第
一
章
市
政
の
動
第
一
節
市
勢
の
変
遷
一
土
地
利
用
と
人
口
の
推
移
今
期
の
二
三
年
間
に
限
ら
ず
、
本
市
の
人
口
と
面
積
に
は
他
の
自
治
体
と
比
し
て
著
し
い
特
徴
が
あ
る
。
本
市
の
人
口
が
一
三
万
人
台
に
乗
っ
た
の
は
昭
和
四
〇
(
一
九
六
五
)
年
の
こ
と
だ
が
、
以
来
五
〇
年
近
く
、
一
三
万
人
台
(
各
年
一
月
一
日
現
在
)
で
推
移
し
て
い
る
こ
と
で
あ
る
。
人
口
一
〇
万
を
超
え
る
自
治
体
で
こ
ん
な
例
は
な
い
。
面
積
と
な
る
と
、
明
治
二
二
(
一
八
八
九
)
年
の
開
村
以
来
、
実
に
一
二
〇
余
年
、
測
量
上
の
誤
差
に
よ
る
以
外
変
わ
っ
て
い
な
い
。
昭
和
の
大
合
併
、
平
成
の
大
合
併
で
全
国
の
市
町
村
の
数
は
激
減
し
た
が
、
そ
の
波
に
乗
る
こ
と
も
な
く
今
日
に
至
っ
て
い
る
。
な
お
、
本
市
の
面
積
は
『
武
蔵
野
市
百
年
史
』
が
「
一
一
・
〇
三
」
平
方
キ
ロ
メ
ー
ト
ル
と
し
て
い
た
と
お
り
、
長
年
こ
の
面
積
を
公
式
な
も
の
と
し
て
き
た
が
、
平
成
元
年
一
一
月
一
〇
日
付
官
報
の
国
土
地
理
院
公
告
で
「
一
〇
・
七
五
」、
さ
ら
に
二
年
一
〇
月
一
日
付
国
土
地
理
院
の
「
全
国
都
道
府
県
市
町
村
面
積
調
」
で
「
一
〇
・
七
三
」
に
変
更
、
以
降
、
市
で
も
一
〇
・
七
三
平
方
キ
ロ
メ
ー
ト
ル
を
採
用
し
て
い
る
。
測
量
に
よ
る
誤
差
修
正
の
結
果
で
あ
る
。
本
項
で
扱
う
土
地
や
人
口
の
変
遷
に
つ
い
て
は
、
こ
の
期
と
比
較
対
照
す
る
年
を
、
多
く
の
場
合
、
昭
和
四
〇
年
に
設
定
し
た
。
前
述
の
と
お
り
、
人
口
が
一
三
万
人
台
と
な
り
、
今
と
似
た
規
模
の
自
治
体
に
な
っ
た
か
ら
で
、
他
に
大
し
た
意
味
は
な
い
。
あ
く
ま
で
も
考
程
度
に
と
ら
え
て
い
た
だ
き
た
い
。
(
一
)
地
目
別
面
積
の
推
移
地
目
別
面
積
の
構
成
表
1
―
1
―
1
の
右
側
三
欄
(
年
)
は
、
昭
和
五
八
(
一
九
八
三
)
年
か
ら
平
成
一
七
(
二
〇
〇
五
)
年
に
至
る
こ
の
期
の
地
目
別
面
積
の
構
成
比
を
、
期
初
(
昭
和
五
八
年
)・
期
の
半
ば
(
平
成
六
年
)、
期
末
(
同
一
七
年
)
の
三
時
点
で
と
ら
え
、
ま
た
左
端
の
一
欄
は
今
期
と
対
比
す
る
た
め
に
前
記
し
た
理
由
で
設
定
し
た
昭
和
四
〇
年
の
構
成
比
を
載
せ
て
い
る
。
昭
和
四
〇
年
と
期
初
の
対
比
で
は
、
畑
は
一
八
年
間
で
半
分
以
下
に
、
ま
た
山
林
は
一
三
分
の
一
と
な
り
、
そ
の
分
、
宅
地
、
雑
種
地
、
そ
の
他
、
中
で
も
鉄
軌
道
用
地
、
ゴ
ル
フ
練
習
場
、
自
動
車
教
習
場
な
ど
を
含
む
「
雑
種
地
」
の
構
成
比
が
倍
以
上
に
増
え
て
い
る
。
期
央
の
構
成
比
で
目
立
つ
の
は
、
山
林
の
〇
・
〇
パ
ー
セ
ン
ト
。
実
は
山
林
が
ゼ
ロ
に
な
っ
た
の
は
そ
れ
よ
り
五
年
前
の
昭
和
六
四
(
平
成
元
年
)
年
か
ら
で
、
実
際
に
は
三
八
四
四
平
方
メ
ー
ト
ル
あ
っ
た
も
の
の
統
計
で
は
捕
捉 そ
く
外
と
な
っ
た
か
ら
だ
。
山
林
は
以
降
も
減
少
が
続
き
、
期
末
の
平
成
一
七
年
