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参考資料3 「攻めの農林水産業」の特徴的な取組 青森県「攻めの農林水産業」推進本部会議|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government H29 semehonbu

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(1)

「攻めの農林水産業」の特徴的な取組

目 次

Ⅰ 信頼・人のつながりに支えられた「売れる仕組みづくり」

・・・・ 1 東京オリンピック選手村ビレッジプラザへの県産材の提供 1 2 首都圏マンションリノベーション需要に向けた県産材大型木製家具の開発 2

・・・・・・ 3 あおもり米「青天の霹靂」のブランド化に向けた取組 3 4 県産水産物の知名度向上と消費拡大に向けた販売力強化と情報発信の取組 4

・・・・・・・・・・・・・・

5 産地直売所による地域活性化の取組 5

・・・・・・・・・・・・・

6 異業種との連携による直売所の活性化 6

・・・・・ 7 大学生の健康的な食生活の実現に向けた自炊講座の開催 7 Ⅱ 安全・安心で優れた青森県産品づくり

8 あおもり米「青天の霹靂」のブランド確立に向けた産地体制の強化 8

9 あおもりながいも産地改革推進事業による若手生産者の育成・確保 9 ・・・・・・・・・・・・ 10 りんご産地の補助労働力確保対策の推進 10

・・・・・・・・・・・・・

11 県産和牛の全国評価向上に向けた取組 11

・・・・・・・・・・・・・・・・・

12 青い森づくり推進基金の創設 12

・・・・・・・・・・ 13 高収益作物「たまねぎ」の栽培振興への取組 13 Ⅲ 連携・協働による「地域の6次産業化」の推進

・・・・・・・・・ 14 地域のブランド魚を活用したお土産品開発支援 14 15 未低利用のミズダコ道具(内蔵)を利用した商品開発のための加工技術支援 15

・・・・・・・・ 16 青森発!常識を覆す「青い食品」でインスタ映え 16

・・・・・・・・・ 17 農協主体による農福連携マッチング活動の実践 17

・・・・ 18 海外からの教育旅行の受入拡大に向けた新たな市場の開拓 18

・・・・・・・・・・・・・・

19 農村資源を生かした体験交流の推進 19

Ⅳ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全

20 沿岸から沖合までの一体的整備による水産資源・漁業生産量の増大 20 Ⅴ 未来を切り拓く多様な経営体の育成

・・・・・・・・・・ 21 新規就農者の早期経営安定に向けた支援強化 21

・・ 22 集落の農業を継続し、若い担い手が安心して働ける法人の設立 22

・・・・・・ 23 地域の営農実態に根ざした集落営農法人の経営改善 23

(2)

林政課

1 取組主体の概要

青森県

2 取組内容

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、「選手村ビ レッジプラザ」の建設に際し、国産材調達の公募を行ったので、県産材のイメージ及び ブランド力の向上のため応募し、県が事業協力者に決定。(平成29年11月)

※選手村ビレッジプラザとは(参考)

ビレッジプラザは、選手団の入村式の舞台としてメディアを通して多くの人の目に 触れる選手村の代表的な施設であり、大会期間中の選手の生活を支える施設として、 メディアセンター、各種店舗等が配置されている。東京2020大会では、提供木材の後 利用のしやすさを考慮し、木造の仮設建築物として計画している。

3 今後の取組方向

平成30年度以降、10㎥の県産材を提供予定

1.東京オリピック選手村ビレッジプラザへの県産材の提供

【ビレッジプラザの外観イメージ】 【ビレッジプラザの内部イメージ】

【協力者への感謝状贈呈式】 【各都道府県の木材で 製作した木製エンブレム】

(3)

産業技術センター林業研究所

1 取組主体の概要

青い森マンションウッドリノベーション協議会と青森県産業技術センター林業研究所 がコンソーシアム方式で実施したものである。

<青い森マンションウッドリノベーション協議会の構成員>

八戸市森林組合、三八地方森林組合、上北森林組合、有限会社木村木品製作所、 NPO法人フォレストリンク

※ 木材供給、製材加工、製品製作、企画・販売等の業種を越えた連携組織

2 取組内容

県産材の新たな需要創出を図るため、首都圏でのマンションリノベーション需要に向 けた大型木製家具(可動式間仕切り家具)の製品開発を行い、首都圏での大規模展示会 に出展した。

<開発中の製品>

<展示会出展>

3 今後の取組方向

2.首都圏マンションリノベーション需要に向けた県産材大型木製家具の開発

【個室タイプ】 【ベッドルームタイプ】 【収納棚タイプ】

【オーガニックエキスポ展】 (8月、横浜パシフィコ)

【エコプロダクツ展】 (12月、東京ビッグサイト) 【ライフスタイル展】

(4)

総合販売戦略課

1 取組主体の概要

平成27年度にデビューした「青天の霹靂」の西日本における認知度向上を図るため、 県と青森県産米需要拡大推進本部(青森米本部)が連携し、関西圏で初めてテレビCM を放映した。また、ユニークな仕掛けで消費者の注目を集めるようなイベントを京都で 開催し、イベント参加者のSNSなどによる情報発信に結びつけた。

