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薬学部・生物理工学部・工学部 2015年度(平成27年度)一般入試 前期(B日程)|過去問題|近畿大学入試情報サイト

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(1)

以下の 24 にあてはまる最も適切な答えを各解答群から1つえら び,解答用紙(マークシート)にマークせよ。ただし,解答が数値の場合は最も近い値 を正解とする。また,同じ答えをくりかえし選んでもよい。

!

水平面(グラウンド)の上に線をひき,ベースを置いて,図1のような野球場をつ

くった。点P(ピッチャーマウンド上の点)と点H(ホームベース)の距離は18.4mで あり,点H,B1,B2,B3(各ベース)は1辺27.4mの正方形の頂点に位置しており, 図中の白丸はプレーヤー,黒丸は位置を表している。図の点Aは点B2(2塁ベース)後 方10m,点Cは点B1B2(1,2塁ベース)間の中点である。また,ボールの質量は

145gであり,ボールの大きさや回転の影響は考えなくてよい。特にことわらなければ

空気の抵抗力(空気抵抗)は無視できるものとし,ベースやプレーヤーの大きさも考え

なくてよいものとして,野球のボールやプレーヤーの運動を,物理現象として簡略化し

て考えてみよう。重力加速度の大きさをg=9.8ms2として,以下の問いに答えよ。

H A

バッター(Y) 27.4m

18.4m C センター(Z)

ピッチャー(X)

セカンド(S)

ファースト(F)

ホームベース

1塁ベース 2塁ベース

ピッチャーマウンド P

B

B B

3塁ベース

10m

図1

2月13日実施

(2)

ただし,この問題の設定条件には,現実の野球と異なる部分もあるので十分に確認し,

また計算は3けたで行うこと。

+ ピッチャーXが位置Pから投げたボールを,バッターY1が点H(ホームベース) の真上で打ち返した。ただし,Xが投げたボールの速度の水平方向成分は150km/h であった。Y1が打ち返したボールを,Xがボールを投げた瞬間から5.3秒後にセン

タープレーヤーZが位置Aで受け取った。このとき,打ち返した瞬間のボールの速

度の水平方向成分は 1 m/sである。

の解答群

" 2.0 # 4.3 $ 6.0 % 7.2 & 8.0

' 9.0 ( 10 ) 12 * 14 ! 18

, Y1はグラウンド上を速さ6.80m/sの等速で走る。Y1が打撃後1塁に向けて等速

直線運動しながら走っていたとすれば,Zが図1の位置Aでボールを取ったとき,

Y1は直線HB1上を1塁(B1)よりも先まで走り抜けていたことになる。しかしY1は

はじめから,1辺の長さ27.4mの正方形に外接する図の破線のような円弧上を等速

円運動しながら走った。このときY1の受けた遠心力は 2 ×102Nであり,Z が ボ ー ル を 取 っ た 瞬 間 のY1の 位 置 は こ の 円 弧 上 に お い て2塁 ベ ー ス の 手 前

3 mであった。ただし,Y1の体重は77.1kgとする。

の解答群

" 0.82 # 1.3 $ 1.8 % 2.2 & 2.8

の解答群

" 2.9 # 4.1 $ 5.5 % 7.0 & 10

(3)

+ 次に,Xが速さ130km/hのボールを投げ,バッターY2が打ち返した。図2は ボールがバットに当たりはねかえる様子を示している。水平方向に速さ130km/hで

飛んできたボールをバットで打ち返したところ,ボールは図のように水平と角度θ

をなす向きに速さ130km/hで飛んでいった。ボールがバットから受けた力積の大き さは 4 N・sである。ただし,tanθ=2.4であった。

の解答群

" 8.0 # 8.7 $ 9.5 % 10 & 12

' 13 ( 15 ) 19 * 22 ! 25

バット

ボール θ

図2

, 次いで,Xが位置Pから投げたボールをバッターY3が打ち返し,ボールは,初速 度の大きさ150km/hでグラウンド上を図1の位置HからCに向かって進んだ。1 塁に向けて速さ6.80m/sの等速直線運動で走り始めた瞬間のY3から見るとボール

は速さ 5 m/sで進んでいるように見えた。このボールをセカンドプレー

ヤーSが位置Cでとり,すぐさま位置B1(1塁)に向けて投げたところ,ちょうど

Y3がベースに着くと同時にボールがファーストプレーヤーFの待つ位置B1(1塁)

に到達した。このとき,グラウンド上のHC間を進むボールの運動は,動摩擦係数

µ′=0.10である小物体の運動とみなせるものとすると,Sが投げたボールの水平方

向の速度成分は 6 m/sであり,HC間で摩擦により失われたボールの運動エ

(4)

の解答群

" 8.5 # 9.2 $ 10 % 13 & 17

' 21 ( 29 ) 36 * 42 ! 59

の解答群

" 1.0 # 1.3 $ 1.8 % 2.1 & 3.2

' 4.3 ( 6.3 ) 7.7 * 9.1 ! 12

の解答群

" 0.10 # 0.21 $ 0.56 % 1.1 & 2.2

' 3.4 ( 4.8 ) 5.8 * 6.9 ! 8.3

+ これまでボールの空気抵抗は無視できるものとして考えてきたが,例えば,グラウ

ンド上空の十分に高い位置からボールを自由落下させたとすると,ボールは速さに応

じた空気抵抗を受け,地面に向けて落ちてくる途中で空気の抵抗力と重力がつりあっ

て,落 下 速 度 が 一 定 と な る。こ の 速 度 を 終 端 速 度 と い う が,そ の 大 き さ は

8 km/hである。ただし,空気の抵抗力f はボールの速さvに比例し,fkv と表せるものとする。ここで,比例定数はk=0.10kgsであるとする。

の解答群

" 12 # 23 $ 31 % 35 & 41

(5)

!

