平成22年度第3回行政改革推進委員会 会議録
1.会長進行
議題1.行政の守備範囲の明確化について、まず実施の背景や取り組みの 経 緯 と い っ た 概 要 的な 部 分 と 実 施 方 法 につ い て 事 務 局 へ 説 明を 求 め 、「 行政 の守備範囲の明確化」の仕組みに関して委員の方々にある程度理解をいただ いた上で本年度に試行した事業とその結果について確認したいことや事業の 内容・検討の中で出てきた委員の意見等について議論をいただいた。
議 題 2 . 第 二 次 行 政改 革 推 進 計 画 ( 改 訂版 )( 浦 安 版 集 中 改 革プ ラ ン ) の 実施結果について最終的な結果報告がまとまったことから事務局へ説明を求 め、それについて確認したい点の発言を受けた。
2.行政の守備範囲の明確化について事務局説明
「行政の守備範囲の明確化」の目的、作業全体の流れ、試行結果の報告の 説明を行った。
3.第二次行政改革推進計画( 改訂版) (浦安版集中改革プラン)の
実施結果について事務局説明
○ 日 時/平成 22 年 11 月 26 日( 金) 14: 00∼15: 50
○ 場 所/浦安市集合事務所3階 301 会議室
○ 出席者/兼村会長、宮﨑副会長、阿部委員、加藤委員、塚本委員、八條委 員、板垣委員の7名が出席(髙木委員、森柄委員が欠席)
○ 事務局/工藤総務部長、小澤総務部次長、岩島総務課長、三枝行政改革推 進室長、藤松主査、宇田川主任主事
○ 議 題/1.『行政の守備範囲の明確化』について
2 . 第 二 次 行 政 改 革 推 進 計 画 ( 改 訂 版 )( 浦 安 版 集 中 改 革 プ ラ ン)の実施結果について
3.その他
第 二 次 行政 改 革推 進 計 画 ( 改訂 版 )(浦 安 版 集 中 改革 プ ラン ) の 実 施 結果 などについて報告を行った。
【意見交換・質疑応答】
◎ 「行政の守備範囲の明確化」について事務局より実施の背景や取り組みの 経緯といった概要的な部分と実施方法、また、本年度に施行した事業とその 結果について説明がありましたが、ご確認したいことがあれば事業の内容や 検討の中で出てきた委員の意見についてでも結構ですので質問・ご意見はご ざいますでしょうか。
○ 廃止した事業についてですが、金額がわかれば教えてほしい。
● F M う ら や す 番組 放 送 事 業 に つ い ては 約 260万 円 、 障 が い児 一 時 預 か り事 業については約170万円、結婚50周年夫婦関係事業については約130万円、訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ン 事 業 に つ い て は 約 2, 400万 円 、 違 法 駐 車 等 防 止 助 言 ・ 啓 発 活 動 事 業 に つ い ては 約 430万 円 、 教 職 員住 宅 事 業 に つ い て は約 51万 円 の 想 定額となっております。
○ 納税貯蓄組合連合会運営費補助金事業については、県も一緒にやる事業な のか。
● 浦安市は市川税務署管内ですので一義的には税務署関連の団体ですが協力 して行い納税の意識啓発を図るというものが主体となっております。納税貯 蓄組合連合会が主体で行っている「税に関する作文」を募集するという事業 は全国で中学生などを対象として行っております。委員会としての所見では、 民間団体という立場で納税の啓発に資する活動を行っていただいていること を考慮して、市としては納税貯蓄組合連合会に何らかの支援を継続していく ことは必要であろうということから市との役割分担について再度協議・調整 を行った上で補助金のあり方を検討していくということで見直しということ になりました。
○ 補助金の審査や見直しの段階で、検討してきたことはないのか。
● 市のための補助金という形に切り替えており、事業に役立つ補助に見直し 事業費補助としております。補助金にあり方については市の財政課で確認し
ております。
○ 特別会計については、入っているのか。特別会計で黒字というのはないの か。
● 国の特別会計とは少し違いまして、市は独立採算制が原則で行っておりま す。例えば国保や墓地公園、下水道、介護保険など特別会計ですが市が全部 賄っているので国で言うような余剰金というものはないことになります。余 剰金があるとか関連団体がいるとかはありません。国保では国との負担があ りまして市と被保険者で賄っているということで不足があれば一般会計から 繰り入れるという状況で、黒字ということはございません。
○ FMうらやすの受信率というのはどれくらいなのか。
● テレビ等で言われる視聴率というものはございませんが、平成17年市民意 識調査では0. 8%、平成19年の調査でも同じく0. 8%が聞いたことがあるとい う結果でした。
○ 放送局はどこにあるのか。
● 東西線浦安駅周辺のビルの中にあります。
○ IT講習会では受講者の数が減ってきているということなのか。
