建築審査会審議概要
会議名 平成 29 年度第 3 回札幌市建築審査会
開催日時 平成 29 年 8 月 9 日(水) 午後 1 時 30 分∼午後 3 時 00 分 開催場所 札幌市役所本庁舎 7階都市局会議室
出席者
委員 石山会長、太田委員、園田委員、星原委員、松平委員 事務局 建築指導部長、管理課長、制度担当係長、係員1名 説明員 指導係長、係員2名
会議の結果 議案第 7 号及び第 8 号はいずれも「同意」 議題 (1)議案第 7 号
日影による中高層の建築物の高さの制限を 超える建築物の敷地内に 大学(チャペル)を増築したい旨の許可申請(法第56条の 2第1 項た だし書)
【主な質疑】(○は委員の発言、●は説明員の発言)
○審査基準には「①不適格な日影時間の部分が増加するものではなく、 かつ、②増築棟が生じさせる日影が法に適合していること」と2つの 条件が記載されているが、この2つの条件が片方だけ満たされないケ ースはありうるのか。
●稀なケースではあるが、不適格な日影時間の部分と増築棟が生じさせ る日影が重なっている場合、増築棟が生じさせる日影が法に適合して いない場合でも、当該適合していない部分が不適格な日影時間の部分 に隠れてしまうことがある。この場合、①は満たされるが、②は満た されないこととなる。①と②の両方を確認することで、不適格な日影 を発生させている建築物が解体されて増築棟だけが残ったとしても、 法に適合しない部分が発生しないことを確認している。
○チャペルが建っているところは、現在何か建っているのか。
●現在は大学校舎が建っており、解体中である。
○この大学が今後、増築等を行う場合、必ずこの許可が必要となるのか。 渡り廊下で繋がっていなくても、どんなに低い建築物でも許可が必要 となるのか。
●法体系上は、同一敷地内で建築行為を行う場合は、接続の有無や高さ にかかわらず、許可が必要となると考えられる。
○確認申請が必要な建築行為の場合には、許可を受ける必要があるとい うことか。
●許可の手続には、確認申請のように特定の場合に手続を不要とするよ うな規定が無いため、法を厳格に読むと、確認申請の要不要にかかわ らず、許可手続が必要となる。ただし、日影に影響の無いことが明ら かな建築行為まで建築審査会に諮ることは 合理的ではないとも考え られるため、包括同意基準の策定についても、検討を進めている。
○今回の増築部分のみを敷地分割して建てることにより、許可不要とす ることはできるのか。
●手法としてはあり得る。ただし、状況が更に複雑になるため、許可を 受けるよりも更に手間がかかるのではないかと思われる。
(2)議案第 8 号
道路に接しない敷地で、雪上車を保管するための車庫を建て替えたい 旨の許可申請(法第 43 条第 1 項ただし書)
【主な質疑】(○は委員の発言、●は説明員の発言)
○「通路」と「道路」はどう違うのか。
●建築基準法 上の道路になっ ているかどうかというところに違いがあ る。今回の敷地に接している通路は、見た目は道路のように整備され ているが、例えば道路法によって認定されるなどの法律的な位置づけ がされていない。
○通路は自由に造ってもいいものなのか。
●この通路のある土地は民有地であるため、その所有者が通路を作るこ とは特に問題ない。
○通路の維持管理について条件が付されているが、通路を利用する者そ れぞれに維持管理が義務付けられているのか。(事務局注:本件の敷地の 接する通路は、土地所有者以外に複数の者が利用することが予定されている。)
●札幌市として維持管理を求めているのは、あくまで土地所有者に対し てであり、維持管理に関する誓約書も土地所有者が提出しているもの である。ただし、実際の維持管理を通路利用者に任せること自体は否 定していない。
○通路の維持管理費用についても、土地所有者と通路利用者が協議をし て決めるということか。
●そのとおりである。なお、土地所有者と通路利用者の間で通路の賃貸
借契約が結ばれており、その契約書において維持管理が触れられてい る。また、これだけでは十分でない部分もあるため、土地所有者から 札幌市に対して、維持管理に関する誓約書を提出させている。
○土地所有者が札幌市に対して、この通路を道路とするように求めるこ とはできないのか。
●できないことはないが、道路として認定するとなると、測量して道路 の区域を確定しなければならないなど土地 所有者の負担も大きいこ とから、今回、この通路を道路にするという話には至っていない。
連絡先 札幌市都市局建築指導部管理課(制度担当)
電話番号:011-211-2859