図1と 図2の 抵 抗R1,R6の 抵 抗 値 を1.0kΩ,抵 抗R3,R4の 抵 抗 値 を そ れ ぞ れ 2.0kΩ,3.0kΩと す る。電 池Eの 起 電 力 は5.0V,コ ン デ ン サ ーCの 電 気 容 量 は 1.0×10−9F,コイル

Lの自己インダクタンスは1.0×10−5Hとする。スイッチS1∼S3 は図2のとおりはじめは全て開いた状態にあり,可変抵抗器R2,R5のはじめの抵抗値 はそれぞれ1.0kΩ,6.0kΩに設定しておく。また,電池,コイル,コンデンサー,導

線の抵抗は無視でき,はじめはコンデンサーCに電荷が蓄えられていないものとする。

R

R R

a

b 1

E

R R

R R

R R

S d

e C

L

S

S 図1

(6)

図1の点ab間の合成抵抗の値は 9 kΩとなり,図2の点de間の合成抵抗の 値 は 10 kΩと な る。ス イ ッ チS1を 閉 じ る と,点de間 の 合 成 抵 抗 の 値 は 11 kΩとなる。スイッチS1を開き,スイッチS2を閉じ,じゅうぶんに時間が経 過したとき,コンデンサーCに蓄えられている電気量は 12 ×10−9Cとなる。

9 ∼ 12 に対する解答群

" 0 # 0.23 $ 0.41 % 0.57 & 0.60 ' 0.65

( 0.75 ) 0.90 * 1.0 ! 1.2 + 1.5 , 1.9

- 2.1 . 2.3 / 2.5 0 2.7 1 2.9 2 3.3

次に可変抵抗器R2の抵抗値を0.50kΩに変え,スイッチS1を閉じ,スイッチS2を 開く。このとき点de間の合成抵抗の値は 13 kΩとなる。その後,スイッチS1 を開き,スイッチS2を閉じ,じゅうぶんに時間が経過したとき,コンデンサーCに蓄 えられている電気量は 14 ×10−9

Cとなる。

さらに可変抵抗器R5の抵抗値を1.5kΩに変え,じゅうぶんに時間が経過した場合 を考える。このときコンデンサーCに蓄えられている電気量は 15 ×10−9Cと なる。その後,スイッチS2を開き,スイッチS3を閉じると,コンデンサーとコイルか らなる回路 に 電 流 が 流 れ つ づ け る。こ の と き 回 路 に 流 れ る 振 動 電 流 の 最 大 値 は

16 mAとなる。

13 ∼ 16 に対する解答群

" 0 # 0.12 $ 0.40 % 0.50 & 0.53 ' 0.67

( 0.72 ) 1.9 * 2.3 ! 5.1 + 7.6 , 8.5

(7)

)

コックE

容器C コックD

容器B 容器A

電熱線

断熱容器 水

図のように,球形

の 容 器A,B,Cが あ り,容 器Aは 熱 を通さない断熱容器

の 中 に 水 と と も に

入っており,電熱線

で加熱することがで

き る。容 器A,B,

Cは同じ体積で単原 子分子の理想気体が

そ れ ぞ れn〔mol〕

ずつ入っており,コックのついた細い管でつながっている。最初は,コックD,Eは閉

じられ,理想気体の圧力はP〔Pa〕であり,理想気体と水の温度はT〔K〕で一様な状

態である。細管内の体積は無視できるとし,気体定数をR〔J(mol・K)〕として,以下 の問いに答えよ。

* 電熱線に電流を流して加熱すると,断熱容器の内部は均一な温度T〔K〕となった。

このときの容器A内の気体の圧力Pは 17 〔Pa〕であり,内部エネルギーの変

化量は 18 〔J〕である。

このとき電熱線で発生した熱量は,断熱容器内の水と容器A内の理想気体だけに

伝わり,他の部分の熱容量は無視できるとする。また,断熱容器内の水の質量はm〔g〕,

比熱(比熱容量)はcw〔J(g・K)〕とすると,電熱線で発生した熱量は 19 〔J〕 となる。電熱線に流した電流はI〔A〕,電圧はV〔V〕であり,その電気エネルギー

がすべて熱量に変換されたとすると,電流を流した時間は 20 秒間である。

17 の解答群

! T

PT0 " T

TP0 # 2T

T P0 $

TT

T P

% T

TP0 & 2P

T T0 ' T

(8)

18 の解答群

! 1nRTT) " 1

nRT0−T1) # 1nR

TTT

$ 1nRT0−T1)

T %

nRT1−T0) & 3

nRT0−T1)

' 3nRT1−T0)

P (

3 2nR

TTP

19 の解答群

! )+mcw+1

nR*,(T1−T0) " )+mcw+

nR*,(T0−T1)

# )+mcw+1 2nR*,(

TT

P $ )+mcw+ 1 2nR*,(

TTT

% )+mcw+3

n*,(T1−T0) & )+mcw+

nR*,(T1−T0)

' )+mcw+3

nR*,(T0−T1) ( )+mcw+

R*,(T0−T1)

20 の解答群

! 1V)+mcw+1

nR*,(T1−T0) " 1V)+mcw+

R*,(T0−T1)

# VI)+mcw+1

nR*,(T0−T1) $ V

I ) +mcw+

1 2nR*,(

TTP

% VI)+mcw+1 2nR*,(

TT

T &

VI

) +mcw+

nR*,(T0−T1)

' VI1)+mcw+3

n*,(T1−T0) ( VI1)+mcw+

nR*,(T1−T0)

- 次に断熱容器内の水を取り除き,容器A,B内の気体と他の部分との熱のやりとり

は無視できる状態として,コックDを開いて容器A,Bの中の気体が混合され平衡

(9)

21 の解答群

! 1TT) " 1

2(T0+T1) # 1nT1−T0) $ 1nT0+T1)

% 3TT) & 3

2(T0+T1) ' 3

nRT1−T0)( 3

nRT0+T1)

22 の解答群

(掲載しておりません)

) さらにコックDを閉じた後,コックEを開いて容器A,Cの中の気体が混合され

平衡状態に達した。このとき,容器A,C内の気体と他の部分との熱のやりとりは無

視できるとすると,容器A内の気体の内部エネルギーは 23 〔J〕であり,容器

A内の気体の物質量は 24 〔mol〕となる。

23 の解答群

! 1nRTT) " 3

nR(3T0+T1) # 1nRT0+T1)

$ 3nRTT) % 3

nR(3T0+T1) & 1

nRT0+T1)

' 3nRTT) ( 3

nR(3T0+T1)

24 の解答群

! n " 2n # 3n $ 4n

% 1n & 3

n '

n (

(10)

!

鉄に関する文章#!および#"中の空欄 1 ∼ 11 にあてはまる最も適切 なものを,それぞれの解答群から選び,解答欄にマークせよ。ただし,同じものを何度

選んでもよい。また,原子量はH=1.0,O=16,Fe=56,水の比熱は4.2J/(g・K), アボガドロ定数は6.0×1023

/molとする。

#

! 鉄は,我々の生活には欠かすことのできない金属であり,機械や建築材料をはじめ,

使い捨てカイロなどに使われている。また,鉄は単体で用いられるだけでなく,鉄を

主元素としてクロムやニッケルなどを添加した 1 として,台所の流し台など

にも利用されている。鉄は自然界において,酸化物である鉄鉱石!赤鉄鉱(Fe2O3) や磁鉄鉱(Fe3O4)"として得られるため,溶鉱炉内においてコークスから生じる一 酸化炭素を利用して,高純度の鉄(銑鉄)として取り出されている。この操作を

2 といい,赤鉄鉱の鉄の酸化数は 3 から 4 に変化している。

また,溶鉱炉で得られた銑鉄を転炉に移し, 5 を吹き込むと鋼が得られる。

単体となった鉄は図Ⅰで表される結晶構造をとり,立方体の単位格子の一辺の長さ

が2.9×10−10

mとすると,鉄の密度は 6 g/cm3となる。

2.9×10−10m

2.9×10−10m

2.9×10−10m

図Ⅰ

#

(11)

溶鉱炉内で用いられるコークスは,ほとんど炭素(黒鉛)からなっている。炭素

(黒鉛)から気体の一酸化炭素が生成する際に生じる熱量は, 7 が見いだし

た総熱量保存の法則を用いることにより,炭素(黒鉛)の燃焼熱394kJ/molおよび

気体の一酸化炭素の燃焼熱283kJ/molから算出することができる。したがって,気 体の一酸化炭素の生成熱は 8 kJ/molとなる。

!

