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平成25年度第2回議事録(平成25年7月23日) 自立支援協議会 議事録(平成26年度まで)|浦安市公式サイト

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平成 25 年度第2回浦安市自立支援協議会 議事録

1.開催日時 平成 25 年7月 23 日(火)10:00~12:00

2.開催場所 ゆうあい(旧福祉作業所) ホール

3.出席者

下田直樹委員(会長)、西田俊光委員(副会長)、

枝川芳子委員、白川洋子委員、西田良枝委員、谷岡智恵委員、石井克典委員、藤崎広和委員、 坂本大樹委員、愛塲弘子委員、森嶋宏治委員、小田知宏委員、内村好夫委員、新宅秀樹委員、 石田和明委員、上林正和委員、江黒友美委員、橋野まり子委員

4.議題

(1)部会活動報告

(2)障がい者福祉計画策定に係るアンケートの内容について

(3)基幹相談支援センターの事業計画について

5.資料

(1)障がい福祉に関するアンケート調査

(2)平成25年度アンケート(案)

(3)障がい福祉に関するアンケートへの自立支援協議会幹事会の意見

6.議事

事務局: ただいまより平成25年度第2回浦安市自立支援協議会を開催いたします。議事進行につきまし ては、下田会長にお願いいたします。

下田会長:本日は大変暑い中、自立支援協議会のためにお集まりいただきましてありがとうございます。 部会の活動報告、障がい者福祉計画策定に関わるアンケートの内容について、基幹相談支援セン ターの事業計画の3点について議論をお願いしたいと思っております。

まず初めに、各部会のリーダーから、これまでの活動報告をしていただきたいと思います。なお、 質問等は5つの部会の報告が終了してから承りますので、よろしくお願いいたします。

では、私がリーダーを務めております権利擁護部会の報告をさせていただきます。権利擁護部会 は、1年に2回、イベント企画ワーキンググループを1回開催いたしました。

第1回の権利擁護部会は5月の17 日に開催し、事務局から平成25 年度の浦安市自立支援協議 会及び部会の組織と運営についての説明と、権利擁護部会の前身である平成24年度の啓発候補プ ロジェクトの活動報告と引き継ぎ事項のご報告がございました。

平成 25 年度への引き継ぎ事項としましては、「うらやすこころのバリアフリーハンドブック」 を協賛等を募って増刷することと今後のPR、そして啓発広報イベントの開催です。バリアフリー ハンドブックには、昨年度の啓発広報プロジェクトで作成したものをお配りし、広く市内に配布し ているところでございます。

また、成年後見制度の実績の報告と、障がい者虐待防止センターの実績の報告も行われました。

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成年後見制度につきましては、後見人への費用の助成に1件の実績がございました。平成24年度 に新たに相談から制度の利用までに至ったケースは0件となっております。

また、昨年10 月に設置した障がい者虐待防止センターの平成24 年度の実績ですが、養護者に よる虐待が事実確認中が1件、虐待ありと判断して支援中が2件、結果的に虐待なしと判断したも のが2件、計5件です。

また、イベントの企画について意見の交換を行い、イベント企画ワーキンググループを組織して、 企画書の作成などを行うことといたしました。第1回目のワーキンググループは7月4日に開催し、 立候補された6名の委員の方にご参加ただきました。

以前から障がい者週間のイベントは参加者や関係者が多い、もっと多くの方に来ていただきたい という課題がありました。障がい者週間期間中の12月8日に文化会館の小ホールをおさえており ます。より多くの方に来ていただくということで、エンターテイメント性の強いイベントを開催し ようということで、たとえばコンサート、ダンス、著名人による講演などにバリアフリーハンドブ ックの PR を盛り込んでいくような方向でのイベント案を作成して第2回権利擁護部会に提出す ることといたしました。

第2回権利擁護部会は7月18日に開催されました。ワーキンググループで作成した企画案を提 示し、意見の交換を行いました。今後は、委員の皆様からのご提案や、出演者のご紹介などを随時 織り込みながら、ワーキンググループでさらに企画の詳細を詰めていきたいと考えております。

また、バリアフリーハンドブックのPRについての意見の交換を行いました。バリアフリーハン ドブックは昨年12月に発行し、増刷も含めて3,500部中、現在までに2,700部余りを配布しまし た。また、7月13日のUセンター夏祭りでもバリアフリーハンドブックをPRして配布しました。 委員の皆様から配布やPRを行える可能性として、いろいろなイベントに結び付けて行う等の提案 がございました。今後も引き続き福祉イベントに限らず多種多様なイベントでのハンドブックの PRと配布を進めていきたいということで、協議会委員の皆様におかれましてもハンドブックを配 布、PRできるようなイベントあるいは施設の心当たりがございましたら、権利擁護部会まで情報 をお寄せくださいますよう、お願い申し上げます。

また、障がい者週間イベントの概要については随時協議会で報告してまいりますので、周知等の ご協力を何とぞよろしくお願いいたします。

続きまして、こども部会の報告を江黒委員にお願いします。

江黒委員: こども部会は6月20日に行いました。今年度は組織の名称がかわり、中身も多少かわり、メ ンバーもかわりましたので、自己紹介と今年度の流れについて事務局から説明がありました。

また、新たな委員の方もいらっしゃるということで、昨年度までの組織「特別支援教育プロジェ クト会」の活動報告をさせていただきました。

また、浦安市の障がい児の支援体制の全体像とこども発達センターの事業、学びサポート事業に ついて説明いたしました。

委員のご意見として、「幼稚園・小学校の段階では、手厚いサポートがあるが、中学・高校に行 くとサポートがどうなるのか、十分なサポートがされるのか」といったご指摘がありました。また、

「学びサポートが実施している通級指導教室の案内や補助教員の配置等についての説明をもう少 し丁寧にやってほしい」といった意見もございました。

それらを受けまして、次回の9月の議題として、中学高校に上がったときの問題について議論す ることの提案や、新たな委員として浦安南高校や東京学館浦安の先生も参加されていますので、私 立学校や高等教育での悩みなどをご発言いただけたらという要望が出ました。また、利用される方

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が混乱することのないようなまなびサポートの案内をというご意見もございましたので、9月の第 2回こども部会ではそれらを議題にする予定でございます。

また、浦安市では、文部科学省からの委託事業「インクルーシブ教育のモデル事業」を受けるこ とになりました。こども部会が開催された6月20日の時点では、まだ議会で予算の審議中のため 予算の確定はされておりませんでしたので、改めて9月のこども部会で詳しく報告をさせていただ くことを報告いたしました。

下田会長:ありがとうございました。質問等につきましては、5つの部会の報告を終えてから、時間をとっ て行いますので、引き続き部会の報告を進めていただきます。では次に、相談支援部会の報告を白 川委員お願いいたします。

