第6回 浦安市男女共同参画推進会議 議事録
1.開催日時 平成21年1月21日(水) 午後6時30分∼8時30分
2.場所 浦安市文化会館 中会議室
3.出席者
(推進会議委員)
石川佳代、中山政明、菅宮はるみ、木元賢、大塚三枝子、石川正純、徳田八郎衛、 宇田川太江子、柴尾美紀子、内山京子、藤光英恵の各委員 以上11名
(事務局)
石川課長、村田副主幹、吉田、甕 以上4名
4.議題
(1)浦安市の取り組みについて(平成19年度の事業調査報告より)
(2)その他(事務連絡)
5.内容
(会 長) 新年に当たり本年も浦安市の男性と女性が共にいきいきと生きられるような 社会を目指して議論していきたい。今日は、報告書53頁以降の企画政策課が進 めている事業についてご意見いただきたい。追加資料も参照しながら、事務局 より説明をお願いする。
(事務局) 企画政策課は、男女共同参画社会の実現に向けた施策や事業を推進する要と なっているため「改定プラン」に位置づけられている事業も大変多く、内容も 多岐にわたっています。したがって「改定プラン」の実効性を高めるために、 企画政策課の個別事業を体系的に整理したうえで、報告書のⅢ章までの「改定 プラン」全体の実施状況と別に、このⅣ章で体系化した業務別個別事業の実施 状況を分析し、今後の方向性をまとめた。
個別事業の体系化について説明いたします。個別事業をおもに市民対象であ る「事業の推進」と施策の立案・調整・管理である「施策の管理」の2つに分類 し、さらにそれぞれを業務内容が明確である「事業の方法」と、テーマや対象 が具体的となっている「事業の内容」とに区分けした(P58・59 をご覧くださ い)。 このように体系化することで「事業の方法」に分類された事業と「事業 の内容」に分類された事業を組み合わせて、効率的に実施することができ、か つ、効果的な結果が期待できると思われる。
以上のことをふまえ、まず目標別の事業の実施状況としましては、P54・55 の図表Ⅳ−1及び2をご覧ください。個別事業総数は、全体の221のうち6 4が企画政策課の事業となっており、目標別の実施率は図表Ⅳ−2のとおりと なっております。目標Ⅲ∼Ⅴの事業の実施率が低いのは、実施区分が B・C と なっている事業の割合が多いということも関係していると思われる。
次に、体系化した業務別個別事業の実施状況としましては、P56 の図表Ⅳ− 3をご覧ください。おもに市民を対象とする「事業の推進」に分類される事業 については、比較的高い実施率となっているが、「施策の管理」に分類される事 業については、いずれも50パーセントを下回っている。
以上のような実施状況をふまえて、今後の方向性について P56・57 にまとめ た。
(会 長) 今の説明に対し、質問はあるか?昨年度と今年度では、報告書のまとめ方が ちがうのか?
(事務局) 企画政策課の事業内容についてイメージがわかないかと思い、別途資料を配 付した。33∼35頁に記載されている事業が、企画政策課が実施しなければなら ない事業である。昨年度は 63 事業があった。この個別事業数は流動するので、 今年度は 64 事業があった。その実施率は目標Ⅰでは 73%だった。目標Ⅱでは 61%であった。特に目標Ⅲは実施区分がB(平成23年度までに実施)であるため、 1 年終わった段階で 16.7%の実施率となっている。事業によっては、毎年実施 する事業と意識調査のように、5 年間の間に 1 回実施する事業もある。市とし ては、5年間の間にトータルして100%クリアしたいと考えている。実施状況を 年度ごとに見ているのがこの報告書となっている。
(会 長) 実施率だけを見るのではなく、実施区分 Aが優先して実施する事業というこ とか。
(事務局) 優先順位もあるが、64の事業をいっぺんに実施することはできないので、で きるところから実施しているということもある。
(委 員) Aランクの事業は毎年実施する事業ということか。
(事務局) プラン自体の構成のときにABCというランクを設けた。Aランクは、改定前 のプランから載っていて10年間の中で実施していく事業であり、5年後に見直 されている。A ランクの中でも、毎年実施するものも新しく実施していく事業 もある。B ランクは、今回の見直しで加えられた事業である。改定前から実施 されていた事業もあるので、B ランクの事業であってもすでに実施している事 業もある。C ランクの事業は次期プランに向けて今後 5 年間に実施していく事
業である。ABCいずれのランクの事業であっても、今後5年間には実施してい こうということになっている。
(委 員) 目標Ⅰ∼Ⅴと実施区分ABCとがあり、ページ構成がわかりにくい。
(委 員) 事業の実施については分かるが、事業を実施してどうだったのかという結果 がどこにでているのか。実施したというだけでなく、評価が必要なのではない か。参加人数だけでなく、参加者の意見があるべきではないか。
