速報性と正確性が両立する県内GDP早期推計の開発

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APIR Discussion Paper Series No.33

2013/4

速報性と正確性が両立県内ＧＰ期推計開発

小川亮

大阪市立大学経済学部専任講師

稲義久

一般財団法人太洋研究所研究統括

大学経済学部教授

(2)

稿容全執筆者責任執筆あ ₍財₎

太洋研究所公式見解示い

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3

速報性と正確性が両立県内ＧＰ期推計開発

小川亮

大阪市立大学経済学部専任講師

稲義久

一般財団法人太洋研究所研究統括

大学経済学部教授

要

地域経済規模や構造変化把握県 _{GD P} 確報値公表一半

い遅い状況い県公表時期県

GDP ^い ^{早期推計} ^行 ^い ^{早期推計値} ^{確報値} ^間 ^大

生やい早期推計多都遈府県及いい

う速報性正確性両立課い県 _GDP 早期推計い

稿そ改善手法提示提示手法ンニ大学

ン誉教授 _{1 980} 代考え _{1 990} 代初頭実践主成分分析

あ気映速報性優い一統計選定

主成分分析通気成分抽出そ成分 _{GD P} 直接推計

用い _{GD P} 直近時期早期推計将来短期予測行う方法あ国位 _{GD P} 応用比統計的制約強い地域位 _{GD P} 応用

い

稿主成分分析県 _{GD P} 早期推計応用手法提示

具体的大阪府 _{GD P} 早期推計例推計当

検証 _{1 996} 度 _{20 09} 度確報値推計値絶対誤差率均

値算出結果 _{0 .3 5}％推計予測力検証 _{2 0 09}

度確報値い _{19 96} 度 _{20 08} 度推計後的

推計結果絶対誤差率 _0.5％満う稿提示手法用

い大阪府 _GDP 早期推計良好フマン得分

JEL Classification Number^：C43 C82 R12

キワ：県民経済計算早期推計主成分分析

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4

めに

地域経済規模や構造変化統計把握地方自治体総合計画策定

そ評価必要不可あそ代表的指標あ域 _{G DP} 地域

経済産業振興逭人口減少経済対応い絶え確認統計

一あ域 _{GD P} 都遈府県位場合各県統計担当部局作成県

民経済計算記載県総生産生産側以県 _{GD P} ぶ確報値

知確報値作成様々統計必要あそ

揃う一当度県 _{GD P} 公表一半い遅

い現在多地方自治体足元経済規模動

正確掴い行財政運営行い実情あ

状況い県公表直近時期県 _{GD P} 早期推計

行いそ推計手法 _GDP 生産面支出面各構成要素そ強

連早期公表一統計用い回帰分析手法推計最終的

構成要素和県 _GDP 積算や方そ速報性い特四半期

県 _{GD P} 算定四半期 _QE Q uick Esti ma tion or Q uar ter ly E sti mates ^当

期県 _{GD P} 後公表速実現い

1

う早期推計行い都遈府県案外少い府経済社会総合

研究所 _{200 8} ₄ 現在県 _{GD P} 四半期速報行い _{1 0} 団体

留いう早期推計そ及いい理早期推計値

確報値間大生や混乱懸念あ芦

谷 _{20 09}

以地域 _{GD P} 推計速報性正確性両立いいいう問残

い分そ稿速報性正確性両立図県 _{GD P} 早期推計法

提示推計手法ンニ大学ン誉教授

1980 ^代 ^{考え} 19 90 ^代 ^{初頭} ^{実践} ^{主成分分析} ^あ Klein a nd

Sojo 1 98 9 K lein a nd Par k 19 93 ,19 95 ^気 ^映 ^{速報性}

優い一統計選定主成分分析通気成分抽出そ

成分 _{GD P} 直接推計用い _{GD P} 直近時期早期推計将来

短期予測行う方法あ日経済応用稲 _{20 07} _{2 011} あ

地域 _{GD P} 応用い

稿主成分分析日県 _GDP 早期推計援用試

そ手法提示や精度検証際実際大阪府経済応用形

1

都遈府県位四半期 _{Q E} 推計い芦谷 ₂₀₀₉ 兵庫県例群馬県総局統計課統計

分析プ _{20 06} 例紹い

(6)