2 取組内容

(1)テレビCM

県が、キャッチフレーズ「こんにちは、 さっぱり」を前面に出した29年産版のCM 動画を作成し、青森米本部が、大阪読売テ レビの放映枠を獲得して、10月21日から4 週間、初めて関西地区で放映した。

CMは、ゴールデンタイムで放映され るなど、認知度向上に大きく貢献した。

(2)「京都青森村」イベント

ユニークな仕掛けで「青天の霹靂」を試 食してもらうPRイベントを、京都市岡崎 において開催した。

参加者は、ごはんをイメージした白いボ ールが入った巨大な茶わんのプールに入 り、「さっぱり」と書かれたボールを探す という仕掛けで、2日間で900名を越えるイ ベント参加者があり、SNSでの投稿によ って情報が拡散し、認知度向上に結びつい た。

3 今後の取組方向

平成30年以降も他県産の新品種が続々と登場するため、産地間競争に打ち勝つための プロモーションを継続し、メディア露出やSNSでの情報拡散等により、全国的な認知 度を向上させ、ブランド米としての地位の早期確立を図る。

3.あおもり米「青天の霹靂」のブランド化に向けた取組

【テレビCM】

(5)

水産振興課

1 取組主体の概要

平成29年度から実施している庁内ベンチャー事業として採択された「あおもりの肴」 オーセンティック事業において、県産水産物の知名度向上と消費拡大を図るため、漁業 者による食品スーパーでの直接販売や活〆などによる販売力の強化と、県産酒など相性 の良い県産品と組み合わせたPRなどに取り組んだ。

2 取組内容

(1)あおもりの肴フェア

漁獲した水産物を漁業者自らが食品スーパーで直接 販売し、漁師飯など漁業者ならではの美味(おい)し い食べ方を伝えることにより、漁業者の所得向上と県 産水産物の新たな魅力を発信した(場所:カブセンタ ー大野店、毎月1回開催、平均売上約40万円)。

(2)SNSを活用した情報発信

旬の魚や料理、実際の漁の様子、活〆の様子、相性の良い県産酒等の情報を、写真 及び動画を活用して情報発信し、県産水産物の知名度向上と消費拡大を図った。 ①「あおもりの肴」Facebookページ https://www.facebook.com/aomorinosakana/

5/8開設、就業日毎日更新、1/16現在173回投稿。

②クックパッド「あおもりの肴キッチン」 https://cookpad.com/kitchen/17764758 12/21開設、不定期更新、1/16現在56レシピ公開。

(3)相性の良い県産品と組み合わせたPR

トップセールスで、県職員がマグロ解体ショーを行 い、刺身を振る舞うなど県産水産物の魅力を発信した (4/20青森ねぶたワールド、7/15がんじゃ自然倶楽 部、 9/18サンルートプラザ東京「東北フェア」、10/27 田舎×kawaii青森フェア、11/9青森ねぶたワールド、 11/17マグ女の昇天打ち上げパーティー、11/20陸奥八 仙の会in築地)。

3 今後の取組方向

平成30年度も引き続き、県産水産物の知名度向上と消費拡大を図るため、漁業者の意

4.県産水産物の知名度向上と消費拡大に向けた販売力強化と情報発信の取組

【あおもりの肴フェア】

(6)

総合販売戦略課

1 取組主体の概要

近年、産地直売所は農産物の販売だけでなく、高齢化対策や観光の拠点となるなど役 割が増している。そこで、そのような地域活性化に取り組む産地直売所に対して取組の 支援を行った。

(1)高齢化対策の取組(農産物集荷) 3件

(2)交流人口拡大の取組(小学生向け収穫体験、体験コンテンツの提供等) 3件

2 取組内容

新たに地域活性化に取り組む産地直売所にファシリ テーターを派遣し、取組を支援した。(30回)

(1)計画づくりへの支援

県民局や市町村等関係機関と連携し、取組の連携 体制づくりや計画への助言を行った。

(2)取組の実践

農産物集荷や小学生向け収穫体験等の場に立ち会 い、実施上の課題と対策について助言した。

従業員向けの視察研修や魅力ある店づくりのため の研修会を行うなど産地直売所の実情に応じた支援 を行った。

(3)取組の継続と拡大

取組を実践して明らかになった課題等について他 県の事例を紹介するなどして改善を促し、継続した 取組となるよう助言した。

また、取組事例集の作成やセミナーの開催により 他の産直へ取組を拡大させていく。

3 今後の取組方向

(1)取組事例集を活用し、取組の拡大を図る。

(2)産直による地域の買物弱者対策として、買物利便 性向上の取組について支援を行う。

5.産地直売所による地域活性化の取組

【産直会員との検討会】

【農産物集荷の様子】

(7)