白川委員:第1回相談支援部会は5月26日に開催し、4つの議題について議論しました。まず、議題1の 平成25年度相談支援部会について、事務局より自立支援協議会及び部会の組織と運用並びに相談 支援部会の今年度の議題について説明がありました。今年度は、「昨年度の自立支援協議会で提示 されたサービス等利用計画などの検証」、「相談支援事業の広報周知」、「さまざまな障がいに対応で きる人材育成」、「個別の相談事例から見えてくる問題点の洗い出しと検討」の4つの議題について 順次取り組んでいく予定です。

議題2では、相談支援部会が機能の一部を引き継いだ、昨年度の事業所支援・制度プロジェクト の活動報告がありました。

議題3のサービス等利用計画については、基幹相談支援センター紹介のあと、計画相談の流れ及 びサービス等利用計画の備えるべき特徴と作成のポイントについて事務局から説明がありました。 作成のポイントについては、エンパワーメントが入っているか、アドボカシーの視点が入っている か、トータルな生活を支援する計画になっているか、連携・チームの計画になっているか、サービ ス等調整会議が開催されているか、ニーズに基づいた計画になっているかが挙げられました。

議題4のサービス等利用計画の評価ポイントは、事例を通して検証しました。なお、事例の報告 で個人情報を取り扱うため、議題4は非公式といたしました。

委員からの意見として「サービス等利用計画を平成26年度までに、作成しなければならないが、 対象者700人のうち、現在作成されているのは100人余りとなっている。現状で7か所の相談指 定事業所があるが、今後どのように関わっていくかが課題である」、「サービス等利用計画を立てる だけではなく、サービスを利用しない人たちの生活をどう見守るかなどの機能も重要」など相談支 援体制に対する意見が出る一方、サービス等利用計画の評価については、「実情は説明があった計 画相談の流れになっていない」、「サービスの種類や量などの具体的な支援内容が伝わらない」など、 作成のポイントに挙げられた「連携・チーム計画」になっているかに関する課題が挙げられました。 本年度末を目標にしている評価の仕組みや検証方法の確立に向けて、これらの課題を評価軸にどの ように落とし込むか、また、相談支援事業の充実に向けて今後も部会で話し合っていく予定です。 下田会長:ありがとうございました。続きまして、地域生活支援部会の報告を西田委員にお願いいたします。 西田副会長:地域生活支援部会は5月30日に第1回目を行いました。議題は5つです。

議題1は、平成 25 年度の地域生活支援部会について事務局から説明がありました。議題2は、 24年度の事業者支援制度プロジェクトの活動報告。議題3は、平成24年度就労支援プロジェクト の活動報告。議題4は、就労支援センターの実績報告です。

議題5は、個別のケースについて基幹相談支援センターより説明があり、意見交換をしました。 重度の人たちのグループホームをどうしようかということが、話の主題になりました。3つのケー スの報告があり、次回の部会でもう一度議論することになりました。

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プロジェクトの活動報告でのポイントですが、事業者支援制度プロジェクトは、昨年に基幹相談 支援センターの公募があり25年度から設置したことの成果報告がありました。就労支援プロジェ クトでは、各障がい者団体がおこなっているさまざまな物品を共同で受注しようという、みんなで 活動できる場所をぜひ提供してほしいという提案書を行政に提出しました。就労支援センターの実 務報告では、一般就労が昨年度は21名が就職したという報告をさせていただきました。

下田会長:ありがとうございました。続きまして、本人部会にの報告を事務局からお願いいたします。 事務局: 事務局の清水より本人部会について報告いたします。本人部会は、昨年3月15日の広報で公募

し、6名の当事者の方にご応募いただきました。その後面接を実施し、応募いただいた6人の方す べて、委員として参加いただくことになりました。

第1回の本人部会は、7月11日に開催しました。最初に事務局から、協議会の組織及び協議会 と各部会の役割について説明させていただきました。そのあと、各委員の方の自己紹介、主にご自 身の障がいに関することと志望動機についてお話しいただきました。個人情報に関わるものですの で、概要のみをお伝えいたしますが、障がいについて行動が制限されているということ、同じ障が いを持つ方同士の交流は個人情報の壁により難しくなっていること、災害の際の不安、自分が働く 姿を通して地域の方に障がいがあっても皆と一緒に働いて一緒に暮らせることをわかっていただ きたい、重度の障がいがある方への支援者の不足について考えていきたい、本人部会を通していろ いろな方と交流を持ちたい、本人部会を通して、障がい者福祉に協力したい、福祉サービスなどの 制度をよりよいものにしていきたいなど、いろいろなご意見を頂戴しました。

また、今回「普段の暮らしで不自由を感じていることあるいは、福祉行政の提案」というテーマ でご意見を頂戴いたしました。個人を特定しない範囲での報告をさせていただきます。

「障がい者にとって、表に立って発言することは勇気がいることですが、まず一歩として、障が い事業課の橋渡しで同じ障がいを持つ方の集いができないか」という提案がなされました。また、

「補装具の名称について配慮をいただきたい」というご提案もありました。また、「地域たとえば 商店街や交通機関などの方々に障がいについてご理解いただき、街に出たときにご助力いただけれ ば」というご希望がありました。また、「会議や資料ではなるべくわかりやすい言葉を使っていた だきたい」というご希望もありました。そして、「ヘルパーが不足している。ヘルパーがすぐ辞め てしまうという現状についてわかっていただきたい」、という意見もありました。また、「現在の介 護者である親世代の高齢化による将来への不安」、「在宅ケア、一時ケアに力を入れてほしい」とい うご意見。「複数の事業所を利用しているけれど、一番必要な時間帯である仕事から自宅に戻ると きや外出時、土日などにヘルパーがなかなか見つからない」というご意見、「市内の福祉施設の職 員がもう少し増えたら」というご意見なども頂戴いたしました。

今後は、この本人部会にいただいたご意見について、行政が担う役割またこの自立支援協議会で 協議する事項について、障がい事業課で整理していき、地域課題として協議会と各部会に割り振っ ていきたいと考えております。

下田会長:ありがとうございました。5つの部会の報告が終わりましたので、質問等をお受けしたいと思い ます。

坂本委員:ソーシャルサポートセンターの坂本と申します。会長にお伺いしたいのですが、権利擁護部会で イベントが行われるというお話を伺ったのですが、家族からや我々のような事業者、企業等での障 がい者の虐待等についてが、我々が研修等に参加していても1番取りざたされているところだと思 うんですが、そういった養護者の方々に対しての権利擁護の研修の企画が上がっていたら教えてい ただきたいんですが。

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枝川委員:親の会の枝川です。去年、虐待防止法が施行されるということで、12 月に市の主催で虐待防止 法の講演会が開かれていますが、そのときの参加者が非常に少なかったんです。皆様に案内も配っ たんですが。障がい者週間の間に3つ大きなイベントがありました。虐待防止講演会、社会福祉協 議会の映画会、自立支援協議会が主催のわがまち浦安フェスティバルの3つが開かれたんですが、 平日ということもあったのでしょうが、虐待防止講演会が1番参加人数が少なかったんですね。