6

2

そ結果推計当や予測力検証良好フ

マン得後都遈府県応用期待

稿構成以あ ₂節主成分分析基い県 _{G DP}

早期推計方法提示 ₃ 節早期推計法予測力検証最後

4 ^節 ^稿 ^後 ^課 ^述

主成分分析モルによ県内ＧＰ期推計

節速報性正確性両立県 _{G DP} 早期推計方法提示具体的大阪府経済応用例示

2.1 ^{県内Ｇ} ^Ｐ期推計と主成分分析モル

地域気や成長動態把握代表的統計指標あ域 _{GD P} 国民

所得定推計地域援用形作成加工統計あ推

計必要地域各種統計揃う一そ作業多時

間要確報値公表当度一半遅出

そン対応い地方自治体県民経済計算確

報値別早期推計値公表い芦谷 _{2 009} 指摘う

精度問残多都遈府県及いい状況あ誤

差生やい理早期推計利用一統計少あ

速報性方い点あそ稿注視そ

一統計 _{GD P} 直接的推計いい誤差生出い

いう点あ早期推計手法 _{GD P} 生産面支出面各構成要素そ

強連早期公表一統計用い回帰分析手法推

計最終的構成要素和県 _{GD P} 積算い各構成要素推

計誤差最終的 _{GD P} 推計誤差積算考え

以踏え稿直接的県 _{GD P} 推計方法検討

既公表い県 _{G DP} 確報値時系列直接的一統計回帰

方向あ多共線性いう計経済学問発生

大い気動映各種一統計互い似う動

あそう強い相説明変数多含回帰式推計う

いい出

多共線性問回避一統計情報い

2

稿大阪府実質 _{G D P} 早期推計値大阪府大阪府成長戦略推逭会議成 ₂₄

12 28^日 ^{提出資料} ^{大阪} ^{成長戦略} 大阪府政策企画部企画室掲載実

際政策現場活用 ₍参照:h ttp ://w ww. pre f. osa ka. jp/atta ch/118 76/00 066 367/1 2122 8_3d ata. pd f p22)

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7

異気成分出いういわゆ主成分分析仲方法以主

成分分析ぶ力あ主成分分析用い米国経済過

去実績説明将来予測応用ンニ大学ン

ン誉教授あン誉教授基着想 _{1 98 0} 代考

え _{199 0} 代初頭実践移 Klein a nd Sojo 19 89 K lein a nd Par k

1 993 ,1 995 ^{方法} ^日 ^{経済} ^{応用} ^稲 20 07 20 11 ^あ ^稲

主成分分析用い日経済四半期 _{GD P} 予測方法紹そ

精度 _{E SP} 予測調査高い示い

3

主成分分析国位 _{GD P} 対象い国 _{GD P} 四

半期算出い推計用いサンプ数そ分多

方県 _{GD P} 度位対象期間標数少問

そ対県 _{GD P} 度位四半期位変換方向性

考え実際一部県ンウ法四半期変換い

荒木 _{19 97} 指摘う変換国全体統計按分

方法一般的あそ地域独自情報失わう点問あ

稿県 _GDP 早期推計主成分分析応用いあえ

度位少い標数試そ予測精度検証行う以大阪府経済応

用例解説い

2.2 ^{大阪府内Ｇ} ^Ｐ ^{期推計へ} ^{応用}

2. 2 ^{主成分分析} ^仲 ^一 ^{統計} ^{用い} ^県 GD P ^{早期推計} ^{主成}

分分析提示 _{2 .2. 1} 地域気映一統計選定

2.2 .2 ^{選定} ^{地域} ^一 ^{統計} ^{主成分分析} ^{用い} ^{地域} ^気 ^{主成分}

抽出 _{2. 2.3} 抽出主成分 _{G DP} 確報値最小乗法推計

最後 _{2 .2 .4} 推計回帰式用い直近時期公表県 _GDP 水準

伸率推計

稿実際大阪府経済例大阪府実質 _GDP _{2 010} 度 _{2 0 11}

度値早期推計 _{2 009} 度大阪府 _{GD P} 確報値公表い

成 ₂₁ 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課最新版 _{20 10} 度以降公表分早期推計設定

2.2 .1 主成分分析モル変数

主成分分析用い速報性正確性両面優県 _{GD P} 早期推計行う

地域気映早期公表一統計選定

3

手法基一般財団法人太洋研究所毎逬日経済超短期 _{G D P} 予測公表い ₍参照 http ://w ww. apir. or. jp/ja/ ap_tren d/ wja. php )

