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府中市人材育成基本方針【平成28年3月改訂版】

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(1)
(2)

府中市人材育成基本方針(改訂)の背景及び目的 ··· 1

1 目指すべき職員像 ··· 2

2 職員に求められる能力・態度 ··· 3 (1)基礎的な能力・態度 ··· 3 (2)職層ごとに求められる能力 ··· 4

3 人材育成のための具体的な取組··· 6 (1)職員の能力を高め、効果的に発揮するための研修制度 ··· 7 (2)職員の適性や能力を活用する人事制度 ··· 9

(3)働きやすく、能力を最大限に発揮できる職場環境の整備 ···· 11

4 人材育成の推進に向けた体制整備 ··· 13

(1)管理監督者の役割 ··· 13

(2)人事・研修部門の役割 ··· 13

(3)

府中市人材育成基本方針(改訂)の背景及び目的

本市では、

限られた人材の中で、

個人の持てる能力や可能性を充分に引き出し、

活用するような総合的な取組を実施するため、平成

19

年3月に「府中市人材育

成基本方針」を策定し、自己申告制度の活用、ジョブローテーションの実施など

の人事制度や、キャリアデザインの設計、政策形成能力の向上などに係る研修の

充実を図ってきました。

しかし、地方分権が進み、地方公共団体が担う役割は多様化し、人口減少に伴

う都市間競争の激化、少子高齢化など、地方公共団体を取り巻く環境は変化し、

大きな時代の変革期を迎えつつあります。

このような時代に的確に対応し、市民サービスの向上を図っていくためには、

職員一人ひとりが全体の奉仕者である公務員としての自覚を持つことはもちろ

ん、職層や職務ごとに求められる能力を高め、長期的に最大限の力を発揮できる

職員を育成していく必要があります。

また、地方公務員法の改正(平成 26 年法律第 34 号)により、業績及び能力に

基づく人事評価を職員の任用、給与、その他の人事管理の基礎とし、人事評価制

度を人材育成に積極的に活用する時期にきています。

これらの時代背景を踏まえ、職員の意識改革及び能力開発を推進し、総合力を

身に付けた職員を長期的に育成するため、

「府中市人材育成基本方針」の改訂を

行います。

今後は、この方針に基づいて、多様化する市民ニーズに的確に対応し、既成概

念に捉われない新たな視点を持ちながら行政課題に積極的に取り組む職員の育

(4)

目指すべき職員像

これからの府中市政を支え、更なる発展を推進していくにあたり、府中市職員

は、市民全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を遂行することはもとより、社

会の変化に的確に対応し、市民の視点に立って行動することが求められます。

目指すべき職員像は、これまでの基本姿勢を踏襲し、

「豊かな創造力と新たな

課題に積極的に取組む実行力を持ち、市民に信頼される職員」とし、これまでと

同様に4つの側面を兼ね備えた職員を『目指すべき職員像』として、その実現に

向けて更なる能力開発を進め、人材育成を図っていきます。

豊かな創造力と新たな課題に積極的に取組む実行力を持ち、

市民に信頼される職員

好務員

「市民から好かれる職員」 市民に愛され、信頼される職員 を創出する。

倫理観・協働意識・接遇能力・説明力

コミュニケーション能力・傾聴力

光務員

「光輝く職員」 自立した職員を創出する。

責任感・自己啓発意識

業務遂行能力・自己管理能力

行務員

「行動できる職員」 積 極 的 に 取 り 組 む こ と の で き る職員を創出する。

柔軟性・実行力・コスト意識

問題対応力・折衝力

考務員

「考えることのできる職員」 知 識 と 知 恵 を 活 用 で き る 職 員 を創出する。

創造力・発想力・企画立案力

(5)

職員に求められる能力・態度

前述の「目指すべき職員像」を実現するためには、職員一人ひとりが自己の

能力開発に積極的に取り組み、

職員に求められる基礎的能力及び態度を身に付け

なければなりません。

また、職層ごとに、役割に応じた能力を身に付けることも重要であり、総合

的に能力開発を進めていく必要があります。

そこで、

これらの能力及び態度を、

職員に求められる能力・態度として以下のとおり整理しました。

(1)基礎的な能力・態度

市民から信頼され、市民ニーズに的確に対応し、満足する行政サービスを提

供するためには、

目指すべき職員像を構成する4つの側面に掲げている能力及

び態度を身に付ける必要があります。これらの基礎的な能力・態度を職員自身

が常に意識して身に付け、実践していくことが大切です。

説明

接 遇 能 力

市 民 の 立 場 に 立 ち 、 親 切 、 丁 寧 な 姿 勢 で 市 民 サ ー ビ ス を 提 供 す る 能 力

コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力

市 民 や 職 員 と 良 好 な 関 係 を 保 ち 、 円 滑 に 業 務 を 進 め る た め に 、 互 い の 意 思 、 思 考 を 伝 達 し 合 う 能 力

