TOTO
TOTOの も の づくり の 歴 史 は 、ほ ぼ 1 0 0 年 前 に 遡 り ま す。
1 9 1 2 年 、ま だ 下 水 道 の 概 念 さ え 浸 透 し て い な か っ た 時 代 に 、
日 本 陶 器 合 名 会 社( 現 ノリタケカンパニーリミテド )社 長 の 大 倉 和 親 が 、
海 外 の 進 ん だ 生 活 文 化 に 触 れ 、
「 清 潔 な 住 生 活 空 間 を 提 供 し た い 」と い う 思 い を 抱 き 、
衛 生 陶 器 を 開 発 す る た め の 製 陶 研 究 所 を 設 立しました。
2年 後 の 1 9 1 4 年 、国 産 初 の「 陶 製 腰 掛 け 水 洗 便 器 」が 完 成 。
そ し て 、そ の 普 及 を 目 指 し て 1 9 1 7 年 に
東 洋 陶 器 株 式 会 社( 現 TOTO )を 創 立 し まし た 。
以 来 、「 良 品 の 供 給 」と「 お 客 様 の 満 足 」を 志 し 、「 奉 仕 の 精 神 」を 貫 き 、
社 会 の 発 展 に 寄 与 す る よ う 努 め て ま い り ま し た 。
そ の 決 意 は 、1 9 6 2 年 に 制 定 し た 社 是 に も 表 れ て い ま す 。
常 に 良 品 の 生 産 を 志 向 し 、そ の 品 質 に よ っ て
世 界 中 か ら 高 い 信 用 と 評 価 を 得 て ま い り ま し た 。
水 量 4 . 8ℓで 流 せ る 節 水 便 器 や、環 境 浄 化 技 術「 ハイドロテクト」など 、
近 年 T O T O が 取 り 組 ん で き た さ ま ざ ま な 環 境 対 応 技 術 の 根 底 に も 、
社 会 か ら 求 め ら れ る 製 品 、社 会 に 新 し い 価 値 を 提 供 で き る 技 術 を
追 求 し 続 け る と い う T O T O の 変 わ ら ぬ 姿 勢 が あります。
創 立 者 大 倉 の「 国 民 の 生 活 文 化 を 向 上 さ せ た い 」と い う 強 い 思 い と 、
「 衛 生 的 な 商 品 を 普 及 さ せ る こ と が 社 会 の 発 展 に つ なが る 」と い う 信 念 は 、
事 業 が 拡 大 し た 今 日 に あ っても なお、
TOTOグ ル ー プ 社 員 一 人 ひ と り に 受 け 継 が れ て い ま す 。
製 陶 研 究 所 で の 成 形 作 業 ( 大 正 初 年 )
1 9 3 0 年 代 の 成 形 工 程 現 場 。 成 形 作 業 も 時 代 と と も に 革 新 。
戦 後 、自 製 化 を 始 め た 水 栓 金 具 工 場( 1 9 5 0 年 代 )
創 立100周 年 に 向 けて 、
そして「 T O T Oらしさ 」の 実 現 に 向 けて 、
T O T O グ ループ は 、新 たな 一 歩 を 踏 み 出します 。
世界経済の低迷、国内新設住宅着工数の大幅な落 ち込み、一部原材料価格の高騰など厳しい事業環境 が 続 い た 2009 年 度。TOTO グ ル ー プ は 原 点 に 立 ち返り、「お客様・社会から必要とされる企業であり 続ける」ためには何をすべきか、何を強化し何を変 えなければならないか、TOTO らしさは何かを全て の企業活動について見直し、事業基盤の再構築に注 力してまいりました。
2010 年 は さ ら な る 進 化・発 展 に 向 け て「飛 翔」し たいと考えております。そのスタートにあたり 2 つ の お約束 を発表させていただきました。1つは長 期経営ビジョン「TOTO V プラン 2017」、もう 1 つは 環 境 ビ ジ ョ ン「TOTO GREEN CHALLENGE」で
「TOTO V プラン 2017」は、創立 100 周年にあた る 2017 年に TOTO グループが目指す企業像を明 示 し た も の で、そ の 中 で 真 の グ ロ ー バ ル 企 業 TOTO へ 進化することを宣言いたしました。「真の グローバル企業」とは、単に売上や海外比率が大きい ということではなく、「海外のその土地で、そこで暮 らすお客様から、その土地の企業として認められる こと」です。事業の軸、および全社横断的なタスクの 軸において設定した課題解決を果たし、必ず 2017 年には目指す姿に到達したいと考えております。 これを実現するうえで最優先に取り組むべき大 きな課題の1つに、日々深刻化する地球環境への対 応があります。 「TOTO GREEN CHALLENGE」で は、その環境対応への私たちの強い意思を数値目標
TOTOグループ2 0 1 7年のめざす姿
新しい「まいにち」を世界中のお客様へ提供し、これからも必要とされ続けるTOTOグループへ
T O T O V プラン 2 0 1 7
2017年
真のグローバル企業
TOTOへ
DOMESTIC 〈景気回復期におけるV字回復の実現〉
GLOBAL 〈欧州を中心とした新規市場の開拓〉
NEW DOMAIN
〈グローバル視点でのハイドロテクト事業再構築〉
2 0 0 9 年
に 反 映 さ せ た も の で す。TOTO が お 客 様 に お 届 け
する商品は「まいにち必ず使うもの」「みんなが必ず
使 う も の」で す。商 品 開 発 か ら 製 造・販 売 に い た る 過程で環境配慮を行うのはもちろんのこと、お使い いた だくことで地球環境に貢献できる価値を持っ た商品・サービスを提供することが私たちに課せら れた責任であると考えています。また、社会とかか わり合った環境貢献活動を積極的に推進するとと も に、環 境 に 対 す る 意 識 の 高 い ひ と づ く り を 行ってまいります。
私たちの企業活動の根底には創業者の「国民の生
活文化を向上させたい」「健康で文化的な生活を提供
したい」という強い信念があり、その信念は社是・企
業理念として脈々と受け継がれてきました。「TOTO
V プラン 2017」「TOTO GREEN CHALLENGE」で 目指す企業像も、社是・企業理念の実現と同義である と考えています。私 は 社 長 執 行 役 員 として TOTO グループの先頭に立ち、社是・企業理念の実現を果た してまいります。
私 た ち TOTO グ ループ は、地 球 に 存 在 を 許 さ れ
て いる企業として 真に持続可能な社会 の実現
をリードしていくことを目指します。
生活価値を創造し提供していく企業として、未来 へとつながる「あした」に向かい、期待を超えるかつ てない「まいにち」を提案します。
あしたを、ちがう「まいにち」に。
TOTO グループ一丸となって実現してまいります。
TOTO Vプラン 20 17 タスク推進体制
2017年=売上高6000億円、営業利益480億円、ROA10%達成に向けて
環
境
貢
献
コ
ー
ポ
レ
ー
ト
・
ガ
バ
ナ
ン
ス
強
化
DOMESTIC
国内住設事業 売上:4000億円 営業利益:240億円 ROA:8%
GLOBAL
海外住設事業 売上:1500億円 営業利益:180億円 ROA:13%
NEW DOMAIN
新領域事業 売上:500億円 営業利益:60億円 ROA:15%
マネジメントリソース革新
経営情報イノベーション ものづくり革新 サプライチェーン革新
私 た ち TOTO グ ル ー プ は、社 会 の 発 展 に 貢 献 し、
世 界 の 人 々 か ら 信 頼 さ れ る 企 業 を 目 指 し ま す。
そ の た め に
■ 水 ま わ り を 中 心 と し た 、豊 か で 快 適 な 生 活 文 化 を 創 造 し ま す。
■ さ ま ざ ま な 提 案 を 通 じ 、お 客 様 の 期 待 以 上 の 満 足 を 追 求 し ま す。
■ た ゆ ま ぬ 研 究 開 発 に よ り 、質 の 高 い 商 品 と サ ー ビ ス を 提 供 し ま す。
■ 限 り あ る 資 源 と エ ネ ル ギ ー を 大 切 に し 、地 球 環 境 を 守 り ま す。
■ 一 人 ひ と り の 個 性 を 尊 重 し 、い き い き と し た 職 場 を 実 現 し ま す。
TOTOグループ企業理念
ミッション
TOTOの商品は 、
「まいにち必ず使うもの」「みんなが必ず使うもの」。
だからこそ、「みんなに使いやすい」を30年以上にわたり考え続けてきました。 年齢もちがえば、体格もちがう。
あらゆる人生のあらゆる状況において、不便や不快を与えず、 楽で安全で、快適な商品・空間をお届けしたい。