例えば親の会にしても虐待防止講演会を開いています。大勢の中で話を聞くのも大切だと思いま すが、各事業所やサポートセンターが何か所か集まって講演会を開くのも一つのやり方ではないか なと思うんですが。

下田会長:今年度は、障がい者週間などに講演会をおこないたいというような話が事務局から出ているとこ ろです。

西田委員:基幹相談支援センターの西田です。権利擁護部会で事務局が障害者差別解消法が成立した報告を してくださったと思うんですけど、それは先ほどの本人部会の内容とも重なりますし私たち自立支 援協議会の委員が、全員知っておいたほうがいい内容だったと思いますので。もし今日、準備があ れば、その話をここでもう一度お知らせしていただいたほうがいいかなと思ったんですけど 下田会長:権利擁護部会で事務局から障害者差別解消法の報告がありました。可能な範囲で議論ができれば

と思いますので、事務局からお願いしたいと思います。

事務局: 通称名「障害者差別解消法」が6月19日に国会で可決して成立しました。施行は3年後の平成 28年ですが、民間事業者も含めて地方公共団体、国による差別の禁止がうたわれています。また、 障がい者等に対する合理的配慮をしていきなさいというようなことが挙げられている法律です。今 後3年間、施行までに国からガイドラインが示されたり、地方もそれに基づく基本方針を定めてい く流れになりますが、今日は資料を持ってきていないので詳しい内容はお話できませんが、大きな 柱は、障がい者差別の禁止と合理的配慮の提供です。

西田委員:権利擁護部会の委員として、ここはきちんと皆さんにお知らせしたほうがいいかと思いましたの で、すみません。では、次回にもう少し詳しく。合同部会でもいいんですけど。

法律は、私たちが自立支援協議会をまわしていく中では、重要なところですし、方向付けをされ ているところだと思います。ベースにあるといろんなことと関連づいていくかと思ったので。私も 事務局なので本当は自分でも言わなきゃいけなかったんですけど、失念しておりました。申しわけ ありません。

下田会長:ありがとうございました。権利擁護部会の報告の中で今の点がちょっと不十分だったということ で、お詫び申し上げます。通称「障害者差別解消法」とアンケート調査について報告があったこと を改めて付け加えさせていただきます

枝川委員:親の会の枝川です。先週の7月18日に東葛地区の11市の親の会が懇談会を開きまして、その テーマが自立支援協議会でした。各市の取り組みなどを発表したり、資料をいただきました。

やっぱり弁護士さんが入っている協議会はまだ少ないです。浦安も今年から入られましたけれど。 あと行政書士さんが我孫子市の協議会に入っていました。やっぱり、そういった専門職の方が、た くさん入っていただいて、より専門的になっていくのかなと思っております。

本人部会が浦安に初めて今年できました。東葛地区11市で初めてなんですね。本人部会がある っていうことで各市も非常に勉強したいということで関心を持っておりましたので、ぜひ、つぶれ ないようにゆっくりと皆様の声を聞いていきたいと思っているんですね。

それと、こども部会を持っているのも、11 市の中で3つしかなかったんですね。相談機構をみ んなで考えるってことが自立支援協議会へのスタートだったので、まだこども部会まであるところ

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が少なかったので、浦安は進んでるなと思いました。ぜひこども部会の方も頑張っていただきたい と思います。

下田会長:貴重な情報をありがとうございます。1つ目の議題につきましては、よろしいでしょうか。 それでは議題2「障がい者福祉計画策定に関わるアンケートの内容について」ということで事務 局から説明をいただきたいと思います。

事務局: 障がい事業課宇田川です。現在の浦安市障がい者福祉計画は、平成24 年度から26 年度の計画 となっております。障害者基本法に基づく障害者計画と、障がい者自立支援法、25 年4月からは 障害者総合支援法に変わっていますが、その法律に基づく障がい福祉計画を一体化して作っている ものです。

今回実施するアンケート調査は、次期計画でる平成 27 年から29 年度の浦安市障がい者福祉計 画を策定するための基礎資料を得ることを目的におこなっていきます。アンケート調査は今年度中 に実施する予定です。

調査の予定期間として、あくまで予定なんですけれども、平成25年11月1日から11月28日 を予定しております。調査方法といたしましては、郵送による配布回収といたします。

次に対象者ですが。まず、身体障がい者、障がい児がおよそ2,900名、知的障がい者・児がおよ そ650名、精神障がい者がおよそ560名。これが、手帳を所持をされている方の人数になります。 この手帳所持者数は、25年6月末の所持者数を目安にしております。

また、前回は調査対象に入っていなかったんですけれども、新たに難病の方約1,000人。それか ら、意見書あるいは診断書による障がい福祉サービス利用者。これは児童になりますが、手帳を所 持していないけれどもサービスを利用している方を約100 名と見込んでおります。合計5,210 名 の方を対象に実施する予定となっております。また、難病ですけれども、4月に難病者の見舞金を 障がい福祉課で出しているんですけれども、その見舞金を支払った人数を目安にしております。

続いて、実施スケジュールですが、調査項目の検討については、今日もいろいろご意見を伺いた いと考えているんですが、大体9月初旬ぐらいまでにまとめていくという形になります。

続いて調査票の印刷ですが、10月を予定しています。アンケートの実施は11月で、調査結果の 分析と報告書の作成を2月ぐらいまでに仕上げていく予定です。最後は調査結果の報告書を年度内 に仕上げていくスケジュールを考えております。

続きまして、アンケートの内容に移りたいと思います。資料3にこれまで出てきた意見を集約し ております。まず、平成22年度の自立支援協議会で提案されて、その年のアンケートに関連した 意見としては、「基本的な項目は、比較のために前回と揃えておくのがよい」、「日中一時支援事業、 あるいはワークステーションなど、新しくできた施設、制度についての項目を入れる」、「当事者の 負担を考えて項目を減らしたらどうか」、「市内のサービスを使っているか、市外のサービスを使っ ているか把握できるようにしたい」、「グループホーム、ケアホームを分けて聞いたらいいのではな いか」、「調査の目的を対象者にあらかじめ送付する。そうするとより理解が深まるのではないか」 などです。また、移動手段について、「お散歩バスと路線バスを区別して聞いたらいい」「働きたく ない理由に、介助者がないため、働くための訓練支援がないためを追加して入れたらいいのではな いか」、「悩み、相談ごとに人間関係のことを含めたらいいのではないか」、「差別を受けたり嫌な思 いをしたことがある場合に、具体的にどのようなときに感じたのか、書き込む欄を設けたらいいの ではないか」こういった意見が提案されておりました。

また、平成 22 年度のアンケート調査中間報告時の意見といたしましては、「サービス事業所が 市内にないのに、サービス事業者の所在地欄が市内となっている」という意見がありましたが、こ

