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平成29年3月 東北大学附属図書館について東北大学附属図書館

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(1)

東北大学附属図書館

自己点検

評価報告書

(2)

東北大学附属図書館自己点検

評価報告書

第1部

:東北大学附属図書館自己点検

評価報告書総括編

報告書

利用者アンケ

資料編

※ 第 部、 部、 部は 成 7 度末 作成。

(3)

第 1 部

自己点検

評価.総括編

.自己点検 評価の枠組み

今回の報告書は、 来の自己点検 評価報告書 び外部評価報告書の結果を踏まえて、その の 組み 新た 課題を 込 内容 してい 。

そして報告書の全体構成を決 に際しては、 来作成して た諸報告書の目次構成に らわ れ こ く、現段階のこの図書館の活動のミッション び中期計画の枠組み 再構成す こ した。それに 、今 、評価に基づく様々 行動計画 アクションプ ン)の企画 び 実施に関して、図書館活動全体の把握 それに 優先度の決定が 能に 断した ら あ 。

それ はま 、この図書館のミッション 中期計画を示すこ したい。

.1 附属図書館のミッション 中期計画

東北大学附属図書館 いう組織の基本的 理念 使命は、 東北大学 バルビ ョン 2014 )中の次の部局ミッションに端的に示されてい 。

部局のミッション 基本理念 使命)

○附属図書館は、本学に け 学術情報流通の中 して情報基盤の 要 部分を担い、

研究者 学生及び職員が必要 す 情報資源の収集、創成、組織 、並びに提供を通

て本学に け 教育 研究活動を支援す 。さらに、国内外並びに地域社会に け

学術研究の進展及び文 の振興に寄 す 。

そして東北大学の第3期中期計画 成28 度~) は、この部局ミッションの主 ら附属 図書館の個別計画を次の 5つの項目に整理して 、これが現時点 の 点戦略 展開施策 し て 置づけられてい 。

.学術情報整備の促進

本学の学術情報 電子 ャ ナル、 タベ ス等)整備を継 的に実施す もに、 が国の国公私立大学に け 学術情報の安定的 継 的確保 提供を目指す大学図書館 コンソ シアム連合 /:ST.(分) 連携 協力しつつ、 ワ ル ク スへの飛躍 に相応 しい研究環境を整備す 。

基盤的学術情報 研究環境の整備

電子 ャ ナル タベ スを中心 して、世界 30 傑の研究活動を支え のに さわ しい学術情報資源の水準の検討 び整備。また、研究環境を安定的 つ充分 ものにす

た の予算の確保

所蔵資料の図書館目録 タベ スへの遡及入力の推進に 研究活動に必要 資料へ アク スす た の環境整備

学習用学術情報資源の整備

(4)

学習用学術情報資源 学生用図書)の充実 そのた の安定的 つ充分 予算の確保

.学術機関 ポジト による教育 研究成果の発信

東北大学機関 ポ ト TO:R)の整備 充実を図 もに、電子的公開が義務 けら れた学 論文について網羅的収集を実施す 。

学術情報資源のオ プンアク ス に関す 国内外の動向に 応し、本学研究成果のオ プンアク ス をさらに推進

オ プンアク スの進展に対応 、本学機関 ポ ト TO:R)シス ムの強

.各図書館 の学習環境の整備

附属図書館各館に いて、主体的 学び 知的交流に最適 場の整備を図 。 学習環境の場 しての図書館整備

新図書館 ア ミック サイエンス コ ン )の整備 運営組織含 ) 新図書館共同保存書庫の整備に 蔵書 び各分館ス スの 効利活用

各館に け アク ン 環境の整備 ソコン利用環境、 ル プ学習環 境、イベントサポ ト等)

自 的学習のサポ ト

全学教育科目 大学生のレポ ト作成入門 情報 索 ら執筆ま び授業外学 習支援サ ビス サポ ト スク の継 実施

各種情報検索講習会やレポ ト作成講習会に 情報 シ 教育の継 実施 バル ン のサポ ト

留学生コンシ ル ュに 学修相談サ ビス、図書館利用案内、S3S のインタ ットサ ビスを利用した広報

授業 連携した語学学習資料の充実 例:英語多読授業) 海外留学希望者のた の留学情報資料の充実

異文 コミュ ケ ション、 イバ シ 、国際情勢理解のた の資料の充実 バル ン 関連イベントの支援

早朝 夜間開館の継 、さら 開館時間の延長 び無人開館の実施 拡大

.社会 地域への知の還元

貴 書コレクションの保存 活用

既存資料の調査に 更 貴 書 準貴 図書選定 準貴 書庫等の資料の保存環境整備 び資料修復の推進 所蔵コレクションを用いた企画展 常設展の企画立案 実施

資料案内小冊子 に 、貴 書等 要コレクションの学内外への周知 古典資料の電子 公開

東日本大震災記録の継承

東日本大震災に関す 資料収集 震災 イ に 保存 公開活動の継

(5)

.その他

図書館全体 本館、分館、図書室)を包含した図書館組織 運営体制の最適 職員の適 人員配置 び適 運営組織体制の整備

図書館職員 しての専門性を高 人材育成

. 自己点検 評価の全体構成

本報告書 は、上記中期計画に示した5つの 点戦略 展開施策の枠組みに い、 来の自己 点検 評価報告書 び外部評価報告書 記述されていた 継 項目 、それに新たに 扱う べ 項目を加えて、自己点検 評価項目の全体を構成し直した。 、中期計画中の機関 ポ ト については、全体構成のバ ンス上、 1.学術情報整備の 進 に含 こ した。

それ は以 に、本報告書の全体構成を示すこ す 。

.学術情報整備の促進

1.1 学習用学術情報資源 学生用図書等)の整備 1)学生用図書の財源確保 継

)学生用図書の選書 継 )学生選書の 組み )電子 ックの充実

1. 基盤的学術情報 電子 ャ ナル等) 研究環境の整備 1)電子 ャ ナルの財源確保 継

)電子 ャ ナルの選定 )蔵書目録 タベ スの整備 )教育 研究成果等の発信

.学習環境の整備

.1 図書館施設 設備

1)耐震補強、建物の老朽 への対応 継 )空調設備の改善、照明環境の適正 継

)書庫の狭隘 への対応 特に蔵書の多い本館) 継

)新た 学習スタイルへの対応、 ン コ ン の設置 継 )サインシス ムの統一 継

6)身 者用設備の整備 7) ン コ ン の展開 . 図書館サ ビス機能

1)開館時間延長のた の経費確保 特に本館の土日 日) 継 )学部生の貸出冊数の増加 継

)書庫 イ ンスの実施

)開館時間の更 延長、無人開館

(6)

) 害者サ ビスの充実 6)初 次学生向け科目への参画 7)本館 の情報 シ 教育

)全学的 情報 シ 教育の展開 . 国際 対応

1)留学生図書の充実、留学生窓口の設置 継 )英語多読教材の整備

.社会 地域への知の還元

1)資料保存 修復の 組み )古典籍の電子

)展示会 一般講 の充実 継 )大学 ン PRへの 献 )高大連携への 献

6)他の館種図書館 のコ ボレ ション 7)震災 イ の継

.組織 運営

1)財政基盤の強 継

)事務体制の見直し 最適 継 )調査研究機能の再構築 継 )人材育成の充実 継 )防災対策の強

(7)

1.学術情報整備の 進

. 学生用学術情報資源 学生用図書等 の整備

1)学生用図書の財源確保 継

学生用図書については、 成21 度に学生 1人当た 1冊を目標 した 学生用図書整備事 業 を策定し要求した。本部 の折衝の結果、総長裁 経費に 予算措置が され、 成 23

度以降 らは全学的基盤経費 して 配分されてい 成27 度は3,200万 )。 この整備事業は、本部 らの配分経費 各図書館の 来 らの学生用図書経費を合わせて、 間約18,000冊の整備、 新刊図書を中心 した基本的学習図書の継 購入、 全学問分 に対 して偏 の い選定を実施す 、 いう事業内容 ってい 。 成27 度の全学 の合計 は約7,800万 、購入冊数は約17,000冊)

措置された予算は本館 4分館に配分し、各図書館にて選定作業を行ってい 。各図書館 は、 新刊図書や複本の購入はも のこ 、専門分 の参考書や電子 ック 、特色のあ 選書 を行ってい 。

