-10% 0% 10% 20% 30% 40%
0月 6月 12月 18月 24月 30月
行 政 経 常 収 支 率
実質債務月収倍率 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
債 務 償 還 可 能 年 数 15 年
平成26年度 大川市財務状況把握の結果概要
[要因分析]
◆ヒアリング等の結果概要
【債務償還能力】 【資金繰り状況】
<人口構成の推移>
[財務上の問題]
都道府県名 団体名
福岡県 大川市
財政力指数 0.51 標準財政規模(百万円) 7,975
H27.1.1人口(人) 36,177 平成26年度職員数(人) 264
面積(K㎡) 33.62 人口千人当たり職員数(人) 7.3
建設投資目的の
取崩し 地方税の減少
債務負担行為に基づく 支出予定額
資金繰り目的の 取崩し
人件費・物件費の増 加
公営企業会計等の
資金不足額 その他 扶助費の増加
土地開発公社に係る 普通会計の負担見込額
補助費等・ 繰出金の増加 第三セクター等に係る
普通会計の負担見込額 その他
その他
積立低水準 収支低水準
建設債
実質的な 債務
その他
債務高水準
債務高水準
積立低水準
収支低水準
(単位:千人)
12年国調 41.3 6.1 14.8% 26.6 64.3% 8.6 20.8% 1.5 7.4% 8.7 41.9% 10.5 50.5% 17年国調 39.2 5.4 13.7% 24.1 61.5% 9.7 24.7% 1.5 7.9% 6.9 36.1% 10.5 55.3% 22年国調 37.4 4.5 12.0% 22.2 59.4% 10.7 28.6% 1.2 7.2% 5.5 32.3% 10.3 60.5% 構成比 総人口
年齢別人口構成 産業別人口構成
年少 人口 (15歳未満)
構成比
生産年齢 人口 (15歳~64歳)
構成比 老年 人口 (65歳以上)
構成比
第一次 産業 就業人口
構成比
第二次 産業 就業人口
構成比
第三次 産業 就業人口
全国 福岡県 22年国調
13.2% 63.8% 23.0% 4.2% 70.6%
13.6% 64.1% 22.3% 3.1% 20.9% 76.0%
25.2%
-10% 0% 10% 20% 30% 40%
0月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 行
政 経 常 収 支 率
積立金等月収倍率
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
※1.債務償還可能年数について、分子(実質債務)がマイナスとなる場合は「0.0年」、分母(行政経常収支)がマイナスとなる場合は「-」(分子・分母ともマイナスの場合は「0.0年」)として表示している。 2.右上部表中の「類似団体平均値」及び「全国平均値」については、各団体の26年度計数を単純平均したものである。
3.上記グラフ中の「類似団体平均」の類型区分については、26年度の類型区分による。
4.平均値の算出において、債務償還可能年数と実質債務月収倍率における分子(実質債務)がマイナスの場合には「0(年・月)」として単純平均している。
(26年度)
◆財務指標の経年推移
0 5 10 15 20 25 30
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
債務償還可能年数5ヵ年推移
当該団体指標 全国平均 類似団体平均
6 12 18 24 30
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
実質債務月収倍率5ヵ年推移
当該団体指標 全国平均 類似団体平均
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
積立金等月収倍率5ヵ年推移
当該団体指標 全国平均 類似団体平均
-5 0 5 10 15 20 25 30 35
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
行政経常収支率5ヵ年推移
当該団体指標 全国平均 類似団体平均
-40 -20 0 20 40
22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
基礎的財政収支(プライマリー・バランス)
5ヵ年推移
当該団体指標 全国平均 類似団体平均
(単位:億円)
<参考指標>
基礎的財政収支 ={歳入-(地方債+繰越金+基金取崩)}
-{歳出-(公債費+基金積立(※))}
(※)基金積立には決算剰余金処分による積立額を含まない。