説 明 力

自 分 の 考 え や 組 織 の 方 針 、 事 業 内 容 等 を 分 か り や す く 説 明 し 、 業 務 を 円 滑 に 行 う 能 力

傾 聴 力 相 手 へ の 理 解 を 深 め る た め に 積 極 的 に 話 を 聴 く 能 力

業 務 遂 行 能 力

担 当 業 務 の 状 況 を 適 切 に 把 握 し 、 的 確 な 判 断 と 対 応 に よ り 、 業 務 を 遂 行 す る 能 力

自 己 管 理 能 力

自 分 自 身 の 立 場 や 役 割 を 認 識 し 、 困 難 な 状 況 下 に お い て も 、 自 己 を 見 失 わ ず 冷 静 に 対 応 し 、 安 定 し た 態 度 で 業 務 を 遂 行 す る 能 力

折 衝 力

相 手 の 立 場 を 尊 重 し つ つ 、 自 分 の 考 え や 意 図 を 正 確 に 伝 え 、 説 得 し 納 得 さ せ る 能 力

創 造 力

業 務 を 通 じ て 視 野 を 広 げ 、 様 々 な 角 度 か ら 物 事 を 捉 え 、 提 案 す る 能 力

発 想 力

既 成 概 念 に と ら わ れ ず 、 新 た な 視 点 で ア イ デ ア を 引 き 出 す 能 力

基礎的能力・ 態度

(6)

(2)職層ごとに求められる能力

職層ごとに求められる能力とは、

(1)

で示した基礎的な能力や態度の他に、

職層に応じて求められる能力となります。職層が上がるにつれ、管理的な要素

が大きくなります。

職層 求められる 能力 求められる 行動・ 役割

政 策 決 定 能 力

総 合 的 ・ 長 期 的 な 視 点 に 立 っ て 、 組 織 の 目 標 や 施 策 方 針 を 決 定 す る

行 政 経 営 能 力

時 代 の 変 化 を 的 確 に 捉 え 、 組 織 目 標 や 政 策 方 針 に 基 づ き 、 経 営 的 な 視 点 で 政 策 を 遂 行 す る

組 織 管 理 能 力

組 織 力 を 最 大 限 に 発 揮 さ せ 、 組 織 目 標 を 達 成 す る た め に 部 を 統 率 す る

危 機 管 理 能 力

行 政 の 危 機 を 察 知 す る た め の 危 機 管 理 体 制 を 整 備 し 、 危 機 発 生 時 に 的 確 な 指 示 や 対 応 を す る

組 織 活 性 化 能 力 部 の 管 理 職 の 指 導 ・ 育 成 を 進 め 、 組 織 力 の 向 上 を 図 る

部長級

説明

企 画 立 案 力

広 い 視 野 と 洞 察 力 を 持 ち 、 独 創 的 か つ 効 果 的 で 実 現 性 の あ る 解 決 策 を ま と め あ げ る 能 力

実 行 力

業 務 の 改 善 や 提 案 な ど を 行 い 、 新 た な 課 題 に 積 極 的 に 挑 戦 す る 能 力

問 題 対 応 力

常 に 問 題 意 識 を 持 ち 、 問 題 の 存 在 や 本 質 を 認 識 し 、 問 題 が 発 生 し た 場 合 は 、 解 決 す る た め の 方 策 を 組 み 立 て て 解 決 し て い く 能 力

文 書 表 現 力

わ か り や す い 資 料 や 要 点 を 踏 ま え た 的 確 な 文 書 を 作 成 す る 能 力

情 報 収 集 分 析 力

業 務 に 必 要 な 情 報 を 、 迅 速 か つ 正 確 に 収 集 し 、 分 析 す る 能 力

倫 理 観

全 体 の 奉 仕 者 と し て の 自 覚 を 持 ち 、 責 任 を 持 っ て 職 務 を 遂 行 す る 姿 勢

協 働 意 識

市 民 ニ ー ズ を 的 確 に 把 握 し 、 市 民 と と も に 目 標 や 課 題 に 向 か っ て 積 極 的 に 取 り 組 む 意 識

責 任 感 全 て の 業 務 に 責 任 を 持 ち 、 最 後 ま で や り と げ る 姿 勢

柔 軟 性 時 代 や 環 境 の 変 化 に 的 確 に 対 応 す る 姿 勢

コ ス ト 意 識

市 民 ニ ー ズ を 的 確 に 把 握 し な が ら 、 事 業 を 効 率 的 ・ 効 果 的 に 遂 行 す る 意 識

自 己 啓 発 意 識

業 務 に 関 す る 新 し い 知 識 や ス キ ル の 習 得 な ど 、 自 ら 積 極 的 に 能 力 を 高 め る 意 識

態       度 能     力

(7)