● 受講者が少しずつ減ってきているということはありますけれども、利用者 は多いです。結果的に自分がやられている講習内容よりもエスカレートして 行くことから、中級、上級向けの講習を市がやる必要があるのかということ になりまして、今回はIT講習会としては無くして、サポート広場というパ ソコンの使い方が分からないなどの質問に答える機会を設けてそれに特化し ていこうということから見直しを図るということとなりました。範囲を増や していけば利用者は増えていくということになろうかと思います。
○ 教職員住宅については、廃止後の方針はどういうことになっているのか。 取り壊すことになるのか。また、いつできた建物なのか。
● 廃止後の後利用については、問題になるということで別の事業に使ってい
くことを考えております。しかし古い建物なため耐震性の問題があり、それ をどうクリアにしていくかということと一時的な施設にするのか恒久的な施 設にするのかということも含めて今後考えていくことになります。
設立年月日につきましては、昭和43年となります。
◎ 今回の行政の守備範囲の明確化というのは、国の事業仕分けではなく、内 部で無駄を無くしていくという取り組みをしたということです。法定受託事 務等もありそういったものを除くと支出の半分位は市の裁量でできることで あり、県は80%位、市では6∼7割り位は義務付けられている。もう少し切 り込んでいただければ良いと思いますが、金額的に少ない。そういう意味で は、行政改革推進計画と併せて守備範囲についても切り込んでいけば良いの ではないでしょうか。
○ 守備範囲の明確化の11事業なのですが事業の選定基準が少し分かりづらい 印象を受けます。外部評価もないようなので、今後のやり方を検討してみた らいかがでしょうか。
● 今回の取り組みについて、あくまでも試行ということでチェックシートを 使ってちゃんと機能するかなど検証し項目ごとに課題も見えてきましたので、 今後チェックシートの見直しも含めて検討していきたいと考えております。 また、一部の事務を除いて市の裁量の部分は全部やるべきとも考えられます が、各次長の委員会を開催して作業を行うと時間的にも困難であることから チェックシートが完成されれば、各担当課で仕分け作業を行い、行革ではチ ェック、確認をするような形式で行政の守備範囲の明確化を図って行きたい と考えております。
◎ 次 の 議 題 で あ る 第 二 次 行 政 改 革 推 進 計 画 ( 改 訂 版 )( 浦 安 版 集 中 改 革 プ ラ ン ) の 実 施 結 果 に つ い て 事 務 局 よ り 説 明 が あ り ま し た が 、 実 施 率 75. 53% に ついては、どういう評価をすれば良いのでしょうか。結果に対するコメント はあるのか。
● 75%という数値で良しという考えではございません。実施率につきまして は、方針変更を除いても低いものを考えております。未実施の項目につきま しては、引き続き第三次の行政改革推進計画に引き継いでいくことを考えて いきますが数値としては実際には方針もきちんと決まっていない段階で計画 に掲載したものも無きにしも非ずという状況があります。
◎ こういった計画は市民の人がなかなか捉えづらい感はある。基準が把握し づらい。
○ 経費的な目標の人件費の部分では、保育士の方の関係で達成が困難だった と思いますが、いくつかのシナリオを考えたらどうか。説明を加えてはどう か。
● 高洲保育園の増設に係る部分や消防署が出来る計画が実施されれば、それ だけで定数が増えてしまうといった状況があります。今後の計画への掲載の 仕方として必要に応じて横這いや増やすということで総数では現状となって おりますが一般事務系の人数で掲載していくこととして考え方を分けていく のも必要であろうと思っております。
◎ 経費的な内容の中で市税徴収率(実績)について過年度分は入っているの か。入っているのであれば記載の仕方についても「過年度分を含む」とした らどうか。
● 過年度分を含んだ数値実績であることから意見を反映させていただきます。
○ 取り組み状況の中で指定管理については、制度として使いづらいというこ となのか。
● 施設にもよりますが斎場などについては、実際には運営しているのは業者 に委託しているという実情もありますが、結果として指定の議案が採択され なかった経緯もあります。計画で掲載している施設につきましては、ほとん どが市直営で行ったほうが良いのではないかということで方針変更となって おります。新規施設につきましては指定管理者制度を導入することを原則と しております。決して導入を行わない方針ではなくて直営の施設も少しある ので導入については福祉施設など特性も応じて確認しながら少し考えていく ということです。
4.その他について
次回の委員会は2月頃に実施を予定しておりますが日程調整についても前 回同様、事務局から提示した幾つかの候補日の中からスケジュール調整をさ
せていただき、なるべく出席者の多い候補日で決定、お知らせすることとし た。
(凡例)
◎ 会長
○ 委員
● 事務局
( 15時50分 終了)