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物理II(電磁気学) Kaneshita's Class exercise01

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Academic year: 2018

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(1)

No.1 物理 II 演習 月 日 2– 科 番 / 名前

ポイント1:力を考えるとき,「加害者」と「被害者」の違いに注意する.

=⇒ 「加害者」=力を及ぼす人, 「被害者」=力を受ける人=力を及ぼされる人 ポイント2:図示するとき,ベクトルの始点は「被害者」にとる.

ポイント3:成分分解=⇒ [大きさ A] × [単位方向ベクトル(cos θ, sin θ)] =⇒ ⃗A= (A cos θ, A sin θ)

1 (静電気力の基本:語句) 次の問いに答えよ.

(1) 次の語句の意味を説明せよ:電荷,電気量,帯電,電気素量,電荷保存則,クーロン力. (2) 負電荷と負電荷の間に働く力は引力か斥力か.

(3) 電子1個の電気量は何Cか.また,電子10個ではどうか. (4) クーロン定数 kの単位を書け.

2 (力の考え方:被害者と加害者) 空間上の点 A の位置に点電荷q1 が置かれ,点Bの位置にq2 が置か

れているとき,次のそれぞれの場合に対して「被害者」と「加害者」を答えよ.位置A,Bとそこに置 かれた電荷を区別して答えよ.

(1) Bの点電荷(q2)が A の点電荷(q1)から受ける力を考える.

(2) Bの点電荷がA の点電荷に及ぼす力を考える.

(3) A の点電荷がBの点電荷から受ける力を考える.

(4) Bの点電荷にA の点電荷が及ぼす力を考える.

3 (クーロン力:成分分解) 真空中の原点(0, 0) に点電荷q0 [C]が置かれ,点(1, 0)にq1,点(1, 1) にq2

[C]が置かれている.次の各問いに答えよ.ただし,q0, q1, q2 >0 でクーロン定数はk0 として計算せよ.

(1) 電荷 q1(被害者)が電荷q0(加害者)から受ける静電気力の大きさ F10 はいくらか.また,F10 を成 分で表せ.

(2) 電荷 q2(被)が電荷 q0(加)から受ける静電気力の大きさ F20

はいくらか.また,

F⃗20 を成分で表せ

(3) 電荷 q1 が電が q2 から受ける静電気力の大きさ F12

はいくらか.また,

F⃗12 を成分で表せ

4 (クーロン力:合成1) 真空中のA(1, 0)の位置に点電荷 q1 [C]が置かれ,B(−1, 0)の位置にq2 [C]が 置かれているとき,次の各問いに答えよ.ただし,長さの単位はm,クーロン定数は k0 とする.

(1) Bの点電荷が Aの点電荷に及ぼす力 F1 を図示せよ.また,ベクトルF1 の成分表示と大きさ

F⃗1

を求 めよ.

(2) Bの点電荷が Aの点電荷から受ける力F2 を図示せよ.また,ベクトル F2 の成分表示と大きさ F2 を 求めよ.

(3) 原点(0, 0) に点電荷 q3 を置いたときにこの電荷が受ける力F3 を図示せよ.また,ベクトル F3 の成分

表示と大きさ F3

を求めよ.

(4) q1 = q2 として,点(0,3)に点電荷q4 を置いたときにこの電荷が受ける力F4 を図示せよ.また,ベク トル F4 の成分表示と大きさ

F⃗4

を求めよ.

5 (クーロン力:合成2) 真空中の3点A,B,Cにそれぞれ q [C]の点電荷を置いた.AB = AC = 5 m,

BC = 8 mとして,Aの点電荷に働く静電気力の大きさを考える.クーロン定数はk0として,以下の問

いに答えよ.

(1) A の点電荷に働く静電気力の大きさはいくらか.

(2) Cの電荷を −q [C]に置き換えたとき,A の点電荷に働く静電気力の大きさはいくらか.

(2)

————————— 解答 1 ————————— (1) 電荷:物体が持つ電気.

例:「電子は電荷をもっている.」 電気量:電荷の量.

例:「電子の電気量は−1.6 × 10−19 Cです.」 帯電:物体が電荷をもつこと.

例:「ガラス棒が帯電した.」

クーロン力:電荷の間に働く力.静電気力.

電気素量:電子の電気量の大きさ.電荷の基本単位. お金でいうと1円のようなもの.

電荷保存則:帯電体同士の電荷のやり取りにおいて, その前後で電気量の総量が変化しないこと.