職層 求められる 能力 求めら れる行動 ・役割

政 策 立 案 能 力

課 題 発 見 、 解 決 の た め の 有 効 な 政 策 、 事 業 等 を 企 画 、 立 案 す る

現 場 管 理 能 力

職 場 の 目 標 や 課 題 を 明 確 に 示 し 、 適 正 に 事 務 を 分 担 し て 組 織 を 管 理 す る

危 機 管 理 能 力

職 場 の 危 機 を 未 然 に 防 ぐ 体 制 整 備 や 、 危 機 発 生 時 の 対 応 を 行 う

目 標 設 定 ・ 管 理 能 力

組 織 目 標 を 定 め 、 事 務 事 業 を 計 画 的 か つ 効 率 的 に 管 理 運 営 す る

指 導 育 成 能 力 ( 組 織 )

職 場 の 責 任 者 と し て 、 職 員 が 十 分 に 力 を 発 揮 で き る よ う 、 働 き や す い 職 場 風 土 の 構 築 や 、 人 材 育 成 を 行 う

政 策 立 案 能 力

課 題 を 発 見 し 、 解 決 す る た め の 具 体 的 な 事 業 を 企 画 、 立 案 す る

指 導 育 成 能 力 ( 部 下 )

部 下 の 能 力 を 向 上 さ せ 、 最 大 限 に 発 揮 さ せ る た め に 日 常 業 務 を 通 じ て 指 導 ・ 育 成 を す る

リ ー ダ ー シ ッ プ 能 力

係 内 の 情 報 共 有 を 積 極 的 に 行 い 、 職 場 の 目 標 や 課 題 に 対 し て チ ー ム 力 を 生 か し 、 正 確 か つ 迅 速 に 解 決 す る

課 題 発 見 能 力

常 に 問 題 意 識 を 持 っ て 業 務 に あ た り 、 課 題 を 発 見 し た 際 に 、 そ の 解 決 に 向 け て 具 体 的 な 事 業 を 提 案 す る

指 導 育 成 能 力 ( 係 員 )

係 の 中 心 と し て の 意 識 を 持 ち 、 上 司 を 補 佐 す る と と も に 、 後 輩 職 員 へ 適 切 な 指 導 ・ 助 言 を す る

専 門 能 力 高 度 な 専 門 知 識 を 身 に 付 け 、 業 務 を 効 率 的 に 行 う

課 題 発 見 能 力

常 に 問 題 意 識 を 持 っ て 業 務 に あ た り 、 課 題 の 発 見 に 努 め 、 事 務 の 改 善 等 を 図 る

専 門 能 力

担 当 業 務 に 必 要 な 専 門 知 識 の 向 上 を 目 指 し 、 業 務 を 遂 行 す る

課長 級

係長 級

主任 級

(8)

人材育成のための具体的な取組

目指すべき職員像を実現するためには、職員自身が意欲と主体性を持ち、意

識改革や能力開発を効率的かつ効果的に推進していく必要があります。

そのためには、職員一人ひとりの意識や能力を高め、職務上必要となる知識

や能力を修得するための直接的な手法である「研修制度」

、職員の適性や能力を

有効に活用していく中長期的な「人事制度」

、優れた人材を育成していくための

土台である「職場環境の整備」を有機的に結びつけ、相乗効果を発揮できるよ

うな仕組みづくりが必要となります。

【イメージ図】

豊かな創造力と新たな課題に積極的に取組む実行力を持ち、

市民に信頼される職員

研修制度

人事制度

職場環境の整備

・入庁から11年目まで必修研

修を実施

・自己啓発の支援

・職場研修(OJT)の推進

・職場外研修(Off-JT)の充実

・市町村職員研修所の活用

・人事評価制度の活用

・優れた人材の採用

・能力・適性に応じた人事配置

・昇任意欲の向上支援

・女性職員の活躍推進

・自己申告書の活用

・目標管理の実施

・接遇意識の向上

・職場のサポート体制の充実

(9)