に
は
五
五
四
平
方
メ
ー
ト
ル
を
残
す
の
み
に
な
っ
た
。
も
は
や
「
山
林
に
自
由
存
す
」
と
書
い
た
「
国
木
田
独
歩
の
武
蔵
野
」
は
過
去
の
も
の
に
な
っ
た
。
他
に
畑
は
漸
減
、
宅
地
、
そ
の
他
は
漸
増
し
た
が
、
雑
種
表 1 ― 1 ― 1 地目別面積(構成比)の推移 (各年 1 月 1 日、単位:%)
地 目 昭和40 昭和58 平成6 平成17
畑 13.1 5.9 4.4 3.6
宅 地 70.7 72.0 74.8 74.7
山 林 1.3 0.1 0.0 0.0
雑 種 他 2.3 5.8 2.1 2.0
そ の 他 12.6 16.2 18.7 19.8
[市勢統計]
地
は
逆
に
三
分
の
一
近
く
に
減
っ
て
い
る
。
期
末
も
同
様
の
傾
向
を
示
し
て
い
る
が
、
で
は
、
期
初
と
期
末
の
二
三
年
間
で
は
ど
う
な
の
だ
ろ
う
。
著
し
い
の
は
畑
の
約
六
割
・
二
二
万
平
方
メ
ー
ト
ル
減
で
、
半
面
、
宅
地
が
二
・
六
ポ
イ
ン
ト
・
二
九
万
平
方
メ
ー
ト
ル
、
公
園
な
ど
を
含
む
「
そ
の
他
」
も
三
・
七
ポ
イ
ン
ト
・
三
七
万
平
方
メ
ー
ト
ル
、
そ
れ
ぞ
れ
増
え
て
い
る
こ
と
。
こ
の
変
化
を
、
構
成
比
で
な
く
実
際
の
面
積
で
見
る
と
も
っ
と
違
っ
た
特
徴
が
読
み
取
れ
る
が
、
紙
幅
が
な
い
の
で
省
略
す
る
。
都
市
化
・
宅
地
化
に
限
界
が
見
え
て
き
た
こ
と
を
指
摘
す
る
に
と
ど
め
る
。
農
地
転
用
の
状
況
地
目
別
面
積
の
構
成
比
で
明
ら
か
な
よ
う
に
、
農
地
の
減
少
は
小
幅
な
が
ら
今
期
も
止
ま
る
こ
と
は
な
か
っ
た
。
図
1
―
1
―
1
は
、こ
の
期
の
年
毎
の
農
地
転
用
件
数
と
転
用
面
積
を
表
し
て
い
る
。
農
地
転
用
面
積
の
グ
ラ
フ
が
ピ
ー
ク
を
指
し
て
い
る
の
は
平
成
三(
一
九
九
一
)
年
の
二
万
二
一
六
四
平
方
メ
ー
ト
ル
。
翌
四
年
の
一
万
八
〇
三
九
平
方
メ
ー
ト
ル
が
次
に
多
い
が
、
一
年
置
い
た
六
年
に
は
前
年
の
半
分
以
下
に
減
り
、
以
降
の
こ
の
期
の
一
二
年
間
は
一
年
を
除
い
て
年
間
一
万
平
方
メ
ー
ト
ル
以
下
で
推
移
し
た
。
こ
の
間
、
件
数
は
平
成
八
年
に
一
桁
台
に
落
ち
、
以
降
、
期
中
の
一
〇
年
間
[市勢統計]
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000
昭
和
40 58 59 60 61 62 63
平
成
元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
0 20 40 60 80 100 120
㎡ 件
14,104
2,207 4,991
33
13 6
面積 件数
に
一
桁
台
が
五
年
を
数
え
て
い
る
。
こ
れ
を
も
っ
て
「
農
地
転
用
に
歯
止
め
」
を
云
々
す
る
よ
り
、
農
業
を
営
む
農
家
が
ほ
ぼ
適
正
規
模
に
落
ち
着
い
た
と
見
た
ほ
う
が
い
い
。
こ
う
し
た
傾
向
を
裏
づ
け
て
い
る
の
は
、
第
四
章
第
一
節
の
三
に
示
し
て
い
る
「
農
地
面
積
の
推
移
」
の
図
で
あ
る
。
そ
の
年
毎
の
変
化
で
、
平
成
四
、
五
年
に
か
け
て
「
生
産
緑
地
」
が
倍
増
し
て
い
る
の
と
農
地
転
用
は
無
関
係
で
は
な
い
。
平
成
三
年
に
改
正
し
た
生
産
緑
地
法
に
よ
っ
て
、
農
家
は
将
来
も
農
業
を
継
続
す
る
こ
と
を
条