! 使い捨てカイロは,鉄の酸化反応により生成する熱量を利用したもので,そのとき

の鉄の反応は,式!に従っている。

Fe(固)+3O(気)+2 3H2O(液)=Fe(OH)3(固)+403kJ !

使い捨てカイロの中に鉄が56g入っているとすると,発生する熱量は,水2.0kg

を 9 ℃上げるのに必要な熱量に相当する。使用済みの使い捨てカイロ中の鉄

の状態を調べるために,中に入っていた粉末に水100mLを加え,不溶物をろ過した。

ろ液を2本の試験管にとり,片方の試験管に 10 水溶液を数滴加えると,沈殿

は生成せずに血赤色溶液となった。また,もう一方の試験管に 11 水溶液を数

滴加えると,濃青色沈殿を生じた。これらのことから,ろ液には,鉄(Ⅲ)イオンが含

まれていることが確認できた。

に対する解答群

! ジュラルミン " しんちゅう # ステンレス鋼

$ ニクロム % はんだ & 洋 銀

に対する解答群

! 再結晶 " 昇 華 # 分 留 $ 製 錬

% 洗 浄 & 抽 出 ' 中 和 ( 乾 留

およびに対する解答群

! +1 " +2 # +3 $ +4 % 0

(12)

に対する解答群

" 一酸化硫黄 # 一酸化炭素 $ 一酸化窒素 % 酸 素

& 二酸化硫黄 ' 二酸化炭素 ( 二酸化窒素 )

に対する解答群

" 2.1 # 3.8 $ 4.2 % 7.7 & 9.3

' 13 ( 15 ) 19 * 23

に対する解答群

" アボガドロ # アリストテレス $ アレーニウス

% ファラデー & ヘ ス ' ヘンリー

( メンデレーエフ ) ラボアジエ * ルシャトリエ

に対する解答群

" −677 # −222 $ −111 % −55.5

& 55.5 ' 111 ( 222 ) 677

に対する解答群

" 5.6 # 8.4 $ 11 % 15 & 17 ' 20

( 22 ) 34 * 44 ! 48 + 58 , 67

- 106 . 116

10 および 11 に対する解答群

" アンモニア # 硝酸銀

$ 水酸化ナトリウム % チオシアン酸カリウム

& ヘキサシアニド鉄(Ⅱ)酸カリウム(ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム)

(13)

!

9種類の気体A∼Ⅰに関する次の文章中の空欄 12 ∼ 22 にあてはまる 最も適切なものを,それぞれの解答群から選び,解答欄にマークせよ。ただし,同じも

のを何度選んでもよい。なお,A∼Ⅰの気体は以下のいずれかである。

アセチレン,アンモニア,一酸化窒素,塩化水素,

塩 素,水 素,二酸化硫黄,二酸化窒素,硫化水素

これらの気体のうち,A∼Gはすべて無色であるが,HおよびⅠは有色である。空気

に触れるとBのみ赤褐色に変化した。また,A∼Cは無臭であり,D∼Ⅰは刺激臭ある

いは特異臭を発した。Aは空気との混合物に点火すると,ポンという爆発音を発して燃

焼した。また,Cは空気中で点火するとすすを多く発生して燃えた。水に溶解する気体

の水溶液の液性をリトマス紙で調べたところ,Dのみが赤色リトマス紙を青変させた。

AとⅠを混合し,常温で光を当てると爆発的に反応し,Eが生成した。 12 は

13 と接触させると白煙を生じた。Ⅰは水に溶け, 14 作用を持つ物質を

生じた。

FとGを硫酸酸性の過マンガン酸カリウム水溶液に通すと,水溶液はいずれも脱色し,

反応液はFではほとんど無色に,Gでは少し白濁した。これはFおよびGの 15

による反応である。Gの水溶液にFを通すと 16 が生成する。このとき,1mol

のGに対して 17 molのFが反応する。

18 に触媒を用いて 12 を反応させてできる化合物を付加重合させると

高分子を生じる。

Dを工業的に得るには,窒素と 19 から 20 を触媒として高温・高圧で

反応させる。また,Bは 21 と空気を原料にして行うオストワルト法の過程で生

(14)

12 , 13 , 18 , 19 , 21 および 22 に対する解答群

" # $ % &

' ( ) * Ⅰ

14 に対する解答群

" 緩 衝 # 漂 白 $ 乳 化 % けん化

15 に対する解答群

" 還元作用 # 酸化作用 $ 強塩基性 % 強酸性

16 に対する解答群

" 硫 黄 # 一酸化炭素 $ 塩化アンモニウム

% 三酸化硫黄 & 硝 酸 ' 炭 素

( 窒 素 ) 尿 素 * 硫化鉄(Ⅱ)

! 硫 酸

17 に対する解答群

" 1 # 1 $ 2 % 1 & 2 ' 3

20 に対する解答群

" 塩化アンモニウム # 酸化銅(Ⅱ) $ 酸化マンガン(Ⅳ)

% 四酸化三鉄 &' ニッケル

(15)

!

化学反応の反応速度に関する文章!!および!"中の空欄 23 ∼ 33 にあ てはまる最も適切なものを,それぞれの解答群から選び,解答欄にマークせよ。ただし,

同じものを何度選んでもよい。

!

! 化学反応における反応速度について,式!に示すような,物質AとBが反応して物

質Cが生成する不可逆反応を考える。

"#2C !

