• 検索結果がありません。

第3章 考察 調査シリーズNo171 『「改正労働契約法とその特例への対応状況 及び 多様な正社員の活用状況に関する調査」結果』|労働政策研究・研修機構(JILPT)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "第3章 考察 調査シリーズNo171 『「改正労働契約法とその特例への対応状況 及び 多様な正社員の活用状況に関する調査」結果』|労働政策研究・研修機構(JILPT)"

Copied!
46
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第 3 章 考 察

第 1 節 ウ ェ イ ト バ ック 集 計 に よ る 一 連 の 調査 結 果 1 . ウ ェ イ ト バ ッ ク 集計 の 基 礎 情 報

今回 の調 査で は、 無 期転換 ルー ルの 効力 が 本格的 に発 揮さ れて く るであ ろ う20184 月 以降へ 向け て、(調 査時 点で) 残す とこ ろ 1 年 半に迫 るな か、 より 小 規模な 企業 も含 めた 現 況を把 握し たい と 、そ の 対象を( 過去2度の 調査 フレー ムで ある )50人 以上規 模の 企業 から 、 10人以 上規 模の 企業 に 拡大し た。

なお 、本 調査 は対 象 企業を 固定 して 継続 調 査する 「パ ネル 調査 」 ではな いも のの 、改 正 労 働契約 法へ の対 応部 分 につい ては 、基 本的 に 前回調 査と 比較 でき る よう設 計・ 実施 して き た 経緯が ある 。

そこで 、調 査票 の配 付 に当た って は、 過 去2 度の調 査と 同様 に50人 以上 で2 万社 を確 保 した上 で 、新 たに10人 以上49人以 下の 企業 を1万社 追加 した 。結 果とし て 、経 済セ ンサ ス の企業 構成 比に 照ら し て、10人以 上49人以 下の企 業層 が薄 くな っ ている 。そ こで 、一 連 の 結果を 主な 業種 ×雇 用 者規模 別の 重み 付け ( 図 表 3 8 )で、ウ ェイ トバッ ク集 計し た結 果 を 改めて 示す こと とし た い。

図 表 3 8 ウ ェイ ト バック 集 計 の基 礎 情報

9,343 - 3,484 - 2,579 - 2,232 - 1,048 -

100.00000 9,343 78.79799 7,362 11.04527 1,032 7.12315 666 3.03359 283

1,102 - 673 1.61434 245 0.28482 133 0.22696 51 0.22200

12.81966 1,198 11.62851 1,086 0.74689 70 0.32308 30 0.12118 11

2,344 - 749 2.06149 724 0.36284 631 0.28956 240 0.30868

22.08654 2,064 16.52632 1,544 2.81168 263 1.95561 183 0.79292 74

86 - 48 0.12075 21 0.08013 15 0.08310 2 0.42588

0.10251 10 0.06204 6 0.01801 2 0.01334 1 0.00912 1

319 - 108 1.79662 99 0.40605 86 0.36066 26 0.58249

3.00113 280 2.07680 194 0.43026 40 0.33198 31 0.16210 15

712 - 226 2.14411 225 0.44125 184 0.37169 77 0.29732

7.22610 675 5.18643 485 1.06264 99 0.73199 68 0.24504 23

1,789 - 668 2.62734 466 0.47077 425 0.32482 230 0.28064

23.30126 2,177 18.78478 1,755 2.34807 219 1.47755 138 0.69086 65

106 - 25 1.46918 25 0.23184 34 0.13687 22 0.27668

0.57012 53 0.39312 37 0.06204 6 0.04981 5 0.06515 6

152 - 60 2.72771 36 0.60766 41 0.36837 15 0.41272

2.21377 207 1.75171 164 0.23414 22 0.16165 15 0.06626 6

259 - 110 1.96736 81 0.31111 42 0.37543 26 0.27886

2.83236 265 2.31627 216 0.26972 25 0.16877 16 0.07760 7

517 - 153 4.36349 124 0.65038 144 0.34711 96 0.22614

8.77614 820 7.14560 668 0.86318 81 0.53499 50 0.23236 22

278 - 92 3.75727 73 0.83013 68 0.49004 45 0.26084

4.83067 451 3.69977 346 0.64861 61 0.35666 33 0.12563 12

193 - 62 1.60367 57 0.25330 39 0.18484 35 0.10447

1.33502 125 1.06419 99 0.15454 14 0.07716 7 0.03913 4

376 - 137 2.38211 105 0.39986 104 0.17579 30 0.15719

4.18850 391 3.49298 326 0.44938 42 0.19567 18 0.05047 5

20 - 12 0.00692 3 0.00000 4 0.00519 1 0.00000

0.00133 0 0.00089 0 0.00000 0 0.00022 0 0.00022 0

1,090 - 361 1.20827 295 0.29965 282 0.24672 152 0.21854

6.71490 627 4.66857 436 0.94612 88 0.74467 70 0.35555 33

注1:結果として、問19(主な業種)と、問20(雇用者規模)の両方とも、有効回答が得られた 企業が集計対象にな る 。 注2:経営形態は 会社企業で、産業中分類×常用雇用者のデータより算出した。 13 医療, 福祉

14 複合サービス業( 郵便局,協同組合等)

15 その他サービス業( 他に分類されないもの)

10 宿泊業, 飲食サービス業 11 生活関連サービス業, 娯楽業 12 教育, 学習支援業

7 金融業, 保険業 8 不動産業, 物品賃貸業 9 学術研究, 専門・ 技術サービス業 4 情報通信業

5 運輸業, 郵便業 6 卸売業, 小売業

1 建設業

2 製造業

3 電気・ ガス・ 熱供給・ 水道業

上段左:今回調査に於ける 有効回収数(注1)、下段左:平成26年経済センサスに基づく企業存在比(注2)、上段右:ウ ェイト値(母集団分布÷回収分布)、下段右:復元数(四捨五入して整数で表示)

10~49人 50~99人 100~299人 300人以上

(2)