件
に
「
生
産
緑
地
」
の
指
定
を
受
け
る
と
、
税
制
面
で
優
遇
さ
れ
る
こ
と
に
な
り
、
こ
の
時
「
宅
地
化
農
地
」
に
振
り
分
け
ら
れ
た
農
地
が
半
減
、
そ
れ
が
六
年
以
降
の
農
地
転
用
の
減
少
に
反
映
さ
れ
た
の
だ
ろ
う
。
生
産
緑
地
は
自
由
に
手
放
せ
な
い
。
農
地
転
用
は
平
成
一
六
年
に
前
年
の
二
・
七
倍
増
え
て
一
一
年
ぶ
り
に
一
万
平
方
メ
ー
ト
ル
の
大
台
に
乗
っ
て
い
る
が
、
こ
れ
は
相
続
税
絡
み
で
四
六
五
〇
平
方
メ
ー
ト
ル
を
手
放
し
た
農
家
な
ど
が
あ
っ
た
せ
い
で
、
件
数
に
大
き
な
変
化
は
な
か
っ
た
。
表
1
―
1
―
2
は
、
用
途
別
農
地
転
用
の
推
移
を
昭
和
四
〇
年
と
こ
の
期
の
期
初
、
期
央
、
期
末
で
と
ら
え
た
も
の
だ
が
、
人
口
が
一
三
万
人
台
に
乗
っ
た
四
〇
年
が
自
己
用
住
宅
、
共
同
住
宅
、
店
舗
・
事
務
所
、
そ
の
他
と
各
用
途
と
も
二
〇
パ
ー
セ
ン
ト
前
後
を
占
め
て
い
た
の
に
対
し
、
五
八
年
は
駐
車
場
が
四
〇
・
二
パ
ー
セ
ン
ト
と
突
出
し
、
表 1 ― 1 ― 2 用途別農地転用の推移
年 用途別
昭和40 昭和58 平成6 平成17
面積 ㎡ % 面積 ㎡ % 面積 ㎡ % 面積 ㎡ %
総 数 37,193 100.0 14,104 100.0 4,991 100.0 2,207 100.0 自 己 用 住 宅 7,503 20.2 4,082 28.9 461 9.2 1,254 56.8 共 同 住 宅 10,435 28.1 3,597 25.5 3,292 66.0 953 43.2
店舗・事務所 7,133 19.2 0 0.0 336 6.7 0 0.0
駐 車 場 3,775 10.1 5,667 40.2 687 13.8 0 0.0
道 路 1,123 3.0 98 0.7 215 4.3 0 0.0
公 共 用 地 0 0.0 660 4.7 0 0.0 0 0.0
そ の 他 7,224 19.4 0 0.0 0 0.0 0 0.0
自
己
用
住
宅
、
共
同
住
宅
が
二
五
パ
ー
セ
ン
ト
を
超
え
、
期
末
に
な
る
と
自
己
用
住
宅
、
共
同
住
宅
で
す
べ
て
を
占
め
て
い
る
。
年
々
、
農
家
が
農
地
を
自
己
の
生
活
防
衛
に
使
う
よ
う
に
な
っ
て
い
る
の
だ
ろ
う
。
地
価
高
騰
と
農
水
省
倉
庫
跡
地
こ
の
期
は
「
バ
ブ
ル
経
済
」
の
影
響
で
土
地
が
異
常
に
値
上
が
り
し
た
時
期
と
一
部
重
な
る
。
昭
和
六
〇
(
一
九
八
五
)
年
九
月
の
先
進
五
か
国
蔵
相
・
中
央
銀
行
総
裁
会
議
(
G
5
)
で
決
議
さ
れ
た
「
プ
ラ
ザ
合
意
」
を
受
け
て
日
本
政
府
は
金
融
緩
和
政
策
を
実
施
、
超
低
金
利
時
代
に
突
入
し
た
。
こ
の
た
め
借
金
に
よ
る
投
機
が
増
え
て
、
地
価
や
株
価
が
急
騰
し
た
。
投
機
が
過
熱
す
る
と
悪
質
な
地
上
げ
や
土
地
転
が
し
が
横
行
す
る
。
地
価
は
ま
す
ま
す
上
が
り
、
周
辺
の
地
価
ま
で
押
し
上
げ
た
。
国
土
交
通
省
で
は
毎
年
一
月
一
日
現
在
の
地
価
を
調
べ
て
四
月
に
公
示
し
て
い
る
が
、
調
査
地
点
の
一
つ
吉
祥
寺
本
町
一
丁
目
の
商
業
地
で
は
昭
和
六
一
年
に
一
平
方
メ
ー
ト
ル
(
以
下
同
)
三
九
〇
万
円
だ
っ
た
地
価
が
、
翌
年
は
八
〇
〇
万
円
、
二
年
後
の
六
三
年
に
は
一
一
二
〇
万
円
ま
で
高
騰
し
た
。
