基礎数学 C 後期末模擬試験 1 年 組 番 / 名前 点
(注意)この用紙の解答欄に解答を書くこと.計算には別に与えられた計算用紙を使い,この用紙には指示された解 答のみ記すこと(試験後には,この用紙のみ回収).答えが根号を含む場合は根号の中を最小の整数にすること.答 えが分数になる場合は,分母を有理化し根号の外は既約分数にすること.裏にも問題があります.
1 ⃗a = (−1, 2),⃗b = (1, −1)で,これらのなす角が θ のとき,次の問いに答えよ.
(1) |⃗a| を求めよ. (2) ⃗a + ⃗b を成分で表せ.(3) ⃗a ·⃗bの値を求めよ. (4) cos θ を求めよ. 解答 [各5点]
(1) (2) (3) (4)
2 k が実数で⃗a= (1, −1),⃗b = (k − 1, 2k) のとき,以下の問いに答えよ.
(1) ⃗aと同じ向きの単位ベクトルを成分で表せ.
(2) ⃗aと⃗bのなす角が π
3 のとき⃗aの⃗b方向への正射影の大きさ⃗a∥を求めよ. (3) ⃗aと⃗bが垂直になるようなk を求めよ.
(4) ⃗aと⃗bが平行になるようなk を求めよ. 解答 [各5点]
(1) ( , ) (2) (3) k = (4) k =
3 4点A (4, 1), B (2, 3), C (16, −10), D (19, −14)のうち,3点は直線L 上にあり,その直線上にない1点 は仲間外れである.次の問いに答えよ.
(1) 2点A,Bを通る直線の方向ベクトル⃗vを求めよ.ただし,x 成分は 1とする. (2) 2点A,Bを通る直線の傾きを答えよ.
(3) 4点のうち,直線 L上にない点を記号で答えよ.
(4) 直線 L の方向ベクトル⃗u を求めよ.ただし,x 成分は1 とする. (5) 直線 L の方程式を求め,媒介変数を使わずに指定された形で答えよ. 解答 [各4点]
(1) ( 1 , ) (2) 傾き: (3)
(4) ( 1 , ) (5) y =
4 平面 P: ax + 2y − z − 6 = 0と直線 L: x− 1
−1 = y+ 1
5 =
z− 4
7 について,次の問いに答えよ. (1) 平面 P の法線ベクトル⃗n を答えよ.ただし,x 成分は aとする.
(2) 直線 L の方向ベクトル⃗v を答えよ.ただし,x 成分は −1とする. (3) 直線 L の方程式を媒介変数tを用いて表せ.
(4) 平面 P と直線L が平行となるときのaの値を求めよ. (5) a = 2のとき,平面 P と直線L の交点の座標を求めよ. 解答 [各4点]
(1) ( a , , ) (2) ( − 1 , , )
(3)
(4) a = (5) ( , , )
5 ベクトル ⃗a = −→OA,⃗b = −→OB について,|⃗a| = 3,
⃗b
= 4,⃗a·⃗b = 10のとき,次の問いに答えよ. (1) ⃗a · (⃗a +⃗b) の値を求めよ.
(2)
−→AB
を求めよ.
解答 [各4点]
(1) (2)
6 平面上に三角形ABCを考え,その内部(辺上は除く)に点 Pをとる.このとき,次の問いに答えよ. (1) −→AB +−→BC +−→CA の大きさを答えよ.
(2) 以下の記述(ア),(イ)のそれぞれについて,真(True)なら「T」,偽(False)なら「F」を丸で囲め.