なお、 本調 査の 母集 団 は本来 、民 間信 用調 査 機関の 企業 名簿 にな る が、そ の利 用は 実務 上 な制約 に依 るも ので あ り、ま た、 そも そも 関 心があ るの は日 本企 業 の属性 分布 通り に復 元 し た場合 であ る。 そこ で 、敢え て経 済セ ンサ ス の企業 構成 比に 基づ く ウェイ トバ ック 集計 を 試 みたが 、そ の意 味で 、 あくま で試 算と いう 位 置づけ であ るこ とを 前 提に、 お読 み取 りい た だ きたい 。

ウェイ トバ ック 集計 結 果は、 本章 では 主要 な 結果の み紹 介す るが 、 その全 容に つい ては附 属 統 計 表 の各末尾 を参 照され たい 。ま た、ウ ェイト バッ ク集 計の 対 象は、 必然 的に 主な 業 種 と雇用 者規 模の 両方 に 有効回 答が あっ た企 業 群( 以下、「 業種・規 模 の両有 効回 答企 業」)( n

9,343) に な る 点 に 留 意 さ れ た い 。 な お 、 ウ ェ イ ト バ ッ ク 集 計 後 の n 数 も 示 し て い る が 、 あくま で参 考値 (復 元 の積み 上げ によ り算 出 された 結果 )に 過ぎ な い点に 、注 意す る必 要 が ある( その ため 、必 ず しもn 数の 合算 が内 訳 と一致 しな い場 合や 、 本問- 枝問 間の n数 が 整 合的で ない 場合 等も あ る)。

2 . ウ ェ イ ト バ ッ ク 集計 に よ る 主 要 な 調 査 結果

( 1 ) 有 効 回 答 企 業 の主 な 属 性

ウェ イト バッ ク集 計 後の主 な企 業属 性は 、 下表の 通り であ る(図 表 3 9 )。

ウ ェ イ ト バ ッ ク 集 計 後 に 於 け る 、 業 種 ・ 規 模 の 両 有 効 回 答 企 業 ( n =9,343) の 主 な 業 種 構成を みる と、 全有 効 回答企 業( n=9,639) の単純 集計 結果 (3 頁 ・ 図 表 1)と比較 して 、

「製造 業」(2.7 ㌽減 ) や「そ の他 サー ビス 業 (他に 分類 され ない も の)」(4.8 ㌽ 減) 等が や や少な く、「 卸売 業,小 売 業」(4.4㌽ 増 )や「 宿 泊業,飲 食サ ービ ス業 」(3.3㌽増 )等が やや多 い。また 、規模 別に み ると「49人以 下 」が 約 8割を 占め 、これ に関連 して「労 働組 合も 労使 協議機 関も ない 」割 合(13.9㌽ 増)や 、事 業 所が「1ヶ所 のみ」の割 合(14.8㌽増)も大 き く上昇 して いる 。

なお、 今回 の調 査で は 、これ まで より 小規 模 な企業 群に つい ても 、 初めて その 実態 を把 握 した。 そこ で以 降は 、(10人 以上 )49人以 下の 企業群 と50人以 上規 模 の企業 群の 間で 、改 正労働 契約 法へ の対 応 状況・ 方針 等が どの よ うに異 なる かに つい て も、比 較し なが ら見 て い くこと とし たい 。

それに よる と、(10人 以 上)49人 以下 の企 業で は相対 的に 、50人 以上 の企業 に比 べて「 建 設業 」の 割合 が高 く、「 卸売業,小売 業 」等 の割 合もや や高 くな って い る。その 分 、50人以上 の企業 では 「製 造業 」 や「サ ービ ス業 計」 等 の割合 がや や高 い。

また、(10人以 上)49人以下 では 「労 働組 合 も労使 協議 機関 も無 い 」割合 が34を 占め るが、50 人以 上で は半 数程度 で、 その 分、「過 半数代 表の 労働 組合 が ある」 企業 (20.5%) と「過 半数 代表 では な いが、 労働 組合 があ る 」企業 (5.9% )で 14 を 超え てい る。 また、 事業所 数に つい ても 、(10 人以 上)49 人 以下 では「1 ヶ 所のみ 」が 約 6 割(58.3%) だが、 50人以 上で は「2ヶ所 以上」 が34超 (76.9%)と なっ てい る。

(3)

図 表 3 9 業 種・ 規 模の両 有 効 回答 企 業の 主 な属性 ( ウ ェイ ト バッ ク 集計後 )

(2 ) 改 正 労 働 契 約 法の 認 知 度

ウェ イト バッ ク集 計 は、(10人以 上)49人以 下の企 業の 回答 傾向 が 色濃く 反映 され るた め 、 改正労 働契 約法 の認 知 度につ いて も 、全 有効 回答企 業の 単純 集計 結 果(4頁・図 表2)より 、

「改 正 内容 まで 知 って いる 」 割合 が大 き く低 下(17.2 ㌽ 減 )す る一 方、「改 正さ れ たこ とは 知って いる が 、内 容は よく分 から ない 」企業(9.3㌽ 増)や、「知 ら ない・分 から ない 」企 業

7.7 ㌽増 ) の割 合 が 上昇 す る 結果 と なっ た (図 表 4 0 )。 そ の上 で 、「 改 正さ れ たこ と 」に 対する 認知 度は 、(10 人以上 )49人以 下の 企 業(n =7,362)で も約 34 に のぼ り、50人 以上の 企業 (n =1,981)では 9 割を 超え て高 い。但 し、「内 容ま で」 の認知 度に つい ては 、 50人以 上が6割を 超え た(62.2%)のに 対し、10人以 上)49人以 下 では14程 度に とど

まり(24.7%)、「 知ら ない・ 分か らな い」 割 合も未 だ 14 弱(23.9%) みら れる 状況 とな ってい る21

その 上で 、情報 入手 の手段 をみ ると( 複数 回答)、全 体で は「新 聞 報道や ホー ムペ ージ 等 で の紹 介 」を 挙げ る 企業 が半 数 を超 えて (51.5%) 多 い。 これ に 「社 会保 険労 務 士や 弁 護士 等 か らの 情 報 提供 」(32.1% )や 「 人 事労 務 関 係 の 雑誌 、 団 体冊 子 等 の 媒 体」(22.3% )等 が続 き、「 行政 が主 催す るセ ミナー 」 も 12.6% とな ってい る(1 企業 当た りの入 手ル ート 数は 平 均1.3)。(10人以 上)49人 以下 の企 業と50人 以上の 企業 で比 較す る と、前 者で は「 新聞 報 道やホ ーム ペー ジ等 で の紹介 」や 「社 会保 険 労務士 や弁 護士 等か ら の情報 提供 」へ の依 存 度 合いが 高い (1企業 当た りの入 手ル ート 数は 平 均1.2)の に対 し、 後者 では何 らか の「 雑誌 、 媒体 」を 読ん だり、「 セ ミナー 」に参 加す ると いった 多様 なル ート で 、情 報を 入手 して いる 様