(会 長) 個々の事業ではアンケートはとっていると思うが、この場で64すべての事業 については提示できないと思う。分かる範囲で何か伺えるか。
(委 員) 定年を迎える男性の相談の実施というものがあるが、結果について何かある か。
(事務局) 結果については書かれていない。事業がどのように実施されたのかについて は、資料編62頁以降に掲載している。結果については書くことが難しい。1年 ごとにまとめるのか、5年後に市民の皆さんの意識を含め、どう変わったのかと いう見方もあるので、意識調査やアンケートを実施して結果をまとめていくと いう方向性にはなっている。定年を迎える男性の相談については、実施区分 B ということもあり、未実施である。
(会 長) 参加者の評価が載っている報告書の方がさらに良いのではないかというご意 見か。
(委 員) 実際にその事業で良いのかもわからない。
(委 員) 今後、結果の報告として評価も加えることは可能なのか。
(事務局) 現在の改定男女共同参画プランを策定するにあたって、男女共同参画につい て17年度に市民意識調査を実施し、何が足りないのかを考慮して策定した。次 期プランの策定にあたってもこれまでの効果測定をするためにも、市民意識調 査を実施して、前回の意識とどのように変わっているのかを図りながら、次の 事業を計画していくことになる。個々の事業評価も必要だが、市民の意識がど のように変わってきたのかについてはこの事業評価ではなかなか把握できない。 男女共同参画は1∼2年で劇的に変わることはないので、地味な事業でも確実に 実施していき意識を少しずつ変えていくという取り組みが必要なのではないか と考えている。
(委 員) 企画政策課は少ない人数で、これだけたくさんの事業を実施していることに 驚いているが、事業をやりすぎていることがどうなのかとも思う。男女共同参 画は啓発的なものであるため、長く時間がかかると思うので結果はすぐには出 ないと思う。何十年もかけて実施していくものだと思うので、浸透させるとい うことを違う方面から考えてみて、学校教育や家庭教育の方面からも合わせて 考えて計画していくこともひとつの案ではないか。企画政策課だけではなく、 学校教育の場にもいかしていければよいのではないか。
(委 員) 細かい事業がたくさんあり、他課と連携している事業もあると思うが、他課 の職員がどれだけ男女共同参画の理念を理解しているか、企画政策課がどのよ うにすすめていこうと考えているのかということを理解しているかということ も事業の推進に影響するのではないか。企画政策課の事業が思うように進まな い要因ではないか。
(委 員) 男女共同参画とはいえ、男性がなかなか積極的に参加し理解し協力していく ということが、仕事が忙しいという理由でできていないのではないか。基本は 家庭生活であると思う。家庭から始まって家事等に協力していく、子育てに参 加協力していくと言うことが根底にあり、男女共同参画が始まるのだと思う。 今の社会状況では共働きが多くなってきているし主婦が働くようになるという 傾向にあるとなると男性が家事や子育てに協力していかないとうまくいかない のではないか。女性も経済的な問題だけでなく、社会に参画するということで も、外へ出て行くということは良いことだと思う。そのような点でも女性の関 係する事業は色々とあるが、男性が参画して学習する機会があれば良いと思う のだが、報告書からは内容がよくわかりにくい。実施状況だけでなく、反響を 考慮し、時間帯を変えれば男性が参加しやすい等の男性を参加させる方法を探 れるのではないか。
(会 長) 大きな方向性としては二つあり、一つは市民全体の意識を変えていくために は、市民意識調査を実施して、個々の事業をどのように実施していくかについ て考えていくという長期の方向性である。また、二つ目は報告書にどこまで記 載できるのかということもあるが、個々の事業についての反応から、次年度に 向けての改善点が見つかるのではないかという意見であると思う。この報告書 では、事業内容、参加人数、定員等は明確に記載されているのでよく理解でき る。しかし例えば「女と男うらやすかがやきフォーラム」の男性参加者 49 名、 女性参加者 182 名という実績に加えて、もっと男性に参加して欲しいという意 見や感想があれば、次年度の実施に向けて男性参加者を増やす工夫ができるの ではないかということが皆さんのご意見にあるのだと感じた。
(事務局) ご意見はごもっともだと受け止めている。「女と男うらやすかがやきフォーラ
ム」は男性に参加していただける一番良い機会なのではないかと思い、継続し て実施している。昨年は香山リカ氏、一昨年は作家の重松清氏をお迎えして実 施した。できるだけ男性にも受け入れていただけるように考慮して計画してい る。しかしアンケートをとると「良い話だったので、夫にも聴かせたかった」 とのご意見をいただいているので、男性に参加していただけるように配慮しな がら計画していきたいと考えている。今年度はお手元のチラシのように住田弁 護士をお招きしている。参加申込者の中には男性が一人で申し込まれていると いう方もいるので、そのような方々も大切にしながら講師の選定も含めて、今 後も事業計画をしていきたいと思う。
