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レポート 2011年度情報科教育法(Ⅱ)

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Academic year: 2018

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今まで受けてきた教科「情報」の授業

情 10-44 今若千晶  教科書を読んでいて感じたのだが、私が今まで受けてきた「情報」の授業は、教科書で言うと ころの「ICT 教育」であったと思う。

 私の高校では、情報の授業は「情報」という名前ではなく、「探求基礎」という名前だった。 1,2 年の間に履修した授業だったのだが、パソコンの操作方法を教わったのは 1 学期のほんのわ ずかな期間で、その後は習った技術を使って、自分の興味のあるテーマについて調べ発表をする。 という授業だった。

 そのため私は高校に在学中、情報という教科の存在すら知らず、なんの疑問もなく「探究基 礎」の授業を受けていたのだが、今思い起こせば不思議な状況だったと思う。パソコンを使って の Microsoft や PowerPoint の操作方法の授業は 3,4 回しか受けていないにもかかわらず、それ らの単位はすべて情報科の単位として集計されていた。しかし、そんな授業は情報科の学習では ないと言われると、私はそんなことはないと思う。

 教科書にも述べられていたが、これからは「知識をため込む教育」から、「知識を活用する教 育」へと変わっていくべき時代である。立派なパソコンの知識を持ち、情報化社会の危険性につ いての十分な知識も持ち合わせていたとしても、それを活用する機会がなければ、その知識はど んどんと薄れて、やがて生徒にとって現実味のないツールとなってしまう。習った知識が薄れな いうちに活用し、技術として定着させることが大切であると思う。

 実際に私も高校時代に授業で初めて PowerPoint を習ったが、初回の授業では先生に言われる まま操作しただけで、本質的な使用方法などは何一つ理解できなかった。しかし、次の授業では 自分たちの興味のあるアジアの国について PowerPoint を作成し、グループごとに発表をすると いう課題が出され、その時になって初めて、PowerPoint の実践的な使い方を知ることができた ように思う。

 確かに実習の時間を多く取れば、ある程度知識の定着をはかることができると思う。しかし、 ただ単に教員の指示通り文章や文字を打ち込むだけでは、その機器を扱う方法を、実感を伴って 身につけることはできない。自分で試行錯誤し、わからないことも自分から教員に質問しながら、 能動的に取り組むことで得られる知識こそ、生徒にとってのしっかりと身に付いた技術になりえ ると思う。

 私の高校の情報教育でよかったと思う点はそこにある。生徒は発表をするうえで、教員から テーマについての指定は出されるが、それ以外はなんの指示も受けない。パワーポイントのスラ イド数や、文字の色や大きさ、アニメーションの有る無しまで、全て生徒自身がグループで話し 合って決めることができたのである。授業から一週間もたてば大体の生徒はアニメーションの操 作方法などは忘れているが、自分で画面上を操作し、わからないことは教員に聞きながら、それ ぞれのグループがオリジナルの発表を作り上げていった。

そうした生徒の主体的な学びを引き出すための環境が、教育には必要であると思う。国語や数 学などの科目の教育では、どうしても教科書にある知識を教えることで学校は手一杯になってし まう。しかし情報は違う。「情報」という言葉の捉え方は自由である。情報化社会を生き抜くた めの手段として、情報に関する知識や技能を教える授業ももちろん必要だと思うが、真に必要な 情報科の教育とは、その技術をどう扱っていくかを教え、学んだ知識を生徒たちが実際に使うこ とができるようにすることであると思った。

参照

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