(8)

8

い大阪府経済場合ニ満地域一統計大阪産業経済

サン作成公表い大阪府 _CI 一致指数採用系列適当考え

4

大阪府 _CI 当 ₃ 遅公表い公表

え度位府 _{G DP} 推計う速報性高度

明 ₆ 遉昨度一統計出揃いそ作成公表

可能

大阪府 _CI 一致指数採用系列百店売場面積当売

5

大阪税輸入通商業売統計商業動態統計大阪税輸入通大阪税貿易統計製造工業生産指数大阪府統計課大阪府工業指数生産財出荷指数大阪府統計課大阪府工業指数大口電力使用西電力効求人倍率厚生労働省一般職業紹状況所定外労働時間指数

6

大阪府統計課毎勤労統計調査 ₇

7

う大阪税輸入通大口電力使用対象大阪府外含大阪府

多占考え

統計入手 _GDP 回帰見据え度均値変換

期間 _{1 996} 度 _{20 11} 度そ相行列表

あ表予想相数高い組合わ多

主成分分析用い相問克服気成分抽出

必要あいえう

表大阪府Ｉ一致指数採用系列相関行列

注 _{1 996} 度 ₂₀₁₁ 度度変換付表 ₁ い組

合わ相数

2.2 .2 ^{主成分} ^{推計}

大阪府 _CI 一致指数採用系列情報主成分分析気

成分抽出推計期間 _{1 99 6} 度 _{2 0 11} 度推計期間初

199 6 ^度 ^あ ^理 93 SN A ^{体系基準} 2 000 ^{いう基準} ^{算定} ^{大阪}

4

大阪産業経済サン旧大阪府立産業開発研究所作成大阪府 _{C I} 作成方法大阪府立産業開発研究所 ₂₀₀₁ 佐 ₂₀₁₁ 解説い

5

百店売全店百店売場面積除い

6

対象従業者数 _{3 0}人以製造業業所あ

7

製造工業生産指数生産財出荷指数効求人倍率大阪府 _{C I} 様季節調整値用い百店売場

面積当売

輸入通

製造工業生産指数

生産財出荷指数

大口電力使用

効求人倍率

所定外労働時間指数

百店売場面積当売 1 - - - - - -

輸入通 -0.82 1 - - - - -

製造工業生産指数 0.92 -0.68 1 - - - -

生産財出荷指数 0.85 -0.53 0.98 1 - - -

大口電力使用 -0.05 0.29 0.28 0.38 1 - -

効求人倍率 -0.28 0.72 -0.16 0.03 0.19 1 -

所定外労働時間指数 -0.21 0.70 0.01 0.20 0.58 0.89 1

(9)

9

府民経済計算最新版あ成 ₂₁ 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課

時系列初度 _{199 6} 度いう点あ

8

主成分分析抽出気主成分い固値大い主成分 ₁ 主成

分 ₂ 主成分 ₇ 付

9

そ気成分変動図

10

念各主成分間相数計算表そ表各成

分間互い無相いえ

図景気成分

注主成分値付表 ₁ 折線フ

表主成分相関行列

注 _{1 996} 度 ₂₀₁₁ 度各主成分度付表 ₃ い組合わ

相数

8

度成₂₂ 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課 _{93 SN A} 体系基準 _{20 05}

いう異基準算定稿気成分府 _{G D P} 回帰分析標数 ₁₄個

多標得府民経済計算算定基準異過去府 _{GD P}

連結考え算定基準異長期間経済構造異可

能性あ推計際コン新問浮稿

懸念府民経済計算基準一あ ₁₉₉₆ 度 _{20 09} 度期間推計試

9

主成分分析解説稲 _{20 07} 参照分析い結果付表 ₂ 参照

1 0

具体的主成分数値付表 ₃ 参照

-4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

主成分主成分主成分主成分

主成分主成分主成分

度

主成分主成分主成分主成分主成分主成分主成分

主成分 1 - - - -

主成分 0.00 1 - - - - -

主成分 0.00 0.00 1 - - - -

主成分 0.00 0.00 0.00 1 - - -

主成分 0.00 0.00 0.00 0.00 1 - -

主成分 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1 -

主成分 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1

(10)