下北地域県民局

1 取組主体の概要

下北地域には16か所の農林水産物直売所(以下直売所という)があり、その販売額は 年々向上しているものの、今後直売所を維持・発展させていくためには異業種との連携 の機会や取組を創出していく必要があった。

そこで、異業種との連携により直売所のPRと地産地消を推進するため、「しもきた マルシェ」を開催することとなった。

2 取組内容

(1)しもきたマルシェ実行委員会の設立

実行委員長と副委員長に新規就農者を据えた実行 委員会を立ち上げ、農業経営士がサポートする運営 体制でマルシェの企画・運営を行った(5回)。

このことにより、出店者が自らのイベントである ことを意識し、創意・工夫するようになった。

(2)しもきたマルシェの開催

むつ市ミルク工房ボン・サーブ前においてしもき たマルシェを開催した(3回)。

直売所と異業種との連携によるマルシェの開催は、下北地域で初めての試みであっ たが、延べ44店舗が出店し、約100万円の地元の農林水産物等を販売するなど、直売所 のPRと地産地消の推進を図ることができた。

出店者からは、「完売する商品があり、手応えを感じた」、「自分の商品の常連客 ができた」など好評で、次年度も出店したいという声が多く聞かれた。

また、管内の障がい者就労支援施設の出店もあり、農福連携の取組を広くPRした ほか、直売所が福祉施設に農産物を供給し、福祉施設が施設利用者の食事として提供 する新たな取組も始まった。

3 今後の取組方向

今年度の振り返りと改善点を取りまとめ、次年度のマルシェに反映させるとともに、 継続開催に向けた体制づくりを検討する。

6.異業種との連携による直売所の活性化

(8)

食の安全・安心推進課

1 取組の背景

親元を離れ、初めての一人暮らしなどで生活が不規則になりがちな大学生に健全な食 生活を送ってもらい、将来的に、食を通じた健康管理ができる社会人として育成するた め、県では、弘前大学生活協同組合とタイアップし、同大学の学生を対象とする「若者 たちの自炊塾」を開講した。

<弘前大学生活協同組合>

学生食堂の運営など通じて食生活の支援に力を入れており、新入生を対象に食 生活をサポートする「みんなDEごはん」や、安価で朝食を提供する「100円朝 食」の実施などを通じて、学生の健康づくりを応援している。

2 取組内容

平成29年度の講座には、23名の学生が参加登録し、あおもり食命人を講師とする調理 実演や、学生が手づくりした料理を持ち寄っての昼食会などを内容とする6回のセミナ ーを開催した。

受講生は、自炊生活へのチャレンジを通じて、日本人の心と体を支えてきた和食の奥 深さに触れるとともに、本県の豊かな食材や、命の源である「食」の大切さについての 理解を深めた。

3 今後の取組方向

県では、第3次青森県食育推進計画の目標である「健康で活力に満ちた『くらし』の 実現」を目指し、引き続き、県民それぞれのライフステージに応じた食育の啓発活動を 展開し、県民の食育実践向上に取り組んでいく。

7.大学生の健康的な食生活の実現に向けた自炊講座の開催

(9)

農産園芸課

1 取組主体の概要

本格作付け3年目となった「青天の霹靂」のブランドを早期に確立するため、生産者 全員が出荷基準をクリアするための生産指導や食味・品質管理体制の強化のほか、新た に特別栽培に取り組んだ。

(1)作付面積:H28 1,559ha → H29 1,910ha (2)生産者数:H28 848経営体 → H29 908経営体

2 取組内容

(1)全生産者が出荷基準を達成することを目指 し、各県民局生産指導PT合同研修会(3回) の開催や、技術普及拠点ほ(28か所)の設置、 リモートセンシング技術によるきめ細かな現地 指導を行った。

(2)生産者大会(8月)を開催し、良食味・高品 質生産の徹底による早期ブランド確立を決意し たほか、引き続き農協等に食味分析計の導入を 支援(2台)し、品質管理体制の充実を図った。

(3)3団体が農薬・化学肥料5割以下の特別栽培 (57ha)に取り組み、良好な結果を得た。

平成29年産の出荷基準達成率は、作付面積が 前年の1.2倍に増えたにもかかわらず、特別栽 培も含めて前年並の98%と良好だった。

3 今後の取組方向

全国的に銘柄米の新品種が続々とデビューし、産地間競争が激化していることから、 玄米タンパク質含有率のより厳しい基準である生産目標の6.0%以下に誘導し、現状の 71%(H29)から90%以上に高める。

また、GAPや特別栽培など、農協等各集荷団体が行う独自の取組を促進し、それぞ れの地域や集団からの自発的な情報発信により、産地づくりを進める。

8.あおもり米「青天の霹靂」のブランド確立に向けた産地体制の強化

(10)

