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自治会の組織
自治会は、定められた区域に住む全ての世帯が加入できます。加入した世帯(以下、会員
という。)は自治会主催のイベントに参加して地域とのつながりを深めたり、自治会回覧によ
って行政情報や地域情報などを収集したりできます。また、すべての会員が出席できる総会 において、自治会の運営方針(予算・決算など)が審議されます。
自治会は縁あって同じ地域に住んでいる人たちが集まってできた組織です。役員になった 方は公平公正に自治会を運営するため、適切な組織作り・役割分担をしましょう。また、自 治会に加入した方は、事業やイベントに積極的に参加して、自治会の活動を充実させるとと もに、地域コミュニティを盛り上げましょう。継続性のある自治会を作るためには、役員が 力を合わせ、会員が参加しやすい環境を作り上げることが重要です。
予算を作成するためには、まず、年間の事業計画、活動内容の検討を行い、必要な経費を 算出することが大切です。当該年度に実施する事業の予定や前年度の決算などを参考にしな がら、全体の収入と支出を積算、調整し、予算案を作成します。
総会で決まった事業計画と予算をもとに事業を進め、適正な会計処理を行うとともに、年 度末には会計監査を受けて、最終処理を行います。会計監査の前には、決算書を作成しなけ ればなりません。一般的には、4月1日から翌年3月31日までの収支決算書を作成します。
会計監査は、予算執行内容と財産管理を確認します。監査後に、署名捺印をし、総会で監 査報告を行います。予算書案のひな形を45ページに掲載しています。新しく予算書を作る 場合や、予算書を見直す場合にご活用ください。
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予算・決算について
会長さんに聞いてみよう!
●自治会の決算は誰がチェックしているの?
…自治会によりますが、会長や会計などの役員が提出した決
算報告書に誤りや疑問点などがないか、監査役が確認します。
会長や会計などの役員は、監査役の質問に 明確に答えられるように、あらかじめ執行状 況を把握しておきましょう。会計監査を通っ た決算報告は総会にかけられ、会員の承認を 受けて正式な決算報告書となります。
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自治会の会長になったら
自治会長は、自治会の組織をまとめる最高責任者です。そのため、自治会の総合的な調整役
として、自治会全体を見渡す必要があります。
役員や多くの会員が充実感をもって活動に参加するために、自 治会長はリーダーシップを持って、それぞれの役員・協力者が力 量を発揮できる環境を作り上げましょう。
また、自治会長は市や他機関へ自治会としての意見や要望を伝 える代表者となります。他の役員や自治会員の意見を汲み上げ、 自治会の意見として集約することが重要です。
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その他の役員になったら
会長に聞いてみよう!
●会長以外の役員は必ず必要なの?
…37ページの『資料編』にもあるように、上記の会長以外の役職は多くの自治会で取り
入れられています。また自治会によっては、これ以外の役員も設けているケースもあるよ
うです。自治会の規模にもよりますが、役員が多く、しっかりとした役割分担できること
により個々の負担の軽減と多くの意見を取り入れた
自治会運営ができます。
客 観 的 に 見 て 公 正 な 自 治会
運営をすることが重要じゃ。
▲それぞれの役員の働きが自治会を支えます 主に次のような役職があります。役員はそれぞれの役割で自治会を支えましょう。
1 副会長
会長を補佐し、会長不在時はその職務を代行します。会長と常に連携を取ることで、円滑な
自治会運営に努めましょう。
2 会計
自治会全体のお金を管理し、総会時に収支報告をします。自治会の収支の管理、予算執行な
どにおいて、適正な管理業務を行います。
3 書記(事務局)
自治会の事務全体を担当します。副会長が、兼務する場合もあります。自治会長と連携を取
り、役員会の開催通知等を作成、配付し会議終了後に議事録を作成します。