そのために、専門の「UD研究所」をつくり、人間研究を進め、 まいにちまいにちの「使いやすい」を追求しています。 それが、TOTOの考えるユニバーサルデザインです。 まいにちに、ユニバーサルデザインを。TOTO
TOTOの商品は、
「まいにち必ず使うもの」「みんなが必ず使うもの」。
それだけに、ふつうの日々の積み重ねが、よくも悪くも、地球環境へ大きな影響を与えます。 快適な生活環境を守りながら、いつの間にか地球環境も守れるような暮らしを実現したい。 そのために 、節水・省エネ商品の開発はもちろん、
「健康」で「クリーン」な暮らしを支える光触媒などの環境技術。 さらに企業活動全体でも、TOTO独自の「環境負荷削減目標」を設定し、
生産・販売・物流のすべてで環境配慮に総合的に取組んでいます。 地球も、暮らしも、環境だから。TOTO
TOTOの商品は、
「まいにち必ず使うもの」「みんなが必ず使うもの」。 暮らしの中で、長くお使いいただくものばかりです。
だからこそ、ただ商品を売るだけでなく、一生のおつきあいを考えたい。 アフターサービスはもちろん、それぞれのライフサイクルに合わせ、 期待以上の新しい生活価値を提案していく。
T O T O W a y 「 T O T Oらしさ 」の 継 承 とさらなる 追 求
T O P M E S S A G E
T O T O グ ル ー プ 企 業 理 念 / ミ ッ シ ョ ン
編 集 方 針 / T O T O グ ル ー プ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ツ ー ル の 全 体 像
T O T O N O W
TOTO GREEN CHALLENGEが目指す、環境経営の新たな一歩
グ リ ー ン リ モ デ ル が 実 現 する、人 と 地 球 の 快 適 な 関 係
真のグローバル企業を目指し、新しい「まいにち」を世界中のお客様へ
T O T O a t a G L A N C E T O T Oグル ープ の 事 業 展 開
T O T O i n A C T I O N T O T Oグル ープ の 活 動 報 告
お 客 様 と の き ず な
T O T O の も の づ く り 思 想
T O T O 品 質 の 実 現
環 境 へ の と り く み
T O T O の 人 財 づ く り
客 観 性 ・ 透 明 性 の 高 い 経 営
ス テ ー ク ホ ル ダ ー エ ン ゲ ー ジ メ ン ト
社 会 と の 共 生
沿 革
発 行 に よ せ て / ア ン ケ ー ト 結 果
1 3 6 7 9 1 1 13 15 18 19 21 23 25 27 29 31 33 34
〈別冊〉 TOTO グループ
コーポレートレポート2010 財務・CSR セクション 掲載内容
財務データ
主要財務指標の推移 経営成績と財務分析 財務諸表および注記
CSRデータ
コーポレートガバナンス リスクマネジメント 環境データ 人財関連データ GRIガイドライン対照表
会社データ
国内外ネットワーク 株式データ 会社概要/役員
(英文財務諸表の翻訳版) (2010年8月発行予定)
編集方針
TOTO グループでは、2004 年度に「社会・環境報告書」 を、翌 年 か ら「CSR REPORT」を 発 行 し て ま い り ま し た が、昨 年 よ り、す べ て の ス テ ー ク ホ ル ダ ー の 皆 様 へ 向 け た 総 合 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ツ ー ル「TOTO グ ル ー プ コーポレ ートレポ ート」に刷新いたしました。
企 業 の 社 会 的 責 任 が ま す ま す 重 要 視 さ れ る 昨 今、こ れ ま で 行 っ て き た 年 次 CSR 活 動 報 告 の 枠 を 超 え、企 業 の 活 動 そ の も の を CS R としてとらえ直したうえで、事 業 の 全体像や目指す姿をステークホルダーの皆様にお伝えす ることを目的としています。
また、本レポートに加え、財務・CS R についてのアニュ アルデータをまとめた別冊「TOTO グループコーポレート レポート 財務・CSR セクション」、気軽にお取りいた だけ るハンディな「 TOTO グループ コーポレートレポート ダイ
ジ ェ スト」、そ し て 詳 細 な 情 報 を 網 羅 し た TO TO グ ル ー プ企業 Web サイト の4つの媒体で展開し、多様なステー クホルダーの皆様のニーズや利便性を意識したコミュニ ケーションを目指しております。
こ れ ら の コミュニケーションツールを 通 じ て、創 業 時 か ら現在を結ぶ TO TO の企業姿勢や、未来へ向けてのさら なる企業価値向上への取り組みにご興味をもっていただ ければ幸いです。
活動報告の対象期間:2009年度(2009年4月1日∼2010年3月31日) ※一部対象期間外の情報も掲載しています。 報告範囲:TOTOおよびTOTOグループ会社
TOTOグループ
コーポレートレポート 2010
TOTO グループ企業 Webサイト
(日本語版/英語版)
企業理念から、一人ひとりの活動 を 通 じ た 実 践 ま で、CSR の 視 点 から TOTO グループの全体像を お伝えする総合コミュニケーショ ン 冊 子 で す 。
http://www.toto.co.jp/company/ 各 冊子で 紹 介している内 容 に 加え、 TOTOについての広範囲で詳細な情報 をタイムリーにカバーしています。
TOTO について
企 業 デ ー タ や 拠 点 情 報 の ほ か、TOTO の 基 本 的 な 企 業 姿 勢 に つ い て ご 紹 介 し て い ま す。
CSR 活動
T OTO の CSR への考え方、ス テ ー ク ホ ル ダ ー の 皆 様 に 対 す る 取 り 組 み 事 例 な ど を 詳 し く 紹介しています。
投資家・IR 情報
最新の IR 開示情報のほか、中・ 長 期 経 営 計 画、株 主 還 元 方 針 や IR 方 針、各 種 の 株 式 情 報 を 掲載しています。
環境へのとりくみ
商 品・サ ー ビ ス を 通 じ た 環 境 貢 献 に つ い て、ま た 事 業 活 動 に お け る 詳 細 な 環 境 デ ー タ を 開示しています。
ニュースリリース
新 商 品 情 報 や 事 業 関 連 情 報 な ど、最 新 の ニ ュ ー ス を 掲 載 し ています。
採用情報
TOTO グループでの新卒・中途 採用の募集情報や、新卒者向け の会社紹介を行っています。
TOTO グループコミュニケーションツールの全体像
TOTO コーポ (日本語 企業理念 を 通 じ から TO お伝えす ン 冊 子 で
TOTOグループ
コーポレートレポート 2010 ダイジェスト
(日本語版/英語版/中国語版) 一 般 の 方 に も 気 軽 に お 手 に と っ て い た だ け る ポ ケ ッ ト サ イズに、企業活動の各側面にお ける TOTO の考え方を凝縮し ま し た。TOTO シ ョ ー ル ー ム や工場見学会、各種イベント会 場 など で 配 布 し て い ま す 。 や工場見学会、各種イベ 場 など で 配 布 し て い ま す
TOTO グループ
コーポレートレポート 2010 財務・CSR セクション
(日本語版/英語版)
TOTO グループコーポレートレ ポ ー ト 別 冊 と し て 発 行 し て い る、最新年度の財務データおよ び環境・CSR データを掲載した アニュアルデータブックです。
ト
/ 、 報
び環境・CSR データを掲載した アニュアルデータブックです。
いちばんお伝えしたい メッセージを。
専門データを 詳細に。
TOTOのすべてと、 TOTOの最新を。
エッセンスを お手軽に。
Web サイトの掲載内容
O について CSR 活動
TOTO
http://w// 各 冊子で TOTOに をタイム
日 本 国 内 に お け る C O2全 排 出 量 の う ち 、家 庭 か
ら 排 出 さ れ る C O2の 量 は 約 2 1% 。こ の う ち「 水 ま
わ り 機 器 」か ら 排 出 さ れ る 割 合 は 約 2 3 % で 、国 内
の C O2全 排 出 量 の 約 5 % を 占 め て い ま す。そ れ だ け
に 、各 家 庭 で の 水 ま わ り に お け る 節 水・省 エ ネ に よ
り C O2削 減 を 図 る こ と は 水 資 源 問 題 の 解 決 と と も
に 世 界 的 に 大 き な 課 題 と な っ て い ま す 。