一
〇
〇
〇
万
円
の
大
台
を
割
る
の
は
平
成
五
(
一
九
九
三
)
年
だ
っ
た
。
住
宅
地
と
て
例
外
で
は
な
く
、
中
町
二
丁
目
の
調
査
地
点
で
は
昭
和
五
八
年
に
三
五
万
七
〇
〇
〇
円
だ
っ
た
地
価
が
六
二
年
に
倍
増
し
て
八
九
万
五
〇
〇
〇
円
、
六
三
年
に
は
一
二
一
万
円
に
達
し
た
。
バ
ブ
ル
は
平
成
二
年
に
弾
け
て
地
価
も
だ
ん
だ
ん
沈
静
化
し
て
い
く
が
、
尋
常
な
ら
ざ
る
地
価
が
都
市
計
画
の
遂
行
に
大
き
な
障
害
と
な
っ
た
こ
と
は
い
う
ま
で
も
な
い
。
皮
肉
な
こ
と
に
本
市
で
バ
ブ
ル
の
恩
恵
を
受
け
た
ケ
ー
ス
が
あ
っ
た
。
武
蔵
境
駅
南
口
の
「
武
蔵
野
プ
レ
イ
ス
」
が
建
つ
土
地
(
元
農
水
省
食
糧
倉
庫
跡
地
)
の
取
得
を
め
ぐ
り
、
地
価
が
高
騰
し
た
時
期
に
一
二
〇
〇
億
円
と
さ
れ
た
土
地
が
、
交
渉
が
遅
れ
て
い
る
う
ち
に
バ
ブ
ル
が
去
り
、
七
年
後
、
半
額
以
下
で
取
得
で
き
た
。
本
稿
で
他
に
地
価
に
触
れ
る
ス
ペ
ー
ス
が
な
い
の
で
、
あ
え
て
記
述
し
た
(
二
)
人
口
お
よ
び
世
帯
数
の
推
移
人
口
と
世
帯
数
図
1
―
1
―
2
は
、
今
期
、
つ
ま
り
昭
和
五
八
(
一
九
八
三
)
年
か
ら
平
成
一
七
(
二
〇
〇
五
)
年
の
年
毎
の
人
口
と
世
帯
数
の
推
移
(
一
月
一
日
現
在
)
を
表
し
て
い
る
。
冒
頭
に
記
し
た
と
お
り
、人
口
は
こ
の
間
一
三
万
人
台
で
推
移
し
、ピ
ー
ク
の
昭
和
六
二
年
と
最
も
少
な
か
っ
た
平
成
九
年
と
の
差
は
僅
か
六
三
二
九
人
。
今
期
は
こ
の
範
囲
内
で
増
減
し
た
わ
け
で
、
期
初
と
期
末
の
差
と
な
る
と
八
八
四
人
に
す
ぎ
な
い
。
ち
な
み
に
人
口
が
初
め
て
一
三
万
人
台
に
乗
っ
た
昭
和
四
〇
年
の
人
口
は
一
三
万
〇
四
八
一
人
だ
っ
た
か
ら
、
わ
ず
か
一
七
三
人
と
は
い
え
、
平
成
九
年
よ
り
多
か
っ
た
。
人
口
で
見
る
限
り
、
当
市
の
成
長
は
限
界
に
達
し
て
い
る
の
が
よ
く
分
か
る
。(
→
資
料
編
)
一
方
、
世
帯
数
を
見
る
と
、
同
期
間
中
に
一
万
一
八
〇
八
世
帯
増
え
て
い
る
。
期
中
、
平
成
五
年
か
ら
三
年
連
続
、
小
幅
な
が
ら
減
少
し
た
が
、八
年
以
降
は
再
び
増
加
に
転
じ
た
。さ
ま
ざ
ま
な
要
因
が
絡
み
合
っ
て
い
て
一
概
に
は
い
え
な
い
が
、
人
口
に
対
し
世
帯
数
が
増
え
る
傾
向
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 (人、件)
昭
和
40 58 59 60 61 62 63
平
成
元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
人口(人) 世帯数(件)
133,063 133,008 132,179
67,590 61,422
55,782
[市勢統計]
図 1 ― 1 ― 2 人口・世帯数の推移
は
な
お
し
ば
ら
く
続
く
の
だ
ろ
う
。
地
域
別
・
町
別
面
積
と
人
口
の
推
移
表
1
―
1
―
3
は
、
前
期
を
扱
っ
た
『
武
蔵
野
市
百
年
史
』
に
倣
い
、
市
内
を
三
地
域
に
分
け
、
そ
れ
を
さ
ら
に
一
三
の
町
別
に
分
け
て
、
面
積
と
、
期
初
と
期
央
、
期
末
の
人
口
を
ま
と
め
て
い
る
。