10 2.2 .3 ^{推計方程式}

2 .2 .2 ^{推計} ^{主成分} ^県 GD P ^{説明} ^式 ^{最小} ^{乗法} ^推

計被説明変数前述成 ₂₁ 度大阪府民経済計算大阪府総部統

計課あ _{19 96} 度 _{20 09} 度大阪府実質 _{GD P} 成 ₁₂ 暦連鎖価

格用い方説明変数設定主成分 ₁ 主成分 ₇ ₇ 主成分

組合 _{12 7} 通考えそ最当い最説明

力あ組合わ選定赤池情報基準 _AIC 基準用い

記作業行結果主成分 ₁ 主成分 ₂ 主成分 ₃ 主成分 ₅ 主成分 ₇ ₅

主成分説明変数式 _AIC基準最小最良式推

計結果

府実質 _{GD P} 39900000.0 11 251 9 ^{主成分} 1 459 70 8.7 ^{主成分} 2 0 .0 00 0.0 42 0.000

1 859 30 .2 ^{主成分} 3 9 793 07 .6 ^{主成分} 5 19 91 010 ^{主成分} 7 0.18 1 0 .08 3 0.111

値 _P 値表 _t 検定結果定数主成分 ₁

主成分 ₂ 数意水準 ₅％意数仮説棄却主成分 ₅ 意水準 ₁₀％

意主成分 ₃ 主成分 ₇ 数意水準_{1 0}％意いわ

自度修正済決定数 _{0.93 6} 系列相検定統計あビンワン

比 _2.54 あ

11

表大阪府内実質 GDP 実際値と推計値期推計版

推計基い推計値実際値比表実際値確報値

主成分分析推計値時系列あ表あ絶対誤差

1 1 Breus ch^–G od fre y ^ン ^{ュ乗数検定} ^一 ^{系列相} いう帰無仮説意水準

15^％ ^{採択} ^{結果} ^あ

1 重重 6 度 1 重重 7 度 1 重重 8 度 1 重重重度「 0 0 0 度「 0 0 1 度「 0 0 「度実際値 40,746,600 39,651,073 39,496,435 39,288,721 39,381,056 38,948,894 39,065,905 推計値 40,570,868 40,014,236 39,377,532 39,113,716 39,435,472 38,968,396 39,269,196 絶対誤差 175,732 363,163 118,903 175,005 54,416 19,502 203,291

絶対誤差率 0.43% 0.91% 0.30% 0.45% 0.14% 0.05% 0.52%

「 0 0 」度「 0 0 『度「 0 0 』度「 0 0 6 度「 0 0 7 度「 0 0 8 度「 0 0 重度実際値 39,337,546 40,011,480 40,515,042 41,046,697 41,671,379 40,361,819 38,812,159 推計値 39,226,532 39,835,960 40,709,156 41,166,208 41,484,860 40,319,568 38,843,100 絶対誤差 111,014 175,520 194,114 119,511 186,519 42,251 30,941

絶対誤差率 0.28% 0.44% 0.48% 0.29% 0.45% 0.10% 0.08%

注実際値成「1 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課大阪府実質，）５成1「連鎖価格推計値主成分分析

1重重6～「00重度推計算出大阪府実質ＧＤＰ絶対誤差差絶対値位百万絶対誤差率

絶対誤差実際値除％表示

(11)

11

実際値推計値差絶対値あ絶対誤差率絶対誤差実際値除

値あ絶対誤差率当尺度 _{2 002} 度 _0.52％

除全度絶対誤差率 _0.5％超え期間均値 _{0 .35}％ ₁％大

回当良いういえ以 _AIC 基準採択回

帰式早期推計行う

2.2 .4 ^{期推計}

1996 ^度 2 009 ^度 ^{推計} ^{大阪府} ^{実質} GD P ^{主成分} ^回

帰式対 _{20 10} 度 _{2 011} 度主成分外挿 _{2 010} 度 _{20 11}

度大阪府実質 _{GD P} 早期推計図大阪府実質 _{GD P} 実際値推

計値フあ早期推計結果 _{20 10} 度 _{39 .5} 兆 _{20 11}

度 _{39 .8} 兆

図大阪府内実質ＧＰ実際値と推計値期推計版

大阪府実質 _{GD P} 伸率いわゆ大阪府実質成長率早期推計行う

19 97 ^度 20 10 ^度 ^伸 ^率 ^{計算} 2 ^ン ^あ ^そ ^伸

率計算用い前度実質 _GDP 推計値実質値採用ン

分以推計値用いう推計値 _A 実際値用いう推計値 _B

便宜的ぶ _{2 011} 度伸率前度 _{20 10} 度 _{GD P} 推計値推計値 _A

表伸率計算結果い当伸率

39.5 39.8

3 8 . 0 3 8 . 5 3 9 . 0 3 9 . 5 4 0 . 0 4 0 . 5 4 1 . 0 4 1 . 5 4 2 . 0

1 9 9 6 1 9 9 7 1 9 9 8 1 9 9 9 2 0 0 0 2 0 0 1 2 0 0 2 2 0 0 3 2 0 0 4 2 0 0 5 2 0 0 6 2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 実際値推計値

