2016.4.7.
数理統計の講義内容について
担当教員:加藤賢悟 E-mail: kkato@e.u-tokyo.ac.jp 月木1限・2番教室 講義の内容:本講義は中級レベルの数理統計学をカバーします。専門科目I「統計」に続 く統計学の科目です。具体的には、以下の内容をカバーします:初等確率論、標本分布論、 推定論、検定論、区間推定論、漸近理論。
教科書と参考書:講義の教科書は、 竹村彰通「現代数理統計学」創文社
です。ただし、必ずしも教科書どおりに進行するとは限りません。その他に参考書をいくつ かあげておきます。
• Wasserman, L. “All of Statistics” Springer
• 稲垣宣生「数理統計学」裳華房
• 国友直人「応用をめざす数理統計学」朝倉書店
• 久保川達也「現代数理統計学の基礎」近刊
成績:成績は、宿題と定期試験によります。宿題はTeXでタイプして、印刷したものを 提出してください。宿題は講義のホームページ
https://sites.google.com/site/kkatostat/home/teaching/mathstat2016
にアップロードされるので、各自ダウンロードしてください。宿題に関する諸注意もホーム ページに記載してあるので、ちゃんと読んでください。
講義中のルール:やや議論のあるところではありますが、講義中はラップトップ・iPad などの使用は控えてください。理由は明らかだと思います。あと、あまり一方的な講義だと つまらないので、なにか疑問があれば(ちゃんと考えてから)質問してください。質問がない 場合は、こちらから質問します。
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Q & A
1. Q:なぜTeXで宿題を作成する必要があるのですか?
A: TAの採点を楽にするためです。経験してみればわかりますが、手書きの答案を大
量に採点するのはとても大変です。 2. Q: Wordじゃだめですか?
A: TeXを使うのがそれほどハードルが高いとは思えませんし、タダでインストールで
きます。Wordはタダじゃないでしょ? TeXでタイプするのは慣れれば楽です。
3. Q:でも手書きやWordで作成した宿題を提出したら、なんだかんだいって採点してく
れるんでしょ? A:いいえ。
4. Q:えーなんか面倒。
A:前向きに考えると、数理統計も勉強できるし、TeXにも慣れることができる、優良 講義ということになります。
5. Q:なんで朝1なんですか? 眠いです。 A:なんででしょう?
6. Q:試験は難しいですか?
A:試験の難易度は例年と大差ないように調整します。
7. Q:計算問題だけ解けば単位はきますか?
A:その戦略はやめたほうがいいです。 8. Q:とるのやめようかな。。。
A:まあそう言わずに。数理統計はちゃんと勉強しおくと、キャリアにとっていいこと が多いですよ。学問としてさらに興味をもってくれればなおよろしです。
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