21 なお、(10 人 以 上 )49 人 以 下 の企 業 では、 そも そも 有 期 契 約 労 働 者 を雇 用 して いる割 合 も 低 い。 そこで、 有 期 契 約 労

働 者 を雇 用 して いる企 業 に絞 ってみると、「 改 正 内 容 まで 知 って いる」 割 合 は 34.5% に上 昇 す るが、それでも 13 度 にと どま り、 「 改 正 さ れた ことは 知 って いるが、 内 容 はよ く分 か らな い」 が 49.2% 等 とな って いる 。 同 様 に、 有 期 契 約 労 働 者 を雇 用 して いる50人 以 上 の企 業 で み ると、「 改 正 内 容 ま で知 っている」 割 合 は 67.8%で 、「改 正 されたこと は知 っ ているが、 内 容 は よ く分 からない」が27.9% 等 とな った。

全 体 計 4 9 人 以 下 5 0 人 以 上 全 体 計 4 9 人 以 下 5 0 人 以 上

建設業 12.8 14.8 5.6 49人以下 78.8 100.0 -

製造業 22.1 21.0 26.2 50~99人 11.0 - 52.1

電気・ガス・熱供給・水道業 0.1 0.1 0.2 100~299人 7.1 - 33.6

情報通信業 3.0 2.6 4.3 300~999人 2.0 - 9.4

運輸業、郵便業 7.2 6.6 9.6 1,000人以上 1.0 - 4.9

卸売業、小売業 23.3 23.8 21.3 無回答 - - -

金融業、保険業 0.6 0.5 0.9

不動産業、物品賃貸業 2.2 2.2 2.2 過半数代表の労働組合がある 6.9 3.2 20.5

学術研究、専門・技術サー ビス 業 2.8 2.9 2.4 過半数代表ではないが、労働組合がある 2.3 1.3 5.9

宿泊業、飲食サー ビス業 8.8 9.1 7.7 労働組合はないが、労使協議機関がある 20.5 18.7 27.1

生活関連サー ビス業、娯楽業 4.8 4.7 5.4 労働組合も労使協議機関もない 69.2 75.5 45.9

教育、学習支援業 1.3 1.3 1.3 無回答 1.1 1.3 0.6

医療、福祉 4.2 4.4 3.3

複合サー ビス業(郵便局、協同組合等) 0.0 0.0 0.0 1ヶ所のみ 50.8 58.3 23.0

その他サー ビス業(他に 分類されない もの) 6.7 5.9 9.6 2ヶ所以上 48.6 41.0 76.9

その他 - - - 無回答 0.6 0.7 0.2

無回答 - - -

サー ビス業計 23.2 22.6 25.1

(%)

(4)

子が見 て取 れる (1企業 当たり の入 手ル ート 数 は平均1.6)。

厚生 労働 省で は、「労 働契約 等解 説セ ミナ ー 」の開 催( 全国 で 200 回以上 )や 、無 期転 換 制度等 の導 入を 検討 す る企業 に対 する コン サ ルティ ング の実 施、 ま た、正 社員 化等 を行 う 事 業主へ の「 キャ リア ア ップ助 成金 」の 拡充 等 の取り 組み を通 じ、 そ の周知 を強 化し てい る と ころだ が、 より 小規 模 な企業 に対 して は、 例 えば新 聞の 広告 ・記 事 から資 料の 請求 や具 体 的 な相談 につ なが るよ う な工夫 を施 した り、 セ ミナー の内 容を ホー ム ページ でも 視聴 出来 る よ うにし たり とい った 、ま た違っ たア プロ ーチ を 考える 必要 もあ るの で はない かと 思料 され る。

図 表 4 0 改 正労 働 契約法 の 認 知度 ( 上) と 情報入 手 の 手段 ( 下)

( ウ ェ イト バ ック 集 計後)

(3 ) 有 期 契 約 労 働 者の 雇 用 状 況 と 労 働 契 約法 の 改 正 以 降 に 於 け る雇 止 め 等 状 況

業 種 ・ 規 模 の 両 有 効 回 答 企 業 ( n =9,343) の う ち 、 現 在 、 有 期 契 約 労 働 者 を 「 雇 用 し て いる」割合 は49.1%( n=4,589)で 、労 働契 約法の 改正(20128月)以 降、有期 契約 労 働者か ら無 期契 約労 働 者( 正社 員を 含む )へ の転換 を「行 った 」割 合は16.8%(n =1,573

12.6 10.4

32.1

22.3

51.5

0.7

3.7

0.8 8.3

7.0

32.5

18.8

52.6

0.6 3.5 0.9

25.4

20.4

30.8 32.5

47.9

0.8 4.3 0.5

0 10 20 30 40 50 60

会保

弁護士

労働組合

全体計

(n=7,370) 49人以下計

(n=5,522) 50人以上計

(n=1,847)

(%)

(複数回答)

(集計対象:「改正内容まで知っている」あるいは「改正されたことは知っているが内容はよく分からない」企業) 62.2

24.7 32.7

31.1 50.3

46.2

6.2 23.9

20.1

0.6 1.1 1.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=1,981) 49人以下計

(n=7,362) 全体計

(n=9,343)

改正内容まで知っている 改正されたことは知っているが内容はよく分からない 知らない・分からない 無回答

(集計対象:各有効回答企業)

(5)