こうした中 で T O T O は 、早 く か ら「 環 境 」を ミ ッ
シ ョ ン の ひ と つ に 掲 げ 、環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム
のもとで環境に配慮した商品開発や製造時の環境負
荷 低 減 に 取 り 組 ん で き ま し た。そ し て2010年4月、
そ の ス ピ ー ド を 劇 的 に 加 速 す る た め、環 境 ビ ジ ョ ン
「 T O T O G R E E N C H A L L E N G E 」をスタートさ
せ ま し た 。
T O T O G R E E N C H A L L E N G E は 、創 立 1 0 0 周 年
に あ た る 2 0 1 7 年 ま で の 具 体 的 な ア ク シ ョ ン プ ラ ン
と 数 値 目 標 を 掲 げ た も の で す 。「 商 品・サ ー ビ ス 」
「 も の づ く り 」「 社 会 貢 献・ひ と づ く り 」の 3 つ の 軸 で
世 界 が 期 待 する「 水まわり」からの 問 題 解 決
予想をこえる速度で進行する地球環境の変化。
家庭からの CO2排出量は、家電とならび、
水まわり機器が多くの 割合を占めています。
TOTOは、水まわりのトップメーカーとして、
従来からの環境活動をさらに劇的に加速する、
TOTO GREEN CHALLENGEをスタートしました。
すべての企業活動をいま一度検証し、
2017年までの厳しい数値目標を掲げています。
商品を通じた取り組みでは、特に「水まわりのCO2削減」
と「ハイドロテクトによる空気浄化」を推進。
わかりやす い 未 来 像 とロードマップを 示 し 、
住 設 業 界 全 体 を 巻 き 込 ん だ 、
地 球 規 模 の 活 動 へ と 広 げ て い き ま す 。
T O TO が 3つのミッションの ひとつ として掲 げる「 環 境 」。 日 々、深 刻 化 す る 地 球 環 境 を 守 るため に 、
人々のまいにちの暮らしにかかわる企業として、TOTOができることは何か。 その思いをかたちにするために、TOTO は新たな取り組みに挑戦します。
に 成 功 し た 光 触 媒 超 親 水 性 技 術「 ハ イ ド ロ テ ク ト 」 は 、光 や 水 の 力 で 地 球 や 暮 ら し を き れ い に し ま す。 今 後 、海 外 企 業 を 含 め 業 種 を 横 断 し た パ ー ト ナ ー シ ッ プ を 構 築 し 、グ ロ ー バ ル に ハ イ ド ロ テ ク ト の 輪 を 広 げ て い き 、2 0 1 7 年 度 ま で に 累 積 施 工 面 積 の 世 界 普 及 6 億 8 千 万 m ² を 目 指 し ま す 。こ れ が 達 成 さ れ れ ば 、新 型 の 国 産 乗 用 車※約 5 , 3 0 0 万 台 分 に
相 当 す る N O x 排 出 量( 当 社 推 定 )を 除 去 す る 効 果 を も た ら す こ と が で き ま す 。
ものづくりにおいては、「生産設備の改善」や「拠点省 エネ活動」に加え、新たな取り組みによって2017年度 にCO2排 出 量45% 削 減(1990年 度 比)を 目 指 し ま す。
海外でも国内で培った最新の製造技術を順次展開し、 CO2排出量生産高原単位2%削減/年を推進します。
そ し て 、社 会 貢 献・ひ と づ く り と し て は 、「 T O T O 水 環 境 基 金 」や「 T O T O ど ん ぐ り の 森 」「 T O T O 親 子 エ コ 教 室 」な ど を 通 し て 、地 域 社 会 と か か わ り 合 っ た 環 境 貢 献 活 動 や 、環 境 へ の 意 識 の 高 い ひ と づ く り を 行 っ て い き ま す 。
T O T O は 、水 ま わ り の リ ー デ ィ ン グ カ ン パ ニ ー と し て 、こ れ か ら も 業 界 団 体 や 関 連 業 界 の パ ー ト ナ ー 企 業 な ど と の 連 携 強 化 を 図 っ て い く と と も に 、行 政 や お 客 様 に 環 境 負 荷 低 減 の 重 要 性 を お 伝 え し て い く こ と で 、T O T O お よ び 社 員 一 人 ひ と り の 環 境 活 動 か ら 、業 界 全 体 、社 会 、さ ら に は 世 界 全 体 の 環 境 活 動 へ と 広 げ て い き た い と 考 え て い ま す 。
※新型の国産乗用車:低排出ガス車。平成17年排出ガス規制に対し、75%低 減レベルの自動車で換算。
T O T O の 企 業 活 動 と 環 境 と の か か わ り を 徹 底 的 に 検 証 し 、厳 し い 目 標 値 を 設 定 し て い ま す 。
家 庭 の 水 ま わ り 商 品 で は 、2 0 1 0 年 度 の 新 商 品 の 発 売 に よ り 、使 用 時 の C O2排 出 量 の 3 0 % 削 減
( 1 9 9 0 年 度 比 )を 達 成 す る 見 込 み で す 。ま た 今 後 の 目 標 値 を 大 幅 に 引 き 上 げ 、2 0 1 7 年 度 ま で に 5 0 % 以 上 の C O2削 減( 同 比 )を 目 指 し ま す 。
こ の うち レ スト ル ーム 商 品 で は 、国 内 最 少 の 4 . 8ℓ 洗 浄 を 実 現 し た 節 水 便 器 群「 G R E E N M A X 4 . 8 」 を 次 々 と 投 入 す る こ と な ど に よ り、2 0 17 年 度 ま で に 主 力 商 品 の C O2を 9 0 % 削 減( 同 比 )します。
浴 室 ・ キ ッ チ ン ・ 洗 面 商 品 で は 、水 に 気 泡 を 混 ぜ シャワーを大粒化させることによって快適性と節水 を 実 現 し た「新 エ ア イ ン 技 術」や、
不 要 な お 湯 を 使 わ な い よ う に ハ ン ド ル 中 央 部 で 給 湯 機 が 着 火 し な い 構 造 に し た「 エ コ シ ン グ ル 水 栓 」な ど の 新 技 術 を 積 極 的 に 開 発 ・ 導 入 し 、利 便 性 や 快 適 性 の 向 上 と と も に 環 境 負 荷 低 減 を 進 め て い き ま す 。
一 方 で 、深 刻 化 す る「 N O x( 窒 素 酸 化 物 )に よ る 大 気 汚 染 」と い う 環 境 問 題 の 解 決 に も 、T O T O は 貢 献 を 目 指 し て い ま す。T O T O が 世 界 で 初 め て 実 用 化
洗浄水流の 飽くなき研究で 超節水を実現した 便器「GG」
グリーンリモデルの 実現を支える信 頼 のきずな
新しい生活スタイルを実現する「グリーンリモデル」
慮 型 商 品 を 用 い る こ と で 省 エ ネ や 節 水 を 実 現 し 、C O2排 出 量 を 削 減 。光 熱 費 の 節 約 に も 貢 献 し ま
す。「 健 康 配 慮 」は 空 気 や 水 を 汚 さ な い 建 材・建 具
など の 採 用 で 、ご 家 族 の 健 や か な 毎 日 を 応 援 し
ま す。こ れ らに よ り 、お 客 様 そ れ ぞ れ の ラ イフ ス タ
イル や 暮 ら し の 夢 に 応 え な が ら 、人 に も 地 球 に も
や さ し い 快 適 な 住 ま い の 実 現 を 目 指 し て い ま す 。
こ の グ リ ー ン リ モ デ ル を 支 え て い る の が 、お 客 様
視 点 の 多 彩 な 商 品 群 、T O T O と お 客 様 と の 接 点 の
場 であるショールーム、そして T O T O・D A I K E N・
Y K K A P の 3 社 が バックアップ する 日 本 最 大 級 の 施
工 会 社 ネットワーク「TOTOリ モ デ ル ク ラ ブ」で す。
全 国 1 0 4 ヵ 所 の T O T O シ ョ ー ル ー ム は 、グ リ ー ン
リ モ デ ル が も た ら す 価 値 を お 客 様 に お 伝 え す る た
め 、リ モ デ ル 後 の 快 適 な 生 活 を イ メ ー ジ で き る 体 験
の 場 と す る と と も に 、豊 富 な 知 識 と ノ ウ ハ ウ を持っ 増 改 築 や リ フ ォ ー ム
を 一 歩 進 め 、お 客 様 の 期
待 以 上 の 新 し い 生 活 ス
タ イ ル の 提 案 と 実 現 を
