証券コード：6836
第 25 期
報告書
平成28年 月1日から 平成29年３月31日まで
株 主 の 皆 様 へ
T o O u r S h a r e h o l d e r s株主ならびに投資家の皆様におかれましては、格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 第25期（平成28年4月1日～平成29年3月31日）の事業の概況につきましてご報告申し上げます。
当事業年度におけるわが国の経済は、企業収益が改善し設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で 推移しました。先行きについては、海外経済を巡る不確実性は依然として高く、国内景気を下押しするリスクが存在します。 国内企業のIT投資については、全体では安定した状況を維持している中で、社会に大きな変革をもたらすと期待されるIoT
（Internet of Things：モノのインターネット）市場は、企業や公共部門が研究や投資を急速に拡大しているものの、多くは企画と 実証実験の段階にあり、その現実化は市場予測に比べ遅れている現状にあります。しかし今後は進取企業におけるIoT事業の成功 事例が出るにつれて、IoT市場は順調に拡大していくものと見込まれます。
このような状況のもとで、当社はマイクロサーバー事業に経営資源を集中する方針を継続し、IoT市場に向けた取り組みを強化 してまいりました。これにより、マイクロサーバーに通信用途での大口出荷があったのをはじめ、IoTファミリの出荷がIoT実証実 験のための引き合いの増加を受けて前年同期に比べ増加し、全体の売上高は大幅に増加しました。販売費及び一般管理費は、人員 の増員や開発投資を積極的に行い、前年同期に比べ増加しました。
この結果、当事業年度の業績は次のとおりとなりました。
株主ならびに投資家の皆様におかれましては、何卒ご理解とより一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 自ン
ビ その他
ン
543 48.0% 438
38.7% 151 13.3%
売上高 比
（ ）売上高
（ ）0 500 1,000 1,500
25期 24期
23期
476 593 363
540 540 698
1,133 1,017
1,062 その他
営業利益
△ 232
百万円前年同期 △231百万円
経常利益
△ 218
百万円前年同期 △230百万円
当期純利益
△ 227
百万円前年同期 △239百万円
売上高
1,133
百万円前年同期比 11.5%UP
代表取締役社長
平成29年6月
トップ メッセ ー ジ
T o p M e s s a g eトピック ス
T o p i c s真の顧客ニーズにフォーカスし、収益の拡大を図る
当社では2014年度をIoT元年として3年間IoT市場に向けて、集中的に開発及びマーケティング投資を行ってまいりました。開発 した製品はOpenBlocks（オープンブロックス） IoTファミリで、IoTシステムを構築するのに不可欠なゲートウェイ機能を持つエッ ジ・コンピューティングサーバーです。製品開発にあたっては、ハードウェアだけではなくOSやミドルウェア、運用を含めたサー ビスにも力を入れています。現在、IoTの市場は黎明期のため、お客様の本番運用に向けた様々な課題があり、当社はそのお客様 の課題に焦点をあて、真にお客様の実現したいことを、当社の技術力と製品で実現する活動に注力しています。
IoTにおいては様々な産業分野でその需要が発生しているため、業界やお客様の用途に応じ、適切な機器やセンサーが必要とな ります。当社ではIoTセンサー・デバイスパートナープログラムという新しいパートナー制度を設け、IoTシステムの先端において データを感知し収集するセンサーのメーカーをパートナー企業に迎え、お客様の専門的なご要望に応えられる仕組みをつくりまし た。
また、従来から力を入れていた、大手クラウド事業者や半導体素子メーカー、各通信事業者との連携も順調に拡大しております。 こうした製品エコシステムの拡充施策により、現在、当社は主力製品であるIoTゲートウェイにおいて、他社の追随を許さない地 位を確立しつつあります。
IoT市場は、現在の実証実験段階を越えて今後本格的な拡大期に入ると見ており、当社は、自社の強みを活かし、お客様の真のニー ズにフォーカスすることにより、力強く事業を潮流に乗せ、収益を上げ、企業価値を高め、株主の皆様のご期待に応えてまいります。
サービス収益強化の取り組み ～SaaS型サービスの提供を開始～
AirManage（エアマネージ） for IoTはIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT ファミリ」の統合遠隔管理サービスです。
OpenBlocks IoT ファミリの管理者が遠隔地からセキュアに設定・監視・メンテナンスを実施することができ、多拠点展開された IoTシステムの維持・管理コストを大幅に削減することが可能です。
IoTとは
IoT（Internet of Things：モノのインターネット）とは、様々なモノ がインターネットで接続され、自律的かつリアルタイムに情報を送受 信し相互に制御するシステムです。 IoTは、人工知能・Fintech・自
動運転などの技術とも密接に関連し、産業、生活に革新をもたらします。
IoT
人 夤能ビッデー
動 ロ ット
遠隔監視
リモートWEB UIアクセス
リモートアップデート AirManage for IoT
複数拠点に設置されたOpenBlocks IoT ファミリ サービスイメージ
複数のIoTゲートウェイを
リモートで一括管理
財 務 諸 表
F i n a n c i a l S t a t e m e n t s（単位：千円）
貸借対照表 損益計算書
（単位：千円）（単位：千円）
キャッシュ・フロー計算書
■ 発行可能株式総数 ������������� 3,600,000株
■ 発行済株式の総数 ������������� 1,358,800株
■ 株主数 �������������������� 1,177名
■ 大株主
■ 所有者別分布状況
金
金 引業 18 61,821株 4 9 その他の法人 14 12,700株 1 0
人 その他 1,123 1,074,349株 84 7 外 法人 21 119,300株 9 4
※ 自己株式は、上記の所有者別分布状況から除外しております。
株 式 の 状 況
（平成29年3月31日現在） S t o c k I n f o r m a t i o n株主名 持株数 持株比率
鈴木 友康 299,000株 23.6％
本多 基記 85,400株 6.7％
本多 貴美子 83,000株 6.5％
MSCO CUSTOMER SECURITIES 50,900株 4.0％
村口 和孝 50,000株 3.9％
橋本 文男 35,000株 2.8％
INTERACTIVE BROKERS LLC 24,000株 1.9％
松井証券株式会社 21,600株 1.7％