となっ た。

一方、有期 契約 労働 者 を現在 、「 雇用 して いな い」企 業は50.9%(n =4,754)で、その 内 訳は、「労 働契 約法 の改 正前か ら雇 用し てい な い」割 合が45.6% を占 め、「 労働 契約 法の 改正 以降 、雇 止め を行 った 」割 合は1.2%、「 労働 契約法 の改 正以 降 、無 期契約 労働 者(正 社員 含 む)に 転換 した 」割 合 が2.2% (n =202) 等 となっ てい る(図 表 4 1 )。

総じて 、経 済セ ンサ ス の企業 構成 比に 復元 し ても、 労働 契約 法の 改 正以降 、有 期契 約労 働 者 の雇 止 め を行 っ た 割 合 は僅 少 ( 全体の 1.2% )で あ り 、少 な く と も 調査 時 点 で、 無 期 転 換 ルール の反 作用 によ る 有期契 約労 働者 の雇 止 めは、 社会 全体 とし て 見れば それ ほど 多く 惹 起 しては いな い様 子が 見 て取れ る( と言 って 、 限定的 なが らも 現に 発 生して いる 雇止 めが 深 刻 でない 訳で はな い)。

また、 労働 契約 法の 改 正(20128 月) 以 降、有 期契 約労 働者 か ら無期 契約 労働 者( 正 社員を 含む )への 転換 を「 行っ た」企業 の割 合 は、( 有期 契約 労働 者の 現在の 雇用 状況 に係 わ らず) 全体 の2割 近く となり (19.0%)、 有期 契約労 働者 から 無期 契 約労働 者( 正社 員含 む) への転 換が 、着 実に 進 んでい る様 子が 浮き 彫 りにな った 。

こう した 結果 を、(10人以 上)49人以 下の 企業( n=7,362)と 、50人以 上の 企業(n = 1,981) で比 較 する と 、 現在 、 有期 契約 労 働者 を「 雇 用し てい る 」割 合は 、 前者 が 40.2%に

対し 、後 者は約2倍の82.1% とな って いる 。逆 に、有期 契約 労働 者を「雇 用し てい ない 」割 合は、前者が59.8%で 、後者が17.9%に なる が、こ のう ち大 半は「 労 働契約 法の 改正 前か ら 雇用し てい ない 」企 業((10人 以上)49人 以 下53.5%、50人以上16.0%)であ り、「 労働契 約法の 改正 以降 、雇 止 めを行 った 」割 合は 、前 者が1.3%で 後者も0.6%とい ずれ も僅 少に と どまっ てい る。 また 、( 有期契 約労 働者 の現 在 の雇用 状況 に係 わら ず)「労働 契約 法の 改正 以 降、無 期契 約労 働者(正 社員含 む)に転 換し た」割合は 、50人以 上の 企 業で4割 近く(37.4%)、

10人 以上 )49人以 下 の企業 でも17程度 (14.1%) とな った 。

図 表 4 1 有 期 契約 労 働者 を 「 雇 用 し て い な い」 企 業 の 割 合 と 労 働 契約 法 の 改 正 以 降 に 於 け る 雇 止 め 等状 況 ( ウ ェ イ ト バ ッ ク集 計 後 )

16.0

53.5 45.6

0.6

1.3 1.2

1.0

2.5 2.2

0.4

2.4 2.0

0 10 20 30 40 50 60 70

50人以上計

(n=1,981) 49人以下計

(n=7,362) 全体計

(n=9,343)

労働契約法の改正前から雇用していない 労働契約法の改正以降、雇止めを行った

労働契約法の改正以降、無期契約労働者に転換した 無回答

(%

(集計対象:各有効回答企業)

※横 軸 ( 総 計 )は 、 有 期 契 約 労 働 者 を「 雇 用 し てい ない 」割 合 に 相 当 する 。

(6)

( 4 ) 有 期 契 約 労 働 者の 活 用 状 況

現 在 、 有 期 契 約 労 働 者 を 「 雇 用 し て い る 」 企 業 ( n =4,589) に 於 け る 活 用 形 態 を み る と

(複数 回答 )、「フ ルタ イム契 約労 働者 」を雇 用して いる 企業 が69.0%( 業種・規模 の両 有 効 回答企 業に 占め る割 合 では33.9%)で、「パ ー トタイ ム契 約労 働者 」が67.1%(同33.0%)、

「臨時 労働 者」 が 3.5%(同 1.7% )、「 定年 再雇用 者」 が 74.2% ( 同 36.4%) とな った (1 企業当 たり の活 用形 態 数は平 均2.1)。

なお、 フル タイ ム契 約 労働者 か、 パー トタ イ ム契約 労働 者の いず れ か(両 方含 む) を雇 用 してい る割 合は 、有 期 契約労 働者 を雇 用し て いる企 業の87.8%(同 43.1% ) と な っ て い る 。

同様に 、(10人 以上 )49人以下 の企 業( n=2,964)と 50人以 上の 企 業(n =1,626)を 比較す ると 、前者 では「 フルタ イム 契約 労働 者 」を 雇用 して いる 企業 が、( 有期 契約 労働 者を 雇用し てい る企 業の )64.4%( ウェ イト バッ ク 集計の 有効 回答 企業 ベ ースで は25.9%)、「パ ートタ イム 契約 労働 者 」が63.5%(同25.5% )で、「臨 時労 働者」が2.8%(同1.1%)、「 定 年再雇 用者 」が67.0%(同27.0%)で ある(1企業当 たり の活 用形 態 数は平 均2.0)。こ れに 対し、 後者 では 同順に77.4%(同63.5%)、73.7%(同60.5%)、4.7% (同3.9% )、87.2

(同71.6%)とな って いて(1企業 当た りの 活 用形態 数は 平均2.4)、前者よ り「 定年 再雇 用 者」を 雇用 して いる 企 業等が やや 多い 。

なお、 フル タイ ム契 約 労働者 か、 パー トタ イ ム契約 労働 者の いず れ か(両 方含 む) を雇 用 してい る割 合は 、(10 人以上 )49 人以 下の 企 業で 86.2% (同 34.7% )、50 人以 上の 企業 で 90.8%(同74.6%) と なって いる 。