アンケ ト結果 は、全体的に学習 研究に十分 図書 雑誌に関しての ャップが大 い。 わけ大学院生に け ャップが目に く図書館もあ 、学部生向け もに資料の更 充実策を講 必要があ 。

)学生用図書の選書 継

前回の外部評価の指摘にあった、幅広い教員 らの推薦に 教養書の充実については、全学 的 学生用図書予算の増加に 、整備が進 い 利用者アンケ ト らも評価 。

また、図書館員が主導した本分館の連携に 選書シス ムについては、先の学生用図書予算 の分館への配分に 各分 の図書整備が進 い ものの、いま 制度的 改善は 着手 あ

今 は、全学的 視 に立った蔵書構築のシス ム 方策を検討し、本分館の職員がそれ れ の得意分 の知見を活 した選書業務を実現す こ したい。

)学生選書の 組み

教員 図書館員に 選定を補完す もの しての学生選書は、本館 び複数の分館に い て実施してい 。本館 は 成21 度 ら実施し、 約20 程度の参加、約500冊の書籍を 購入してい 。

学生選書は、学生の を 入れ もにその学習意欲を高 、図書館サ ビスへの参 画を すイベント して、各館の特性や学生 にあった形 今 も継 す こ が望ましい。

)電子 ックの充実

電子 ックの導入は、す に 成17 度に工学分館 い 早く開始して 、その 、各図書 館 の購入に 全学的 利用を進 てい 。し し がら、利用 件数は約 4,500タイト ル あ 、学生の学習用教材 して十分 あ は言いがたい。

今 は、他大学 の導入 び利用の動向も サ し、電子 ックの 効的利活用の方策を 検討す 必要があ 。

(8)

. 基盤的学術情報 電子ジャ ナル等 と研究環境の整備

1)電子 ャ ナルの財源確保 継

図書館 して策定した 学術情報整備計画 成18 改訂)に基づ 大学共通経費への予算 要求を行った結果、部局に 経費 担 け 全 を賄う いう状況は改善され、 成 20~21 度には総長裁 経費 しての措置、 成22 度 らは全学的基盤経費 しての配分が行われて い 。当初2億 あった予算規模も、 レ ト変動に 価格上昇 の理由 ら増 を認

られ、 成27 度には3億 を確保す ま った。

一方、部局経費 担に関しては、各部局の 担割合の算出 調整に多大の労力が費やされて たが、現在は一定の割合 教員数 部局の予算規模) の合意が されてい 。今 も大学内 の予算配分方針を踏まえて、各部局の予算権限をもつ部局長レベル の合意形成を行う必要があ

)電子 ャ ナルの選定

外国雑誌の高騰は今 も継 す 課題 あ 、大学図書館コンソ シアム JUSTICE)に 契約交 の に、引 対策を考え 必要があ 。

基盤的学術情報環境を維持しつつ経費を抑制す いう困難 課題 が、購読内容を不断 に見直し、購入の必要性を厳密に評価して、全体予算 の兼 合い ら購入の 否を決定す 選 定シス ムを再構築し くては ら い。

、アンケ ト 不 の多 った学外 らの電子 ャ ナル等へのアク スについては、 成28 度に学術認証フ レ ション 世界標準の認証シス ム)を導入したこ に 、東北 大学IDに 認証 アク スが容易に 能 ってい 。

)蔵書目録 タベ スの整備

図書館シス ムの電算 に 、昭和62 ら蔵書目録 タベ スの構築を開始す も に、 成元 度 らは学内予算措置に 図書目録情報の遡及入力事業を開始してい 。現在は 第6次計画 成20~29 度)を実施して 、当初予定の189万冊の8割にあた 147万冊 を 録し、利用の多い資料群については概 入力を完了してい 。

今 は、古典籍や個人文庫 貴 書 の入力を進 もに、世界的 潮流 あ こ の資料そのものの電子 への計画転換を図っていく必要があ 。

)教育 研究成果等の発信

成18 度 ら運用してい 東北大学機関 ポ ト TOUR は、 成25 度学 得者 らの博士論文の収録についても、各研究科学務担当 の連携に 滑に進 てい 。 今 は、内外の政策 してのオ プンアク ス オ プンサイエンスの動向 歩調を合わせて、 オ プンアク スポ シ の策定や ポ ト への 録推奨を 進していく必要があ 。

.学習環境の整備 . 図書館施設 設備

(9)

施設 設備については各図書館の物理的状況に依存す もの あ 、全体を一概に論 こ は い。ここ は、特に改善が望まれていた本館を中心 して述べ こ す 。

1)耐震補強、建物の老朽 への対応 継

耐震上問題のあった本館1号館 は、大規模地震への対策 して 成20 度に耐震補強工事を 実施した。 成23 3月の東日本大震災発生時には、この耐震補強工事が 効に機能して、震災 に 建物の 命的 損傷を免れ こ が た。

老朽 への対応 しては、 成24~25 度には本館の部分的 第1期改修工事、 成25~26 度には全面的 第2期改修工事を実施した。これに 、電気 び ットワ ク配線の更新、 上 水道設備の更新 もに、次 ら述べ 空調設備の改善 照明環境の適正 、そして ン コ ン の設置を実現す こ が た。また、2 階の学生閲覧室 び バル資料室

旧:研究閲覧室)、 バル学習室 旧:事務用ス ス)を改修した上 新規書架を導入し、 開架閲覧室の環境向上も実現してい 。

、他の4分館については耐震補強工事の必要性は いが、それ れ老朽 の対策が必要 あ 、概算要求 び学内経費要求を継 してい こ あ 。医学分館は全面改修の概算要 求を行って 、農学分館は 成28 度中に新青葉山キャン スの図書館への移転を予定してい

)空調設備の改善、照明環境の適正 継

本館の第 1期改修工事 は、1 階自由閲覧室 び事務室部分の個別空調 を実施した。また 第2期改修工事 は、エ ア 個別空調 メインフ ア び2階学生閲覧室部分の省エ 型 熱源空調 を実施した。また、建物周 スの2 コ ン に 、室内環境の 省エ 安定 を図ってい 。これに 、1 号館全館にわた 効率的空調運転 省エ が 実現 た。

空調設備の改修 もに各エ アの照明設備に いても、LEDを多用した省エ 適正 照 度確保を実現した。

、本館2号館の空調設備 照明環境の改善については、建物全体の改修工事を機に対応す こ したい。

アンケ ト結果 は、全体的に照明 空調 に関す ャップがいま 大 いが、本館に関 しては最も少 く ってい 点は、改善効果の表れ 評価したい。快適さ 居心地の さに関し ても同様 あ こ ら、今 は、 ャップの大 い各分館の施設 設備の改善に注力す 必要 があ 。

)書庫の狭隘 への対応 特に蔵書の多い本館) 継

本館の第2期改修工事 前 して、本館1号館地 書庫の収容能力増強のた 、電動集密書架 の導入工事を行った。地 書庫1~2階の北側エ アにはす に集密書架を整備していたが、この 工事に 1~2階南側エ アも全面的に集密書架 った。地 書庫の収容能力は全体 約190 万冊 、向こう20 あま の新規図書受入に対応 状況に改善された。

また、今回の電動集密書架導入は、埋蔵文 財の保全地区 あ 川内キャン スへの増築が困

(10)

難 あったこ 、自動 書庫 は書籍の背表紙が見え 教育環境 しては相応しく いこ ら選択した狭隘 対策 あった。

、新青葉山キャン スの新図書館1階には、全学 利用 共用書庫を設置予定 あ 。 ここは約50万冊の収容能力があ 、各図書館 利用 度の い資料を収容す こ 、各図書館 のス ス活用を 進す 予定 あ 。

)新た 学習スタイルへの対応、 ン コ ン の設置 継

本館の第 1期改修工事 ま 、1階メインフ ア部分にアク ン ス スを 設置し、本学 初 て ン コ ン 相当の機能を学内に実現した。このス スには、 ル プ学習エ ア PC エ アを配置し、 動式の机椅子に アク ン び

