region 04 Recent site activity Jun Oshiro

地域経済学, 4

Jun Oshiro

j-oshiro@okinawa-u.ac.jp 2017/10/25

第1回 ー

• 2_{〜3 講義内容 い}

• _{⾃分 ⾔葉 要約} (70_点)

• _{疑問・批判・感想} (30_点)

• 提出期限: 11⽉6⽇18時00分

• 提出先: j-oshiro@okinawa-u.ac.jp

• _{ー 送 注意!}

第2回 ー

• 4_{〜5 講義内容 い}

• _{⾃分 ⾔葉 要約} (70_点)

• _{疑問・批判・感想} (30_点)

• 提出期限: 12⽉31⽇18時00分

• 提出先: j-oshiro@okinawa-u.ac.jp

• _{ー 送 注意!}

今⽇

• _{地域⼈⼝ ー}

• _{⼈⼝移動 関 ー}

• _{⼈⼝移動 わ ⽤語}

• _{⼈⼝移動 ン}

• _{⼈⼝移動 時代背景}

• _{⼈⼝移動 対 政府 国⼟政策 い 次回}

⼈⼝移動

⼈⼝ ⻑期的 趨勢

• ⽇本 少⼦⾼齢化・⼈⼝減少 時代

総務省 ⼈⼝推計 ．3⼤都市圏 = 東京・神奈川・埼⽟・千葉・⼤阪・兵庫・京都・奈 良・愛知・岐⾩・三重

0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000

1920 1925 1930 1935 1940 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015

⼈⼝ 推移 ^{(単位: 万⼈)}

3⼤都市圏 全国

2011_{年 減少}

(_年)

⼈⼝ ⻑期的 趨勢

• _{地⽅ 都市 差 あ}

2011_{年 減少}

0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000

1920 1925 1930 1935 1940 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015

⼈⼝ 推移 ^{(単位: 万⼈)}

3⼤都市圏以外 全国

地⽅は2002年から減少へ

(_年)

⼈⼝ ⻑期的 趨勢

• 3_{⼤都市圏 集積 進} い (特 ⾼度成⻑期)

30% 35% 40% 45% 50% 55%

1920 1925 1930 1935 1940 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015

3_{⼤都市圏⼈⼝÷総⼈⼝}

52%

(_年)

33%

47%

地域 ⼈⼝

• _{地域 ⼈⼝ 変化} 3_要因:

• _出⽣

• _死亡

• _移住

• _前者2 ⾃然増減，移住 伴う⼈⼝変化 社会増減 呼ぶ

• _{少⼦化 → ⽣ い → ⾃然減}

• _{⼈⼝ 維持} 必要 出⽣率(⼈⼝置換⽔準) 2.07程度．現在⽇本 合計特殊出⽣率 1.44 ，74年以来 ⼈⼝置換⽔準以下

⼤都市雇⽤圏 ⼈⼝ 変遷

1970 1980 1990 2000

東京 2261.1 2714.1 3021.8 3166.4

⼤阪 996.6 1132.4 1189.6 1211.5

名古屋 415.3 475.9 509.8 531.9

京都 204.1 236.2 249.5 258.3

福岡 131.3 174.3 202.8 232.9

神⼾ 179.0 205.3 222.7 229.6

札幌 131.5 176.3 205.2 221.7

広島 112.6 137.8 151.6 158.6

単位: 万⼈. 出典 Fujita, Henderson, Kanemoto, and Mori (2004)

⼤都市雇⽤圏 ⼈⼝ 変遷

1970-80 1980-90 1990-2000

東京 +20.0 +11.3 +4.8

⼤阪 +13.6 +5.1 +1.8

名古屋 +14.6 +7.1 +4.3

京都 +15.7 +5.6 +3.5

福岡 +32.8 +16.3 +14.8

神⼾ +14.7 +8.5 +3.1

札幌 +34.0 +16.4 +8.1

広島 +22.4 +10.0 +4.7

単位: %. 出典 Fujita, Henderson, Kanemoto, and Mori (2004)

変化率 直

社会増減

• 社会増減 = 転⼊数 – 転出数

-10^-5 05 10 1520 2530 35 4045

1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016

転⼊者数^{(単位: 万⼈)}

東京圏 名古屋圏 ⼤阪圏 沖縄県

(_年)

