1.史跡の
(1)名称:史
(2)指定年月
(3)所在地:
(4)面積:3
(5)指定説明 三重津 て、また に存在し えで重要
(6)指定範囲
の概要
史跡三重津海
月日:平成 平成
:佐賀市諸富
31,855.14 ㎡
明: 海軍所跡は 修船・造船 ていること である。
囲及び土地所
土地所有
海軍所跡
25年3月 26年10
富町、川副
㎡(うち 2
、幕末に佐 の機能を有 が確認され
所有区分・
区分図
27日 月6日(追
町
2,350.75 ㎡
賀藩が洋式 した施設で た。幕末期
管理区分:
1 加指定)
追加指定)
船による海 あり、船渠 における西
)
軍教育を行 や製罐所を 洋の船舶技
行うとともに をはじめとす 技術の導入や
管理区分図
に、艦船の根 する遺構・遺 や軍事の展開
●史跡三重津海軍所跡保存管理計画書 平成 25 年 12 月策定 (抜粋)76~78 頁
5.整備活用の計画(基本的な考え方)
<史跡の本質的価値の的確な表現・効果的な情報発信や関連資源とのつながりを視野に入れた整 備・活用>
本史跡の保存と調和した本質的価値の的確な表現や、効果的な情報発信をしていくとともに、 市内の関連資源とのつながりを視野に入れ、多くの人々に親しまれる場所として、生涯学習や歴 史学習の拠点となることを目指した整備活用を行う。
① 史跡としての価値を守るための整備・活用
本史跡を次世代へと確実に継承していくために、その本質的価値の適切な保存のための整備に ついて検討を行う。また、史跡地内において今後調整が必要な施設については、撤去や史跡地以 外への移転等に向けた検討を行う。
・史跡の適切な管理に必要な標識等の整備についての検討
・遊具、公園駐車場等の撤去や史跡地以外への移転等に向けた検討
・すでに公園に伴い整備された施設のうち、継続的な利用を行う施設の改修等に関する検討
② 史跡としての価値を周知するための整備・活用
本史跡の大部分が地下遺構で構成されていることを踏まえ、史跡の価値について正しい理解を 促すよう、展示施設や情報発信のあり方等について検討を行う。
・史跡の公開活用に資する説明板等の整備についての検討 ・三重津海軍所図を基にした地上表示の見直しの検討
・本史跡を最も特徴的にあらわす幕末期のドック遺構の効果的な表現方法の検討
・史跡を訪れた人々の理解を更に高めるための学習機能を持った施設のあり方についての検討 ・史跡の理解を促すための効果的な普及啓発のあり方についての検討
③ 歴史・環境の一体的な学習を目指した整備・活用
本史跡を学習するためには、関連する佐賀市内の同時代歴史資源や、三重津海軍所跡の特徴的 な環境への理解を欠かすことはできないため、それらを一体的に学習できる効果的な方法を検討 する。
・本史跡とその他の関連資源とのつながりを視野に入れた公開・活用方法の検討
6.運営及び体制整備の計画(基本的な考え方) <史跡の保存管理及び運営体制の充実・整備>
3 7.今後の課題
(1)史跡整備と活用
① 史跡整備に関する検討 <史跡整備基本構想・基本計画の策定について)>
史跡の整備と活用の最大の目的は、史跡の本質的価値を構成する要素を保存し、それらを将来 にわたって確実に継承するとともに、地域の住民がその価値を享受することにある。今後、史跡 の整備活用を構想・計画する際には、史跡整備に関する検討委員会を設置し、整備の方向性及び 目標の妥当性など十分な検討を踏まえて行う必要がある。
② 史跡整備に関する検討 <ドライドック遺構の効果的な展示・公開方法について>
発掘調査で確認された木と土によるドック遺構は、三重津海軍所跡を最も特徴的に示す遺構で あり、本史跡の理解を深めるためにもドック遺構を視覚的に見せるような公開・活用が必要であ る。しかしながら、ドック遺構を構成する木部は特に脆弱であり、外気との接触に耐えることが 出来ないため、遺構そのものの露出展示は難しい。そこで、平面的または立体的な、あるいは映
