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知的財産保護と競争力のある物づくり 「特技懇」誌のページ(特許庁技術懇話会 会員サイト)

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tokugikon

2003.9.19. no.230

昨日(7 月9 日)、『知的財産の創造・保護及び活用に関 する推進計画』が国会議員にも配布されました。これは、 自由民主党においては、特に甘利先生がリーダーシップを 発揮されて、わが国を知財大国にするという大きな目標に 向かって取りまとめられたものであります。党の経済産業 部会知的財産政策小委員会で「計画案」の発表がなされま したが、委員会に出席していた議員の中から、「これはい いものができたな」という言葉が思わず漏れ出たようなわ けで、こういう新しい計画ができましたことを1 つのばね として、また我々は「知的財産立国」を目指して進んで行 かなければいけないと思います。

私は経済産業委員長をほぼ1年近く務めさせていただいて おりますが、このたびの通常国会で特許法の改正にも携わ らせていただきました。その間、太田長官にも委員会の答弁 で何回も何回もご登場いただきまして、的確なご答弁をして いただきました。今回の特許法の改正は大変時宜に適うも のでありまして、長官からわが国の「知財立国」に向けて一 段と拍車を掛けるという意味で必要な改正案であるという ことを委員会でも大いに力説していただいたところでありま す。委員会もおかげさまで大変スムーズに進みまして、1 6法 案の処理というこれまでにない多数の法律案を抱えた国会 でありましたが、全ての法律案の成立を見たところであります。

ところで、私にとりまして、経済産業省関係の仕事をさせ ていただいたのは今回が初めてでございまして、直前は内 閣府の金融担当の副大臣をしておりました。近年、金融機 関が抱える最大の懸案は、不良債権の処理でありますが、 これがなかなかスムーズに進まず、かれこれ数年間以上も 金融機関は、不良債権の処理という後ろ向きの作業に追わ れ続けて来たわけであります。経営者に聞いてみますと、 銀行経営の新しいビジネスモデルを見つけろと言われて も、「利幅を取るということぐらいしかなく、現下の景気 下では、これも非常に困難だ。」ということを良く聞いて

います。一般の産業界がこのデフレ状況の下で血の出るよ うな努力で行ってきたリストラ努力・新しい事業への展開 を考える時、私はここに今の日本の金融機関の問題点があ るなと思っています。新しい仕事のやり方、新しいフロン ティアを求めていかなければいけないというのはどの産業 にも共通な課題でございまして、そういう意味で、私は今 の日本の金融界の停滞しているありさまが、新しい銀行の 経営の在り方、その姿というものを開発できないでいると いうことにあると思っています。

先ほど、わが国の国際競争力が大変落ち込んで3 0位にな ってしまったという話がありました。ところで、私どもは 日本人が得意な物づくりの日本を再興するとしても、その 前提として発明・創作を尊重する、すなわち知的財産とい うものを大事にして、競争力のある物づくりに励まなけれ ばいけないということであります。その意味で、皆さま方 のお仕事がますます重要になると思います。ただ、その過 程で特許庁というのが知的財産の創造にとって、かりそめ にも障害にならないでいただきたいということをお願いし たいと思います。審査するということになると、とかく構 えて、ややもすれば前進にブレーキを掛ける存在になる可 能性がないわけではありません。今回の法律も、そういう ところを改めたいという意味で改正したものでありますけ れども、どうかひとつ、皆さま方は日本の将来を切り拓く という意味で、知的財産戦略を推進するという新しい姿勢 で前に進んでいただきたいと心からお願いいたします。皆 さま方のご活躍をお祈りいたしまして、本日の懇親会のご 挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

知的財産保護と

競争力のある物づくり

村田

吉隆

衆議院議員

平成15年度

特技懇懇親会開催

村田 吉隆(むらた・よしたか)

昭和1 9 年7 月3 0 日生まれ 衆議院議員(自由民主党)

<主な現職>

衆議院経済産業委員長

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