ICT機器を活用した自主的学習を 進す 場所 して機能させてい 。

第2期改修工事 は、2階南側エ アへの バル学習室 旧事務用エ アを改修)、1階メ インフ ア周 への ル プ学習室4室 倉庫 を改修)、エント ンス 近への多目的室の設 置を行い、それらもアク ン ス ス して十全に機能させてい 。メインフ アにはPCエ アの スクトップ型PC75台に加えて、 ト型PC約40台を提供す ル フ貸出 ッ を備えた。

また、第2期改修工事の終了 、 成27 4月にはエント ンスに図書館 フ を設置し、 民間企業に 営業を開始してい 。

、工学分館 は 成27 度に、アク ン ス ス して ル プ学習室 語学自習室を整備した。

アンケ ト結果に 、 ル プ 学習 研究 ス スやイベント 利用 ス スへの期待値、講習会やイベント のアク 学び活動に関す 期待値は い。し

し、それらの施設 設備を備えて、アク 学びが活性 してい 本館に関す 実態値評 価が高いこ は、実際利用してみた上 の を 映したもの 考えられ 。また、本館に け 実際の利用状況 らも、いまやアク ン ス スの 用性は否定 い

あ う。

一方 アンケ ト結果 らは、静 に学習 研究 ス スの必要性 要度が高いこ が 明して 、 一 、それらのス スを確保して く必要があ 。特に本館に関しては、 静 学習環境に関して相応の評価があ 一方、 席数が少 い いう不 が大 いこ らも、 何ら の対策を講 必要があ う。

)サインシス ムの統一 継

本館の第2期改修工事の終了 、 成27 3月に本館1 2号館に新サインシス ムを設置し た。サインシス ムの設計にあたっては、 バル対応を前提 した日英表記を原則 し、 クトサインを用いた バ サル インも意識したもの ってい バルサインシス

ム)。

6)身 者用設備の整備 継

本館第2期改修工事 は、車椅子に 図書館東側 ら図書館エント ンスへのアプ 、

(11)

エント ンス ら1階メインフ ア部分への動線 び2階各エ アへの動線に配慮した設計を 行った。

7) ン コ ン の展開

ン コ ン 機能を持つ環境に関しては、本館 の整備が一定の成果をあ て、利用者 らの評価も高く ってい 。

一方、分館 の整備は、工学分館を除 着手に まって 、利用者 らの評価も く、 今 一 の整備 進が必要 あ 。た し青葉山新キャン スに移転予定の農学分館に関しては、 青葉山コ ン の中に ン コ ン を新設し 成29 4月オ プン)、この新キャン ス全体に対す ン コ ン の提供ポイント して機能させ 予定 あ

. 図書館サ ビ 機能

1)開館時間延長のた の経費確保 継

本館 は、 成21 度 ら総長裁 経費の措置に 、 日 土日 日 もに22時ま の開 館を実現してい 。また、 日8時 らの早朝開館も実施し、授業開始前 1講時は 8:50開始) の図書館サ ビスを行ってい 。

全学の入館者数は、 成18 度以降は上昇傾向にあったが、東日本大震災 び本館の改修工 事の影響 成23 度以降は減少に転 てい 。し し、本館の改修が完了した 成27 度 らは、以前の最高値にせま スに回復してい 。 資料編参照)

アンケ ト結果 らは、開館日 開館時間への期待が高いこ が 明したが、現状に対す 大 不 も いこ ら、ま は現在のサ ビス体制を維持す こ が求 られ う。

)学部生の貸出冊数の増加 継

学生 らの要望も踏まえて、本館に け 学部学生の館外貸出冊数を増加した 学生閲覧室の 資料は5冊 ら10冊に、書庫の資料は5冊 ら25冊に)。

全学の貸出冊数は、 成18 度以降 上昇して 、東日本大震災 び本館の改修工 事の影響は大 く受け に、いま 増加傾向にあ 。 資料編参照))

)書庫 イ ンスの実施

利用資格が大学院生以上に定 られていた本館地 書庫については、利用指導 書庫 イ ン ス)を受講した学部学生も利用 す 運用を 成21 度 ら開始した。 間約300 の学部 学生が書庫 イ ンスを受講してい 。約130万冊に ぶ地 書庫の資料に直に接す こ が

いうこ は、学生の学習意欲 人文社会系情報 シ 能力を高 もの あ こ ら、今 も積極的に推奨す 必要があ 。

)開館時間の更 延長

本館は 日 休日 もに22時ま 開館してい が、それ以降の延長開館や24時間開館に対し ては少数 はあ が 強い要望があ 。これは、分館の多くが夜間や休日に け 自動入 退館が 能 あ こ ら、希望されてい もの もあ 。

(12)

特に、仙台市営地 鉄東西線の開通 成27 12月) 夜間の通学環境が変 したこ に 、今 さらに要望が強く こ が予想され た 、本館の無人開館等の方策検討が必要 う。

) 害者サ ビスの充実

成28 4月 ら施行した 害者差別解消法に対応して、各図書館 の施設 設備面 のバ アフ のみ ら 、視覚 害者の図書館資料のサ ビス面 の整備等を、学内関連部署 連携 を がら進 て行く必要があ 。

6)初 次学生向け科目への参画

成16 度 ら初 次学生向け科目 期 メスタ ) 、図書館主導に 情報 索術 レ ポ ト作成法を教授す 内容 開講した科目は、その 内容的 改善を けて12 間継 して た。 度を追う に 修生が減少傾向にあったが、前期 メスタ に移動した 成27 度は、 新入生の に合 したた 一挙に増加して、100 規模 授業を実施す こ った。

成28 度 らはこの科目の企画 運営に、高等教育分 の教員を迎え こ に 、さらに 適 授業 イン アク ン の導入を図 こ してい 。

今 は、初 次学生のア ミックスキルを向上させ た 、この科目の実施成果をも にし た教材や新た 科目を、全学教育担当の教員 連携して開発す こ が望まれ 。

7)本館 の情報 シ 教育

図書館 実施す 新入生向けの情報 シ 教育 しては、図書館 イ ンス び情報 索講習会を実施してい 。 成27 度新学期の図書館 イ ンスは27回開催して参加者639 、 う 留学生向けは4回45 ってい 。また 期 10月~)の留学生向けには、35 参加し てい 。

情報 索の講習会は、図書館 実施す 公開型 、科目内容に応 て授業 実施す オ メイ 型 実施してい 。情報 索関係の公開型講習会 は、28回開催して439 、レポ ト作 成関係 は8回開催して35 の参加 あった。オ メイ 型 は15回開催して241 の参 加 あった。

)全学的 情報 シ 教育の展開

本館以外 は、医学分館 の保健学科看護学専攻 医学科3 次全員向けの文献検索講習会や、 金属材料研究所の所内文献 索 イ ンス の情報 シ 教育に、図書館員が関わってい

。他の分館 も新入生向けの イ ンス 様々 組みを行ってい が、今 は全学的 視 図書系職員が共同して、情報 シ 教育を企画 実施す 体制が望まれ 。

. 国際化対応

1)留学生図書の充実、留学生窓口の設置 継

留学生図書は、学内の留学生施策充実経費の補助に 度整備を進 てい こ あ が、 成26 度に新設した バル学習室に、語学学習書、留学関係資料、外国語雑誌

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同一エ アに配置す こ に 、認知度 利用度が向上した。

留学生の窓口に関しては、 成24 度 ら留学生コンシ ル ュの配置を開始し、留学生に 留学生のた の案内 学習支援サ ビスを開始してい 。対応は多言語 英 日 留学生の 国語) ってい た 、留学生はも 日本人学生への学習支援ポイント しても 効に機 能してい 。

)英語多読教材の整備

全学教育の英語科目に け 多読法授業を支援す た 、 成21 度 ら教材 あ 英語多読 の整備充実を開始した。 の選定を授業担当教員 連携して行う もに、 多読教材の適 配置 配架についても助言を仰 がら実施してい 。

図書館の自主的財源に 継 的 教材整備 、科目授業に け 教育効果の実績が評価され、 現在は教育 学生支援部 らの新た 予算措置が行われ うに ってい 。それに 、冊子 のみ ら 電子 ックの購入や、英語のみ ら 他の諸言語の多読教材の導入を進 てい こ あ 。現在は1 次全体 約1,800 )の半数のク ス 約900 )が多読法を 用してい が、その授業数の増加に応 た整備方策の検討が必要 あ 。