像を用いた展示・公開の方法を工夫し、来訪者に視覚的に伝わるような整備のあり方を検討する
必要がある。
③ 史跡整備に必要な各種調査と情報収集に関する検討
史跡整備においては、当該史跡の価値を誤って伝えることなく、精度の高い内容による整備を 実施していく必要がある。最近の遺跡や文献の調査成果によって、当該史跡についてのさまざま な情報が得られているが、一方でまだ判明していないこともある。そこで、必要となる情報を得 るために計画的な発掘調査や文献史料等による調査を実施し、調査成果に基づいて進めていく必 要がある。
④ 史跡の点検及び経過観察(モニタリング)に関する検討
史跡整備とともに、史跡の価値を継続的に保存していくため、それら本質的価値を構成する要 素の保存状態について定期的に点検し、適切な処置をとることが必要である。日常的な巡回は当
然ながら、早津江川の水位変動や地盤沈下といった周辺環境の観察、史跡整備後の活用状況に関
する実態調査など、状況に応じて必要となる点検項目を設定することも検討していく必要がある。
(2)追加指定
これまでに述べてきたように、当該史跡地の北東側(船屋地区Ⅰ地区)の発掘調査で、海軍所 以前の船屋に関連する地下遺構や遺物が確認されている。三重津船屋の西一角を拡張して「海軍 稽古場」が設置されたことから、三重津海軍所の歴史的経緯を知る上で重要な遺構であり、史跡
2.
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の概要
(1)世界遺産一覧表への記載日:平成 27 年 7 月 8 日
(2)記載基準への適合:
基準(ⅱ)
明治日本の産業革命遺産は、19世紀半ば以降、封建社会の日本が欧米からの技術移転を模索し、 導入した技術を徐々に国内のニーズや社会的伝統に適合するよう改良し、20 世紀初頭までに日本 が世界に名だたる産業国家となったプロセスを物語る遺産群である。本遺産群は、全体として、 極めて短期間における産業に関する発想、知見、設備の他に類を見ない交流が、重工業分野にお
けるかつてない自力での産業発展として結実し、東アジアに強い影響を与えたことを示す。
基準(ⅳ)
製鉄・製鋼、造船、石炭産業という基幹産業のサイトからなる技術の集合体は、非西洋国家で 初めて産業化に成功した世界史上特筆すべき偉業の証左である。西洋の産業的価値観へのアジア
の文化的対応として見ても、産業のサイトから成る傑出した技術の集合体であり、地場のイノベ ーションと西洋技術への適応を基礎とする急速で独特な日本の産業化を反映している。
(3)顕著な普遍的価値(OUV)の概要:
九州・山口地域を中心とする一連の産業遺産群は、西洋から非西洋国家に初めて産業化の伝播
が成功したことを示す。19世紀半ばから 20 世紀初頭にかけて、日本は製鉄・製鋼、造船、石炭 産業を基盤に急速な産業化を達成した。一連のサイトは 1850 年代から 1910 年までのわずか 50
年余りという短期間でこの急速な産業化が達成された3つの段階を反映している。
第一段階は、1850 年代から 1860 年代前半にかけての幕末期で、製鉄や造船の試行錯誤期であ
った。国防、特に海外からの脅威に対する海防を強化する必要から、各藩が西洋の技術書や西洋 の事例の模倣により(直接ではなく)二次的に知識を得て伝統的な匠の技と組み合わせ、産業化 を進めた。
第二段階は、明治時代に入って産業化が加速した 1860 年代以降で、西洋技術及びそれを実践
するための専門知識を導入した時期である。
5 (4)構成資産位置:
(5)構成資産一覧:
エリア サイト 構成資産
1 萩 萩の産業化初期の遺産群 萩反射炉
恵美須ヶ鼻造船所跡
