事 項｜ ぶ ど う 試 作 品 種 「 サ ニ ー ル ー ジ ュ
J
の 省 力 的 な 摘 粒 方 法サ ニ ー ル ー ジ ュ で は 、 摘 粒 し な い と 過 密 着 に よ り 裂 果 が 発 生 す る 。 大 粒 種 に 準 じ た 摘 粒
ね ら い ｜ 方 法 （ 従 来 法 ） で は 多 く の 作 業 時 間 を 要 す る が 、 作 業 時 間 を 短 縮 で き る 省 力 的 な 摘 粒 方 法
が明らかになったので参考に供する。
指
導
参
考
内
容
1 摘 粒 方 法
果粒が大豆粒大の頃、以下の．方法で摘粒する。
摘 粒 方 法
縦 方 向 に2 筋 摘 粒 し 、 房 の 上 部 1 / 3 の部分
を横方向に1 周摘粒する
I
（注）花穂、の整形は岐肩のみ除去する
特
f
敷摘粒時間は従来法の半分で済む。
』 ‘
図 ・ 写 真 ぶ ど う 新 品 種 「 サ ニ ー ル ー ジ ュ 」 の 省 力 的 な 摘 粒 法 と 収 穫 時 の 果 房
（注）
1
実 線 は 摘 粒 方 向 で あ り 、 縦2
筋 、 横1
筋2 黒 く 塗 り つ ぶ し た 粒 を 摘 粒
期待される効果｜ 摘 粒 作 業 の 効 率 化 が 図 ら れ る
利用上の注意事項
担
当
｜
青森県農林総合研究センタ』りんご試験場 栽 培 部 対 象 地 域 ｜ 県 下 全 域【根拠となった主要な試験結果】
表
1 種 々 の 摘 粒 法 と 裂 果 割 合 及 び 作 業 性裂 果 割 合
摘 粒 方 法
（%）
縦 方 向 、 横 方 向 摘 粒 （ 縦2筋 、 横1周） 0. 7
縦 方 向 に2筋 摘 粒 10. 3
横 方 向 に 1周 摘 粒 （ 果 房 上 部 1/ 3) 6. 0
大粒種に準じた摘粒（従来法） 0. 5
摘 粒 な し 27. 6
（注） 1 摘 粒 時 期 は 大 豆 粒 大 の 頃 （7月6 日）とした
2 裂 果 割 合 は 収 穫 時 の 房 に つ い て 調 査 し た
表
2 種 々 の 摘 粒 法 と 果 実 品 質摘 粒 方 法 果 房 重
(g )
縦 方 向 、 横 方 向 摘 粒 （ 縦2筋 、 横1周） 396
縦 方 向 に2筋 摘 粒 375
横 方 向 に 1周 摘 粒 （ 果 房 上 部 1/ 3) 405
大粒種に準じた摘粒（従来法） 410
摘 粒 な し 354
（注）糖度は屈折計示度、酸度は酒石酸換算
- 102
-（平成 15年 青 森 農 林 総 研 り ん ご 試 ）
1房当たり 摘 粒 割 合 1房当たり 1粒当たり
摘粒数 摘 粒 時 間 摘 粒 時 間
（粒） （%） （秒） （秒）
19. 0 27. 0 28. 7 1. 5
12. 3 20. 4 18. 3 1. 5
9. 3 15. 1 13. 2 1. 4
18. 7 25. 4 55. 1 3. 0
I
（平成 15年 青 森 農 林 総 研 り ん ご 試 ）
1粒 重 糖度 酸度
(g ) （%） （%）
8. 6 16. 0 0. 81
8. 6 16. 2 0. 78
8. 3 16. 2 0. 81
7. 9 16. 1 0. 87