.社会 地域への地の還元

1)資料保存 修復の 組み

国内 も 数の貴 書 古典籍を所蔵す 本館は、多大の経費が必要 その保存環境の整 備 び資料修復の 組みに苦慮してい こ あ 。

東日本大震災を契機 した保存環境の改善対策 して、 成25 度に狩 文庫 古典資料群を 漏水の危険性の い本館2号館4階へ 移動した。また、 成26 度には1号館の改修工事に あわせて2号館貴 書庫の改修を行い、 キュ を高 て温 度環境を一定にす 空調も完 備した。さらに今 は、空調施設が老朽 した2号館1階準貴 書庫の改修を行う必要があ 。 資料の保存対策の一環 しては、資料のレプ 作成も進 て 、展示借用の要望が多い国 宝や漱石文庫等の貴 書レプ を作成してい 。また、貴 書等の修復については、経常予算 内 の経費確保が困難 あ た 、 成27 度 ら公益財団等への助成金申請を積極的に行って い 。

)古典籍の電子

東北大学の古典籍電子 については、 成15 度 ら開始した和算資料の電子 がもっ も計 画的 大規模 もの あった。科研費に 約2万点の和算関係資料を電子 したこの事業は、 社会的 響も大 く、 成22 度の日本数学会出版賞を受賞す 高い評価を得てい 。

現在、国文学資料館が中心 って実施してい 大規模プ クト 日本語の歴史的典籍の 国際共同研究 ットワ ク構築計画 成27 度~)の 点館 して、さらに所蔵古典籍の電 子 を進 こ 、わが国に け 資料電子 の主導的役割を果たすこ したい。

、狩 文庫についてはす に丸善株式会社に マイク が完了してい こ ら、そ の版権等の適 処理を通 て、電子 を進捗させ こ が求 られ 。

(14)

)展示会 一般講 の充実 継

成23 以降の震災復旧工事 び改修工事等が要因 、本館 の展示会を実施 い期間 があったものの 成24~25 度)、豊富 コレクションを生 した本格的 展示会を 度開 催してい 展示会開催一覧を参照)。中 も以 の展示会は、大学キャン ス外の会場 実施し 社会的 響も大 ったもの して特記して たい。

東北大学創立100周 記念展示 東北大学の至宝 成19 度:江戸東京博物館、仙台市 博物館)、同記念展示 文豪 夏目漱石 同 度:江戸東京博物館)

海外特別展示 Natsume Soseki, the greatest novelist in modern Japan 成25 度: 英国 ン ン大学、日本大使館)

、これらの資料展示のほ に本館内 は常設展 第19~60 回)42 回、特別展10 回を実 施して 、 成24 度 らは学生サ クル等の企画展示 合計9回)を受入れ始 たこ も新 た 試み あ 。

)大学 ン PRへの 献

先の東京や英国 の展示会開催は、大学図書館の社会 献活動 して意義があ け は く、 東北大学 いう大学 ン の PR 活動 しての意味も す 。また、展示会等にあわせた図書 館オ ナルの ッ 企画も、大学の PR して 効 あ 。東北大学 はす に、狩 文庫 漱石文庫の素材を使った図書館オ ナル ッ を作成 販売して 、過去には夏目漱石を

フ した和菓子 羊羹)の企画実績もあ 成19 度)。

成 28~29 度に開催す 夏目漱石展 は、新た オ ナル ッ の企画も計画されて 、また 成28 度に開催予定の展示会 東京 大阪 の 大妖怪展 ) は、東北大学所蔵資 料を使用した ッ の販売企画も進捗してい 。

今 も、多彩 コレクションを活用した展示会の開催や ッ 企画 、大学 ン の認知向 上に 献す こ が求 られ 。

)高大連携への 献

全学的行事 あ 2日間のオ プンキャン ス は、 約5~6千 の高校生が本館を訪れて 、主に東北 北関東 北陸地区の高校生に っては、国立総合大学の図書館を見聞す 絶好 の機会 ってい 。

近 は、本図書館 の情報 シ 教育の実績を評価され、ス サイエンス イスク ル SSH)指定校 ら、情報 索法の講義 実習を中心 した研修会を依頼され 機会も 多い。また、生 の英語学習意欲を高 こ を目的 した、英語多読学習法の講義を依頼され

こ も多く、英語科目担当教員の協力を得て図書館内 実施してい 。

6)他の館種図書館 のコ ボレ ション

近 、図書館界 最も集客力のあ 図書館総合展は、 成22 度 ら地域フ ムの実施を 開始して、全国各地域 の各種図書館 大学図書館、公共図書館、学校図書館 )活動の活性 を図ってい 。仙台 は東北大学を会場 して、す に 成24 5月 成28 3月の2回 開催して 、他の館種図書館にも資す コ ボレ ション活動を先導してい 。

(15)

7)震災 イ の継

東日本大震災 、震災の記録を 世に伝え こ を目的 して関連資料の収集を開始し、 成

24 3月に震災 イ を本館に設置した。市販資料の購入に まら 、自治体 学協会

等の各種関連機関 らの寄贈も募 、現在も継 してい 。

また、被災各地の図書館 の震災資料の収集活動を進捗させ た に、 成23 度末 ら図書 館共同キャン ン 震災資料を図書館に を開始し、東北地区の各図書館や 戸大学図書館

もに、活動意義の普及に てい 。

.組織 運営

1)財政基盤の強 継

学生用図書、電子 ャ ナル に関す 資料経費、開館時間の延長経費 の運営経費につ いては、全学的基盤経費もしくは総長裁 経費等の臨時経費 の措置や、各部局に 経費 担 方式 に 、安定的 経費を確保す 必要があ 。そのた には、それ れの図書館事業に 関す 理解を得 必要があ 、その実現に向けた 力が求 られていた。

成21 度 らの学生用図書経費 び電子 ャ ナル経費、開館時間延長経費を総長裁 経 費 して獲得したこ は、大 く評価 もの あ 成23 度 らは、全学基盤経費 し て認 られ )。

これらの経費は、各部局に 一定の 担にも依存して 、中央経費 部局経費のマッ フ ァン に 運営 いう、大学全体の方針 軌を一にす 方向性 、現在定着 してい こ

あ 。

)事務体制の見直し 最適 継

当初計画されていた青葉山新キャン スへの移転計画 、それに伴う附属図書館のいわゆ 3 館構想

は、経 情勢の悪 延期され もに、大幅 見直しをせ をえ く った。 また、その の概算要求に 、急遽実現した新図書館計画の中 は、3 館構想に伴う抜本的 組織改編 事務体制の集中 を実施す こ は った。

し し、新図書館への大規模 共用ス ス 電動集密書庫)設置が実現したこ に 、全 学的視点 の図書館ス ス再編成の 能性が高まったこ ら、今 の全学の図書館サ ビス 及び事務体制を改 て見直す契機 こ は間違い い。その見直しの中 は、 本館 分館

いう区別的 称に関しても、再度議論す 必要があ う。

※ 3館構想 は、現在の本館 4分館を、人文社会 教養系図書館 本館)、理系図書館、 医学系図書館に再編す 構想。現在の北青葉山分館、工学分館、農学分館 新図書館)は、 組織的には理系図書館 してま 、3 つの分館それ れはサ ビス 点 して機能させ 構想 あった。

)調査研究機能の再構築 継

学術情報環境の変 や利用者行動の多様 に対応して業務の改善を図 た に、教員 図書館 職員に 調査研究機能の再構築が求 られていた。

(16)

成21 度 ら附属図書館に調査研究室を設置し、室長 副館長)のも 兼任の協力研究員3 を配置してい 。また、その活動を 進し普及す もの して、 成24 3月に同研究室 報 の創刊号を刊行し、現在にいたってい 第3号ま 刊行)。

)人材育成の充実 継

良質の図書館サ ビスを維持す た に、新規職員の 用 適 人事選考、他大学 の人事 交流、そして国内外に け 研修受講や研修への参画に 、一 の人材育成に こ が求