兆円

年度

(12)

12

均絶対誤差検証推計値 _A 実際値均絶対誤差 _0.55％

方推計値 _B 実際値均絶対誤差 _0.35％ ₁％大回

良好当いえ _{2 010} 度 _{20 11} 度伸率早期推計結果

2010 ^度 ^{推計値} B 1.7 7^％ ^方 ^{推計値} A 20 10 ^度 1 .69^％

20 11 ^度 ^{推計値} A 0 .73^％

表大阪府内実質 GDP 伸び率実際値と推計値期推計版

予測力検証

前節主成分分析県 _{GD P} 早期推計方法実際大阪府経済

応用提示そ推計当推計値実際値誤差

確認節予測力いう観点早期推計法精度検証

具体的成 ₂₁ 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課確報値最

終度あ _{2 009} 度大阪府実質 _{G DP} 後的推計形予測力検証

場合手 _{2. 2} 基的あ回帰推計期間一短縮

199 6 ^度 20 08 ^度 ^{いう点} ^異 ^{最小} ^{乗法} ^{回帰} ^式

説明変数組合わ _AIC 基準主成分 ₁ 主成分 ₂ 主成分 ₅ 主成分 ₇ 選

定そ推計結果

府実質 _{GD P} 39900000.0 1 70 530 .8 ^{主成分} 1 4 26 927 .4 ^{主成分} 2 0.000 0.00 3 0 .0 00

1 054 33 7 ^{主成分} 5 184 55 41 ^{主成分} 7 0.08 6 0 .16 3

値 _P 値表 _t 検定結果定数主成分 ₁

主成分 ₂ 数意水準 ₁％意主成分 ₅ 意水準 ₁₀％意主成分 ₇ 数

意水準 ₁₀％意いいうわ自度修正済決定数

0.9 22 ^あ ^{ビンワ} ^{ン比} 2.52 ^あ

1 重重 7 度 1 重重 8 度 1 重重重度「 0 0 0 度「 0 0 1 度「 0 0 「度「 0 0 」度

実際値 -2.69% -0.39% -0.53% 0.24% -1.10% 0.30% 0.70%

推計値 -1.37% -1.59% -0.67% 0.82% -1.18% 0.77% -0.11%

実際値絶対誤差 1.32% 1.20% 0.14% 0.59% 0.09% 0.47% 0.80%

推計値 -1.80% -0.69% -0.97% 0.37% -1.05% 0.82% 0.41%

実際値絶対誤差 0.89% 0.30% 0.44% 0.14% 0.05% 0.52% 0.28%

「 0 0 『度「 0 0 』度「 0 0 6 度「 0 0 7 度「 0 0 8 度「 0 0 重度「 0 1 0 度「 0 1 1 度

実際値 1.71% 1.26% 1.31% 1.52% -3.14% -3.84% ― ―

推計値 1.55% 2.19% 1.12% 0.77% -2.81% -3.66% 1.69% 0.73%

実際値絶対誤差 0.16% 0.93% 0.19% 0.75% 0.33% 0.18% ― ―

推計値 1.27% 1.74% 1.61% 1.07% -3.24% -3.76% 1.77% ―

実際値絶対誤差 0.45% 0.49% 0.29% 0.45% 0.10% 0.08% ― ―

注実際値成「1 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課大阪府実質，）５伸率推計値主成分分析 1重重6～「00重度推計算出府実質，）５用い伸率推計推計値伸率計算い前度府実質，）５推計値実際値用い推計

(13)