4 監事(監査)
会計及び資産の状況や業務の執行状況の監査を行います。総会で決まった事業や予算が適正
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会則・規約を作ろう
活動の目的や内容、役員の選出方法、会費の扱い、意思決定の方法など、自治会の運営や活 動の基本的なルールを定めたものが規約です。制定後、周知・徹底を図ることが大切です。
また、必要であれば、現状に沿って規約を見直すことも大切です。規約を適宜見直すことは
会員の理解と協力を深め、より充実した活動を進める力となります。
1 会の名称 9 役員の任務
2 組織について 10 役員の選出方法
3 会の目的 11 役員の任期
4 事業 12 総会に関すること(成立条件、決議方法)
5 構成 13 会議
6 入退会に関すること 14 会計年度
7 会費 15 規約の改定
8 役員に関すること 16 慶弔に関することなど。
※規約のひな形は42ページをご参考ください。
※認可地縁団体申請をする場合は、13ページをご参照ください。
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自治会設立までの流れを確認しよう
新しく自治会を立ち上げるときは、次のことに注意して、手続きを進めましょう。
設立準備会、発起人会として活動をスタートします。
自治会設立の
準備会を作る
会の概要を
決める
会の設立にあたって、地域住民の意見や要望を集約しましょう。
会則・規約(案)
を作る
下記「会則・規約を作ろう」を参照。
設立趣意書・入会
申込書の作成
区域内の住民へ配付・回収し、取りまとめましょう。
班・名簿の作成 提出された入会申込書をもとに作成しましょう。
設立総会の
開催準備
規約、予算書、事業計画書、役員選出等の議案の作成、会議の 進行方法に伴う打合せ、入会申込者への通知をしましょう。
設立総会の
開催、議決
自治会の設立、各議案についての審議・決定をしましょう。 詳細は次ページの「総会を開こう」を参照。
市への届け出 次ページの「市へ届け出ましょう」を参照。
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総会を開こう
総会は、自治会員が集まり、自治会の方針などを決定する重要な場です。できるだけ多くの
会員が出席するよう、準備を進めましょう。
総会開催の準備
1 開催通知
開催の1ヶ月前を目途に、開催日時や会場、 議題などを会員に書面で通知します。会議資 料や当日出席できない人のために、委任状も 同時に配付すると、当日の運営が円滑に進みま す。
2 会員数・定足数の確認
総会は、定足数に達しないと開会できませ ん。事前に会員数と定足数の確認が必要です。
総会の開催
1 委任状の集計
委任状は、当日の議決の際、重要になります。委任状が、当日会場に届く場合もありま すので、追加して加算し、総会の初めに報告することが必要です。
2 議長候補者の選出
総会の議長は、当日出席者の中から決めます。
3 審議事項の議決
予算・決算、役員の改選、事業実施報告・計画などを審議し、議決します。
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市へ届け出ましょう
自治会を設立したら市へ届出ましょう。市に届けられた自治会は、圏域ごとに文化センター
に分類されます(5ページ参照)。文化センターでは、地域コミュニティ事業の一環として、
圏域ごとにコミ協が様々なイベントをしています。自治会の規模によってはイベントなどがで
きないケースもありますので、コミ協が文化センターで実施しているイベントに参加すること
で、地域の方との親睦を深めることができます。また、市へ届け出た自治会は文化センター等
の市施設を原則無料で使用できます(詳しくは26ページを参照)。総会や役員会などの会議
にご利用ください。
自治会は住民の任意により結成される団体ですが、市に届け出ることで行政とのつながりが
生まれます。また、すでに市に届けている自治会も、会長が変更したり、回覧部数に変更が生 じたりした場合などは、市へ届け出てください。
▲総会は自治会の運営上、重要なものです
届出先
▽市民生活部市民活動支援課地域コミュニティ係 (府中市役所東庁舎4階)