参
考
ま
で
に
記
せ
ば
、
東
部
は
吉
祥
寺
地
区
が
大
半
、
中
部
は
旧
関
前
・
西
窪
(
西
久
保
)
と
一
部
旧
吉
祥
寺
地
区
、
西
部
は
境
地
区
で
あ
る
。
人
口
を
地
区
別
で
見
る
と
、
東
部
は
期
初
、
期
央
、
期
末
と
僅
か
ず
つ
だ
が
減
少
し
て
い
る
。
と
は
い
え
、
三
地
区
の
構
成
比
で
は
四
二
パ
ー
セ
ン
ト
台
に
収
ま
っ
て
い
る
。
西
部
も
同
様
の
傾
向
を
示
し
て
お
り
、
構
成
比
で
は
市
内
の
四
分
の
一
を
占
め
て
い
る
。
逆
に
中
部
は
漸
増
し
て
期
初
と
期
末
で
一
・
八
ポ
イ
ン
ト
差
、
面
積
と
同
様
、
市
内
の
ほ
ぼ
三
分
の
一
に
達
し
た
。
期
初
と
期
末
の
町
別
の
変
化
を
見
る
と
、
一
〇
〇
〇
人
以
上
増
え
て
い
る
の
は
境
(
一
七
八
〇
人
)
と
中
町
(
一
表 1 ― 1 ― 3 地域別・町別面積および人口の推移
(各年 4 月 1 日)
町 名 面 積 昭和40人口 昭和58人口 平成 6 人口 平成17人口
㎡ % 人 % 人 % 人 % 人 %
東
部
吉祥寺東町 899 8.4 11,959 9.1 11,995 9.0 11,776 8.9 11,794 8.9 吉祥寺南町 962 9.0 13,118 10.0 13,632 10.3 13,068 9.9 13,196 10.0 御 殿 山 391 3.6 4,133 3.2 4,487 3.4 4,326 3.3 3,848 2.9 吉祥寺本町 839 7.8 15,382 11.7 11,216 8.5 10,792 8.2 11,226 8.5 吉祥寺北町 1,396 13.0 13,179 10.1 15,507 11.7 15,749 12.0 15,527 11.7 計 4,488 41.8 57,771 44.1 56,837 42.9 55,711 42.3 55,591 42.0
中
部
中 町 680 6.3 10,145 7.7 9,833 7.4 10,382 7.9 11,101 8.4 西 久 保 640 6.0 12,373 9.4 11,139 8.4 11,250 8.5 10,923 8.2 緑 町 536 5.0 8,940 6.8 8,342 6.3 7,740 5.9 8,351 6.3 八 幡 町 532 5.0 3,903 3.0 3,686 2.8 4,282 3.3 4,230 3.2 関 前 1,080 10.1 5,660 4.3 7,969 6.0 8,542 6.5 8,674 6.5 計 3,468 32.3 41,021 31.3 40,969 30.9 42,196 32.0 43,279 32.7
西
部
二
六
八
人
)
で
、
次
い
で
関
前
、
八
幡
町
が
五
〇
〇
人
以
上
増
と
な
っ
て
い
る
。
逆
に
減
っ
た
ほ
う
で
は
桜
堤
が
二
四
三
四
人
と
群
を
抜
き
、
次
い
で
御
殿
山
、
境
南
、
吉
祥
寺
南
町
が
四
~
六
〇
〇
人
台
の
減
少
と
な
っ
た
。
期
央
を
無
視
し
て
見
る
と
、
緑
町
、
吉
祥
寺
本
町
、
吉
祥
寺
北
町
の
三
町
は
一
〇
人
前
後
の
変
動
し
か
な
か
っ
た
。
総
じ
て
変
動
幅
は
小
さ
く
、
市
の
人
口
と
同
様
、
町
別
人
口
も
安
定
期
に
入
っ
て
い
る
と
見
て
い
い
。
表
に
は
、
参
考
ま
で
に
人
口
が
一
三
万
人
台
に
乗
っ
た
昭
和
四
〇
(
一
九
六
五
)
年
の
地
域
別
・
町
別
人
口
も
載
せ
て
い
る
。
地
域
別
の
構
成
比
は
東
部
、
中
部
、
西
部
の
順
で
今
と
変
わ
ら
な
い
が
、
五
八
年
と
対
比
し
て
見
る
と
東
部
が
九
三
四
人
減
、中
部
は
五
二
人
減
で
ほ
ぼ
横
這 ば
い
、
西
部
が
二
五
四
五
人
増
え