農産園芸課

1 取組主体の概要

(1)今年度からながいも出荷量日本一の座の奪還を目標に「あおもりながいも産地力強 化戦略」を展開している。

(2)戦略では、生産力の向上、担い手の育成・確保、流通・販売力の強化を推進方針と して活動を展開することとしている。

(3)この中で取り組む担い手の育成・確保については、高度な技術を持つ篤農家を「な がいもの達人」として認定し、若手生産者へ優れた技術を伝承することで、地域の担 い手を育成していくこととしている。

2 取組内容

(1)高度な生産技術によりながいもの高品質多収生産 を実践し、地域農業のリーダーとして担い手の育成 に積極的に取り組んでいる篤農家を「ながいもの達 人」として4名認定した。

(2)若手生産者を育成するため、「ながいもの達人」 等を講師とした「プロフェッショナル養成所」を開 設し、達人の優れた技術の伝承に努めた。

(3)「ながいもプロフェッショナル養成所」では、北海道帯広市の帯広川西農協のなが いも産地の状況について先進地調査を行い、高支柱栽培や優良種苗の増殖体系、機械 化省力技術体系を研修し、今後のながいも生産への参考とした。

3 今後の取組方向

ながいも出荷量日本一の座の奪還を目指し「あおもりながいも産地力強化戦略」に基 づき、関係機関と連携して、若手生産者の育成・確保、生産力の向上、省力技術の体系 化による1戸当たりの平均作付面積の拡大に取り組んでいく。

9.あおもりながいも産地改革推進事業による若手生産者の育成・確保

「ながいもの達人」からの講義

(11)

りんご果樹課

1 取組主体の概要

(1)取組主体:りんご果樹課、相馬村農協、弘前市

(2)概要:りんご産地における担い手の高齢化や労働力不足を受け、相馬村農協をモデ ルに位置付け、関係機関と連携を図りながら補助労働者の確保に取り組んだ。

2 取組内容

(1)労働力確保推進会議の開催

①労働実態アンケート調査結果及び補助労働者 確保に向けた意見交換(6月)

②29年度実績と30年度活動計画(3月)

(2)補助労働者と生産者とのマッチング活動 ①補助労働者の募集活動(8月~10月)

・募集作業:葉摘み、収穫

・募集チラシを作成し(内容:勤務時期、勤務時間は応募者の相談に応じる。応募 者には作業従事後にりんごをプレゼント等)、生協、スーパーマーケット、自衛 隊、市、大学等へチラシ設置の協力依頼、報道機関へ情報提供

②マッチング活動(8月~10月)

・相馬村農協が主体となり、補助労働希望者と生産者とのマッチングを実施

(3)情報収集活動

①全国会議:東京都、パソナグループ本社(7月) ②優良事例視察:長野県、塩尻農業公社(9月)

(4)労務管理研修の開催(1月)

場所:相馬村農協、講師:髙地豊人、内容:農業者のための労務研修

(5)取組実績

農協が補助労働者を要望する生産者リストを作成し、無料職業紹介事業により生産 者と応募者のマッチングを実施。チラシ配布後の9月以降の応募者数は31名で、うち 26名がマッチングにいたる等、補助労働者の確保につながった。

3 今後の取組方向

本取組を他地域にも波及させ、労働力不足の解消につなげる。

10.りんご産地の補助労働力確保対策の推進

(12)

畜産課

1 取組主体の概要

県では、県産和牛の全国的な評価向上を図るため、第11回全国和牛能力共進会宮城 大会での上位入賞に向けた出品対策と大会での県産和牛のPR等に取り組んだ。

2 取組内容

(1)出品対策

繁殖部門において、審査の重要ポイントであ る繁殖雌牛の品位や調教技術等の向上を図るた め、出品牛の多い地域において重点的に毛刈り 及び調教講習会を開催した。

また、肥育部門において、出品牛の育成費等 を支援したほか、早期肥育に対応するために、 関係機関による血液検査や超音波肉質診断等を 活用した栄養管理指導を行った。

(2)PR対策

大会期間中、県ブースにおいてポスターやパンフレットなどを活用し、基幹種雄牛 をはじめとした県産和牛のPRを行った。

3 今後の取組方向

新たな改良手法を用いた種雄牛づくりに取り組むとともに、繁殖雌牛の分娩間隔短縮 の取組を強化し、能力の高い県産和牛の増産を図る。また、次回、第12回全国和牛能力 共進会鹿児島大会に向けたアクションプランを作成する。

11.県産和牛の全国評価向上に向けた取組

【種牛の部出品者を対象とした調教研修

【会場での審査風景】

(13)