総務省 住⺠基本台帳⼈⼝移動報告 ．東京圏 = 東京・神奈川・埼⽟・千葉，⼤阪圏 = ⼤阪・兵庫・京 都・奈良，名古屋圏 = 愛知・岐⾩・三重，

い

• 3_{⼤都市圏 ⼈⼝流⼊ 続い い}

• ⾼度経済成⻑期 (1950年代半 -1970年代前半) 太平洋ベ 地帯 ⼤量 ⼈⼝移動

• 80年代以降 ，東京 ⼈⼝移動

• _{⼤阪 凋落}

• _{沖縄 流⼊・流出 ⼩規模}

⼈⼝移動

• U _ーン … 地⽅出⾝者 ，地⽅→⼤都市→地⽅， 戻

• J _ーン … 地⽅→⼤都市→出⾝地近 地⽅

• I _ーン … _{出⾝地 異 地⽅ 移住 ( ーン い…)}

• 沖縄 若者 地元志向 強 UJI ーン 多い い

• 内⽥真⼈(2002) 現代沖縄経済論 沖縄 社

⼈⼝減少

• _{地域⼈⼝ 減 い ュ 消滅}

• _{⾃治体 合併 通} 消え い (平成 ⼤合併 ⁾

• _過疎化 … 地域⼈⼝ 急減 ，⼀定 ⽣活⽔準 維持 状態

• 縮⼩都市 (shrinking city)，限界集落， ー ン，無医村， 様々 呼び名 あ

• _{若者 魅⼒的 地域 作 地⽅ ⼤ 課題}

上 話

過疎解消 地域 若者 呼 、何 欲 い ︖

⾒回 、地域介護、雪 、消防団 参加 全 諦 下 い

⁈

逆 、若者 何 与え ︖ 豊 ⾃然 暖 い⼈間関係

若者 呼 、過疎 起

⼈⼝減少 ン

• _{⼈⼝ 減 何 問題? →} 地⽅公共財 維持 困難

• _公共財 (public goods) … _{共有 使え 財 ( 乗} 財)

• 例: 道路，公園，外交，警察 ー ，花⽕

• 地⽅公共財 (local public goods) … 共有 地理的 範囲 狭い

• 例: 道路，公園，⾒回 ，雪 ，消防団，…

⼈⼝減少 ン

• _{⼈⼝ 減 何 問題? →} 地⽅公共財 維持 困難

• _{公共財 使え ． ⽣ 出 い．}

→ _{税⾦ 強制的 ⾦ 集 ，政府 供給}

• _{公共財 使え} → _{公共財 ⼈数 多い}

ほ ，⼀⼈当 費⽤負担 少 済 (規模 経済)

→ ⼈⼝減少 公共財 割⾼ 効果 持

⼈⼝減少 ン

• _{規模 経済 例}

• _{ー 相乗}

• ⽚道1000円 料⾦，1⼈ 乗 ¹⁰⁰⁰円，4⼈ 乗 ¹⼈250円

⼈⼝減少 ン

• _{過疎 ， 地域 離 い住⺠ う い}

• _{，社会全体 観点 ，過疎 望 い， 限 い}

1000_{円 払う …} 集積 → 全員 費⽤負担 減

⼈⼝減少 考え⽅

• _{理論上 ，⼈⼝ 少 ， 多 ，⼀概}

判断 い

• _{理論的枠組 (} )_{や実証的根拠( ン ) 基}

，冷静 議論 整理 必要あ

• _{⼈ 移動 ︖}

• _{集 ういう ・ あ ︖}

• _{論点 総合的 理解 必要あ}

戦後⽇本 ⼈⼝移動

⾼度経済成⻑期

• ⾼度経済成⻑期 ，⽇本⼈ 太平洋ベルト地帯 移動

• _{時代 何 起} ?

Tokyo Osaka Aichi

Hokkaido

Fukuoka

Okinawa

⼈⼝ 変化

• 都道府県別，1955-70年 ⼈⼝成⻑率

総務省 ⼈⼝推計

産業構造 変化

• _ー⾰命 … _{⽯炭 → ⽯油}

• 1950_{年代 中東や カ 油⽥発⾒}

• 1962_{年 原油 輸⼊⾃由化}

• _{北九州や北海道 あ 炭鉱都市 凋落}

• _{重化学⼯業 発達}

• 重⼯業 = 鉄鋼，機械，⾃動⾞，船舶

• 軽⼯業 = ⾷品，繊維，印刷

産業構造 変化

• _{農業 製造業}

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600

1953 1957 1961 1965 1969 1973 1976

就業者数 推移^{(単位: 万⼈)}

農林⽔産業 製造業

総務省 労働⼒調査

(_年)