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れにつきましては、平成25年度版からサービス事業所が市内にない場合は、所在地欄に市外のみ を記載するようにしていきたいと考えております。また、「ケアハウスとケアホームを同じと考え ている人もいるのではないか」ということで、回答者の制度理解が薄いのではないかという意見が 出ておりました。これについても、平成25年度版はよりわかりやすい表現になるように、全体の 表現を見直していきたいと考えております。

最後になりますが、平成 25 年度のアンケートについてのご意見として、「項目については、こ れまで議論や検討を重ねてきており、前回の結果と比較する上でも、追加修正は最小限にとどめる ほうがよいのではないか」があり、追加修正は原則として法あるいは制度の改正によるものにとど めていきたいと思っています。

また、「受給者証は持っているけれども手帳を持っていない子どもも、障がい福祉の対象として 重要な位置を占めている」というご意見もありました。これにつきましては調査対象に意見書、診 断書による障がい福祉サービス利用者を含めていきたいと考えています。先ほどの対象者の説明で もお話しましたが、約100名を見込んでおります。

前回おこなったアンケートで、若干修正した部分がございますので、障がい福祉に関するアンケ ート調査案をご覧いただきたいと思います。変更箇所のみ、かいつまんで説明をさせていただきま す。まず、2ページ目の1番の基礎的事項ですが、平成22年度は、身体障がい者手帳、療育手帳、 そして精神障がい者手帳をお持ちの方を対象としていたんですけれども、難病の方、発達障がいの 診断を受けている方の項目を今回、追加しております。このアンケート調査自体は、前回おこなっ たとき(平成22年度)にかなり修正や手直しを加えているので、大幅に変えることは想定してい ないんですが、サービス等も変わったり、新規に追加になったものもありますので、その辺を中心 に修正をはかっています。

次に10ページの福祉サービスについての項目の問25の訪問系サービスに、「同行援護」、「重度 訪問介護」というサービス形態を追加しております。

また、12ページ問26の日中活動系サービスの(7)の療養介護は現在市外だけということで、 サービス提供事業者の所在地に市外のみ記載しています。

また、福祉サービスの問 23、24も追加した部分となっております。問23は「サービス等利用 計画、ケアプランを作成していきますか」、問23でしていないと答えた方問24で理由を聞いてお ります。

続きまして、16ページ問29の障がい児を対象としたサービスの項目ですが、制度改正等を基本 に新たに追加しております。児童デイサービスが制度改正によって児童発達支援と放課後デイサー ビスに変わっております。また、保育所等訪問支援が追加になりました。

橋野委員:障がい事業課の橋野です。12 ページの生活介護の事業者が市外だけという表示になっておりま すけれども、市内と市外両方あります。療養介護が事業者が市外だけのですので、修正させていた だきます。それから、14ページの15番の施設入所支援につきましても、浦安市内には施設がござ いませんので、市外のみに修正させていただきます。

下田会長:ありがとうございました。では、ただいまの事務局の説明につきまして、何かご質問やご意見が ございますでしょうか。

小田委員:発達わんぱく会の小田でございます。とてもよいアンケートなので見せてもらいました。アンケ ートの項目を作るのもそれを分析するのもとても高い専門性だと思ってまして、これを浦安市の職 員の方が直接なさってるんでしょうか、それともどこかに委託をされてやっているのでしょうか。 橋野委員:アンケートは3年に1度の福祉計画の策定に伴っておこなっているもので、前回の3年前は、コ

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ンサル業者に委託しました。その調査票をもとに今回は、市の職員がたたき台を作らせていただい ています。このあとは委託していきますので、委託事業者のほうが、集計をするようになっていき ます。

小田委員:分析のところですか。 橋野委員:はい

小田委員:分析は、市の方が直接なさるんですか。

橋野委員:前回、調査結果の冊子をお配りしましたが、分析や集計、冊子の作成は業者に委託します。ただ、 全てのデータを市に還元してもらってますので、それ以上の分析が必要であれば、集計等は市でも 可能になっています。

小田委員:もう一つ質問させてください。前回の3年前の調査で回収率が50パーセントを超えていて、す ごいなと思ったんですけれども、何か特別な取り組みをされたんですか。また、今回は何パーセン トぐらいを目標にして、そのために何か取り組みをしますか。

橋野委員:介護保険計画を作るための3年に一度のアンケート調査と同じようなやり方をさせていただいて ます。調査票を手帳を持っている皆さん個人のご自宅に送付するのと同時に、広報活動ということ で、広報うらやすに掲載するのと、市内の事業所関係機関の皆さんに、「今こういったアンケート をお配りしていますので、記入に困っている方がいたら、ご協力お願いします」という周知は前回 もさせていただきました。今年度も同じようにやっていこうと思っておりますので、回収率は同程 度見込めるのかなと考えています。

下田会長:よろしいでしょうか。ありがとうございました。ほかに何かご質問等ございますか。

白川委員:介護給付費等の支給に関する審査会の白川です。今年度のアンケートでは、18 ページの「その 他サービス」に対応するところだと思うんですけれども、前回のアンケートであった「通院ヘルプ サービス事業」と「夜間安心訪問ヘルプ事業」が今回ない理由を教えていただきたいと思います。 橋野委員:障がい事業課の橋野です。今年度のアンケートでは「その他のサービス」につきましては、法に

基づく地域生活支援事業に限定してお聞きしています。「通院ヘルプサービス」と「夜間安心訪問 ヘルプ」は浦安市独自のものなんです。「通院ヘルプサービス」は、病院内での移動や病院から病 院への移動について支援するサービスですが、障がい者については移動支援の中で運用していこう ということで、方向性を変えましたので、「通院ヘルプサービス」は市の事業としてはあるけれど も、障がい福祉については「移動支援」で担っているということで、外しています。「夜間安訪問 ヘルプ事業」については、ここではお聞きしていないんですが、少し利用している方もいますので、 検討はしたいと思います。

西田副会長:就労支援センターの西田です。私は就労支援センターですからこだわるんですけれど、7ペー ジの問14の10番と12番の書き方ですけど、僕の知識では、就労移行も就労継続も基本的には一 般就労を目指す、就労移行は2年間訓練して一般就労を目指しましょう、そのあとは就労継続 B や就労継続 A に行って、やっぱり一般就労を目指しましょうということなのですが、こういう書 き方でよいのかなって疑問はちょっとあります。

障害者総合支援法でも、なんにも変わってないんですね。就労移行は2年間で年齢制限があって、 就労支援B型は就労移行よりも年齢制限があるんですよとなっているんだけど、この書き方だと、 就労継続に行くと一般就労じゃなくて福祉的就労にずっといるんだよというイメージを与えない かなと。私も調べるので、後ほど書き方を事務局と検討させてもらえたらなと思ってきました。 下田会長:では、よろしくお願いいたします。そのほかございますでしょうか。

