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Sankakai report 121218

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Academic year: 2018

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三火会報告 12月例会

会場:インターコンチネンタル ホテル、オーシャンテラス

(今回に限り、夕食会として開催した) 話題提供者:林しん治(S40理、S45理博) 演題: アマモ場再生10年

要旨: 2000年頃から横浜に住むダイバー達が始めたアマモ場再生活動は、2003年に「金沢八 景ー東京湾アマモ場再生会議」(以下、再生会議)という協働組織に発展して、多くのセクター の協力で進められるようになった。数年の内にアマモ場再生は成功し、数十年ぶりにアオリイカ などが戻ってきた。それに伴って、多目的利用施設としての海の公園では、アマモの繁茂が障害 であるとの声も出てきて、関係者間の合意形成が必要となった。10年近く同じような活動を続け ることによって少しずつ社会に浸透し、活動に参加する個人や組織が拡がってきた。2011年から は瀬戸神社や富岡八幡宮のアマモ神事の復活や維持に協力することが始まった。地域の文化の振 興に協力することになる。活動の中で、アマモンのゆるキャラが生まれ、アマモンサンバが作ら れ、それがマスゲームや器楽合奏に編曲されたりしている。また、海の学習会、地域の小学校へ の出前授業なども行っている。2008年には横浜で第1回の全国アマモサミットを開催し、以後毎 年全国各地で開催されている。活動の詳細は、再生会議のホームページを参照して下さい。  林の話題提供に引き続いて、参加者間で議論があった。 ①横浜港でワカメの養殖を行ってい るとの新聞記事があったが、これは産業として可能であるのか。回答:漁業権の問題があり、横 浜港内でのワカメ作りは漁業としては認められない。「夢ワカメ」の活動は海の浄化を一般の人 達に知って貰う、啓発活動の一環として行ってきた。産業としてのワカメ養殖は全国各地で行わ れている。 ②ボランティア活動とはいえ、財源が必要。アマモ場再生活動はどの程度の経費が かかっているのか、またその財源は? 回答:再生会議発足(2003年)から3年間は、横浜市の 市民協働のまちづくりの一環として、公募に応募して年間100万円の支援を貰ったことが役立っ た。その後は賞金、助成金への応募、ライオンズクラブなどからの寄付を財源として進めてき た。港湾整備や漁業振興に関するハードウェアは、別の組織が公的資金で進められるが、再生会 議の活動はソフトウェアの部分を受けもつので、資金的にはそれほど高額は必要としない。ま た、参加者は一般に手弁当だ。 ③里山・里海に関連して、海の幸・山の幸を享受することは大 切と思うが、現実問題として農地や山林など、陸地への配慮や活動はそれなりにあるようだが、 海への配慮は少ないように思う。 ④人は自然に依拠して生活しているが、自然から収奪するの みで、継続的に維持していくという姿勢が少ないように思う。埋立など工業化の推進が多くの自 然を壊してきたことは明らかで、今後は発想の転換が必要に思う。 ⑤農業に対する施策に比較 して、水産業に対する施策が極めて劣っているように思う。漁業の育成が必要だ。 ⑥栽培漁業 と養殖漁業とは異なる。栽培漁業を維持していくためには、自然に放流した魚たちが生き続け、 子孫を残せるような環境を整備して行かなければならない。 ⑦漁業者は今までいろいろ工夫し て資源の維持にために努力してきた(東京湾のアナゴ、サクラエビ、カニ漁などにその例があ る)ことは確かだが、その一方、依然として自然から収奪するのみの漁業を行っているケースも ある。関係者間の合意形成が必要だが、その仲介役となるのは行政であろう。(添付資料参照)

参照

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