られていた。

図書系職員の 用に関しては、退職者 再 用者 転出者の動向を踏まえつつ、本部人事担当 綿密 協議の上、 度少 く も1 以上の計画的 用を継 してい 。その際、現職の 非常勤職員 らの 用の道を開いてい こ は、他の国立大学には例をみ い こ あ 。他 大学 の人事交流にも 、特に東北地区内 の交流人事や転出等にも配慮してい こ あ

研修への参加については、 度開催され 図書系の研修には積極的 参加を す もに、 国立大学図書館協会の海外派遣事業にも2件 択されてい 。

アンケ ト結果 は、 ンタ サ ビスや職員の対応 の職員評価 期待値 実態値 もに)が高いこ ら、いまま 同様に現場の職員育成に こ したい。

)防災対策の強

成23 の東日本大震災を契機に、特に地震時の避難誘導等の実施方法の見直しを図って た。 来は 1回の開催 あった避難訓練を 数回定期的に開催しつつ、防災対策の強 避難誘導 の改善を行って てい 。

現在もそれは継 して 、大規模地震に限ら 、火災 水害等を想定した最適の防災 減災 対策 被災時の対応方策について整備してい 。

(17)

自己点検

評価報告書

に関する補足説明

.各部における記述の相違について

報告書各部の作成日が異

、各部に

称等

ミッ

クサイエンスコ

)やイベント等実施

6月の国大図協総会の

開催)に関す

記述

に相違があ

場合があ

ますの

容赦く

さい。

1)作成日:

度末時点

月末)

全体)報告書

利用者アンケ

資料編

)作成日:

月時点

第1部

総括編

.最新の状況について

第1部作成

ら現在にいた

の最新の状況については、別紙

第1部

総括

編補遺版

ましたの

、適宜

参照く

さい。

(18)

別紙:

第 1 部

自己点検

評価.総括編補遺版

.学術情報整備の促進

. 基盤的学術情報 電子ジャ ナル等 と研究環境の整備

1)電子 ャ ナルの財源確保 継

●前 度比約1千5百万 増の予算措置 成28 度)

成28 度も、資料厳選等に 経費節減 力にも わら 、引 電子 ャ ナル総 経費が上昇したが、全学的基盤経費の増 を受け対応す こ が た。 成28 度の全学基 盤経費措置 は、約3億1569万 あ 。また、 成27 10月 ら実施された 国境を越 えた役務の提供 海外サイト ら提供の電子 ャ ナル)に係 消費税 については、本部予 算に 対応してい 。

.学習環境の整備 . 図書館施設 設備

1)耐震補強、建物の老朽 への対応 継

●北青葉山分館の老朽 への対応

北青葉山分館 1985 竣工)は築約35 の建物 、特に老朽 に 空調装置 トイレ設 備の不調が、利用者の不便や図書資料の汚損等を引 起こしてい 。その改善のた 3 計画 の全面改修の学内予算要求をしてい 。

. 国際化対応

1)留学生図書の充実、留学生窓口の設置 継

●留学生コンシ ル ュサ ビスの拡大 成28 度)

成24(2012) 12 月 ら実施してい 留学生コンシ ル ュの多言語サ ビスは、これま 主に本館利用者を対象に行って たが、 メ に オン インサ ビスを導入す こ に 、分館利用者にもサ ビスを拡大させ 予定 あ 。学内留学生施策充実経費に

.社会 地域への地の還元

)展示会 一般講 の充実 継

●夏目漱石展示会の開催 成28~29 度)

夏目漱石没 100 にあた 成28 度 び生誕150 にあた 成29 度の2 に わた 、 漱石文庫 に 展示会を企画してい 。

成28 10~11月に本館を会場に開催した展示会 は、学内外 ら2,600 余 の来場者 があった。また、10 月22日に、姜尚中氏 東京大学 誉教授、熊本県立劇場館長)を講師に

(19)

迎え、 近代の憑依 漱石 題して行った記念講演会 は、一般市民を含 た約200 の参加 があった。

)大学 ン PRへの 献

●漱石羊羹の販売企画 成28~29 度)

地元の老舗和菓子店 あ 松が ナ 本舗に、和菓子に 漱石文庫 PRの企画を提案 し、漱石羊羹販売の共同企画が実現した。

●漱石文庫 マ クの制定 成28 度)

漱石文庫の認知度向上のた 、 成28 度の漱石展開催 も協力いた いた漫画家の香日ゆ ら氏に マ クの制作を依頼し、 成28 10月に制定した。今 同文庫のPRに活用して いく。

.組織 運営

)人材育成の充実 継

●PRRLA への加盟 成28 度)

バル 視点をもった職員の人材育成機会の確保等の観点 ら、 成 28 に Pacific

Rim Research Libraries Alliance 環太 洋研究図書館連合,PRRLA)へ加盟した。 成28

12 月にオ スト ア連邦メルボルン 開催された 次会議に出席し状況を確認す も

に環太 洋地区の図書館 の交流を図った。また、館内の報告会に いて情報を共 した。

●研究振興プ ムの開始 成28 度)

附属図書館 は、 成28 度 ら学内の図書系職員を対象に、図書館情報学及び図書館業務 等に関す 研究 調査 成果発表の振興を図 た 、公募方式に 研究に係 諸経費を1人

20万 ま 助成す こ した。本プ ムは、科研費 奨励研究)等に 研究助成金の

自 的獲得 人材育成も目指す。

(20)

1

部:

度東北大学附属図書館自己点検

評価報告書

第1章 東北大学附属図書館(全体)の自己点検 評価

1.大学内 の 置づけ 3

.施設 設備

1) 建物 ス ス等 5

2) 学習環境関連設備 機器 6

3) 空調 冷暖 設備 7

4) 照 明 8

5) 入退館関連設備 機器 8

6) その他の施設 設備 8

.資料の収集 保存

1)各図書館の蔵書 受入状況 9

2)学生用図書の整備 9

3)電子的学術情報資料の整備 10

4)震災 イ の整備 13

5)図書館蔵書目録の整備 14

6)蔵書管理の状況 15

.サ ビス機能

1)各図書館の利用状況 15

2)全学的情報 シ 教育 17

3)キャン ス間資料搬 サ ビス 19

.社会 献

1)教育研究成果等の発信 20

2)図書館の地域開 20

3)展示会、イベント 21

(21)

2

6.国際 への対応

1) バル ン サポ ト 26

2)国連寄 図書館等の機能の地域への 献 27

3)留学支援 30

7.組織 運営

1) 附属図書館の構成 30

2)運営体制 31

3)人材の確保 養成 31

4)財政基盤 32

5)情報環境 32

6)研究開発機能 33

7)学内機関 の連携 34

8)学外機関 の連携 34

9)広報活動 36

第 章 各図書館の自己点検 評価

1.本 館 37

各館共通項目 1)組織 運営、 2)施設 設備、

3)資料の収集 保存、 4)サ ビス機能)

.医学分館 51

.北青葉山分館 57

.工学分館 60

.農学分館 64

6.金属材料研究所図書室 67

7.電気通信研究所図書室 71

(22)

3

度東北大学附属図書館自己点検

評価報告書

第1章.東北大学附属図書館全体の自己点検 評価

1.大学内 の 置 け

東北大学が開学以来踏襲して た 研究第一主義 の伝統、 門戸開 の理念及び 実学

尊 の精 を基に、教育や研究等の成果達成を支援す 学内部局の1つ して、附属図書館

も中期目標 計画や バルビ ョンの達成に邁進してい 。

本学の第 期中期目標 計画には、 記の うに つの計画を盛 込 い 。

国立大学法人東北大学中期目標 計画

中期目標 中期計画

自己点検 評価及び当 状況に係 情報の提供 に関す 目標

自己点検 評価及び当 状況に係 情報の提供に関す 目標 を達成す た の措置

情報公開や情報発信等の推進に関す 目標 -1 研究者に向けた研究 教育成果の発信

□ 東北大学機関 ポ ト O R)を整備 充実す 。 3o.6 )

その他業務運営に関す 要目標

その他業務運営に関す 要目標を達成す た の措置

情報基盤等の整備 活用に関す 目標を達成す た の措置 -2 学術情報 点 しての図書館機能の改善

□ 図書館を本学の学術情報の 点 置 け、それに さわ しい図書館機能の改善を図 。 3o.7 )