林政課

1 取組主体の概要

(1)名 称 青い森づくり推進機構

(2)事業内容 ①基金の造成及び管理に関する事業 ②再造林の支援に関する事業

③基金の普及啓発に関する事業

④その他目的を達成するために必要な事業

(3)構 成 員 青森県森林組合連合会、公益社団法人青森県林業会議

青森県森林整備事業協同組合、青森県国有林材生産協同組合 青森県木材協同組合、青森県山林種苗協同組合

(4)設 立 平成30年1月

2 取組内容

木材加工施設や木質バイオマス発電施設の立地等に伴う木材需要の増大により、皆伐 が増加している一方で、皆伐後に再造林が行われない伐採跡地が増加している。

このままでは、継続的な林産物の生産活動に支障を来すおそれがあるとともに、公益 的機能の発揮に対する影響も懸念される。

このため、木材の生産、流通、利用に関わる事業者が、将来必要とする森林資源の確 保に向け、自らが協力金を拠出して基金を造成し、この基金を原資に、森林所有者が行 う再造林の経費に対し助成を行うために、基金管理組織を設立。

12.青い森づくり推進基金の創設

(14)

農村整備課

1 取組主体の概要

稲作経営に高収益作物の導入を図るため「たまねぎ」に着目し、関係市町村、関係地 域の農業協同組合・土地改良区、土地改良連合会、産業技術センター及び農産園芸課と 連携しながら、試験栽培、先進地研修及び県内研修会を開催し栽培振興を図っている。

2 取組内容 (1)先進地研修

先進地の経営、生産、基盤整備の状況等について、現地視察及び関係者との意見交 換を実施(平成29年7月4日:兵庫県南あわじ市、11月7日:富山県砺波市ほか)

(2)たまねぎ栽培等研修会(県内研修会)

時期・場所 平成29年12月18日(月) つがる市生涯学習センター「松の館」 平成30年 1月15日(月) 青森市 青森県土地改良会館

平成30年 2月 2日(金) 東北町コミュニティセンター未来館

主催・協賛 (主催)青森県、(協賛)つがる市、蓬田村、東北町、つがるにしきた農業 協同組合、青森農業協同組合、ゆうき青森農業協同組合、西津軽土地改 良区、奥内土地改良区、土場川土地改良区、青森県土地改良事業団体連 合会

参 加 者 生産者(土地改良区、JA等)、行政関係者 3会場合計:約500人 内 容 青森県におけるたまねぎ栽培・取組状況、たまねぎ栽培の機械化、たま

ねぎ栽培における病害虫対策、市場におけるたまねぎの取引状況、たま ねぎ栽培の先進地視察

3 今後の取組方向

先進地研修の実施や関係機関と連携した研修会を通して、生産者等に対し情報発信を 続ける。

また、県内各地で栽培面積を増やす計画があることから、それらに対して支援を行う。

13.高収益作物「たまねぎ」の栽培振興への取組

【タマネギの収穫】 生産者(青森市奥内)】 【研修会でのタマネギ用機械

(15)

産業技術センター食品総合研究所

1 取組主体の概要

中泊メバル料理推進協議会はブランド魚「津軽海峡メバル」を活用した地域振興の

ために活動しており、平成27年には新ご当地グルメ「中泊メバルの刺身と煮付け膳」

を町内の飲食店で発売し、これまでに4万食以上を売り上げるなど地域活性化に貢献

している。

2 取組内容

(1)中泊メバル料理推進協議会では小泊、下前漁港

で水揚げされるブランド魚「津軽海峡メバル」を

活用したお土産品の商品化を企画し、食品総合研

究所に開発を依頼した。

(2)商品開発に当たっては、食品総合研究所が製法

開発、技術移転などの支援を実施し、平成29年に

「中泊メバルでチン!」の名称で商品化となっ

た。

(3)現在、協議会加盟飲食店、道の駅小泊、中泊町

特産物直売所で販売している。

3 今後の取組方向

品質管理や製品改良等についての技術支援を継続する。

14.地域のブランド魚を活用したお土産品開発支援

(16)

産業技術センター下北ブランド研究所

1 取組主体の概要

(1)(株)ワールド・ワンは、生産者、行政とともに日本全国の地域連携協力店(ご当地 居酒屋)づくりに取り組んでいる。

(2)本県とは「A!Premium」で連携協定を結び、関西圏では初となる青森県に特化した飲 食店2店舗(青森ねぶたワールド、青森ねぶた小屋)を展開している。

(3)同店舗では食を通じ、本県の食材提供、観光PRや誘客等を実践しているほか、本 県特産品販売コーナーも設置し、関西圏でのアンテナショップとしての役割も担って いる。

2 取組内容

(1)(株)ワールド・ワンでは、新店舗(青森ねぶた小屋)のオープンにあわせ、本県産 品を使用した新メニューを検討していた。

(2)そこで、下北ブランド研究所では、未低利用資源であるミズダコ道具(内臓)を利 用した「海峡たこホルモン唐揚げ」及び「海峡たこホルモン焼き」(写真は試作段階 のもの)等の技術支援を行った。

(3)この結果、これらがレギュラーメニュー化され、好評を得ており、県外への本県産 品の販売推進につながっている。

3 今後の取組方向

本県産品の販路拡大、知名度と付加価値の向上を目的とした商品開発、技術指導を継 続して行う。

15.未低利用のミズダコ道具(内臓)を利用した商品開発のための加工技術支援

【海峡たこホルモン焼き】 【海峡たこホルモン唐揚げ】

(17)