電話:042-335-4137(直通) FAX :042-365-3595
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自治会での個人情報の取扱い方
個人情報保護法は、情報化社会が進展していく中で民間業者などが大量に保有する個人情報
の漏洩を防ぐため、平成17年4月に施行されました。
これにより、5,000人以上の個人情報を所有している事業者(個人情報取扱事業者)
は、法律により個人情報データベースを適正に管理しなければなりません。しかし、自治会で
5,000人以上の会員を抱えているところは少ないため、多くの自治会ではこの法の拘束を
受けません。
この法が過剰に認識されていることにより、 自治会として名簿が作れない、情報が集められ ないなど運営上の不具合が生じているようです。 たしかに個人情報が悪意ある人の手に渡ってし まうと住民の利益が侵害され、財産が損なわれ る危険性もあります。
法の拘束を受けないとはいえ、個人情報の管 理は大変重要になります。自治会役員の皆さん が、個人情報を取扱うときには法に準拠し、情 報の収集方法、管理方法などを整備して、会員
の皆さんが安心して情報を提供できるような環境を作り出すことが望まれます。
▲作成した名簿は大切に管理しましょう
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名簿をつくるとき
上記のとおり多くの自治会は個人情報保護法の拘束を受けませんが、それに準拠した管理方
法が必要になります。ここでは、自治会が名簿をつくるときの方法や注意点を解説します。 自治会の活動において、会員の氏名、住所や電話番号の収 集は不可欠となります。また、ひとり暮らしの高齢者を自治
会として見守る場合など、年齢や家族構成なども必要となる
場合があります。
自治会として個人情報を収集することにあたっては、 「何の目的で、何に使い、どう管理するのか」を明らか にし、必ず本人の同意を得たうえで、名簿等の作成をす ることが大切です。
個人情報保護法について、不明な点はお問合せください。
03-3507-9160(平日9時半~12時、13~17時時半) ※「個人情報保護法」の解釈などの疑問にお答えします。
詳しくは、消費者庁ホームページをご覧ください。
http://www.caa.go.jp/seikatsu/kojin/index.html 消費者庁個人情報 検索
利 用 や 管 理 の 方 法 に つ い て ル ー ル を 定 め 、 で き る だ け 多 く の 会 員 か ら 同 意 を 得 て 作 成 ・ 配 付 し ま し ょ う
1 ルール作り
名簿の利用目的、名簿に載せる項目、同意の取り方、管理方法などについて話し合い、
ルールを作りましょう。ルールについては、総会や会報などで会員に説明するなど、周
知に努めましょう。
2 利用目的
会員相互の親睦・連絡など名簿の利用目的を定め、それ以外には使わないようにしま
しょう。また、災害時要援護者の情報など執行部で把握しておく情報と、一般の会員に
配付する名簿に載せる情報は、分けて考えましょう。
3 本人同意
あらかじめ本人の同意を得るようにしましょう。趣旨を十分に説明し、同意が得られ
ない場合は名簿に載せないなどの対応が必要です。
※ 項目の一部のみ同意が得られた場合は、その項目だけ載せるなどの工夫をしましょう。
※ 同意を得る以外にも、本人の求めがあった場合には個人情報を削除することをあ
らかじめ明らかにした上で、作成・配付することができます。
4 管理方法
名簿の配付先で目的に沿った利用や保管、廃棄が行われるよう、注意が必要です。名
簿が外部の者に渡り、営業活動等に利用されたりすることのないよう、名簿の見やすい
場所に、注意事項を明記しましょう。
(1) この名簿は、会員相互の親睦と連絡のために利用するもので、他の利用を禁じます。
(2) 会員以外の人の手に渡ることのないよう、取扱いには十分注意してください。
私たちにとっても自治会にとっても 大切な情報だから、管理をしっかり して自治会活動に役立てて欲しいね!
東京都生活文化スポーツ局広報広聴部情報公開課発行
「地域のくらしと個人情報《改訂版》」
(平成22年3月発行 改訂 2 版)より抜粋