お 約 束 す る こ と 。そ し て 、人 に も 地 球 に も や さ し い
住 ま い の 実 現 を 目 指 す こ と 。そ れ が T O T O の 掲 げ
る「 リ モ デ ル 」で す。お 客 様 の「 困 っ た 」を「 良 か っ
た 」に 変 え 、お 客 様 に 満 足 し て い た だ く だ け で な
く 、 感 動 を も 感 じ て い た だ け る よ う な 新 し い 生
活 ス タ イ ル の 提 案 を 続 け て い ま す 。
そ の「 リ モ デ ル 」に 、「 環 境 」と い う 新 た な 価 値 を
加 え た「 グ リ ー ン リ モ デ ル 」を T O T O・大 建 工 業 株
式 会 社( D A I K E N )・Y K K A P 株 式 会 社 の 3 社 で 推
進 し て い ま す。テ ー マ は「 長 も ち 住 宅 」「 C O2削 減 」
「 健 康 配 慮 」の 3 つ 。「 長 も ち 住 宅」は 耐 震 を 強 化 し 、
メ ン テ ナ ン ス や 取 り 替 え が 簡 単 に で き る よ う 配 慮
し ま す。長 も ち す る 住 宅 は 資 源 の 消 費 が 抑 え ら れ 、
ゴ ミ 削 減 に つ な が り ま す。「 C O2削 減 」は 、環 境 配
既存の住まいに新しい生活価値を付加するためにスタートしたTOTOの「リモデル」。 さ らに 環境という視点を取り込 んだ「グリーンリモデル」へ、
TOTOのリモデルは大きな進化を遂げ、
人と地球の快適な関係を目指すさまざまなご提案を行っていきます。
この診断システムは、国土交通省推奨のCASBEE※
(建築環境総合性能評価システム)をベースに 独 自 に 開発したもので、お客様の住まいをプロが診断し、そ の デ ー タ を コ ン ピ ュ ー タ で 解 析 し て「グ リ ー ン リモ デ ル 診 断 結 果 シ ー ト 」と し て 出 力 し ま す。お 客 様 の 現 状やご提案の効果などがグラフや数値などで確認 でき、リモデルが必要な場所や最適な時期、コスト削 減 効 果 な ど が 分 か る た め、リ モ デ ル ク ラ ブ 店 と お 客 様 が リ モ デ ル 価 値 を 共 有 す る こ と が で き る よ う に なっています。
グ リ ー ン リ モ デ ル を 通 じ て、地 球 に も 人 に も や さ し い ラ イ フ ス タ イ ル の 実 現 へ。お 客 様 が 安 心 し て 暮 ら せ る 居 心 地
の よ い 生 活 空 間 を 実 現 す る た め に、TOTOは こ れ か ら も、家 族 み ん な の 夢 や 暮 ら し の 快 適 さ 、毎 日 の 使 い や す さ を し っ か り と 盛 り 込 ん だ リ モ デ ル 価 値 を 積 極 的 に ご 提 案 し て い き ま す。
※CASBEE: 国 土 交 通 省 の 主 導 の も と に 、( 財 )建 築 環 境 ・ 省 エ ネ ル ギ ー 機 構 内 に 設 置 さ れ た 委 員 会 に お い て 開 発 さ れ た 建 築 物 の 環 境 総 合 性 能 評 価 シ ス テ ム 。
た シ ョ ー ル ー ム ア ド バ イ ザ ー が お 客 様 の ラ イ フ ス タ イ ル に 合 わ せ て よ り 快 適 な 暮 ら し を ご 提 案 し て い ま す。全 国 で5,000店 を 超 す リ モ デ ル ク ラ ブ 店 は、リ モ デ ル プ ラ ン の ご 提 案 か ら 施 工、設 備 の修理、 アフターサービスまで、グリーンリモデルのパートナー として、お客様を総合的にサポートしています。
こ れ ら の ショールームとリ モ デ ル ク ラ ブ 店で は 、 地 域 ご と に 密 接 に 連 携 し 、そ れ ぞ れ に 工 夫 を 凝 ら し た フ ェ ア や イ ベ ン ト な ど を 開 催 。お 客 様 や 地 域 の 方 々 に 喜 ん で い た だ き な が ら 、よ り 快 適 な 暮 ら し を 実 現 す る お 手 伝 い を す る こ と で 、「 T O T O と お 客 様 」「 リ モ デ ル ク ラ ブ 店 と お 客 様 」と の 信 頼 の き ず な を 築 い て い ま す 。
2009年11月か ら は、グ リ ー ン リ モ デ ル の 価 値 を お客様に具体的にご理解していただくため、「グリー ン リ モ デ ル 診 断」を 導 入 し、ご 提 案 の 見 え る 化 を 図っています。
ご提案の 見える化 を実現した独自の診断システム
当社は、5年ほど前から健康やエコを意識し、「健康リモデル」というコン セプトを前面に 打ち 出 してお 客 様 に さ ま ざ ま な ご 提 案 をして い ま す 。目 に 見 える 化 を 図 っ た グ リー ン リモデル診断は、その提案に説得力をつける大きな力になっています。47 項目からなる キメ 細かな「総合診断」と、トイレや浴室などのゾーンにしぼって簡易化した「部位診断」 の 2 種 類 があるのも便 利ですし、よりグリーンリモデルに則したご提案ができますね。
リモデルクラブ店から
株式会社キタセツ 代 表取 締役社長
観 を 尊 重 し な が ら、国 内 で 培 っ て き た 生 産・販 売・
生 活 提 案 な ど の ノウ ハ ウ を 活 か し 、グ ロ ー バ ル に
事 業 を 展 開 し て い ま す 。
現 在 、そ の 海 外 住設事 業 を 牽 引 して い る の が 中 国
市 場 で す。T O T O は 、北 京 の 釣 魚 台 迎 賓 館 改 修 の
際 に 衛 生 陶 器 を 納 入 し た 1 9 7 9 年 以 来 、企 業 市 民 の
一 員 として 現 地 に 根を お ろし 、渇 水 事 情 や 清 潔 なト
イ レ 需 要 な ど の 現 地 の ニ ー ズ を 積 極 的 に 取 り 入 れ
な が ら 、高 品 質 や 機 能 性 を 強 み に 高 級 ホ テ ル や オ
フィス ビ ル など の 高 級 便 器 市 場 で プ レ ゼ ン ス を 高
め てき ま し た 。
ブ ラ ン ド 戦 略 で は 、T O T O の 強 み で あ る 高 い 技 術
力 と 商 品 力 、環 境 配 慮 を 前 面 に 打 ち 出 す と と も に 、
陶 器 か ら 洗 面 器・浴 槽・水 栓 金 具 ま で の 水 ま わ り を
ト ー タ ル で コ ー デ ィ ネ ー ト で き る 総 合 力 に よ っ て
「 あ こ が れ の ブ ラ ン ド 」と し て の 地 位 を 確 立 し て い TOTO の 海 外 住 設 事 業 の 本 格 的 な 取 り 組 み は、
1977年 イン ド ネ シ ア に 生 産 拠 点 として 合 弁 会 社 を
設 立 し た こ と に 始 ま り ま す。以 降、世 界 中 に ネット
ワークを広げ、現在では「日本」「中国」「米州」「アジア・
オセアニ ア」「欧 州」の グロー バ ル 5 極 体 制 の もとで、
国 内 拠 点 に 加 え、海 外 に 2 4 の 連 結 対 象 会 社 を15の
国と地域に展開しています。
こ れ ら の 海 外 住 設 事 業 を 一 貫 し て 支 え て い る の
は 、商 品・販 売・供 給 全 般 に わ た り 日 本 国 内 で 培 っ
た 強 み を 活 か し 、高 級 ブ ラ ンド の 確 立 に 狙 い を し
ぼ っ て い る こ と 。そ し て 、世 界 の 国 や 地 域 を 単 な る
生 産 拠 点 や 市 場 と し て 見 る の で は な く 、現 地 に
根 ざ し た 生 産 ・ 販 売 体 制 を 構 築 し 、そ の 地 の 生 活
文 化 の 向 上 に 貢 献 す る と い う 企 業 理 念 に 則 し た
考 え 方 で 事 業 を 推 進していることです。TOTO の社是
である「良品と均質」、「奉仕と信用」、「協力と発展」、
そ し て 世 界 に 共 通 す る テ ー マ で あ る「 環 境 貢 献 」の
姿 勢 を 基 本 に 、そ れ ぞ れ の 国・地 域 の 習 慣 や 価 値
高 い 品 質と充 実した 販 売 体 制 で
信 頼を築くT O T Oブランド
現 地ととも に 歩 む 、T O T O の 海 外 事 業
19 1 7年、「東洋陶器株式会社」として創立した TOTO。
