既存建築物の増築等における法適合性の
確認取扱要領及び同解説
成
27
年
6
月
1
日
改正
-
INDEX
-
目
次
・既存建築物の増築等における法適合性の確認取扱い要領
・・・・・・・
・既存建築物の増築等における法適合性の確認取扱い要領の解説
・・・・・・・
別添
適切に施工さ
ていることの確認方法の基準
・・・・・・・
参考資料
増築等を行う場合の既存部
への緩和対象となる条項毎の増築等の範囲と適
用基準の一覧
・・・・・・・
参考資料
別棟とみなす取扱い
・・・・・・・
参考資料
増築等を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
・・・・・・・
基
本
・・・・・・・
具体例
独立部
が
のみの場合―その
・・・・・・・
具体例
独立部
が
のみの場合―その
・・・・・・・
具体例
独立部
が
つある場合―その
・・・・・・・
具体例
独立部
が
のみの場合―その
・・・・・・・
具体例5
繰
返し増築する場合―その
・・・・・・・
具体例
繰
返し増築する場合―その
・・・・・・・
具体例
繰
返し増築する場合―その
・・・・・・・
具体例
繰
返し増築する場合―その
具体例
の建築物の間に増築する場合―その
・・・・・・・
具体例
の建築物の間に増築する場合―その
・・・・・・・
具体例
の建築物の間に増築する場合―その
・・・・・・・
5
具体例
の建築物の間に増築する場合―その
・・・・・・・
その他の注意事項
・・・・・・・5
参考資料
成
年版
基本建築関係法令集
霞ヶ関出版
改正経緯記号
・・・・・・・5
参考資料5
構造強度規定に関わる改正年月日
基準時
・・・・・・・5
様式
A
既存建築物状況報告書
・・・・・・・5
様式
B
現況調査書
・・・・・・・55
様式
C
現況調査チェックリスト
・・・・・・・5
様式
C
第
面
、
第
面
記入例
既存建築物の増築等における法適合性の確認取扱要領
大阪府内建築行政連絡協議会
成
18
年
5
月
31
日
制定
成
21
年
4
月
1
日
改正
成
22
年
4
月
1
日
改正
成
25
年
4
月
1
日
改正
成
27
年
6
月
1
日
改正
成
年
月
日付の
建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を
図るた
の建築基準法等の一部を改正する法律
の施行に伴い、既存建築物の
増築、改築、大規模の修繕又
大規模の模様替
以下、
増築等
という。
を
行う場合の法適合性の確認について、下記のとお
取扱う
のとする。
記
既存建築物の増築等の確認を申請しようとする者
、当該申請を行う際、増
築等を行う建築物の確認済証
旧確認通知書
及び検査済証の写しを提示する
とと
に、本協議会が別に定
る既存建築物の法適合性を調査した結果を示す
書面
現況調査チェックリスト
様式
C
を建築主事又
指定確認検査機関に
提示する
のとする。
た
し、検査済証の写しの提示について
、以下に該当する場合、当該各号
に示す書面に替えることが
る。
.既存建築物が確認図書と相違ないこと及び適切に施工さ
ていることにつ
いて既存建築物状況報告書
様式
A
の提示によ
、特定行政庁の確認を
けたと
。
.その他特定行政庁がや
を得ないと認
る場合
、既存建築物が適切に施
工さ
ていること及び当該既存建築物の法適合性について、既存建築物状
況報告書
様式
A
及び本協議会が別に定
る書面
様式
B
の提出によ
既存建築物の増築等における法適合性の確認取扱要領の解説
大阪府内建築行政連絡協議会
成
18
年
5
月
31
日
制定
成
21
年
4
月
1
日
改正
成
22
年
4
月
1
日
改正
成
25
年
4
月
1
日
改正
成
27
年
6
月
1
日
改正
解説
平成
月
日
建築物の安全性及び
街地の防災機能の確保等を
図
た
の建築基準法等の一部を改正す
法律
今回の法改正
い
う。
施行さ
改正
の建築基準法
法
いう。
第
条の
及び法第
条の
の規定によ
既存 建築物に関し
制限の緩和
図
た
この規定の適用に あた
前提
既存建築物の法適合性の確認
必要に
こ
この取扱いに
い
の要領を大阪府内建築行政連絡
協議会
定
い
。
た
今回の法改正に
既存建築物に対す
制限の緩和の一覧及び
法の遡及対象
あ
一の建築物の考え方に
い
巻
に付すの
参考にさ
たい。
成
年
月
日付の
建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等
を図るた
の建築基準法等の一部を改正する法律
の施行に伴い、増築、改
築、大規模の修繕又
大規模の模様替
以下、
増築等
という。
を行う既
存建築物の法適合性の確認について、下記のとお
取扱う
のとする。
増築等の確認を申請しようとする者
、当該申請を行う際、増築等を行う
建築物の確認済証
旧確認通知書
及び検査済証の写しを提示するとと
に、
本協議会が別に定
る既存建築物の法適合性を調査した結果を示す書面
現
況調査チェックリスト
様式
C
を建築主事又
指定確認検査機関に提示
する
のとする。
認済証
も
のこ
検査済証
交付さ
い
こ
を証す
た
両
済証の写しを提示す
こ
を規定し
い
。し
し
両済証の写し
無い場
合
処分の概要の写し又
特定行政庁によ
帳記載の証明書
発
効さ
場合
あ
の
当該証明書の写し
も可能
あ
。
検査済証の確認に
い
建築物によ
建築確認及び完了
検査の処分
建築物の部分
に複数回さ
い
場合
あ
この場合
当然
増築等を行う建築物の全
の部分
建築確認及び完了検査
さ
い
必要
あ
た
建築確認及び完了検査の範
を明示した図面の提示
によ
無確認増築の有無の確認
必要
あ
。
さ
に
今回の法改正に
い
構造強度規定等に
い
法第
条の
第
項の規定によ
増築等を行う規模に応
た遡及適用の基準
整備さ
た
第
項によ
一の建築物
あ
も
別の建築物
すこ
独立部分
二
あ
ものに
い
増築等をす
場合に
い
当該増
築等をす
独立部分
外の独立部分に対し
適用し
いこ
定
た。
こうした中