<財務指標>
(単位:年) (単位:月)
(単位:月) (単位:%)
健全化判断比率 団体値 早期健全化
基準
財政再生 基準
実質赤字比率 - 13.76% 20.00%
連結実質赤字比率 - 18.76% 30.00% 実質公債費比率 10.3% 25.0% 35.0%
将来負担比率 84.5% 350.0% -
債務償還可能年数 7.8年 7.6年 7.4年 6.3年 7.3年
実質債務月収倍率 14.7月 13.4月 12.7月 11.6月 11.6月
積立金等月収倍率 1.7月 2.3月 3.0月 3.0月 3.1月
行政経常収支率 15.7% 14.7% 14.3% 15.2% 13.1% 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
7.8年 7.2年 10.7月 8.7月 6.4月 7.3月 14.7% 14.1% 類似団体
平均値
全国 平均値 類似団体区分
都市Ⅰ-1
◆行政キャッシュフロー計算書
(百万円)
地方税 3,797 3,853 3,764 3,786 3,778 地方譲与税・交付金 646 625 580 586 637 地方交付税 3,812 3,937 3,854 3,857 3,800 国(県)支出金等 2,520 2,502 2,481 2,785 2,892 分担金及び負担金
・寄附金 230 236 237 224 229
使用料・手数料 349 350 356 366 355
事業等収入 55 84 71 69 60
行政経常収入 11,408 11,586 11,344 11,673 11,751 人件費 2,714 2,853 2,656 2,613 2,605 物件費 1,288 1,276 1,218 1,300 1,432
維持補修費 147 132 136 140 146
扶助費 2,860 3,013 3,116 3,197 3,367
補助費等 854 779 727 781 765
繰出金(建設費以外) 1,491 1,577 1,641 1,648 1,702
支払利息 260 251 233 212 189
(うち一時借入金利息) ( 2 ) ( 0 ) - - -
行政経常支出 9,613 9,883 9,727 9,893 10,206 行政経常収支 1,795 1,703 1,617 1,780 1,545
特別収入 107 172 398 44 261
特別支出 955 60 77 15 298
行政収支(A) 947 1,816 1,939 1,809 1,508
国(県)支出金 539 384 220 377 709
分担金及び負担金
・寄附金 5 3 4 9 11
財産売払収入 22 25 39 19 29
貸付金回収 515 515 515 515 515
基金取崩 1 2 1 1 1
投資収入 1,081 928 779 920 1,265 普通建設事業費 2,062 1,116 1,117 1,596 2,254
繰出金(建設費) - - - - -
投資及び出資金 19 36 19 26 18
貸付金 515 515 515 515 515
基金積立 2 3 4 9 11
投資支出 2,598 1,670 1,656 2,146 2,799 投資収支 ▲ 1,517 ▲ 741 ▲ 877 ▲ 1,225 ▲ 1,534
地方債 2,479 814 855 858 1,446 (うち臨財債等) ( 776 ) ( 616 ) ( 609 ) ( 619 ) ( 605 )
翌年度繰上充用金 - - - - -
財務収入 2,479 814 855 858 1,446 元金償還額 1,191 1,250 1,314 1,338 1,345 (うち臨財債等) ( 263 ) ( 284 ) ( 305 ) ( 292 ) ( 340 )
前年度繰上充用金 - - - - -
財務支出(B) 1,191 1,250 1,314 1,338 1,345 財務収支 1,288 ▲ 436 ▲ 459 ▲ 480 101
収支合計 718 639 603 103 75
償還後行政収支(A-B) ▲ 244 566 625 470 163
実質債務 14,022 12,918 12,005 11,370 11,417
(うち地方債現在高) ( 15,590 ) ( 15,154 ) ( 14,695 ) ( 14,215 ) ( 14,315 )
積立金等残高 1,611 2,251 2,857 2,968 3,054 (注)棒グラフの左が収入を表し、右が支出を表している。
■投資活動の部■
■財務活動の部■
■参考■