(1)職員の能力を高め、効果的に発揮するための研修制度

職員の能力向上を図るためには、

職員一人ひとりが学ぶ姿勢を持つことが大

切ですが、入庁から一定年次まで能力開発の場を提供し、確実にステップアッ

プを図り、それを継続的に実施していく必要があります。

そこで、

入庁から11年目までの各年次に必修研修を実施し、

府中市職員

(公

務員)として業務を行うための基本姿勢を身に付けることから、業務で活用で

きる実践的な能力の修得までの総合的な能力開発を進めていきます。それらを

継続的に実施し、総合的な能力を身に付けた職員を増やし、長期的な組織力の

強化を図っていきます。

また、自ら学ぶ意欲を高めるために、自己啓発促進への支援を行うことや、

職場全体で職員を育成する風土を醸成するための職場研修(OJT)などを推

進し、職員の能力を効果的に発揮できるよう、研修体系を強化していきます。

【府中市職員のキャリアアップイメージ】

キ ャ リ ア ア ッ プ 期 間

1~3年

4~7年

8~11 年

12 年以降

総合的能力

・府中市職員と しての資質 ・実践的能力

キャリア成熟期間

‣ 業務処理能力

‣ キャリアデザイン

‣ リーダーシップ

‣ 文書表現力

‣ プ レ ゼ ン テ ー シ ョ

ン力

‣ 組 織 活 性 化 コ ミ ュ

ニケーション力

など

‣ 巻き込み力

‣ ア サ ー テ ィ ブ コ ミ

ュニケーション

‣ 問題発見・解決力

‣ 発想力

‣ キャリアデザイン

‣ コーチング

など ‣ 職 員とし ての 姿

勢・意識

‣ 規律性

‣ 社会人基礎力

‣ 気働き力

‣ 福祉マインド

‣ チームワーク

(10)

№ 取 組 事 項 取 組 内 容

  職 員 が 自 分 に 必 要 な 知 識 や 能 力 に つ い て 、 自 発 的 ・ 主 体 的 に 学 習 す る こ と が で き る よ う 支 援 を 行 い ま す 。

① 通 信 教 育 の メ ニ ュ ー を 、 こ れ ま で の 受 講 実 績 や 職 員 の ニ ー ズ に 合 わ せ 、 毎 年 見 直 し を 行 い ま す 。

② 業 務 上 必 要 な 資 格 等 の 受 験 料 及 び 受 講 料 の 助 成 を 行 い 、 資 格 取 得 へ の 支 援 を 行 い ま す 。

  職 場 研 修 は 、 人 材 を 育 成 し て い く 上 で 中 心 的 な 手 法 と な り ま す 。 職 場 研 修 を 進 め る に あ た っ て は 、 各 職 場 が 主 体 性 を 持 っ て 取 り 組 む こ と は も ち ろ ん 、 組 織 全 体 の 取 組 と な る よ う 支 援 体 制 の 充 実 を 図 っ て い き ま す 。

① 管 理 監 督 者 を 中 心 に 、 O J T 制 度 や 人 材 育 成 の 目 的 を 明 確 化 し 、 職 場 全 体 で 職 員 の 育 成 に 努 め る た め の 意 識 啓 発 を 図 り ま す 。

② 新 任 職 員 1 人 に つ き O J T 指 導 員 を 任 命 し 、 指 導 に 関 す る ポ イ ン ト や カ リ キ ュ ラ ム 、 ツ ー ル ( 育 成 支 援 シ ー ト ) に つ い て 、 共 通 の 認 識 を 図 り ま す 。 ま た 、 所 属 や 職 種 に 応 じ た チ ー ム を 編 成 し 、 チ ー ム ご と の 情 報 共 有 の 場 を 提 供 し 、 指 導 に 関 す る 課 題 等 を 整 理 す る た め の フ ォ ロ ー 体 制 を 整 備 し ま す 。

③ 各 職 場 で 抱 え る 課 題 等 に つ い て 、 各 職 場 が 職 員 の 共 通 認 識 を 図 る た め に 必 要 な 研 修 を 実 施 す る こ と に 対 し て 支 援 し ま す 。   職 場 外 研 修 は 、 一 定 期 間 本 来 の 業 務 か ら 離 れ 、 集 中 的 に 行 う こ と が で き 、 基 礎 的 ・ 専 門 的 な 知 識 や 技 術 を 体 系 的 に 学 習 す る 面 で 効 果 的 で す 。

  職 場 外 研 修 も 、 職 場 に お い て 必 要 と さ れ る 能 力 の 向 上 を 目 指 す も の で あ る た め 、 人 材 育 成 に 対 す る 職 場 の ニ ー ズ を よ り 反 映 し た も の と し て い く 必 要 が あ り ま す 。