加えて、附属図書館の中期目標 計画 は、以 の目標を掲 てい 。これらの達成に向け

て、図書館サ ビスの充実 適 図書館運営等に てい 。

○附属図書館の中期目標 計画

教育プ ム 密接に連携した図書館サ ビス 学習図書館機能)を提供す 。

図書館に 学生の支援、学生の自学自習のた の快適 学習環境を提供す 。

研究成果 紀要 学 論文等)を学内外に発信す 役割を果たす。

多様 研究活動を支援す た 、専門性 共用性の高い学術情報を整備し、迅速に提供す

国内の大学図書館、公共図書館等関係機関 連携 相互協力を図 もに、地域社会へ

(23)

4

海外資料及び情報の提供を して、本学の国際交流を支援す 。

外国語に 図書館の情報を提供す 。

教育研究活動への支援を効果的に実施す た 、組織の一元 を図 。

業務の集中 及びシス ム に 、事務処理の効率 合理 を推進し、業務の一元

を図 。

外部資金の確保及び図書館所蔵の貴 資料等を活用した収益事業を推進す 。

効率的 図書館運営に 。

学術資料の整備経費及び運営費等の抑制に 。

図書館資産の効率的運用を推進す 。

図書館サ ビスに関す 利用者アンケ ト及び自己点検評価、外部評価を実施す 。

図書館活動の情報を広く広報 公開す 。

教育研究活動を支援す た 、図書館施設の整備 活用等に 。

図書館に け 安全管理を徹底す 。

また、東北大学は、その将来像を目指して歩みを進 た の指針 あ 東北大学 バ

ルビ ョンの機能強 を図 た 、附属図書館は部局ビ ョン して以 の方針を掲 、実行

してい 。

◎ 部局のミッション 基本理念 使命)

○附属図書館は、本学に け 学術情報流通の中 して情報基盤の 要 部分を担い、研

究者 学生及び職員が必要 す 情報資源の収集、創成、組織 、並びに提供を通 て本

学に け 教育 研究活動を支援す 。さらに、国内外並びに地域社会に け 学術研究

の進展及び文 の振興に寄 す 。

◎機能強 に向けた 組方針 ~2017 度)

○本学の学術情報流通の中 して、学術情報資源 書籍、電子 ャ ナル、 タベ ス

等)に関して、ワ ル ク スへの飛躍に相応しい研究環境の向上を目指します。

○本学学生の主体的 学び 知的交流に最適 場 して、各キャン ス図書館の学習環境の

向上を目指します。

○国内外並びに地域社会に け 学術研究の進展及び文 の振興に寄 す た 、附属図書

館所蔵資料を最大限に活用した知を還元す 社会 地域 献活動 展示会 講演会の開催

等)を実施します。

◎ 点戦略 展開施策

1.学術情報整備計画の 進

(24)

5

わが国の国公私立大学に け 学術情報の安定的 継 的確保 提供を目指す大学図書館コ

ンソ シアム連合 /:ST.(分) 連携 協力しつつ、ワ ル ク スへの飛躍に相応しい研

究環境の将来展望を検討す 。

.学術機関 ポ ト に 教育 研究成果の発信

東北大学機関 ポ ト TO:R)の整備 充実を図 もに、電子的公開が義務づけら

れた学 論文について網羅的収集を実施します。

.各図書館 の学習環境の整備

附属図書館本館改修に ン コ ン 整備 2012~2014 度)、青葉山新キャ

ン スに け 新図書館の整備 2014 度~)に引 、医学分館 北青葉山分館 工

学分館についても、主体的 学び 知的交流に最適 場への整備を図 ます。

.社会 地域への知の還元

附属図書館所蔵資料を最大限に活用した知を還元す 活動 展示会 講演会の開催等)を

実施す もに、地域の観 資源 得 展示会場の実現を図 ます。

.東日本大震災記録の継承

永く 世に東日本大震災の記録を継承す た に、震災 イ に 資料の収集

保存 公開活動を継 してい ます。

.施設 設備

1)建物 ス ス等

附属図書館本館は、 成 20 8 月 ら開始した耐震補強工事を 成 21 2 月に終了し、

安全 快適 学習 研究環境を提供 うに った。また 成24 には、本学百周 記

念事業 して、本館 1 階のメインフ アをアク ン ス ス して ュ

アルし、 ン コ ン 機能を提供してい 。それは、P( エ ア、 ル プボックス

エ ア フレキシ ルワ クエ アに 、学生の主体的 自学自習や ル プ のアク

学習を支援す もの あ 。その 、 バルエ ア ン コ ン )の設置、

本館地 書庫の収容力向上 、省エ 対応の効率的に稼働 空調設備の整備等のた に全

面改修を行い、 成 26 10 月に ュ アルオ プンした こ あ 。 ン コ

ン 機能の増強は学習を、そして地 書庫の図書収蔵力アップは研究をサポ トしてい 。

一方、各分館に いても学習支援のス ス 機能の増強を目指し、各施設 設備の改修

や更新等のた に予算要求を行ってい こ あ 。

医学分館は、 メ ル コミュ ケ ション ンタ 機能の整備 して 成 28 度

(25)

6

ミュ ケ ション能力を向上させ、さらに展示等を通 た一般市民 のメ ル コミュ

ケ ションのた のス スを確保す た 、医学分館を改修す 計画 あ 。

北青葉山分館は、築 30 を経た施設や設備の改修に 利用者の利便性向上を図 た 総

長裁 経費要求を行ってい 。不特定多数の学生 教職員の利用向上のた 老朽 した空調装

置やトイレを更新して、環境衛生の改善を図 予定 あ 。

工学分館は、築 35 の旧館 20 前に増築した新館 ら構成され 。その も部分的に

改修等を行い がら、現在の施設 設備を維持してい 。工学部が目指す次世代工学教育シス

ムの基盤整備の一環 して、 成27 度に ン コ ン 総合シス ムの設備 英

語自習室 ル プ学習室)を整備した。

農学分館は、農学部が雨宮キャン ス ら青葉山新キャン スに移転す のに して建

設中のア ミック サイエンスコ ン 新営に伴う新図書館の運用準備を進 てい 。これ

は、 成 28 6 月に竣工し、 成 29 4 月に開館す 予定 あ が、現農学分館機能に加え

て、新た 運営方法に 大規模 ン コ ン を整備す 予定 あ 。さらに最大

約60万冊を収容 共用書庫の設置は、各分館等所蔵資料の収集管理を行い、ス スの

確保に 学習環境整備も 進す 狙いがあ 。

各図書室の施設 設備も効率的 利用が図られてい こ あ が、多元物質科学研究

所図書室は、 成 24 5 月に書庫ス ス コ ンス スを充実させ ュ アルオ プ

ンさせた。現在電気通信研究所図書室に いては狭隘 の解消が課題 ってい 。

)学習環境関連設備 機器

閲覧机 椅子

本館 分館を合わせた閲覧机及び椅子は、2,248 席 ってい 。特に本館 は、1 号館の

メインフ ア 、学生閲覧室、 バル学習室、 バル資料室及び 2 号館閲覧室等に

1,174 席分が配置されて 、学生が快適に過 せ こ 同時に学修、講習会や ル プワ

クに十分対応 うに ってい 。試験期間中は、多目的室を自習用 して開 し、自

習用 席を確保してい 。

工学分館 は 成 27 度の改修に いて ル プ学習エ ア 語学自習室の整備に 、

また、自由学習室の設置に 席を増設す 、各分館 も整備に てい 。

書架

本館の図書収容力は、 成 25 度に地 書庫 地 1 階 2 階)を全面集密書架 して 190

万冊の収容力を備えたこ に 、現在約 230 万冊に ってい 。また、学習閲覧室 2 階)

(26)