平22 平23 平24 平25 平26
■行政活動の部■
平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 0
2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000
平22 平23 平24 平25 平26
行政経常収入・支出の経年推移
地方税 地方交付税 国(県)支出金等 その他収入
人件費 扶助費 補助繰出 その他支出
(百万円)
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
平22 平23 平24 平25 平26
投資収入と投資支出の経年推移
貸付金回収 国(県)支出金 その他収入 貸付金 普通建設事業費 その他支出
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
平22 平23 平24 平25 平26
財務収入と財務支出の経年推移
建設債等 臨財債等 財務支出
(百万円) (百万円)
※ 債務償還能力及び資金繰り状況について、以下のとおり計数補正を行っている。
○補正科目
補助費等: 平成22年度 854,853千円を減額補正。(同額を行政特別支出へ増額補正)
【補正理由】国営筑後川下流土地改良事業負担金を一括繰上償還することに伴う一過性の支出が計上されているため。
○財務指標(補正前→補正後)
・債務償還可能年数(平成22年度:14.9年→7.8年)
・実質債務月収倍率(平成22年度:14.7月→変わらず)
・積立金等月収倍率(平成22年度:1.7月→変わらず)
・行政経常収支率 (平成22年度: 8.2% →15.7%)
◆ヒアリングを踏まえた総合評価
◎債務償還能力について
債務償還能力は、債務償還可能年数及び債務償還可能年数を構成する実質債務月収倍率と行政経常収支率を 利用して、ストック面(償還するべき債務の水準)とフロー面(償還原資の獲得状況)の両面から分析したものである。
【債務償還能力】
留意すべき状況にはないと考えられる。
<ストック面>
ヒアリング年度(平成26年度)における実質債務月収倍率は11.6月であり、診断基準である18.0月を下回っているた め、償還するべき債務の水準は問題ないと考えられる。
<フロー面>
ヒアリング年度(平成26年度)における行政経常収支率は13.1%であり、診断基準である10.0%を上回っているた め、償還原資の獲得状況において問題はないと考えられる。
*以上のことから、ストック面及びフロー面を総合的に勘案すると、債務償還能力について留意すべき状況には ないと考えられる。
【参考:平成26年度財務指標】
《財務指標》 《診断基準》 実質債務月収倍率 11.6月 < 18.0月 行政経常収支率 13.1% > 10.0% 債務償還可能年数 7.3年 < 15.0年
◎資金繰り状況について
資金繰り状況は、積立金等月収倍率と行政経常収支率を利用して、ストック面(資金繰りバッファーの水準)及びフ ロー面(経常的な資金繰りの余裕度)の両面から分析したものである。
【資金繰り状況】
留意すべき状況にはないと考えられる。
<ストック面>
ヒアリング年度(平成26年度)における積立金等月収倍率は3.1月であり、診断基準である3.0月を上回っているた め、資金繰りバッファーの水準は問題ないと考えられる。
<フロー面>
ヒアリング年度(平成26年度)における行政経常収支率は13.1%であり、診断基準である10.0%を上回っているた め、経常的な資金繰りの余裕度において問題はないと考えられる。
*以上のことから、ストック面及びフロー面を総合的に勘案すると、資金繰り状況について留意すべき状況にはな いと考えられる。
【参考:平成26年度財務指標】
《財務指標》 《診断基準》 積立金等月収倍率 3.1月 > 3.0月 行政経常収支率 13.1% > 10.0%
◎財務の健全性等に関する事項 1
【積立系統】
当市は直近5年間、積立低水準となっていない。
当市は、平成21年度に「大川市第2次集中改革プラン(平成22年~26年度)」を策定し、人件費をはじめ行政経費 全般の見直しや、普通建設事業費の抑制に取り組んだ。その結果、これらにより生じた歳出削減効果と、地方交付 税の増加が重なったことで収支が改善し、決算剰余金の積み立てが可能となり、以降も毎期、決算剰余金の基金 への積立を行ってきたことが要因として挙げられる。
【収支系統】
当市は直近5年間、収支低水準となっていない。
前述のとおり、平成21年度に策定した「大川市第2次集中改革プラン」の実施により、人件費をはじめ行政経費全 般の見直しや普通建設事業費の抑制に努めたことで、行政経常収支が改善してきたことが要因として挙げられる。