て
い
る
。
こ
の
間
全
体
で
は
一
五
五
九
人
増
え
て
い
る
か
ら
、
計
算
上
は
東
部
と
中
部
の
減
少
を
そ
っ
く
り
西
部
が
吸
収
し
た
こ
と
に
な
る
。当
然
、
表 1 ― 1 ― 4 地域別・町別世帯数の推移⑴
(各年 4 月 1 日、単位:世帯、%)
町 名 昭和58 平成17 世帯 平17/昭58(A) 人口 平17/昭58(B)(B)/(A)
東
部
吉祥寺東町 5,131 6,169 120.2 98.3 81.8
吉祥寺南町 5,903 6,971 118.1 96.8 82.0
御 殿 山 1,954 2,213 113.3 85.8 75.7
吉祥寺本町 4,908 6,493 132.3 100.1 75.7
吉祥寺北町 5,823 7,123 122.3 100.1 81.8
計 23,719 28,969 122.1 97.8 80.1
中
部
中 町 4,417 6,023 136.4 112.9 82.8
西 久 保 5,129 6,021 117.4 98.1 83.6
緑 町 3,154 3,775 119.7 100.1 83.6
八 幡 町 1,368 1,864 136.3 114.8 84.2
関 前 3,300 4,150 125.8 108.8 86.5
計 17,368 21,833 125.7 105.6 84.0
西
部
境 5,144 6,952 135.1 114.5 84.8
境 南 町 6,336 7,332 115.7 96.4 83.3
桜 堤 3,145 2,723 86.6 69.8 80.6
計 14,625 17,007 116.3 96.6 83.1
総 数 55,712 67,809 121.7 99.9 82.1
三
地
区
の
構
成
比
は
そ
れ
に
つ
れ
て
僅
か
な
が
ら
変
化
し
た
。
同
様
の
変
化
を
町
別
に
見
る
と
、
少
し
で
も
増
え
て
い
る
の
が
七
町
、
逆
は
六
町
で
ほ
ぼ
半
々
、
最
も
増
え
た
の
は
境
南
町
で
二
六
五
六
人
、
逆
に
最
も
減
っ
た
の
は
吉
祥
寺
本
町
で
四
一
六
六
人
だ
っ
た
。
一
見
変
化
は
少
な
そ
う
で
、
実
は
そ
う
で
も
な
い
一
面
を
表
し
て
い
る
。
地
域
別
・
町
別
世
帯
数
の
推
移
世
帯
数
の
ほ
う
は
、
ま
ず
昭
和
四
〇
(
一
九
六
五
)
年
と
五
八
年
の
一
八
年
間
の
変
化
を
見
て
お
く
(
表
1
―
1
―
4
と
表
1
―
1
―
5
)。
こ
の
間
、
人
口
は
一
五
五
九
人
し
か
増
え
て
い
な
い
の
に
、
世
帯
数
は
一
万
三
八
一
五
、
率
に
し
て
三
三
パ
ー
セ
ン
ト
も
増
え
て
い
る
。
今
期
の
二
三
年
間
は
と
い
え
ば
一
万
二
〇
九
七
世
帯
・
二
一
・
七
パ
ー
セ
ン
ト
増
だ
っ
た
。
時
代
背
景
や
期
間
を
無
視
し
て
の
比
較
は
ほ
と
ん
ど
意
味
が
な
い
が
、
相
変
わ
ら
ず
世
帯
数
は
か
な
り
の
高
率
で
増
え
て
い
る
の
が
分
か
る
。
同
様
に
、
昭
和
四
〇
年
と
五
八
年
の
変
化
を
地
域
別
に
見
る
と
、
中
部
が
四
七
四
五
世
帯
・
三
七
・
六
パ
ー
セ
ン
ト
、
西
部
が
三
九
三
表 1 ― 1 ― 5 地域別・町別世帯数の推移⑵
(各年 4 月 1 日)
町 名 昭和40世帯数(A) 平成17世帯数(B)(B)/(A)数 % 数 % %
東
部
吉祥寺東町 4,075 9.7 6,169 9.1 151.4
吉祥寺南町 4,549 10.9 6,971 10.3 153.2
御 殿 山 1,289 3.1 2,213 3.3 171.7
吉祥寺本町 5,027 12.0 6,493 9.6 129.2
吉祥寺北町 3,643 8.7 7,123 10.5 195.5
計 18,583 44.4 28,969 42.7 155.9
中
部