(ア)「−→AB, −→ACは線形独立である.」
(イ)「−→AB, −→AC, −→APは線形独立である.」
(3) −→PBを−→AP と −→ABの線形結合で表し−→PB = m−→AP + n−→AB とかくとき,実数m の値を答えよ. 解答 [各4点]
(1) −→ AB + −→ BC + −→ CA = (2)
(ア) T · F
(イ) T · F
(2) m =
—————–解答 1 —————– (1) |⃗a| =
√
(−1)2+ 22 =√5 (2) ⃗a + ⃗b = (−1 + 1, 2 − 1) = (0, 1) (3) ⃗a ·⃗b = (−1) · 1 + 2 · (−1) = −3 (4) cos θ = ⃗a·⃗b
|⃗a|⃗b
= √−3 5√2 = −
3√10 10
—————–解答 2 —————–
(1) ⃗a
|⃗a| = (√
2 2 ,−
√2 2
)
(2) ⃗aと正射影⃗a∥ は直角三角形の斜辺と底辺の関係に あり,π
3 の角を挟んでいる.つまり, ⃗a∥
|⃗a| = cos π 3. ⃗a∥= |⃗a| cos
π
3 = |⃗a| × 1
2.よって, ⃗a∥=
√2 2 (3) 垂直条件より,⃗a·⃗b = 0.
よって1 · (k − 1) + (−1) · 2k = 0 これを解いて,k= −1.
(4) 平行条件より,⃗a= m⃗b(mは実数) となる場合の k を求める.これを成分で表して,
(1, −1) = (m(k − 1), 2mk). y 成分の式から m= −1
2k となり,これをx成分の 式に代入して 1 = −k− 1
2k .これを解くと,k= 1 3.
—————–解答 3 —————–
(1) −→AB = (2 − 4, 3 − 1) = (−2, 2).ここで,x成分を1 とするためにこのベクトルを−2 で割って
(1, −1)
(2) (1)の方向ベクトルより,傾きは−1 (3) −→AC = (16 − 4, −10 − 1) = (12, −11).
また,−→
AD = (19 − 4, −14 − 1) = (15, −15). よって−→
AD = −152 −→AB であるが,
−→AC = m−→AB
となる実数mは存在しない. したがって,点A,B, D は一直線上にあるが,点C はその直線上にはな いということが分かる.
答えはC. (4) (1, −1)
(5) 上で求めた方向ベクトルと点Aを通ることから,直 線の式は x− 4
1 =
y− 1
−1 .よって, y= −x + 5
—————–解答 4 —————–
(1) 法線ベクトルはx, y, zの係数を並べたベクトルに平 行.よって,⃗n= (a, 2, −1)
(2) 方向ベクトルはx, y, zの係数の逆数(=分母の数) を並べたベクトルに平行.よって,⃗v= (−1, 5, 7) (3) x− 1
−1 = y+ 1
5 =
z− 4
7 = t とおいて,媒介変数表 示すると
x= −t + 1 y= 5t − 1 z= 7t + 4. (4) 平面の法線ベクトルと直線の方向ベクトルが垂直
になる場合,すなわち ⃗n· ⃗v = 0 となる場合を考 える.この式をベクトルの成分で表して計算すると a· (−1) + 2 · 5 + (−1) · 7 = 0,したがって
a= 3 (5) 直線の式
x= −t + 1, y= 5t − 1, z= 7t + 4 と平面の式
2x + 2y − z − 6 = 0 の連立方程式を解くと,
t= 10 x= −9 y= 49 z= 74. となり,交点の座標は(−9, 49, 74)となる.
—————–解答 5 —————–
(1) ⃗a · (⃗a +⃗b) = |⃗a|2+ ⃗a ·⃗b = 32+ 10 = 19
(2) −→AB = −→AO +−→OB =−→OB −−→OA = ⃗b − ⃗a
−→AB2 = (⃗b − ⃗a) · (⃗b − ⃗a) = ⃗b
2 − 2⃗b · ⃗a + |⃗a|2 = 42− 2 × 10 + 32 = 5 ∴
−→AB =√5
—————–解答 6 —————–
(1) −→AB+−→BC+−→CA = (−→AB+−→BC)+−→CA =−→AC+−→CA = ⃗0. よって大きさは0
(2) −→AB,−→ACは平行でないので,線形独立.
また,−→AP,−→AB,−→ACは同じ平面内にあるので,線 形従属.よって(ア)T,(イ)F.
(3) −→PB =−→PA +−→AB = −−→AP +−→AB. よってm= −1
これ以外に解がないことは,次のように示せる.
−→AP, −→AB は 平 行 で な い か ら 線 形 独 立 .よって ,
−→AP, −→AB を使ってこれ以外の形に表すことはでき ないので,解は m= −1 のみ.