( 5 ) 無 期 転 換 ル ー ルへ の 対 応 状 況 ・ 方 針

フルタ イム 契約 労働 者 あるい はパ ート タイ ム 契約労 働者 を雇 用し て いる企 業を 対象 に、 有 期契約 を反 復更 新し て 通算5年 を超 えた 場合 に、労働 者の 申込 みに 基づき 、期間 の定 めの な い労働 契約 (無 期契 約 )に転 換で きる ルー ル (第 18 条) につ いて 、どの よう な対 応を 検 討 し て い る か 尋 ね た 結 果 を み る と 、 フ ル タ イ ム 契 約 労 働 者 ( n =3,167) で は 「 対 応 方 針 は 未 定・分 から ない 」(29.2%)と 「通 算 5 年 を超 える有 期契 約労 働者 か ら、申 込み がな され た 段階で 無期 契約 に切 り 換えて いく 」(29.1% )が拮抗 し 、こ れに「 有期 契約労 働者 の適 性を 見 ながら 、5年を 超え る前 に無期 契約 にし てい く」(27.7% )等 が続 いた (図 表 4 2 )。

また、 パー トタ イム 契 約労働 者( n=3,079) で最多 は「 通算 5 年 を 超える 有期 契約 労働 者から 、申 込み がな さ れた段 階で 無期 契約 に 切り換 えて いく 」(35.0%)で あり、次い で「対 応方針 は未 定・分 から ない」(31.6% )、「 有期 契約労 働者 の適 性を 見 ながら 、5年を 超え る前 に無期 契約 にし てい く」(19.1% )等 とな って いる。

総じて みる と 、復 元後 は フルタ イム 契約 労働 者 あるい はパ ート タイ ム 契約労 働者 とも 、「有 期契約 労働 者の 適性 を 見なが ら、5 年を 超え る前に 無期 契約 にし て いく」 割合 がや や増 加 す るもの の、 何ら かの 形 (通 算5年超 から +5 年を超 える 前に +雇 入 れの段 階か ら) で無 期 契

(7)

約にし てい く企 業が 、 いずれ も 6 割 前後 にの ぼる点 は一 貫し てい る 。なお 、「 有期 契約 が更 新を含 めて 通算5年を 超えな いよ うに 運用 し ていく 」割合 につ いて も、全有 効回 答企 業の 単 純 集計 結 果 より や や 減 少 し、 フ ル タイ ム 契 約 労 働者で 7.8% 、パ ー ト タイ ム 契 約労 働 者 で も 6.8% とな って いる 。

図 表 4 2 無 期転 換 ルール へ の 対応 状 況・ 方 針(ウ ェ イ トバ ッ ク集 計 後)

こうし た結 果を 規模 別 にみる と、(10人以 上)49人以 下の 企業 でも 、フルタ イム 契約 労働 者ある いは パー トタ イ ム契約 労働 者を 問わ ず 、何ら かの 形で 無期 契 約にし てい く割 合が 半 数 を超え 、「 有期 契約 が更 新を含 めて 通算 5 年を 超えな いよ うに 運用 し ていく 」割 合を 大き く 上回っ てい る 。50人以 上の企 業と 比較 する と、(10人以 上)49人 以下 の企業 では 未だ 、「 対 応方針 は未 定・分 から ない 」と する 割合 や無 回答の 割合 がや や高 い 。ま た、「有 期契 約労 働 者 の適性 を見 なが ら、5 年を超 える 前に 無期 契 約にし てい く」 割合 が 相対的 に高 く、 特に フ ル タイム 契約 労働 者で は もっと も優 勢と なっ て いる 。な お、「 雇入 れの 段階か ら無 期契 約に す る

(有期 契約 での 雇入 れ は行わ ない よう にす る)」企 業も やや 多く 、両者 を合わ せる とフ ルタ イ ム契約 労働 者 で 34.7% 、パー トタ イム 契約 労 働者で は 28.9%に なる 。これ に対 し、50人 以 上の企 業で は「通 算5年を超 える 有期 契約 労 働者か ら 、申 込み がな された 段階 で無 期契 約 に

8.2 7.5 7.8

38.0 23.2

29.1

24.4 29.9

27.7

2.1 4.9

3.8

0.5 0.2

0.3

25.7 31.5

29.2

1.1 2.8

2.1

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=1,258) 49人以下計

(n=1,908) 全体計

(n=3,167)

(集計対象:フルタイム契約労働者を雇用している企業)

フルタイム契約労働者

(集計対象:パートタイム契約労働者を雇用している企業)

パートタイム契約労働者

7.8 6.2 6.8

42.5 30.2

35.0

14.9 21.8

19.1

1.9 7.1

5.1

0.6 0.1

0.3

30.9 32.0

31.6

1.3 2.7 2.1

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=1,198) 49人以下計

(n=1,881) 全体計

(n=3,079)

有期契約が更新を含めて通算5年を超えないように運用していく

通算5年を超える有期契約労働者から、申込みがなされた段階で無期契約に切り換えていく 有期契約労働者の適性を見ながら、5年を超える前に無期契約にしていく

雇入れの段階から無期契約にする(有期契約での雇入れは行わないようにする) 有期契約労働者を、派遣労働者や請負に切り換えていく

対応方針は未定・分からない 無回答

(8)

切り換 えて いく 」企業 が、フル タイ ム契 約労 働者で38.0% 、ま た、パート タイ ム契 約労 働 者 でも42.5% とも っと も 優勢で 、(10人以 上)49人以下 の企 業と は顕 著 な違い がみ られ てい る。

( 6 ) 無 期 契 約 に 転 換す る メ リ ッ ト と 課 題

(5) でフ ルタ イム 契 約労働 者あ るい はパ ー トタイ ム契 約労 働者 を 、何ら かの 形で 無期 契 約 に し て い く と 回 答 し た 企 業 ( n =2,516) を 対 象 に 、 有 期 契 約 労 働 者 を 無 期 契 約 に 転 換 す るメリ ット をど う考 え るか尋 ねた 結果 をみ る と( 複数 回答 )、全 有効 回答企 業の 単純 集計 結 果 と同 様に 、「 長 期勤 続 ・ 定着 が期 待 でき る」(70.0% )が も っと も多 く 、こ れに 「 有期 契 約労 働者の 雇用 に対 する 不 安感を 払拭 し、働く 意 欲を増 大で きる 」(54.3%)、「 要員 を安 定的 に 確 保でき るよ うに なる 」(39.2%)等 が続 いた(1企業当 たり のメ リッ ト 数は平 均2.5)(結 果と して、94.4% がメ リッ ト有り と回 答)(図 表 4 3 )。