産業技術センター農産物加工研究所

1 取組主体の概要

(1)企業組合JT&Associatesは、代表の小山優子氏が平成28年度に農産物加工研究所と 共同で開発した「青い森の天然青色りんごジャム」の販売急増に伴い設立された。

(2)青いシリーズ商品に続いて食用ホウズキの赤い色を生かした赤いシリーズなども共 同開発し、県内私鉄とのコラボや、HTBハウステンボスリゾートのOEM製品受注 など急成長中の企業である。

2 取組内容

(1)食品で青い色は食欲を減退させるとしてタブー視されているが、代表の熱い思いを 受けて製造方法を開発した。

(2)青い色はアントシアニン色素であるため、リンゴを混ぜると酸の影響で紫になって しまうが、特許出願製法により奇麗な青色を維持することに成功した。

(3)流行語大賞の「インスタ映え」する食品としてSNSで一気に拡散し、発売開始か ら数か月で1,000万円超の売上を達成した。

(4)今年度も新たな商品を投入するなど、売上を伸ばし、県内製造企業の業績アップ、 雇用増などの波及効果を生んでいる。

3 今後の取組方向

青森の素材を活用しながら、生産者、食品加工企業と連携し、新商品開発に取り組ん

16.青森発!常識を覆す「青い食品」でインスタ映え!!

(18)

農林水産政策課

1 取組主体の概要

JAゆうき青森では、県の「地域に広げよう農福連携推進事業」において、農業側と 福祉側の連携を強化し、地域の実情に応じたマッチング体制の構築を目的に、農福連携 マッチング活動を試行的に受託して実施した。

2 取組内容

(1)組合員及び農協における労働力補完対象作業 とりまとめと各作物の時期別作業スケジュール 表を作成し、地域内の5福祉事業所に農福連携 の事業説明のため訪問し、マッチングPRと意 向調査を実施した。(6月~7月)

(2)農福連携への興味を示した福祉事業所と調整 して農協加工品製造施設での作業現場見学や農 家ほ場でのテスト作業を実施した。(8月)

(3)農福連携の取組について農協広報誌への掲載や農協の座談会(46会場)において説 明するなど、農業者への周知を図った。(9月~10月)

(4)これらの取組の結果、にんにくの植付け作業 及びキャベツの収穫作業について、農業者との マッチングが成立し、ほ場での作業が行われ た。

(5)また、農協では農協加工品製造施設での作業 について、3福祉事業所と雇用契約を結び、な がいもの皮むき作業や加工品へのシール貼り作 業などを実施している。

3 今後の取組方向

(1)特定の作業を繰り返し行うような「単純作業」であれば問題がないと思われるため、 作業内容を整理する必要がある。

(2)農業者の理解が進んでいない状況のため、更なる周知が必要である。

17.農協主体による農福連携マッチング活動の実践

【障がい者によるにんにくの植付け作業】

(19)

構造政策課

1 取組主体の概要

(1)名 称 アジアからの観光客誘致推進協議会 (2)設 立 年 平成19年

(3)事 務 局 青森中央学院大学 (4)取組内容

① 海外在住のコーディネーターによる教育旅行の誘致活動 ② 教育旅行決定時の受入調整、語学サポーターの派遣

③ 農家民泊受入団体(6団体)による農作業体験や宿の提供 ※県や農協観光は、オブザーバーとして活動を支援

2 取組内容

(1)台湾でのりんごの知名度が高いことや、日本有数の農業県である本県の地域特性を 生かした台湾からの教育旅行の受入拡大に向け、平成28年度から県と協議会が連携し ながら台湾の農業高校等に対して積極的な誘致活動を展開したところ、台北市内で唯 一の台北市立松山高級工農職業学校が来県を決定。

(2)平成29年4月には、4泊5日で69名の教育旅行団が、9月には、専門的な技術習得 のため、台北市教育局の助成を得ながら20名の教育実習団が13泊14日で来県。

(3)滞在期間中、台北市立松山高級工農職業学校の生徒たちは、 ① 営農大学校や農業高校との交流

② りんご研究所、りんご市場、りんごジュー ス工場などでのりんご産業に関する学習 ③ 農村の生活体験や農作業、地域ならではの

祭りや伝統芸能 などを体験した。

(4)旅行団が県庁を訪問した際には、知事が熱烈 に歓迎したほか、12月の知事訪台時には、9月 に来県した4名の学生が、実習で学んだ成果を 知事の前で発表した。

<成果>

戦略的なプロモーションや、青森ならではの体験メニューの開発、受入体制の構築 などを進めてきた結果、平成29年度台湾から来県した教育旅行団数は、過去最高の14 校、約600名となる見込み。

18.海外からの教育旅行の受入拡大に向けた新たな市場の開拓

(20)