建築主事及び指定確認検査機関に
い
現行法に遡及さ
い条項を正確に把握す
必要
あ
た
既存建築物の各条
項に
い
の法適合性を調査した結果を示す書面
現況調査チ
ッ
ト
様式
C
を定
当該書面の提出を併
行うこ
した。
た
次頁にこの要領
定
確認の流
を掲載す
の
参照さ
たい。
次頁の網掛
の部分
取扱要領た
し書
の部分を示す
P7
降参照
この部分
特定行政庁又
建築主事
取扱い可能
領域
い
。基
的に
要領
解説
断さ
こ
に
様々
ケ
存
す
考え
た
検査済証
無いた
た
し書
を適用す
場合
事前に特定行政庁又
建築主事
十分に事前協議を行うこ
必要
部分 特定行政庁また 建築主事の 能 事務範囲を示す
この場合特定行政庁又 建築主事と十分相談すること
有
建築確認申請
建築確認 済証
検査済証 の有無
既存建築物状況報告書 様式A 現況調査報告書
様式B チェックリスト
様式C
実態違反 の有無
違反是正
建築確認申請
無
無
有
※ 特 定 行 政 庁 ま た 主 事 の の 範 囲
無確認増 改築等の 有無
無 有
事前相談
無
既存不適格 改修計画 既存
不適格
無 有 有
全体計画認定 有
無
既存建築物状況報告書 様式A チェックリスト
様式C
既存 不適格
既存不適格 改修計画
全体計画認定
中間検査 中間検査
建築確認 図書有無
有
無
建築確認図書 と相違 いか 適切に施工さ ているか
Yes
NO
チェックリスト
様式C 適切に施工
さ ているか
様式Aに る確認
様式B Cに る確認
様式Cに る確認
様式Aに る確認
様式Cに る確認
■
現況調査チェックリスト
様式
C
について
この現況調査チ
ッ
ト
別に定
様式
C
によ
もの
し
の
記入したものをも
特定行政庁
当該建築物の適合性に
い
確認
す
。
第一面
第二面
建築物の属性に係
の項目に
い
記入を行う 。
調査
当該増
築等を行う建築物の規模に応
た建築士 又
平成
月
日付
国住指
第
号の
イ
インによ
届出を行
た 指定確認検査機関の建築基
準適合
定資格者
行うこ
。
.計画概要
.建築主
.調査者
4.建築確認等の
歴及び特記事項
.建築確認申請図書等の種類
有無
い
各規定に
い
現行法要件
現況調査結果を記入し
その結果
を適否
定及び既存不適格欄に記入す
。
に各項目の趣
を記す
構
造関係規定に係
部分に
い
解説す
。
.現行法要件
現 行 法
適 用 さ
要 件 を
チ
ッ
ボ ッ
あ
場 合
✓
を
の場合
数値等
記入す
。
.現況調査結果
現時点の建築物の実態を記入す
。斜線制限等別添図参照
あ
もの
法の適用状況を記した図面を作成し添付す
。
.適否
定
現況調査結果
現行法要件を満たす
断す
。その結果によ
規定
に
の
記入す
。
○
:現況調査結果
現行法要件を満たす場合
層
:現況調査結果
現行法要件を満たさ
い場合。
:法の適用
無い場合
4.既存不適格
記
.適否
定に
い
層
あ
場合
当該規定
着工当時の
建築基準法令の規定に適合し
いた
を
断し
その結果によ
規定
に
の
記入す
。
層
:現況調査結果
着工当時の法の規定を満たさ
い場合
この結果
当該欄に
層
含
もの
既存不適格建築物
い。
当該項目をチ
ッ
す
際
各条項の基準時を調べ
必要
。
この基準時の資料を巻
に付すの
参考にさ
たい。
第
面
第四面
今回の法改正に
い
増築等を行う規模に応
た遡及適用の基準
整
備さ
た一の建築物
あ
も
別の建築物
すこ
独立部分
二
あ
ものに
い
増築等をす
場合に
い
当該
増築等をす
独立部分
外の独立部分に対し
適用し
いこ
さ
た。
このた
特に構造強度規定
法第
条関係
に
い
特定行政
庁に
い
既存部分の独立部分の関係及び増築等の計画を正確に把握
す
必要
あ
た
こ
を明示した第
面及び第四面に各独立部分
の関係を明示し
そ
の法適合性を確認す
。
た
記入方法に
い
別紙記入例を参照さ
たい。
※
工場
学校等敷地内に複数棟の建物
あ
場合の取扱いに
い
工場
学校等敷地内に複数棟の建物
あ
場合
第
面
第
面
及び
第4面
に
い
敷地単
部記入す
足
第
面
に
い
遡及す
一の建築物
に記入す
必要
あ
。
す
わ
遡及す
建築物
あ
場合
第
面
を
部
提出す
こ
に
。
解説
確認済証
取得し
い
ものの
検査申請
旧完了届
を行
い
いこ
等によ
検査済証を取得し
い
い建築物に
い
手
完
了し
い
く
も
今回の法改正の趣
あ
トッ
活用の趣
に鑑
既存建築物に
い
一定の調査を行い
特定行政庁
建築確認申請書
項
確認済証
もに
確認図書
保存さ
い
場合を想定し
確認済証の写し及び現況調査チ
ッ
ト
様式
C
の提出に加
え
の
点に
い
申請者側
確認し
既存建築物状況報告書
様式
A
によ
特定行政庁に提出し
既存建築物の法適合性の確認を
いこ
した。
.確認図書等
既存建築物
相違
いこ
を確認
.適切に施工さ
い
こ
を確認
完了検査を
い
いた
確認を
た
確認図書等
既存建築物
相違
いこ
を確認
し
既存部分
適切に施工 さ
い
こ
の確認を様式
A
によ
示すこ
によ
当時の法に適合し
いた
すもの
あ
。
たこの
既存部分
適切に施工さ
い
の確認
別添
適切に施工さ
い
こ
の確認方法の基準
によ
もの
す
。
既存部分の構造耐力
の危険性
増大し
い 増築等を行う延べ面
積
50
㎡
A/20
の場合
A
:既存部分の延べ面積
エキ
パン
ョン
ョイント
接
さ
た場合
今回の法改正
増築等
を行う部分
現行法の構造耐力規定を満た
既存部分
遡及適用外
こ
記
適切に施工さ
い
こ
を確認
省略
。
た
構造耐力
の危険性
増大し
いこ
の
断方法
平成
月
日国住指第
号別添
全体計画認定
イ
イン
のう
第
参考
構造関係規定に関す
断方法に
い
参考に
。
次に構造強度規定の法適合性の流
を示す
検査済証
い建築物に
い
応力を伝え
増築
原則
し
既存不適格建築物
解説
項
原則
し
確認済証
取得し
い
建築確認図書等
存
し
い場合を前提
し
い
。この場合
協議会
別に定
書面を提出
し
特定行政庁
法に適合し
い
こ