10人 以上)49人 以下 の企業 と、50人以 上の 企業で みて もほ ぼ同 様 の傾向 だが 、前 者で は 相 対 的 に 「 技 能 の 蓄 積 や ノ ウ ハ ウ の 伝 承 が 着 実 に 図 ら れ る よ う に な り 生 産 性 が 向 上 す る 」

28.7% )や 「 職 場の 一 体感 が 醸 成さ れ る ( 職 場の 人 間 関係 が 良 好 に なる )」(24.2% ) 等 が やや高 いの に対 し(1企 業当た りの メリ ット 数 は平 均2.6)、 後者 では 「有期 契約 労働 者の 雇 用に対 する 不安 感を 払 拭し、 働く 意欲 を増 大 できる 」(57.4%) 等が やや高 くな って いる (1 企業当 たり のメ リッ ト 数は平 均2.5)。こう し た結果 には 、後述 する ように 無期 転換 ルー ル へ の対応 方針 や、無期 契約 への転 換方 法に 係る 選 好の違 い等 が反 映さ れ ている もの とみ られ る。

図 表 4 3 無 期契 約 に転換 す る メリ ッ ト( 左 )や課 題 ( 右)

70.0

54.3

39.2

26.9 21.1

11.7 9.2

5.4 1.8 5.6 70.4

52.5

39.1 28.7

24.2 12.7

10.5 5.8

2.0 5.2 69.4

57.4

39.3

24.1 16.0

10.3

7.0 4.6 1.6

6.3

0 10 20 30 40 50 60 70 80

全体計

(n=2,516)

49人以下計

(n=1,565)

50人以上計

(n=951)

(%)

(複数回答)

(集計対象:何らかの形で無期転換していくと回答した企業)

43.0 42.8

30.9

17.9 17.4

3.2 1.2 8.9 38.4 40.4

31.6

18.1 16.9

1.7 0.7 10.4 50.6

46.5

29.8

17.3 18.3

5.7 2.0 6.4

0 10 20 30 40 50 60

調

調

調

全体計

(n=2,516) 49人以下計

(n=1,565) 50人以上計

(n=951)

(%)

(複数回答)

(集計対象:フルタイム契約労働者あるいはパートタイム契約労働者につ いて 何らかの形で無期契約にしていく企業)

(9)

一方、 有期 契約 労働 者 を無期 契約 に転 換す る と、雇 用管 理上 、ど の ような こと が課 題に な る と 思 う か 尋 ね る と ( 複 数 回 答 )、 多 か っ た 順 に 「 雇 用 調 整 が 必 要 に な っ た 場 合 の 対 処 方 法 」

43.0% )や「正 社員 と 有期契 約労 働者 の間 の 仕事や 労働 条件 のバ ラ ンスの 図り 方」(42.8% )、

「業務 量の 変動 に伴 う 労働条 件の 調整 方法 」(30.9%)等が 挙が った(1企業 当た りの 課題 数 は平均1.7)(結 果と し て、91.1%が 課題 有り と回答 )。

10 人以 上)49 人 以 下の企 業群 と、50 人以 上の企 業群 で比 較す る と、「 雇用 調整 が必 要 にな った 場 合の 対 処方 法」(50.6% ) や、「正 社員 と有 期 契約 労 働者 の間 の仕 事 や労 働 条件 の バラン スの 図り 方」(46.5%)とい った 課題 意識 は、前 者(1企 業当 たり の課題 数は 平均1.7) よりも 後者 で、 高く な ってい るこ とが 分か る (1企 業当 たり の課 題数 は平均1.8)。

( 7 ) 無 期 契 約 へ の 転換 方 法

(5 )で 何ら かの 形 で無期 契約 にし てい く と回答 した 企業 を対 象 に、ど のよ うな 形態 で 無 期 契 約 に す る か 尋 ね た 結 果 を み る と 、 フ ル タ イ ム 契 約 労 働 者 ( n =1,919) で は 「 既 存 の 正 社員 区分 に 転換 す る」 割合 がも っ とも 高 く(36.3% )、 こ れに 「( 新 た な区 分は 設 けず ) 各人 の有期 契約 当時 の業 務・責任、労働 条件 のま ま 、契約 だけ 無期 へ移 行 させる 」(32.8%)等が 続いた (図 表 4 4 )。 全 有効回 答企 業の 単純 集 計結果 (18 頁 ・ 図 表 10)では、「既 存の 正社 員区分 に転 換」 が30.8%、「 契約 だけ 無期 へ移 行」が37.3%等 とな っ ていた こと から 、小 規 模企業 の回 答が より 反 映され る復 元後 は、 そ の順序 が入 れ代 わっ た ことが 分か る。

これに 対し 、パ ート タ イム契 約労 働者 (n =1,823)で は「( 新た な区 分は設 けず )各 人の 有期契 約当 時の 業務・責 任、労 働条 件の まま、契 約だけ 無期 へ移 行さ せ る」が 半数 近く(45.6%)、 これ に「 分 から な い( 具体 的に は 未だ 考 えて いな い)」(22.9% )等 が続 く。 全 有効 回 答企 業 の単純 集計 結果 と比 較 しても 、「(新 たな 区分 は設け ず) 各人 の有 期 契約当 時の 業務 ・責 任 、 労働条 件の まま 、契 約 だけ無 期へ 移行 させ る 」割合 が大 勢を 占め る 点に変 わり はな いが 、 フ ルタイ ム契 約労 働者 と 同様、「既 存の 正社 員区 分に転 換す る」 割合 が やや高 まっ てい る。