⼯業地帯 発達

京浜⼯業地帯 中京⼯業地帯

阪神⼯業地帯 北九州⼯業地帯

⼯業地帯 発達

• _{湾岸部 ⽯油 ン ー 建設}

⼯業地帯 発達

• _{⽯油 鉄 輸⼊ 頼 い} → 輸⼊ 便利 港湾・臨海部 開発

• _{⽇本 ⼯業化 通 い経済成⻑ 果}

• _農業 技術 発達 ，機械化や多⾓化 進 ．収穫量 増 え 所得 ⾼ ． ，農業 ⼯業 雇⽤ ⽣産

い

⼈⼝移動 様⼦

• _{東北や九州 農村 余 労働⼒ 都市部 移動}

• _{中卒 即就職 珍 ，集団就職 盛}

• 団塊 世代(1947-1949年⽣ ⁾ 時期 中学校卒業 迎

え，⾼度成⻑ 中 働

い い

交通

• ⾼速道路，鉄道，新幹線 い 輸送・交通 ワー 整 備 拡充

• 東海道新幹線 … 1964年開通

• 1970_{年→2010年 ，}

• _{⾼速道路 全⻑:} 1,124km → 12,068km

• _{鉄道 全⻑:} 516km → 2,388km

集積

• _地価上昇

• _{⼤都市 地価 急騰 ．場所や⼟地⽤途 あ}

，年率20--40% 上昇 い ． ー 時 年率約90% 上昇 記録

• _環境汚染

• 環境汚染や産業廃棄物 問題 浮上．

• 四⼤公害病 (⽔俣病，第⼆⽔俣病，四⽇市 ， 病)

⾼度成⻑終わ

•第⼀次⽯油危機(1973年) ，戦後最⼤不況訪，⾼度成⻑終わ．⼈⼝移動い落着い

-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016

転⼊者数(単位: 万⼈)

東京圏名古屋圏⼤阪圏 (年)

い

• ⾼度成⻑，産業構造 ⾼度化， い 社会経済 ⼤ 変化 中 ，都市化・集積 起

• 産業構造: 農業 → ⼯業

• ⼈⼝移動: 農村 → ⼯業地帯

80 年代以後

•80年代，⾸都圏⼀極集中型⼈⼝移動変化

-10 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016

転⼊者数(単位: 万⼈)

東京圏名古屋圏⼤阪圏 (年)

80 _年代以後

• 80年代以後，⽇本・地域経済・世界経済 取 巻 環境 激変

• _{ICT⾰命 世界 変え い}

World Bank “World Development Indicators”

0 20 40 60 80 100

1990 1995 2000 2005 2010 2015

ン ー 普及率 ^{(単位: %)}

世界 ⽇本

(_年)

ICT _⾰命

• 情報通信技術 発達 → 製造業 激変

• _{ン ュー ー統合⽣産} (computer-integrated manufacturing; CIM) 普及 → 上流 下流 あ ゆ ⽣産⼯程 ， ン ュー ー

⽤い 情報 管理 動 う

• _化 → _{遠隔地 ⼤容量 ュ ー ン 着実}

ー ー う

→ ⽣産⼯程 同 場所 や 済 う

ICT _{⾰命 製造業}

• 先進国 → 途上国 製造業

0% 10% 20% 30%

1991 1996 2001 2006 2011

世界 製造業 占 各国

⽇本 カ

0% 10% 20% 30%

1991 1996 2001 2006 2011

世界 製造業 占 中国

中国

World Bank “World Development Indicators”

(_年) (_年)

ICT _{⾰命 製造業}

• 先進国 企業 海外進出 果 ，多国籍企業 (multinational enterprise) _進化

• ⼯場⽣産 稼 ， いうや ⽅ 発展途上国 移⾏

• _{先進国 ー 業}

ー 化

• _{多 企業 海外進出 果 う い}

0 5000 10000 15000 20000 25000

現地法⼈数^{(単位: 社)}

製造業 合計

経済産業省 海外事業活動基本調査

産業構造 変化

• _{製造業 ー 業}

0 1000 2000 3000 4000 5000

1953 1963 1973 1982 1992 2002 2012

就業者数 推移^{(単位: 万⼈)}

(年)