を確認
もの
法に適合し
い
建築物
し
取扱うこ
した。
特に構造強度規定に
い
基
的に建築時の図書
全く
い場
合
建設当時の法適合性を確認す
こ
困難
あ
思わ
た
法第
条第
項第四号に掲
建築物
外の建築物に対し
原則
し
項
NO
YES
YES YES YES A:既 存 部 分 の 延 べ 面 積
b
確認図書と 既存建築物の整合
性
構造耐力 の危険性が増大しない増築等 相互に応力を伝えない構造方法 接する増築
大規模 修繕 模様替
50 ㎡ 以 下 つ A/20 以下
A/2以下 EXP.J
適 切 に 施 工 さ て いることの確認
適 切 に 施 工 さ て いることの確認
既存不適格建築物扱い
YES
YES
YES YES
構造強度規定の法適合性 定の考え方
EXP.J YES NO
.書面について
この調書
別に定
様式
現況調査書:様式
B
によ
もの
し
の
記入したものをも
行う。
第
面
.建築主
建築主
の
表
建築主に
い
記入し
別紙
に他の建築主に
い
そ
必要
事項を記入し
添え
こ
。
.調査者
調査者
建築士事務所に属し
い
その
称を記入し
建
築士事務所に属し
い
い
所
地
調査者の住所を記入す
。
.調査者
建築基準適合
定資格者の氏
を記入し
所属す
指定確認検査機
関
を記入す
。
た
平成
月
日付
国住指第
号
の
イ
インによ
届出を行
た日を記入す
こ
。
4.計画概要
現況主要用途
敷地全体の主要用途を
具体的に記入す
こ
。
予定建築物用途
増築す
建築物の部分の用途を
具体的
に記入す
こ
。
工事種別
該当チ
ッ
ボッ
に
✓
を記入す
こ
。
.調査結果概要
現地調査に基
作成した現況調査チ
ッ
トの結果を記入す
。
既存建築物
現時点
の建築基準法に全
適合し
い
場合
□
適法欄に
✓
を記入し
適合し
い
い条項
有
場合
□不適法
欄に
✓
を記入し
そのう
法第
条第
項によ
既存不適格
条項
あ
場合
内の□既存不適格にも
✓
を記入す
。そ
の際
既存不適格条項
不適法条項を全
各々の欄に書
出すこ
。
第
面
.
都
計画区域等
都
計画区域等の内外の別欄
該当す
チ
ッ
ボッ
に
✓
を記入す
。建築物の敷地
街化区域
街化調整区域にわた
場合
両方に
✓
を記す。
防火地域等欄
該当す
チ
ッ
ボッ
に
✓
を記入す
。
の地域又
区域に
✓
を記入す
こ
。
.
全面道路
建築物の敷地
ト
接し
い
道路のう
最も大
ものに
い
記入す
。
た
道路
法第4
条空地
あ
場合
道路の情報を記入す
。
.
敷地
建築物の敷地
の用途地域若しく
高
住居誘導地区
法
第
条第
項第一号
第六号
に規定す
容積率の異
地
域
地区若しく
区域又
法第
条第
項第一号
第六号
に規定す
建
い率若しく
高
住居誘導地区に関す
都
計画に
い
定
た建築物の建
い率の最高限度の異
地域
地区若
しく
区域
用途地域
異
地域等
いう。
にわた
場
合に
い
用途地域
異
地域等
に
そ
の用途地域
異
地域等に対応す
敷地の面積を記入す
こ
。
最
の欄に敷地全体の合計
許容さ
容積率
建
い率を
記入す
。
4.
既存建築物の概要
この欄
敷地内の既存建築物の全
を対象に記入す
。
最高高さ
階数及び軒高さ
敷地内の既存建築物のう
最高のも
のを記入す
。
.
予定建築物の概要
この欄
予定建築物の概要を記入す
。た
し
建築面積
建
い率
及び
延べ面積
容積率
欄
増築
の数値を記入す
。
.
添付図書チ
ッ
ト
添付し
い
図書に
✓
を記入す
。
第
面
.既存建築物別棟調べ
この欄
既存建築物を棟別に記入す
。
た最
の欄に敷地全体
の合計値を記入す
こ
。
棟番号欄
既存建築物の数
の
記入し
既存
建築物の数
の
建設
いもの
通し番号を
付し
その番号を記入す
。
た
現況配置図に
番号を記入
.既存建築物棟別調べ
この欄
既存建築物の手
等の経過を棟別に記入す
。既存建
築物棟別調べ
列に記入す
。
確認
建築
月日欄
確認
済証の
月日を記入し
確認済証
無い場合
建築
を記入す
。
別添
適切に施工さ
ていることの確認方法の基準
構造耐力
の危険性が増大しない増築等における既存建築部
に限定適用
解説
検査済証 交付さ い い既存建築物に い 一定条件の範 内 あ 法適合
し い もの し 取扱うこ に い その用件のひ し 既存建築物
適切に施工さ い こ の確認 あ 。
建築基準法の検査時に提出を求 構造関係資料 大阪府内建築行政連絡会議 工
事監理の状況を把握す た に 検査時等に提出を求 構造関係書類一覧 大連協統
一基準 及び 工事計画 施工状況報告書作成要領 を定 い の こ によ
建設当時の施工資料をも 確認す こ を原則 し い 。し し 竣工 時
間 経過した 建築物の所有者 変更した し 関係資料の提出 困難 場合も多い
の 確認図書 適切に施工さ い こ の確認手段 し 次の基準 を参
考にし 施工資料 不足し い 場合の取扱いを定 た。
この取扱い 最 基準 あ 建物の構造方法等の特性によ その他の調
査を行うこ 必要 場合もあ 。
木造
財 日 建築防災協会によ 木造住宅の耐震診断 補強方法 の資料 4.1調査方法
鉄骨造
財 日 建築防災協会によ 既存鉄骨造建築物の耐震診断指針 中の4実態調査
鉄筋コン ト造
財 日 建築防災協会によ 既存鉄筋コン ト造建築物の耐震診断基準 中の
. 精密調査
既存建築物が適切に施工さ ていることの確認 建築さ た当時の施工資料に ること
を原則とする た し 施工資料が不足している場合 次の構造部分種別 とに定める確認
方法に ることが きる
(1)木造
(2)鉄骨造
解説
建物調査 現地調査 実測 試験 を行 既存建築物の施工状況に い
正確に把握す た の情報を得 こ 目的 あ 。
調査結果 別添の 実態調査用紙 に記入し 現況確認写真等を添付す こ 原則
あ 。
解説
基礎の形式 基礎 べた基礎 断面形状 基礎配置 を外部や床 内部側
の目視調査によ 確認図書記載の内容 相違 い を調査す 。
基礎コン トの強度や配筋調査 コン ト造部分の実態調査 の