森嶋委員:パーソナル・アシスタンスともの森嶋です。まとまらなくなるので、一つずつ質問させてくださ

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い。アンケートの10ページの問23は、サービス等利用計画は、24年度から26年までに全員が 立てるんですよっていう、やんわりとした書き方だと思うんですが。総合福祉法の中では、支給決 定の手続きの中で、暮らしていくためにはこれだけの支援が必要だというものをケアプランとして 立てて、そのケアプランの整合性とかが検証されて支給決定がされるっていう流れだったような気 がするんですが。それでまず合っているかどうかをちょっと確認させていただきたきたいのですが。 橋野委員:合っていると思います。

下田会長:はい。よろしいかと。

森嶋委員:だとすると、このアンケートでも支給決定のためにはサービス等利用計画がまずありきなんだと。 要するに、支給決定を、支援を受けるためには、サービス等利用計画を立てることが必須なんです よという書き方に変えていただけるほうが、サービス等利用計画を知らなかったとかではなく、こ れがないとサービスそのものが使えないんだというところに、少し特化した質問にしたほうがいい のかなと思いました。

橋野委員:障がい事業課の橋野です。森嶋委員がおっしゃったとおり、法律上はそのような決まりになって いるんですけれども、先ほど相談支援部会の報告でもあったところなんですけども、浦安には今、 サービスを使っている方が 700 人以上いらっしゃって、そのうち実際に計画をつくっている方は 100 人程度なんですね。残りの 600 人以上の方はサービスを先に使っているのが現状です。その 方々にわかりやすく周知したいというところからこういった書き方をさせていただいているとこ ろです。600人の方に「計画がないと明日からサービスを使えないのか」という誤解を与えたくな いなと思いましたので。ただ、法律の趣旨も踏まえて、書き方について検討したいと思います。 森嶋委員:注釈がされるのであれば、いいと思います。

それと、このアンケートをおこなって、次の計画を作らなければいけないと思うんですが、例え ば今まで出していた数値目標だけではなくて、その数値目標を達成するための支援の担い手たちを どう確保するのかが、先ほど言われた「障がいを理由とする差別の解消の推進に関する法律」の中 で提起されている「社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮に関する環境の整 備」というところに入ってくると思うんですが。

(合理的な配慮をおこなうのは)「その実施に伴う負担が過重でないとき」となっているので、 これをどう読み込みするのか。自治体毎に変わるのかもしれないですけど。たとえば総合支援法の 中でも「誰と生活するかについての選択の機会が確保され」とか、基本的人権を共有する個人とし て尊重されるべきというような文言が入ってくるじゃないですか。それを考えたとき、アンケート で「浦安で好きな人と暮らしたい」と回答した人たちが「土日のサービスが少ない」とか、「支給 決定を受けたらサービスを受けられない」という意見を出していたときに、合理的な配慮がされて ないんじゃないかという見方もできてしまうと思います。

何が言いたいかというと、計画相談をすればするほど、これ(障害福祉サービス等利用計画)が ないと地域で暮らすっていうことが不可能になってしまうといっても過言ではないような気がす るので、このアンケートでそれがうまくいかせないかなと思ったので、質問したんですが。 橋野委員:障がい事業課の橋野です。今後、どれくらい何のサービスを必要とする人がいるのかというとこ

ろが、福祉計画をつくる際に、1番のポイントになってくるとは思います。ただ、実際のところ現 在の計画を見ても、具体的な目標設定とかがないというのが、矛盾しているところですので、次回、 来年に計画を作るときに、その数値を踏まえてどういった具体的なことを計画に盛り込めるのかと いうのを策定委員会の中でしっかり考えていきたいと思います。

森嶋委員:一つ確認させていただきたいんですが、サービス利用計画作成費は、お金の話になってきますが、

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市町村が100パーセント負担で、国と県からの按分は変わらないんですね。 橋野委員:はい。

森嶋委員:今まで、介護保険の利用者は、原則ケアマネージャーがフォーマルもインフォーマルもすべて計 画を立てるのだから、ケアプランの支給決定で障がい福祉サービスの部分も担いなさいっていうス タンスがありました。ですが、今年度になって方向がかわって、障がい福祉に難病も入ってこられ たので、その部分に特化したプランについては、ケアマネージャーも追いついていってほしいけど、 まだ担保されない部分については市町村の支給決定なので、上乗せって言っていいのかわからない ですけど、障がい福祉サービスの支給決定をしてよいとなったので、その辺の困難事例というか複 合ケースの部分が、アンケートのどこかで拾えれば。行政で支給決定しているので、わかっていて、 その部分について担保されるんであれば、アンケートに入れなくてもいいのかとは思うんですが、 現状をお聞かせいただければ。

橋野委員:障がい事業課の橋野です。サービス等利用計画の報酬ですが、福祉サービスは、基本的には利用 者負担を除いた額を国・県・市が2分の1、4分の1、4分の1負担しているんですけれども、サ ービス等利用計画の作成には、利用者負担がありませんので全額を国・県・市が負担しています。

今年度の国からの運用通知については、把握できていないので申しわけないんですけれど、サー ビス等利用計画の報酬単価の種類の中に、ケアマネがつくったら何単位みたいな種類が確かあった と思いますので、それを使っている方が何人とかいうような集計は、福祉課でできると思います。

このアンケートでは、問1で満年齢をお聞きしていますので、65 歳以上で障がい福祉サービス を使っている人が何人かを出していくと、介護保険との関係、ケアマネとの関係、対象者数は出て くると思いますので、そこを見てみたいと思います。

森嶋委員:ありがとうございます。

下田会長:よろしいでしょうか。ありがとうございました。そのほか、ございますでしょうか。

西田副会長:就労支援センターの西田です。サービス等利用計画については、ほとんどの障がいのある方に、 通知がいっているんですか。

橋野委員:障がい事業課の橋野です。平成24年に障がい福祉課で、サービスを使っている方全員に一度通 知を差し上げています。ただ、3年間の経過措置があるので、申請や切り替えの時に個別にご案内 させていただくとお知らせしています。個別通知はまだ 100 パーセントには至ってないと思いま す。

西田副会長:気になったのが、サービス等利用計画についての問だけが、作成を依頼する事業所が見つから ないとか、利用計画を知らなかったっていう項目が入っていることです。サービス等利用計画って どこかに載っているんでしたっけ。サービス等利用計画が700人分のうち100しかできてなくて、 600 人の方は不安になるかもしれないから文章を見直したらどうかっていう提案があったじゃな いですか。移動支援とかは、障害福祉ガイドブックに結構事業所が載っているじゃないですか。サ ービス等利用計画を作れる事業所って載っていますか。載っていなければ、この際、アンケートと 一緒に通知を入れて、どの事業所がサービス等利用計画を作っているとか、こういった理由で今後 はサービス等利用計画が必要ですよとか知らせてあげたほうが、丁寧かなと。文章を読んでいて、 これだけが、「知らなかった」って答え方が唯一あるので、ちょっと気になる答え方をさせる問だ なと思ったんです。