① 職 員 の 研 修 ニ ー ズ を 反 映 し た 独 自 研 修 の 実 施 に 努 め ま す 。 ② 全 職 員 共 通 で 必 要 と さ れ る 実 践 的 能 力 ( 文 書 作 成 能 力 、 説 明 力 、 交 渉 力 等 ) に つ い て 、 選 択 制 を 導 入 し 、 研 修 へ の 参 加 意 欲 を 高 め ま す 。

③ 年 度 毎 に 研 修 内 容 を 見 直 し 、 時 代 や ニ ー ズ に 合 っ た 研 修 を 実 施 す る よ う 努 め ま す 。

④ 業 務 で 必 要 な 知 識 ・ 技 術 に つ い て 、 民 間 企 業 等 が 実 施 す る 研 修 会 等 へ の 派 遣 な ど 、 派 遣 研 修 の 活 用 に 努 め ま す 。

4

職 場 外 研 修 ( O f f -J T ) の 充 実

  こ れ ま で は 、 新 任 職 員 を 始 め 、 入 庁 2 年 目 、 6 年 目 、 1 1 年 目 の 職 員 に 対 し 、 そ の 年 次 で 必 要 と さ れ る 能 力 を 高 め る た め の 必 修 研 修 を 実 施 し て き ま し た が 、 今 後 は 、 こ れ ま で の 必 修 研 修 に 加 え 、 入 庁 か ら 1 1 年 目 ま で 、 各 年 次 で 必 要 と さ れ る 能 力 を 見 極 め 、 必 修 研 修 を 実 施 し 、 職 員 と し て の 資 質 を 高 め る と と も に 、 実 践 的 な 能 力 の 向 上 を 図 り 、 総 合 的 な 能 力 を 身 に 付 け た 職 員 を 増 や し て い く こ と で 長 期 的 な 組 織 力 の 強 化 に 繋 げ て い き ま す 。

2 1

3

職 場 研 修 ( O J T ) の 推 進

(11)

(2)職員の適性や能力を活用する人事制度

組織の活性化を推進するためには、

職員一人ひとりの適性や能力を客観的に

評価し、把握したうえで有効に活用することが重要となります。そのため、P

DCAサイクルを重視した人事評価制度を活用し、

職員の意向や適性を考慮し

ながら意欲と能力を高め、

職員が持てる力を最大限に発揮できるよう人事制度

の充実を図ります。

また、優れた人材の確保や、将来の府中市政を担う中心的な人材となるため

の昇任意欲の向上など、

組織力を高めるための取組を継続的に行っていきます。

№ 取 組事 項 取組内 容

5

市 町 村 職 員 研 修 所 の 活 用

  市 町 村 職 員 研 修 所 で 実 施 す る 研 修 は 、 他 市 町 村 職 員 と と も に 研 修 を 受 講 す る こ と に よ り 能 力 開 発 の 場 で あ る と 同 時 に 情 報 交 換 の 場 に も な り 、 参 加 す る 職 員 に と っ て は 、 自 己 啓 発 の 動 機 づ け や 人 的 な ネ ッ ト ワ ー ク づ く り の 面 か ら も 有 意 義 な も の と な る た め 、 積 極 的 に 職 員 を 派 遣 し て い き ま す 。

業 務 レ ベ ル の 向 上・次年度の目標 検討

業務のフィードバッ クによる能力開発・ 人材育成

目 標 達 成 に 向 け た 自 主 的 な 取組

【PDCAサイクルを重視した人事評価制度】

目標設定 Plan

業務遂行 Do 業務改善

Action

振り返り Check 期首面談(4~5月)

目標の設定・共有

期末育成面談(11~1月) 目標達成度合の確認

業績や能力に基づく評価 ‣ 人事配置・昇任等

(12)

№ 取組 事項 取組 内容

1 人 事 評 価 制 度 の 活 用

  職 員 の 職 務 に 対 す る 適 切 な 評 価 は 、 職 員 の 意 欲 や 能 力 の 向 上 に 大 き な 役 割 を 果 た し ま す 。 ま た 、 評 価 の 結 果 は 、 職 員 の 能 力 開 発 の 動 機 付 け に 活 用 す る こ と が で き 、 昇 給 等 の 処 遇 に 反 映 さ せ る こ と で 、 職 員 の モ チ ベ ー シ ョ ン を 高 め 、 よ り 一 層 の 職 員 の 意 欲 や 能 力 の 向 上 が 期 待 で き ま す 。