(会 長) 報告書のフォーマットについて等では、何かご意見はないか。
(委 員) 定年退職した女性の数は把握しているのか。定年退職した女性は、男性とは また違った意見を持っていると思う。女性の中でも専業主婦とも違った意見を 持っていると思う。定年退職した女性が色々なグループに参加すると良いので はないかと思う。先日、女性プラザの「インフォメーションカフェ」でメディ アリテラシーについてのセミナーに参加した際に、グループごとに同じ広告を 見て意見交換をした。同じグループの方は、いずれも有職者であったが、専業 主婦のグループとは全く違う意見を持っていた。そのような経験からも、その 人その人の女性の生き様によっても意見は様々であると思う。教師や看護士な ど女性が多い職場を退職した方が市の組織に入り、意見できたらよいのではな いか。そのようなグループの意識調査ができたら良いのではないか。意識調査 に60歳以上で退職した女性を分けられると良いのではないか。意識の強さはか なりインパクトがあるのではないか。
(会 長) 意識調査は無作為抽出だと思う。現段階では、(定年退職した女性は)人数的 にも少ないのではないか。
(委 員) 男女共同参画では、女性が弱く男性が強いところを平等にしようということ だと思っているが、60∼70歳代になると、女性のほうが強くなっているのでは ないか。
(委 員) 確かに、60∼70歳代の女性は夫と二人でいるときには強いが、夫が亡くなら れると、それまで社会的なこと(税金・年金・資産・遺言)は全て夫に任せていた ので、とても困ってしまうという現状がある。強さ弱さではなく、その人がど のように自立していけるかという観点で、60歳代以降の女性を変えていけたら と思う。女性の方が長生きであるので、夫を亡くしてからの社会生活の不安定 さを感じる。
(事務局) 市民意識調査の結果では、有職女性が 54%、無職女性が41%になっている。 専業主婦が33%であり、年代は別にして多いと思われる。女性の中でフルタイ ムではなくパートや派遣で家事・育児をしながら働いている方は35%、正社員 は約40%、非正規雇用54%であった。委員からのご意見である、中高年の方に 向けての情報提供については、「インフォメーションカフェ」という事業の中で、 数年に一度「女性と法律(相続・遺言・財産分与)」といった高年の方向けのテ ーマも取り上げるようにしている。他の課でも社会保険や年金問題に関しての 相談を受けているのだが、市民の方に情報がいきにくい面もある。
(会 長) 全戸配付の広報誌などで知らせても、目に留まるかどうかは別の問題になる。 アクティブな方が率先して働きかけて欲しい。それでは、フォーマット以外の ことでも主幹課で行っている事業について、ご意見をいただきたい。前回から 委員の方がご指摘になっている「男性にどのように働きかけて、出て来ていた だくか」「家庭の中でいかに家事・育児に協力してもらうか」については、方向 性はわかっても変化に結び付けるのは難しい。是非男性委員のお知恵を拝借し たい。
(委 員) 私はこの推進会議以外でも男女共同参画の手伝いをしているのだが、どこへ 行っても役所の事業と言うと、講習会やセミナーを開かないと格好がつかない ようだ。アウトソーシングで民間の力を活用し、行政の関わりを最小限にして いかないと、生涯学習が拡大するばかりでその割に効果が出ていない。良いセ ミナーなら料金を取ってもいい。人数集めの形骸化した講演会よりも、本当に 参加したい人による実質の伴う講座を企画する必要がある。もう一点、国際交 流協会の一例を挙げると、在住外国人の方に日本語を教える事業にはリタイア した男性と、若い女性が参加している。女性は協会の無料講習を受講するに留 まるが、男性は自費で日本語教育の学校に通って資格を取得する。金銭的な問 題ではないようだ。男性の方がいざやるとなったら、徹底的に取組む傾向があ る。男性の使命感にうまく火をつければ、引っ張り出せるのではないか。管理 職が職員のやる気を引き出すセミナーのような位置づけで、男性にうまくアプ ローチするテクニックを伝授する講座があってもよいのではないか。
(委 員) 男女共同参画事業では男性と女性が共に参加し両方の視点で進められること が望ましいが、現実には参加は女性中心になりがちである。「かがやきフォーラ ム」の男性参加者 49 名も、妻に促されてという方が多いかもしれない。ただ、 男性一人での申込も、少数ながらあるということなので、こういった場にぜひ 男性が参加し、意識を高めて欲しい。ポスターやチラシ(色調・申込先)にも 男性が入りやすい工夫が必要だと思う。女性がターゲットではない、男性にも 是非参加して欲しいというアピールが欲しい。男性の地域参加を考えると、学 校関係や自治会活動には参加しやすいようだ。「男性のための
......