<財務上の問題が生じていない理由・背景>
【債務系統】
当市は直近5年間、債務高水準となっていない。
当市は平成11年度から17年度に「公債費負担適正化計画」を実施し、計画的に事業費の削減に努め、起債抑制により 地方債残高の削減を行ってきた。
直近5年間においても償還元金以上の借入は極力行わない方針により地方債の発行を抑制してきたことが、要因として 挙げられる。 (なお、平成22年度は国営土地改良事業、平成26年度は学校給食センター建設事業、小学校大規模改修事 業の実施のため償還元金を上回る借入を行っている。)
◎財務の健全性等に関する事項 2
<今後の見通し>
収支計画策定の有無及び計画名
「大川市平成32年度決算見通し」
■ヒアリングを踏まえた今後の見通し
○債務償還能力について
【ストック面:債務の水準】
平成31年度までに中学校建設事業(平成30~31年度:総事業費3,600百万円、起債2,100百万円)等の大型事業が控え ているが、地方債の新規発行額以上に既発債の償還が進むことから、計画最終年度の平成32年度には地方債残高は減 少する見通し。(平成26年度地方債残高14,315百万円→平成32年度13,488百万円)
【フロー面:償還原資の獲得状況】
計画最終年度の平成32年度では、行政経常収入は、地方消費税交付金やふるさと納税による寄付金の増加により、平 成26年度比増加する見通し。行政経常支出は、扶助費や委託費等の物件費の増加により、増加する見通し。
その結果、収入増・支出増の状況となるが、支出増の影響がより大きいことから、行政経常収支は悪化する見通し。(平 成26年度1,545百万円→平成32年度1,245百万円)
以上により、ストック面(債務の水準)において、実質債務月収倍率が18.0月未満(10.8月)と低いことから問題はなく、ま たフロー面(償還原資の獲得状況)においても、行政経常収支率が10.0%未満(9.7%)とやや低いものの債務償還可能年 数が15.0年未満(9.2年)と問題ない水準であることから、債務償還能力の見通しについて留意すべき状況にはないと考え られる。
【財務指標の見通し(計画最終年度:平成32年度)】 実質債務月収倍率 10.8月(低下する見通し) 行政経常収支率 9.7%(低下する見通し) 債務償還可能年数 9.2年(長期化する見通し)
○資金繰り状況について
【ストック面:資金繰りバッファーの水準】
中学校建設事業等の大型事業の実施により財政調整基金を取り崩すため、積立金等残高は平成26年度比減少する見 通し。
【フロー面:経常的な資金繰りの余裕度】
上記債務償還能力のフロー面に記載のとおり、行政経常収支が悪化する見通し。
以上により、フロー面においては、行政経常収支率が10.0%未満(9.7%)とやや低く、かつストック面においても、積立金 等月収倍率が3.0月未満(2.1月)とやや低いことから、積立低水準となるため、資金繰り状況の見通しに留意すべきと考え られる。
【財政指標の見通し(計画最終年度:平成32年度)】 積立金等月収倍率 2.1月(低下する見通し) 行政経常収支率 9.7%(低下する見通し)
◎財務の健全性等に関する事項 3
<その他留意点等>
■収支改善に向けた取り組みの推進
平成32年度見通しにおいて、扶助費をはじめとした行政経常支出の増加等により、行政経常収支の悪化が想定される。 同収支率も平成26年度の13.1%から平成32年度見通しでは9.7%へ低下し、やや注意を要する水準となることから、収支 改善に向けた取り組みの推進が求められる。
【安定的な自主財源の確保】
当市の行政経常収入は、地方交付税をはじめとする依存財源が高い割合を占めているため、地方交付税等の増減 に財政運営が左右される状況となっている。
従って、今後、自主財源の増加に向け、市税催告業務の民間委託による収納率の向上や、三丸公共用地の有効活 用等、施策の確実な実施により、安定財源の増加に努める必要がある。
【人口ビジョン及び地方創生への取組みについて】
当市が「大川市まち・ひと・しごと総合戦略」で示している「目指すべき将来の方向性」の実現により、人口減少の抑 制、産業振興が図られることは、市の税収増加に寄与するものであるため、今後、当市が実施する同戦略の各施策の 効果に期待したい。
■計画的な普通建設事業の実施と積立金の確保について
当市はこれまで地方債残高削減のため、投資的経費を抑制してきており、今後普通建設事業費の増加が想定される。 従って、平成28年度中に策定される公共施設等総合管理計画に基づく適切な事業の実施により、財政負担の平準化を 図り、地方債残高及び積立金等残高の適正な管理に努める必要がある。