中南地域県民局

1 取組主体の概要

豊富な農村資源を生かした消費者との体験交流「農のふれカフェ」に関心を示した農 家に対して、セミナーの開催や個別支援を行い、4件の農家がそれぞれ営業開始に向け て準備を進めた。

(1)「キッチンgreen note」藤田厚子さん(平川市) 自宅敷地内にあるキッチンスペースで調理体験と カフェ営業に向けて、カフェメニューと加工機器導 入を検討し、試行的に営業を開始した。

(2)「神さんのプチ畑」神博二さん・礼子さん(藤崎町) これまでの農園でのピザづくり体験に加える新メ ニュー(ピタパン、ピクルス)を開発した。来年度 の農家カフェ建設に向けて準備中である。

(3)「フラワーガーデンミミ」 小山内美喜子さん・松澤未歩さん(弘前市)

フラワーガーデンで販売する食用花を生かしたスイーツの開発と休憩コーナーを整 備した。来春の本格オープンに向けて、イベントでスイーツの販売を始めた。

(4)「mecco cafe」舘田トモ子さん(弘前市)

飲食する場所の整理と既存の加工品(シフォンケーキ)と自家農産物をPRするカ フェメニューを検討した。

2 取組内容

(1)体験交流に向けた知識と技術の習得

消費者交流の事例や関連法規、果実・野菜を使ったドリンクの開発など、実践に必 要な知識や技術を習得する「農のふれカフェ」セミナーを開催した。

(2)実践力向上に向けた個別支援

「農のふれカフェ」を今年度中に実践したい農家 に対して、専門家が出向いてアドバイスを行う個別 実践研修を開催した。

(3)認知度アップに向けた情報発信

ブロガーやライターを招待し、実践農家4名の取 組プランを披露するお披露目会を開催し、SNSや 新聞等を通して広く情報発信した。

3 今後の取組方向

農作業と両立しながら利益が確保できる営業方法を検討するなど、農家への経営指導 を行う。

19.農村資源を生かした体験交流の推進

【営業を始めたキッチンgreen note】

(21)

漁港漁場整備課

1 取組主体の概要

県では、水産資源の増大に向けた漁場整備について、対象魚種に見合った藻場、増殖 場、魚礁漁場を一体的に整備する取組を実施している。

2 取組内容

藻場は、沿岸域での魚類の産卵や幼稚魚の育成場として多くの水生生物の生活を支え ており、中間育成場となる増殖場は、プランクトン等の餌料供給が図られるほか、大型 魚類からの餌食となる減耗を防ぐ重要な役割を果たしている。

このため県では、本県沿岸の水産資源の増大に向けて、水産生物の成長に伴う移動習 性に対応した良好な漁場環境を創出するため、産卵場や幼稚魚の保護・育成場となる藻 場などの増殖場と、成魚を集めて獲る魚礁漁場を一体的に整備する新たな漁場整備に、 平成23年度から11地区で取り組んでおり、現在、5地区で実施している。

漁場に設置された増殖場では、コンブ等の繁茂やウスメバルの幼稚魚の蝟集、魚礁漁 場では成魚が蝟集していることを確認している。

3 今後の取組方向

今後も魚類の産卵や稚魚の育成の場となる藻場を始め、幼魚の保護・育成場となる増 殖場、成魚が生息する魚礁漁場などの、沿岸から沖合までの一体的整備に取り組んでい く。

20.沿岸から沖合までの一体的整備による水産資源・漁業生産量の増大

(22)

三八地域県民局

1 取組主体の概要

管内における新規就農者数は、近年30名前後で推移しているが、技術や経験が乏しい ことから、就農当初に作成した計画と実績がかい離している事例が見られており、新規 就農者の早期の経営安定に向けた支援の強化が必要となっている。

<新規就農者数の推移> 単位:人

年 度 20 21 22 23 24 25 26 27 28 新規就農者数 20 13 18 21 35 28 33 34 20

2 取組内容

(1)経営状況整理表の作成

就農当初の計画と就農後の経営実績を対比し た経営状況整理表を作成し、現地巡回により指 導を行ったところ、目標値に対する進捗状況が 認識され、品目や経営規模の見直しを検討する など経営改善に対する意欲が高まった。

(2)地域ぐるみの支援体制強化

JA八戸きゅうり専門部では、農協所有の空 きハウスを研修農場として新規就農者に貸し出 し、部会員、営農指導員が連携して相談・指導 を行っている。

農業普及振興室では、定植や収穫始めなど主 要作業に併せて現地指導を行ったほか、8月1 日に中間成績検討会を開催し、後半の栽培管理 に向けた課題について検討した。

3 今後の取組方向

新規就農者の早期の経営安定に向けて、個々の課題を明らかにし、関係機関と連携し ながら、栽培技術や経営管理能力の向上を図っていく。

21.新規就農者の早期経営安定に向けた支援強化

【経営状況整理表】

(23)