その 社名にはグローバル市場を視野に入れた強い意思が込められていました。 それから 90余年。TOTOは 真のグローバル企業 となることを目指 し、 日々、新しい「まいにち」を世界中のお客様にご提案しています。
真のグローバル企 業 を目指 し、
ン ス タ ジ ア ム と な っ
た 北 京 国 家 体 育 場
( 鳥 の 巣 )を は じ め 、
五 つ 星 級 ホ テ ル や 国
際 空 港 な ど 多 く の 重
要 建 築 物 に T O T O 商
品 が 採 用 さ れ る よ う に な り ま し た 。
TOTOは、真 の グ ロ ー バ ル 企 業 と な る た め に、こ
のような現地に根ざした海外ビジネスモデルを世界
の 他 の エ リ ア に も 展 開 し、グ ロ ー バ ル か つ ロ ー カ ル
に「ブランド認知」「ブランド浸透」「ブランド確立」の
ステップを踏みながらシェアの拡大を図っていきま
す。新 規 参 入マ ー ケ ッ ト で あ る ブ ラ ジ ル、ロ シ ア、
インドでは、各国の市場の状況を踏まえつつ、販売網
の 確 立 と 現 地 で の 生 産 も 見 据 え な が ら、早 期 の 事 業
基盤の確立を目指していきます。
国 境 を 越 え、文 化・言 語・習 慣 を 越 え て 世 界 が ひ と
つになろうとするとき、そこに TOTOブランドが脈々
と息づいていること。これこそが TOTOの 願いです。 ま す。も の づ く り に お い て も 、北 京 、上 海 、大 連 な ど
中 国 各 地 に 生 産 拠 点 を 設 置 し 、技 術 移 転 に よ る 生
産 技 術 の 現 地 化 と 日 本 と 同 様 の 製 造 工 程 の 導 入 な
ど に よ っ て 、高 い 品 質 力 を 確 保 し て い ま す 。
販 売 活 動 に つ い て は、進 出 当 初 か ら 中 国 を 重 要 市
場 と し て 認 識 し、自 社 シ ョ ー ル ー ム を 拠 点 に 現 地 の
販 売 代 理 店 と の 関 係 を 築 い て き た こ と が 大 き な 力
と な っ て い ま す。現 在、中 国 各 地 で 広 範 な 販 売 網 を
確立しており、365日24時間受付可能なコールセン
タ ー な ど の 充 実 し た ア フ タ ー サ ー ビ ス と 相 ま っ て、
安定した顧客層と市場シェアを保持しています。
こ う し た 戦 略 に よ り 、現 在 で は 高 級 ブ ラ ン ド と
し て の 地 位 を 確 立し 、中 国 の 高 級 衛 生 陶 器 市 場 で
ト ップシェアを 獲 得 。また、上海万博で中心的な役割
を 担 うEXPOセ ン タ ーや、北 京 オ リ ン ピ ック の メイ
グローバ ルブランド T O T O の 確 立
東 陶(中 国)は、水 と 技 術 の 完 全 な 結 合 を 目 指 し、環 境 に 配 慮 し た 商 品 の 開 発・宣 伝・普 及 に努めてきました。その結果、中国市場でTOTOは、ハイテクで、環境にやさしく、高性能 なバス・トイレ製造技術の先駆者として広く認識されるようになりました。
TOTOが中国でトップを走り続けているのは、「ウォシュレット」をはじめとする独自の
商 品 や 優 れ た 洗 浄 技 術・節 水 技 術 に あ る の は も ち ろ ん で す が、中 国 市 場 で 最 も 実 力 と 安 定 性 を 備 え た 販 売 代 理 店 を 有 し て い る こ と や、東 陶(中 国)の 各 部 門 が こ れ ら の 販 売 代 理店と10数年の長きにわたり密接に連携してきたことが大きいと思います。
中国のTOTOグループから
東陶(中国)有限公司 営業本部長
胡 晋
TOTOグループは、創業100周年の節目となる
2017年に向けた長期経営ビジョン「TOTO Vプラン2017」を掲げ、
「真のグローバル企業」として、海外のその土地で暮らすお客様にとって、
必要だと思っていただける・必要とされ続ける企業になることを目指しています。
2008年には欧州とアジア・オセアニアに事業統括会社を設立し、
日本、中国、米州、アジア・オセアニア、欧州の
「グローバル5極体制」の確立へ向けて始動しています。
地球上のすべての人が使う「水」。
水まわり商品はそれぞれの国や地域の生活文化と
このうえなく密接な関係にあります。
TOTOはさまざまな商品・サービスを通じて、
世界各国に豊かで快適な生活文化を提案し続けていきます。
■分野別売上高構成(2009年度)
新 築 1 1 9 8 億 円
売 上 高 合 計 4 2 1 9 億 円
海 外 売 上 高 合 計 5 5 9 億 円 北 中 米 1 9 7 億 円
中 国 2 4 2 億 円 その他 1 2 0 億 円
2%
新 規 事 業その他 6 2 億 円
リモデル 2 4 0 0 億 円
海 外 5 5 9 億 円
■海外売上高構成(2009年度)
TOTOグループの事 業 展 開
TOTO at a GLANCE
35% 43% 22% 28% 57% 13%
中国
販売・統括会社 1 社 生産会社 7 社 販売会社 1 社 関連会社 2 社 生産会社 10 社 販売会社 20 社 サービス等 8 社
アジア・オセアニア
販売・統括会社 1 社 生産会社 1 社 生産・販売会社 2 社 販売会社 1 社 関連会社 3 社
上海
ソウル 大連 ボットロプ(ドイツ)
デュッセルドルフ
南京 北京
重慶 成都
広州
厦門
香港
マニラ 深圳
ハノイ ホーチミン
スレンバン(マレーシア) バンコク ドバイ
デリー
シンガポール ジャカルタ
生
生 販 営 生 営 生 営
生 営 苗栗営
高雄営 台中営
営 営
営
シ
台北生 販 シ 販 シ シ
生 営 生 生
営 シ シ
生 シ 販 営
営 生 販 生 販 営
営 販
「ネオレスト」や「ウォシュレット」など、快適なレストルーム空間を実現する商品群。幼児用 水まわり器具「キッズトイレスペース」や配管工事不要の「パブリックリモデル便器」などの 住宅以外のリモデル需要に対応した商品も品揃えしています。
レストル ーム 商 品
こだわりの空間と満ち足りた生活シーンを実現するシステムキッチンやシステムバスルー ム、収納力や使い勝手を格段に向上させた洗面化粧台など、お客様の多様な価値観に対応し た商品を販売しています。
バ ス・キッチン・洗 面 商 品
浴 室 換 気 暖 房 乾 燥 機「三 乾 王」や ハ ンドド ラ イヤ ー「ク リ ー ンド ラ イ」、光 触 媒 技 術 を 応 用 し た環境建材(ハイドロテクト塗料・タイル)など、長年培ってきた技術を応用・発展させたさま ざまな商品群で新たな価値を提案しています。
その 他
創 立 : 1 9 1 7( 大 正 6 )年 5 月 1 5 日 資 本 金 : 3 5 5 億 7 , 9 0 0 万 円
本 社 所 在 地 : 福 岡 県 北 九 州 市 小 倉 北 区 中 島 2 丁 目 1 − 1
従 業 員 数 : 連 結 2 3 , 1 4 3 名 単 独 7 , 7 7 5 名 T O T O グ ル ー プ お よ び 関 連 会 社 : 6 9 社
※連 結 対 象 は62社(内 日 本 国 内38社、海 外24社)
■ 会 社 概 要( 2 0 1 0 年 3 月 現 在 )
欧州
販売・統括会社 1 社 生産会社 1 社
米州
持株会社 1 社 生産・販売会社 1 社 生産会社 1 社
ニューヨーク ロサンゼルス
シカゴ ボストン
シエネガ・デ・フローレス (メキシコ)
モロー
フロリダ
生産拠点
生
販 営
シ
販売拠点 営業所 ショールーム
営 シ 営 シ 営 シ
営 シ
営 シ
生
生
2 0 0 9 年 度 に 行ったショールームでのイベント
夏 休み 親 子 エコ教 室( 2 0 0 9 年 8 月)
2 0 0 9 年 度に行った工 場リモデルフェア
TOTOの商品は暮らしの中で長くお使いいただくものばかりです。
そのためTOTOは、一生のおつきあいを考え、お客様との「きずな」を深めたい、
お客様のまいにちを、より快適なあしたへ結びたいと常に考えています。
お 客 様 と の き ずな
お 客 様との身 近な接 点 、ショールーム
TOTO ショールームは、商品をご覧いただくため だけの場ではなく、お客様とのきずなを深めるため の交流の場として日々活用されています。リモデル