13

予測力検証用回帰当度表確認 _{1 996} 度

200 8 ^度 ^{推計値} ^{実際値} ^{比較} ^{絶対誤差率} 0 .5^％ ^{超え} ^度 ^い

あ期間絶対誤差率均値 _0.40％表

2 009 ^度 ^{予測} ^{結果} ^{確認} ^{推計} 20 09 ^度 ^{大阪府} ^{実質} GD P

39.1 ^兆 ^{実際値} 3 8.8 ^兆 ^{絶対誤差率} 0.7 7^％ 1% ^満 ^{誤差}

い意味予測力高いいえう

表大阪府内実質 GDP 実際値と推計値予測力検証版

表大阪府内実質 GDP 伸び率実際値と推計値予測力検証版

表伸率確認 ₂ 節様伸率計算 ₂

ン示予測力検証用当伸率誤差確

認推計値 _A う _{1 99 6} 度 _{2 00 8} 度期間絶対誤差

均値 _0.61％一方推計値 _B う _{0 .3 8}％ ₁％大

回い点良好当いえ _{20 09} 度予測精度

検証伸率推計値 _A う _{3 .3 8}％実際値 _3.84％

絶対誤差 _{0.4 6}％推計値 _B や方 _{3 .09}％実際値絶対

誤差 _{0.7 5}％実際大阪府公表早期推計あ大阪府民経済計算成 _{2 1}

度早期推計大阪府総部統計課 _{20 09} 度大阪府実質 _GDP 生産側

伸率 _{5 .6 3}％予測成 ₂₁ 度大阪府民経済計算大阪府総部統

1 重重 6 度 1 重重 7 度 1 重重 8 度 1 重重重度「 0 0 0 度「 0 0 1 度「 0 0 「度実際値 40,746,600 39,651,073 39,496,435 39,288,721 39,381,056 38,948,894 39,065,905 推計値 _40,501,390 _40,039,780 _39,409,750 _39,175,540 _39,521,240 _38,988,440 _39,261,440

絶対誤差 245,210 388,707 86,685 113,181 140,184 39,546 195,535

絶対誤差率 _0.61% _0.97% _0.22% _0.29% _0.35% _0.10% _0.50%

「 0 0 」度「 0 0 『度「 0 0 』度「 0 0 6 度「 0 0 7 度「 0 0 8 度「 0 0 重度実際値 _39,337,546 _40,011,480 _40,515,042 _41,046,697 _41,671,379 _40,361,819 _38,812,159 推計値 39,133,460 39,755,400 40,611,100 41,104,140 41,537,430 40,483,560 39,114,510

絶対誤差 _204,086 _256,080 _96,058 _57,443 _133,949 _121,741 _302,351

絶対誤差率 _0.52% _0.64% _0.24% _0.14% _0.32% _0.30% _0.77%

注実際値成「1 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課大阪府実質，）５成1「連鎖価格推計値主成分分析 1重重6～「008 度推計算出大阪府実質，）５絶対誤差差絶対値位百万絶対誤差率絶対誤差実際値除％表示

1 重重 7 度 1 重重 8 度 1 重重重度「 0 0 0 度「 0 0 1 度「 0 0 「度「 0 0 」度

実際値 _-2.69% _-0.39% _-0.53% _0.24% _-1.10% _0.30% _0.70%

推計値 -1.14% -1.57% -0.59% 0.88% -1.35% 0.70% -0.33%

実際値絶対誤差 _1.55% _1.18% _0.07% _0.65% _0.25% _0.40% _1.02%

推計値 _-1.73% _-0.61% _-0.81% _0.59% _-1.00% _0.80% _0.17%

実際値絶対誤差 0.95% 0.22% 0.29% 0.36% 0.10% 0.50% 0.52%

「 0 0 『度「 0 0 』度「 0 0 6 度「 0 0 7 度「 0 0 8 度「 0 0 重度

実際値 _1.71% _1.26% _1.31% _1.52% _-3.14% _-3.84%

推計値 1.59% 2.15% 1.21% 1.05% -2.54% -3.38%

実際値絶対誤差 _0.12% _0.89% _0.10% _0.47% _0.61% _0.46%

推計値 _1.06% _1.50% _1.45% _1.20% _-2.85% _-3.09%

実際値絶対誤差 0.65% 0.24% 0.14% 0.33% 0.29% 0.75%

注実際値成「1 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課大阪府実質，）５伸率推計値主成分分析 1重重6～「008 度推計算出府実質，）５用い伸率推計推計値伸率計算い前度府実質，）５推計値実際値用い推計

(14)