橋野委員:問24については、再検討させていただきたいと思います。ただ周知については、このアンケー トの対象者が5,000 人以上いらっしゃる中、サービスをお使いになっている方は700 人と少ない ので、5,000人全員にお配りすると混乱してしまうかと。サービスを使っている人に届けていきた

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いと思います。

700人のうち100人しか計画が作れていないということは、計画を作る事業所が少ないというと ころもありまして、事業所があと何人ぐらい計画をつくることが可能なのかという数を考えながら 個別に周知をしているところです。現在の7事業所では、700 人分の作成は絶対無理なんですね。 それには、計画相談の事業所をまた増やさないといけないと。そういうところも総合的にやってい きたいと思いますので、もう少し時間をかけながら700人に周知していきたいと思います。 内村委員:フレンズの内村と申します。14 ページの居住系サービスのところで、グループホーム、それか

とケアホームが分かれてますけれど、これはどうなんですか。グループホームってことでまとめた らいいんじゃないかなと思うんですけれど。

それと、現在利用してる方への質問の4番「不満の理由」なんですけれど、この項目は前回のア ンケートをもとにして入れているんですか。これは、入れるとキリがないと思うんですが。 橋野委員:グループホームとケアホームにつきましては、来年から法律上も統合していくということでした

ので現在の生活の場の質問でもグループホーム、ケアホームは、別々になっています。

ご指摘の問27は直していきたいと思います。不満の理由につきましては、前回と同じ聞き方に なっていますので、もう少し違う聞き方がいいというようなご意見があれば、お伺いしたいと思い ます。

内村委員:「不満の理由」への回答は、あるんでしょうか。 下田会長:確認しておりますので、少しお待ちください。

内村委員:グループホームは私どもと「あいらんど」さんがなさってるんですけれど、なるべく不満のない ようにやっていきたいと思いますので、あとでもよろしいので、聞かせていただければ。

下田委員:では、内村委員のご質問には、あとでお答えいたします。そのほかにございますでしょうか。 枝川委員:親の会の枝川です。14 ページの施設入所支援ですが、施設に入所している人にもアンケートを

配布しているわけですよね。施設は、もくせい園とやまぶき園だけですよね。

橋野委員:浦安市に住民登録されていて、浦安市が支給決定している方については、配布しています。 枝川委員:住所を移している人もいるわけですよね。たぶん、利用料がかかるということで、住民票を市川

市に移している人もいると思うんですけど。

橋野委員:施設や居住系のサービスについては、施設を立てた市町村に負担が集中しないように、居住地特 例という制度がありまして、もともと浦安に住んでいて、施設入所のために住所を移したという方 は、浦安が報酬を払い続けて支給決定もしていますので、そういった方は浦安からアンケートをお 送りするようになります。

枝川委員:一度もこのアンケートを見たことがないのですが。

橋野委員:施設側に届けて、回答は施設の支援員さんが一緒にしているので。

枝川委員:アンケートが来ているってことも聞いたことないんですね。ですから、ちょっと蚊帳の外という 感じなので。施設に送るのでしたら、送ったっていうことを、ちょっと知らせていただければと思 うんですけれど。施設に入って12年になりますので何回かアンケートを出されてると思うんです けど、全然目にしたことがことないんですね。

橋野委員:原則として手帳上の住所に直接お送りしています。施設に入っている方は、保護者が浦安市にい るかいないかまでは確認していませんので、ご本人のところにお送りしています。

今後、施設に記入の協力のお願いをしていきますが、いろいろなご家庭の方がいらっしゃるので、 なかなかご家族にまで通知するのは、現状難しいかなと思っております。

枝川委員:ただ、アンケートの内容は、保護者も知っておくべきだと思うんですね、市外の施設しかないの

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で、私はこういうところに来ているのでわかりますけど、アンケートを全く見たこともないってい う親御さんも、もしかしたらいるんではないかなと思って、一応お聞きしました。

下田会長:ありがとうございます。それでは、先ほどの、内村委員からの質問について、事務局から回答を お願いします。

事務局: サービスの満足度についてですが、グループホームとケアホーム特化して報告したいと思います。 平成22年度に行われたアンケート調査での福祉サービスへの不満の理由ですが、グループホーム については、不満と回答した人数が 24 名です。内訳は、事業者のサービスの質への不満が1名、 支給決定を受けたがサービスが受けられないというのが2名、サービスの利用料が高いというのが 3名、施設や設備が不十分であるというのが2名、その他が1名で、無回答が19名でした。

ケアホームですが、不満と回答した人数が2名、内訳は、事業者のサービスの質についての不満 が1名、その他1名ということで、2名となっております。

下田会長:ということでございます。よろしいでしょうか。そのほかにありますか。

西田委員:基幹相談支援センターの西田です。居住系サービスのアンケート項目についてなんですけれども、 住まいに関しては、障がいのある当事者の方が、支援を受けながら答えるとすると、使っているグ ループホームやケアホームの人と書かなければならないし、本人がもし答えるんだとすると、項目 がちょっと難しすぎるのかなと感じたんですね。

施設の人と記入するならば、たとえば不満があっても書きづらいと思うので。本当に正確な情報 を得るには、その当事者の人にしか聞けないことを聞くには、何か設問の工夫と答えてもらうとき の支援の工夫をセットで考えなければ、答えが導き出しづらいのかなと思いました。

たぶん知的障がいのある方たちでご家族と暮らしている方は、ご家族が当事者と相談しながら書 いたりすると思うんですけれども、この住まいのところだけは、難しいところじゃないかなと思っ たので、検討を一緒にさせていただきたいと思いました。

事務局: これは、検討材料ということで。

下田会長:はい。よろしいでしょうか。今、皆様からいただいたご意見をもとにアンケートを修正して、次 回の協議会でご覧いただけるように事務局に対応をお願いしたいと思います。

では、次に議題3の基幹相談支援センターの事業計画について、西田委員に説明をお願いいたし ます。

西田委員:基幹相談支援センターの西田です。よろしくお願いします。半分ぐらいの方は、相談支援部会な どで似たような話を聞くことがあって、重複して恐縮なんですけれども、ご存知ない方もいらっし ゃいますので、ご説明させていただきます。

では、パワーポイントをご覧ください。皆さんご存知のとおり、この事業は浦安市からの受託事 業で、昨年10月の公募を経てこの4月より始まりました。私たちの法人では、この事業を受託す る前に平成13年度より24時間365日体制の相談支援事業をおこなってきました。対象者も障が い者自立支援法に先駆けて、身体・知的・精神・発達障がいの方や障がい者手帳を持っていない方、 例えば障がいの疑いがある方、精神科の通院をされている方、引きこもりの状態にある方などを種 別をとらわれずに、年齢も0歳から高齢者まで多岐にわたってご支援をしてきました。

