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Sankakai report 120619

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Academic year: 2018

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神奈川銀杏会 三火会 報告 開催日:2012/06/19 7:00 9:00

会場: 横浜プラザホテル、14階 レストラン、ル・ファール

話題提供者:   赤石慎一氏(34年法)「デフォルトについての一考察」

国際経済の不安が話題になっている。原因として、政府の賄賂、利権による行政の肥満、放漫財政に よる公共部門の肥大化で国家の借金が臨界点を超過した。回復のためには財政改善のための課税、自 国特産品の値上がり、平価切り下げによる貿易収支の改善など。日本国の場合、デフォルトになった場合 は、インフレ率を上げて債務の名目GNP比率を下げるので、対応できるか?今の政府では治せない。 ニュージーランドのケースは、30%公務員カットで国家財務体制を直した。日本の場合は無理であろう。

政府債権を日銀が購入できるか?日銀の長期国債の保有上限は銀行券発行残高額以内という日銀 ルールがある。2012年末の国債保有残高予想92兆円で、日銀券発行残高83兆円を大幅に上まわる。

紙幣は動くので、消失しない。紙幣はもともと兌換券であった。金本位制の下ではアメリカの連邦準備 銀行が金を預かっていた。米国が金本位制の停止を行い、体制が変更した(ニクソンショック)。この結 果、金融の動きが実経済の10倍以上になった。EUについては、EU域内で放漫経済を避けるためにルー ルを作った。しかしこのルールを守れない国が出てきた。銀行券発行のルールとして、名目GDPの5∼10% があるが、2010年から15∼17%に上昇している。貨幣は魔物である。日本は預金の89.5%が国債である。

対外関係。外債の場合は返済することになる。その時に、外貨を購入する必要がある。自国通貨建て であることが、安心の因子となる。経常収支は、約10兆円ある。これが日本の信用維持に働いている。

行政不満。放漫財政など。日本では、公共部門を含めて高い費用を払っている。貿易企業が成り立た なくなる。賃金が高いが、生活に高いコストがかかっている。今回のデフォルトに関しては、何もできない。 実は、インフレを狙っている。インフレになることで調整される。通貨の切り替え。処方箋はあるか?

話題はいろいろと広範囲にわたった。日本の高年齢化と円の価値との関連、外貨準備の問題点。SDR など。日本は資源としての冨を持つかどうか?メタンハイドレートなどの開発は技術が間に合うか。企業の 海外移転の効果。ニクソンショック後の高価格の原油輸入への対応策。シェールガス開発の問題点。東 電福一事故の問題点。福島第一原発と第二原発の差。結果責任が問われているか。リスクに対する考え 方を明確にする必要がある。技術発展はon-goingで進められてきたが、これには限界がある。戦後の日 本の自動車産業の発展に関連して、当初の米国の考え方。経済よりも文化が重要である。ソブリンデフォ ルトと企業の破産(デフォルト)との比較と、対応の違い。EU圏内での国家観の違い。ギリシャがEUに加入 したのはヨーロッパの心情的なものがある。アングロサクソンの歴史と人権問題など。金本位制の廃止に よって、掘り出した金はむしろ産業界に回るようになった。なぜ金に引きつけられるのか?経営者としての 倫理。自然法についての考え方。イギリスは法律の国ではない。担当者が変わると判例は異なる。ドイツ 式と異なる。柔軟性の必要性。生命は柔軟である。国家主権のあり方が課題となる。凡骨ではいけない。

など広範囲の話題が扱われた。 (文責:林しん治)

 要旨(「デフォルト_120619_赤石氏.pdf」)は、三火会のホームページ(下記)の「三火会・報告」をご覧下さ い。  https://sites.google.com/site/sankakaikanagawa/home

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