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高齢者虐待防止マニュアル 概要版

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Academic year: 2018

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(1)

平成 2 3年10月

安曇野市

高齢者虐待を防ぎましょう!

高齢者虐待は深刻な社会問題になってきています。高齢者が尊厳をもって安 心して生活できる社会が必要です。一方で、介護をしているご家族も高齢者の 介護で相談ができずに悩んでいます。

市では、高齢者虐待の早期発見・早期対応、家族支援のために「高齢者虐待 防止ネットワーク会議」を設置して、対応しています。

高齢者虐待を身近な問題としてとらえ、高齢者本人、家族をはじめ地域住民 が高齢者虐待について知り、みんなの力で高齢者虐待を防ぎましょう。

(2)

こんなことが身近なところでありませんか

高齢者の虐待を防ぐためには、まずそれが虐待であると気づくことが必要です。

「高齢者虐待防止法」では、高齢者の虐待について身体的虐待、介護・世話の放棄・ 放任、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待の 5 つを規定しています。

以下の項目は、高齢者虐待の発見の手がかりとなるサインの例です。高齢者の様子、 介護者や家庭・地域の様子で思い当たることはありませんか。

身体的虐待を受けている場合

・身体に小さなキズが頻繁にみられる。

・頭、顔、口腔内、頭皮等にキズがある。

・急におびえたり、恐ろしがったりする。

・「怖いから家にいたくない」等の訴えがある。

・キズやあざの説明のつじつまが合わない。

ネグレクト(介護・世話の放棄・放任など)の場合

・居住部屋、住居が極めて非衛生的になっている、また異臭を放っている。

・寝具や衣類が汚れたままの場合が多くなる。

・身体からかなりの異臭がするようになってきている。

・適度な食事を準備されていない。

・不自然に空腹を訴える場面が増えてきている。

心理的虐待を受けている場合

・かきむしり、噛み付き、ゆすり等がみられる。

・身体を萎縮させる。

・おびえる、わめく、泣く、叫ぶなどの症状がみられる。

・食欲の変化が激しく、摂食障害(過食、拒食)がみられる。

・無力感、あきらめ、投げやりな様子になる。

性的虐待を受けている場合

・肛門や性器からの出血やキズがみられる。

・生殖器の痛み、かゆみを訴える。

・急に怯えたり、恐ろしがったりする。

・ひと目を避けるようになり、多くの時間を一人で過ごすことが増える。

経済的虐待を受けている場合

・年金や財産収入等があることは明白なのにもかかわらず、お金がないと訴える。

・経済的に困っていないのに、利用負担のあるサービスを利用したがらない。

・お金があるのにサービスの利用料や生活費の支払いができない。

・資産の保有状況と衣食住等生活状況との落差が激しくなる。

・預貯金が知らないうちに引き出された、通帳がとられたと訴える。

これらの虐待は、単独で起こるものではなく、複数の虐待が同時に発生していること もあります。気になった際は、迷わず連絡ください。

(3)

通報・相談後は迅速に対応します

安曇野市では、高齢者虐待の早期発見・早期対応のために「高齢者虐待防止ネット ワーク会議」を設置しています。相談通報後はネットワーク構成員や関係機関と連絡 調整し、高齢者、養護者・家族に対する支援を行います。

虐待の発見者・高齢者本人・家族・養護者

安全確認・事実の確認

(必要に応じて立入調査)

見守り・予防的支援 で対応可能

緊急性あり

一時保護・措置入院・措置入所

関係機関・関係者による援助の実施 問題に応じた専門機関による援助の実施

緊急性の判断

ケース会議

(援助方針、支援内容、各機関の役割、主担当者、連絡体制等決定)

人権擁護委員

民生児童委員

弁護士・司法書士 老人クラブ

社会福祉協議会

保健福祉事務所

医療機関

介 護 保 険 サ ー ビ ス 事 業 所

定期的な訪問によるモニタリング(見守り) ケース会議による評価

(援助方針、支援内容、各機関の役割の再検討)

生命や身体に関わる危険があるとき

《対応窓口》

地域包括支援センター

高齢者介護課・各総合支所

相談・通報

高齢者虐待防止ネットワーク会議

連携・協力・支援

(4)

「 高 齢 者 虐 待 か な 」 と 思 っ た ら 、 通 報 相 談 し ま し ょ う

「高齢者虐待防止法」では高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は 速やかに通報するよう義務づけています。

虐待をしている家族には、「虐待をしている」という自覚がない場合が多く、また 本人自身も虐待を自覚していないことがあります。当事者の自覚の有無に関わらず、 客観的に権利侵害が行われている場合は、「虐待」となります。

通報者の個人情報が他へ漏れることはありません。また通報したことを理由として解雇その他 不利益な扱いを受けることはありません

■ 地域包括支援センター(地域の高齢者の介護・福祉などのさまざまな相談に応じています。

電話 F A X

市地域包括支援センター

(穂高担当)

穂高健康支援センター 8 1 −0760 8 1 −0703 東部地域包括支援センター

(豊科、明科担当)

豊科保健センター 72 −9986 7 2 −9044 南部地域包括支援センター

(三郷、堀金担当)

三郷総合支所 7 7 −4007 7 7 −4087

■ 行政相談窓口(高齢者福祉担当窓口)

名 称 場 所 電話 F A X

高齢者介護課高齢者福祉係 穂高健康支援センター 81−0731 81−0703 豊科総合支所 市民福祉課福祉係 豊科総合支所 72−3111 72−8340 穂高総合支所 市民福祉課福祉係 穂高総合支所 82−3131 82−6622 三郷総合支所 市民福祉課福祉係 三郷総合支所 77−3111 77−6060 堀金総合支所 市民福祉課福祉係 堀金総合支所 72−3106 72−4900 明科総合支所 市民福祉課福祉係 明科総合支所 62−3001 62−4747

休日・夜間の際は、総合支所の宿日直者へ連絡をお願いします。

介護方法や認知症のこと、成年後見制度などについても合わせてご相談ください。 悩みは一人で抱え込まず、どんなささいなことでも構いませんのでお気軽にご相談く ださい。

介護している人自身が長年の介護に疲れている場合や、一生懸命なあまりに追い詰 められていることもあります。虐待をしている人を加害者と決め付けずに、周囲の人 の声かけや相談も大切なことです。

高齢者虐待に関する通報・相談窓口

参照