ植栽を行うよう努めること。

駐車場、自転車置場及び物置等を設置する場合には、周辺の植栽に努めること。

「長野市緑を豊かにする条例」の基準に適合すること。

法面、擁壁については、周辺の景観との調和を考慮した形態・材料とし、周辺を含めた緑化に努めること。 良好な樹林、樹木、河川及び水辺等は極力保全するよう努めること。

採取の位置、方法を工夫するとともに、敷地内自然緑地の活用及び緑化により、周辺の道路等から見えにくくなるよう配慮すること。 採取終了後は、「長野市緑を豊かにする条例」の基準に適合すること。

積み上げにあたっては、高さを極力低くするとともに、整然と積み上げること。

周辺の景観となじみ、かつ長期間にわたって良好な景観を維持できるよう、耐久性及び耐侯性に優れた材料を用いるよう努めること。

周辺の街並みの景観と調和するよう努めること。

使用する色数をできるだけ少なくするよう努め、色彩相互の調和に 十分配慮すること。又、低層部は明るく開放的な色彩とすること。

善光寺周辺地区で別図-1に示す区域は、最高の高さを15メートル以下とすること。ただし、神社仏閣についてはこの限りでない。

圧迫感を軽減させるため極力道路及び隣接地から後退し、街 並みの連続性にも配慮し、ゆとりをもたらす沿道空間を確保す るよう努めること。

使用する色数は少なくし、色彩相互の調和に十分配慮すること。 屋根形態、壁面及び低層部

分等の意匠に十分配慮して、 周辺の街並みと調和するよう 努めること。

高さは、周辺の街並みの連続 性、共通性を持たせるように 配慮し、著しく突出させないこ と。また、高層なものについて は、周辺に圧迫感を与えない ように、空地や植栽を設けるよ う努めること。

高さは、周辺の街並みの連続性、共通性を持たせるように配慮すること。 高さは、極力抑え、周辺の田 園景観との調和に努めるとと もに、背景の山並みの眺望 に留意するよう努めること。

高さは、周辺の樹林の高さ以 下を原則とし、樹高以上とす る場合には、周辺の自然景観 や背景の山並みと調和するよ うに努めること。

自然の地形や樹木、水辺等を 生かしながら、周辺の景観に 配慮するとともに、稜線を分 断する等眺望に著しい支障を 与えないような配慮とするよう 努めること。

屋根形態、壁面等の意匠に十分配慮して、周辺の街並み又は山並みと調和するよう努めること。 屋根は原則として勾配屋根と し、勾配は、周辺や背景の山 並みとの調和に努めること。

行為の種別・事項 郊外地 山 地

商業・業務地 沿道等複合市街地 工業地 住宅地

高層又は長大な壁面となる場合には、特に建築物等の上部及び正面のデザイン等の工夫により、圧迫感や威圧感を軽減するよう な意匠・形態とするよう努めること。 全体を統一感のある形態意匠とし、同一敷地内の複数の建築物等についても、景観上の共通性、類似性を取り込んだまとまりの あるものとするよう努めること。

高さが30メートル以下の鉄塔の構造は鋼管タイプとするよう努めること。やむをえずアングルトラスタイプを使用する場合は理由書(合成 写真等により完成イメージ図を添付)を提出すること。

できるだけ落ちついた色を基調 とし、周辺の街並み又は山並みの景観と調和するよう努めること。

大規模な法面、擁壁を極力生じないよう、できるだけ現地形に沿った変更とし、やむを得ない場合でも、法面、擁壁の規模を抑え、緩 やかな勾配とするよう努めること。

敷地内に駐車場と一定規模以上の緑地を確保するために、敷地の最低面積は200㎡以上とすること。ただし、市街地は周辺の土 地利用状況を考慮して、150㎡以上とすることができる。

周辺から見えにくくなるよう、道路等から極力離れた位置とし、併せて敷地の周辺への植栽及び塀の設置等によって遮へいに努め ること。

けばけばしい色彩となることを避けるために、日本工業規格のZ8721に定める色相、明度及び彩度の三属性(マンセル値)による 橙(YR)の色相においては彩度6以下、黄(Y)及び赤(R)の色 相においては彩度4以下、その他の色相においては彩度3以下を基調とすること。

