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16d0176 1 【損害保険ジャパン日本興亜】格上げ:AA/ポジティブ→AA+/安定的,据置:J1+ 【セゾン自動車火災保険】格上げ:A/ポジティブ→AA/安定的

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16- D- 0176 201 6 年 6 月 2 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

損害保険ジャ

パン

日本興亜株式会社

(証券コード:−)

【変更】

長期発行体格付 AA → AA+ 格付の見通し ポジティブ → 安定的 保険金支払能力格付 AA → AA+ 格付の見通し ポジティブ → 安定的 【据置】

国内CP格付 J−1+

自動車火災保険株式会社

(証券コード:−)

【変更】

長期発行体格付 A → AA− 格付の見通し ポジティブ → 安定的 保険金支払能力格付 A → AA− 格付の見通し ポジティブ → 安定的 ■ 格付事由

(1) 損害保険ジャパン日本興亜(損保ジャパン日本興亜)は、国内大手損保グループ、損保ジャパン日本興亜 グループの中核会社。旧損害保険ジャパンと旧日本興亜損害保険が 14 年に合併して発足した。セゾン自 動車火災保険(セゾン自動車)は、グループの国内損保事業における自動車保険のダイレクト通販事業を 担う。グループは 2 社のほか、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険(ひまわり生命)、そんぽ 24 損害 保険などを擁する。グループ連結の総資産は約10 兆円、保険料収入は約2.5 兆円。14 年 5 月に英キャノ ピアス社(現 SOMPO キャノピアス)を子会社化するなど、海外保険事業の利益拡大を目指している。 (2) グループの中核である損保ジャパン日本興亜の格付は、財務内容などを踏まえた単体の評価にグループ全

体の信用力を織り込んでいる。グループの信用力は、国内損保事業における堅固な事業基盤、国内生保事 業、海外保険事業との分散を通じたグループの収益力、財務の健全性などを反映している。J C R では、格 付の見通しを「ポジティブ」とし、自動車保険にかかる料率改定や合併による事業効率化などを背景とし た国内損保事業の収支構造の改善状況、海外保険事業の利益貢献に加え、グループのリスクガバナンス態 勢の整備状況などに注目してきた。旧損害保険ジャパンと旧日本興亜損害保険の合併シナジーの実現や効 率化の進展などが収益性の改善要因となっている。また、リスク・リターンの観点から政策株式にかかる 価格変動リスクの削減も進めており、自己資本の充実度も改善基調で推移していることなどを踏まえ、損 保ジャパン日本興亜の格付を 1 ノッチ引き上げた。

(3) セゾン自動車の格付は、財務内容などを踏まえた単体の評価に加え、グループにおける位置付けなどを踏 まえた支援の可能性を勘案し、グループ信用力を織り込んでいる。経営管理体制の見直しなどを通じてグ ループにおけるセゾン自動車の戦略的な位置付けがより明確になったことなどを踏まえ、J C R はグループ 信用力をさらに強く織り込むことが妥当と判断した。セゾン自動車の格付につき、損保ジャパン日本興亜 に連動した 1 ノッチの引き上げに加え、さらに 1 ノッチ引き上げた。

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年度に介護事業者を複数買収するなど、同事業への取り組みを強化しているが、当面、グループ利益への 貢献度は小さく、損保事業との親和性や事業リスクなどを踏まえて、中長期的な視点から動向を見守って いきたい。

(5) 国内損保事業では、損保ジャパン日本興亜が国内市場で確固たる地位を築いている。正味収入保険料の 5 割弱を占める自動車保険について、料率引き上げ効果の浸透や事故件数の減少などが寄与して損害率は低 下傾向にあり、コンバインド・レシオは 90%台前半と良好な水準にある。一方で、火災保険については、 足元では自然災害にかかる発生保険金が増加しており、引き続き収支構造の改善の余地があると J C R は みている。テールイベントも視野に入れたリスク・リターンを踏まえた上で、国内損保事業の商品・価格 改定、事業効率化などの成果が継続的に実現されていくのか注目していく。