この反応における各物質のモル濃度[A],[B]および[C]〔mol/L〕が,図Ⅲ−1

に示すように時間〔min〕とともに変化した。ここで,t〔min〕からt〔min〕ま

での間に物質Aの濃度が減少する平均の速度vAは 23 〔mol(L・min)〕で表 すことができる。また,t〔min〕からt〔min〕までの間に物質Cの濃度が増加す

る平均の速度vCは 24 〔mol/(L・min)〕となる。物質Bの濃度が減少する平 均の速度をvBとすると,vAvBvCの関係はvAvBvC= 25 となる。

t t n

n n n

時間〔min〕

物質C

物質Aおよび

(16)

図Ⅲ−1では,反応時間が長くなるほどいずれの曲線も傾きが緩やかになることか ら,単位時間あたりの各物質の濃度変化が小さくなることがわかる。反応が進行する

ほど反応速度(v)が遅くなるのは,温度一定において,多くの場合 26 なる

ためである。このことは,反応速度が 27 に比例することを意味する。

!の反応を,温度一定に保ったまま,物質Aのモル濃度だけ3倍にすると物質C

の生成速度は3倍になり,物質Bのモル濃度だけを1

2にすると,物質Cの生成速度

は1

4になった。ここで,反応速度式における速度定数をkとすると,この反応の反

応速度式は 28 で表すことができる。同じ反応で温度を高くする場合や触媒が

ある場合,kの値は,一般に 29 。このことは,温度を高くすると 30

からであり,また,触媒を加えると 31 からである。

!

! 化学反応における反応速度について,式"に示すような,物質Dが分解して物質E とFが生成する不可逆反応を考える。

2D !"2E "

"の反応において,時間の変化にともない,物質Dのモル濃度が変化するようす

を調べた結果を表Ⅲに示す。また,この実験を継続して測定した物質Dの平均の濃度

を横軸,平均の分解速度を縦軸として作成したグラフを図Ⅲ−2に示す。

10.0から20.0minにおける物質Dの平均の分解速度は 32 mol/(L・min)

である。また,この反応における物質Dの反応速度定数は 33 /minと求めら

(17)

0 2.00 4.00 6.00 8.00 10.0

D

の 平 均 の 分 解 速 度

物質Dの平均の濃度

0 2.00 4.00 6.00 8.00 10.0

0.0772 0.0855

0.0945 物質Dの濃度〔mol/L〕

20.0 10.0

0 反応時間〔min〕

表Ⅲ 反応時間にともなう物質Dのモル濃度の変化

図Ⅲ−2

23 および 24 に対する解答群 " n2−n

tt # − nn

tt $

nn

tt % − nn

tt

& n3−n

tt ' − nn

tt (

nn

tt ) − nn

tt

* n2−n

tt ! − nn

tt +

nn

tt , − nn

tt

- n3−n

tt . − nn

tt /

nn

tt 0 − nn

tt

25 に対する解答群

" 1:1:1 # 1:1:2 $ 1:1:3

% 1:1:4 & 2:2:1 ' 2:2:3

(18)

26 に対する解答群

" 反応熱が大きく # 反応熱が小さく

$ 活性化エネルギーが大きく % 活性化エネルギーが小さく

& 各反応物のモル濃度が大きく ' 各反応物のモル濃度が小さく

( 粒子が持つ運動エネルギーが大きく

) 粒子が持つ運動エネルギーが小さく

27 に対する解答群

" 反応熱 # 活性化エネルギー

$ 各反応物の粒子が互いに単位時間あたりに衝突する回数

% 生成物の粒子の運動エネルギー

28 に対する解答群

" vk[A][B] # vk[A]2[B] $ vk[A][B]2

% vk[A]

[B] & vk

[B]

[A] ' vk

[C] [A][B]

( vk[B] 2

[A] ) vk

[A]

[B]2 * vk

[C] [A][B]2

! vk[A][B] 2

(19)

29 に対する解答群

" 温度や触媒により変化しない

# 温度を高くしても変化しないが,触媒があると大きくなる

$ 温度を高くしても変化しないが,触媒があると小さくなる

% 温度を高くすると大きくなるが,触媒があっても変化しない

& 温度を高くすると小さくなるが,触媒があっても変化しない

' 温度を高くすると大きくなり,触媒があると小さくなる

( 温度を高くすると小さくなり,触媒があると大きくなる

) 温度を高くすると大きくなり,触媒があると大きくなる

* 温度を高くすると小さくなり,触媒があると小さくなる

30 および 31 に対する解答群

" 反応の活性化エネルギーは変化しない

# 反応の活性化エネルギーが大きくなる

$ 反応の活性化エネルギーが小さくなる

% 粒子の熱運動は変化しない

& 粒子の熱運動が激しくなる

' 粒子の熱運動が緩やかになる

32 および 33 に対する解答群

(20)

!

分子内に二重結合を有する炭化水素に関する文章!!および!"中の空欄 34 ∼

44 にあてはまる最も適切なものを,それぞれの解答群から選び,解答欄にマー

クせよ。ただし,同じものを何度選んでもよい。

!

! アルケンは分子内に二重結合を含む炭化水素であり, 34 。炭素原子の数が

4以上のアルケンには,幾何異性体と構造異性体が存在するが,構造異性体とは

35 異性体のことである。たとえば,シス 2 ブテンの構造は 36 ,そ

の構造異性体は 37 である。

アルケンの製法の1つとして,エタノールと濃硫酸の混合物を約170℃で加熱して

エチレンを発生させる方法があるが,低い反応温度(130℃)では 38 が生じ

るので注意しなければならない。エチレンは化学工業の原料として重要で,エチレン

にリン酸を触媒として水蒸気と反応させると 39 が得られ,塩化パラジウム

(Ⅱ)と塩化銅(Ⅱ)を触媒として酸素と反応させると 40 が得られる。

!

" 図Ⅳに示すように,二重結合を有する炭素数6の直鎖状の炭化水素の化合物A∼D

および枝分かれした炭化水素の化合物EとFがある。ただし,化合物A∼Fは幾何異

性体の関係ではない。1molの各化合物A∼Cに1molの水素を,1molの化合物D

に2molの水素を付加させると,いずれも同じ化合物Gを生じた。

アルケンをオゾン分解すると次の反応が起こる。

C=C C=O + O=C (R,R′,R′′,R′′′は

炭化水素基または水素) R

R′

R′′′

R′′

R

R′

オゾン分解 R′′′

R′′

化合物Aをオゾン分解すると,化合物Hのみが得られた。化合物Hはアンモニア性硝

酸銀水溶液と反応させると銀鏡を生成した。化合物BとCの構造は 41 ことに

より区別できる。また,化合物Dをオゾン分解すると,2種類の化合物ⅠとJのみを

生じ,化合物Ⅰはヨードホルム反応により黄色沈殿を生じたことから,化合物Dの構

造は 42 であることがわかる。

1molの各化合物EとFに1molの水素を付加させると,いずれも同じ化合物Kを

生じた。化合物Eをオゾン分解すると炭素数3の化合物Lのみが得られ,化合物Lは

(21)

化合物H オゾン分解 化合物A 水素の付加

化合物B 水素の付加

化合物G

化合物C 水素の付加

化合物L オゾン分解

化合物J 化合物

化合物D

オゾン分解 水素の付加

化合物E 水素の付加

化合物K

化合物F 水素の付加

34 に対する解答群

! 化学的に安定で,ほかの原子や原子団が結合しない

" 二重結合をつくる2個の炭素原子とそれらに結合する4個の原子は,同一平面

上にある

# 水によく溶けるが,有機溶媒には溶けにくい

$ 水に溶かしたとき,強い酸性を示す

% 二重結合の炭素原子間の距離は,単結合の炭素原子間の距離より長い

35 に対する解答群

! 炭素原子に直接結合する異なる4個の基(原子または原子団)の空間配置が異

なる

" 同種の原子や原子団が二重結合を挟んで同じ側または反対側にある

# 分子式が同じで原子の結合のしかたが異なる

$ 炭素数は異なるが同じ官能基を持つ

(22)

36 および 37 に対する解答群 !

