.
... .
.
.
金融論
unit 10資金循環から見た日本型金融システムの特色
. . . . . .
金融システムとは
産業的流通
貨幣経済において取引に伴って生じるお金の流れ
金融的流通
売上げ代金の回収時期との不一致を埋めるつなぎ融資 設備投資の実行に際して不足となった資金の調達 債券や株式の売買
etc.
金融システムとは
このような経済活動上重要な役割を果たす金融取引が円滑に 行われるためには、ルールが必要である。
法律や市場での取引慣行により定まっている。
こうした法律等に基づき規定される金融サービス提供のあり 方に関する制度的枠組みを総称して、金融制度あるいは金融 システムと呼ぶ。
. . . . . .
金融システムとは
金融システムとは
金融制度は各国ごとに、また同じ国においても時代によって 異なる。
金融の意義は普遍的ではあるが、国や時代によって金融に対 する要請が違うため、金融取引のありようや慣行は国によ り、時代により異なる。
金融システムも環境の変化にともない変化していくこと、ど の国の金融システムが優れているかといった優劣をつけるこ とが困難なことを意味している。
. . . . . .
銀行型システムと資本市場型システム
金融システムの分類
.
.1. 銀行型システム銀行部門を経由する資金仲介が圧倒的なウェイトを占める
.
.2. 資本市場型システム資本市場(株式市場・債券市場)を経由する資金の運用・調達 が重要な役割を演じる
銀行型システムと資本市場型システム
. . . . . .
銀行型システムと資本市場型システム
日本の金融組織の特色 分業主義
銀行の業務範囲等、政府の細かい規制
郵便貯金(現在のゆうちょ銀行)など公的金融のウェイトが 高い
資金循環勘定とは
一国経済の主体は、家計部門、非金融法人企業部門、金融部 門政府部門、海外部門などからなる。
貯蓄超過主体から投資超過主体へ資金が流れて、一国経済の 資金循環が成り立っている。
このような早退としてのお金の流れを経済主体別の貯蓄投資 バランスと、それにともなって発生する金融取引を一覧性の ある表にとりまとめたのが資金循環勘定である。
. . . . . .
資金循環勘定とは
表10-1
高度成長期の金融構造
間接金融の優位 オーバーボロイング オーバーローン 資金の偏在
. . . . . .
日本経済の構造変化と金融構造の変容
2つのコクサイ化 国債の大量発行 国際化
オーバーローンは日本銀行が金融調節手段として手形・債券 オペを重視するようになったことを主因としてほぼ解消。 資金偏在はほとんど変化ないが、銀行預金のウェイトが低下 し、郵便貯金、保険、信託および投資信託のウェイトが上昇 した。
オーバーボロイングは、法人企業部門の資金不足が縮小、銀 行借入れ以外の資金調達手段の多様化、などにより後退した。 間接金融の優位は変化がないが、金融機関の間のシェアが変 動し、間接金融の中でも貸出しのウェイトは大きく低下して いる。