7

約18万冊配架されてい 。書架環境の改善のほ 、古い役に立た く った図書の フレッ

シュに 組 い 。

ソコン コ ナ

本館 は、 成 24 度に 1 号館に ン コ ン を整備した際、 て利用者 ら

要望のあった P( の増設も実現した。メインフ ア の P( エ アに 75 台に増設した ソコン

を設置す ほ 、40 台の貸出専用 ト P( を自動貸出機 提供してい ものを含 、全 140

台が使用 能 ってい 。アンケ ト結果 らも学生 ら一応の評価はあ ものの、要望は

受け 必要があ 。

分館等 も、医学分館が 56台、また、工学分館が 36台設置してい 、情報検索やレ

ポ ト作成等学習利用のた の ソコンの充実に てい 。

防犯 メ

本館 は、環境整備の一環 して 1 号館の映像記録 視シス ムを 成 26 10 月の

ュ アルオ プン 全面更新し、適 増設に 死角を少 くし、防犯機能を強 した。

また、 成 27 度には 2 号館も整備して、施設の管理及び貴 書等の保存環境向上に た。

設置を周知す た 掲示に 利用者への注意喚起も行ってい 。

分館等に いても、安全 安心のた にも設置してい こ あ が、特に無人開館に

は 効に活用されてい 。

身 者用施設

身 者用施設 して身 者用トイレを設置し、エレベ タ 3 機)及び自動 ア等の整備

に て 、バ アフ や拡大読書器等の閲覧 ルにも配慮してい 。

成 28 度 ら施行され 害者差別解消法への対応も学内の関連部署 連携を 、シ

ムレス 環境整備に ていく必要があ 。

)空調 冷暖 設備

本館 は、本館の全面改修 、熱源をボイ ら電気に 換え もに、メインフ

ア 階学生閲覧室を除 、全館集中方式 ら個別空調方式へ変更し、空調設備を省エ 対

応設備に改善した。た し、利用空間が広いた 利用者の温度感知の違いもあ うが、アンケ

ト も要望があ の 、気温や 候状況にも配慮し がら室温調整に てい 。

同様に医学分館や北青葉山分館 も、空調装置の更新を含 た改修のた の予算要求を行

(27)

8

)照 明

成 27 10 月に実施した図書館のアンケ ト調査 、全学的に期待度 5.5 に対して実態

評価は 4.6 い。対応策 して補助照明を導入して 、さらに今 も調査や検討を行い対

応してい たい。照明を考慮す にあたって、学習に際して十分 照度が確保され こ はも

、落 着いた雰 気 ストレスの い環境の両立を配慮してい 。全体照明のバ ンス

を失わ い うに配慮し がら照明設備の整備を進 てい たい。

)入退館関連設備 機器

本館の入退館管理シス ムは、 成 26 10月の ュ アルオ プンに合わせて更新し

た。分館等に いても、 キュ 、利便性向上や無人開館への対応に 整備されてい

こ あ 。本機器は、防犯対策上 効 はあ が、あらた て退館時 等の誤作動に

は十分注意す 、利用者に対す 配慮をしてい 。

6)その他の施設 設備

本館は、全面改修に合わせて、学生、教職員及び一般市民等の利便性を図 た 、国内外

の利用者へ対応した バルサインを新設した。これは、国際標準 様を 入れ、館内

求 資料やエ アへのアク スを容易にしてい 。

同様に、図書館の新た 環境作 の一環 して1階エント ンス スに隣接した空間

に図書館 フ を 成27 4月に設置した。これに 図書館の長期滞在が快適に 、交

流の場 こ を期待したい。留学生 日本人学生 の交流の場 して活用され イベント

が開催され、 バル を 進す いう観点 らも大 役割を果たしてい 。

利用者の クゼ ションや飲食を確保す た 、分館 もに ン を整備してい 。

本館 は、 成19 度に椅子等を更新して快適 空間 った。また、自動販売機 飲み物

2機、 ン1機)を設置して長時間にわた 学習をサポ トしてい 。

特に農学分館の施設 設備充実は、現在建設中の新図書館 実現す 。分館を含 た現雨

宮キャン スの施設が全て、 成28 度中に青葉山新キャン スへ移転し、 成29 度

ら運用が始ま 。そのた 新キャン スの新図書館に いて十分 施設 設備を整備す べく

計画を遂行し、図書館機能を予定 実現させ べく調達や設置に向けて準備を進 てい

(28)

9

.資料の収集 保存

1)各図書館の蔵書 受入状況

本館や各分館等の資料は、本部 ら措置され 大学運営資金に加えて関係部局 ら措置され

資料費に って整備されて た。各図書館図書室 はそれ れの組織に応 た収書体制 資

料収集を遂行してい 。

成21 度 らは大学中央経費 学生用図書予算が 措置され うに 、積極的

資料収集が行え うに った 述)。今 も学生の希望や キュ ム の連携を 滑に

して、各分館等の使命に応 た蔵書構成を目指してい けれ ら い。

雑誌については、 学術情報整備計画 の 、価格上昇や予算確保 いった大 課題があ

がらも、全学的に電子 ャ ナルの整備を行って てい ( 述)。そのた 、各分館等

収集す のは必要 つ最小限のコレクション ってい 。

図書及び雑誌の蔵書冊数は、い れも本館が全体の半数以上を占 て 、各分館等が全体

の 1 割程度 ってい 。各館 も増加し け 蔵書の対応 して除却も行ってい が、28

度竣工す 新図書館には、新たに学内図書館図書室共用の書庫を設置す 予定 あ 。この

共用書庫を活用して、計画的 移管等に 、図書館全体 して適正 蔵書管理を行っていく

計画 あ 。

)学生用図書の整備

前回 成19 )の外部評価 は、学生用図書の充実のた の中央経費 の予算 が課題

されたが、 成 21 度に学生 1 人当た 1 冊を目標 した 学生用図書整備事業 を策定し

総長裁 経費を要求、本部 の折衝にあたった結果、必要性が認 られ、予算措置され こ

った。この経費は、 成23 度以降 らは大学の基盤的 経費に対す 予算措置 あ

全学的基盤経費 して今 度ま 配分されてい 。

事業内容は、 学生1人当た 1 冊に当た 18,000 冊の整備、 新刊図書を中心 した基

本的 学習図書の継 購入、 全学問分 に対し偏 の い選定 あ 。措置された予算は本

館 び各分館に配分す が、その方法は、目標冊数や一冊当た の 均 価を基にした各館

らの希望提示 に応 、 け希望に沿う金 を配分す もの あ 。

この財源確保に 、新刊書や複本の購入はも のこ 、各館の専門分 に け 参考

書や電子 ック 、特色あ 選書に って充実した学習環境が提供 能に った。

、学生用図書費の一元 については実現してい いが、同 く外部評価指摘事項の全学

(29)

10

)電子的学術情報資料の整備

電子 ック

附属図書館 は、 成22 度以降、電子 ックの購入を進 てい 。近 は図書館 け

く部局図書室 も購入す 傾向にあ 、各分 偏 く購入してい 。

電子 ックはほ の場合、全学 利用す こ が 、学内 1脆3 に接 れ 来館せ

も閲覧す こ が 。また、冊子体 書架を占 す こ も いた 、複本が必要

キスト等については、電子 ックが適してい 。

現在、導入してい 電子 ックの件数は約 ,300 タイトル あ が、この数婧は決して多

い数 は言え い。電子 ックの導入が進ま い理由は、冊子体に比べ価格が高 あ こ 、

必要 日本語図書の電子 が進 い いこ 、仮に電子 されていても閲覧のみ 使用制

限があ 、冊子体の代 しての利用が いこ があ られ 。

今 は、書店 出版社等へ大学の要望を伝え、電子 ックが需要に して提供され う働

けてい たい。

電子 ャ ナル タベ ス

(1)全学的基盤経費の導入

電子 ャ ナル タベ スは、 成14 度末に策定された 東北大学学術情報整備計

画 以 、 整備計画 )を指針 して 学術情報整備検討委員会 以 、 整備委員会 )に

整備資料の範 や費用 担について検討されて た。この 整備計画 の中 、大学の

要 インフ して整備すべ 学術情報資料は、購入の財源を大学の共通的経費に求 こ

が謳われたが、部局 担 の維持が いたこ は前回評価 も指摘の あ 。

し しその 、全部局に 共同購入が 透す 中 、 学術情報資料が大学の研究 教育

の基盤 あ いう考え方もまた 透した。 成20~21 の総長裁 経費 の申請 配分

を経て、 成 22 ら全学的基盤経費に 約 2 億 が学術情報整備費 して配分され、所

要経費の一部 はあ が共通経費に 整備が実現した。その 部局 担率の見直しや レ

ト変動に 価格上昇 の理由 ら、全学的基盤経費は徐々に増 され、配分 は 成

27 度に 3 億 った。

(2) 部局 担率の見直し

全学的基盤経費の導入 も学内全部局 の 担が継 されてい 。

部局の 出金 は、共同購入開始当初はそれま の冊子の購入規模割合に 算出されて

たが、学内冊子の 複調整 電子 ャ ナル の推進に 購読内容が変 し、部局間の公

(30)