HC−CH−CH−CH

"

HC−CH−CH

CH # HC

HC

$

C=C

HC

H

CH

CH

%

HC

CH

CH

C=C

H H

&

C=C

HC

H

CH

H

'

C=C

HC

H

H

CH

( HCCH

38 ∼ 40 に対する解答群

! アセチレン " アセトアルデヒド # エタノール

$ エタン % 酢 酸 & 酢酸エチル

' ジエチルエーテル

41 に対する解答群

! 臭素水と反応させると,化合物BまたはCのいずれか一方の溶液のみ,臭素の

色が消える

" 加熱すると,化合物BまたはCのいずれか一方の溶液のみ,赤色に変化する

# 塩化鉄(Ⅲ)水溶液を加えると,化合物BまたはCのいずれか一方の溶液のみ,

青紫色を呈する

$ オゾン分解した生成物にヨードホルム反応を行うと,化合物BまたはCのいず

れか一方からの生成物のみ,黄色沈殿を生じる

% オゾン分解した生成物をフェーリング液とともに加熱すると,化合物Bまたは

Cのいずれか一方からの生成物のみ,赤色沈殿を生じる

C=C

H

H

C=C

(23)

42 に対する解答群

! HC=CH−CH=CH−CH−CH " HC=CH−CH−CH=CH−CH # HC=CH−CH−CH−CH=CH $ HC−CH=CH−CH=CH−CH

43 に対する解答群

! 水に溶けにくい

" 炭酸カルシウムの乾留により得られる

# ソルベー法の生成物である

$ 還元性を示す

% プロペン(プロピレン)を酸化して得られる

44 に対する解答群 ! HC=CH−

CH

CH−CH−CH " HC−CH=

CH

C−CH−CH

# HC=CH−CH

CH

CH−CH $ HC−CH=CH−

CH

−CH−CH

%

HC−CH−CH=C

CH

CH

& HC=

CH

C

CH

CH−CH

'

C=C

HC

HC

CH

CH

(

HC=CH−C−CH

CH

(24)

!

染色体地図の作成に関する次の文を読み,以下の各問いに答えよ。

染色体地図は,染色体上の遺伝子の位置を示すものである。最初は,判別の容易な遺

伝子の違いを利用して作成されたが,そのような遺伝子の数は限られているため,詳細

な地図を作成するためには,より多くの多型が必要になる。そこで,DNAの塩基配列

の違い(DNA多型)にもとづくさまざまな標識(マーカー)が考案された。

ある植物の赤花の純系Aと白花の純系Bを用いて,花色に関する遺伝子の位置を推

定する。この純系Aでは,ある染色体上にTAAという3塩基が20回繰り返されている 場所がある。この場所をはさむように外側に1対のプライマー(a)を作成して,純系

AのDNAを鋳型に用いてPCR反応を行い,反応産物の電気泳動を行うと,およそ 500bpのバンドが得られた。これに対して純系Bでは,このTAAの繰り返しの数は10

回であり,純系BのDNAを鋳型に用いて同様の操作を行うと, 1 。

また,純系Aでは,同じ染色体上の別の場所に制限酵素の認識配列GAATTCがある。 この場所をはさむように外側に1対のプライマー(b)を作成し,純系AのDNAを鋳

型に用いてPCR反応を行い,反応産物をこの制限酵素で切断してから電気泳動を行う

と,お よ そ440bpと90bpの バ ン ド が 得 ら れ た。純 系Bで は,こ の 場 所 の 配 列 が

GAATCCに変化しているため,純系BのDNAを鋳型にして同様の操作を行うと,

2 。

このようなPCR反応によって得られるバンドの違いもマーカーとして染色体地図の

作成に利用できる。ここでは,プライマー(a)を用いるPCR反応と電気泳動を行っ

て得られるバンドの違いをマーカーaとし,プライマー(b)を用いるPCR反応を行

い,制限酵素で切断した後に電気泳動を行って得られるバンドの違いをマーカーbとす

る。

純系Aと純系Bを交配して得られた雑種第1代は,赤花であり,雑種第1代のDNA

を鋳型に用いて,プライマー(a)を用いるPCR反応と電気泳動を行うと, 3 。

!

(25)

プライマー(b)を用いるPCR反応を行い,制限酵素で切断した後に電気泳動を行う

と, 4 。さらに,雑種第1代に純系Bを交配したところ,次世代における個

体数は次の表のようになった。

267 白 花

32 白 花

89 白 花

12 白 花

8 赤 花

91 赤 花

28 赤 花

273 赤 花

個体数 マーカーb

マーカーa 花 色

(26)

問1 前の文中および表中の に当てはまる最も適切な記述を下の解答群から

選び,マークせよ。ただし, の中の同じ番号には同じ記述が当てはまる。

1 ∼ 4

〔解答群〕

" およそ350bpのバンドが得られた # およそ440bpのバンドが得られた $ およそ470bpのバンドが得られた % およそ530bpのバンドが得られた

& およそ440bpと90bpのバンドが得られた ' およそ470bpと350bpのバンドが得られた ( およそ500bpと470bpのバンドが得られた ) およそ530bpと350bpのバンドが得られた * およそ530bpと500bpのバンドが得られた

! およそ500bpと440bpと90bpのバンドが得られた + およそ530bpと440bpと90bpのバンドが得られた

問2 前の文の実験結果から計算される,遺伝子またはマーカー間の組換え価として,

最も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。 5 ∼ 7

花色に関する遺伝子とマーカーaとの間: 5

花色に関する遺伝子とマーカーbとの間: 6

マーカーaとマーカーbとの間: 7

〔解答群〕

" 5% # 10% $ 15% % 20% & 25% ' 30%

( 35% ) 40% * 45% ! 50% + 60% , 70%

(27)

