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ゆうちょ銀行CSRレポート2016-ゆうちょ銀行

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Academic year: 2018

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PROFILE

1990年大阪市立大学大学院経営学研究科修 了、博士号取得(経営学)。大阪市立大学、神 戸大学助教授を経て、2001年より神戸大学 教授、近著に『低炭素型サプライチェーン経営』 (共著)がある。ISO/TC207/WG8(MFCA)

議長など、社会活動にも積極的に参画。

 ゆうちょ銀行は2015年に株式上場を果たされ、本年初めてCSRレ ポートを発行されました。郵便貯金として、日本人の生活に深く密着し てきた企業として、CSRレポートを発行されたことに、まず大きな敬意を 表したいと思います。初めての報告書ということもあり、大きなポイント について意見を述べたいと思います。

 ゆうちょ銀行は、CSRの取り組みとして、「安心のサービス」、「環 境」、「ダイバーシティ・マネジメント」、「教育」を挙げておられますが、こ れらの領域を総括する理念が大切です。「コンセプト」では、「事業の遂 行において、お客様、株主のみなさま、社会、環境、従業員に、より良い 価値を提供する」と述べられていますが、「より良い価値」とは何なの か、是非具体的に検討していただければと思います。と言いますのも、 「価値創造」はCSRの最も重要な課題ですので、それぞれのステーク

ホルダーにどのような価値を提供するのか、明確な方針と継続的な改 善が必要になると思われるからです。

 そのためには会社の方針とそれぞれの活動の関連性や可能な範囲 での定量的なデータの開示が重要になってくると思います。たとえば、 「ボランティア貯金」などは、非常に良い取り組みと思いますが、会社の

方針として、この事業をどのように位置づけ、今後どのように展開する 予定なのかなどを、社会への責任として示されることも大切と思いま す。また、体の不自由なお客様のための様々なサポートは大変立派なこ とで高く評価できますが、このようなサービスが全国的にどの程度普及 しているのか、今後どのように充実させる予定かなどの、定量データの 開示があれば、より分かりやすくなるでしょう。環境活動に関しても、定 量情報を示して、目標管理を導入するなどの方向へ展開されることを 期待しています。

 CSR活動の非常に重要な側面としてステークホルダーとのコミュニ ケーションがあります。ゆうちょ銀行は、国民の生活に幅広く密着してい ますので、是非積極的にステークホルダーとのコミュニケーションをとっ てほしいと思います。その意味で、ゆうちょ銀行のCSRは国民への啓発 という大変重要な使命があると思います。今後の発展を大いに期待し ています。

第三者評価

国民への啓発という重要な使命

神戸大学大学院経営学研究科教授 

國部克彦

こく

部ぶ 克かつ彦ひこさん

参照

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