菅谷 常三郎 12,900株 1.0％
山口 修一 12,500株 1.0％
（注） １．当社は、自己株式90,630株を保有しておりますが、上記大株主からは除外しております。 ２．持株比率は自己株式90,630株を控除して計算しております。
前事業年度 当事業年度
平成28年3月31日 平成29年3月31日
（資産の部）
流 動 資 産 1,427,814 1,219,238 現 金 及 び 預 金 954,997 643,433
売 掛 金 160,325 137,660
た な 卸 資 産 291,312 342,994
そ の 他 21,178 95,149
固 定 資 産 60,779 65,063
投 資 そ の 他 の 資 産 60,779 65,063 資 産 合 計 1,488,594 1,284,301
（負債の部）
流 動 負 債 259,279 270,876
買 掛 金 119,149 115,879
賞 与 引 当 金 19,267 21,122
そ の 他 120,862 133,873
固 定 負 債 31,427 32,626
負 債 合 計 290,706 303,503
（純資産の部）
株 主 資 本 1,197,609 970,559
資 本 金 2,019,628 1,197,609
資 本 剰 余 金 158,329 158,361
利 益 剰 余 金 △ 821,987 △ 227,049 自 己 株 式 △ 158,361 △ 158,361
評 価 ・ 換 算 差 額 等 278 406
新 株 予 約 権 — 9,832
純 資 産 合 計 1,197,887 980,798 負 債 純 資 産 合 計 1,488,594 1,284,301
前事業年度 当事業年度
自 平成27年 4 月 1 日
至 平成28年 3 月31日 自 平成28年 4 月 1 日 至 平成29年 3 月31日
営 業 活 動 に よ る
キ ャ ッ シ ュ・ フ ロ ー △ 278,335 △ 315,233 投 資 活 動 に よ る
キ ャ ッ シ ュ・ フ ロ ー 34,569 3,742 現金及び現金同等物に係る
換 算 差 額 △ 1,132 △ 72
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の
増 減 額（ △ は 減 少 ） △ 244,898 △ 311,564 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の
期 首 残 高 1,199,896 954,997
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の
期 末 残 高 954,997 643,433
前事業年度 当事業年度
自 平成27年 4 月 1 日
至 平成28年 3 月31日 自 平成28年 4 月 1 日 至 平成29年 3 月31日
売 上 高 1,017,105 1,133,986
売 上 原 価 681,927 744,985
売 上 総 利 益 335,177 389,001
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 566,806 621,589
営 業 損 失 231,629 232,588
営 業 外 収 益 1,664 14,573
営 業 外 費 用 661 —
経 常 損 失 230,626 218,015
特 別 損 失 5,190 5,234
税 引 前 当 期 純 損 失 235,816 223,249
法人税、住民税及び事業税 3,800 3,800
当 期 純 損 失 239,616 227,049
※ 財務諸表の数値は、千円未満切捨で表示しております。
株 主 メ モ
S h a r e h o l d e r I n f o r m a t i o n会 社 概 要
C o m p a n y P r o fi l e〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3
日本ビルディング九段別館3F（受付）
TEL：03-3221-3200 FAX：03-3221-3733
ルデ ン ン 用
ホームページのご案内
http://www.plathome.co.jp/
ホームページでは、当社の最新のニュースや製品 情報、株主・投資家情報を随時更新しております。 ぜひご覧ください。
事 業 年 度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定 時 株 主 総 会 毎年6月
同 基 準 日 3月31日 単 元 株 式 数 100株
株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行株式会社 特別口座の口座管理機関
同 連 絡 先 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号 TEL 0120−232−711（通話料無料） 公 告 方 法 電子公告 http://www.plathome.co.jp/ ただし、事故その他やむを得ない事由に よって電子公告による公告をすることが できない場合は、日本経済新聞に掲載し て行います。
（ご注意）
１． 株主様の住所変更、単元未満株式の買取請求、その他各 種お手続きにつきましては、口座を開設されている証券 会社等にお問合せください。
２． 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつき ましては、左記特別口座の口座管理機関（三菱ＵＦＪ信 託銀行）にお問合せください。なお、三菱ＵＦＪ信託銀 行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
３． 株主名簿管理人及び特別口座の口座管理機関の事務拠点 の移転に伴い、平成29年8月14日以降の連絡先は以下と なります。
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 東京都府中市日鋼町1−1
TEL 0120−232−711（通話料無料） 郵送先 〒137-8081 新東京郵便局私書箱29号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部 商 号 ぷらっとホーム株式会社
所 在 地 東京都千代田区九段北4−1−3 日本ビルディング九段別館 3F/4F TEL：03−3221−3200
設 立 平成5年3月23日 資 本 金 11億9,760万円 従 業 員 数 43名
事 業 内 容 コンピュータ及び周辺機器の開発・製造・販売及びサービス等
役員（平成29年6月29日現在）
代表取締役社長 鈴 木 友 康
取締役 竹 内 敬 呂
取締役 本 多 基 記
社外取締役 村 口 和 孝
社外取締役 菅 谷 常 三 郎
常勤監査役 風 見 節 夫
社外監査役 松 山 昌 司
社外監査役 丸 山 登
（平成29年3月31日現在）