西北地域県民局

1 取組主体の概要

つがる市広岡集落には、地域の水稲刈取作業の受託を目的として地域の農業者で構成 する広岡営農組合(任意組織)があり、集落の水田約40haの刈取りを担ってきた。しか し、組合員の高齢化やコンバインの更新等の課題を解決するため、平成29年9月に農事 組合法人ガイアファームが設立された。

2 取組内容

(1)法人化に向けた検討会の開催

平成28年4月に広岡営農組合員の若いメンバーで構成する機械利用組合「ガイアフ ァーム」(任意組織)を新たに設立し、これを母体とした法人設立に向け、営農ビジ ョン等に係る検討会を定期的に開催した。(開催回数:平成28年度5回、平成29年度 4回)

平成29年度には税理士(高地豊人氏)へ法人 設立の手続を依頼し、平成29年9月に農事組合 法人ガイアファームを設立した。

(2)検討内容

・法人形態のメリットデメリット

・法人化後のシミュレーション(経営計画、社 会保険の導入等)

・農地中間管理事業の活用(地域集積協力金の 導入等)

(3)関係機関との連携

法人設立の支援は、税理士(平成28年度ア グリビジネス・ソリューションズ(株)、平 成29年度たかち総合事務所)、つがる市、J AつがるにしきたTAC職員、農地中間管理 機構の連携と協力を得て行った。

3 今後の取組方向

法人化後の福利厚生の実現に向けた経営計画を策定する。

22.集落の農業を継続し、若い担い手が安心して働ける法人の設立

【ほ場のマッピング作業】

(24)

上北地域県民局

1 取組主体の概要

十和田市を流れる奥入瀬川流域の河岸段丘地帯では、水稲と露地野菜による複合経営 を営む耕種農家が多く、土地利用型作物を集約する集落営農活動が盛んに行われており、 現在10組織が法人化に至っている。

これらの地域では、法人による水稲や転作大豆・小麦等作付けと、構成員個人による 露地野菜の作付けがローテーションする傾向があり、年度によって経営主体が流動化す ることから、農地の利用権設定が進んでこなかった。

一方、平成31年10月に導入予定の消費税の軽減税率制度により、特定作業受託による 農地集積が事実上制限されることから、利用権設定による農地集積が不可避となってい る。

また、多くの法人では、土地利用型作物の作付けにとどまらず、他の経営部門を導入 することに前向きであるものの、既に取組済みの法人では、収支の悪化など経営上の課 題を抱えるケースも認められる。

2 取組内容

(1)農地の利用権設定の推進

市内の集落営農法人で組織される十和田地区農事組合法人連絡協議会を主体に、構 成法人を関与先とする会計事務所と連携して、集団指導と個別のフォローアップ指導 を中心に農地への利用権設定を推進した。

平成29年12月末時点で、4法人が着手し、約150haの農地で農地中間管理事業による 利用権設定を行った。

(2)経営上の課題を抱える法人への重点的個別指導

6次産業化部門の行き詰まりにより経営悪化している法人に対し、地域をリードす る農業法人育成事業を活用して、農業経営コンサルタントの森剛一税理士を派遣し、 財務分析や経営改善の個別指導を行った。

3 今後の取組方向

農地の利用権設定の推進や、消費税のインボイス制度に対応した集落営農法人の運営 方法を検討する。

(25)

東青地域県民局

1 取組主体の概要

近年、農産加工や産直、農漁家レストラン、グリーン・ツーリズム等の起業活動に個 人で取り組む若手女性や新規就農者等が増加傾向にあり、その多くは経営の安定化を図 るだけでなく、自らの「こだわり」を実現することも目的としており、地域貢献を意識 した起業も多い。

また、その起業実践力は経験年数による差がみられ、組織加入を敬遠する傾向もある ことから、起業の成長段階に合わせた個別支援と、組織によらないネットワークづくり に取り組んだ。

2 取組内容

(1)起業に意欲的な若手女性等の掘り起こし

起業参入に関心があり、地域との関わりを意識してい る若手女性等を掘り起こし、起業前の支援対象として7 名(うち新規就農者3名)をリストアップした。

(2)成長段階に合わせた個別フォローアップ

起業活動に取り組む若手女性等28名を起業前、成長期 (起業5年以下)、確立期(成長期以降)の3段階で区 分し、成長段階に合わせた支援活動を展開した結果、 1名が新たに起業し、6名が新商品を開発した。 ・起業前(体験受入れ等)

・成長期(新メニューの開発等) ・確立期(産直運営方法等)

(3)起業間のネットワークづくり

管内の起業活動を紹介する情報紙の発行やセミナ ー・交流会の開催により起業間の親交が深まり、販 売面での連携や加工原料の提供等、組織によらない ネットワークが形成されてきた。

3 今後の取組方向

農業普及振興室の女性起業担当、新規就農担当、生産指導担当の連携強化により、成 長段階に合わせて個別支援を行うとともに、起業実践力の向上やネットワーク強化に継

24.若手女性等による農山漁村起業の推進

【リニューアルした トマトジュース】

参照

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