こうし た結 果を 、(10 人以上 )49 人 以下 の企 業と、50 人以 上の 企業 で比較 する と、 フル タイム 契約 労働 者あ る いはパ ート タイ ム契 約 労働者 を問 わず 、前 者 では「 既存 の正 社員 区 分 に転換 する 」割合 が相 対的に 高く 、後者 では「(新た な区 分は 設け ず)各人の 有期 契約 当時 の 業務・責 任、労働 条件 の まま 、契 約だ け無 期へ 移 行させ る 」割 合が 高く な ってい る 。例 えば、 フルタ イム 契約 労働 者 では、(10人 以上 )49人 以下の 企業 で「既 存の 正 社員区 分に 転換 する 」 割合 が 4 割を 超え (41.6%)、「( 新た な区 分は 設けず )各 人の 有期 契 約当時 の業 務・ 責任 、 労働条 件の まま 、契 約だ け無期 へ移 行さ せる 」割 合(28.1%)を大 きく 凌 いでい るの に対 し、 50人以 上の 企業 では む しろ、「(新 たな 区分 は 設けず )各 人の 有期 契 約当時 の業 務・責任、労 働条件 のま ま、 契約 だ け無期 へ移 行さ せる 」 割合が4割近 い(39.2%)点 で、 対照 的と な っ ている 。パー トタ イム 契約労 働者 でも 同様 の 傾向が みら れる が、(10人以上 )49人 以下 の企

(10)

業でも 、「 既存 の正 社員 区分に 転換 する 」割 合 は 2 割程 度(20.2%) にとど まり 、「( 新た な 区分は 設け ず) 各人 の 有期契 約当 時の 業務 ・ 責任、 労働 条件 のま ま 、契約 だけ 無期 へ移 行 さ せる」 割合 が4割 を超 えてい る(41.0%)。ま た、「 分か らな い( 具体 的には 未だ 考え てい な い)」 とす る割 合も 、14程 度(24.6%) とや や高く なっ てい る。

なお、 規模 によ るこ う した選 好の 違い が、 先 述した 無期 転換 ルー ル への対 応方 針や 、無 期 契約に 転換 する メリ ッ ト等に 反映 され てい る ものと 考え られ る 。即 ち、(10人 以上 )49人 以 下の企 業で は、「 有期 契 約労働 者の 適性 を見 な がら5年 を超 える 前」等に、「 既存 の正 社員 区 分」等へ 転換 する こと を 想定し てい る企 業が 多 いため に、「 技能 の蓄 積 やノウ ハウ の伝 承が 着 実に図 られ るよ うに な り生産 性が 向上 する 」 や「職 場の 一体 感が 醸 成され る( 職場 の人 間 関 係 が 良 好 に な る )」 等 の メ リ ッ ト を 享 受 し や す い と み ら れ る 。 一 方 、50 人 以 上 の 企 業 で は 、

「通算5年を 超え る有 期契約 労働 者か ら申 込 みがな され た段 階 」等 で、「(新 たな 区分 は設 け ず)各 人の 有期 契約 当 時の業 務・ 責任 、労 働 条件の まま 、契 約だ け 無期へ 移行 させ る」 こ と 等を想 定し てい る企 業 が多い ため 、そ のメ リ ットも 「有 期契 約労 働 者の雇 用に 対す る不 安 感 を払拭 し、 働く 意欲 を 増大で きる 」こ と等 を 期待す るも のと なっ て いる。

図 表 4 4 無 期契 約 への転 換 方 法( ウ ェイ ト バック 集 計 後)

29.0 41.6 36.3

4.2

4.8 4.6

8.4

3.7 5.7

39.2 28.1 32.8

16.0 16.0

16.0

1.0 0.4

0.7

2.2 5.3

4.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=813) 49人以下計

(n=1,105) 全体計

(n=1,919)

(集計対象:フルタイム契約労働者について通算5年を超える有期契約労働者から、 あるいは適性を見ながら5年を毛おる前に無期転換していくと回答した企業)

フルタイム契約労働者

13.1 20.2 17.4

3.8 5.4 4.7

6.6 3.0 4.4

52.7 41.0 45.6

20.2 24.6

22.9

1.0 1.7

1.4

2.7 4.1 3.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=712) 49人以下計

(n=1,111) 全体計

(n=1,823)

既存の正社員区分に転換する

上記以外の既存の無期契約(正社員)区分に転換する 上記以外の新たな無期契約(正社員)区分を設置する

(新たな区分は設けず)各人の有期契約当時の業務・責任、労働条件のまま、契約だけ無期へ移行させる 分からない(具体的には未だ考えていない)

その他 無回答

(集計対象:パートタイム契約労働者について通算5年を超える有期契約労働者から、 あるいは適性を見ながら5年を超える前に無期転換していくと回答した企業)

パートタイム契約労働者

(集 計 対 象 : フルタ イム契 約 労 働 者 について 何 らか の形 で 無 期 契 約 にして いく 企 業 )

(集 計 対 象 : パート タイム 契 約 労 働 者 につ いて 何 ら かの形 で 無 期 契 約 して いく 企 業 )

(11)

( 8 )「 別 段 の定 め 」 の活 用 意 向

(5 )で「 通算5年 を 超える 有期 契約 労働 者 から 、申 込み がな され た段階 で無 期契 約に 切 り換え てい く」 ある い は「有 期契 約労 働者 の 適性を 見な がら 、5 年 を超え る前 に無 期契 約 に してい く」 と回 答し た 企業( n=2,322) を対 象に、「別 段の 定め 」を 活用す る意 向が ある か 尋ねた 結果 につ いて は 、全有 効回 答企 業の 単 純集計 結果 (23 頁 ・ 図 表 14)とほぼ同 様、 明 確に「 活用 する 」と した 企業は17.9%で、「活 用 しない 」が28.2%と な っ た 。最 多 は「 未 定 ・ 分から ない 」で 、半 数 弱(48.9%) を占 めた (図 表 4 5 )。な お、(10 人以 上)49 人 以下 の 企業と 、50人以 上の 企 業に分 けて みて も、 そ うした 回答 傾向 に大 き な相違 はみ られ ない 。

有 期 契 約 時 か ら 変 更 を 求 め る 具 体 的 な 労 働 条 件 と し て は ( 複 数 回 答 )、 多 か っ た 順 に 「 職 務(業 務の 内容・範 囲 や責任 の程 度)」(61.3%)、「 定年 年齢 」(36.3%)、「 所定 労働 時間 の 長 さ」(25.2%)、「勤 務地 ・配置 転換 の範 囲」(24.5%)、「時 間外 労働 の 有無・ 長さ 」(21.6%) 等とな った (変 更す る 労働条 件数 は1企 業当 たり平 均2.2)。