  こ の た め 、 職 員 一 人 ひ と り の 目 標 を 明 確 に し 、 仕 事 の 実 績 や 能 力 を 公 平 ・ 公 正 に 評 価 し 、 評 価 へ の 納 得 性 を 高 め る と と も に 、 職 務 に 対 す る 誇 り と や り が い を 持 て る よ う 人 事 評 価 制 度 を 有 効 に 活 用 し て い き ま す 。

  職 員 の 人 事 配 置 は 、 職 員 の 能 力 や 適 性 を 考 慮 す る 中 で 実 施 し て い ま す が 、 配 置 先 で の 経 験 が 職 員 の 能 力 開 発 に 大 き く 影 響 し ま す 。

  配 置 先 で 、 持 て る 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 で き る よ う 、 自 ら の 能 力 や 適 性 を 自 覚 す る こ と も 重 要 で す 。

  将 来 的 な キ ャ リ ア デ ザ イ ン の 構 築 の た め に も 、 適 材 適 所 の 人 事 配 置 に 努 め ま す 。

① 採 用 後 か ら 一 定 期 間 内 の 職 員 に 対 し て 、 幅 広 い 分 野 に お い て 経 験 を 積 み 、 適 性 や 能 力 を 自 覚 さ せ 、 持 て る 力 を 最 大 限 発 揮 で き る よ う 、 効 果 的 な ジ ョ ブ ロ ー テ ー シ ョ ン を 実 施 し て い き ま す 。

② 将 来 的 な キ ャ リ ア デ ザ イ ン の 構 築 に 資 す る た め 、 配 置 先 で の フ ォ ロ ー や 面 談 等 に よ る キ ャ リ ア 意 識 の 醸 成 を 図 り ま す 。

4 昇 任 意 欲 の 向 上 支 援

  主 任 職 の 昇 任 試 験 に つ い て は 、 受 験 率 が 高 く 、 若 年 層 の 意 欲 の 高 さ が 現 れ て い ま す が 、 係 長 職 以 上 の 受 験 率 は 低 下 傾 向 に あ り 、 特 に 管 理 職 試 験 に お い て 顕 著 で す 。

  早 期 か ら 、 自 身 の キ ャ リ ア 形 成 に つ い て 意 識 さ せ る た め の 研 修 等 を 実 施 す る こ と に 加 え 、 役 職 に 応 じ た 給 与 体 系 を 構 築 す る な ど 、 昇 任 意 欲 を 高 め る た め の 工 夫 や 研 究 を 進 め て い き ま す 。

5 女 性 職 員 の 活 躍 推 進

  女 性 の 職 業 生 活 に お け る 活 躍 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 2 7 年 法 律 第 6 4 号 ) が 制 定 さ れ 、 女 性 の 活 躍 を 重 点 的 に 推 進 す る 動 き が と ら れ て い ま す 。

  こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、 よ り 一 層 女 性 職 員 が 政 策 決 定 過 程 に 参 画 し 、 そ の 柔 軟 な 発 想 を 持 っ て 様 々 な 政 策 課 題 に 取 り 組 む こ と が で き る よ う 、 多 様 な ポ ス ト へ の 配 置 や ロ ー ル モ デ ル や キ ャ リ ア パ ス 事 例 を 紹 介 す る 研 修 の 実 施 、 管 理 職 等 と な っ た 後 の フ ォ ロ ー ア ッ プ を 含 め た 女 性 職 員 の キ ャ リ ア 形 成 等 を サ ポ ー ト す る た め の メ ン タ ー 制 度 の 導 入 な ど 、 女 性 活 躍 推 進 に 向 け た 体 制 整 備 へ の 研 究 を 進 め て い き ま す 。

2 優 れ た 人 材 の 採 用

  職 員 の 採 用 は 、 人 材 育 成 と 密 接 に 関 係 し て お り 、 採 用 段 階 か ら 優 れ た 人 材 を 確 保 す る こ と で 、 人 材 育 成 を 効 率 的 か つ 効 果 的 に 推 進 す る こ と が で き ま す 。 将 来 の 府 中 市 を 支 え る た め に は 、 多 様 化 す る 市 民 ニ ー ズ に 柔 軟 に 対 応 で き 、 府 中 市 へ の 愛 着 を 持 て る 人 材 を 確 保 す る 必 要 が あ り ま す 。

  そ こ で 、 募 集 要 項 や 採 用 案 内 な ど で 府 中 市 職 員 と し て 働 く こ と に つ い て の 様 々 な 情 報 を 積 極 的 に 発 信 す る と と も に 、 選 考 方 法 の 見 直 し に つ い て 検 討 し て い き ま す 。