平成15 年からは浦安市の委託事業として、平成 18 年からは、障がい者自立支援法の相談事業 として、今年3月まで総合相談支援センターという名称で運営させていただきました。

障がい者自立支援法になってからのデータです。基幹相談支援センターになってからの参考にな ると思いますので、ちょっと見ていただきたいのですけれども、相談実人数は、平成19年は185 名、20年194名、21年195名、22年219名、東日本大震災があった23年は188名と少なくな

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りましたけれども、昨年は215名の方の相談を受けてきました。

相談内容もさまざまで、サービスの利用や年金、手帳取得などの障がい福祉サービスに関わる事 例はもちろんのこと、労働災害、消費問題、ギャンブルや依存症、触法案件、家庭内暴力など、い わゆる今でいう基本相談と呼ばれるサービス利用に直結しない、相談をたらいまわしにしない、け れども抱え込まない、他機関とチームで支援することを基本に相談対応をしてきました。

平成24年までの7年間の対応実人数は1,420名。延べ人数にしますと、86,308名。相談内容の 件数は227,565件となっています。浦安市の仕様書に基づいて、個別相談支援事業だけではなく、 例えばこの自立支援協議会の事務局、住居入居等支援、成年後見制度利用支援事業など、8つの事 業を実施しておりました。相談支援機能強化事業としましては、年々参加者が増えていきました。 嘱託医による精神・心の病の勉強会、精神科医を招いての勉強会、各種勉強会の開催ですとか、個 別相談では敷居が高い方のためのグループ相談会。それから、平成19年から自立支援協議会の事 務局業務、それから、厚生労働省の障がい者保健福祉推進事業の実施、困難事例の後方支援などを おこなってきました。

ここからは、基幹相談支援センターのご説明になります。基幹相談支援センターの目的は2つあ ると考えています。相談支援は話を聞いて計画を立てて、それだけではなくて、その先にある専門 職としての成果は、利用者さんやその家族の希望が実現すること、利用者さん自身が自らの成長を 感じられること、相談支援のその重要性を地域に発信していく役割があるかと思っています。

2つ目の目的は、基幹相談支援センターは、本人中心の個別支援技術を高めていくこと。一人の 方の支援事例に潜む地域課題に着目して、社会資源をつくっていくこと。相談支援に関わる人たち に必要なスーパービジョン技能を提供していくこと。これらが基幹に求められている専門性であり、 地域にその人的物的資源を還元していくことだと考えています。

市から定められている仕様書に基づいて、運営方針は8つあります。障がいのある当事者、その ご家族への中立公平性。地域への中立公平性の確保。本人中心の相談支援。総合的専門的なワンス トップ窓口。地域の相談体制の強化。24時間365日の体制。施設や精神病院からの地域移行、地 域定着への取り組み。権利擁護と虐待防止の取り組み。個人情報保護と守秘義務の遵守です。本日 この場にお集まりの皆さんをはじめ、民生委員さん、警察や学校、福祉サービス事業所などの地域 の関係者の皆さんがアクセスしやすいみんなの基幹相談支援センターとしての運営をおこなって います。

先ほど出ました運営方針に基づきまして、事業の取り組みについて述べさせていただきます。私 たち基幹相談支援センターだけではなく、皆さんがご支援されているケースにおいても、難しいな と感じる事例は、多くの問題が絡んでいるのではないでしょうか。利用中断ですとか、家庭内暴力、 アルコール依存であったり経済困窮など、世帯全体のアセスメント、他機関とのチームの支援、疾 病や障がいの基礎的な理解、制度活用などが必要な相互的、専門的な相談支援を実施していこうと 思っています。そのような事例では、支援基盤の整うまで、とにかく突発的な緊急事態が起こるの は常なので、24時間365日体制で即時対応して、支援体制を整えていきます。緊急時の対応は、 容易なことではないです。その状況を適切に分析できるアセスメント力や、冷静に判断できる対応 力、現場に急行する機動力など、個人の高度な専門性だけではなくて、組織としての明確な指示命 令系統に即して対応しています。そして、地域の皆さんのネットワーク促進です。相談に関わる多 様な方たちがお互いを知り、相互作用が生まれていくことで、相談に関わる私たち一人一人が、地 域のセーフティネットの機能を果たしていくことになると考えています。

次に、今年度の事業計画の大きな柱になる、人材育成に関わる取り組みをご説明します。お手元

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に資料をご用意しましたので、今度はこちらの表をご覧ください。

まず、国家資格を所有している方と相談支援専門員もしくは相談支援専門員研修を受講予定の方 を対象に相談支援スキルアップ講座。これは、相談支援の共通理解を深めること、面接技術の向上、 アセスメント力、計画作成のポイントなど、相談支援の実務に関する計7回の連続講座を予定して います。

次に、相談支援実務者会議。実際に相談支援に従事している相談支援専門員を対象とした会議で す。現場から見える地域課題や悩みや実践の共有と相談支援の充実をはかります。地域の皆さんか らご要望があった精神科医の専門職を講師に迎えた事例検討会や講演会の開催、障がいのある当事 者の家族支援として、2つのグループワークを予定しています。一つは、親御さんが70代、80代 の方で、親なきあとに備えるためのグループワーク。もう一つは、お子さんが思春期、青年期にあ たる親御さんを対象とした、最も難しい人生の、発達段階にあるお子さんとの関わりについて、学 ぶためのグループワークです。

最後に、地域の関係者と、ネットワークの促進のための連携会議の開催です。このほか、相談支 援事業の立ち上げ支援を必要に応じておこなっていきます。

このような人材育成に関わる取り組みのいくつかは、もうすでに実施してきています。まず、6 月1日、厚生労働省の虐待防止専門官である曽根さんをお招きして、虐待防止についての勉強会を 開催しました。土曜日の開催でしたが、49 名の支援者の方が参加されました。参加された方から は、自らのスキルアップこそ虐待防止につながる、自らの実践を振り返るいい機会になったとの声 が多く寄せられました。

6月3日には第1回連携会議を開催しました。進行は武蔵野大学准教授の岩本先生。参加された 方からは、アットホームな雰囲気でお互いを知るいい機会だった、出会うことができて有意義だっ たという意見をいただきました。実際にこの会議の出会いをきっかけに連携が動き出しております。 地域包括支援センターさんと高齢者、障がい支援について個別の意見交換の場を持ちました。その あと、地域包括に寄せられた、障がいや疾病であると思われる方への対応に苦慮されている自治会 の方からのご相談を、基幹が引き継ぎ対応しています。連携会議でもぜひ事例検討してくださいと いう声が寄せられまして、そのニーズに応えて、精神科医の山下先生による事例検討会を7月 11 日に開催しました。参加者は51名で、福祉、教育、医療、行政との新分野もさまざまで、参加者 の方たちからは、事例をもとに具体的な支援のイメージ、組み立てを学ぶことができたとの声が寄 せられました。