図 表 4 5 「 別段 の 定め」 の 活 用意 向 (左 上 )と「 別 段 の定 め 」を 活 用する 場 合 に 有 期 契約 時 から 変 更を求 め る 労働 条 件( 右 上)と 改 善 する 処 遇要 素 (下)

( ウ ェ イト バ ック 集 計後)

45.4

7.2 16.8

14.2 17.1

38.0 35.6

4.8 11.8

2.9 7.2

11.8 11.3

9.6 7.9 1.4

29.8

1.0 48.8

7.0 17.6

15.6 19.7 38.1

37.3

4.5 11.9

3.3 5.7 13.1

9.8 8.6 7.0

1.2

25.4

0.8 40.5

7.5 16.2

12.1 13.3 37.6

32.9

5.2 11.6

2.3

9.2 9.8 13.3

11.0 9.2 1.7

35.3

1.2 0

10 20 30 40 50 60

退

全体計

(n=416)

49人以下計

(n=244)

50人以上計

(n=173)

( %)

(複数回答)

(集計対象:別段の定めを「活用する」と回答した企業) 18.8

17.4 17.9

29.5 27.3

28.2

47.8 49.7

48.9

3.9 5.6

4.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

50人以上計

(n=921) 49人以下計

(n=1,402) 全体計

(n=2,322)

活用する 活用しない 未定・分からない 無回答

(集計対象:フルタイムあるいはパートタイム契約労働者について「通算5年を超える有期契約労働者 から、申込みがなされた段階で無期契約に切り換えていく」「有期契約労働者の適性を 見ながら、5年を超える前に無期契約にしていく 」と回答した企業)

(集計対象:フルタイム契約労働者あるいはパートタイム契約労働者について「通算5年を超える 有期契約労働者から、申込みがなされた段階で無期契約に切り換えていく」「有期契約 労働者の適性を見ながら、5年を超える前に無期契約にしていく 」と回答した企業)

61.3

24.5 25.2 21.6

10.6 15.4

36.3

19.0

2.6 2.2 66.3

16.5

25.9 28.0

12.8 15.6 29.6

18.1

0.4 2.5 54.7

36.0 24.4

12.8 7.0

15.1 45.9

20.3

5.2 1.2 0

10 20 30 40 50 60 70

全体計

(n=416)

49人以下計

(n=244)

50人以上計

(n=173)

(%)

(複数回答)

(集計対象:別段の定めを「活用する」と回答した企業)

図 表 3 9  業 種・ 規 模の両 有 効 回答 企 業の 主 な属性 ( ウ ェイ ト バッ ク 集計後 ) (2 ) 改 正 労 働 契 約 法の 認 知 度 ウェ イト バッ ク集 計 は、( 10 人以 上) 49 人以 下の企 業の 回答 傾向 が 色濃く 反映 され るた め 、 改正労 働契 約法 の認 知 度につ いて も 、全 有効 回答企 業の 単純 集計 結 果( 4 頁・図 表 2 )より 、 「改 正 内容 まで 知 って いる 」 割合 が大 き く低 下( 17.2 ㌽ 減
図 表 4 6  無 期契 約 への転 換 方 法と 「 別段 の 定め」 の 活 用意 向 (ウ ェ イトバ ッ ク 集計 後 ) (9 ) 無 期 転 換 申 込 権の 発 生 に 係 る 周 知 の 意向 (5 )で「 通算 5 年 を 超える 有期 契約 労働 者 から 、申 込み がな され た段階 で無 期契 約に 切 り換え てい く」 と回 答 した企 業( n= 1,349 ) を対象 に、 通算 勤続 年 数が 5 年 を超 える 有期 契約労 働者 につ いて 、 無期契 約へ の転
図 表 4 9  無 期転 換 ルール へ の 「対 応 方針 は 未定・ 分 か らな い 」場 合 の候補 なお、 上記 のう ち、 い ずれか の方 針の みを 単 一回答 した 企業 割合 を 算出す ると 、フ ルタ イ ム契約 労働 者(n = 788 )で は、 「有 期契 約が 更 新を含 めて 通算 5 年を 超えな いよ うに 運用 し ていく 」が 7.4 % で、 「 通算 5 年 を超 える 有期 契約労 働者 から 、申 込 みがな され た段 階で 無 期 契約に 切り 換え
図 表 5 0  現 時点 で の候補 を 反 映し た 無期 転 換ルー ル へ の対 応 状況 ・ 方針( 試 算 ) そうし たな か、 (5 )で フルタ イム 契約 労働 者 あるい はパ ート タイ ム 契約労 働者 につ いて 、 「 対 応 方 針 は 未 定 ・ 分 か ら な い 」 と 回 答 し た 企 業 ( n = 1,287 ) を 対 象 に 、 無 期 転 換 ル ー ル への対 応方 針を 決め る 上で、 ネッ クに なって い ること を尋 ねた 結果 を みると (
+6

参照

関連したドキュメント

まきこまれ 不休 36 8月20日 タンク設置工事において,タンク底板合わせ作業後の移動中に体調不良 熱中症 不休 4

非正社員の正社員化については、 いずれの就業形態でも 「考えていない」 とする事業所が最も多い。 一 方、 「契約社員」

契約社員 臨時的雇用者 短時間パート その他パート 出向社員 派遣労働者 1.

正社員 多様な正社員 契約社員 臨時的雇用者 パートタイマー 出向社員 派遣労働者

4 アパレル 中国 NGO及び 労働組合 労働時間の長さ、賃金、作業場の環境に関して指摘あり 是正措置に合意. 5 鉄鋼 カナダ 労働組合

土壌汚染状況調査を行った場所=B地 ※2 指定調査機関確認書 調査対象地 =B地 ※2. 土壌汚染状況調査結果報告シート 調査対象地

c マルチ レスポンス(多項目選択質問)集計 勤労者本人が自分の定年退職にそなえて行うべきも

(2)工場等廃止時の調査  ア  調査報告期限  イ  調査義務者  ウ  調査対象地  エ  汚染状況調査の方法  オ