  ま た 、 即 戦 力 と な る 専 門 性 を 有 す る 人 材 の 確 保 に も 努 め て い き ま す 。

3

(13)

(3)働きやすく、能力を最大限に発揮できる職場環境の整備

これまでに掲げてきた「研修制度」や「人事制度」の充実には、まずは実際

に働く職員のステージとなる「職場環境の整備」が必要であり、人材育成を推

進していくためには極めて重要な要素となります。

職員が持てる力を最大限に発揮するためには、

職場の良好な雰囲気や能力を

引き出し合える環境を整えることが重要です。このため、職員同士が情報の共

有化を図り、協力し合いながら職務を遂行できるよう、職場環境の整備に努め

ていきます。

№ 取組 事項 取組内 容

6 自 己 申 告 書 の 活 用

人 材 育 成 の 視 点 に 立 ち 、 職 員 の キ ャ リ ア デ ザ イ ン を 、 よ り 反 映 で き る よ う に 適 宜 、 自 己 申 告 書 の 内 容 等 の 見 直 し に つ い て 検 討 し 、 よ り 一 層 の 活 用 を 図 っ て い き ま す 。

№ 取組 事 項 取組 内 容

2 接 遇 意 識 の 向 上

  市 民 サ ー ビ ス の 向 上 に は 、 ま ず 職 員 一 人 ひ と り が 自 身 の 行 動 等 を 振 り 返 り 、 市 民 の 視 点 に 立 っ た 対 応 が 必 要 と な り ま す 。   信 頼 感 の あ る 対 応 を す る こ と は 、 職 員 個 人 の み な ら ず 、 府 中 市 全 体 の イ メ ー ジ ア ッ プ に 繋 が り 、 そ こ で 働 く 職 員 の や る 気 を 引 き 出 し ま す 。

  市 民 に 対 し て は も ち ろ ん の こ と 、 職 員 同 士 で も 丁 寧 な 対 応 、 挨 拶 な ど 思 い や り の あ る 行 動 を 意 識 す る こ と は 非 常 に 大 切 で す 。

  そ こ で 、 全 所 属 に 対 し 、 接 遇 に つ い て の 基 本 的 な 考 え 方 や 接 遇 の 大 切 さ を 理 解 す る た め の 接 遇 応 対 職 場 内 集 合 研 修 を 実 施 し 、 接 遇 意 識 の 向 上 を 図 り ま す 。

1 目 標 管 理 の 実 施

  課 や 係 の 目 標 や 方 向 性 を 明 確 に 示 し 、 共 有 す る こ と で 、 職 員 が 目 的 や 意 欲 を 持 っ て 職 務 に 専 念 す る こ と が で き ま す 。

  こ の た め 、 職 員 が 組 織 や 自 身 の 業 務 等 の 課 題 、 目 標 に つ い て 考 え 、 そ の 達 成 に 向 け て 計 画 的 か つ 効 率 的 に 職 務 遂 行 が で き る よ う 目 標 の 設 定 を 取 り 入 れ ま す 。

  ま た 、 設 定 し た 目 標 が 職 員 の 能 力 等 に 合 っ て い る か 、 目 標 に 対 す る 達 成 度 や 進 捗 状 況 が 適 切 に 把 握 さ れ て い る か を 客 観 的 に 確 認 で き る よ う 、 上 司 ・ 部 下 と の 面 談 を 取 り 入 れ る な ど 、 目 標 管 理 を 実 施 し ま す 。

(14)

№ 取組 事 項 取組 内 容

① 定 期 健 康 診 断 や ス ト レ ス チ ェ ッ ク の 受 診 の 徹 底 、 ま た 、 産 業 医 に よ る 健 康 相 談 の 機 会 を 設 け る こ と に よ り 、 職 員 の 健 康 管 理 体 制 の 充 実 を 図 り ま す 。

② 管 理 職 と 一 般 職 員 を 分 け 、 管 理 職 に は ラ イ ン ケ ア へ の 取 組 を 、 一 般 職 員 に は 自 身 の セ ル フ マ ネ ジ メ ン ト や 周 囲 へ の サ ポ ー ト を 図 れ る よ う 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 研 修 を 実 施 し ま す 。 ま た 、 職 員 の プ ラ イ バ シ ー に 配 慮 し 、 職 員 が 抱 え る 悩 み や 精 神 的 な 負 担 を 気 軽 に 相 談 で き る 支 援 体 制 を 継 続 し ま す 。