項に記載し い の その方法によ もの す 。
解説
土 基礎 柱 土 緊結す こ 重要 あ 。土 の やアン ボ トの
有無 を目視によ 調査す 。
解説
筋 い 面材等の耐力要素の 置や種類 厚 接合金物状況及び緊結状況 を調査
木造部分の実態調査
調査箇所 調査部位と内容 下記に準 て行い 結果を「実態調査用紙 に記入し 現況確
認写真等を添付する
(2)土 と基礎の緊結状況
土 の有無 形状等及び柱との緊結状況を目視に 確認する
1.1調査部位と内容
(1)基礎
基礎形式及び地盤からの 部の基礎立 が 状況を目視に 調査する
(3)耐力要素状況
床下や天井内を目視に 耐力壁 横架材 柱仕口部分 緊結金物及び火打ち梁 水
解説
鉄骨造の建築物 構造体の耐力 部材の 屈耐力 接合部の耐力によ 決
場合 多い。このう 接合部の耐力 特に鉄骨製作工場に 製作 工事現場 の
施工の状況によ 大 く影響を 場合によ 設計耐力の半分 こ
もあ 。
実態調査を行う際に 当該建物の確認図書 あ こ 前提 あ この調査
構造体の実状 設計図書 の程度異 い を調べ こ によ 既存建築物の
施工状況に い 出来 正確に把握す た の情報を得 こ 目的 あ 。
調査結果 別添の 実態調査用紙 に記入し 現況確認写真等を添付す こ 原則
あ 。
解説
鉄骨部材の製作状況 製作工場の技術力 反映さ た 構造体全体 社の製
作工場 製作さ い 場合に 構造体の の部分も 様の品質 あ 考え
。
従 構造体全体 何社 の工場 製作さ い 場合を除 の建物 数箇所
の主要 接合部を調査す 耐力を評価す た の基 的 情報 得 こ
考え 。た し 部材の製作時期によ 多少の あ 考え の
調査箇所 建物の高さ方向に分散す こ 望 しい。 た ン構造 軸
組筋 い構造の両方を用い い 場合に ン構造の柱梁接合部 軸組筋 い端
接合部そ に い の調査 必要 あ 。 構造部材 何社 の工場 製作さ
い 場合に 製作工場 施工工区 に数箇所 の調査を行うこ 。
柱の パン 階高等の構造体の主要寸法や軸組筋 い構面の配置等の構造体全体に関
す 基 事項に い も確認し くこ 必要 あ 。
2 鉄骨造部分の実態調査
調査箇所 調査部位と内容 下記に準 て行い 結果を「実態調査用紙 に記入し 現況確
認写真等を添付する
2.1 調査箇所
建物の実態を総括的に把握するため 梁間方向と桁行方向の耐震 重要と思わ る軸
組寸法 軸組筋かい構面 柱梁接合部 びその周辺の施工状況が観察 きる部位を
調査する 各部位の調査箇所 高さ方向と平面方向に分散させ 骨組の特性に応 て2
解説
柱 梁 軸組筋違材 の主要 構造部材の断面形状 板厚を調査し 確認図書の記
載内容 相違 い を調査す 。H形断面の柱 強軸 弱軸の方向に い も確
認す 。板厚 原則 し 超音波厚さ計 測 。
鋼材の強度 トによ 確認を原則 す 。
解説
1)梁端 ン 接合部
梁端に 梁 ン 柱 た イア の接 部 重要 調査部
あ 。通常の設計 この部分 完全溶込溶接 い あ 製作時
に部分溶込溶接や隅肉溶接 行わ い 場合 あ の この点を調査す 。
完全溶込溶接 施工さ い 場合に 裏当金やエン ップ ップ等
見 あ 。 た 完全溶込溶接 隅肉溶接 溶接 の幅や形状 異
。従 こ の点に注意す 目視 その相違を 断 。目視 の
断 難しい場合に 超音波 傷器を用い 検査す こ 。
調査の結果 完全溶込溶接 断 い場合 隅肉溶接 見 すこ す 。
隅肉溶接部の耐力 その脚長によ 算定す こ 表的 隅肉溶接部に
い 脚長を測定し 確認図書の指示値 サイ の差を調査す 。適切 溶接
行わ い 場合に 脚長 サイ を 回 い あ 。
2.2 調査部位と内容
(1)軸組 び部材寸法
柱間隔 階高 の軸組寸法 び柱 梁 軸組筋かい の部材寸法を調査する
(2)接合部
1)溶接接合
梁端フ ン 接合部
目視 また 非破壊検査等に 溶接継目が完全溶込溶接か否かを調査し
完全溶込溶接と 断 き い場合に 隅肉溶接と見 す
2)ボ ト接合
ボ トの種類 高力ボ ト 中ボ ト 径 本数と確認図書との相違を目視に
調査する
3) イアフ ム
2)ボ ト接合
梁 手 筋違材端接合部等に い ボ トの種類 径 数 ッチ 縁端距 端
あ 縁あ を調査す 。ボ トの種類 高力ボ ト 中ボ ト あ 。高力ボ
ト ボ ト頭に強度 ベ を表す記号 い い の こ によ ボ トの
強度も調べ 。
3) イア
イア の形状寸法 板厚を測定し 確認図書の記載内容 比較す 。 イア
の板厚の中心 梁 ン の板厚の中心の 量に い も調査す 。柱 H
形断面材の場合に イア の 置 梁 ン の 置の 目視 大体 断
。柱 角型鋼管材 の閉鎖型断面 あ も イア 柱を貫通し
い 場合 そ の 量 簡単に把握 内 イア の場合に
イア の存 そのものの確認さえ困難 あ 。従 そのよう 場合に 超音
波 傷器を使用す こ 。
解説
柱脚に い も現状 確認図書の記載内容の整合性を調査す 。 柱脚に い
基礎コン トの強度 問題 その調査方法に い 3 鉄筋コン
ト造部分の実態調査 を参照す もの す 。
露出形式の柱脚 ベ プ ト 柱 の溶接部 ベ プ トの形状 寸法
板厚 よび補剛状況 びにアン ボ トの配置の状況 アン ボ トの径 数
基礎コン トの立 部の形状 寸法 ベ プ ト 基礎コン ト の
密着の状況 調査項目 あ 。ここ アン ボ トに表 に示すト 値を目
標に締付 異常 いこ を確認す 。
根巻 形式の柱脚 根巻 高さ コン トの ぶ 厚さを調べ 。コン
ト内の鉄筋の状況に い 必要に応 コン トを 調べ 又
非破壊検査等を活用し 調べ 方法 あ 。
埋 込 形式の柱脚 柱の基礎コン ト の埋込 長さ 耐力評価 重要
あ 一般に 柱脚の周辺のコン トの柱に対す コン トの ぶ 厚さ
基礎の形状寸法を調べ 設計図書 の整合の程度 施工の状況を 断し 埋込 長
さ等を推定す こ 。特に隅柱や側柱 コン トの ぶ 厚さの調査 重
要 あ 。
(3)柱脚
表― アン ボ トの締付 ト 値
ボ ト径 軸断面積A(c㎡) 導入軸力 ト ク値T
tf kN kgf ㎝ kN
M . . . .