問3 前の文の実験結果から推定される,花色に関する遺伝子の位置として最も適切な

記述を下の解答群から選び,マークせよ。 8

〔解答群〕

! 花色に関する遺伝子は,マーカーaとマーカーbとの間にあり,マーカーa

の方に近い。

" 花色に関する遺伝子は,マーカーaとマーカーbとの間にあり,マーカーb

の方に近い。

# 花色に関する遺伝子は,マーカーaをはさんでマーカーbの反対側にあり,

花色に関する遺伝子とマーカーaとの距離は,マーカーaとマーカーbとの距

離よりも小さい。

$ 花色に関する遺伝子は,マーカーaをはさんでマーカーbの反対側にあり,

花色に関する遺伝子とマーカーaとの距離は,マーカーaとマーカーbとの距

離よりも大きい。

% 花色に関する遺伝子は,マーカーbをはさんでマーカーaの反対側にあり,

花色に関する遺伝子とマーカーbとの距離は,マーカーbとマーカーaとの距

離よりも小さい。

& 花色に関する遺伝子は,マーカーbをはさんでマーカーaの反対側にあり,

花色に関する遺伝子とマーカーbとの距離は,マーカーbとマーカーaとの距

(28)

問4 次の 9 から 12 に示す記述AからCのうち,正しい記述の組み合

わせとして最も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。ただし,同じもの

を繰り返し選んでもよい。 9 ∼ 12

A 最初の染色体地図は,エンドウを用いたモーガンらの研究によって作成され

た。

B 染色体地図は,二つの遺伝子間の組換え価の大小はその遺伝子間の距離に比

例するという前提で作成されている。

C ほ乳類の染色体地図における連鎖群の数は,体細胞の染色体数に等しい。

10

A 好熱性細菌から単離されたPCR用のDNAポリメラーゼは,95℃の高温で もほとんど変性しない。

B PCR反応液には,新たに合成されるDNAの材料として,アデニンなど4種 類の塩基,リン酸,デオキシリボースを加える必要がある。

C 10サイクルのPCR反応を行うと,目的のDNA断片は,理論上1024倍に増 幅される。

11

A 電気泳動用の緩衝液中では,DNAは正の電荷を帯びているため,電極間に

電圧をかけるとマイナス極に向かって移動する。

B 寒天ゲルを用いた電気泳動では,一般に,短いDNA断片は長いDNA断片 よりも速く移動する。

(29)

12

A 制限酵素は,もともとは細菌がウイルスなどの外来DNAを排除するために

合成するものである。

B 制限酵素による反応は,可逆的で,特定の塩基配列を認識してDNAを切る

こともつなぐこともできる。

C ヒトのゲノムDNAを,認識配列が4塩基の制限酵素で切断すると,認識配

列が6塩基の制限酵素で切断するときよりも,比較的長いDNA断片を得るこ

とができる。

〔解答群〕

! Aのみ " Bのみ # Cのみ

$ AとB % AとC & BとC

(30)

+

代謝に関する次の文を読み,以下の各問いに答えよ。

酵母菌は,酸素が少ない条件下では,解糖系だけからエネルギーを得て増殖する。解

糖系においては,1分子のグルコースを2分子のピルビン酸に変換する間に, 13

分 子 のATPを 消 費 し て,

ア 14 分 子 のATPを 生 成 す る。ま た,2分 子 の

15 を還元して,2分子の 16 に変換する。その後,

イピルビン酸はエタ

ノールに代謝される。この一連の反応を酵母菌によるアルコール発酵と呼び,これを利

用して酒類が製造されている。

一方,酸素を十分に与えて培養すると,酵母菌は細胞内の 17 を発達させて

ウ効

率的なエネルギー生産をするようになる。このとき,エタノールの生成量は減少する。

酵母菌に見られるこの現象は,発見者の名前にちなんで 18 効果と呼ばれている。

問1 上の文中の に当てはまる最も適切なものを下の解答群から選び,マー

クせよ。 13 ∼ 18

〔解答群〕

" 1 # 2 $ 3 % 4

& FADH2 ' FAD ( NADH ) NAD+

* 水 ! 水 素 , 小胞体 - 葉緑体

. ゴルジ体 / ミトコンドリア 0 中心体 1 紡錘体

(31)

問2 下線部アの解糖系におけるATP生成に関する最も適切な記述を下の解答群から

選び,マークせよ。 19

〔解答群〕

" ATPの2つのリン酸基が2分子のADPに転移して,2分子のATPが生成

する。

# グルコースが酸素で酸化される際に発生するエネルギーを用いて,リン酸と

ADPからATPが生成する。

$ ATP合成酵素のはたらきにより,リン酸とADPからATPが生成する。 % リン酸化されたC3化合物からリン酸基がADPに転移してATPが生成する。

問3 下線部イに関する次のAからDの記述のうち,正しい記述の組み合わせとして最

も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。 20

A 気体が発生するが,これは二酸化炭素である。

B アセトアルデヒドを経由した2段階の反応である。

C 解糖系で生成した還元型の補酵素を酸化型にもどすことで,酸化還元のバラン

スを調節している。

D 生成したエタノールは細胞外に放出される。

〔解答群〕

" Aのみ # Bのみ $ Cのみ

% Dのみ & AとB ' AとC

( AとD ) BとC * BとD

! CとD + AとBとC , AとBとD

- AとCとD . BとCとD / AとBとCとD

(32)

問4 下線部ウに関する次のAからDの記述のうち,正しい記述の組み合わせとして最

も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。 21

A 1分子のピルビン酸から,クエン酸回路で2分子のATP,電子伝達系で最大

34分子のATPが生成する。

B 電子伝達系では,還元型補酵素が酸素で酸化される際に発生するエネルギーを

用いて,リン酸とADPからATPが生成する。

C クエン酸回路と電子伝達系はどちらも膜上で起こる反応である。

D クエン酸回路と電子伝達系ではどちらも気体は発生しない。

〔解答群〕

" Aのみ # Bのみ $ Cのみ

% Dのみ & AとB ' AとC

( AとD ) BとC * BとD

! CとD + AとBとC , AとBとD

- AとCとD . BとCとD / AとBとCとD

(33)

問5 酵母菌のアルコール発酵を利用して製造された酒類をヒトが摂取した場合,エタ

ノールは胃や小腸から吸収され血中に入り,肝臓における2段階の酵素反応で酢酸

にまで代謝される。その反応は,次に示すとおりである。

アルコール脱水素酵素 アルコール酸化酵素

アルデヒド脱水素酵素1(ALDH1) アルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)

エタノール アセトアルデヒド 酢酸

アセトアルデヒドは,頭痛など悪酔いの原因物質である。アセトアルデヒドを代

謝するアルデヒド脱水素酵素の遺伝子は,第9染色体と第12染色体に存在し,それ

ぞれアルデヒド脱水素酵素1(ALDH1)とアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)