2 0 0 8 年 度 に 一 部 の ショー ル ー ム で 行 い 大 変 好 評 だった イ ベ ン ト を 、全 国 の シ ョ ー ル ー ム に 拡 大 し まし た 。地 球 の 水 資 源 の 大 切 さ に つ い て 考 え る 講 義 や 、身 近 な 水 ま わ り 製 品 に 触 れ な が ら 自 分 た ち に も で き る 環 境 配 慮 に つ い て 、ク イ ズ ラ リ ー や 社 員 に よ る 寸 劇 を 交 えな が ら 、親 子 で 楽 しく 体 験 し て い た だ き まし た 。
クラブ店と共同でさまざまなイベントやフェアを行 い、お客様や地域の皆様に身近に感じていただける コミュニティスペースを目指しています。
工 場 発 、お 客 様との 出 会 い・きずな
2009 年度からスタートした「全社一丸リモデル 創 出 活 動」は、TOTO グ ル ー プ で 働 く す べ て の 人 が リモデルについて理解し、全国の工場やショールー ム、アフターサービスなど、あらゆるお 客 様 接 点 を 活用して、その価値をお客様にお伝えすることを目 指しています。
全国各地の工場では、お客様にものづくりの現場 を ご 覧 い た だ い た り、最 新 の 商 品 に 触 れ て い た だ く、初めての「工場リモデルフェア」を開催しました。 工場見学や工作体験など、工場ならではの工夫を凝 らした楽しいイベ ント満載で、初年度は 6 万人を超 えるお客様にご来場いただきました。
TOTOマテリア土岐工場・御嵩工場、
TOTOウォシュレットテクノ土岐工場(2009年6月) TOTOグループの工場リモデルフェアの第一 弾として、3 工場合同で実施しました。
TOTOサニテクノ愛知工場(2009年7月) 衛 生 陶 器 工 場 見 学 では、焼 成 前の 便 器 の 接 着を体験していただきました。
TOTOサニテクノ中津工場、 TOTO中津第二工場(2009年8月)
来場した子どもたちに、製品検査や水栓金具の
メンテナンスなどの体験をしていただきました。
U D 研 究 所 で の 高 齢 者 疑 似 体 験 研 修
「まいにち必ず 使うもの 」
「 みんなが 必ず 使うもの 」を設 計 思 想 に
年齢や性別、身体的状況、国籍、言語、知識、経験な どの違いに 関係なく、すべての人が快適、安全に使え る 商 品 の デ ザ イン を 行 う「ユ ニ バ ーサ ル デ ザ イ ン
(UD)」。「まいにち必ず使うもの」「みんなが必ず使う
もの」を扱うTOTOは、40年以上も前からこのUDの 考え方を研究開発の最重点テーマのひとつに掲げ、 使いやすく快適で安全な商品づくりを進めています。
2006年に設立したUD 研究所では、つくる・育てる・ 考える という3つの視点に立ち、お客様の気持ちや 行動を開発者やデザイナーと共有して、新たな商品の 開発やより使いやすい空間提案を推進しています。 特 に 商 品 開 発 に お い て は、お 客 様 と 開 発 者 が 対 話や観察、検証を繰り返しながら、より使いやすい 商品をつくりあげていく「UDサイクル」に沿って、 実際にどのようにすればより使いやすく改良する ことができるのか、お客様
モニターによる「生活シー ン検証」やお客様のご自宅 訪 問 に よ る「家 庭 訪 問 調 査」を 実 施 し、お 客 様 の 普 段 の 生 活 に 根 ざ し た ご 意 見 や ご 感 想 な ど を 商 品 に 反映しています。
TOTOの商品は、
「まいにち必ず使うもの」
「みんなが必ず使うもの」。
そして世界中のお客様の、それぞれの生活の中でお使いいただくためのもの。
使う人とその生活、そして環境について考えることがTOTO のものづくりのテーマです。
「TOTO Vプラン2017」で 目 標 に 掲 げ た「真 のグ ローバル企業」の実現のため、今後はグローバル 5 極 体制のもと、日本で開発したオンリーワン技術をベース に、地域特性に応じたものづくりを進めていきます。 海 外 で は 各 国 で 文 化 や 習 慣 が 日 本 と は 異 な り、 生 活 様 式 も 多 様 で す。そ こ で 求 め ら れ る 商 品 や サービスも地域ごとの特性を持つことが必要です。 節 水 やC O2の 削 減、大 気 浄 化 な ど の 環 境 配 慮 を 軸
に日本で開発した技術をコアテクノロジーとして、 高機能・高品質を維持しながら、各国の規制や基準 を満たした商品開発を行い、それぞれの地域に合っ たデザイン設計を進めていきます。
一方で生産体制についてもさまざまな革新活動を 推進しています。海外の各地域や日本国内の多様な 需要に対応する多品種の商品を、より効率的に生産 していくために、加工自由度の高い材料研究・開発を 行い、また組み立てやすい部品の設計やコスト削減、 生産リードタイムの短縮を図るために部材のプラッ トフォーム化を推進しています。
その1つとして、国内最小の洗浄水量4.8ℓで流せ る 節 水 便 器 の 技 術 を コ ア テ ク ノ ロ ジ ー と し て プ ラットフォーム化を図り、2011年度には全世界で発売 する住宅向け便器の80%を4.8ℓ洗浄にすることを 目指しています。
ハイドロテクトタイルを採用した中国の高層マンション
T O T O の も の づ くり 思 想
まい にちだからこそ、さりげなく。そして 、こだわりも。
水 ま わ り 空 間 は、「心 地 よ く リ ラ ッ ク ス で き る 空 間」であるべきだとTOTOは考えます。だから、TOTO の商品はまいにちの暮らしの中で主張しすぎない さりげなさを大事にしています。
2008年 に 発 売 し た パ ブ リッ ク レ スト ル ー ム 「RESTROOM ITEM 01(ゼロワン)」も、そのような デザイン理念を体現した商品のひとつです。この商 品は、設計から販売までさまざまな部門から集まっ たプロジェクトチームが、多くの建築専門家の皆様
にもご協力をいただきながら、「理想のパブリックト
イレ空間とは?」をゼロから徹底的に考えることに よって生まれました。無駄を省いたデザインと全体 の統一感を追求することで、どんな建築空間にも馴 染むシンプルさと、すべての人が満足できる機能性
を両立し、2009年度グッドデザイン賞『金賞』(経済
産業大臣賞)を受賞しています。
また、世界的に権威のあるデザイン賞『iF賞』を「ア
クアオートエコ」「ネオレスト ハイブリッドシリーズ」
「クリスタルボウル」「ル ネッセ シングルレバー混合
栓」等が受賞、『レッドドット・デザイン賞』を「ルナクリ
スタル」「ルミニ スト バ ス」 欧 州 向 け の「NEOREST
SERIES/LE」等が受賞しています。機能だけでなく、 デザイン面でも評価を受けています。
オンリーワン技 術 から新 領 域 の 事 業 へ
TOTOでは、オンリーワン技術を活かした新領域 事 業 の 創 出 に 向 け て、さ ま ざ ま な 取 り 組 み を 行 っ ています。光触媒を利用し、光や水の力で地球や暮 ら し を き れ い に す る 環 境 浄 化 技 術「ハ イド ロ テ ク ト」もそのひとつです。TOTOが世界で初めて実用 化 に 成 功 し た 同 技 術 は 、光 触 媒 層 に 光 が 当 た る と「分 解 力」と「親 水 性」が 発 生 し、大 気 汚 染 物 質 (NOx)を 除 去 す る 空 気 浄 化 効 果 や、建 物 の 外 観 を きれいに保つセルフクリーニング効果を生み出しま す。TOTOで は、す で に 外 装 用 塗 料 や 外 装 用 タ イ ル・建材など身近な製品に応用し、広く環境保全に 貢献しています。
また、次世代のエネルギー技術として、CO2の削
減に大きく貢献でき、大気汚染物の発生がない発電 技術として注目を集めている燃料電池の開発でも、 TOTOの技術が注目されています。TOTOが開発を
進 め て い る 固 体 酸 化 物 形 燃 料 電 池(SOFC)の 心 臓 部「発電モジュール」は、世界最高水準の発電効率と 耐 久 性 を 達 成 し て い ま す。現 在、ご 家 庭 向 け の コ ジェネレーションシステムや持ち運びのできる電源 システムへ の 搭 載 に 向 け、耐久性の向上とコストダ ウンに取り組んでいます。
安 心してお 使 いいただくために
TOTOの商品は「まいにち必ず使うもの」「みんな
が必ず使うもの」。だからこそ、お客様に安心して安 全にご利用いただける商品をご提供する使命がある と考えています。
そのため、ISO9001を基本とした総合品質マネジ メントのもとに、さまざまな品質保証に取り組んで
います。「消費者生活用製品安全法」をはじめとする
国内外の法令や関連技術基準を学ぶなど、全グルー プ社員を対象に安全に対する意識と知識を向上させ る研修を実施。そのうえで、商品の企画段階からお客 様にお届けするまでの全社・全過程で品質管理を徹