総務省 労働⼒調査 2002年 産業分類 不連続

第三次産業 製造業

製造業 ⾏ 末

• 70_{年代 ⼯業化 い 地域 後急成⻑ わ い}

y = -0.0163x + 0.0471 R² = 0.3421

3% 4% 5%

10% 20% 30% 40% 50% 60%

1970-2012年⼀⼈当県⺠所 得成⻑率(年率換算)

1970年 製造業付加価値÷全産業 付加価値

70年時点 製造業依存 vs. 後 成⻑

経済産業研究所 R-JIP ー ベー 2017 沖縄 除 46都道府県 東京

ー 業

• _{東京 企業 本社機能 集中}

• _{⽇本 ⼤企業 多 東京 本社 構え}

• 本社 … 経営 中⼼．経営戦略 策定 ．経理や⼈事 握 ，経営資 源 企業内 振 分 ．企業全体 総括・⽀援 ．研究開発や

ベー ン 起 ．

ー 業

• _{東京 ー 業 中⼼地}

• ュー ー ， ン ン 次 国際⾦融 ン ー

• _{⽇本 IT企業 多 東京 集積}

• 本社機能 ⽀え ⾼度 専⾨ ー 業 東京 集積

⾼度専⾨ー

•法律事務所⼈⼝千⼈あ事業所数

0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 0.3 0.35 0.4

茨城県三重県 埼⽟県⿃取県 千葉県滋賀県 岩⼿県⻘森県 岐⾩県徳島県 福島県奈良県 秋⽥県栃⽊県

⼭形県愛媛県

⿅児島県島根県 佐賀県静岡県 新潟県⻑崎県

⼤分県群⾺県 和歌⼭県⼭梨県 宮崎県⼭⼝県 神奈川県富⼭県 熊本県福井県

⽯川県⻑野県 沖縄県⾼知県 岡⼭県北海道 兵庫県宮城県

⾹川県広島県 京都府全国 福岡県愛知県

⼤阪府東京都

法律事務所，特許事務所

総務省経済ン 0.34

0.100.08

⾼度専⾨ー

•会計・税理⼠事務所⼈⼝千⼈あ事業所数

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6

福島県岩⼿県

⻘森県⻑崎県 奈良県⼭形県 島根県茨城県 千葉県宮城県

⾼知県滋賀県 佐賀県沖縄県 岡⼭県⼭⼝県 徳島県秋⽥県

⿅児島県⿃取県 宮崎県愛媛県 和歌⼭県北海道 埼⽟県新潟県 神奈川県⼤分県 群⾺県福井県

⼭梨県熊本県 三重県栃⽊県 富⼭県福岡県 兵庫県広島県

⾹川県全国

⽯川県岐⾩県

⻑野県静岡県 京都府愛知県

⼤阪府東京都

公認会計⼠事務所，税理⼠事務所

総務省経済ン 0.25 0.51

0.15

⾼度専⾨ー

•ン事務所⼈⼝千⼈あ事業所数

0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 0.3 0.35

⾼知県岩⼿県

⻘森県島根県 佐賀県⼤分県

⻑崎県宮崎県 秋⽥県茨城県 和歌⼭県徳島県

⿃取県⼭⼝県 新潟県三重県 愛媛県福島県

⼭形県千葉県

⿅児島県沖縄県

⼭梨県滋賀県 富⼭県栃⽊県

⻑野県奈良県 岐⾩県埼⽟県 福井県⾹川県 熊本県北海道 群⾺県静岡県 岡⼭県宮城県 兵庫県広島県 福岡県全国 神奈川県⽯川県 愛知県京都府

⼤阪府東京都

経営ンン業，純粋持株会社

総務省経済ン 0.10 0.30

0.06

集積?

• _{⾼度 ー 集積 い} ?

• _{・ ・} (_{対⾯) ュ ー ン ⼤事}

• ⽂章，写真，動画， ン ， 伝わ い あ ︕

• _{⼤切 ⽂章化 い}

• ICT → _{遠隔 ュ ー ン ⼤幅 低下}

． ，

• _{直接会 話 ほ 下 い}

• _{直接会 話 ン ン ⾼}

• 80_{年代以降 東京 集積 進}

• ICT⾰命 → ⼯場 海外進出， ー 業 集積

• _{ー 業 発達 ⾸都圏 発達}

• _{⼯業化 太平洋ベ} 発達， いう⾼度成⻑期 違 歴

史的局⾯ い