M . 4 . . .
M 4 4. . . 4 .
M . . . .
M . . 4 . .
M4 . . . . 4
M4 . . . .
M 4. . . 4 . 4
M 4 . . . .
M 4 . .4 . . 4
M . . 4 . 4 .
鋼材倶楽部偏 建築鉄骨工事施工指針 技報告堂出版よ
解説
建物調査 現地調査 実測 試験 を行 既存建築物の施工状況に い
正確に把握す た の情報を得 こ 目的 あ 。
調査結果 別添の 実態調査用紙 に記入し 現況確認写真等を添付す こ 原則
あ 。
解説
柱 梁 壁 の主要 構造部材の断面形状 耐震壁の 置 壁厚 を調査し 設
計図書記載の内容 相違 い を調査す 。耐震壁 開 置に調査 構造耐力 大
く影響す た 入念に行う。
解説
確認図書に記載さ い コン ト設計基準強度の値を確認す た 対象建物
コアを 取し 縮試験を行う。この場合のコン トコア 原則 し 各階
各施工時期 に一 のコアを 取す 。コアの 縮強度試験 録試験所
行う。
コアの 取箇所 雑壁 階段手す コニ 立 厚さも薄く 施
工性に疑問 あ 場合 多いの 限 主要構造部材 壁 床 梁
取す 。コアの寸法 原則 し 径 cm し 高さ cm す cm
を確保 い場合 も最 cm し 限 大 く 取 箇所を選定す
必要 あ 。
鉄筋コンクリート造部分の実態調査
建物の調査 現地調査 材料試験 適切 方法 行い 結果を「実態調査用紙 に記
入し 現況確認写真等を添付する
(2)コア採取に るコンクリート強度試験
コンクリートコア コンクリートの圧縮強度を求めるために用いる 採取 原則として 各
工期 とに各階の耐震壁 から ~2本以 を採取する
コアの圧縮強度試験 「コンクリート工事に関する取扱要領 大阪府内建築行政連絡協
議会制定 第7に 登録を行った試験所とする
3.1 調査部位と内容
(1)部材断面の調査
設計図書との照合を行うため 各階 とに代表的 柱 梁の断面 壁の開口形状 を数
当然のこ あ 鉄筋 置を避 た箇所 す もに コア 取跡 十分補修
す 。
ュ ットハン によ 試験結果 コン トの 縮強度を推定す に
試験結果に あ の コア 縮強度試験を補完す 目的の に使用す
もの す 。
解説
確認図書に記載さ い 配筋図 施工さ い 確認す た 柱等の
出しや鉄筋調査機によ 現況調査を行う。 出し調査を行う場合 構造
耐力 の影響を極力 え いよう配慮す もに 十分 補修を行う。
た し 出しや鉄筋調査機によ 現況調査 鉄筋の種類や径 確認 い場
合 鉄筋の抜 取 引張試験を実施し 強度確認を行うこ を原則 す 。
(3)配筋調査
原則として 各階 とに柱 梁及び耐震壁を対象に各1箇所以 調査する 調査方法
実態調査用紙
※現況確認写真等を別途添付すること。 調査箇所
建築確認図書
参考資料
:増築等を行う場合の既存部分
の緩和対象と
る条項毎の増築等の範囲と適用基準の一覧
令 条の 2
増築改築範囲
増築改築時の既存 部分 の適用基準
大規模修繕等 範囲
項
イ 施行令第 章第 節
ロ 耐促法相当告 示等
イ耐促法相当告 示等
ロ 号建築物基礎 基準告示
イ 増改築部分:現 行構造規定 ロ 危険性が増大 し いこと
防火壁 26 - 有 の ≦ ㎡ す ての工事 - -
耐建特建 27 1 有 - -
2 有 - -
居室の採光 28 - - - - 有
居室の化学物質 2 の2 - - - -
地階の居室 29 - - - - 有
界壁 30 - 有 の
増築後< . ×基準 時
改築部分< ×基 準時
す ての工事 - 有
便所 31 - - - - 有
電気設備 32 - - - - 有
昇降機 34 1 - - - 有
非常用昇降機 2 有 の
増築部分< ×基 準時&≦ m 改築部分< &≦ 現状高さ
す ての工事 - -
特建等の避難等基準 35 - - - 有※2 -
無窓居室 の - - - - 有
他の技術基準 36 - - - -
壁面線 47 - 有 - す ての工事 - -
1 有 - -
2 有 - -
3 有 - -
4 有 - -
5 有 - -
6 有 - -
7 有 - -
8 有 - -
9 有 - -
10 有 - -
11 有 - -
12 有 - -
特建の位置 51 - 有 - す ての工事 - -
1 有 す ての工事 - -
2 有 す ての工事 - -
7 有 す ての工事 - -
建ぺい率 53 1 有 す ての工事 - -
2 有 す ての工事 - -
54 1 有 す ての工事 - -
55 1 有 す ての工事 - -
高さ 56 1 有 す ての工事 - -
日影 の2 1 有 す ての工事 - -
特例容積 7の 1 有 す ての工事 - -
高層住居誘導 7の 1 有 す ての工事 - -
高度地区 58 1 有 す ての工事 - -
高度利用地区 59 1 有 す ての工事 - -
2 有 す ての工事 - -
1 有 す ての工事 - -
2 有 す ての工事 - -
1 有 す ての工事 - -
2 有 - -
防火地域 61 - 有 の - す ての工事 - -
準防火地域 62 1 有 の - す ての工事 - -
特定防災街区 7の2 1 有 の - す ての工事 - -
5 有 - - -
6 有 - - -
7 有 - - -
美観地区 68 1 有 - - -
2 有 - - -
有 令 条の 規定
有 防火区画等を除く
制限緩和 の有無 緩和対象の条項
法 条の7第 項
用途地域
条 項
政令 定める増築等の範囲と適用基準
号≦ ×基準時
危険性の増大 し いす て の工事 以下 「 ての工 事 という
法 条の7第2項 第 項
有※ -
制限緩和の有無
項
用途変更の無 い全ての工事 号≦ &≦ ㎡
特定街区
都市再生特別地区 の2 の
容積率
48
52
号>
増築後建面,延床< 基準時× . &<最 限度× 改築部分床面< 用途変更をとも わ
いこと
増改築部分の用途 が自動車車庫 ある こと
増改築部分の用途 が自動車車庫 ある こと
等床面積制限有
す ての工事 の
基準時の敷地内 あ ること
増築後の orの部分 の 床面積等≦基準 時× .2
≦ ㎡主たる用途以外の部分
の7 令 7条 条項見出し
の
60
構造耐力 20 - 有 の2
の
法第 条 避難と非常用照明 の独立部分を分ける規定:開口部の無い耐火構造の床又 壁 区画さ ていること
令第 条の 第 号
第 号
第 章第 節避難 同第 節排煙 同第 節非常用照明に関する規定 適用※ 法2 条及び法 条適用時の独立部分を分ける規定
適用※2 令第 条の →独立部分以外の独立部分に適用さ い法第 条の政令規定
用途 不可分の関係にあ 建築物 記 条件 に該当す もの そ を一の
建築物 し 運用 の 取 扱うもの す 。
ケース
開放性のある通路
接続さ
ている場合。
図
条 件
開放性のあ 通路 外気に有効に開放さ い こ によ 床面積の発生し
い 図1の空間を確保さ たもの あ こ 。
通路部分 通路 外の用途 いこ 。
通路部分 原則平屋 す 。
通路部分 その他の部分 エキ パ ン ョン ョイント等によ 構造耐力的に独