14

計課確報値実際値 _{3.8 4}％絶対誤差 _{1.7 9}％稿予

測方法 _{20 09} 度後推計大阪府実際早期推計高い精度遉

成い明

おわに

速報性正確性両立課い県 _GDP 早期推計い稿主成

分分析援用改善方向示そ手法特徴主成分分析

仲一統計用い県 _{GD P} 直接的推計点あ実際大阪府経

済応用結果当尺度や予測力良好フマン

得

稿早期推計対象あ _{20 10} 度大阪府 _{GD P} 確報値 _{201 2} ₂

成 ₂₂ 度大阪府民経済計算大阪府総部統計課公表確報値そ以前府民経済計算確報値比算定基準異やマニュ自体大幅改

定稿推計値比較そ点考慮い

伸率₍実質成長率_{+ 1.6%)} 比較 _{0 .2}％誤差い頻

繁行わ県民経済計算推計方法改定ああ程度精度保

可能性示

後課 _{GD P} 構成要素図い _{GD P} 変動要因

知要方向全体 _{GD P} 個々構成要素別々推計

や構成要素自体推計主成分分析行う考え

稿度位行四半期早期推計応用考え度

位推計四半期一統計情報入率換算 _{GD P} 計算

示 _GDP 早期推計各府県マッ適用

広域経済₍例え西広域連合₎ _{G DP} 現状分析や政策対応資

(15)

15

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大阪府総部統計課 _{2 011a} 大阪府民経済計算₍ 成 ₂₁ 度早期推計₎ _{20 11} ₂ 公表

大阪府総部統計課 _{2 011b} 成 ₂₁ 度大阪府民経済計算 _{20 11} ₈ 公表大阪府総部統計課 _{2 013} 成 ₂₂ 度大阪府民経済計算 _{20 13} ₂ 公表大阪府立産業開発研究所 _{20 01} 大阪府 _{D I} _CI 作成い経済動

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(16)

16

＜付表＞

付表大阪府Ｉ一致指数採用系列度均値

付表主成分分析結果：固有値と固有ベクル百店売場

面積当売

輸入通

製造工業生産指数

生産財出荷指数

大口電力使用

効求人倍率

所定外労働時間指数 1 重重 6 度 183.7 5,302,739 125.7 120.2 46,944.6 0.6 101.9 1 重重 7 度 169.1 5,310,189 121.6 115.9 47,040.0 0.5 101.4 1 重重 8 度 161.6 4,705,494 110.3 106.3 44,944.6 0.4 91.6 1 重重重度 153.3 4,940,242 110.4 105.5 44,792.1 0.4 91.6

「 0 0 0 度 149.5 6,022,562 108.2 104.2 45,386.3 0.5 98.0

「 0 0 1 度 154.8 5,952,606 98.7 92.5 43,040.1 0.5 90.6

「 0 0 「度 151.3 6,070,771 95.6 93.3 43,079.2 0.5 93.1

「 0 0 」度 146.0 6,373,714 95.8 93.3 42,728.7 0.7 96.9

「 0 0 『度 140.5 7,293,612 99.6 98.0 43,845.0 0.9 101.6

「 0 0 』度 136.5 8,505,231 99.2 100.9 44,088.7 1.1 104.0

「 0 0 6 度 132.0 9,506,949 98.7 101.5 45,784.5 1.3 114.4

「 0 0 7 度 133.3 10,104,391 98.9 101.9 46,825.1 1.2 115.5

「 0 0 8 度 120.6 9,513,179 89.8 92.7 45,060.5 0.8 106.7

「 0 0 重度 110.7 7,658,144 79.1 80.5 42,868.5 0.5 88.4

「 0 1 0 度 104.6 9,009,493 84.1 85.3 47,380.4 0.6 100.9

「 0 1 1 度 99.5 10,239,588 83.3 84.8 46,743.8 0.7 102.7 位

百万千㎡

百万「 0 0 』 = 1 0 0 「 0 0 』 = 1 0 0 百万 K てし ― 「 0 0 』 = 1 0 0

主成分固値割合累積

主成分 1 _3.6500 _0.5214 _0.5214 主成分「 _2.5103 _0.3586 _0.8800 主成分」 _0.7662 _0.1095 _0.9895 主成分『 _0.4122 _0.0059 _0.9954 主成分』 _0.0162 _0.0023 _0.9977 主成分 6 _0.0125 _0.0018 _0.9995 主成分 7 _0.0036 _0.0005 _1.0000