料理教室」と銘打
って、今まで男性が入りにくかった場に参加を促すことも必要。40∼50代の男 性が抵抗なく活動できる場を増やしていくと良い。
(会 長) キャッチコピー、イラストなど広報の打ち方の工夫と、学校・子ども・自治 会関係などプッシュする場所を選んで働き掛けていく必要がある。
(委 員) 夫を公民館の「男性のための料理教室」に参加させたかったが、平日開催で あり、ターゲットがリタイア後の男性となっているようだった。お父さんが料 理をするきっかけになって欲しいという思惑は外れてしまった。子育て真っ最 中の男性が参加できるような公民館を利用した講座があるとよいのにと思った。
(会 長) 30代男性は平日夜でも参加は厳しいかもしれないが、開催日時に土日を設定 すればもっと幅は広がる。横浜市でも男性を集めるのには苦労をしていたが、 土曜日に子どもをダシにして「パパと一緒の簡単な昼食作り」といった企画を して、男性参加を促していた。
委員の中にも、一日12時間働いているような、子育て世代の男性もいらっし ゃると思う。男女共同参画に男性も参加するということに関して具体的なご意 見を伺いたい。
(委 員) 「夫婦で一緒に参加」というアピールは有効だと思う。我々の世代には、平 日後ろめたい分、週末だけでも家族と一緒に何かをしたいという気持ちがあるの で「子どもと一緒に」という呼びかけはフィットする。男性本人だけの参加は難 しいかもしれない。
(委 員) 料理教室に通う60代男性は私の周りにも結構いる。専ら趣味のためで家事と してはやりたくないという人もいるが、奥さんが働いている家庭では食事作り を担当している人もいる。
(委 員) 私の所属団体で開いている料理教室も、非常に盛況である。
(委 員) 近所の会社(不動産関係)は女性が多く活躍している。採用試験の成績で男 女平等に採用した結果、女性が多くなったそうである。子育ての場合はどうし ているのかと経営者に尋ねたところ、生まれる前後 2 ヶ月は休みが取れるよう になっているそうだ。男女共同参画にマッチした浦安市内の企業があるという 事例としてご紹介した。
(委 員) 長男の妻も 2年間の育児休暇を取った。最長 3年間取れるそうだが、スキル ダウンするという理由で、多くは 1 年半で職場復帰している。復帰後も時短制 度を利用して早退しているが、その分男性は毎日終電まで働いている。社会全
体で男女がなんとか支えあってバランスを保っている。日本には日本のやり方 があるのだから、全てをアメリカのグローバリズムに従わなくてもよいのでは ないかと考えている。
(委 員) アメリカの場合は育児休暇といった制度はないのだろうか。
(会 長) ヨーロッパ、特に北欧(ノルウェー・スウェーデン)が一番進んでいる。ノ ルウェーでは、期間的には短いが男性も育児休暇を取るよう制度化がされてい る。
(委 員) アメリカでは育児休暇がないにもかかわらず、子どもを一人にしてはいけな いという法律があるので、日本から祖母が育児支援に行った、という話も聞い た。
(会 長) 日本は待機児童がいる側面もあるが、公共の保育制度が整っている方である。 アメリカでは日本で言う保育ママ制度を利用したり、お金にゆとりがある家庭 では個人でシッターを頼んでいる。
(委 員) 昨年行なわれた浦安の祭は、老若男女に関わらず皆が参加でき、協力し合え るイベントだった。男女共同参画を考える上で、仕事・義務の視点だけではな く、このような楽しい行事から生まれた地域の交流・人と人のつながりを育て ていくことが有効なのではないか。
(委 員) 祭りなどで顔見知りになり、一緒に活動すると、その関係は継続することが 多いと思う。
(委 員) 一人暮らしの人も多いので、こういった地域交流を通して、災害があったと きに顔が見える地域の関係ができることは望ましい。
(会 長) 先ほどの話(男性の参加等)に戻るが、学校関係や自治会関係には市として 働きかけはしているのか。