中 町 3,295 7.9 6,023 8.9 182.8
西 久 保 3,891 9.3 6,021 8.9 154.7
緑 町 2,617 6.2 3,775 5.6 144.2
八 幡 町 1,099 2.6 1,864 2.7 169.6
関 前 1,721 4.1 4,150 6.1 241.1
計 12,623 30.1 21,833 32.2 173.0
西
部
境 3,380 8.1 6,952 10.3 205.7
境 南 町 4,268 10.2 7,332 10.8 171.8
桜 堤 3,043 7.3 2,723 4.0 89.5
計 10,691 25.5 17,007 25.1 159.1
四
世
帯
・
三
六
・
八
パ
ー
セ
ン
ト
と
そ
れ
ぞ
れ
増
え
た
が
、
実
数
が
五
一
三
六
世
帯
増
と
最
も
多
い
東
部
は
、
二
七
・
六
パ
ー
セ
ン
ト
増
に
と
ど
ま
っ
た
。
町
別
で
は
、
世
帯
数
が
減
っ
た
の
は
吉
祥
寺
本
町
の
み
(
一
一
九
世
帯
・
二
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
減
)
で
他
は
軒
並
み
増
え
て
お
り
、
最
高
は
関
前
で
実
に
倍
近
い
九
一
・
七
パ
ー
セ
ン
ト
増
、
逆
に
小
幅
だ
っ
た
の
は
三
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
増
の
桜
堤
だ
っ
た
。
次
に
、
今
期
の
変
化
を
主
に
、
期
初
と
期
末
の
対
比
で
見
て
み
る
。
特
徴
的
な
の
は
、
三
地
域
・
町
別
と
も
に
、
桜
堤
を
除
い
て
、
一
〇
パ
ー
セ
ン
ト
以
上
増
え
て
い
る
こ
と
。
地
区
別
で
は
中
部
、
東
部
、
西
部
の
順
だ
が
、
中
部
、
東
部
は
と
も
に
二
〇
パ
ー
セ
ン
ト
を
超
え
て
お
り
、
中
部
に
至
っ
て
は
四
分
の
一
も
増
え
て
い
る
。
こ
れ
を
町
別
に
見
る
と
、
三
〇
パ
ー
セ
ン
ト
以
上
増
え
た
の
が
中
町
、
八
幡
町
、
境
、
吉
祥
寺
本
町
の
四
町
で
、
中
町
と
八
幡
町
は
三
六
パ
ー
セ
ン
ト
を
超
え
た
。
二
五
・
八
パ
ー
セ
ン
ト
増
の
関
前
を
加
え
た
五
町
で
約
三
割
増
え
た
こ
と
に
な
る
。
唯
一
世
帯
数
の
減
っ
た
桜
堤
は
、
一
三
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
減
。
世
帯
・
人
口
と
も
に
減
っ
た
の
は
、
同
町
の
中
核
を
成
す
桜
堤
団
地
の
動
向
と
深
く
関
係
し
て
い
る
。
桜
堤
団
地
の
居
住
人
口
は
町
全
体
の
七
割
を
占
め
る
。
築
四
〇
年
を
経
て
居
住
者
の
年
齢
構
成
が
大
き
く
変
わ
っ
た
。
核
家
族
化
も
進
む
。
加
え
て
、
平
成
九
(
一
九
九
七
)
年
か
ら
全
面
建
て
替
え
が
始
ま
っ
た
。
さ
ま
ざ
ま
な
要
素
が
重
な
っ
た
特
異
な
ケ
ー
ス
と
い
っ
て
い
い
。
表
1
―
1
―
4
の
右
端
の
欄
は
、
今
期
を
通
し
て
の
一
世
帯
あ
た
り
の
人
数
の
変
化
、
つ
ま
り
昭
和
五
八
年
と
比
較
し
た
平
成
一
七
年
の
家
族
数
の
比
を
表
し
て
い
る
が
、
い
ず
れ
の
地
域
も
一
〇
パ
ー
セ
ン
ト
以
上
減
っ
て
お
り
、
最
も
減
っ
て
い
る
御
殿
山
と
吉
祥
寺
本
町
は
五
八
年
比
二
四
・
三
パ
ー
セ
ン
ト
減
。
人
口
、
世
帯
数
と
も
減
っ
て
い
る
桜
堤
も
平
均
を
超
え
る
一
九
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
減
。
少
家
族
化
の