大板山たたら製鉄遺跡 萩城下町
松下村塾
2 鹿児島 集成館 旧集成館
寺山炭窯跡 関吉の疎水溝
3 韮山 韮山反射炉 韮山反射炉
4 釜石 橋野鉄鉱山 橋野鉄鉱山
5 佐賀 三重津海軍所跡 三重津海軍所跡 6 長崎 長崎造船所 小菅修船場跡
三菱長崎造船所 第三船渠
同 ジャイアント・カンチレバークレーン
同 旧木型場 同 占勝閣
高島炭鉱 高島炭坑
端島炭坑
旧グラバー住宅 旧グラバー住宅 7 三池 三池炭鉱・三池港 三池炭鉱・三池港
三角西港 三角西港
8 八幡 官営八幡製鐵所 官営八幡製鐵所
7
(8)三重津海軍所跡の資産及び緩衝地帯の管理保全に係る法的措置:
9 (9)三重津海軍所跡の世界遺産としての管理保全体制:
「
「
「
「明治日本
明治日本
明治日本
明治日本の
の
の産業革命遺産
の
産業革命遺産
産業革命遺産
産業革命遺産」
」
」
」保全委員会
保全委員会
保全委員会
保全委員会
(事務局:内閣官房)
稼動資産
稼動資産
稼動資産
稼動資産を
を
を含
を
含
含む
含
む
む
む産業遺産
産業遺産に
産業遺産
産業遺産
に
に
に関
関
関
関する
する
する
する有識者会議
有識者会議
有識者会議
有識者会議
(事務局:内閣官房) 内閣官房
国土交通省
農林水産省
佐賀県有明海漁業 協同組合
福岡県
大川市
佐賀県
佐賀市
地域コミュニティ (大川市)
地域コミュニティ (佐賀市)
佐賀地区管理保全協議会 佐賀地区管理保全協議会 佐賀地区管理保全協議会 佐賀地区管理保全協議会
( ((
(事務事務事務事務局局局局:::佐賀市:佐賀市佐賀市佐賀市))) )
要請 報告 指導助言
(10)第39回世界遺産記載決議時の勧告(抜粋)
世界遺産委員会は
4.締約国が以下のことを検討するよう勧告する。
a)端島炭坑の詳細な保全措置に係る計画を優先的に策定すること。
b)推薦資産(の全体)及び構成資産に関する優先順位を付した保全措置の計画及び実施計画
を策定すること。
c)資産に対して危機をもたらす可能性の高い潜在的な負の影響を軽減するため、各構成資産
における受け入れ可能な来訪者数を定めること。
d)推薦資産(の全体)及びその構成資産の管理保全のための新たな協力体制に基づく枠組み
の有効性について、年次ごとにモニタリングを行うこと。
e)管理保全計画の実施状況及び地区別保全協議会での協議事項・決議事項の実施状況につい
て、1年ごとのモニタリングを行うこと。
f)各構成資産の日々の管理に責任を持つあらゆるスタッフ及び関係者が、能力を培い推薦資
産の日常の保全、管理、理解増進について一貫したアプローチを講じられるよう、人材育
成計画を策定し、実施すること。
g)推薦資産のプレゼンテーションのためのインタープリテーション(展示)戦略を策定し、
各構成資産がいかに顕著な普遍的価値に貢献し産業化の1又は2以上の段階を反映して
いるかを特に強調すること。また、各サイトの歴史全体についても理解できるインタープ
リテーション(展示)戦略とすること。(*)
(*脚注:世界遺産委員会は,委員会のサマリー・レコードに記載されているとおり,パラ
4.gで言及されている各サイトの歴史全体について理解できるようにする説明戦略に関
し,日本が発したステートメントに留意する。)
h)集成館及び三重津海軍所跡における道路建設計画、三池港における新たな係留施設に関す
るあらゆる開発計画及び来訪者施設の増設・新設に関する提案について、『世界遺産条約
履行のための作業指針』第172項に従って、審議のため世界遺産委員会に提出すること。
5.2018年の第42回世界遺産委員会での審議のため、2017年12月1日までに上記に関する進捗状
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