(事務局) 直接的には難しいので、教育委員会・学務課の先生の理解を得てからワンク ッション置いての働きかけになる。ただ、プランの事業調査においても担当課 へのヒアリングの際、紙ベースの実態調査に留まらず、具体的な事業の進捗状 況や、男女平等参画の視点を盛り込んだ事業の提案をするなど、地域・自治会 への働きかけを進めるようにしている。
(会 長) 委員の皆様もそれぞれ浦安で活躍なさっている方なので、ぜひそれぞれの場
で意識づくりに取り組んでいただきたい。
(委 員) 人集めは大変なので、何かのイベントに相乗りし、男女共同参画を広める出 前講座を開催してはどうか。
(委 員) 出前講座で男女共同参画をテーマに、どのような講座が考えられるのか。
(事務局) 数は多くないが、以前、公民館での事業で「男女共同参画ってなに?」とい った概略から、DVについての正しい理解を促し、相談場所などの情報提供を した事例がある。ただ、なかなか「男女共同参画」が前面では聞いてもらえな い。
(委 員) 商工会議所の女性会で男女共同参画について議論しても、意識が低い感じが する。どのようにアピールし、活動の中に盛り込んでいったらよいかを思案し ており、今年こそ何か計画していきたいと思っている。せっかく浦安にプラン があるのだから、浦安の商業者が知らないのはもったいない。何かのイベント に相乗りするのも良いと思う。
(委 員) 例えば考えるきっかけとして、浦安市の(幼稚園の)園服の話を、「どう思い ますか?」と問いかけることも小さな第一歩になると思う。出前講座の中に大 きなものを盛り込むのではなく、一つのイベントの中で「皆の意見を聞いてみ たい」という相乗りの形をしていくことで、5 年後、10 年後に少しずつ世の中 が変わっていくと思う。子どもから高齢者まで、あらゆる年代に同じテーマを 市が語りかけていくことが疑問の提起になる。
(委 員) 結論付けるとどうなるのか。
(委 員) 結論を出すことが重要ではなく、皆が固定概念に縛られずに、自分の感性で 物を選んだり、物事を決定してよいのだというきっかけを、長い時間はかかっ ても、小さいことから作っていくことに意義があると思う。
(会 長) 例えば、ホテルでは今後の企業活動の必須条件として女性を活用している実 態を、商工会議所の出前講座でお話いただくといった企画もできるのではない か。
(委 員) いくつか講演の依頼も受けたが、「女性にとって働きやすい」という面では実 際のところまだ発展途上である。具体的に言うと、女性に対する出産・育児等 の支援策を進めようとすると、独身女性からの反撥が出るのが実情である。よ い意味でも反面教師という意味でも、出前講座のご協力は出来ると思う。
(委 員) 中長期的な事業なので、短期では効果が出ないものである。しかし、何もか も行政がやる必要はない。ボランティアを有効に活用したらよいのでは?市は 予算面を支援して、企画・実施までアウトソーシングしてもよい。民間の市民 団体を活用できないものか。
(会 長) 市民参加を促すことは大切だが、男女共同参画の市民グループがまだまだ少 ない。育成を進めていくことが重要になる。
(委 員) 事業の数が多すぎてアンケートを取っても焦点が絞りきれない。64事業のう ち重要度の高いものを抽出し、優先して実施し、結果を見るということも必要 なのではないか。
(委 員) 57頁「施策立案・評価」の段で、「男女共同参画条例に関する調査・研究や女 性プラザの機能の見直しは、次期プランの策定を視野に入れつつ、男女共同参 画推進会議の議題として取り上げていく予定です。」とあるが、この部分につい て説明して欲しい。
(事務局) 推進会議自体の任期が 2年間となっており、間もなく 1年目が終了し来年度 2 年目に入る。今回の推進会議は第 6 期にあたるが、委員の皆様には4月以降 の議題として「女性プラザのあり方、活用方法、広報」について率直なご意見 をいただき、それを市で受け止めて今後の進め方に取り入れたいと考えている。 そして、第 7 期では新しいプラン策定に向けての議論と条例制定の必要性につ いても検討していく予定になっているので、上記の様な内容となった。