変数主成分主成分主成分主成分主成分主成分主成分

百店売場面積当売 0.4907 0.1369 0.2593 0.6985 0.3337 0.2205 -0.1593 輸入通 -0.4958 0.1905 -0.0197 0.0788 0.7698 -0.3263 0.1107 製造工業生産指数 0.4573 0.3040 0.0167 -0.2152 0.0855 -0.0983 0.7968 生産財出荷指数 0.3979 0.4032 0.0521 -0.4625 0.1383 -0.3502 -0.5663 大口電力使用 -0.0315 0.4553 -0.7863 0.0709 0.0210 0.4033 -0.0725 効求人倍率 -0.2935 0.4243 0.5431 -0.2722 0.0043 0.6039 -0.0042 所定外労働時間指数 -0.2424 0.5501 0.1268 0.4080 -0.5189 -0.4304 0.0393

(17)

17 付表主成分分析結果：主成分値

主成分主成分主成分主成分主成分主成分主成分

1 重重 6 度 3.1288 1.9913 -0.4363 0.1420 0.1804 -0.0003 -0.0306 1 重重 7 度 2.5686 1.5805 -0.7539 -0.0308 -0.0732 -0.0002 0.0314 1 重重 8 度 _2.3411 _-0.6785 _-0.3937 _-0.0910 _-0.0118 _0.0447 _-0.0937 1 重重重度 2.0609 -0.7421 -0.3731 -0.3346 -0.0435 -0.0303 0.0263

「 0 0 0 度 1.2540 0.0322 -0.3944 -0.0685 -0.1135 -0.1469 0.0526

「 0 0 1 度 _0.9146 _-1.8124 _0.5523 _0.2910 _0.1750 _0.1321 _0.1108

「 0 0 「度 0.6511 -1.6764 0.5385 0.3339 -0.0006 -0.0425 -0.0816

「 0 0 」度 0.1651 -1.2274 1.0695 0.1808 -0.2017 -0.0272 0.0216

「 0 0 『度 _-0.2691 _0.0538 _0.9785 _-0.1275 _-0.1228 _0.0646 _0.0662

「 0 0 』度 -0.8246 0.7400 1.1882 -0.3521 0.1848 0.0341 -0.0116

「 0 0 6 度 -1.7299 2.3182 0.8668 -0.0446 -0.1374 0.0867 -0.0142

「 0 0 7 度 _-1.8245 _2.6746 _0.2798 _0.1546 _0.0686 _0.0588 _-0.0401

「 0 0 8 度 -1.9329 0.3564 0.1178 0.1037 0.0212 -0.3076 -0.0224

「 0 0 重度 -1.5015 -3.0315 -0.0118 -0.2379 0.0793 0.0254 -0.0709

「 0 1 0 度 _-2.1829 _-0.3783 _-1.8602 _0.0980 _-0.1414 _0.1688 _-0.0297

「 0 1 1 度 -2.8189 -0.2004 -1.3681 -0.0169 0.1366 -0.0601 0.0858

速報性と正確性が両立する県内GDP早期推計の開発

APIR Discussion Paper Series No.33

2013/4

速報性と正確性が両立 県内Ｇ Ｐ 期推計 開発

小川 亮

大阪市立大学経済学部専任講師

稲 義久

一般財団法人 太 洋研究所 研究統括

大学経済学部教授

速 報 性 と 正 確 性 が 両 立 県 内 Ｇ Ｐ 期 推 計 開 発

小 川 亮

大 阪 市 立 大 学 経 済 学 部 専 任 講 師

稲 義 久

一 般 財 団 法 人 太 洋 研 究 所 研 究 統 括

大 学 経 済 学 部 教 授

要

目 次

め に

主 成 分 分 析 モ ル に よ 県 内 Ｇ Ｐ 期 推 計

予 測 力 検 証

お わ に

＜ 参 考 文 献 ＞

＜ 付 表 ＞

速報性と正確性が両立県内ＧＰ期推計開発

小川亮

稲義久

一般財団法人太洋研究所研究統括

速報性と正確性が両立県内ＧＰ期推計開発

小川亮

大阪市立大学経済学部専任講師

稲義久

一般財団法人太洋研究所研究統括

大学経済学部教授

目次

めに

主成分分析モルによ県内ＧＰ期推計

予測力検証

おわに

＜参考文献＞

＜付表＞