立し い こ 。
通路部分の主要構造部 準耐火構造 あ 又 不燃材料 造 い こ 。
令第5章の避難規定に い 各々の建物内 完結し い こ 。
運 用
各々別棟 す。 図の場合の棟数 。
延焼の恐 のあ 部分の扱いに い 通路部分 無いもの す 。よ 図
の場合 建築物 , 間の中心 。
W:通路の幅員
L≧W
建築物 建築物
通路
W
L
図 平面図 延焼の恐 のあ 中心線
ケース2.庇等が重複しているもの
(
図2
)
条 件
庇 不燃材料 ふ 相互に接す 部分 いこ 。
庇部分 面 十分に外気に解放さ い こ 。
運 用
各々別棟 す。 図の場合の棟数 。
ハッチ部分 一の内部空間 し 法 令第3章構造強度を除く を適用す 。
た し 図中のL1 L2 有効 m h 有効0.8m 確保さ い 場
合 た 一戸建の住宅 延べ面積の二分の一 を居住の用に供し 居住の用
に供す 外の部分の床面積の合計 50㎡ 内のものを含 を除く。
延焼の恐 のあ 部分の扱いに い 建築物 , 間の中心 発生す もの
す 。
h
図 断面図
建築物 建築物
延焼の恐 のあ 中心線
L2 L1
増築等を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
成27年6月1日改正
解説
建築基準法に い 既存不適格建築物に増築 改築 大規模の修繕 大規模の模様替等
増築等 いう。 を行う場合に 既存不適格部分に い も原則 し 現行の法令・基準
遡及し 適用 法第3条 さ 。法第86条の7 この適用にあた 緩和す 法の条項を
規定し 具体的に 政令 その範 を定 こ し い 。
平成17 6月1日に施行さ た改正建築基準法によ 構造耐力関係規定の遡及適用の緩和措
置 合理的適用方法 規定さ た。
し し 改正前 構造耐力関係規定に い 緩和さ い たものの 増築部分を エ
キ パン ョン ョイント EXP.J 等 縁を切 た場合 既存部分に い 現行の構造耐力関
係規定の遡及適用を緩和す 実務 の合理的取扱いを行 い 例 あ た。
この改正によ 増築を行う場合 EXP.J等 縁を切 い 場合も含 一定の規模を超え
場合に 既存建築物に対し 遡及適用さ 範 明確に示さ たた 改正建築基準法 適正に
運用さ ように増築を行う場合の取扱いの具体例を定 た。
解説
建築基準法第86条の7の規定によ 既存の建築物に対す 制限の緩和規定適用要件のひ に
耐震診断 耐震改修に関す 基準に適合し い こ あ 建築士 設計した場合
建築物の耐震改修の 進に関す 法律第8条の規定によ 認定を示すもの又 公的 第 者機関
作成した適合証を添付す 構造審査事務の合理化を図 こ こ し い 。
この規定 耐震診断 耐震改修に 図書の省略 い。
第 構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
建築基準法第3条及び第86条の7の規定による既存不適格建築物に係る構造耐力関係規定の
遡及適用について 、別紙の 増築等を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い な
によ 、適切に取扱う。
第 耐震診断、耐震改修に関する構造審査事務の合理化
申請者 建築確認申請を提出する場合において、計画が建築基準法第86条の7の規定
による既存の建築物に対する制限の緩和の適用を けるた 、国土交通大臣が定 る耐
震診断、耐震改修に関する基準に適合している旨を証する書面 以下 適合証 という。
を提出することが る。
建築主事又 指定確認検査機関 、前項の適合証が建築物の耐震改修の 進に関する法
律第8条の規定による認定を示す の又 次の各号のい に 該当する法人によ て
作成さ た の ある場合 、 つ建築確認申請に係る建築物の工事計画が建築士の作
成した設計図書による の 、既存不適格建築物の耐震診断・耐震改修に関する構造審
査の合理化を図ることが る。
ア.建築構造に関し専門知識を する社団法人、財団法人又 建築基準法第77条の56
の規定による国土交通大臣の指定性能評価機関 あること。
イ.耐震診断、耐震改修設計等の業務について、相当の知識と経験を し、内部組織に
専門知識を する複数の学識経験者等 構成さ る委員会等を設置している の
あること。
H270601 参考資料 :別紙
増築を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
基本
既存不適格建築物に増築を行う場合の既存部 に対する遡及適用の基本的な考え方を以下に
示す。
既存不適格部 の面積 基準時 ※1 における延 床面積 に対する増築部 の面積の割合
に応 て遡及適用の基準が異なる。
>A/ ⇒ ~ について確認
耐久性等関係規定
地震時:EXP.J 等によ 増築する場合、耐震改修 進法の基準 ※2 が適用 可能。
地震時以外(長期、雪、風):許容応力度計算
建築設備と屋根ふ 材: 17国交告示第566号第1第1号及び第2号
≦A/ ⇒ ~ について確認
耐久性等関係規定
地震時:EXP.J 等によ 増築する場合、耐震改修 進法の基準 ※2 が適用
可能。(法20条第 項4号の木造建築物 、令第42条、第43条、第
46条に適合さ るのみ よい)
地震時以外(長期、雪、風):許容応力度計算(法20条第 項4号の木造建築物
、令第46条に適合さ るのみ よい
建築設備と屋根ふ 材: 17国交告示第566号第1第1号及び第2号
≦A/20 つ50㎡ ⇒ 遡及適用なし。
た し、構造耐力 の危険性が増大しない場合に限る。
* ≦A/20 つ50㎡の場合、 ≦A/ 、 >A/ の場合の基準 適用可能。
* ≦A/ の場合、 >A/ の場合の基準 適用可能。
既存不適格 ある2以 の独立部 ※3 がある場合、増築をする独立部 以外の独立部
に 遡及適用なし。
敷地 既存不適格部
延 面積A
増築部 の規模に応 て 遡及適用
増築部
延 面積
EXP.J
敷地 既存不適格
部
既存不適格 部
既存不適格 部
増築部
増築部 について 原則、現行規定が適用さ る。 において
増築部 を令 条の に定 る特定増改築構造計算基準によ て構造計算を行う場合 、
構造計算適合性 定が必要となる。
※1 基準時
法第3条第2項の規定によ 法20条の規定について既存不適格とな た時 令第137条
※2 耐震改修等 進法の基準
成18年国土交通省告示第184号 別添 第1による耐震診断の指針および国土交通大臣が指針
と同等以 の効力を すると認 る方法 成26年11月7日付 国住指第2850号による の
国土交通大臣が指針と同等以 の効力を すると認 る方法
耐震診断の方法 対応する指針の規定
1 公立学校施設に係る大規模地震対策関係法令及び地
震防災対策関係法令の運用細目 昭和55年7月23 日
付け文管助第217 号文部大臣裁定
指針第1 第 号
2 一般財団法人日本建築防災協会による 木造住宅の耐
震診断と補強方法 に定 る 一般診断法 及び 精
密診断法 時刻歴応答計算による方法を除く。
指針第1 第一号