底させるため、「製品安全自主行動計画指針」を定め、
商品に対する安全意識をTOTOグループのすみずみ にまで浸透させています。
また、設計段階においても事故のリスクをいかに 減らすかに取り組んでおり、火災や漏水を絶対に発 生させないようにするのはもちろん、内部で何らか
の異常により発火・漏水した場合も商品の外に被害 を 及 ぼ さ な い よ う 内 部 の 機 構 を 配 慮 し て い ます。 特 に火災につながる可能性の高い電装部品に関して は、エレクトロニクスセ ンターが審査部門となって 設計段階での審査を厳密に行っています。
TOTO品質。それは、お客様を見つめる視線、
そして、信頼を守るという強い意思から生み出されています。
設計から製造、アフターサービスまで、商品のライフサイクルを通じて品質を守り続 けます。
アフターサービスのご用命は、 TOTOメンテナンス
修理受付センター(0120 -1010-05)まで。
台湾東陶でのアフターサービス研修 衛生陶器の 全数検査風景
質 の 高 いアフターサービス
万一、商品が原因で事故が発生したり、発生を予見 させる兆候が発覚した場合には、お客様をはじめ関 係者の皆様から迅速に関係情報を収集するととも に、社外の販売事業者などとも協力し、すみやかな情
報開示と適切な対応を図ります。また、重大事故につ いても、回収実施などの情報を迅速に開示し、影響を 最小限に抑えるよう努めるとともに、原因を徹底的 に究明し、再発防止とその後の改良に結びつけます。 TOTOで は、お 客 様 満 足(CS)を「お 客 様 の 期 待
以 上 の 満 足 に つ な が る 商 品 と サ ー ビ ス」の 域 に ま で 高 め る こ と を 目 指 し、お 客 様 の 声 を 原 点 と し て 商 品 開 発 や 品 質 管 理 を 行 っ て い ま す。お 客 様 本 部 で は、商 品 ご 使 用 者 様 へ の ア ン ケ ート や お 客 様 相 談 セ ン タ ー へ の ご 意 見・ご 要 望 な ど、お 客 様 か ら い た だ い た 声 を 整 理 し 担 当 部 門 に 伝 え る ほ か、社 内 の イ ン ト ラ ネ ッ ト に も 掲 載 し、日 頃 お 客 様 と の 接 点 の な い 社 員 に 対 し て も 情 報 の 共 有 と 活 用 を 図 っ て い ま す 。さ ら に 2 0 0 8 年 度 か ら は、お 客 様 相 談 セ ン タ ー の コ ミ ュ ニ ケ ー タ ー と 商 品 の 開 発・ 製 造 に 関 わ る 事 業 部 の 担 当 者 に よ る「お 客 様 の 声 を 聴 く 会」を 各 地 で 開 催。そ の 結 果、お 客 様 の 声 を 課 題 解 決 に つ な げ よ う と い う 動 き が 活 発 に な り、
新 商 品 開 発 や 商 品 改 善 な ど に 数 多 く 活 か さ れ て
います。ま た、「 TOTOグループCS大会 」「コールセ
ン タ ー CS事 例 発 表 大 会」を 開 催 す る な ど、お 客 様 視 点 に 立った取り組みを水平展開し、CS活 動 のレ ベルアップを図っています。
お 客 様 の 声を共 有し、課 題 解 決 へ
T O T O 品 質 の 実 現
■ 重 要なお知らせ
詳 細 は T O T O ホ ー ム ペ ー ジ に て ご 案 内 し て お り ま す 。 h t t p : // w w w . t o t o . c o . j p /
2 0 0 0 年 5 月∼ 2 0 0 4 年 8 月 に 製 造 し た 石 油 直 圧 式 給 湯 機(TOTO販 売ブランド名: ハイアクティシリーズ )に お い て、油 通 路 の シ ー ル 部( パ ッ キ ン 部 分 )の 不 具 合 に よ り 、油 が 漏 れ 、故 障 が 発 生 し て お り ま す 。 2 0 0 8 年 9 月 お よ び 1 1 月 に 新 聞 社 告・ホ ー ム ペ ー ジ へ の 掲 載 を 行 い 、該 当 の機種を無料で点検し、部品ユニットを 交換させていただいています。
2 0 0 0 年 9 月∼ 2 0 0 5 年 3 月 に 製 造 し た 卓 上 型 食 器 洗 い 乾 燥 機 に お い て 、基 板 上 の 電 源 コ ネ ク タ 部 の 発 熱 に よ り 、ま れ に 下 部 カ バ ー 損 傷 に 至 る 発 煙 事 故 の 恐 れ が あ る こ と が 判 明 し ま し た 。2 0 0 8 年2 月 に 新 聞 社 告・ホ ー ム ペ ー ジ へ の 掲 載 を 行 い 、事 故 防 止 の た め に 対 象 品 の 点 検・修 理 を 無 料 で 実 施 さ せ て い た だ い て い ま す 。
1 9 9 9 年 3 月∼ 2 0 0 1 年 1 2 月 に 製 造 し た 温水洗浄便座一体形便器において、製品 内 部 の 一 部 接 続 部 で 接 触 不 良 が 発 生 し 、 プ ラスチック製タンクの一部から発煙・ 発火に至る可能性のあることが判明しま し た 。2 0 0 7 年 4 月 に 新 聞 社 告・ホ ー ム ページ掲 載 を 行 い 、事 故 防 止のために対 象 品 の 点 検 ・ 修 理 を 無 料 で 実 施 さ せ て いただいています。
迅 速な情 報 開 示 に 努 める
コールセンター お客様の声を聴く会
1.7 1.8 17.0 15.7 14.4 15.3 13.9 12.7 1.7
環 境 にやさしい 商 品 の 開 発
水まわり商品は「まいにち必ず使うもの」「みんなが
必ず使うもの」。それだけに日々の小さな積み重ねが 地球環境へ大きな影響を与えます。
そのためTOTOでは、毎日の暮らしの中で知らず 知らずのうちに地球環境を守ることのできる商品の 開発を積極的に進めています。商品企画・設計の段階
からライフサイクルアセスメント※を用いたCO2排出
量の把握を行うなど、独自の製品環境アセスメント を実施し、環境にやさしい商品(TOTOグリーン商品) を開発しています。
TOTO は、
「環境」を企業ミッションのひとつとして考えており、
商品・サービス、ものづくり、社会貢献・ひとづくりの
3 つの軸を通じて取り組んでいます。
包装材の軽量化 資材の再使用 資材の再利用
掃除しやすい 汚れにくい 洗剤削減 大気の浄化
地球環境・資源の保護
持続可能な快適な社会の実現
■TOTO グリーン商品のライフサイクルアセスメント
設計する
廃業 リサイクル
省エネ 節水 カイゼン活動 長く使える 小型軽量化 省エネ 節水 ムダを出さない
列車・船の利用 配送システムの改善
省エネ 節水 節電 長く使える 法令遵守
水を汚さない ゴミを出さない 天然原料 安全な原料 鉛低減 脱塩ビ 低ホルム リサイクル材の利用
つくる
はこぶ
つかう 材料調達
もどす
※ライフサイクルアセスメント: 製 品 に 関 す る 資 源 の 採 取 か ら 製 造 、使 用 、廃 棄 、輸 送 な ど す べ て の 段 階 を 通 し て 環 境 影 響 を 定 量 的 、客 観 的 に 評 価 す る 手 法 。
環 境 負 荷 低 減 のとりくみ
さらなるCO2削減を目指して
国 内 グループで の C O2排 出 量 を 2 0 1 0 年 度ま で
に 2 0 % 削 減(1990年 度 比)す る こ と を 目 標 に、製 造 部 門 で の 燃 料 転 換 や 全 社 を 挙 げ て の 省 エ ネ 活 動 など を 推 進 。2 0 0 5 年 度 に 目 標 の 2 0 % 削 減 を 達 成 し 、2 0 0 9 年度 に は 4 0 . 6 %の 削 減( 同 比 )を 実 現 し ま し た 。
現 在 は 、チ ャ レ ン ジ 目 標 と し て 、2017年度まで
にCO2排出量を1990年度比で45%削減することを
目指し、さらなる活動を続けています。
※ C O2換 算 係 数 は「 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 す る 法 律 」の 係 数 を 使
用しています。ただし、電力は0.378kg-CO2/kWhを使用しています。過 去 の
デ ー タ の 一 部 に お い て 推 測 値 を 採 用 し て い ま す 。
■ TOTO 国 内 グループ C O2排 出 量 の 推 移
TOTO 支社および国内販売グループ会社 TOTO 工場および国内製造グループ会社