(6) グループの国内生保事業は、ひまわり生命が担っている。損保代理店を活用したクロスセールスを強化し ており、保有契約は保障性商品を中心に着実に増加している。また、医療保険など新商品の販売も好調に 推移している。経済価値ベースの企業価値を示す MC E V において、新契約価値などの営業活動の成果に 伴 う MC E V の 増 加 額 が安定 的 に 積み 上げ ら れて い る。 資 産 運用 では 、 保険 契 約の 負 債 特性 に合 わ せた A L M 運用を進めているが、マイナス金利による中長期的な影響については、資産運用や商品戦略の動向 などに注目していく。

(7) 海外保険事業について、グループ全体に占める海外保険事業の収入保険料や当期純利益の規模は 1 割程度 とまだ小さいが、SOMPO キャノピアスが 15年度から本格的に利益貢献している。グループは、SOMPO キャノピアスのノウハウをE RM の高度化やグループの受再ビジネスなどに活用している。また、15 年に は、フランスの再保険会社、スコール社の持分法適用関連会社化を進めてきたが、経済合理性の観点から 見合わせた。海外保険事業への投資は、一定の規律のもと慎重に運営されているとみられる。

(8) セゾン自動車は、セゾンカード会員チャネルの維持に加え、ダイレクト通販事業に経営資源を集中投下し ており、通販自動車保険の取り扱いを拡大してきた。セゾン自動車は議決権の 99.5%を損保ジャパン日本 興亜が保有しており、損保ジャパン日本興亜グループから資本増強などの財務支援をはじめ、人材、シス テム、営業などさまざまな側面から有形無形のサポートを受けている。事業オーナー制の導入などにより、 グループの国内損保事業におけるセゾン自動車の戦略的な位置付けがより明確になったと J C R はみてい る。グループは、ダイレクト市場における事業モデル強化のため、新たなサービス展開やその認知度の向 上に取り組む方針であり、グループにおけるセゾン自動車の重要性、過去の支援実績などを踏まえれば、 必要な支援を実施する可能性が高い。

(9) グ ル ー プ は 、 16 年 度 か ら 新 た に 中 期 経 営 計 画 を ス タ ー ト さ せ て お り 、 リ ス ク 選 好 原 則 を 踏 ま え て 、 資 本・リスク・リターンのバランスを適切にコントロールすることで、グループの企業価値の最大化を目指 している。グループ全体でリスク・リターンへの意識が徐々に高まるなど、E RM(戦略的リスク経営)が 段階的に浸透している。経済価値ベースの健全性を示す内部ソルベンシー比率について、グループの保有 リスクで構成比の大きい国内自然災害、政策株式にかかる価格変動リスクなどにおけるシナリオテストを 踏まえても十分な水準を維持している。今後の政策株式の売却の進捗、リスク分散による利益の安定化な どの観点を引き続き注目していく。海外保険事業を強化していくなか、グローバルかつグループ一体的な E RM の整備がより重要性を増している。J C R は E RM の態勢整備と活用状況にも注目していく。

(担当)水口 啓子・宮尾 知浩 ■ 格付対象

発行体:損害保険ジャパン日本興亜株式会社 【変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA+ 安定的

保険金支払能力 AA+ 安定的

【据置】

対象 発行限度額 格付

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http://www.jcr.co.jp

発行体:セゾン自動車火災保険株式会社 【変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA- 安定的

保険金支払能力 AA- 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 5 月 31 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三 主任格付アナリスト:水口 啓子

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類 と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、 「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「損害保険」(2013 年 7 月 1 日)、「保険持株会社および傘 下子会社の格付け」(2005 年 5 月 31 日)、「親子関係にある子会社の格付け」(2007 年 12 月 14 日)として掲載して いる。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 セゾン自動車火災保険株式会社 6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。 本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。 7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明 8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php)

に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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