3 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄骨造建
築物の耐震診断指針
指針第1 第 号
4 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄筋コン
クリート造建築物の耐震診断基準 及び 既存鉄骨鉄
筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 に定 る 第
次診断法 によ 想定する地震動にたいして所要の
耐震性を確保していることを確認する方法 想定する
震動に対して所要の耐震性を確保していることを確認 る場合に限る。
指針第1 第 号
5 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄筋コン
クリート造建築物の耐震診断基準 及び 既存鉄骨鉄
筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 に定 る 第
2 次診断法 及び 第 3次診断法
指針第 第 号
6 一般財団法人建築保全センターによる 官庁施設の総
合耐震診断基準
指針第 第 号
7 屋内運動場等の耐震性能診断基準 指針第 第 号
8 一般社団法人 ハ 建築協会による 木質系工業化
住宅の耐震診断法
指針第1 第一号
9 一般社団法人 ハ 建築協会による 鉄鋼系工業化
住宅の耐震診断法
指針第1 第 号
10 一般社団法人 ハ 建築協会による コンクリート
系工業化住宅の耐震診断法
指針第1 第 号
11 一般財団法人日本建築防災協会による 既存壁式
キャスト鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断指針
に定 る 第 1 次診断法 によ 想定する地震動に対
して所要の耐震性を確保していることを確認する方法 想定する地震動に対して所要の耐震性を確保してい
ることを確認 る場合に限る。
12 一般財団法人日本建築防災協会による 既存壁式
キャスト鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断指針
に定 る 第 2 次診断法
指針第 第 号
13 一般財団法人日本建築防災協会による 既存壁式鉄筋
コンクリート造等の建築物の簡易耐震診断法 規
模・構造、立地・敷地、 面形状、立面形状、コンクリ
ート強度及び経年劣化に関する要件をす て満たして
いることを確認 る場合に限る。
指針第1 第 号
14 建築物の構造耐力 主要な部 が昭和5 年 月 日
以降におけるある時 の建築基準法 昭和 5年法律
第 号 並びにこ に基 く命令及び条例の規定
構造耐力に係る部 構造計算にあ て 、地震に
る部 に限る。 に限る。 に適合する の ある
ことを確認する方法 当該規定に適合していることを
確認 る場合に限る。
指針第1 第一号及び第 号
※3 独立部
法 20 条 項に規定する基準の適用 一の建築物 あ て 別の建築物とみなすことが る部
のこと あ 、建築物の2以 の部 がエキスパン ョン ョイントその他の相互に応力を伝
えない構造方法のみ 接している場合における当該建築物の部
H270601 参考資料 :別紙
増築を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
具体例
独立部
が
のみの場合―その
既存不適格建築物にEXP.J 縁を切 て増築する場合
- >A の場合 令第137条の2第 号
(1) 既存不適格部 令第137条の2第1号ロ( )
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算 た 、耐震改修 進法の基準 ※2 によ
て安全性を確認。 17国交告示第566号第2第1号イ
地震時を除 、令第82条第1号 第3号による構造計算によ て安全性を確認。
17国交告示第566号第2第1号ロ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
(2) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第1号ロ( )
- ≦A の場合 令第137条の2第2号
(1) 既存不適格部
次の 又 のい に該当。
た し、 について 法第20条第1項第4号に掲 る建築物に限る
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算 た 、耐震改修 進法の基準 ※2 によ
て安全性を確認。 17国交告示第566号第3第1号ロ、ハ、ニ
た し、法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第42条、第43条並びに
第46条第1項 第3項 及び第4項 表3に係る部 を除く。 の規定に適合さ
よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
地震時を除 、現行規定による構造計算によ て安全性を確認。
た し、法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第46条第4項 表2に
係る部 を除く の規定に適合さ よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
次のい に 該当。
様規定 令第3章第1節 第7節の2 に適合。
た し、令第36条及び第38条第2項 第4項を除く。
基礎の補強について 17国交告示第566号第4に適合。
(2) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第2号イ又 ロ
敷地 既存不適格部
延 面積
A
増築部
- ≦A 20 つ50㎡の場合 令第137条の2第3号
(1) 既存不適格部
構造耐力 の危険性が増大しない場合、現行規定の遡及適用なし。 令第137条の2第3号
イ(2)
(2) 増築部
H270601 参考資料 :別紙
増築を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
具体例
独立部
が
のみの場合―その
既存不適格建築物に対して一体 増築する場合 直接応力を伝達する場合
- >A の場合 令第137条の2第1号
(1) 既存不適格部
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
現行規定による構造計算によ て建築物全体の安全性を確認。 令第137条の2第1号
イ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
(2) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第 号イ(1)(2)
- ≦A の場合 令第137条の2第2号
(1) 既存不適格部
次の 又 のい に該当。
た し、 について 法第20条第 項第4号に掲 る建築物に限る
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算によ て建築物全体の安全性を確認。 17