をコードしている。ALDH2は,ALDH1よりも,アセトアルデヒドとの酵素−基

質複合体を形成しやすいことがわかっている。解答群のグラフの曲線!と"は,最

大反応速度が同じになる条件でのALDH1またはALDH2の,基質濃度と反応速

度の特性を示している。ALDH2を示す曲線を選び,マークせよ。 22

〔解答群〕

反 応 速 度

(34)

問6 ALDH2遺伝子には遺伝的多型が知られ,ALDH2−1とALDH2−2の2つの対

立遺伝子が存在する。アルデヒド脱水素酵素2は,ALDH2遺伝子がコードするポ

リペプチド鎖が4本会合した酵素で,そのなかにALDH2−2遺伝子がコードする

ポリペプチド鎖が1本でも含まれると,酵素活性が完全に失われることがわかって

いる。ALDH2−2遺伝子をホモ接合型,またはヘテロ接合型でもっているヒトは,

アルデヒド脱水素酵素の活性が低く,酒に弱い体質となる。ALDH2−1遺伝子を

ホモ接合型でもつヒトのアルデヒド脱水素酵素2の単位重量当たりの酵素活性を1

とした場合,ALDH2−1遺伝子とALDH2−2遺伝子をヘテロ接合型でもつヒトの 酵素活性は計算上どのようになるか。最も適切なものを下の解答群から選び,マー

クせよ。ただし,それぞれの染色体上の遺伝子から等量のポリペプチド鎖が転写・

翻訳され,ランダムに4本会合するものとする。 23

〔解答群〕

! 1/2 " 1/4 # 1/8 $ 1/16 % 1/32 & 1/64 ' 1/128 ( 1/256 ) 0

問7 ALDH2遺伝子から転写されたmRNAの開始コドンの最初の塩基を1番目とし た場合,1510番目の塩基がALDH2−1ではグアニンであるのに対し,ALDH2−2 ではアデニンとなっている。下の図は,ALDH2−1とALDH2−2 のmRNAで異 なっている1510番目の塩基(アンダーライン)の近傍の塩基配列を示す。ALDH2−1 からALDH2−2で置きかわったアミノ酸として正しいものを下の解答群から選び,

マークせよ。 24

・・・・・・3′ U C A A A A G U G A A A U C A C A U A C G G ALDH2−2 5′・・・・・・

(35)

<コドン表>

3 番 目 の 塩 基

G グリシン グルタミン酸

アラニン バリン

G 1 番 目 の 塩 基

A グリシン グルタミン酸

アラニン バリン

C グリシン アスパラギン酸

アラニン バリン

U グリシン アスパラギン酸

アラニン バリン

G アルギニン リシン

トレオニン メチオニン(開始)

A

A アルギニン リシン

トレオニン イソロイシン

C セリン

アスパラギン トレオニン

イソロイシン

U セリン

アスパラギン トレオニン

イソロイシン

G アルギニン グルタミン

プロリン ロイシン

C

A アルギニン グルタミン

プロリン ロイシン

C アルギニン ヒスチジン

プロリン ロイシン

U アルギニン ヒスチジン

プロリン ロイシン

G トリプトファン 終止

セリン ロイシン

U

A 終止

終止 セリン

ロイシン

C システイン チロシン

セリン フェニルアラニン

U システイン チロシン

セリン フェニルアラニン

G A

C U

2番目の塩基

〔解答群〕

" チロシンからイソロイシンへ # セリンから終止へ

$ グルタミンから終止へ % ロイシンからフェニルアラニンへ

& グルタミン酸からリシンへ ' ロイシンからリシンへ

( ロイシンから終止へ ) グルタミン酸から終止へ

(36)

+

植物ホルモンに関する次の文を読み,以下の各問いに答えよ。

植物の発生や成長は,様々な環境要因により調節されており,多くの場合,この調節

には植物ホルモンの働きが重要な役割をはたしている。例えば,日長や温度など,環境

要因の季節的な変化に応じて,頂芽が成長し,栄養成長が続いていく。頂芽が成長して

いるときは,下部にある側芽の成長が抑制されていることが多く,頂芽を取り除くと側

芽が伸長する。しかし,頂芽を切除した切断面に 25 を与えると,側芽の成長が

抑制される。この頂芽優勢には, 25 と協調して細胞分裂を調節する 26

が関与している。このような応答は,植物ホルモンの作用の一面に過ぎない。

植物ホルモンは,植物の基本的な形態形成などにはなくてはならないものであり,植

物ホルモンをうまく操作すれば,植物の発生や成長をある程度人為的にコントロールす

ることも可能である。すなわち,植物の組織の葉,茎,花弁などの一部を切り出し,生

育に必要な各種の養分のほかに植物ホルモンを含む適切な培地で培養すると,組織の細

胞は 27 して増殖し, 28 の細胞集塊である 29 を作る。この

ア細胞

集塊を適切な条件で培養すると,最終的には,完全な植物体に再生させることができる。

問1 上の文中の に当てはまる最も適切なものを下の解答群から選び,マー

クせよ。ただし, の中の同じ番号には同じものが当てはまる。

25 ∼ 29

〔解答群〕

" エチレン # ジベレリン $ オーキシン

% ブラシノステロイド & ジャスモン酸 ' アブシシン酸

( サイトカイニン ) 分 化 * 再び分化

! 脱分化 , 未分化 - 再 生

. プロトプラスト / カルス 0 組織幹細胞

(37)

問2 前の文中の 25 の作用に関する次のAからCの記述のうち,正しい記述の

組み合わせとして最も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。 30

A 幼葉)の先端部に光が当たると,光が当たっている側から当たっていない側へ

と横方向に 25 が輸送されるが濃度分布の差は生じない。結果として,光

が当たらない側の方は,伸長成長が抑制される。

B 離層形成は, 25 による抑制と,エチレンによる促進によって調節され

ている。

C 若い細胞は,細胞壁がやわらかくセルロース繊維はあまり発達していない。

25 は,セルロース繊維の横方向への合成と細胞の容積増大の両方に関与

している。

〔解答群〕

! Aのみ " Bのみ # Cのみ

$ AとB % AとC & BとC

(38)

問3 下線部アの細胞集塊を利用して,植物の組織培養実験を実施した。次の文中の

に当てはまる最も適切な語を下の解答群から選び,マークせよ。

31 ∼ 34

(実験)

ニンジンの根の一部の組織を切り出して,その組織を栄養分や植物ホルモンを含

む培地で培養し,その組織の細胞から下線部アの細胞集塊を作製した。この細胞集

塊をさらに,条件の異なる培地で培養し,以下の+)∼ .)に示す結果を得た。

(実験結果)