11

数 電子 ャ ナルへのアク ス数に 割合 担に変更された。

し し、この 担率の算出方法も、アク ス数を.Pア レス に計測 電子 ャ ナ

ル ッケ が限られてい こ や、全学的に整備した学術情報基盤への利用抑制に繋が

の指摘 ら、見直しを要望す 意見が出て た。 成23 の震災 被災に伴う研究室の移動

があ 、部局 のアク ス数の計測が不能 ったこ を っ けに見直しが図られ、現在は

教員数 部局の予算規模 大学運営資金)の割合に 担率を使用してい 。し しこれに

対しても、 公 性 透明性があ 担率の策定が望まれてい 。

共通的 学術情報については、全 を共通経費に 措置され こ が理想 あ が、大学

の現況 は全学的共通経費の大規模 増 は困難 みられ 。今 の部局 担等については部

局長会議等へ議論の場を移し、予算執行の権限を す 部局長に直接説明し、学術情報整備に

関す 理解を得ていくこ を考えてい 。

(3) 分 別選定 W, ワ キン ル プ)の導入

前回評価 も文系資料の薄さが指摘されていたが、理系資料の電子 が先行して進 た 、

全学的に選定す こ っていた電子 ャ ナル タベ スも文系資料の割合は少 い

状況が継 していた。このこ は、部局 担率を決定す 場合に文系部局が不公 感を持つ一

因 もあった。また、予算規模が大 く 、全学 購入す 学術資料を一 に決定す こ

は、雑誌選定の機動性の面 問題 っていた。

これを解消す た に、 成 21 度 ら分 別 W, が設置され こ に った。も も 整

備委員会 の に資料選定のた の 学術情報資料選定小委員会 が設置されていたが、その

委員が人文系 理工系 生命系の 3 分 のワ キン ル プに分 れ、各分 に関わ 電

子 ャ ナル ッケ タベ スや雑誌の個別タイトルの選定を行うこ 、 軟

選定が行え うにした。また、経費 担についても、学内の部局はい れ の分 に所属

す こ し、全学共通枠 別に各分 選定したものを当 分 の部局 共同 担す こ

した。

これに 、購入す 資料の学問分 の割合に対して部局 担の公 性を確保す 一助

った 同時に、文系資料の薄さを解決す た の体制が整うこ に った。

(4) 購読内容の見直し

外国雑誌の価格上昇は以前 ら 大 問題 って 、これは電子 以降も変 は く、

新興国 らの投稿の増加 を理由に出版社は継 的 値上 を行ってい 。 成25 ま

は レ トが 高基調 推移したた 、この問題はし らく顕在 して来 った。し し、

成26 度以降 レ トは急激 安に転 、雑誌価格の上昇以外にも消費税課税率の上

(31)

12

い 。共同購入に 学術情報整備費は 成 25 度ま は 5.5 億 前 推移して たが、

成 26 度には 6.5 億 、 成 27 度は 7 億 こ が予想されて 、維持が危ぶま

れ 事態 ってい 。

このこ ら 成25 度の 整備委員会 は、経費抑制のた 購読資料の精査が必要

あ こ が認識され、購読内容見直しの一環 して契約中の電子 ャ ナル ッケ が見直

され こ に った。 成 26 度は 分l上探vi探三 社、 成 27 度には Sp三ing探三 社 Wil探と-

脇lack与探ll 社の電子 ャ ナル ッケ 見直しのた に全学にアンケ ト調査 購読調査を

行い、4 社 契約内容について交 を行った。結果 しては ッケ 契約 タイトル 購読

の価格比較、中 に 学内の研究 教育環境への影響を まえ、各 ッケ は今 3 間

継 され こ に ったが、 本的 解決には至って ら 、今 も継 的 検討が必要 あ

。部局 担に関す 検討を部局長会議に移行す た 、今 の 整備委員会 は(3) 述

べたワ キン ル プ もに学術情報整備方針の策定や選定に注力す こ し、検討

を継 す 予定 あ 。

(5) 学外コンソ シアム等への参加

前回評価いた いた他大学 のコンソ シアム活動については、その も継 してい 。特

に 成 23 に大学図書館コンソ シアム連合 /:ST.(分)が発足し、国公私立大学が一元的に

学術情報の安定的 継 的に確保す 活動を推進し、出版社 交 す こ に ったのが大

ト ック あった。本学も発足時 ら参加し、 成27 らは作業部会に委員を派遣して

活動を行ってい 。

また、電子資料の保存やオ プンアク スに 献す 活動 して、(1O(KSSや S(O脆P3 に参

加してい 。 成 28 らは a三=iv.o三g 会員コンソ シアムにも参加予定 あ 、今 も情

報を収集し、学術コミュ への国際的 献につ が 活動を支援してい たい。

(6) 今 の課題

電子 ャ ナル タベ スの購読 維持にあたっては、全学的 財源措置に基づく共通

経費の確立が前回指摘されていたが、 成20 度 らの全学的基盤経費の措置に 、一部

実現す こ が た。し し がら、急激 資料費の高騰を受けて、学術情報基盤環境を維

持し がら、経費を抑制していく いう極 て困難 課題 向 合う必要も生 てい 。

経費の問題に関しては、(2) 述べた 、大学の財政状況の変 も まえて 担のあ

方を部局長会議等 議論していくこ に ってい 。また、現在購入中の電子 ャ ナル

タベ スについて、購読内容を不断に見直していくこ も 要 あ 。 整備計画 の策定

ら 13 が経過してい こ ら、内容の見直し 更新を行うこ が急務 って 、 整

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13

、前回評価 は利用 電子 ャ ナル タベ スについての広報活動の必要を

指摘された。充分 活動が た は言え いが、電子 ャ ナル ッケ 見直しのた の

アンケ ト等に 、本学の学術情報基盤や経費 担の現状について、学内構成員 らの理解

が少し つ進 い こ がわ った。し し、利用者アンケ ト は依然 して本学 利用

電子的資料を知ら い いう声があ 。今 も広報を進 こ 、学内 購読中の電

子 ャ ナル タベ スの利用を 進し、価格高騰の問題等も認識いた いた上 、本学

の学術情報の選定や、オ プンアク ス等の活動にも理解をいた け う たい。

)震災 イ の整備

経緯 方針

東北大学附属図書館 は、震災の記録を 世に伝え、教訓 す もに、今 の生活や、

教育 研究のあ 方を考え 上 こ 情報を収集して提供す た 、 成 24

3 月 12 日に、本館メイン ルに震災関連資料を集 た 震災 イ を設置した。

当初は図書 600 冊程度 の公開 あったが、現在は冊数が増加し、震災の経験を世界 広く

活 すこ を見据えて、 バル資料室 公開してい 。

選書

申し合わせ 震災 イ 資料の収集等について に基づ 、一般に販売されてい 資

料を中心に収集を行い、震災に言及のあ 資料は、 間予算 100 万 の範 、 ャンルを問

わ 、網羅的に購入す うにしてい 。また各種機関 ら関連資料の寄贈があ 、それらは

ほ の問題 中傷等)が無い限 受け入れてい 。一次選書は本館収書委員会の の収書

W, び情報管理課専門員 こ い、その 、本館収書委員会 検討の上、受入を最終決

定してい 。 、周知の うに、震災関係資料は、他の様々 図書館や機関 も収集してい

の 、当館 は大学図書館 いう特色を活 し、他図書館 はあま 収集し い あ う、

学術書や英語資料を積極的に収集す うにしてい 。

配置 所蔵状況

配置は 震災 イ にま て配置し、永 保存のた ッ を掛けて禁帯出

してい 。昨 度 成 26 度)末 、4,434 冊 購入 72財 3,231 冊、寄贈 28財 1,283 冊)

った。

今 の方向性

次第に関係書の出版が減ってく 中、収集の方向性について、将来的に見直していく必要が

参照

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