善光寺周辺地区で別図-1に示す区域は、最高の高さを20メートル以下とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害の 防止により高さが義務づけられたもの又は市長がデザイン専門 部会の意見を聴いた上で景観上支障がないと認めるものはこの限りでない。

最高の高さを30メートル以下 とすること。ただし、法令の規定及び公衆に対する危害の防止 のために高さが義務づけられ たもの又は市長がデザイン専門部会の意見を聴いた上で景観 上支障がないと認めるものは この限りでない。

敷地内や敷地周辺に良好な樹木や水辺等がある場合、あるいは特徴ある景観や山並みへの良好な眺望が得られる場合には、こ れらを生かせる配置とするよう 努めること。

道路及び隣接地からの後退幅を十分にとり、広がりのある空間 と緑地帯を確保するよう努めること。

屋上設備等は、壁面の立ち上げ、ルーバー等の覆いにより外部から見えないよう工夫すること。また、屋外階段、配管等は、形態、材料、 色彩により建築物本体との調和を図るよう努めること。

計  画

届  出

(着手の制限の解除)

適合通知

着  手

事前相談 30日前まで着手の

  築   確   認   等

大門町南景観計画推進地区 景観計画による高さの制限区域 風致地区

第一種低層住居専用地域 0 50 250 500m

堀切沢

横沢町 善光寺西

城山公園西

城山公園 善光寺北

善光寺

三門

桜枝町 仁王門 信州大学教育学部

若松町

図書館前

大門西 大門

大門南

東町

善光寺下駅

406

西宮神社

助言・指導

勧告・命令

N

(12)

長野市都市整備部まちづくり推進課

TEL 026-224-7179 FAX 026-224-7297

 善光寺周辺地区内の右図に示す路 線を「景観重要道路」に定め、良好な街 路景観を特に推進するため、整備を行 う際には次の事項に取り組みます。

 ○実線で示す路線は、石畳等により、 周辺の街並みと調和した舗装とす るとともに無電柱化により、良好な 景観の形成と安全で快適な歩行 者空間を創造する

 ○点線で示す路線は、周辺の街並 みと調和した舗装とする

 景観重要建造物又は樹木は、次に該当するもののうち、地域の景観形成上、維持、保全する価 値があり、地域のまちづくりの核となると認められるものを対象に、所有者の意見を聴いて指定しま す。ただし、公共の場所から容易に見ることのできる位置にあるものに限ります。

 ○特色のある景観形成を推進する地区等にある建造物又は樹木で、その地区のシンボル的な 景観を生み出しているもの

 ○まちづくりや景観形成に向けての住民活動が積極的に展開されている、又は今後予定される 地区内にある建造物又は樹木で、景観資源としてこれらの活動の中で活用され得るもの  ○建造物又は樹木の存在が市民や観光客に認識しやすく、心象風景として、現に親しまれ愛さ

れている、又は今後その可能性があるもの

景観重要建造物・景観重要樹木の指定方針

景観重要公共施設

N

善光寺 城山公園

三門

仁王門

0 25 125 250m 美装化・無電柱化路線

美装化路線

■善光寺周辺地区景観重要道路

善光寺北 城山公園西

城山公園

城山小学校 善光寺西

桜枝町

善光寺

大門

大門西 若松町

東町 横沢町

〈景観重要建造物〉 藤屋旅館

406 P P

 長野市では、昭和63年に「長野市都市景観形成基本計画」を策定して以来、良好な景観形成 に取り組んできました。長野市景観計画は、景観法第8条に基づき、第四次長野市総合計画、長 野市都市計画マスタープランに即した景観に関する総合的な行動計画として、長野市の独自 性、他都市にはない優位性を活かし、市民・事業者・行政のパートナーシップによる地域の特性を 活かした良好な景観の形成をより一層推進することをめざしています。

 市民が快適で文化的な生活環境のもとに地域への愛着と誇りを持って生活し、長野市を訪れ る人に、来て良かった、また来てみたいと思っていただける魅力的な『選ばれる都市“ながの”』を 創るため、長野市景観計画を策定しました。

~みんなで創る長野市の景観~

~みんなで創る長野市の景観~

長野市景観計画の概要

長野市景観計画の概要

参照

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