+)この細胞集塊を植物ホルモンを含まない培地で培養した場合, 31

を形成した。

,)この細胞集塊を植物ホルモンの濃度比が,オーキシン>サイトカイニンに

なるよう調整した培地で培養した場合, 32 が分化した。

-)この細胞集塊を植物ホルモンの濃度比が,サイトカイニン>オーキシンに

なるよう調整した培地で培養した場合, 33 が分化した。

.)+)や-)で得られたものをさらに適切な培養条件下で培養したところ, 最終的には完全な植物体を再生させることができた。

このような組織培養による植物体の再生は,2つのことを物語っている。一つは,

細胞分裂の活性化や,分裂組織,器官の形成の方向付け,というような植物の発生

の基盤にかかわる制御には,植物ホルモンの働きが極めて大きいことである。もう

一つは,植物の細胞は,分化しても初期化する能力,そして個体を構成するどの細

胞にも再び分化できる能力,すなわち, 34 を失っていないことである。

〔解答群〕

" 胚 葉 # シュート(不定芽) $ 側 芽

% 胚 珠 & 再生芽 ' 根 毛 ( 再生能力

(39)

問4 オーキシンまたはサイトカイニンとしてはたらく物質として,最も適切なものを

下の解答群からそれぞれ2つ選び,マークせよ。ただし,順番は問わない。

35 ∼ 38

オーキシン: 35 , 36

サイトカイニン: 37 , 38

〔解答群〕

" バソプレシン # イヌリン $ グロブリン

% グルカゴン & ブラシノステロイド ' ゼアチン

( 2,4 D ) インドール酢酸 * カイネチン

(40)

+

ヒトの体液に関する次の文を読み,以下の各問いに答えよ。

ヒトの心臓は,2心房2心室からなり,心筋という筋肉でできている。心臓は,

ア心臓

の拍動や心筋の収縮を調節することによって,身体を循環する血流量を調節している。

心臓の拍動は, 39 の上部にある 40 から出る電気刺激によって調節され

ている。また,体液の循環系には,血管系とリンパ系がある。血管系は動脈と静脈が

41 で連絡しており,閉鎖血管系と呼ばれている。

イ血液は,有形成分の血球と液

体成分の血しょうからなる。血小板は,血しょうと共に

ウ血液凝固に関する働きをする。

赤血球は,ヘモグロビンを含み,ヘモグロビンが酸素と結合する力は,血液中の酸素や

二酸化炭素の濃度やpHによって大きく変化する。これらの変化を

エ酸素解離曲線で表す

ことができる。

問1 上の文中の に当てはまる最も適切な語を下の解答群から選び,マーク

せよ。 39 ∼ 41

〔解答群〕

" 毛細血管 # 毛細リンパ管 $ 右心室 % 左心室

& 右心房 ' 左心房 ( 水 管 ) 肺動脈

* リンパ節 ! 洞房結節 , 静脈弁 - 体循環

. 肺循環

問2 下線部アの血流量の調節に関する次の文中の に当てはまる最も適切な

ものを下の解答群から選び,マークせよ。ただし,同じものを繰り返し選んでもよ

い。 42 ∼ 45

交感神経の末端から分泌される 42 の作用によって,心拍数が増加し,心

筋の収縮速度は 43 。一方,副交感神経の末端から分泌される 44 の

(41)

〔解答群〕

" 大きくなる # 小さくなる $ 変わらない

% ノルアドレナリン & アセチルコリン ' バソプレシン

( 鉱質コルチコイド

問3 下線部イに関する次のAからEの記述のうち,正しい記述の組み合わせとして最

も適切なものを下の解答群から選び,マークせよ。 46

A ほ乳類の赤血球は,酸素を運ぶ細胞として特殊化した細胞であり,核やミトコ

ンドリアをもたないへん平な形をしている。

B アルブミンは,血しょうのなかでは最も多いタンパク質である。アルブミンは,

水に非常に溶けにくい性質をもっていて,血管内に水分を保持する上で重要な役

割を担っている。

C 血しょうの成分のなかで,水,酸素,無機塩類,タンパク質などが血管外へと

浸み出して組織液となる。タンパク質の大半は血管内にとどまるので,組織液の

タンパク質濃度は高い。

D 白血球は,核をもちヘモグロビンをもたない血球であり,アメーバのように変

形するが,毛細血管壁を通り抜け,血管外へ出ることができない。

E 好中球,マクロファージ,樹状細胞は,異物が侵入した部位に集まり,直接異

物を取り込んで処理する。これを食作用という。

〔解答群〕

" Aのみ # Bのみ $ Cのみ

% Dのみ & Eのみ ' AとB

( AとC ) AとD * AとE

! BとC + BとD , BとE

- CとD . CとE / DとE

0 AとBとC 1 AとBとD 2 BとCとD

(42)

問4 下線部ウに関する次の文中の に当てはまる最も適切な語を下の解答群

から選び,マークせよ。ただし, の中の同じ番号には同じ語が当てはま

る。 47 ∼ 51

血液凝固は,さまざまな凝固因子の働きによって起こる。血管が傷つくと,その

部分に血小板が集まる。血小板から放出された凝固因子と,血しょう中に存在する

47 とその他の凝固因子が,血しょう中の 48 と呼ばれるタンパク質

に作用する。これによって, 48 は 49 になる。さらに 49 は,

血しょう中の 50 を 51 に変化させ,これが繊維状になって血球を絡

めとり,血ぺいとなる。

〔解答群〕

" カルシウムイオン # ナトリウムイオン $ マクロファージ

% プロトロンビン & キラーT細胞 ' チロキシン

( フィブリノーゲン ) グロブリン * トロンビン

! フィブリン + グリコーゲン , ピルビン酸

(43)

問5 下線部エに関する次の文中の に当てはまる最も適切な数値を下の解答

群から選び,マークせよ。 52

ヒトの肺胞と,ある組織における酸素濃度,二酸化炭素濃度,酸素ヘモグロビン

の割合を調査したところ,肺胞では,酸素濃度(相対値)は100,二酸化炭素濃度

(相対値)は40であり,酸素ヘモグロビンの割合は95%であった。組織の酸素濃度

(相対値)は30,二酸化炭素濃度(相対値)は60であり,酸素ヘモグロビンの割合

は50%であった。肺胞においてヘモグロビンに結合していた酸素のうち,この組

織へ血液が流れた時に解離する酸素の割合は,約 52 %と考えられる。ただ

し,肺胞からこの組織までの間に酸素ヘモグロビンからの酸素の解離は起こらない

ものとする。

〔解答群〕

" 0.9 # 1.9 $ 2.1 % 4.7 & 5.2 ' 19

参照

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