(2) 斥力 (3) 1.6 × 10−19C, 1.6 × 10−18 C (4) k = F r2q−11 q−12 [N][m2][C−2]よって N m2 C−2

————————— 解答 2 —————————

(1) 加: q1,被: q2 (2) 加: q2,被: q1

(3) 加: q2,被: q1 (4) 加: q1,被: q2

————————— 解答 3 —————————

(1) クーロンの法則より F10 = k0q1q0

12 = k0q1q0 q0(加)から q1(被)に向かう単位ベクトルは⃗a= (1, 0).よって,F10= k0q1q0⃗a= (k0q1q0,0). (2)

F⃗20

=k0

q2q0

√22 = 1

2k0q2q0

q0(加)から q2(被)に向かう単位ベクトルは

⃗b = (cos 45,sin 45) = (

2 2 ,

√2 2

)

∴ ⃗F20= 1

2k0q2q0⃗b = (

2k0q2q0

4 ,

√2k0q2q0

4 )

(3) 大きさ: F12

=k0q1q2

q2(加)→ q1(被)の単位ベクトル:⃗c= (0, −1)

∴ ⃗F12= k0q1q2⃗c= (0, −k0q1q2).

————————— 解答 4 —————————

(1) q2 から q1 に向かう単位ベクトルを⃗aとする と,⃗a= (1, 0).q1 に働く力は,クーロンの法 則より,F1= k0

q1q2

22 ⃗aである.よって,答え はF1=( 1

4k0q1q2,0 )

F1

=

1

4k0|q1q2|

(2) 前 問 と 同 様 に し て ,q2 に 働 く 力 は

F⃗2 = k0

q2q1

22 (−⃗a) = − k0q1q2

4 ⃗aとかける. よって,答えは

F⃗2 = (

k0q1q2 4 ,0

)

F⃗2

=

1

4k0|q1q2|

(3) 前問と同様にして,q1q2 から受ける力

f⃗31f32 を 求 め る と ,f31= k0q3q1(−⃗a)

f⃗32= k0q3q2⃗a.これらの和を考えると q3 に 働く力 F3 F3 = k0q3(q2 − q1)⃗a とかけ る.したがって,F3 = (k0q3(q2 − q1), 0),

F⃗3

=k0|q3(q2− q1)|

(4) q1 → q4 方向の単位ベクトルを⃗bq2 → q4 方 向の単位ベクトルを⃗cとする.三角比を使う と,

⃗b = (− cosπ3,sin π

3) = (−12,

3 2 )

⃗c= (cosπ3,sinπ3) = (12,23)

q4 q1q2 から受ける力はそれぞれ f⃗41= k0

q4q1

22 ⃗b = (− 1

8k0q4q1,

√3

8 k0q4q1). f⃗42= k0

q4q2

22 ⃗c= ( 1

8k0q4q2,

√3

8 k0q4q2). q1= q2 として,これらの和を考えると, F⃗4 =

( 0,

√3 4 k0q4q1

)

F4

=

3

4 k0|q4q1|

B A

60°

x

y

単位ベクトル

F1

F2 60°

60°

F3 F4

a

b

60° 60°

c

60°

b cos 60° b sin 60°

b

f41 f21

(注意)実際の力の向きは矢印と逆になることもある.そ の場合は,力の大きさの式に実際の数値を入れると負に なるだけである.数値を入れるまでは,とりあえずこの 向きにとっておけばよい.

(3)

————————— 解答 5 —————————

B → AC → A 方向の単位ベクトルを⃗b⃗c とする. (1) A の電荷 が B,C の電荷から受ける力の和

を考えると, F⃗ = k0

qq

52(⃗b + ⃗c)

F⃗ = k0q

2

25 ⃗b + ⃗c

.

したがって, ⃗b + ⃗c が分かれば F の大きさ が求まる.ここで,BC の中点を M とする と−→CA = 5⃗c,−→BA = 5⃗b より,

−−→MA = 5 ×12(⃗b + ⃗c) よって,sin B = AM

AB =

5 2

⃗b + ⃗c

5 ⃗b これより

⃗b + ⃗c

= 2 sinB ⃗b

= 2 ×

√52− 42 5 × 1 =

6 5 となるので, F = 6k0q

2

125 .

A

B x

y

ABC と相似な三角形

c

C B

b

f

AC

f

AB

→ →

( )/2 b+c

M C

5

4 4

→ →

b

c

は単位ベクトル

(2) Aの電荷が B,Cの電荷から受ける力の和は F⃗ = k0

q2

25(⃗b − ⃗c)

ここで, ⃗b |⃗c| ⃗b − ⃗c の3辺からなる三角 形は,三角形 ABCと相似である.辺の比よ り,

⃗b − ⃗c = 8 5 ⃗b

=

8 5

となるので,答えは F = 8k0q

2

125 .

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