この前の土曜日(7月20日)に相談支援スキルアップ講座を開催しました。連携会議の進行役 でもあります岩本先生に講師をお願いしまして、相談支援の概念の共有をしました。この地域の中 で相談を進めていくには、相談支援ってなんでしょうという共通理解をまずはかろうということで 行いました。ここには障がい福祉課の課長をはじめ、障がい福祉課のケースワーカーさんにも来て いただきましたし、地域包括センターなど市内で各事業所の相談に関わる方、19 名にご参加いた だきました。「基本に立ち返ることが大事だね」、「学生のときこんなふうに思って、この仕事に就 きたいとか思い出した」、「先生が最後に読み上げてくださったコラムの一説の“変わるべきは、苦 労すべきは、まず支援者なのである。その覚悟が支援者に必要なのだ”という言葉が心に響いた」 など、いろいろな意見を寄せていただいて、いい感じだったと思います。今後もこのような事業計 画に沿って随時事業をおこなっています。

8月17 日には第2回の相談支援スキルアップ講座、8月 29 日には第1回の相談支援実務者会 議を開催いたします。今日は皆さんにお配りできなかったんですけれども。パンフレットを後ほど

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お渡ししますので、中をご確認いただいて、何かご質問やご意見がありましたら、ぜひ頂戴したい と思います。

以上で事業計画の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。

下田会長:ありがとうございました。ただいまの説明に対しまして、何かご質問やご意見等ございますでし ょうか。森嶋委員お願いします。

森嶋委員:パーソナル・アシスタンスともの森嶋と申します。パワーポイントの資料について思ったんです が、自立支援協議会は、個別の事例に基づいて地域の課題を共有していくわけですけど、基幹相談 支援センターは、市町村が設置した市町村の事業であるわけで、その基幹相談支援センターに求め られる機能の一つとして、サービス利用計画作成の作成や相談支援専門員の質の向上とかがあると 思うんですが、市外の人たちも計画は立てられるでしょうけど、原則市内だけでいいような気がす るのですが、浦安市内の相談支援専門員の方たちは、このスキルアップ研修に出られているんでし ょうか。

西田委員:基幹相談支援センターの西田です。全事業所にお知らせをしています。その結果、日程などの調 整も難しい方とかがいらっしゃいますので、全員が出ているわけではありません。

森嶋委員:できれば、全事業所にそのフォローアップをしていただきたいなと思います。なぜこんなことを 言うかというと、もともと相談支援はちょっと前の措置の時代には、ただの情報提供、こんな支援 がありますと紹介する、そういう趣旨でとらえられていて。今の相談支援は、本人がここで暮らし たいといったらどう暮らせるか考える権利擁護の要なわけで。

もともとその障がいのある方たちがサービスを提供している事業所と対等な関係で、選択のため の正しい情報を把握して、契約をして地域生活を送るなんていうのは、すごく難しいことだと思う んですね。そのためにその権利擁護の概念を持った相談支援専門員がそこに入って、本人の生活、 本人ためのサービスの利用に寄り添って支援をしていただかないと。

介護保険では、それが弱かったゆえに、サービスがないっていう事例が出てきているので、ここ の部分はしっかり権利擁護の概念に入って、その上に専門性を、サービスを効率的に使うための知 識を持っていただかないと、何のためのサービス利用計画なのかなとなってしまうので、質問をさ せていただきました。

西田委員:基幹相談支援センターの西田です。全くおっしゃるとおりで、そのために1回目も実際に今現場 で教えていらっしゃる大学の先生が、いい講義をしてくださったんですね。ただ、私どもも相談支 援事業所には、全部お電話をして、ぜひ参加してくださいとお伝えしました。

都合で来られなかった事業所の方や相談支援専門員の方には、資料はご希望があれば、お渡しし ていこうと思っています、2回目以降ご参加の方には、必ず1回目の講義をちゃんとフィードバッ クして参加していただくように努めたいと思っています。よろしいでしょうか。

森嶋委員:はい。

下田会長:ありがとうございます。そのほか、ご質問ご意見ございますでしょうか。

それでは、用意しました議題は、ここまでになりますが、このほかに障がい事業課から報告事項 等ございますでしょうか。

事務局:特にございません。

下田会長:わかりました。それでは、議題はすべて終了いたしました。本日の会議はこれで終了とさせてい ただきます。次回は9月に開催予定です。日程調整をしておりますので、事務局より後日、文章等 でお知らせしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

なお、今週の金曜日、7月26日に合同部会を市民プラザWave101で開催いたします。部会委員

(16)

の皆様が一同に会する大変貴重な機会でございますので、ぜひご参加いただければ思います。 本日はお忙しい中、また、非常に熱い中お集まりいただきまして、ありがとうございました。

(17)

平成 25 年7月 23 日(火)午前 10 時~

ゆうあい(旧第1福祉作業所)ホール

浦安市自立支援協議会(平成 25 年度第2回)

1.開会

2.議題

(1)部会活動報告

(2)障がい者福祉計画策定に係るアンケートの内容について

(3)基幹相談支援センターの事業計画について

3.閉会

(18)

議題2資料1 障がい福祉に関するアンケート調査

1 目的

浦安市では、障害者基本法に基づく「障害者計画」と障害者自立支援法に基づく「障害

福祉計画」を一体化し、平成 24 年度から 26 年度までの 3 カ年計画で「浦安市障がい者福

祉計画」を策定しています。

この計画は、 「浦安市総合計画」の部門計画として策定しており、また、国や県の関連計

画とも連携を図りつつ、障がい者施策を総合的かつ計画的に推進するものです。

今回のアンケートは、平成 27 年度から 29 年度の「浦安市障がい者福祉計画」を策定す

るための基礎資料を得ることを目的に行います。

24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 浦安市総合計画

(~平成32 年)

浦安市 障がい者 福祉計画

障害者 福祉計画 障害 福祉計画

2 実施方法と対象

調査予定期間 調査方法 対象 配布予定数(概数)

平成 25 年 11 月 1 日~

11 月 28 日

郵送による

配布・回収

身体障がい者(児) 2900 人

知的障がい者(児) 650 人

精神障がい者 560 人

難病 1,000 人

意 見 書 ・ 診 断 書 に よ る 障 がい福祉サービス利用者

100 人

計 5,210 人

※3障がいの配布予定数は平成 25 年6月末の手帳所持者数を目安にしています。

※難病については、4月に難病者見舞金を支払った人数を目安にしています。

3 実施スケジュール

5 月

6 月

7 月

8 月

9 月

10 月

11 月

12 月

1 月

2 月

3 月

自立支援協議会 ○ ○ ○ ○ ○ ○

調査項目等検討

調査票提示 ○

調査票印刷 実施

調査結果分析・報告書作成

結果概要報告 ○

調査結果報告書製本

現計画(平成 24~26 年度) 次期計画(平成 27~29 年度)

現計画(平成 24~26 年度

次期計画(平成 27~29 年度)

参照

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