傾
向
が
全
市
的
で
あ
る
こ
と
が
読
み
取
れ
る
(
三
)
人
口
構
成
の
推
移
居
住
年
限
別
人
数
の
状
況
表
1
―
1
―
6
は
、
こ
の
期
の
期
初
(
昭
和
五
八
年
)、
期
央
(
平
成
六
年
)、
期
末
(
同
一
七
年
)
時
点
で
の
人
口
の
年
齢
階
層
別
の
比
率
を
示
し
て
い
る
。
参
考
に
、
前
項
と
同
じ
理
由
で
昭
和
四
〇
(
一
九
六
五
)
年
の
数
字
も
載
せ
た
。
図
1
―
1
―
3
は
、
そ
れ
を
そ
の
ま
ま
グ
ラ
フ
化
し
た
も
の
で
あ
る
。
市
の
人
口
は
四
〇
余
年
間
、
一
三
万
人
台
で
推
移
し
て
い
る
が
、
年
齢
階
層
別
に
見
る
と
少
子
化
、
高
齢
化
が
ど
ん
ど
ん
進
ん
で
い
る
の
が
分
か
る
。
昭
和
四
〇
年
に
は
一
四
歳
以
下
が
二
〇
・
二
パ
ー
セ
ン
ト
、
六
〇
歳
以
上
が
七
・
五
パ
ー
セ
ン
ト
、
学
生
・
労
働
者
層
に
あ
た
る
一
五
~
五
九
歳
が
七
二
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
だ
っ
た
が
、
期
初
の
五
八
年
に
は
そ
れ
ぞ
れ
、
一
八
・
四
、
一
三
・
〇
、
六
八
・
七
パ
ー
セ
ン
ト
、
期
央
の
平
成
六
(
一
九
九
四
)
年
は
一
二
・
七
、
一
九
・
〇
、
六
八
・
表 1 ― 1 ― 6 年齢階層別人口比率の推移 (各年 4 月 1 日、単位:%)
年齢 昭和40 昭和58 平成6 平成17
0〜14 20.2 18.4 12.7 10.7
15〜29 35.6 27.0 26.8 21.4 30〜44 24.1 24.3 21.8 25.0 45〜59 12.7 17.4 19.7 19.0
60〜74 6.2 9.6 13.4 15.2
75〜 1.3 3.4 5.6 8.7
[住民基本台帳] 0%
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
昭和40 昭和58 平成6 平成17
[住民基本台帳]
75〜
60〜74
45〜59
30〜44
15〜29
0〜14
図 1 ― 1 ― 3 年齢階層別人口比率の推移
三
パ
ー
セ
ン
ト
、
そ
し
て
期
末
の
一
七
年
が
一
〇
・
七
、
二
三
・
九
、
六
五
・
四
パ
ー
セ
ン
ト
だ
っ
た
。
学
生
・
労
働
者
層
の
比
率
が
下
が
っ
て
ゆ
く
一
方
で
、
一
四
歳
以
下
は
昭
和
四
〇
年
と
五
八
年
で
一
・
八
ポ
イ
ン
ト
、
期
末
と
で
は
九
・
五
ポ
イ
ン
ト
も
下
が
っ
て
お
り
、
逆
に
六
〇
歳
以
上
は
同
期
間
に
そ
れ
ぞ
れ
五
・
五
ポ
イ
ン
ト
、
一
六
・
四
ポ
イ
ン
ト
増
え
て
い
る
。
今
期
の
二
三
年
間
で
見
て
も
、
一
四
歳
以
下
は
七
・
七
ポ
イ
ン
ト
減
り
、
六
〇
歳
以
上
は
一
〇
・
九
ポ
イ
ン
ト
上
が
っ
て
い
る
。
少
子
化
よ
り
高
齢
化
の
テ
ン
ポ
の
方
が
ず
っ
と
速
い
。
表
1
―
1
―
7
は
、
そ
れ
を
〇
~
五
歳
の
乳
幼
児
人
口
と
六
五
歳
以
上
の
高
齢
者
人
口
で
見
よ
う
と
し
た
も
の
だ
が
、
当
然
な
が
ら
同
じ
傾
向
が
出
て
い
る
。
乳
幼
児
人
口
は
期
初
(
昭
和
五
八
年
)
の
九
一
六
九
人
か
ら
期
末
(
平
成
一
七
年
)
の
五
五
五
六
人
ま
で
緩
や
か
な
下
降
線
を
た
ど
っ
表 1 ― 1 ― 7 乳幼児・高齢者人口
(各年 1 月 1 日)
年 市内人口 乳幼児人口(0〜5歳) 人口に 占める率
(%)
高齢者人口 (65歳以上)
人口に 占める率
(%) 昭和58 133,063 9,169 6.9 12,249 9.2