国交告示第566号第3第1号ロ
た し、法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第42条、第43条並びに
第46条第1項 第3項 及び第4項 表3に係る部 を除く。 の規定に適合さ
よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
地震時を除 、現行規定による構造計算によ て建築物全体の安全性を確認。た し、
法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第46条第4項 表2に係る部
を除く の規定に適合さ よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
次のい に 該当。
様規定 令第3章第1節 第7節の2 に適合。
た し、令第36条及び第38条第2項 第4項を除く。
基礎の補強について 17国交告示第566号第4に適合。
(2) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第2号イ又 ロ
敷地 既存不適格部
延 面積
A
増築部
- ≦A 20 つ50㎡の場合 令第137条の2第3号
(1) 既存不適格部
構造耐力 の危険性が増大しない場合、現行規定の遡及適用なし。 令第137条の2第3号
イ(2)
(2) 増築部
H270601 参考資料 :別紙
増築を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
具体例
独立部
が
つある場合―その
既存不適格建築物の部 にEXP.J 縁を切 て増築する場合
- > A +A の場合 令第137条の2第 号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
既存不適格部 令第137条の2第1号ロ( )
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算 た 、耐震改修 進法の基準 ※2 によ
て安全性を確認。 17国交告示第566号第2第1号イ
地震時を除 、令第82条第1号 第3号による構造計算によ て安全性を確認。
17国交告示第566号第2第1号ロ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
(3) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第1号ロ( )
- ≦ A +A の場合 令第137条の2第2号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
次の 又 のい に該当。
た し、 について 法第20条第 項第4号に掲 る建築物に限る
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算 た 、耐震改修 進法の基準 ※2 によ
て安全性を確認。 17国交告示第566号第3第1号ロ、ハ、ニ
た し、法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第42条、第43条並びに
第46条第1項 第3項 及び第4項 表3に係る部 を除く。 の規定に適合さ
よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
地震時を除 、現行規定による構造計算によ て安全性を確認。
た し、法第20条第1項第4号の木造建築物について 、令第46条第4項 表2に
係る部 を除く の規定に適合さ よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
次のい に 該当。
3 1 7 2
敷地 既存不適格
部
延 面積
A
増築部
延 面積
既存不適格 部
た し、令第36条及び第38条第2項 第4項を除く。
基礎の補強について 17国交告示第566号第4に適合。
(3) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第2号イ又 ロ
- ≦ A +A 20 つ50㎡の場合 令第137条の2第3号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
構造耐力 の危険性が増大しない場合、現行規定の遡及適用なし。 令第137条の2第3号
イ(2)
(3) 増築部
H270601 参考資料 :別紙
増築を行う場合の構造耐力関係規定の遡及適用の取扱い
具体例
独立部
が
つある場合―その
既存不適格建築物の部 に対して一体 増築する場合 直接応力を伝達する場合
- > A +A の場合 令第137条の2第 号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
現行規定による構造計算によ て増築部 と一体 安全性を確認。 令第137条の2第
1号イ
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
(3) 増築部
現行規定を適用。 令第137条の2第 号イ(1)(2)
- ≦ A +A の場合 令第137条の2第2号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
次の 又 のい に該当。
た し、 について 法第20条第 項第4号に掲 る建築物に限る
次のい に 該当。
耐久性等関係規定に適合。
地震に対して、現行規定による構造計算によ て増築部 と一体 安全性を確認。
17国交告示第566号第3第1号ロ
た し、法第20条第4号の木造建築物について 、令第42条、第43条並びに第46
条第1項 第3項 及び第4項 表3に係る部 を除く。 の規定に適合さ
よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ 1
地震時を除 、現行規定による構造計算によ て増築部 と一体 安全性を確認。た
し、法第20条第4号の木造建築物について 、令第46条第4項 表2に係る部
を除く の規定に適合さ よい。 17国交告示第566号第3第1号ハ 2
建築設備と屋根ふ 材等について安全な構造 あることを確認。 17国交告示第566
号第1第1号及び第2号
次のい に 該当。
様規定 令第3章第1節 第7節の2 に適合。
た し、令第36条及び第38条第2項 第4項を除く。
基礎の補強について 17国交告示第566号第4に適合。
敷地 既存不適格
部
延 面積
A
増築部
延 面積
既存不適格 部
(3) 増築部
既存不適格部 と一体 現行規定を適用。 令第137条の2第2号イ又 ロ
- ≦ A +A 20 つ50㎡の場合 令第137条の2第3号
(1) 既存不適格部
現行規定の遡及適用なし。 法第86条の7第2項
(2) 既存不適格部
構造耐力 の危険性が増大しない場合、現行規定の遡及適用なし。 令第137条の2第3号
イ(2)
(2) 増築部