(事務局) 条例に関しては、市議会からも制定の提案は受けている。ただ我々としては、 市民からの盛り上がりや議論があってこその条例制定だと思っている。どうし ても規則がないと事業者等が守らない、という考え方もあるとは思うが、本来 は社会のルールとして自然に守られるべきものである。「初めに条例ありき」で はなく、男女共同参画への意識が深まるまでもう少し時間をかけたい。
(委 員) それは、市独自で策定するということか。国や県からおりてきての話になる のか。
(事務局) 両方あり得る。市川市は独自の条例があるが、千葉県は都道府県で唯一条例 がない。
(委 員) 千葉県で「男女共同参画都市宣言」をしているのは我孫子市だけか。
(事務局) 手もとに資料はないのだが、県内28市のうち条例を制定しているのは10市 あるかないかである。プランに関して言えば市の裁量で決定できる面もあるが、 条例となると市民の理解を得た上で守っていただくものになるので、勝手には 作れない。「策定する」必要の有無を確認するところから始めて、ご意見を求め ていくことになる。
(委 員) 81 頁「エンゼルヘルプサービス事業」は、男女共同参画の視点で考えれば、 女性が具合の悪い時には男性が会社を休んででも協力すべきところを、市が肩 代わりしてしまうこととなり、男性が協力しなくなるのではないか。極端に言 うと逆行しているのではないか?男性の役割を奪うことにつながっている。
(会 長) 男性の誰もが簡単に手助けできる状況なら理想だが、現実的には過渡期でな かなか難しい。
(委 員) 確かに母親の具合が悪い時に父親のサポートがあるのが理想で、それが普通 にできるようになっていって欲しい。ただ「自分が病気の時の夫の対応が、非 常に冷たかったことが今でも忘れられない。」という新聞の投稿が、特集を組ま れるほど40∼50代女性に大反響だという現状もある。
(事務局) 家庭・地域における子育て支援を促進するという観点で、女性の負担を軽減 する事業は必要となっている。確かに夫婦で解決できて、事業が不要になるこ とが理想ではあるが、社会の情勢や意識の問題で現実には一人で悩んだり苦し んでいる女性が多い。役所としては、女性も社会に出て行く上での支援をする 必要がある。
(委 員) この事業自体を悪いとは言っていない。男女共同参画の視点でどうなのか、 という意味で疑問なだけである。
(事務局) 「女性の負担を軽減する」という位置づけで載せている。
(会 長) この事業が反作用にならないようにするには、どう進めていけばいいのか。 今困っている人に対してのサポートは必要であるが、長期的な視野として、男 性も家庭で役割を担える方向性を見出せることが望ましい。
(委 員) 男女共同参画になるのかはわからないが、エンゼルヘルプサービスやファミ リーサポートセンターの利用によって、女性が働きに出ることが可能になった という意味では、「女性の社会参加支援」にはなっている。
(会 長) 本会議では、市民の感覚で感じたことを積極的に出していただきたい。どん
なご意見でも歓迎したい。では、「2 その他の事務連絡」に入りたい。
(事務局) 次回は今年度最後の会議として、学習会形式の情報提供の場としたい。女性 プラザの事業概要は事業報告書でご覧いただいたが、相談事業について詳しく 知っていただくことで、「女性プラザの機能の見直し」をご検討いただく際の参 考にしていただきたい。内容は「女性のための相談」について、特に浦安市の DVの現状を中心に皆様にご説明したい。講師については、平成13年度から当 相談の相談員として、500 人以上に対応している松本さんを考えている。特に DV問題に取り組まれている方である。日程については、相談員とも調整する が、3月上旬を予定している。
(会 長) 日程については、3月9日(月)で調整して欲しい。以上とする。