1.4 21.7
20.3
(基準年度)
22 20 18 16 14 12 10 0
(万 t)
(年度)
90 06 07 08 09 メンテナンスサポート
12.9 1.6
■ 製品環境アセスメント
L C CO2(ライフサイクルCO2)
省エネルギー 節水 環境汚染防止 環境浄化
3 R 対応
リデュース リユース リサイクル
・製品の減量化 ・製品の長寿命化 ・リサイクル材の使用 ・リサイクル 配慮 ・包装材の3 R 対応
環境にやさしい事業活動
TOTOは、グ ル ー プ を 挙 げ て、排 出 物 の 減 量 化 か ら、再資源化、包装材料削減、輸送燃料削減にいたる 総合的な環境配慮の活動に取り組んでいます。 衛生陶器の製造工程で発生する「衛生陶器くず」 は、カラー舗装用セラミック骨材として再資源化し ています。また、積極的に取り組んでいる包装材料 の改善では、(社)日本包装技術協会主催の日本パッ ケ ー ジ ン グ コ ン テ ス ト で10年 連 続 入 賞 し て い ま す。今回受賞した「欧州向けネオレスト包装」は、少
ない包装材で国際輸送に耐えうる斬新的な構造や、 商品の取り出しやすさにも配慮していることなど が評価され、コンテストの最高峰である「ジャパン スター賞」を受賞しました。
物流部門では、輸送 便 の 統 合・積 載 率 向 上・共同配送などを実 施し、グリーン物流を 推進しています。
環 境 貢 献 活 動 のとりくみ
TOTOは、生物多様性の視点から、社会とかかわり 合った環境貢献活動を推進していくとともに、環境に 対する意識の高い ひとづくり を目指しています。
TOTO 水環境基金
NPOや市民団体などの水環境への取り組みを支援 するため、2005年度に「TOTO水環境基金」を設立し ました。「 創り だそう!水と 暮らしの新しい文化 」を テーマとした同基金は、助成金による経済的支援だ けでなく、TOTOグループ社員の活動参加や情報交 換などを通して、各団体との新しい交流が生まれ、 年々活動の輪が広がっています。
TOTOどんぐりの森づくり
創立90周年記念事業として、2006年度に「TOTO どんぐりの森づくり」を開始。全グループ社員が参 加し、自分たちの手でどんぐりを拾い、工場や家庭 などで育て、その苗木を地域の皆さんのご協力をい ただきながら森に返し、植 樹後も草刈りなどを行っ ています。また、グル ープ社員と地域の皆さんとの 交流イベントを行うなど、地域の皆さんとグループ 社員が気持ちを一つにまとめる活動として着実に 根を下ろしています。
環 境 へ の とりくみ
地球環境保全活動に関する詳細データは別冊「TOTOグループコー ポレートレポート2010 財務・CSRセクション」に掲載しています。
欧州向けネオレスト包装 「景観ボランティア明日香」では、歴史的景観保全国際作業として
ダイバ ーシティの 推 進
TOTOグループで働くすべての人々が
持てる力を存分に発揮できるように、ダイバーシティ、
人財の育成・活用、ワークライフバランスを推進しています。
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TOTOグループは、年齢や性別、国籍など、多様な人 財の個性を尊重し、そこから生まれる新しい発想に よって、豊かで快適な生活文化を創造していきたいと 考えています。
2005年に社長直轄の「きらめき推進室」を発足し、 女性社員の能力発揮や意識改革などを推進してき ました。2010 年 度 か ら は 人 財 開 発 部 門 へ 移 管し、 「ダイバーシティ推進グループ」と改称、より広範な活
動としてスタートさせました。「女性」に加え「障がい 者」「外国籍社員」をダイバーシティの3本柱と定めた ほか、60歳定年退職者の再雇用制度、派遣・契約社員 のステップアップ制度を設け、高度なスキルやノウハ ウを身に付けた人財の活用を推進しています。
女性社員の活用
豊かな生活経験を持ち、家事を担うことの多いお 客様への理解力を持つ女性社員の能力発揮を促す ために「きらめき活動」に取り組み、女性に対する認 識の変革やビジネスプロセスの見直しなどを推進 してきました。今後は、女性に限らず、TOTOグルー プで働くすべての社員が、お客様視点で自らの生活 経験を語り、商品やサービスに活かしていける姿を 目指して取り組んでいきます。
グローバル人財の採用・育成
TOTOグループは、2007年度より毎年 3名を目標 に外国籍社員の国内採用を行っています。海外事業 の伸長・拡大に必要な人財を確保し、またさまざま な経験・文化や価値観を持った人財が共に働き刺激 し合うことで生まれる社内の活性化や新たな価値 創造によって、「真のグローバル企業」の実現を目指 し ま す。2010年4月現 在 の 国 内 グ ル ー プ の 外 国 籍 社員数は18名です。
また、海外グループ会社では人財の現地化を進め ています。2009年度の海外グループ会社経営トッ プ層における現地採用の割合は21%ですが、2017 年 度 に は50%を 現 地 化 し、ま た 部 門 長 ク ラ ス に つ い て は70%以 上 を 現 地 化 す る こ と を 目 標 と し、現 地の人々とともにある企業、地域に根ざした企業を 目指します。
障がい者の雇用促進・活用
TOTOグループでは、どの職場でも障がい者と健 常者が同じように活躍できる「ノーマライゼーショ ン」の実現を目指して、継続的な障がい者採用に取 り組んでいます。人にやさしい水まわり商品を提供 するTOTOだ からこそ、障がい者が活躍できる場が 多くあります。2009年 度 末 のTOTOグ ル ープ の 障 がい者雇用率は2%でした。
所属別 国内グループ会社
属性別
契約社員
■ TOTOグループで働く人々の内訳(2010年3月末現在)
構内協力会社請負企業
派遣社員 TOTO
35%
22%
海外グループ会社43%
T O T O の 人 財 づくり
人 財 の 育 成
ヘルスケアセンターでの生活習慣改善指導
2010年度は、全グループ視点・長期的視点で求め られる人財像をより明確にし、社員一人ひとりが自身 の将来像にもとづいた自律的な能力開発に取り組め る環境づくりに全社一丸となって取り組んでいます。 具体的には、求められる能力要件に対応したさまざ まな能力開発機会(入社3年間育成計画・階層別研修・
ラーニング・通信教育等)の提供を行うとともに、 日々の仕事を通じた上司と部下のコミュニケーショ ンを促進させる仕組みの整備を通じて、一人ひとり の成長・挑戦を促し、自立した人財を継続的かつ計画 的に育成していきます。
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ワークライフバランスの 推 進
TOTOグループは、すべての社員が、労働時間の見 直し等によって仕事と家庭生活の調和を図ること が 生 産 性 や 働 き が い の 向 上 に つ な が る と 考 え、 ワークライフバランスの推進に取り組んでいます。 2009年度も有給休暇の取得促進、ノー残業デーの 定着化を図るとともに、育児のための短時間勤務制 度を拡充(子の対象年齢の引き上げ・育児フレック ス導入)し、社員のライフスタイルの多様化に対応で
きるようにしました。毎年、男女ともに育児休業・短 時間勤務制度が利用されています。
2010年度には、親などの介護が必要な社員のため に短時間勤務制度の利用パターン・期間を拡充し、ま た結婚や出産、配偶者の転勤や介護などやむを得ず途 中退職する場合に希望者へ求人案内を行う人財登録 制度を導入する予定です。仕事と家庭生活のより良い バランスの実現に継続的に取り組んでいきます。
災 害 撲 滅 活 動
「作業に対する感受性の向上」と「不安全行動・不安 全状態ゼロ」を目指して、2003年度より労働災害撲滅 活動を推進しています。2008年度と2009年度には、 災害の一番の要因である「不安全行動」を撲滅すべく、 規律訓練を取り入れた安全衛生教育を全グループ社 員に展開し、特に社員一人ひとりの安全意識高揚に重 点を置き、全グループ挙げて徹底的に推進しました。
2009年度は製造部門に加え、研究・開発部門の安 全点検を強力に実施しました。今後も、継続して労働 災害撲滅の意識づけならびに安全対策の徹底を推進 していきます。
体と心 の 健 康を支 援
2009年度も昨年に引き続き、健康診断後の二次健 診の受診や保健指導の徹底を推進しました。また、メ ンタル疾患者の早期発見・早期対応を目的に、管理監 督者などへの教育を実施するとともに、定期健康診 断時の健康度アンケート調査や、We bを使用したス トレス調査の試行を開始しました。