③ 職 員 の 仕 事 と 子 育 て の 両 立 を 支 援 す る た め 、 「 府 中 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 」 基 づ き 、 ワ ー ク ラ イ フ バ ラ ン ス を 重 視 し た 支 援 を し て い き ま す 。

  ハ ラ ス メ ン ト は 、 他 人 を 人 と し て 尊 重 し な い 極 め て 卑 劣 な 行 為 で す 。 組 織 で ハ ラ ス メ ン ト が 発 生 し た 場 合 は 、 職 員 の モ チ ベ ー シ ョ ン を 低 下 さ せ る ば か り で な く 、 メ ン タ ル ヘ ル ス 不 調 を 引 き 起 こ す 要 因 に も な り ま す 。

  ま た 、 近 年 組 織 内 に お け る セ ク シ ュ ア ル ハ ラ ス メ ン ト や パ ワ ー ハ ラ ス メ ン ト は 社 会 問 題 化 し て お り 、 相 談 や 苦 情 は 後 を 絶 ち ま せ ん 。

  こ の た め 、 ハ ラ ス メ ン ト を 引 き 起 こ さ な い た め の 職 場 環 境 の 整 備 や 職 員 の 意 識 啓 発 を 図 り ま す 。

① 現 在 設 置 し て い る ハ ラ ス メ ン ト に 関 す る 相 談 窓 口 を 今 後 も 継 続 し て 設 置 し 、 相 談 及 び 苦 情 に 対 す る 体 制 の 整 備 に 努 め ま す 。 ② ハ ラ ス メ ン ト は 、 異 性 や 上 司 か ら の 嫌 が ら せ だ け で は な く 、 同 僚 や 同 性 、 部 下 か ら 上 司 に 対 す る 嫌 が ら せ も 含 ま れ ま す 。 全 職 員 が ハ ラ ス メ ン ト に 関 す る 正 し い 知 識 や 認 識 を 深 め る た め に 、 ハ ラ ス メ ン ト 防 止 研 修 を 実 施 し 、 職 員 の 意 識 啓 発 に 努 め ま す 。

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ハ ラ ス メ ン ト の 防 止

  地 方 分 権 が 進 む 中 で 、 職 務 の 高 度 化 や 、 煩 雑 化 に よ り 、 職 員 の 負 担 は 大 き く な り 、 大 き な ス ト レ ス を 感 じ る こ と も 少 な く あ り ま せ ん 。

  職 員 が 心 身 と も に 健 康 で 、 明 る く 仕 事 が で き る こ と や 、 家 庭 や 地 域 の 中 で い き い き と 暮 ら し て い け る こ と は 、 仕 事 へ の エ ネ ル ギ ー に 繋 が り ま す 。

  こ の た め 、 職 員 の 健 康 と 活 力 を 増 進 す る た め に 、 職 員 に 対 す る サ ポ ー ト 体 制 の 充 実 を 図 り ま す 。

3

(15)

人材育成の推進に向けた体制整備

人材育成を推進するうえで最も大切なことは、

職場全体で人を育てるという意

識が全庁的に浸透していることです。職員が意欲的に仕事に取り組み、能力を最

大限に発揮できる環境を形成するためには、管理監督者、人事・研修部門、職員

一人ひとりがそれぞれの役割を認識し、三者一体となって、市民サービスの向上

に資する人材を育成していくことが必要となります。

(1)管理監督者の役割

管理監督者は、職員の能力開発のニーズを的確に把握し、それぞれの能力や

性格に応じた指導を行う立場にあり、

人材育成を重要な職務と認識する必要が

あります。

職場研修(OJT)

、職場外研修、自己啓発を通して職員の意識や能力の向

上を図り、あらゆる場面を人材育成の機会と捉え、組織の目標を明確にし、共

有することで計画的に人材育成を行うという意識を持つことが求められます。

(2)人事・研修部門の役割

人材育成には、

職員一人ひとりが日々の業務や研修等の人事諸制度を通じて

主体的に意識改革・能力向上に取り組むことへの支援が大切です。

このため、

職員が組織目標に向けて主体的に動き、

職員一人ひとりの成長が、

組織力の強化に繋がるよう、職員の意識や職場の実態を把握し、人材育成に関

する制度等の見直しや整備を行い、

各職場や職員の取組に対して積極的に支援

していくことが求められます。

(3)職員(個人)の役割

(16)

平成28年3月改訂

府中市政策総務部職員課人材育成担当 〒183-8703

東京都府中市宮西町2丁目24番地 TEL:042-335-4049

FAX:042-366-1457

参照

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